庭から長森が出てきます！！助けてください！！！

>>514の続き
庭森−２２

「で、嫌な夢ってどんな夢なんだ？」
「浩平が出てくる・・・」
「俺が嫌なのか？」
「最後まで聞いてよ」
「うむ、すまん」
「夢に出てくる浩平は、浩平じゃないと思う」
「・・・・・・」
「だって・・だって本物の浩平は・・・わたしにあんなことしたりしないもん」
長森は目に涙をためながら夢の話を続ける。

「そんな夢を毎日見るのか・・・。それは寝不足にもなるな」
「・・うん」
「おまえくらいの歳にはよくあることだ。気にしなくていい」
「それ・・前にも聞いたよ」
「そうだっけ？、まあとにかく今は睡眠をとることだ。俺が見ててやるからちょっと眠っていけ」
「変な事しないよね？」
「ばーか、子供に手を出すかよ」
「その子供に告白したのは誰？」
「おまえの将来性を買ってるんだ。とにかく眠っとけ」
「うなされたりしたら起してね。怖い夢を見たくないから」
「ああ、すぐ起してやるから安心しろ」
「ありがとう、浩平」

５分も経たないうちに眠ってしまった。
よっぽど疲れていたんだな。
長森の話、夢じゃなくて現実だ。
多分前の持ち主だった頃の記憶・・・