Keyシナリオ批評スレッド

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742名無しさんだよもん
>>734
その三角関係については、祐一とさゆりが同義、ということを言わなかったっけ?
三角関係は、ある一者を巡り残り二人がライバル関係となり、
二人のどちらかが消えるまで続く。これも、一種の構造。
さゆりが消えた後は二人の物語になるのだが、
ここで祐一と舞の関係は「傷を与える・与えない」という関係になる。
そして、化け物との対決へ――
ここまでで、自然に構造化してしまう要因があると思う。
一つは、三角関係の排除。
もう一つは、排除により生じた傷。
その傷を埋めるには化け物を倒して平穏な日常に戻るという選択肢しか舞にはありえない。
しかし、ここまでの叙述の短さでは、化け物を倒しただけでは傷は埋まらないという「予測」もつく。
(これはストーリーの叙述の速度、及び三角関係的なモチーフの利用による予測)
また、ストーリーにコミットしたキャラはさゆりと舞、祐一だけ。
化け物の正体は「ベタに」いけばさゆりのはずだったが、その線も消えた。
ならば、残ったのは「舞」と「祐一」のどちらか。
(ここで他キャラをプレイしていれば「思い出」が原因と予測がついてしまうが、そうではない過程を探る)
夜の学校で、化け物は「祐一」を狙っていることが暗示される。
そうすると、化け物はもう一人の舞しかいない、と経験的にわかるだろう。
これが「ベタ」な展開という意味。