毎日が退屈だった。
クラスの連中はいつもくだらない遊びに熱中していたし、
大人達は何を聞いても答えられないくらい馬鹿なくせに
他人に命令ばかりしていた。
これから先何十年もこんな薄汚れた世界で生きていくなんて
考えただけでも反吐がでる。
毎日そんなことばかり考えていた。
ある日俺は学校に行くのをやめた。
そもそも学校なんて最初から行きたくなかったんだ。
一日中部屋に引きこもってインターネット。
その中でも特に面白かったのが巨大掲示板「にちゃんねる」だった。
匿名だから思ったとおりの発言が出来る。
気に食わない発言があったら荒らしてしまえばいい。
いつしか俺は一日中「にちゃんねる」で掲示板荒らしをやるようになった。
その日は今まで行ったことの無い板を荒らしていた。
全然反応がない。
つまらない。なんて張り合いの無い板だ。
そう思って他の板に行こうしたが、最後に一度リロードしてみた。
一番上のスレッドの最新の発言は、自分以外のものだった。
そこに書かれていたのは……その発言を読んで、俺は引きこもりをやめた。
まだ「にちゃんねる」からは離れられないけれど。
俺を救ってくれたモニタの向こうの知らない誰か。
もしかしたらいつか現実で会えるかもしれない。
その日は今まで行ったことの無い板を荒らしていた。
全然反応がない。
つまらない。なんて張り合いの無い板だ。
そう思って他の板に行こうしたが、最後に一度リロードしてみた。
一番上のスレッドの最新の発言は、自分以外のものだった。
そこに書かれていたのは……
その発言を読んで、俺は引きこもりをやめた。
まだ「にちゃんねる」からは離れられないけれど。
俺を救ってくれたモニタの向こうの知らない誰か。
もしかしたらいつか現実で会えるかもしれない。