G
「だ、大丈夫ですかヘイドレクさんっ!」
苦しみあがく尾崎の肩を掴み、必死に宥めようとする詩織。
暴れる尾崎の体を抑えよと必死になる詩織。
しかし瞬間、ついに耐えられなくなった制服の釦が弾け跳んだ。
「うあっ、うぎゃあっ!」
尾崎の目の前で、詩織の完璧な美乳がその正体を現した。
丸みを帯びた見事な乳房はその反動で大きく弾む。
涙ぐんで曇る尾崎の視界の中でもはっきりわかるほど鮮やかなピンク色の乳頭が、可愛らしく”ぷるんっ”と揺れた。
尾崎のペニスはその瞬間、爆発するように勃起し、肉茎の傷口の一部が耐えられずに裂けた。
その鋭い痛みは、同時に尾崎のリビドーを解放する引き金となった。
尾崎は病院中に響き渡るような絶叫を上げた。
同時に尾崎のペニスが射精する。
そのまま傷口から大量に流血しながら萎縮してゆく。
しかし、そのときは既に尾崎の意識は無かった。
再手術の結果。完治には三ヶ月かかると告げられた。
三ヶ月後、尾崎のペニスは何とか回復する。
しかしその歪なペニスは見城や須藤に嘲笑われることになった。
尾崎豊、17の夜。(了)
『尾崎豊物語外伝 祈り、そして煉獄・編』
@
刑法39条2項により刑の減免が認められ、執行猶予となった尾崎豊。
拘置所から出た彼の向かった先は、山梨県上九一色村の某カルト教団のサティアンだった。
全財産を教団へお布施として差し出す書面に署名を強要される。
レコードや出版物から得られる著作権料その他の権利も全て、教団にお布施として供出した尾崎。
「これで俗世から離れ、神との対話の日々を送れるぞ!」
尾崎は嬉々満面だった。彼の財産や権利を教団の法務担当が海外口座に送金手続きをしている前で尾崎は笑った。
その笑顔は、狂気に満ちていた。躁的爽快、といえばよいのであろうか、絶望を通り越した先に、彼は何を見たのだろう?
尾崎は拘束衣を着せられ、頭に電極を差し込まれた。
そのまま広さ二畳ほどの狭苦しい部屋に投げ込まれ、テープに録音されたマントラを一日中聞かせられた。
「修行するぞ!修行するぞ!修行するぞ!」
周囲にいるカルト教団の信者達はそう叫びながら、尾崎の周りでピョンピョン跳ね回って踊り狂っていた。
■
「おい尾崎豊。貴様はかつて迷える青少年たちのカリスマとして崇められてたそうだな」
修行に興じる尾崎に、ある教団幹部の男が声を掛けた。
「はい、僕はかつて青春アーチストとしてソニーレコードと契約し、若者を喚起させる歌を歌っていました」
尾崎は嬉しそうに答えた。かつての自分を認めてもらえた、そう思ったからだ。
「バカモノッ!」
突然、尾崎は角材で殴り飛ばされた。壁際に吹き飛ばされ、床に倒れる尾崎。切れた額からは血が流れ、頬を伝う。
A
(な、なんで僕は殴られるの?)
尾崎は床に突っ伏したまま怯えた。
すると教団幹部の男は、尾崎を睨みつけながら叫んだ。
「貴様はカルマに穢れてるんだ尾崎。貴様はそのくだらない音楽活動で本当の自分を見出したのか、あっ?」
その幹部は尾崎の胸倉を掴み、口角泡飛ばしながらにじり寄った。
「ひいいっ!」
尾崎は悲鳴を上げた。しかし何故だろう、尾崎の股間は勃起している。
これも修行の一環なんだ、そう思うと尾崎は、今殴られた傷の痛みすら、愛おしく思える。
気づくと尾崎の周りには、屈強な教団親衛隊の信者たちが取り囲み、倒れてすすり泣く尾崎を見下ろし嘲笑っていた。
狭苦しい修行部屋は、むさ苦しい大男たちの荒ぶる息吹で満ち、それが尾崎をさらに昂ぶらせる。
「グルが直々に貴様のカルマを落としてやると仰っている。…こい、このクズ野郎!」
幹部の男がそう言うと、周囲にいた親衛隊信者が尾崎の脇を抱え、引きずり上げた。
怯えて強張る尾崎を強引に抱え、狭い修行部屋から引きずり出すように尾崎を連れ出す。
■
「…君が尾崎豊くんか?」
薄暗い謁見の間の床に放り出された尾崎は、いきなり高座から声を掛けられた。
尾崎は声のした方を向く…すると同時に、高座に照明のスポットライトが照らされた。
そこには、あの教祖がいた。
無駄に太った巨体、無意味に伸ばした長髪と髭…両脇には巨大な乳房をぶら下げた美女二人を侍らせている。
その美女たちの乳房を揉み、股間をまさぐりながらにやける男…そう、それこそが教団のグルだ。
B
「貴様の話は聞いている…今まで教団に多くのファンを送り込んでくれたことには感謝してるんだぞよ」
グルはそういうと、ゲラゲラと高笑いした。すると謁見の間に集った教団幹部の連中が、追従して笑って見せた。
「…は、はははっ!」
尾崎も無理矢理、苦笑いした。しかしその笑顔は引きつり、不自然に強張る。
そんな尾崎を、グルは興味深そうに見下ろす。
威圧感のある目…世間知らずの青少年なら、簡単に騙せそうな胡散臭い目付きだ。
尾崎は竦んだ…しかし何故だろう、尾崎の股間は勃起を開始している。
「なあ尾崎よ、この世の中は穢れ、汚れきっている。だから我らと共に世の中に鉄槌を加えようじゃないか!」
グルはそう叫ぶと、スクッと立ち上がった。
それにあわせて立ち上がった美女二人は、素早くグルの法衣を脱がせる。
「おおっ!」
裸体になったグルの姿を見て、集っていた教団幹部たちが一斉に声を上げた。
同時にみんなが声を揃え、不動明王呪術のマントラを唱え始める。
中には法衣を脱ぎ去り、珍妙な躍りを踊りだすものもいた。
(な、何が起こるの?)
不安で周囲をキョロキョロと見回す尾崎。そんな尾崎にゆっくりと歩み寄るグル。
その股間にぶら下げたペニスはすでに勃起し、尾崎の目の前に突き出された。
無意味に太いペニスが、尾崎の鼻先で痙攣する。尾崎はそれを凝視し、生唾をゴクリの飲み込んだ。
「これから尾崎君にイニシエーションを施す!皆のもの、こちらを注目!」
グルは叫んだ。すると踊り狂っていた信者達は一斉に静まり、全員素早く正座して祈りのポーズを取る。
(な、なにがおこるの?)
尾崎は恐怖した。すると大男は尾崎を強引に四つん這いにさせると、勃起したペニスを強引に肛門にねじ込んだ。
…尾崎は神を感じた。
C
サティアンで修行に励む尾崎豊。
ここでは色んな仲間達との出会いが待っていた。
頭に電極差し込んだ解離性人格障害の正晴君。
左腕前腕がケロイド状になるまでリストカットを繰り返したゴスロリ趣味でデブの香住ちゃん。
覚醒剤中毒になって時々全身を芋虫に食い荒らされる幻覚をみるミチル君。
チック症で癇癪持ち、いつもサティアンをにぎわす彰君。
自分は大宇宙意思から選ばれた光の剣士だという妄想に取り付かれた女戦士、マサミちゃん。
みんなみんな尾崎の大事な大事な仲間達だった。
ともに笑い、ともに泣き、ともに修行に励んだかけがえの無い大事な友人たち。
そう、あの日までは。
…あの日、警視庁と山梨県警の機動隊、自衛隊が、尾崎たちの光の楽園に踏み込んだのだ。
強制捜査に入った機動隊員がサティアン内部に突入してきた。
正気が完全に吹き飛んだ正晴君は呆然と天井を見上げたまま微動だにしない…多分夢の世界に旅立ったのだろう。
ヒステリックな悲鳴を上げてリストカットを始めたカスミちゃんを、機動隊員が慌てて押さえつける。
「芋虫が俺を食い殺す!」と叫びながら全身を掻き毟り血まみれのミチル君もまた、機動隊員に羽交い絞めにされた。
彰君はまるで操り人形のような不自然か動きで暴れ、奇声を上げながら自分のペニスをこすりだす。
女戦士のマサミちゃんはさすがに勇敢で、鉄パイプで機動隊員に殴りかかる。
しかし奮闘も虚しく、その場で現行犯逮捕された。
D
(ボクたちの…ボクたちの楽園が、醜い現実社会の前で崩壊してゆく…)
尾崎は許せなかった。穢れた世俗から離れた神聖なこの教団で、僕ら仲間達はようやく本当の居場所を見出したのだ。
それなのに…それなのに!
怒りに燃えた尾崎豊は傍に落ちていた角材を握り締めると、いきなり機動隊員に殴りかかった。
「うおおおーっ!」
渾身の力で角材を振り下ろす。
しかしあっさりかわされ、軽く脚払いを喰らう。
尾崎豊はもんどりうってサティアンの床の転倒し、さらに機動隊員に思いっきり蹴りつけられた。
「公務執行妨害!確保!」
あっさり捕まった尾崎豊。
本当の自分を見つける旅は、未だ終わらない(了)
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. |! V!_,トハ/L」L/!: :!: : : : : : :|:| `''ー ゛''ー- -、,!/
V:.:.:/ / |: l: :.: i: : : :|:| ハ
V:.:{ /i: l : : |: : :.:.|:| r┐ l、
. V \ヽ! l : :.ハ: : : |:ト ー' /:ム ほぇ?
V:.:.:`:|:.l : : ∧: : |:|ヘ /:.:ト|:!
. |ハ: : .|:∧: : ∧: :ハ ヽ /:.: :i |:!
. Vi:.|: :.ヽ: : :ヽ: :.ヘ \ _,,.イ:.:. :,' .!|
ヽ!ハ/ヾ\:. \. ヽ _,. y</ | : / リ
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. そ |ヾ ヽ ,,,-''" ,ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ-`ミ::,,,, |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
れ | | ,,-'~;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ヾミ;,, |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| 何
. は フ | .,,,____,,,,--'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ `ヾ;, ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;;;;;.| ?
. 本 /,,ri | !!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ,,,ゞ \;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|___ __
. 当 /;;;;;| ! . | .ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/___ ,,,,,,,,,,,,,,;;;;;;;;:-,,,,/ \;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ∨ ` ヽ
. か 丿;;;;;| .! . |ヽ ..ヽ'';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/===''''''"""~ O.ノミ \;;;;;;;;;;;;;| |_,r'"""`'ヽ、 |
! /;;;;;;;;;;| ヽ | ヽ . ヽフ~~~|| ̄,,,,,,,,,,,,,,,,, -'''''''"""~ |;;;;;;;;;;;;| "''-;;;;;;;;;;;;;;;i |
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.ヽ─`'''" Cゞ `l | `''-.,, |;;;;;;;;;;:;| /;;;;;;;;;;| .| .|
ゞ'''''''''''''''"""~ ,,| | `'- .|;;;;;;;;;;: | イ;;;;;;;;;;;;| .| |
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|,-‐¬  ̄---┘'7 |! ハ! |,、-┼十|! | | |
, -‐ ''" し' '´_ /,ィ二l |ト、/!ヽト、\_ヽ!|!l | ハ |
,r/ __ ,イ|リ ヾハ! ヽ! ,ィ⌒ヾミリノ!/リ |
/ ||ヽ -' / ̄ )` __ |ヒノ:} '` ,イ/ | |
,r ' ヾ、 ,-、____ , イ ̄,r==- ==-' レ' /| |
/ ヽ `ーソ ' | |ト、,ヘ ′"" "" / / || |
. / \_ / | ハ ヽ`゙'ヘ ' '__. ィ / / | | |
/ / / | ヽ 川\ ヾ三ニ‐'′//! | | | |
/ / / 八 \川| |`ト- .. __ , イ‐ァヘ | | || |!
/ / / / \ \ 「`ー- 、 / .〉 ト、| ヽ、
,イ /-─=¬ニヘ、_ \ 厂\ 厂ヽ /!| | `ー=ヘ
-‐  ̄ /─ '  ̄ ├- ヽ\ \ノ\ \ 人 ハ!ヽ || |-┤ ヽ
/ /!‐-- | |\ ト、_`ヽ oヽ ト、! || |‐┤- ヽ
// 〉 __ / ├‐- || | 川-‐ | | 厂7! ハ! ├:┤  ̄ヽ
/ / ー ─  ̄ ├‐- リ || ハ!ヘ | | ト┤|/′ ヾ,┤ ゙i_
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─ ‐-' 、;_;;;;;l:::::::::l;;;;;;l::::::::l::::::::::;! /
`ヽ;::::::::l;;;;;;l::::::::ト、::::::l u /゙ヽ , -─−- 、
ヽ;:::l;;;;;;l:::::::i゙ l::::::! | Y´ `'ー 、,_
ヽ;;;;;;;!:::::;l、.l:::::! ,. -ヘ, l ゙ヽ ,. -−-、
ヽ;;;/'ル' `!::i、 ,/ ヽ、,! _, -'、_, - '´ !
i;i i/ l::! ` 'ー− ´ i'ト、-、,___,. -−' ´ ,. ‐'´ ..:::::/
! i! ij \_ヽ、 'ニ,. ‐'´ .:::::/ー 、
i \ヽ、 / .....::::::/ i
/⌒ヽ⌒ヽ
/ Y ヽ
/⌒ヽ⌒ヽ / 八 ヽ ピクピクッ!
/ Y ヽ ( __//. ヽ, , ) /⌒ヽ⌒ヽ
/ 八 ヽ | i し 八 .| / Y ヽ ビクンビクンッ!
( __//. ヽ, , ). |ノ ( .八 .〉 / 八 ヽ
| i し 八 .|. ( '~ヽ 八 |/⌒ヽ⌒ヽ__//. ヽ, , )/⌒ヽ⌒ヽ
|ノ ( .八 .〉. | / Y ヽ し 八 .|/ Y |
( '~ヽ 八 | /⌒ヽ⌒ヽ / 八 ヽ ( .八 .〉 八 | /⌒ヽ⌒ヽ
| | ./ Y ヽ .( __//. ヽ, , )ヽ 八 |__//. ヽ, , )/ Y /
| |/ 八 ヽ .| i し 八 .| |し ノヘ // 八 /
/⌒ヽ⌒ヽ ( __//. ヽ, , ) |ノ ( .八 /⌒ヽ⌒ヽ |( ノヘ /( __//. ヽ, )
| Y ヽ | i し 八 .| ( '~ヽ 八/ Y ヽ | ノヘ // / /
| 八 ヽ |ノ ( .八 /⌒ヽ⌒ヽ / 八 ヽ| / / /
( __//. ヽ, , ) .( '~ヽ 八/ Y ヽ ( __//. ヽ, , )| / / /
ヽ i し ゝヽ ヽ/⌒ヽ⌒ヽ / 八 ヽ | i し 八 .| | / /
ヽ( ( ゝ / Y ヽ( __//. ヽ, , ) |ノ ( .八 .〉| / ./
458 :
伝説の名無しさん:2008/03/30(日) 22:00:59
オウム脳+2ch脳
平和なうんこ共和国に、突如大怪獣うんこザウルスが襲来!
人 ウ〜ン〜コ〜!!
( . .:.::;;;._,,'/ (:::__)
).:.:;;.;;;.:.) (::_:_) ズシーン
ノ. ..:;;.;..ノ ●(・::∀・ )
( ,..‐''~ ワー ⊂|::::⊂:::..|
(..::;ノ )ノ__ |:::::::::::::.| キャー __
)ノ__ '|ロロ|/ ̄\A.::.|ロロ|/ ̄\ __ |ロロ|..__ / ̄\
_|田|_|ロロ|_| ロロ| | | _|ロロ|_| ロロ|_|田|.|ロロ|_|田|_.| ロロ|_
逃げまどう市民達 街は大混乱だ!
ウンコー ウンコー
人 人
(__) (__)
≡≡(__) ≡≡(__)
≡≡ミ,( ,,・∀・) ≡≡( ,,・∀・)
≡≡ミ_u,,uノ ≡≡ミ_u,,uノ ピョンピョン
"~" """ ::: "~""~"
うんこ共和国軍が出動するが・・・
人
(__)
━━━━O(__)━━━━ロニニ>● < くそっ! 我々の町を壊されてなるものか!
∧,,∧(・∀・,,)
/ο ・ )Oニ)<;;> ウンコー!
/ ノ lミliii|(ヾゝ
(o_o,イ__ヽ´|(__) ノ~⌒)彡 ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ノllllllllヽ| | ̄ノl ノ
/ /~ヽ ノ'''''''~ヽヽ\ヽ_
ヽニフ|_| (_/ ヽノ
(_ヽ
あっけなく敗れ去り、水洗トイレから流されるうんこ共和国軍の兵士達・・・ああっ!
__ノ ジャー | _
| | | ノ\__ヽ
ヽ二二 ヽ -―人 、 | \ノ(◎)
_____/ /'(__)ヽ____|
/ / _(__)∩ \
| |/ ( ・∀・ )ノ <うんこーー!!
.\ヽ、∠___ノ\\ \
.\\::::::::::::::::: \\ \
そんな時だった・・・
\ 人
\ (__) < とーうっ!
(__) ウ
(,, ・∀・) ン
 ̄  ̄ ⊂ つ コ ̄  ̄  ̄
( つノ オ
/ (/ \オ
/ : ォ
/ || . ォ \
/ | : ォ \
/ | /
∧__∧ /
r( ) < あ、うんこマンだ! うんこマンが助けにきてくれたぞ!ウンコー!
〉 つ /
⊂○ ノ...,_ /
し' )
あっ! うんこマンが必殺技のスーパーうんこ砲を繰り出した!
三●
人 三●
(__) 三●●●●●●● 三●●● 三●●●●●●
(__) 三● 三● 三● 三●
∩ ・∀・)∩ 三● 三● 三● 三●三●●●●
〉 _ノ 彡 三● 三● 三●
ノ ノ ノ 三● 三● 三●
し´(_) 三● 三●●● 三●●●●● ☆゚+.
うんこ砲直撃! 爆発するうんこザウルス・・・やったー!
*.∴☆☆☆°°°°|°°°°☆☆☆∴ *
*∴☆★☆°\°☆☆★☆☆°/°☆★☆∴
.. ※☆☆*°°★°° 人 ★ °°*☆☆※ *
∴☆★☆°°☆ (__) ☆ °°☆★☆∴ < うんこーーー!!!
∴☆☆*°°☆ (__) ☆°°*☆☆∴
※☆★☆――★ ∩ ・∀・)∩ ★――☆★☆※ ⌒★
∵☆☆*°° ) :::::::::::: _ノ °°*☆☆∵ *
∵☆★☆°°☆ ノ::::ノ:::: ノ ☆°°☆★☆∵
※☆☆☆*°°★ し´(_) ★ °°*☆☆☆※ *
*∵☆★☆°/°☆☆★☆☆°\°☆★☆∵
∵☆☆☆°°°°|°°°°☆☆☆∵
平和がもどったウンコ共和国では、市民達が祝福の踊りを踊っています!
「う〜〜っ」
人 人 人
(__) (__) (__)
(__) (__) (__)
( ´∀` ) ( ´∀` ) ( ´∀` )
( つ⊂ ) ( つ⊂ ) ( つ⊂ )
ヽ ( ノ ヽ ( ノ ヽ ( ノ
.(_)し' (_)し' (_)し'
「ウッ!!!」
人 人 人
(__) (__) (__)
(___) (___) (___)
( ´∀`) ( ´∀`) ( ´∀`)
/, つ /, つ /, つ
(_(_, ) (_(_, ) (_(_, )
● しし' ● しし' ● しし'
「 ウンコー!!」
人 人 人
(__) (__) (__)
(__) (__) (__)
∩ ´∀`)∩∩ ´∀`)∩∩ ´∀`)∩
〉 _ノ 〉 _ノ 〉 _ノ
ノ ノ ノ ノ ノ ノ ノ ノ ノ
し´(_) し´(_) し´(_)
これで平和がもどったね・・・ありがとう、うんこマン!
人
(__) 人
(__)(__)
_ ( ・∀・(・∀・ )__ ウンコー
|≡( )( )≡|
`┳(__)(__)(__)(__)━┳
,..,..┴,...,...,...,....,....,....., ┴,,,,..
そう、うんこマンがいる限りうんこ共和国は不滅なのです!
\ │ /
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─( ゚ ∀ ゚ )< うんこうんこ!
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人
人 (__)
(__) (__) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\∩(__) \( ゚∀゚ )< うんこうんこうんこ!
うんこ〜〜〜! >( ゚∀゚ )/ | / \__________
________/ .| 〈 | |
./ /\_」 / /\」
. ̄ . / /
,.. ッ-─、l  ̄`丶,_
,. ;f"^ヾ, | / ヽ_
/;rヽ ヾ ,. --- く ノ `>
/: / ,ヽ‐',二-── - 、`ヾ、/ヽ、
/:,:へ ,.‐,. ‐i: : : /: : l: : : :!: : 、ヽ、、,.ィ
ぐ る l: <___'/: : :.}: :;イ: : ;イ: :}:.l|: :|:.|: :l:ヾ,」
ぐ る l: : : l: : : : __/;イ/: ://: :// |: :|:.|: :|: :iヽ
る ,. -──- 、l: : : :l: : : : /フメ<'_/ /// |: ;|:.,!: !: :| :l
ぐ / l:\ :l : : : ;ヾア≠ミメソ、/ |/レ'|_/l:/l: :}
/ 、-┐_ |: : :} |: : : | ゙{:;'-ツ ` ≦"´レ//.:|リ
/ `N{ ヽ |: : |.|: |: :| 、、`´ /:ツ^' /レi|: |
{ { l ヽ/; : :ノ |:.|: :| 、`"',, /: : l|: |
i ヽ ! V|,ノ: : | |: :|、 ,..._ ′ ,イ: : : l|: |
ヽ ,...-l`ー 'l´、: : ;イ:|: :| \ `¨ ,. ィ´;l: : : l|: ノ ローションオナ二ーしたくなるー
ヽ /::::::::〉 ヽ::ヽ/:レ| / , ` r-</|: : :/|: : 〃:/
/:ヽ、:/ ヽ \::ヽ ,.-'丶、,_ |>i/ l: :/ |: ://'
/:::::::/`‐-- _ - '´、:.:.:.:.:.:filfl:i:.| l / |:/
/:::::::/ 、 ヽ \:ヽ:,;,;,:.||::l|:ll:.ゝ、'__′__
/::::::/ ヽ lノ ):::〉:.:〃:;r‐、ヽ:l| l:::::::::::::`ヽ
〈::::::::l ヽ ヽ / /:::/、//' 〉イ、\ l:::::::::::::::::::\
\:::::\ヽ _>、_ノィ /:::/ `´/ / /!::lヽ、 > l::::::::::::::::::::::ヽ
\::::::`=≦;;;;人_,/:::〈 // / |:::l l` l::::::::::::::::::::::::ヽ
丶、::::::::::::::::::::::::::::::| \ /| |ヽl | ヽ:::::::::::::::::::::::::|
『少年探偵団の最期…美しき反逆・編』
@
「馬鹿めっ、こんにゃくマンは死んだわ!」
地下聖堂の礼拝室に不気味な声が響いた。それはダンテ伯爵の声であった。
その声は暗く歪み、とても人間のものとは思えない。
嘲笑うような、そして凄まじい怨念がこもったような、そんな声だった。
「…ま、まさか、こんにゃくマンが死んだなんて…嘘だぁっ!」
団長の小林君が叫んだ。その声は怒りに震えていた。
少年探偵団とってこんにゃくマンは単なる友人では無い。
探偵団を何度も危機から救ってくれた命の恩人なのだ。
ダンテ伯爵との激しい戦いで傷ついたこんにゃくマン。
彼を助けようと必死の思いでここまで辿り着いたのに…。
「嘘をつくなダンテ伯爵!…こんにゃくマンが、そんな簡単にお前にやられるわけがない!」「そうだそうだ!」
少年探偵団のメンバーである秋山君や山口君、それに川村君も口々に叫んだ。
いつもは物静かで引っ込み思案の吉田さんも、普段とは打って変わって感情を露わにして叫んでいる。
(ど、どうしよう。ボクの裏切りのせいで、こんにゃくマンが…)
周りのメンバーたちが騒いでいるなか、一人田村君だけが黙り込んでいた。
少年団の中でも目立たず、いつも他のメンバーに対してコンプレックスを抱いていた田村君…。
そう、彼はついつい悪の権化ダンテ伯爵の誘いに乗ってしまったのだ。
A
「…童貞を早く捨ててみないかい? 田村くん」
その夜も自室でオナニーに励んでいた田村君に向かって、ダンテ伯爵は微笑みながらそう語りかけた。
田村君は突然のことに驚愕した。
しかし青年誌の水着グラビアに刺激されたペニスは、弾けるように勃起したままだった。
「…まあ、とっても逞しいのね、田村君」
ダンテ伯爵の後ろから、見事な脚線美が歩み出た。
タイトな網タイツ、切れ上がったハイレグボンテージ、メロンのような二つの乳房。
厚めの肉感的な唇から舌がチロチロ覗き、熱く潤った目線が田村君の股間のチンコを注視する。
それはダンテ軍団きっての美女、キャットウーマン・キャサリンであった。
キャットウーマン・キャサリンは妖しげな微笑みを浮かべながら、田村君に歩み寄る。
その視線は睨みつけるように鋭く、田村君を捉えて離さない。
「えっ…う、あっ」
田村君は身を強張らせた。予想外の展開に混乱し、緊張した。
しかしそのちんこは尚も激しく勃起したまま、先端からカウパー氏腺液を滲ませる。
B
キャサリンは田村君の目の前に立ち、妖艶な笑顔で微笑んだ。
「大丈夫よ田村君、そんなに緊張しなくても…おねえさんが優しく教えてあげるからあっ!」
そう言うとキャサリンはひざまずいた。そして長く細い指で田村君のペニスを軽く握る。
「あっ! ああっ!」
「…こんなにしちゃって。 うふっ! おねえさんが気持ちいいことしてあげるっ!」
キャサリンはそう言って微笑むと、田村君のペニスの先を舌でチロチロとなめた。
その生暖かい感触に思わず腰を引かせた田村君。
しかしキャットウーマンの舌先は尿道口から亀頭のカリをゆっくりと這う。
そして遂に、田村君のペニスを全てくわえ込んだ。
「ああっ!」
田村君は思わず喘いだ。
(いけない、このままダンテ伯爵のたくらみにハマってはダメだ。しかし…何て気持ちいいんだっ!)
ディープスロートでのバキュームフェラで未知の快感を知った田村君は、一分も立たないうちに最初の精を放ってた…。
その後、ベッドの上で絡みあう田村君とキャサリン。
そのあられもない痴態を見つめながらダンテ伯爵はニヤリと笑った…。
C
「…ダンテ伯爵っ! 僕たち少年探偵団はキサマを決して許さない! 最後まで戦うぞっ!」
「そうだそうだ、こんにゃくマンは僕たちの心の中で生きているんだあっ!」
少年探偵団のみんながダンテ伯爵への復讐を口々叫ぶなかで、田村君は一人俯いてしまった。
ボクはなんてことをしてしまったんだ、という後悔の念が田村君を苛めた。
「どうしたの?田村君」
俯く田村君に、いきなり声をかける者がいた。ハッとして振り返る田村君。
その声の主は、少年探偵団の副団長で少年団のアイドル、中村由里ちゃんだった。
「え、いや。なんでもないよ由里ちゃん」
ジッと田村君を見つめる由里の視線に、田村君は困惑した。
田村君が密かに想いを寄せる由里ちゃん。
しかし既にキャットウーマン・キャサリンによって大人の階段を登ってしまった田村君は、
由里ちゃんの真っ直ぐな視線に思わずたじろいだ。
(僕は…僕は、穢れてしまったのだ。僕は裏切り者なんだよ!)
田村君は心の中で叫んだ。しかしそれは声にはならず、気恥ずかしさと自己嫌悪に襲われた。
そして苦渋の表情を浮かべながら顔を背けた。
(僕には、もう由里ちゃんに会わせる顔は無いんだ…)
田村君はうな垂れる。
D
「…田村君も、ダンテ伯爵に忠誠を誓っているんでしょ?」
黙りこくっている田村君に向かって、唐突に由里ちゃんは言った。思わず耳を疑った。
(…何を言っているの由里ちゃん。)
田村君は戸惑った。
すると由里ちゃんは田村君の困惑を見透かしたようにニヤリと微笑むと、
「実は、私もそうなのよ田村君。…だから私達は、同志ってわけ!」
そう言って由里ちゃんは天使のような笑顔で笑った。
(…まさか、信じられない)
田村君は驚いた。
少年団の中の誰よりも正義感が強く、団長の小林君とともに先頭に立って悪の軍団と戦い続けてきた由里ちゃんが?
田村君は驚き、思わず由里ちゃんの目を見た。
整った面立ちのなかで一際美しく輝く瞳は澄み切って純粋だった。
その目には純粋悪、紛れもなく純粋な狂気が現れていた。
思わずたじろぐ田村君。しかし由里はその女神の微笑みのまま田村君に近づき、言った。
「今がチャンスじゃない田村君。」
由里ちゃんは田村君の肩に手を置き、少年探偵団のメンバーの方を指差した。
「ほら、少年探偵団の馬鹿共はダンテ伯爵に向かって阿呆みたいに喚き散らして冷静さを失っているわ。」
そう言って由里ちゃんは田村君の顔を覗き見る。
「今こそこの馬鹿共を皆殺しにするチャンスよ!」
そして由里ちゃんはナップザックを肩から下ろし、ジッパーを開けた。
中にはサブマシンガンとその弾倉が十数本、それにパイナップル型手榴弾が十数個入っていた。
E
田村君は由里ちゃんの変貌ぶりに驚いた。
どうしてよいかわからず、戸惑いの表情を浮かべながら由里ちゃんを見つめる。
「ほら、早くしなさい。今がチャンスよ、何やってるの?」
由里ちゃんは田村君を促す。
「で、でも。由里ちゃんは、一体…」
田村君は躊躇する。
(少年探偵団のみんなを殺せだって? しかも俺が? そんな無茶苦茶な!)
尚も戸惑う田村君。
すると煮え切らない田村君の態度を見かねた由里ちゃんは急に怒りだした。
「何よ意気地なし!アンタがやらないんなら私がやるわ!」
今まで天使のような笑顔だった由里ちゃんの表情が、急に悪鬼のように凄まじく歪んだ。
憎悪と悪意と、そして狂気が由里ちゃんの美しい顔を邪悪な色に染め上げた。
「由里ちゃん! …それに田村!一体そこでなにをやってるんだよ!」
ざわつく地下礼拝堂に、いきなり大声が響いた…団長の小林君だ。
「 これから地下迷宮に逃げ込んだダンテ伯爵を追跡するぞっ、こんにゃくマンの弔い合戦をするんだ!」
団長の小林君は叫ぶ。それと同時に二人の間に漂う異様な空気に気付いたようだ。
不審な表情を浮かべながら小林君はズカズカと歩み寄り、由里ちゃんの肩にその手を掛けた。
小林君と由里ちゃんは付き合っていると噂されるほど普段は仲が良いが…しかし今は。
F
小林君は田村君に向き直った。
「…田村っ! お前はいつもモタモタしてどうしようもないな」
小林君は、”由里は俺の女なんだ”と言わんばかりに抱き寄せ、田村君に尚も怒鳴る。
「俺達のこんにゃくマンが死んだってのに、呑気に突っ立ってんだよ田村!」
そういいながら小林君は、由里ちゃんの腰に手を回す。
一瞬、殺意に近い嫉妬を覚える田村君。
「大体お前はだな…ん?何だこれは」
小林君は足元に転がる由里ちゃんのナップザックに気付いた。
そのまましゃがみこむと、その中に手を突っ込み、覗いた。
「わっ!こ、これ本物か?UZIサブマシンガンじゃないか!どうしたんだよこれ!」
その声に少年探偵団のみんなが一斉に振り向いた。みんなの視線が一気にこちらに集まる。
(まずい、まずいぞこのままでは…俺たちが裏切り者だって、ばれてしまうかもしれない)
田村君は焦った。しかし立ち竦んだままどうすることも出来ない。
G
「うるせえんだよっ! この豚野郎があっ!」
突然、由里ちゃんが叫んだ。同時に腰のベルトに吊っていたランドールM14アタックサバイバルナイフ抜き払う。
「死ねやオラアッ!」
由里ちゃんは野太い叫び声を上げながら、そのナイフを小林少年の腿に突き立てた。
「ぐわああっ!」
血を流しながら床に転げまわる小林少年。
それを軽蔑するように見下ろしながら、由里ちゃんはナップザックから機関銃を取り出した。
そして田村君の方に向き直ると、そのうちの一丁を田村少年に投げ渡した。
「さあ田村君! ぐずぐずしないでこの豚共を皆殺しにするのよっ!」
田村君に向かって由里ちゃんはそう叫んだ。
叫びながら由里ちゃんは、少年探偵団の団員達に向かって機関銃をフルオートでぶっ放し始める。
血しぶきを上げて倒れてゆく少年団のメンバー達。
ある者は獣のように叫び、また別のある者は脳漿をぶち撒けながら倒れてゆく。
その阿鼻叫喚の地獄絵図の中で、由里ちゃんは機関銃を乱射しながら悪魔の微笑みを浮かべる。
田村君は驚愕しながらも、その由里ちゃんの横顔を眺めた。
そのまま由里ちゃんの表情に思わず惹きこまれてしまった。
血まみれのその横顔は、喩えようもなく美しかった。
H
気付くと田村君は、大声で叫びながら機関銃を連射していた。
自分が引き金を振り絞り続けると、目の前で次々とかつての友人だった仲間達が倒れてゆく。
それは背徳的であった。同時に、喩えようも無く爽快であった。
礼拝堂の床一面に血と内臓が撒き散らされる。
少年団員たちの悲鳴と鼻腔を満たす血の匂いが、さらに田村君を昂ぶらせてゆく。
■
「…な、何で? 由里ちゃん。俺はお前を愛していたのに…」
床の上に倒れていた小林少年が弱々しく呟く。
その肉体は殆ど引き千切られていた。右腕は肩の辺りから吹き飛び、破れた腹から中身が床にあふれ出ている。
「どうして僕を? 由里ちゃん。…嘘だといってくれよ」
小林君は、残った左手を由里ちゃんの方へ差し伸ばしながらもう一度呟いた。
「うっせーんだよボケがっ! 一回キスしたぐらいで勘違いしていい気になってんじゃねーよ!」
由里ちゃんは小林少年に向き直った。その目は見開かれ、興奮のあまり真っ赤に充血している。
「キス?あんなのはテメエに取り入って少年探偵団の運用資金を横領するためにしただけだよバ〜カ!」
由里ちゃんは嘲るように笑った。
美しくあどけないかつての由里ちゃんの面影などどこにもない、悪鬼のような凄まじい笑顔だ。
「ああ、この糞ガキがいい気になりやがって彼氏ヅラすんじゃねえってのっ! テメエなんざ 死ねやぁっ!」
そう叫んだ由里ちゃんは、瀕死の小林君に向かって機関銃の弾を叩き込んだ。
小林君の肉体は一瞬にしてミンチになった。
I
「…あなた、中々やるじゃない」
由里ちゃんは田村君に声を掛けた。
残った生存者に一人一人止めを刺して回っていた田村君は、その声にハッと我に返った。
興奮した表情のまま、声のした方に振り返る。
そこには由里ちゃんがいた。一糸纏わぬ美しい姿で。
大量殺戮に興奮した田村君は、今までの鬱屈とした自分が嘘であるかのように逞しく生き生きとしている自分を感じた。
そして今、目の前に立つ由里ちゃんの姿に、原始的で激しい欲情が沸き立ってゆくのを抑え切れなかった。
■
百人近い少年探偵団団員の死体が散乱する地下礼拝堂。
その血肉の飛び散るなかで、田村君と由里ちゃんは激しく交わった。
透き通るように白く艶やかな由里ちゃんの身体。
強く抱きしめたら壊れてしまいそうなその華奢な肉体にむしゃぶりつく田村君。
田村君は由里ちゃんの肉壺の奥へとペニスを突き出す。
由里のヴァギナは熱く濡れ、敏感で柔らかな粘膜が田村君の男根にネットリと絡みつく。
「ああっ!凄い、凄いわっ!もう、私イッちゃう〜!」
由里ちゃんは、田村君の胸の中で歓喜の声を上げる。
「俺もだよ由里ちゃん!も、もう駄目だぁっ!」
田村君はそう叫ぶと、涙ながらに喘ぐ由里ちゃんに向き直り、唇を重ねた。
その瞬間、二人は同時に絶頂に達した。
熱い精液が由里ちゃんの子宮の中に吐き出された。(了)
『少年探偵団の最期…裏切り者の報酬・編』
@
「ここが地獄だよ諸君!」
ダンテ伯爵は言い放った。
同時に古びたフロックコートの裾をはだけ、胸毛が密生した地肌が露わにして見せた。
そこから覗く弛緩した肉体は荒縄で亀甲縛りに縛られている。
そう、このような状況にもかかわらずダンテ伯爵はSM放置プレイを楽しんでいるのだ。
なんたる余裕!なんという変態なのか!
「そんなことはないっ!俺たちがいる限りこの世界はまだ終わっちゃいないんだ!」
少年探偵団の斉藤団長は言った。副団長の美佐も叫んだ。
「そうよダンテ伯爵!あなたみたいな真性の変態なんかに、この美しい世界をわたすものですか!」
副団長の美佐も叫ぶ。その美しい横顔は、ダンテ伯爵への怒りに漲り、紅潮している。
この美しい地球を支配しようと目論む悪の権化、ダンテ伯爵。
彼のような悪の化身をのさばらせては、また再び悲劇が繰り返されてしまう!
刹那、地獄に一陣の風が吹き抜け、美佐の紺色のスカートの裾が煽らた。
捲れたスカートの下から水色の毛糸のパンツが現れ、地獄の業火に煌々と照らし出される。
「…ほう、美佐よ。なかなかカワユいパンツを履いておるのう…」
ダンテ伯爵は少しニヤケながら美佐に言った。
美佐はハッと気付くと「いや〜ん!」と言いながらスカートの裾を両手で押さえ、その場にペタンと座り込んだ。
恥ずかしさのあまり両手で顔を覆って泣き出す美佐。
A
(チィッ!)
少年探偵団の団員の一人、渡辺少年は舌打ちをした。
美佐のスカートの中を覗こうとしたが残念ながら見ることが出来なかったのだ。
実は渡辺少年、密かに少年探偵団のヒロイン美佐に恋をしていた。
しかし美佐は団長の斉藤少年といい仲であり、普段から他の団員達に見せ付けるようにいちゃついている。
渡辺少年は二人を、いつも嫉妬と羨望の眼差しで見つめているばかりであった。
とはいえ渡辺少年の美佐への想いは絶ちがたかった。
毎晩自分が彼女とイチャつく妄想で憶えたてのオナニーに励んでいた。
濃厚なザーメンを発射しながら美佐をモノにしたいと思った。
発達した美佐の乳房を、この手で鷲掴みにしたいと激しく熱望した。
しかし現実は厳しい。小林少年は団員のなかで最も地味な少年だ。
普段美佐からはまるで道端の石ころを見るような軽蔑まじりの一瞥を向けられるのが関の山だった。
■
「…ゆ、ゆるさないぞダンテ伯爵!よくも、よくも美佐ちゃんを泣かせたな!」
しゃがんで泣く美佐の傍らで、斉藤団長がダンテ伯爵に向かって叫んだ。
怒りに震えながら立ち上がった斉藤団長は、少年団支給の秘密武器であるソードステッキをスラリと抜き払う。
B
「うおおおっ!」
斉藤団長は叫びながらダンテ伯爵に向かって突進する。刃が業火に照らし出され、虚空をギラリと一閃する。
ダンテ伯爵笑った。笑いながら黒マントをヒラリと翻すと軽やかに宙を舞った。
硫黄の噴煙を噴出する地獄の岩の上を跳ね回りながら、巧みに白刃を避けてみせる。
まるで斉藤団長を嘲笑うかのように。
「はははっ!斉藤団長よ!そんな程度の攻撃で私が倒せると思ったのかね!」
ダンテ伯爵は一際高い岩山の上にヒラリと舞い降りると、斉藤団長を見下ろしながら笑った。
「く、くそ〜!」
斉藤団長は尚もダンテ伯爵に向かってゆく。
■
それを背後から眺める渡辺少年は薄笑いを浮かべた。
(もうすぐだよ斉藤くん。ボクがキミ達のおむすびに密かに盛った睡眠薬が効いてくるのは。…フフフッ!)
渡辺少年は薄笑いを浮かべながら斉藤団長や仲間達が倒れるのを今か今かと待つ。
そう、渡辺少年は裏切り者なのだ。
美佐に対する歪んだ情欲をもてあまし、美佐のヌードを想像しながら毎晩のようにオナニーに励んでいた渡辺少年。
そんな彼のもとへ、ある日の夜ダンテ伯爵が訪れた。
「俺ことダンテ伯爵に協力してくれれば、お前に愛しの美佐をくれてやろう…」
ダンテ伯爵は渡辺少年にそう申し出た。
C
オナニー途中の勃起したペニスを右手で握りながら、渡辺少年は悩んだ。
(…ダンテ伯爵はこの世を破滅させようと企む人類史上最高の極悪人だ)
目の前で怪しげに微笑みを見せるダンテ伯爵。この美しい世界を地獄に変えようと企む男。
こんにゃくマンを殺した我ら少年探偵団の仇敵…それがこの男、ダンテ伯爵だ。
(しかし、俺はどうしても美佐をこの腕で抱きたい!…)
苦悶する渡辺少年を微笑みながら見下ろすダンテ伯爵。
「少年団を裏切り、俺こと地獄の変態ダンテ伯爵に協力すれば地獄の軍団に迎えてやる」
渡辺少年の迷いを見透かしているように、ダンテ伯爵は取引きを持ち出した。
「そうすれば、この世が崩壊した後の新世界において支配者の一員になれるぞ!」
ダンテ伯爵は叫んだ。そしてもう一度、渡辺少年の目を真っ直ぐと見つめる。
(このまま少年探偵団にいても…ずっとうだつの上がらない生活を続けていかなければならない)
渡辺少年はそのことを想像して絶望感を覚えた。
(ならば、ならばっ…このままずっと虐げられる生活を続けるくらいなら、いっそのこと…)
渡辺少年は、下半身丸出しのまま椅子から立ち上がった。そのままダンテ伯爵の下に歩み寄る。
「わかりましたダンテ伯爵。僕こと渡辺団員は今から、ダンテ伯爵と地獄の軍団に忠誠を誓います」
そう宣言すると、渡辺君は今まで自分のペニスを握っていた手を離し、ダンテ伯爵に差し出す。
嫌な顔をするダンテ伯爵。
だが、誓いの言葉を述べた渡辺少年の真摯な目線に気おされ、しぶしぶその右手を握り返す。
そう、この夜から渡辺少年は悪魔に魂を売ったのだ。
D
「…う、うぐっ!」
ダンテ伯爵に立ち向かっていた斉藤団長が急に苦しそうに呻き、よろめいた。
「ど、どうしたのダーリン!」
地面に倒れ伏す斉藤団長に駆け寄りながら、美佐は悲痛な声で叫ぶ。
美佐の言った"ダーリン"という言葉に思わず嫉妬心が疼く渡辺少年。
(しかし…これが成功すれば美佐を小林の野郎から奪い取れるんだ!)
そう思うと何とか耐えられた。その間も、周りのメンバー達も徐々に薬が回ってきたらしく次々によろめき膝をついてゆく。
(…やったぜ!)
思わず渡辺少年は心の中で叫んだ。
一瞬ダンテ伯爵の方を見る。
するとダンテ伯爵は良くやった、という感じで笑い顔を浮かべ、僅かに微笑んで見せた。
渡辺少年は微笑み返した…そのまま表情を崩し、声を立てずに笑い出す。
(そう、これで美佐は俺の女だ!)
少年団員のみんなが意識を失って倒れる中で、渡辺少年は遂には声を出して笑い出した。
E
美佐は暗い部屋の中で目を覚ました。床も壁も天井も重い巨石で作られた部屋だった。
(どこ、ここは?まさか私達、捕まって閉じ込められたのかしら…?)
美佐は不安になった。周りのみんなが居ない!それに…
「斉藤君、どこ!どこにいるの!」
美佐は恐る恐る呼びかける。
「…斉藤は死んだよ」
いきなり背後から声を掛けられた。
驚いた美佐は立ち上がると、反射的に向かい合う壁際まで走って逃げる。
そのまま壁にもたれかかると声のする方に向き直った。
「誰!そこにいるのは誰よ!」
美佐は叫んだ。その声は恐怖に震え上ずっている。
窓から差し込む地獄の月明かりが独房を照らし出す。
その明かりの向こうにある部屋の四隅の暗がりになにやら人影が蠢くのを認めた。
「誰よ!出てきなさいよ!」
美佐は叫ぶ。
すると今まで座っていたその人影がのそりと立ち上がった。
そのままゆっくりとした足取りで美佐のいる方へと歩みだす。
人影は数歩歩み寄り、窓の月明かりに照らされる独房の中央の辺りで立ち止まった。
それは渡辺少年だった。
F
「わ、渡辺君じゃない。どうしてあなたがここに?…それよりも斉藤君が死んだってどういうこと!」
しかし渡辺少年はその質問に答えず無言だった。
その顔にいやらしい笑顔を浮かべている。
血走った目が美佐の肉体を嘗め回すように動く。
何かを察した美佐は、すこしたじろぎながら渡辺少年をにらみ返す。
「な、なによ渡辺君。ど、どうしたのよ。…な、なんのつもりなの?」
美佐は尋ねる。しかしその声は動揺し、声は上ずっていた。
その質問にも、渡辺少年は無言だった。
無言のまま、さらに美佐の方ににじり寄る。
不安をおぼえた美佐は壁に背中がつくまで後ずさりした。
渡辺君は尚も美佐の身体を無遠慮に見ながら近づく。
そして今まで陰になって見えなかった渡辺少年の下半身が、窓から差し込む月明かりの中に現れた。
その下半身は丸裸で、股間から勃起したペニスが隆々と突き立っていた。
「ひっ!きゃあー!」
美佐は叫んだ。叫んで壁際にへたり込んでしまった。
逃げようと尻込みしたが、狭い監獄のなかで直ぐに逃げ場を失ってしまう。
歩み寄る渡辺少年は遂に、美佐の手首を掴んだ。
G
「ほら、美佐ちゃん見てごらんよボクのちんちん。凄いでしょ」
渡辺少年は自分のペニスを右手で握ると、美佐の前に突き出すように向けた。
驚きと恐怖のあまり声も出せない美佐は、何とか視線を逸らそうとする。
しかし渡辺少年は左手で美佐の横面を掴むと強引に自分のペニスの方へ美佐の顔を向かせた。
「ボクねえ、美佐ちゃん。勉強も運動も苦手だし、みてくれもこんなで女の子にはさっぱり人気は無いんだ」
渡辺少年は、美佐ちゃんに向かって語り出した。
「だけどね美佐ちゃん…僕は少年団の仲間の中で一番おちんちんが大きかったんだよ、ほら」
そう言って美佐の目の前に自分のペニスを突き出す。美佐はか細い悲鳴を上げながら、必死に顔を背ける。
「美佐ちゃん見てごらん?…ほら、見るんだよっ!」
渡辺少年は怒鳴った。美佐は悲鳴を上げる。
「き、気持ち悪いわっ!ち、近寄らないでよ変態!あ、あんたなんか斉藤君に比べたら全然よ!」
必死に叫ぶ美佐…その叫ぶ美佐の表情を見下ろしながら、渡辺少年は微笑んだ。
「…だから、斉藤はもう死んだって言ったじゃん、美佐ちゃん。クククッ!」
渡辺少年はそのまま、静かな口調で言い、笑った。笑いながら美佐の目の前に立ちはだかり、美佐の顔を覗きこむ。
「それよりも早くセックスしようよ美佐ちゃん。多分斉藤団長より俺のちんこのほうがいいって思うようになるよ…」
いきなり渡辺少年は、美佐の身体に圧し掛かった。
嫌がる美佐を押さえつけて上着を剥ぎ、スカートをまくった。
抵抗して暴れる美佐の太ももが、渡辺少年の勃起したペニスに当たる。
亀頭の表皮はそのたびに太ももの滑らかな肌の感触を感じ取る。
渡辺少年は思わず射精しそうな程の快感を覚えた。
H
(遂に美佐とエッチが出来るぜ!)
渡辺少年は笑った。泣きながら抵抗する美佐を無理矢理押さえつけ、右手で美佐の股間をまさぐる。
すると思わぬ感触が指先に伝わった。
(毛糸?まさか美佐は毛糸のパンツを履いているのか?)
渡辺少年は思わず美佐の顔を見た。
美佐は恥ずかしそうに顔を赤らめ目を背ける。
「…わ、私は冷え性なの!も、文句あるの!それより止めなさいっ!パパに言いつけるからね!」
美佐は暴れて抵抗しながら履き捨てるように怒鳴った。
しかし既に毛糸のパンツの真ん中はしっとりと濡れてきている。
渡辺少年はさらに指先を毛糸のパンツの上からしごく。
すると必死の閉じようとしていた美佐の両モモが一瞬痙攣するように強張った。
同時に「ああっ!」と鋭い喘ぎ声を上げた。
「美佐ちゃん…感じてるんだね」
渡辺少年は意地悪く尋ねる。
「そ、そんなわけないでしょ!ふ、ふざけないで!…あっあうっ!」
渡辺少年の指先が毛糸のパンツの裾から中へ入り、とても敏感な溝を撫でると思わず美佐は喘いだ。
見る見るうちに美佐の抵抗力が弱まった。
「ほらやっぱり。美佐ちゃんて結構エッチなんだね。」
渡辺少年がそう言って笑うと、美佐は目を潤ませながら悔しそうに顔を横に背けた。
I
「美佐ちゃん。ほら、これを握ってごらん?」
渡辺少年は抵抗を止めた美佐に言った。
美佐の右手首を掴むと、少し強引に手の平を開かせ、自分の巨根を握らせた。
「…えっ?」
美佐は驚く。そしてもう一度、渡辺少年のペニスを握り返す。
「こ、こんなに、こんなに大きい…」
美佐は目を見開き、渡辺少年のペニスを見つめる。
「だから言ったろ。俺のチンチンは少年団で一番でかかったって。」
渡辺少年は自慢げにそう言い、美佐に向かってペニスを突き出した。
「しかもこれが、これから美佐ちゃんのモノになるんだよ…どう?」
(…信じられない!)
美佐は背けていた顔を起こし、渡辺少年の股間を凝視する
密集する陰毛の中から、なにか別の生物であるかのような巨大な茎がそそり立っている。
ちょっとした握りこぶしほどもある亀頭はパンパンに充血し、赤黒く鈍い光を放つ。
ゴツゴツと節くれだったパイプは、まるで古木の根のようだ。
しかもその表面にはグロテスクなほどに静脈が浮き上がり、渡辺少年が荒く息をするたびにビクンビクンと脈打つ。
なおも怒張してゆくそれは握っている美佐の握る力に抗するように硬直して力んでゆく。
J
「す、凄い…」
美佐は生唾を飲み込んだ。思わず肉茎をギュッと力強く握りしめる。
「そ、そんなに握ったら、もうガマンできなくなっちゃうよ美佐ちゃん」
渡辺少年が呻いた。
「ご、ごめんなさい!」
美佐は慌てて掴んでいた右手を引っ込める。
■
「美佐ちゃん。美佐ちゃんの大事なところも見せてよ。僕ばっかりでずるいよ…」
渡辺少年の言葉に促され、美佐は恥ずかしそうに両モモを広げた。
既に毛糸のパンツは剥ぎ取られ下半身は丸裸だ。渡辺少年の目線に戸惑いながらも、美佐は自分の秘部を晒した。
生々しいピンク色の秘肉が月明かりの中に晒された。
うっすらと生え揃った恥毛には彼女自身の愛液が滴って、輝きを放っている。
「き、綺麗だよ美佐ちゃん。凄いよ」
渡辺少年はそう囁いた。そのまま美佐の股間に顔を埋め、むしゃぶりつくように美佐の秘肉に舌を這わせる。
「ああっ!」
美佐は身体を捩って喘いだ。
渡辺少年の舌が美佐の溝をさらい、美佐の身体の奥から溢れ出る熱い液を掬い取る。
舌先のざらつく感触が美佐の敏感な粘膜を苛め、益々美佐を昂ぶらせた。
ジュルジュルと粘液質の音が監獄内に響き、それを美佐の喘ぎがそれを掻き消す。
K
渡辺少年の舌先が美佐の蜜壺の入り口辺りをなぞった。
すでにグシュグシュに濡れた蜜壺はさらに愛液を溢れさせ、遂には監獄の石床を濡らした。
「そろそろ良いかい?」
渡辺少年は美佐に言った。美佐は恥ずかしそうに顔を背けて目を瞑った。
それを無言の了承と理解した渡辺少年は、美佐の唇に自身の唇を重ね、一度微笑んだ。
そして力なく両脚を広げる美佐の腰を引き寄せると、一気に自身の巨根を美佐の蜜壺へ突入させた。
「ひ、ひぎいっ!」
挿入と同時に美佐は悲鳴を上げ、背中を大きく逸らした。
丸みを帯びた大きな両乳房が重力に抗うように弾む。
上向きの乳首が月明かりの中で渡辺少年の視界を過ぎる。
渡辺少年は美佐の子宮を思い切り突き上げながら、美佐のその乳首を口に含んだ。舌先で乱暴に転がす。
「ああっ!す、凄い、裂けちゃう!ああっ!」
美佐は狂ったように叫ぶ。
渡辺少年に縋りついて自ら腰をグラインドさせた。
渡辺少年が奥深く突き進むほどに美佐の肉穴はギュウギュウ締め付けを増す。
粘膜の熱い襞が渡辺少年の巨根に絡みつき、亀頭のカリの敏感な辺りを刺激する。
L
「はあっ、凄いよ美佐ちゃん!…こ、こんなに凄いなんて思わなかったよ!」
渡辺少年は美佐の乳房をしゃぶりながら叫んだ。
腰を大きく振りかぶり、美佐の尻に向かって叩きつけるようにペニスを突き出す。
床の上の美佐はそのたびに甲高い叫びを上げる…歓喜の叫びだった。
何度目かの突き出しで美佐は絶頂に達した。
しかし渡辺少年はそれだけでは美佐を許さず、さらに敏感な粘膜を苛めた。
「ひぃっ!も、もう駄目ぇ!こ、壊れちゃうよっ!」
美佐は訴える。
同時に渡辺少年に抱きつくと両脚で渡辺少年の腰を締め付け、その巨根をさらに奥へと誘う。
滴る愛液、締め付ける括約筋、絡みつく蜜壺の襞。
すでに子宮の奥壁にまで到達した渡辺少年の亀頭は、さらにその奥壁さえも突き破ろうと暴れた。
そのころには渡辺少年も限界だった。
「い、イクよ美佐ちゃん!もう、ボクも駄目だぁ…あうっ!」
一瞬渡辺少年は動きを止めた。
前立腺のさらに奥辺りから、熱いモノが湧き上がるのを感じる。
尿道を伝ったそれは遂に尿道の先端から迸り、美佐の子宮の奥底に向かって思いっきり吐き出された。(了)
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