誤爆だけで1000目指すスレ#2

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211名無しさんだよもん
ある日帰ってくると、待っているはずの真琴がいない!
その時電話のベルが!
警察からの電話だった。真琴は補導されていた。
急いで警察に向かう俺。

「何があったんですか!?」
「自動車を盗もうとしてたんですよ。パトロール中にたまたま
みかけてねぇ」
「……」

警察官に連れられてやってくる真琴。
私と目が合うと、みるみる目に涙をためる真琴。
「うわああああああん!」
俺のほうに走りより、抱きつく真琴。

帰り道。あたりはすっかり暗くなっている。
うつむき加減で歩く真琴。
「…真琴、人のものは盗んじゃいけないんだぞ」
何も答えない真琴。
しかし、俺もそれ以上は何も言わなかった。
真琴は知っていたのだ。
今日が俺の誕生日であることを。
そして俺が、普段から車が欲しいともらしていたことを…。

「…さ、肉まんでも買って帰るか! 真琴好きだもんな」
赤くはれた目で俺を見上げる真琴。
にこりと微笑み返す俺。
前に向き直りトトトトーと走る真琴。
キューっと音を立ててとまる真琴。
そして恥ずかしそうにこうつぶやく。
「したい…けっこん」