Keyシナリオ批評スレッド

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>>250
描き方の違いだけだと思う、舞シナリオを評価するかどうかは。
それが久弥と麻枝の「エクリチュールの違い」、ってワケなんだけど。
(=文学的エクリチュールか、エッセイ的エクリチュールか)
久弥は、引用の無いテクスト。
作品の中で、全てを説明しきる。
麻枝は、プレイヤーに想像力を求めるテクスト(引用のあるテクスト)。
作品中の描写が完璧でなくても、プレイヤーが補うことができる。
どっちが現代(文学)的か、って言ったら麻枝だと思う。
読み手が参加することで、初めて作品が作品として成り立つ。
久弥は、読み手がいなくても、それ単体で作品として完成してしまっている。
「物語としての小説」的(=春樹・ばなな的)書き手だと思う。