岩切と入水自殺

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430岩切花枝
三月八日 晴天

ふう、お疲れー(−−)

今日は久しぶりに雲のない暖かい天気だったので、
午前中は海の中で過ごしました。
気持ちよかったけど少し飛ばしすぎたみたい。
明日は筋肉痛確定(^^;

正午を過ぎておなかも減ったので海から上がろうかとしたところに、
坂上と少女二人がやってきた。
なんだか楽しそうだった・・・。
それに引き替え自分はいつも一人・・・。
が、がお。ううん、別に寂しくないよ。
最近は泳ぐ魚の数を数えてるし。
泳ぎ回るお魚さんたちを数えるのは、訓練にもなるし。
にははっ、花枝ちん、あたまいい。
431名無しさんだよもん:2001/03/08(木) 05:42
その町には夏が訪れていた。

戦車を操るひとりの青年。
その周りには子供がふたりだけ。
観客の興味を引くには、青年の戦車は退屈すぎた。
子供たちは興味を失い、その場を走り去った。
青年は旅のひと。
彼の道連れはふたつ。
血の様に真紅に染まった、古ぼけた戦車。
「力」を持つ者に課せられた、はるか遠い約束。

そんな彼に、話しかけるひとりの少女。
人なつっこく、無邪気に笑う。
彼女との出会いをきっかけに、
この土地での暮らしが始まる。

夏の情景に包まれて、穏やかに流れる日々。
陽射しの中で繰り返される、賞金首たちとの出会い。
夏はどこまでも続いてゆく。
果てしなく広がる地の上で。

彼女が待つ、その大地の上で。