庭から長森が出てきます!!助けてください!!!

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527来栖川萌え@梓もね
>>518の続き
庭森−24

「浩平、これ見て」
「ほー、七夕セットか」
「おもちゃ屋さんで見かけたから買ってきちゃった」
「おいおい、笹がプラスチックじゃないか」
「本物は三日で枯れるみたいだから仕方ないよ」
「こっちが短冊か。よし、早速願い事を書くとしよう」
「あっ、駄目だよ。わたしが最初に書くんだから」
「ちっ、とっとと書けよ」
「うん。えーっと・・・」
ちょっと考え込んでからさらさらと願い事を書く長森。
「はい、これに書いて」
青い短冊とペンを受け取る。
願い事か・・・
あらためて言われると悩むな。
ウケを狙って世界征服とかハーレム設立とでも書くか。
「どうしたの?」
「願い事がありすぎて迷っているんだ」
本当の願い事なんて一つしかない。
照れくさいけどそれを書くことにした。
「浩平は何を書いたの?」
「世界が平和でありますように」
「すてきなお願いだね」
「ちょっとは突っ込んで欲しい」
「短冊付けようか?」
「ああ」

短冊の二人の願い事は、同じだった。