名雪だおー

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532−S
「お母さん…」
「なあに、名雪?」
「お母さんの布団で寝てもいい?」
「あらあら。…いいわよ、いらっしゃい。」

「祐一君にちゃんと挨拶した?」
「…」
「…ダメよ、ケンカしたら。」
「だって…」
「祐一君のこと、好きなんでしょう?」
「…」
「うふふっ。大丈夫よ、名雪…
祐一君はまた来るわ。」
「ほんとにっ!いつなのっ?」
「いつだかはわからないけれど、そんな気がするの。」

「あのね、お母さん。」
「なあに?」
「わたし、ゆういちにてがみ書くよ。」
「それは、いい考えね。」
「ゆういちの住所、わかる?」
「明日、教えてあげるわ。…今夜はもう寝なさい。」
「うんっ、わかったよ。おやすみ、お母さん。」
「おやすみ、名雪。」
「あったかい…。
くー。」
「あらあら、相変わらず寝付くのが早いわね…」