主に秋子さんが食卓でおもむろに箸を置き一言#3

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405水瀬秋子
「ねえ、佐祐理さん?」
「あ・・・はい。なんですか、秋子さん?」
「祐一さんの好きな子はみんな普通じゃないんですよ、ウフフ」
「はぇ〜・・・そうなんですか」
「植物人間とか、死に至る病持ちとか、実はけだものとか・・・」
「あはは〜、佐祐理は普通の女の子ですよ」
「そうかしら?人を殺してたりして、くすっ」
「そんな、そんなことありませんよ・・・」
「大事な人を、たとえば・・・妹さんとか・・・」
「ふぇ・・・、佐祐理に妹さんはいませんよ」
「あ、ごめんなさい。弟さんもいないんですよね、弟さんも、くすっ」
「うっ・・・うっ・・・弟は・・・いません。わたしのせいで、わたしのせいで・・・」
「だいじょうぶ。弟さんは恨んでいない・・・かもしれないわ」(にっこり)
「・・・悪いお姉さんでごめんなさい、ごめんなさい・・・うっ、うっ・・・」