僕達の終戦記念日…・リーフOHP BBS閉鎖!Ver.2

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918名無しさんだよもん
あのラクガキをナイフで切ると、それがなんであろうとキレイに切れた。
力なんていらない。
紙をハサミで切るみたいに、簡単に切ることができた。
ベッドも。イスも。机も。壁も。床も。

……試したことはないけれど、たぶん、きっと、にんげんも。

ラクガキはみんなには見えてないみたいだ。
なぜか自分だけに見える黒い線。
それがなんであるか、子供の自分にもなんとなく分かってきた。
アレはきっと、ツギハギなんだ。
手術をして傷口を縫ったあとのところみたいに、とても脆くなっているところだとおもう。
だって、そうでもなければ子供の力で壁が切れるはずなんてない。

――――ああ、今まで知らなかった。

セカイはこんなにもツギハギだらけで、とても壊れやすいトコロだったなんて。