庭から長森が出てきます!!助けてください!!!

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423来栖川萌え@梓もね
>>412の続き
庭森−8

「えっ?」
長森にも予想外の行動だったのか固まってしまった。
「一応言っておくが『わたしだよ、わたし』なんて聞き返さないでくれよ。俺は長森だから付き合いたいんだ」
しばらく考えてから俺の顔を覗き込む。
「本気で言ってるの?」
「俺の目を見ろ。炎が見えるだろ?」
「そんなもの見えないよ」
「あのさ、これでも恥ずかしいんだぜ。8つも下の小娘に告白しているんだからな」
「なんで浩平がいつのまにか年上になっているんだよ」
「そんなの俺にもよくわからん。とにかく返事を聞かせてくれ」
「・・・うん、いいよ。浩平がそうしたいっていうなら」
長森は赤くなりながらそう答えた。
「よし、今日からお前と俺は恋人同士だ」(ニヤリ)
「今変な笑いかたした」
「そんなことないぞ」(ニヤリ)
「浩平、なんだか怖いよ」
「ほら、時間がないんだろ。急ぐぞ」
「あ、うん・・待ってよ」

会社に着いてから正気に戻る。
「そうか!! あいつと一緒にいる間、俺は変だった」
俺は生身の女を相手にあんなに口が回らない。
ましてや告るなんてとんでもない話だ。
しかも名前まで変わるなんて・・
「秋葉に行って聞き出すか」
このままでは別人になってしまう。
俺はそんな危機感に襲われていた。