葉鍵SS鬼畜物投稿専用スレッド

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165陵辱!詠美たん
 大庭詠美は幸せだった。
 ずっと好きだった千堂和樹が、自分のことを好きだと言ってくれた。
 和樹に抱かれて、詠美は嬉しかった。和樹の優しい手が、自分の身体に触れたことを思い出すと、胸の奥がきゅぅん…と痛くなる。
 これからは、素直になろう。それで和樹に甘えたり、また一緒に漫画を描いたりしたい。
 詠美はなんの疑問もなく、そんな明るい未来を思い描いていた。

「おお! ついにやったのか、まいふれんど」
「ああ…お前の予想通り、詠美は処女だったよ」
「だああああっ! だから言ったであろう、あの手合いは処女だと!」
 和樹の友人、九品仏大志はおおげさに頭を抱えた。
「ま、済んだことだ。気にするな」
 和樹がうずくまった大志の肩をポンと叩く。
「貴様はまるで分かっていない! 処女であるかないかで、その価値は天と地ほども違うのだぞ!」
「そんな1回やったぐらいじゃ、処女と変わらないって」
「それは同意しかねるが、確かに済んだことをどうこう言っても始まるまい。たとえ処女でなくとも、現役女子高生同人クイーン大庭詠美であることに変わりはない」
 大志の目が怪しく光る。
「ならば同志和樹よ! いっそ詠美を調教して肉奴隷にしてしまうがいい!」
「無茶言うなよ…」
「なにが無茶か! 奴を貴様の魅力でメロメロにして、肉棒なしでは生きていけない身体にしてしまうのだ!! その上でこそ我々の野望が花開くのだぁぁぁぁ!!」
「大志大志。目がイってる」
 ともあれ、二人は以前からの計画をいよいよ実行することにした。
166陵辱!詠美たん:2001/02/03(土) 02:26

「よっ詠美!」
「か、かずき…」
 学校が終わって1人で帰ろうとしていた詠美は、心底驚いた様子で足を止める。
「な、なんでここに…」
「なんで…って、もちろん、お迎えに上がったんですがね、お姫様」
「そ、そう。そりゃあご苦労さま。…で、車は?」
「ねぇよ、そんなもん。ほら歩け。行くぞ」
「えーーーっ? ふつーお迎えっていったら車でしょお!!」
 文句を言いながらも『学校まで彼氏が迎えに来る』ことを喜んでいる詠美は、頬を染め
て和樹の後を追いかけて歩き出す。

 和樹はいつもの駅前の喫茶店に詠美を誘った。
「俺はコーヒー。詠美は?」
「あ、あたしは…えっと…」
 メニューから顔を上げ、和樹の方をちらっと見て
「プリン…頼んでもいい?」
 と小声でたずねる。
「もちろん、いいよ。プリン・アラモードやプリン・パフェもあるぞ」
「ううん…ふつーのプリンでいいの」
 少し上気した顔でパタンとメニューを閉じる。今日の詠美は素直だ。
 自分の前で素直に振る舞えるようになった詠美を、和樹は満足げに見つめる。
「な、なによ」
「詠美はかわいいな」
「な…っ」
 見る見る詠美の頬が赤く染まる。
「そ、そんなの…あ、あったりまえでしょお! ポチのくせにそんなありきたりなことゆ
うなんて、ちょおちょおちょお…」
「むかつく?」
「ちょおちょお…うれ、し…」
 最後はモゴモゴと口の中で消えて行く。
「ほんとにかわいいよ、詠美は…」
 ひとりごちるようにつぶやいた和樹の目が冷酷に光ったことは、赤くなってうつむいて
いる詠美には知るよしもなかった。
167陵辱!詠美たん:2001/02/03(土) 02:27

「ところで詠美、明日、泊りにこないか?」
「と…泊りっ!? そ、それって…」
 真っ赤になってうろたえる詠美。
「一人暮らしの男の部屋に泊まるなんて、そ、そ、そんなのっ…
 あ、あたしはっ、そんなふしだらな…」
「ばか。一緒に漫画描こうって言ってるの」
「あ…漫画…。そ…か…」
「なーんか残念そうだな? 詠美」
「ちっ、違うわよっ! ポチのくせに、思い上がりすぎよっ!」
 むきになって否定する詠美の腕を引き寄せ、耳元でささやく。
「心配しなくても、その後でうんと可愛がってあげるからさ」
「ば、ばかあっ…」

 次の日。
 朝から『心ここにあらず』という雰囲気でそわそわしていた詠美は、終業のチャイムと
共に教室を飛び出した。
 手に持った大きなバッグには、昨夜あれこれ悩んだ挙げ句につめこんだお泊り道具一式
が入っていた。
(パジャマとか…いるかな。ネグリジェの方がいいのかな。あ、でも、ひょっとしたらそ
んなの着ないかも…って、きゃー、きゃー、きゃー!!!)
(ちがうっ、漫画を描きにいくんだからっ! まず道具入れなきゃ…)
(今日買ってきたあたらしい下着…。和樹、気に入ってくれるかな)
(まだだいじょうぶのはずだけど…もし急に来たらこまるし、生理用品も入れなきゃ)
(この新せいひんのチョコ、食べかけだけど、おいしかったから和樹にもあげよっと)
 そんなワクワクした詠美の気分そのままに大きくふくらんだバッグを見て、和樹は思わ
ず苦笑する。
「おい、詠美。どこまで旅行するつもりだよ」
「な、なによっ。女の子はにもつが多いものなんだからあっ」
「はいはい。ほら、持ってやるから貸しな」
「あっ、かってにあけて見ないでよっ!」
「見るかっ」
 片方の手に詠美のバッグを持ち、もう片方の手を詠美とつないで、和樹は自分の部屋へ
と向かった。
168陵辱!詠美たん:2001/02/03(土) 02:28
「ここくるの、ひさしぶり…」
 部屋をぐるりと見回して詠美がつぶやく。
「そういえばそうか。別に何も変わってないだろ?」
「うん…あ」
 目線が止まり、机の上の描きかけの原稿をじっと見る。
「これ、和樹が今描いてるの?」
「ん? ああ、そうだ。読んでいいぞ」
「うん、じゃあ読ませて」
 真剣な表情で原稿を見はじめる詠美を置いて、お茶を入れるために和樹は台所へ向かう。

「詠美。紅茶いれたぞ」
「……」
「詠美! えーいーみーちゃん?」
「……」
 呼ぶ声も聞こえないほど、詠美は原稿に没頭している。
 和樹はそっと詠美の後ろから近づき、
「詠美…」
 名前を呼びながらスカートの中に手を滑りこませる。
「…っ!?」
 びくん、と跳ねあがる詠美の身体を抱き締めて、やわらかな耳朶に舌を這わせる。
「や…かずき…きょおは漫画描く、っていってたでしょおっ」
「そんなのただの口実にきまってるだろう」
 詠美は肘をつっぱって和樹の奇襲をかわそうとするが、和樹はかまわず首筋に唇を移動
させ、指で詠美の下着に包まれた敏感な部分を撫でる。
「あっ…ふみゅ…っ」
 少しずつ詠美の身体から力が抜け、手から原稿がバサバサと音を立てて滑り落ちた。
169陵辱!詠美たん:2001/02/03(土) 02:30

 どさっ。
 落ちた原稿を踏まないように注意しながら、和樹は詠美に覆い被さるようにしてベッド
へ倒れこむ。
「か、かずきっ…」
 詠美の手が和樹の背中にまわされ、シャツをぎゅっと握り締める。
 何かに耐えるように目を固く閉じ、身体を震わせる詠美が健気で、和樹はそのまぶたに
軽くくちづけをしながら服を脱がせていく。
「かわいいよ…詠美」
「やだ…あんまり見ないで…」
 下着だけになった詠美は恥ずかしいのか、相変わらず目を閉じたままだ。
 なめらかな下腹を撫でながら、和樹の唇が下着の上から詠美の胸の頂点を捉える。
「ひゃんっ…!」
 突然の甘美な刺激に耐えきれず、詠美が思わず高い声で鳴いた。
 和樹は薄く笑いながら、立ち上がってきた胸の突起を摘むように愛撫する。
「もうこんなに乳首が立ってるよ。感じてるのかい?」
「んんっ…やだ…」
 和樹の唾液が濡れた染みを作ったブラジャーをめくり上げると、弾力のある乳房がこぼ
れる。
 今度は直接それを唇にはさんで、強弱をつけて吸い上げ、軽く歯で嬲りながら一気にパ
ンティを引き下げる。股間とパンティのあいだに一瞬透明な糸がつうっと伸びる。
「あああっ! やだっ、や…ああん!」
「もう濡れてるじゃないか。詠美はえっちだなあ」
「やん…あたし、えっちなんかじゃな…はあんっ!」
 和樹の唇が詠美の足の間へと移動すると、詠美は腰を震わせて嬌声を上げる。
「だ、だめっ…! そんな…ああっ…」
 詠美のそこはもうすっかり濡れそぼり、充血した花弁がぷっくりと膨らんで和樹を誘っ
ていた。和樹は蜜をこぼす花弁に舌をさし入れ、音を立てながらそれを舐めとる。
 ぴちゃ、くちゅ、じゅぷっ…湿った水音が夕暮れの静かな部屋に響く。
「あっ、ああっ…! だめぇ…おかしくなっちゃうぅ…!」
「おかしくなっていいよ。もっと気持ちよくなってくれ、詠美」
 和樹は詠美の一番敏感な突起を口に含むと強く吸い上げる。
「ひあ…っ!! あっ、あっ、あっ、や…イク…っ!」
 思わず手で和樹の髪を掴んだ詠美は、腰を和樹の顔に強く押しつけながらあっさりと絶
頂を迎えた。(つづく)