黒猫まっしぐら!〜楓スレ#9

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770名無しさんだよもん
>>761
長女ハッピーエンド中に梓、初音に続き耕一の部屋に現れる楓ちゃん。

 そのとき、もうひとり、楓ちゃんが現れた。
「へえ、楓が来るとは珍しい」
 梓が茶化すと、楓ちゃんは照れたふうに俯いた。
「楓、あなたも耕一さんが心配だったんでしょう?」
 千鶴さんがそう言うと、楓ちゃんはちらりと彼女に
視線を向けてから、俺を見つめ、
「…身体…なんともないですか?」
 そう訊いた。
「うん、このとおり、別になんとも…」
 俺が、初音ちゃんのときと同じように応えると、
「…この子には、すべてを話しました」
 千鶴さんが俺だけに聞こえる声でそっと囁いた。
 それを訊いて、俺はひとり納得した。
 …そうか。
 この子は、すべて知ってたんだ。
 だから、いつもあんな辛そうな顔をしてたのか。
 相変わらずの大人しい雰囲気は変わらないが、よく
見ると、心なしか、楓ちゃんの表情から、暗いかげり
がなくなっているような気がした。
「…うん、いろいろと心配してくれて、ありがとう。
もうなんともないから…」
 笑顔を作って俺が言うと、その瞬間…。
「…あ」
 楓ちゃんは、初めて俺に微笑みを見せたのだった。

そのままの引用申し訳ない。
この時点の彼女の心のうちとこれ以後の展開を想像…
…そんな酷なことはないでしょう(TдT)