庭から長森が出てきます!!助けてください!!!

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412来栖川萌え@梓もね
>>410の続き
庭森−7

「ねえ、浩平・・」
「なんだ?」
「今朝、浩平の部屋で寝ていたんだけどどうしてかな?」
長森が赤くなりながら聞いてくる。
ちっ、やっぱり覚えているのか。
「ああ、お前が庭で倒れていたから俺の部屋に寝かしておいたんだ」
「なんでわたし、あんな格好だったの?」
「お前が裸で倒れていたからだ。俺のシャツを貸してやったんだから感謝しろ」
走っていた長森は足を止めて俺をにらむ。
「うそだよ。浩平がわたしを裸にしたんだよ」
「そんな訳ないだろ」
「きっと裸にしただけじゃなくてあんな事やこんな事までしたんだ」
「何にもしてないって」
「あーーーん、わたしもうお嫁に行けないよっ!!」
「わあああああっ、大声でなに言うんだ。恥ずかしいだろ」
声に気がついた通行人がこっちを見ている。
長森は錯乱中で目に入っていないようだが。
「はーっ、やっぱり浩平にはしっかりした人が必要だよ」
「聞けよ、長森」
「なんだよ」
真正面に長森が怒った顔で立っている。
ちなみに怒っていてもかわいいから始末に悪い。
「あ、あのさ・・」
「なに?」
「ずっと好きだったんだ。俺と付き合ってくれ」
気がついたらまったく別の言葉を発していた。