8月10日発売予定 OVA 「ONE」

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471名無しさんだよもん
「ねえ折原君、今日はこれから何処行く?」
「別に何処でもいいぜ」
「ホント♪ じゃあ、えーとねぇ…」
 柚木と付き合い始めて、はや三ヶ月。
 まさかこいつと付き合う事になるとは思わなかった。
 まあ一緒にいて面白いといえば面白いが…。
「えーと、カラオケはこの前行ったし…ゲーセンは昨日行ったしって…うわっ!」
 そんな事を思っていたら目の前の柚木が突如バランスを失う。
 どうやら地面に転がっていた空き缶か何かに蹴躓いたようだ。
 俺はすかさず柚木に手を伸ばす。
 むにゅ!
(ん?)
 俺は不可解な物体に手を触れる。
 むにゅ。むにゅ。
 何だろうか、これは?
「折原君、あのーーーー…」
 そう呟く柚木に気付いた俺は自分の手の先を見る。
「…………」
「…………」
 これってもしかして柚木の…胸!?
「うわっつ! ゴメン!」
 俺はすかさず手を放し、柚木に謝罪の言葉を述べる。
 柚木も気まずそうに俺の方を…。
「あんまり大きくなかったでしょ? ガッカリした?」
 あれ?
 照れてもなければ、気まずくもない。余裕の笑みで俺に語り掛ける。
(…全くこいつのペースにはいつも振り回されっぱなしだな)
 そんな事を思っていたら。
「行き先決まったよ、いこっ!」
 と、俺に話し掛けてくる。普段通りの会話になって一安心だ。
「で、何処いくんだ?」
「ウェディングドレス見に。責任取ってよね〜♪」
 俺は思わず、ずっこけそうになる。
「あはは、冗談冗談」
 と、言いながらもかすかに頬を染める柚木の姿が目の前にあった。