庭から長森が出てきます!!助けてください!!!

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400来栖川萌え@梓もね
>>394の続き
庭森−5

目を覚ますと10時過ぎだった。
遅刻確定らしい。
朝から最悪の状況だ。
「あれ、長森は?」
昨日寝かせていたところには誰もいない。
「夢オチか?、それって最低だぞ」
しかし、引出しの中には昨日撮影したフィルムが入っていた。
「まさか・・誰も写ってないとか」
とにかく会社に行かなければいけない。
俺は大急ぎで用意をした。
コンコン
この忙しいのに誰だよ。
「開いてるよ」
「あ、自分で起きたんだ。偉いぞ、浩平」
「誰だ、お前は?」
「えっ?、私だよ私」
「私さんか。始めまして」
「もー、冗談言ってる暇なんてないんだよ。早くしないと午後に間に合わないよ」
「言われなくてもやってるよ。有給が全然残ってないからな」
「・・有給ってなに?」
「有給というのは会社にいかなくても給料が出るありがたい休日だ」
「そうじゃなくて、なんで浩平に有給が関係あるの?」
「そりゃ会社に勤めていれば当然もらえるものだからな」
「えーっ、私達って今日から同じ高校に転校するんだよね?」
「なに寝ぼけた事言ってやがる。どこに20半ばの高校生がいるんだ」
「だって浩平って私と同級生だった筈だよ」
「それともうひとつ言っておく。俺の名前は浩平じゃない」