萌える!葉鍵シチュエーション#4

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693名無しさん@だよ
 瑞佳とラブホテルにくるようになってどれほどだろう。始めの頃は入るのすら
恥ずかしがっていた瑞佳もいつのまにか慣れてしまったらしく、最近では
この二人きりの空間を楽しむ余裕すら出てきたようだ。
「浩平、今日の部屋のお風呂すごく広いよ」
 浴室のドアを開けて覗き込んだ瑞佳が嬉しそうに声をあげる。反響した声が
聞こえてきた方向にいくと、瑞佳はさっそく浴槽にお湯を張っていた。
「ね、お風呂にお湯が貯まるまで買ってきたご飯食べようよ」
 サイドテーブルの上に置きっぱなしだったコンビニの袋に目をやる。俺が
適当につけたテレビをなんとなく眺めながら、二人で食事をすませた。
 俺がゴミを片付けていると、その後ろで衣擦れの音がする。瑞佳が着ていた
服を脱いでいる音であることは、振り向かなくても分かった。
「先、入ってるからね」
 浴室のドアの開閉音を残し、室内から瑞佳の気配が消えた。きっと瑞佳に
すれば、この密室での二人きりという状況がどことなく同棲という雰囲気を
感じさせるんだろう。
「さて…」
 俺も服を脱ぎ、それをソファーに放り投げた。ノックなく浴室に入ると、
ちょうどシャワーを手に当て、温度調節している瑞佳と目が合う。
 髪をタオルでまとめ、逆に肌は一切隠していない瑞佳は、驚きもせずに
俺を見て嬉しそうに笑った。
「ほら浩平、座って」
 差し出されたプラスチックの背の低い椅子に座る。瑞佳はそんな俺の
髪にいきなりシャワーを浴びせた。
「あ、耳の後ろちゃんと洗ってない。もう、いつもちゃんと言ってるでしょ、
浩平ったら」
 耳の真後ろで泡の感触をともなって、ごしごしと音がする。
「ほんと、世話好きだな…」
「その世話好きのことを好きになってくれたのは…浩平だよ」
 背中にあたる二つの柔らかい感触とともに、耳元で瑞佳の声がした。

最近瑞佳にオオハマリ。