考察がOKのようですので…
「過去のトラウマを忘却したいが為に、別人格のペルソナをかぶった
主人公が、トラウマを剥き出しに生きる女の子たちとの絆を作る
ことによって、過去の主人格を回復する話。
主人公の主人格はトラウマを負った時点(子供の頃)で、えいえん
の世界という内宇宙に留まっている。
妹と、幼ななじみの瑞佳、この2人のイメージを等分に投影した
「みずか」と共に、えいえんの世界で生きている。
「みずか」は主人公の生み出したアニマである。
自ら生み出した存在だから「みずか」なのだ。
主人公の別人格は初めから泡沫のように仮初めのものでしかない。
生存するためには、そういった幻さえも作り出すのが人間の脳の
機能だ。彼は別人格のまま、何年もの時間を過ごしていた。
物語が進み、やがて主人公は過去の主人格を回復する。
だが、その肝心の主人格はえいえんの世界をさまよっている。
ゆえに、主人公はえいえんの世界へ旅立たねばならなくなり、
別人格であった、かつての主人公は消滅してしまうのである。
その後、エンディングで女の子たちのもとへ帰ってくるのは、
現実の主人公ではなく、ヒロインたちが自ら生み出したアニムスだ。
主人公とそのアニマである「みずか」に起こった現象は、
視点を変えてヒロインたちが引き継ぐことになった。
このゲームにおいて、エンディングだけが、女の子側の視点に
なってることがその事実を裏づけている。
トラウマを抱えたヒロインたちは、自我が脆すぎて、現実の
男の子と交流することができない存在だが、この主人公だけは
主人格を喪失した幻の存在なので、アニムスとして自分の内に
取り込むことができたのである。」
上記、私の尊敬するシナリオライターさんの説ですが(無断転載済みません…)
どうでしょうかね…。