やはりあなたも長森瑞佳が大好きですか!♯6

このエントリーをはてなブックマークに追加
488ゴール職人@萌道入門
 教室に帰ろうとして中庭を横切った時、
 木の側で飛び跳ねている長森を見かけた。
「長森何してるんだ?新しい遊びか?」
「違うよ〜っ!ハンカチが木に引っかかっちゃって取れないんだよ〜」
「これか?」
 ひょい
「それそれ、ありがと浩平」
 そのまま素直に返すのも面白くないので、ハンカチを持った手を上に上げる。
「浩平ーっ、意地悪しないで返してよー」
 長森が今度は俺に向かってぴょんぴょん飛び跳ねる。
「やーだよっ」
「そんな意地悪するなら、こうだからね!」
 長森が飛びかかってきた。
「うわっ!」
 俺は長森にしがみつかれバランスを崩し芝生の上に倒れる。
「さあ返してよっ、浩平!」
「分かったから、どいてくれ…この体勢は人に見られたら誤解されるぞ」
「えっえっえっ!」
 慌てて、長森が俺の上からどく。
「長森、カオ赤いぞ」
「もうっ、浩平の意地悪…」