ブルーハーツ

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753伝説の名無しさん
月刊宝島1988年5月号掲載【月刊ブルーハーツの友】
連載第11回「音楽的ルーツを探れ!!」よりヒロトの部分だけ抜粋

初めて買ったロックのレコード=「バラのくさり」西城秀樹
初めてコピーしたLP=「勝手にしやがれ」セックス・ピストルズ(シド・ヴィシャスの真似をした)
初恋の思い出のレコード=「闇に吠える街」ブルース・スプリングスティーン
            「ザ・クラッシュ」ザ・クラッシュ
            「野獣を野に放て」ザ・クラッシュ
買って損したレコード=スティーブ・クロッパーのソロ
現在の愛聴盤=「ダウン・アンド・アウト・ブルース」

 『ぼくのお薦めはL・ホプキンス。有名どころでは「MOJO HAND」。あと、勿論R・ジョンソンは全部。E・ジェイムスも全部
聴いてちょうだい。あと1コだけ、サンハウス(博多のサンハウスじゃないよ)かな。
 まずはサニー・ボーイのジャケットを見て欲しい。http://www.sonnyboy.com/records/down.gif
とても臭そうだ。とっても下品だ。だから好きだこの男はぼくのお師匠さんであります。聴いてもらえば分かるでしょう。
ブルースの場合サウンドよりもまずはそいつのイヤラシさとかお下品さが一番の魅力だろう。
他人の女を寝取ったり、人の物を盗むなど当たり前だ。サニー・ボーイなんかはデビューしてからも乞食をしていた。
ぼくは乞食をしていないので、まだまだだなァと思う。みんなも乞食をしよう。なるべくイヤラシい低俗な乞食をしよう。
決して悟りを開いたような仙人ではなくイヤラシい乞食になろう。しつこいようだが、乞食しかないのだ。
何故ならばカッコイイからだ。
 ヒデキのことだけど、当時は音楽のことも何も知らなかった(興味が無かった)。ぼくは、何となく買ってしまった。
いわゆるフラストレーションのハケ口としての不良の音楽、それが西城秀樹だったのだ。ただ単にコーフンしていた
無知なワタシ。余談だがぼくはヒデキのことを暴走族だと思っていた。』