その、お雑煮のコトで、またも浩之とセバスがケンカしだしたりして・・・。
セバス「何じゃ小僧! 雑煮にアンコ餅を入れるとは何事だ!」
浩 之 「うるせージジイ! ウチの雑煮は、白ミソに大福餅いれるヤツって
決まってんだよ! 文句があんなら食うな!」
セバス「おのれ、この無礼な小童が!」
綾 香 「アラ、意外に合うわねえ・・・アンコ餅って・・・・・。姉さん、これ
オイシイと思わない?」
芹 香 「・・・・・・・・・(コクッ)」
綾 香 (これが、浩之の家の味なのね・・・・)
険悪なムードで睨み合っている2人をよそに、綾香は初めて食べる浩之の
手料理(雑煮)の味に、感銘を受けていた・・・・・。
綾 香 (・・・・・・確か、普通は女性が男性に食べさせるんだったっけ?
手料理ってのは・・・。流石のアタシも、料理だけはイマイチ自信が
無いのよねえ〜〜。ま、今はそんなコトより・・・)
目の前で取っ組み合いを始めた2人の男たちを叩き伏せる方が、綾香には
急務なコトであった・・・・。