庭から長森が出てきます!!助けてください!!!

このエントリーをはてなブックマークに追加
410来栖川萌え@梓もね
>>400の続き
庭森−6

長森は目をきょとんとさせたがすぐ元の表情に戻る。
「うそだぁー」
「これを見ろ」
俺は長森に免許証を渡す。
「折原浩平って書いてあるけど」
「なにっ!!」
長森から免許証を奪い返して名前の覧を見る。
確かに名前が変わっている。
それどころか住所も変わっているぞ。
「長森荘ってどこだよ?」
「浩平ったらやっぱり寝ぼけてる。うちは昔から長森だよ」
「まさかおまえ、大家の娘とか言うんじゃないだろうな?」
「はー・・本当に大丈夫?、浩平」
長森は俺の額に手を当てるポーズをとる。
「うん、熱はないみたいだね」
「だーっ、俺はまともだって」
どうやら大家の娘が長森という設定になっているらしい。
おいおい、確か大家って60近くのはずだぞ。
娘というより孫だろう。
続けざまの衝撃に俺は目眩しそうになった。
しかし会社に行かなくては給料がもらえない。
「話は後だ。とにかく駅まで走るぞ」
部屋を出てアパートの表札を見ると本当に長森荘になっていた。
素朴な疑問なのだが昨日までの俺の名前と住所はどうなるんだ。
まてよ、俺の本当の名前って何だっけ?
・・・・・全然思い出せない。
「マジかよ・・・」