ってか多分ね、一考察として。
Xの解散はhideにも大打撃。
だけどそれ以上に、大好きなバンドが解散してしまう悲しさを
一ロックファンとして知っていたhideは、
ファンを想って、ロケダイを作る。
もちろんそこには、自分をも前向きにさせようという気持ちもあった。
解散後、アルバム作りに入る。
当然、いつも自分の感じるままに詩を書いていたhideだから、
jazoo収録曲の詩たちは、X解散がなかったら並ばなかった言葉がいっぱい。
打たれ弱い人間だと公言してたし、躁鬱だとも以前から言っていた。
hideが不安定であることも、彼を良く知ってる人ならわかってた。
でも、そんな周りが”これなら大丈夫だ”と思えるくらい、
hideはソロ活動に前向きで、やりたいこともいっぱいあって、
スケジュールも詰まってた。
本当は泣いてたと思う。
X解散の喪失感・ファンへの想い・自分がこれからやりたい事・
周りの期待・不透明な未来。
自分をも騙そうと、前向きになろうと、
それが自分にとっても、周りにとっても、ファンにとっても
良いことだとわかってたから、頑張りすぎた。
張り詰めたままなら良かった。
でも、無理に張った糸はいつか切れてしまう。
たとえ酔っ払っていたとして、
きっと”ヤバイ”と思った瞬間に動かなかったのは、
もうこのまま死んでもいいと、思ってしまったんじゃないかな。
能動的でも計画的でもなく、突発の事故による受動的自殺というか。
事故か自殺かは本人にしかわからない。
事故であるとも、自殺であるとも、決め付けることは冒涜になると思うけど。
あの時期、笑顔の裏に隠してた辛さを、
わからなかった自分が恨めしい。
だからって何ができたってこともないけどさ。。