庭から長森が出てきます!!助けてください!!!

このエントリーをはてなブックマークに追加
508来栖川萌え@梓もね
>>502の続き
庭森−20

「・・・いいよ」
(やっぱりだ。この言葉には反応するんじゃないかと思ったぜ)
「それじゃ、俺が傘を持つから」
「わ、わたしが持つよ」
「おまえが持つと高さが足りないんだよ。それに結構疲れるしな」
「ありがとう。手が楽になった」
「もっと寄らないと肩が濡れるぞ」
「だってこれ以上寄っちゃうと・・・」
「遠慮するなよ」
長森の肩を引き寄せる。
「あっ」
恥ずかしそうにうつむく長森。
「こうしていると雨もいいもんだな」
「・・・うん」

商店街の前を歩く。
雨のせいか人通りは少ない。
「最近、疲れてないか?」
「わたしが?、どうして?」
「目がしょぼついてるし顔色も悪い。ちゃんと寝てないんじゃないのか?」
「へー、よく見ているね」
「まあな。長森研究家の第一人者としては当然だ」
「ちょっと浩平のこと見直したよ」
「どんなもんだい。えっへん」
「こら、調子に乗りすぎだよ」