庭から長森が出てきます!!助けてください!!!

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454来栖川萌え@梓もね
>>448の続き
庭森−11

「おいしかった?」
「ああ、お前が作ったのか?」
「そうだよ」
「ふーん、長森って料理がうまかったんだな」
「あれ?浩平がほめてくれた」
「俺がほめると何かまずいのか?」
「ううん、そんなことないけど珍しいなと思って」
「それならほめない。まだまだ精進が足りん!!」
「なんだよ、それは」
「冗談だ。ここのとこ最悪の食生活だったから感謝してる。最近忙しくてな」
「…そうなんだ」
「ん、どうした?」
「それならわたしが夕食を作りにこようかなと思って。浩平さえよかったらだけど」
「馬鹿、今日は定時であがってきたけどいつもはもっと遅いんだぞ」
「でも同じアパートだし少しくらいなら遅くても平気だよ」
「体裁悪いだろ、高校生の女の子が夜中に部屋を出入りしたら」
「………」
「こらこら、そんなことでがっかりするな」
「あ、別にそんなことないよ。ほら、元気元気……」
「ふー。長森、散歩にでも行かないか?」
「散歩?」
「ああ、いつも食後にその辺の公園を回ってくるんだけど」
「うん、行く」
困ったな。
最初に考えていた状況とはかなり違ってきている。
これでは普通に彼女と付き合っているのと変らないじゃないか。
さて、どうしよう……