■■■■　hide Part7　■■■■

で、結局、自殺の真相は判っていないわけだな。
タオルに首を吊ったのはライブの練習とかいうこじつけもあるが、
そのライブ演出方法を選んだ根底にある自殺願望と
泥酔時に、いざと言う時に助けてくれる人がいないときに
本当に死んでしまうような方法をしてしまった心理には言及していないわけだ。

俺的には自殺の背景には、これらがあると思うな。
・元々参謀タイプ（人の上に立つのが合う性格ではない）な人が多くの人の上に立ってしまった。
・難病の少女との関係を切欠に、慈愛の心を持ち、それを期にメンヘル板的なファンの
　期待が多く寄せられるようになり、ＨＩＤＥはそれをまともに背負ってしまった。
・俺ソングを自認していたのに、自殺前数年は、他人に何か訴える
　（それも夢や希望を歌う曲が多い）が本人は元々そういう曲風が自然な訳ではなくファンを意識してのもの。
・ＨＩＤＥがファンに答えれば答えるほどファンの期待は益々重くなる。
・図工の才能や音楽の性能からして右脳的な集中力は相当高いが、
　それは精神的な持久力とは話は別であるし、
　お婆ちゃんっ子で躁鬱気味という、弱く不安定な精神面も持つ。

俺的には自殺ではなく殺人だと思う。殺人方法は精神的追い込み。
殺したのは熱烈なファンの一部。
慈善の心に目覚めたＨＩＤＥに、メンヘル板的なファンレターが殺到し
ＨＩＤＥはそれをまともに背負ってしまった訳だ。
ＨＩＤＥは、メンヘル板チックなファンの
相当追い詰められた訴えに応じるべく右脳を全開させ続け曲を作り続けるが
今までのマイペースに俺ソングを作っていた時とは違い、
それは疲労とストレスが溜まる行為であるし、彼の右脳の瞬発力からすれば尚更のことである。
それに、メンヘル板的なファンたちに曲を与えても、彼らは救われるわけでもなく
益々その期待を重くし、又ファンも増えてしまうという蟻地獄状態で
耐え切れなくなって、泥酔を切欠にしに逃避してしまった訳だ。