★★★SS投稿用スレッドLeaf.key板マーク2★★★

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青。
突き抜けるような青空とはこういう空を言うに違いない。
空はどこまでも高く青く――そして余りに青く。
青すぎて、高過ぎて――

綺麗なはずなのに。
何処かその空は悲しく思えて……。

何も悲しくなる様な事はないはずなのに。
何故俺の心は不安になるのだろう?

芝生の草の匂い。
それまでもが何か切なくなって来る。

その時、すーっと紙飛行機が俺の視界に入ってきた。
白い紙飛行機は青い空に映えた。
全てが一枚絵のように。
綺麗な放物線を描いて……。

そして紙飛行機がもう一つ。
三つ、四つ、五つ、六つ。
七、八、九、十……
「――飛びすぎだっ!!」
俺はそう叫んで起き上がった。
辺りは紙飛行機だらけ。
勿論、ずっと飛んでいるわけじゃないから芝生の上に散乱している。
はっきり言って公園を汚している。
「冬弥、ほら」
でも、元凶は笑いながら更に紙飛行機を飛ばしていた。
「第二次世界大戦」
「――に見えるかっ……というよりも不謹慎だ!」
「ヒコーキ野郎は男のロマンなのに」
「はるかは女だろ!」
「男女機会均等法」
「はあ?」
 俺はそう聞き返したが、はるかはまた紙飛行機を作り始めた。
はるかはこういうやつなんだ。わかってる。
いつも自分中心でマイペースで……。

こつん。
「?」
 どうやら俺の頭に紙飛行機が当たったらしい。
「第一次世界大戦」
「だから、戦争から頭を離せっ!」
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はるかって難しいです。
早まってしまいました(涙