Celebration 佐野元春 Daisy Music

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301270の続き
稔は異常なほどの知ったかぶりで、少しでも聞きかじったことがあると自分の知識として披露せずにはおれない性格だ。
カフェでは自分でスレッドを立てても不人気だったので、誰かれかまわずに他人のスレッドに割り込んでは自分の意見や佐野論を饒舌に語るということを繰り返していた。
その意見に同調してくれる者があれば非常にご機嫌だったが、少しでも気に障ることを言われるととたんに罵声を浴びせるという態度を見せた。
稔は異常な粘着でもあった。
ひとたび気に入らないと思った相手がいると、まったく違う話題の他のスレッドまで追いかけていって人格攻撃を繰り返した。
その執拗さに辟易してMWSへの出入りをやめてしまう常連が続出した。
カフェの住人と管理人は稔の傍若無人さに苛立ちを覚えつつもマナーを守るよう説得を続けたが、自尊心が高い稔は遠回しに自分のスタイルを否定されていると感じてますます2ちゃんねらー的な振る舞いをしていった。
最初は味方してくれる者もいたのだが、やがて稔は孤立していった。
何を言ってもまったく賛同者が得られなくなった稔は、最終的には自作自演で自分の意見の賛同者を作っていくことになった。
カフェの書き込みはソースを開くと投稿者のブラウザ情報が記録されていて利用者の間ではそれが本人確認などに使われ自作自演はすぐにバレる状況だったが稔はそれに気付かずに自作自演を続けた。
稔が当時使っていたドリームキャストではソースを開くことができなかったからで、自演を指摘されるとますますムキになって登場人物が増える始末だった。
閉鎖直前は管理者のMIPSが自分の情報をリークしていると疑ってカマをかける姿が周りからの失笑を買っていた。

稔の性格は今もまったく変わっていない。