「いつだってだーまえのことが心配だよ」麻枝スレ#3
ひょおおおおおぉぉぉぉ…
後には、荒涼とした風が吹くばかりだった。
いや、違う。寒いのは俺の心だけだ。
相変わらず、辺りはうだるような熱気が立ちこめている。
【麻枝】「ふぅ…」
俺は椅子に再び座り込む。
【麻枝】「で、なんだっけ…」
【麻枝】「カレギュウ」
…違う。
思い出した。
【麻枝】「企画書を探しにいかないと…」
俺は立ち上がる。
【麻枝】「どこまで飛んでいったんだよ…」
歩きながら、顔を上げる。
その先には天井と、それにぶら下がる蛍光灯が広がっていた。
首吊りにピッタリだ。
【麻枝】(やっぱ鬱だな…)
さらに顎を高くあげて、常備薬のDLPAをのむ。
一面がサイケな色に染まった。
【麻枝】「………」
すると、ついさっき見ていた白昼夢の続きを見ているような気がした。
そう、あれは確かに白昼夢だった。
どこまでも、どこまでも引っ張って。
俺はマスターアップを目指していた。
その先に何が待つのか。
それを確かめるために、書き続けている。
視界が揺らいだ。
緑の妖精さんが目の前を、ふよふよ浮いていた。
その先はもう、見えない。(というか見ない方がいい…)
今、目を閉じたなら、エイエソに行くだろうか。
この腹の緩い肉体を地上に残して。
俺は目を閉じてみた。
………。