これが単体で一作品だったら違和感はないのだけれど、前のパートからの
流れを考えた上だと残念な描写がいくつかあると思った。
俺なりの解釈からだから、他の人にとっては細かいことかもしれないけど。
>例えマーダーに会っても、俺は生き残るさ。戦ってもな。
>見てろよ、レミィ。相沢。俺は、バッチリ、お前らの分まで生きてやるぜ。
これって、白い決意を祐一から受け継がなかったように読みとれる。
これが俺的に無念でならない。
みんなで生きて帰ろうという、そんな決意を受け継ぐのだと思ってたので。
──俺と同じように……負けるなよ……──
同じ理由で、出会い頭の女コンビに釘打ち機を突き付けてしまったことも。
祐一の最後のメッセージを受け取った、しかも、そもそもがフェミニスト
を気取る北川なのに、彼らしからぬ振る舞いだと思う。
北川自身の持ち味も充分に出てるし、これが序盤とかだったら、ついアレを
突き付けてしまったのも仕方ないかな、と納得してたんだけど。
ご本人も気付かれた、面識のあるもの同士なのに二人とも気がついていない
様子なこと。脳内補完ではなく、できれば作品内で。でなければ最後の【 】
とかでフォローして欲しい。
もう一つ。『放送は近い』という、北川のモノローグ。
腕時計を観たとか、そういう描写はなかったと思うのだけど、どうしてここに
そのモノローグが入るのかという疑問。これはあくまで書き手の認識なのでは?
なんだか色々と書きましたけど、全部意見の形を為していると思います。
これも、彗夜さんに期待してるからゆえの意見なので、凹まないで、今後も
頑張って貰いたいです。
(こういう感想ならいらんといわれれば今後は沈黙しますが、いかがか)
……と、自分なりの感想を書き込んでみた。