■SS投稿スレcheese3

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251名雪の闘病記
【階下にて】
秋子「祐一さん、名雪は今日は学校を休むそうです」
祐一「ええ、まだ具合が悪いみたいですね、でも寂しいみたいだったから、名雪に
『早く帰ってくる』って約束しましたよ、あははっ」
秋子「そうですか、あの子うれしそうでしたよ。」

祐一「じゃ、行ってきます」
秋子「あ、そうそう。祐一さん、あの子仮病みたいですから、今日はやさしくして
あげてくださいね。でも、ちょっといじわるしてもいいですよ、クスッ」
祐一「・・・仮病って・・・秋子さん?」
秋子「体温が43℃ですって」「お願いしますね。祐一さん」
祐一「・・・はぁ、行ってきます」

【学校にて】
秋子さんがいうんだから、名雪は仮病だな。しかしなぜ?
・・・やっぱり、「やさしくしてあげてくださいね」って秋子さんがいうんだから、
俺と秋子さんがやさしくしたことがうれしかったのかな。
じゃあ、ちょっと意地悪く、やさしくしてやるか(にやり)
252名雪の闘病記:2001/03/19(月) 03:06
【祐一】
高校生は帰りが早い。商店街でプレイに必要なものを調達する。
「ただいまーっ」
家のドアを開けるまえに、大声でどなっておく。
ドアを開けると、どこからかバタバタと音がした・・・気がした。

「名雪は寝ているはずだ。重病人だからな。」とってつけたセリフだ・・・。
名雪の部屋をノックする。「名雪?」
「あ、祐一〜。お帰りー・・・ごほっ」

「まだ、苦しいか?せきもでるのか?」
「う、うん。せきがでるんだよ」
「ううっ、つらそうだな・・・薬を買ってきてよかったよ。『塗る風邪薬VICCSヴェ
ッポ*ップ』だぞ!これは効くんだぞ(効くかどうかなんぞしらん)。塗ってあげるな」
「ありがと・・・うれしいよ、ごほっごほっ」

「じゃあ、胸を出して。自分で塗る?だめだめ。お前、今朝、熱何度あったと思って
んだよ、43℃だぞ。今は落ち着いてても、重病人なんだぞお前は!!!」
253名雪の闘病記:2001/03/19(月) 03:07
【名雪】
しまった、43℃まで体温計をあげちゃってたんだ、重病人だよね・・・。
祐一のわたしを思う気持ちに抗えないよー。わたしがパジャマの胸をはだけようとすると・・・

「俺が脱がせてやる。体だけ起こせば良い。」「で、でもー・・・」
「デモも機動隊もない!(キッパリ)」・・・つっこむこともできない厳しさで言
われちゃった。わたしは、しかたなく体を起こす。

「今日は良い子にしてたか、名雪?」そんなことを言いながら、祐一の手がパジャ
マのボタンをはずしていく。
「うん、わたし・・・良い子・・・だったよ(どきどき)」
「じゃあ、今も良い子にしてたら、おみやげをあげるからな」ブラを祐一の手によ
ってはずされる。
おもむろに薬を取り出し、両手の指に、手のひらに塗る祐一。(「わ、わ、わーっ、
どうしよどうしよ」)
説明書を読む顔は真剣そのものだ。「冷たいけど、名雪は良い子だからガマンするんだ」
「うん、わたし・・・いいこ」
祐一は背中に回り、わたしの胸に触れ始める。
「この薬は、塗った後に10分近く良くマッサージをするといいんだって。」
胸全体に薬を塗られる。「ひゃう、冷たいよ・・・」
揉まれながら、2本の指で乳首を挟むようなかたちでマッサージがつづく。(ハァハァ・・・)
「揉まれたところが、少し熱くなってきたら効いている証拠だって。」
「う、うん・・・ちょっと熱くなってきたよ、ハァハァ」
「息が荒くなってから、しばらく揉んでくださいだって。」(あっ、あっ・・・)
「ときどき、乳首も刺激してくださいだって」(・・・なに?なにか言った?はふぅ、ゆういちー)

ようやく、マッサージが終わった。
「これで、呼吸が楽になるからな。よく、頑張ったぞ。良い子だ。」
ブラとパジャマを祐一が着せてくれる。
「う、うん・・・わたし、いいこだお・・・ハァハァ」
254名雪の闘病記:2001/03/19(月) 03:11
【祐一】
さて、次は
「名雪、お前やっぱりまだ熱あるよ。顔真っ赤だし、目も赤いし。」
・・・「おでこをくっつけても、熱いじゃないか」
「解熱剤を買ってきて良かったよ。これも効くって、薬屋が言ってたんだぞー」
「これだ、パブ*ン坐薬がいいって言ってたんだ・・・(まあ、ほんとはこども用
だし、健康体に使っても問題ないだろう)」
「ざ、座薬ってもしかしてー?!」
「お前、熱が40℃を超えたままだと人間死ぬんだぞ。タンパク質の変性が始まっ
ちゃって、取り返しのつかないことになっちゃうんだよ!!頼む名雪。俺と秋子さ
んを悲しませないでくれ(ウソ泣き)」
「うん・・・ごめんなさい祐一、ごめんなさい・・・」

「恥ずかしいけど、名雪は良い子だからガマンするんだ」
「うん、わたし・・・良い子・・・」
255名雪の闘病記:2001/03/19(月) 03:12
【名雪】
「お前は横になっていればいいから」祐一はわたしのパジャマのズボンを下ろす。
あ、パンティに少し染みができてるかも・・・
「下着も交換したほうがいいかもな、汗をかいてるな。祐一はそう言い、替えのパ
ンティを準備する。パンティに手をかけられたとき、わたしは目をつぶりながら、
腰を浮かした。

「汗を拭こう」タオルで大事なところを拭かれる・・・あっ、自分以外の人の手に
刺激されるとこんなに気持ちがいいなんて・・・ダメっ、わたしは歯をくいしばっ
てこらえようとした。祐一は拭きつづける・・・(ああーっ、ダメだよ。もう許し
てお願いお願いお願いお願いお願いお願い・・・はぁぁぁぁ・・・)

「汗が止まらないみたいだな、やっぱり解熱剤を使わないと」
祐一は薬の袋を切った。「高熱は、体力の消耗などをまねくおそれがあるので、早
目に熱を下げることが大切なんだ(説明書の受け売り)」
わたしは、心配してくれる祐一にうれしくてしかたがない。「ありがとう・・・祐一」
恥ずかしいなんて思っていたわたしが、恥ずかしい・・・。
256名雪の闘病記:2001/03/19(月) 03:12
【祐一】
「恥ずかしいかもしれないから、目をつぶっていろよ。名雪」
さすがに俺の喜びの表情は、目をつぶっていてもらわないと隠しきれない。仰向け
の名雪のハダカを前に冷静な振りすらできないっていうか無理。

「良い子だから、我慢できるよな。名雪」
「うん」
「息を吐いている時に入れるからな、痛くないように。息を吸ってー、吐いてー」
吐いたときにあわせ、座薬をいれ、さらに人差し指の第二間接までずぶり・・・。
「あうっ・・・」
「中途半端に入ってると逆戻りするから、2〜3分間押さえているからな。」
って、指を入れたままにして、ちょっと振動を与えてみたり。
声をだす名雪・・・「つらいだろうが頑張れっ。」
「うん、わたし大丈夫だよ」
あえぐ名雪・・・(「おおっ、こんなところもあえいでいるぞ(謎)」)

指は入れたまま、前のほうの汗も拭いてあげよう。病人にたいする思いやりだ。
「また汗を拭くけど、ガマンするんだぞ名雪」「うん」

あ、途中でタオルが落ちたりなんかして・・・いいや指で拭いてあげれば。
「良い子だもんな、名雪は」「うん、うん」
「もうダメか、名雪」「うん、うん」
「・・・・・・・・」「うん、うん」話を聞いてないな。
かわいそうだから、行くところまで行っとこう。
「ハァハァハァハァ・・・うん、だいじょうぶだよ。うん、ダメかも。うん、
ゆういちゆういちゆういち〜・・・ハァ」
257名雪の闘病記:2001/03/19(月) 03:16
パジャマを着せた後、名雪に礼を言われる。
頬を染めながら「祐一、ありがとう。きっと明日は元気になるよ」
俺は、一瞬言葉に詰まる・・・「そうそう、イチゴサンデーをお持ち帰りで買って
きたんだ。食べられるよな、名雪?」
「わ、うれしいよー。祐一大好き〜」
名雪に感謝されて、俺は気分良く部屋を出た。

晩の料理は、秋子さんの対名雪特別メニューだった。名雪はベッドでうれしそうに
食べていたそうだ。

【翌日】
朝の居間。
名雪「おはよう、おかあさん。」「やっぱり、健康がいちばんだよね」
微笑みながら、秋子は尋ねる。「昨日は仮病?」
名雪「お、おかあさん。どうしてそれを・・・」
秋子「あらあら(クスッ)。名雪、人間43℃の熱が出たら生死にかかわる状態だって知ってた?」
名雪「・・・・・・」 
秋子「祐一さんも知ってたのよ。でも・・・」
名雪「!?」

・・・階段を降りる祐一の足音が聞こえてくる。
(終わり)