ながい坂の下…
少年が悠然と歩いてくる。ふと、道の傍らに目をとめる。
「……なに、やってんだ?おまえ?」
「きゅ〜ん…」
短いスカートをはいた少女が座りこんでいる。
「犬か?」
「ちがうよっ!」
ぷいっ、と横を向く。ふくれた頬っぺが、可愛い。
「 渚 って言うんだもん…」
・・・古河ベーカリーの中で・・・
「なあ、早苗…」
おれは忙しくパンをならべる早苗…コホン、おれの妻だ…に呼び掛けた。
「なぁに?秋生くん」
「店で、それはやめてくれ…」
確かにおれは、土下座して頼み込んで結婚してもらった手前早苗にアタマが上がらない。
そのうえ、稼ぎの悪い亭主だし…うう。
致命的なことに、早苗さんは高校の先輩…つまり二つも年上なのだ。
「なんでしょう?秋生さん?」
にこにこっと、笑顔でエプロンをほどきながら応える。
胸のつんとした隆起が、男の目を引く。
ジーパンの腰のラインは…お尻のかたちが絶品だ。しかもとびきりの笑顔美人ときている。
女房自慢のようで照れるが、早苗さんはいいオンナだ。
「渚…うまくやってるかな?」
「さあ…」
早苗さんはくびをかしげた。
「…本人が嫌なら、ムリに行かすことはなかったんだ」
「また、それを…」
早苗さんの眉のあたりが曇る。
さんざん、話し合ったことだ。
おれは、渚が可愛いくて仕方ない。
最近は、クソ生意気になって親父と一緒に風呂に入るのを嫌がるようになりやがったが…そのふくれっツラでさえ食べてしまいたいほどだ。
渚は、おれにとって世界で一番大切な女なんだ。
まあおれがいいように甘やかすから登校拒否になるのかも知れんが…
いいじゃないか。
可愛い一人娘が、学校とやらで虐められるくらいなら、んなもん蹴っ飛ばせ。
行く必要はない。
それに渚は早苗さんに似て、器量はいいし可愛いし美人だ。
だから、将来は心配ない、というのがおれの意見だ。
アタマは…んムムムム…
わずかに早苗さんに及ばないかもしれないが、それすらも愛らしい。
からかうと楽しいんだ。
毎日、おれの手元に置いて、いろいろと教えてやるのが楽しみなのに。
「秋生くんじゃ、勉強は無理でしょ?(にこにこ」
な、なぜ早苗の声が? う…うるさいな。
「はぁ…渚。どうしてるかなあ」
くすくすっと笑う声。
「うふふ、秋生さん声に出してますよ。仕事、仕事♪」
まったく、産みの親のくせに平気なのか、こいつは。
夕暮れ・・・
「おおっ、渚っ、学校はどうだった?」
可愛い娘はすこし、ぼんやりしているように見える。
「え、ああ。お父さん。ただいまぁ」
「よしよし、いじめられなかったか?」
嬉しさのあまり、ぐりぐりとアタマをなでる。
「ちょっと、嫌だよ…」
「お、すまん、すまん」
「…おかえり。何か、いいことあったんでしょ?」
早苗さんが、楽しそうに話し掛ける。
「えっ」
渚はきゅうに顔を赤らめるた。
「い、嫌な、お母さん。もうっ」
・・・ドタドタと、行ってしまった・・・
「どうしたんだ?渚のヤツ、様子が変じゃないか?これはやはり学校で…」
「いえ」
楽しげに、早苗さんが応える。
「きっと、いいことがあったんですよ…お祝いしないと」
「はぁ?」
渚の部屋
渚がベッドでゴロゴロしている。
「きゅ〜ん」
情けない声が上がる。
「ぴろ、どうしよ」
思わず、猫のヌイグルミに話しかける。
「学校でね。ヘンな男の子とね…友達になっちゃた」
ふう、と切ない溜め息をつく。
「でね…オマエはだらしない奴だから、明日の朝から叩き直すって」
枕にカオを埋める。
「どうしよ。恥ずかしいよ。本当に明日、来るのかな…」
「…明日(はぁぁ」
夕食・・・
渚の様子が変だ。飯に箸をほとんどつけない。
なんか、顔が紅い…熱でもあるのか?
「どうした。飯、喰わないのか?」
「はぁっ、それどころじゃないよ」
可愛い瞳が潤んでる。
「ちいさいころ、テレビの大食い番組に出ると言ってたお前が?マジか?」
「お父さん、きらい」
箸をくわえておれのことを上目遣いに睨む。
「わははは、悪かったな。そうか、そうか」
「うふふ、渚もようやく年頃の女の子らしくなってきたのね♪」
「…お母さんも、きらい」
渚は、ぷっとふくれた。
「あらあら、それじゃ、渚の分も片付けましょうか?(くすっ」
「…駄目だよっ」
「ふふっ」
たのしげな早苗さん。
幸福だ…おれのような屑のような男が、毎日こんな幸せを味わえるのは…
もちろん、この女(ひと)の無償の愛のおかげである。
鼻歌をうたいながら、早苗さんがおれと自分の分を片付ける。
長い美しい茶色の髪がふわっと鼻先に掠める。
歩きながらカタチの良いジーパンのお尻のラインがぷるっと揺れた。そういえば、しばらく…早苗さんとの夜のほうもご無沙汰だな。
思わず、白い素肌のお尻を想像する。
いかん、ふらふら。
妻を想像で裸に剥くなんて、そうとう溜まっているのかも知れない。
そろそろ、求めても早苗さんはゆるしてくれるだろう。
おれの妄想を断ち切るように台所から妻の声がした。
「あなた、渚。お風呂にはいってくださいね…」
「おう」
「渚、一緒にはいるぞ」
「ええっ、嫌だよ」
すげなく断わられる。そろそろ年頃だしな。
「そうか〜残念だなあ」
わざとらしく、続ける。
「寂しいな〜。つまらんな〜。悲しいな〜お父さん。そうかダメなのか。ううっ」
「もぅっ、うるさいなあ。わかったよ」
「やったっ」
素直な若い娘らしく、渚はあっさりと承諾した。
まあ、渚に断わられたら、どのみち早苗と風呂に入るつもりだったが。
早苗の白い裸体が脳裏にちらつく…強烈な誘惑が襲いかかる。
だが、それはなんとか振り払う。欲求不満だな、オレ…
「早苗、それじゃ、渚とはいるから」
「あら」
ひょっこりと早苗さんが顔を出す。
「いいわね。わたしも入ろうかな」
「お母さんも入るの?」
「そう。みんなで。楽しくない?」
「うー」
渚は考えこむ。そういえば、渚は小さいころからずっとおれと風呂は一緒だが、早苗さんとはめったに入ったことはない。
自慢じゃないが、渚は父親っ子なのだ。
渚の考えが変わる前に、あわてて促した。
「ま、とりあえず入ろうか、渚」
「うんっ」
風呂場の前で、渚が制服のボタンに手をかけた。
「なかなか、可愛い制服だな」
「うん、わりと好きっ」
「しかし、すごいミニスカートだな…お尻を放り出して歩いてるような気がしないか?」
「うん…しゃがむと恥ずかしい…」
なにか、思い出したらしく顔を赤らめる。
「お母さんの時代はもう少し長かった気がするが…」
ちらりと見た、早苗先輩のお尻を思いだす。
たしか、あのときは転んでしまったのかな。鮮烈だった…
強烈な記憶だが、まさか結婚するとは…アレを見たのが運の尽きだったな。
渚はクリーム色のセーラー服を脱ぐと黒く統一されたワイシャツとミニスカート姿になる。
わりと、大人っぽい。シックなかんじにまとめてあるんだな。
黒いワイシャツのボタンを全部外すと、はだけた胸から白いブラが見える。
このペッタンコな胸じゃ、まだ必要ないんじゃないか…ブラジャー
しかし、可愛い刺繍がしてある。ま、お子様用だな。
黒いミニスカートがポトリと外れて床に落ちた。
ワイシャツの下は白いパンツ一枚になる。ほっそりした、素足だ。
下着に手をかける。
そこで、いきなり可愛らしい瞳がおれをのぞき込む。
「うー」
「どうした?」
「あっち、向いててほしい」
渚は口をとがらせる。
隠すほどの持ち物でもないが…まあ、年頃だし、それ言うと殺されるからな。
「それじゃ、お父さん先に入ってるからな」
「うんっ」
ポチャリ…
ううっ、いい湯だ。
カラカラッと、ガラス戸が開き、人影が浮かぶ。
「渚、おそかったな」
ん?湯煙でよく見えんが渚にしては…
胸の突起がくっきりとがって…思ったより発育してるな。
「ふふ、秋生さん」
ザバッ
おれは思わず風呂の湯船から身を起こす。
湯煙から、早苗さんの見事に発達した女の身体が浮かび上がる。
「おお」
レモンのようにわずかに垂れてる真っ白い乳房。乳首はピンと尖っているが、無色にちかいピンクだ。
絹のような白い乳房の先端がぬめった様に反射しているので、乳輪と分かる。
こんな綺麗なオッパイは、それまで見てきた女にいない…
腹はきゅっと締まり、臍のあたりに線がつうっと走っている。
立派な腰に濡れて透けたタオルが掛かっているが、股間のふさふさとした黒い茂みはさすがに隠せない。
女の大事なところを見るなんて卑猥なのかもしれないが、男として思わず欲情してしまう…
「ううっ」
畜生、股間の一物が猛ってきた…我慢できん。タオルで押さえつけるが、ますます…
「早苗…はやくこっちに…来なさい…くうっ」
思わず、声が上ずる。
「はい、あなた」
そして、後ろを振り向く。
「ふふっ、渚も来なさい」
「うー」
う、まじい。
こんな勃起しているところを見られたら父の威厳が…でも、収まりがつかん。
「そうね、まず、二人でお父さんの背中でも流しましょうか…」
ぐぁっ、やめてくれ…
「先にお湯につかろうよー」
わが娘は元気よく、ザバッと湯船に入る。
渚のほっそりとした、綺麗な身体が目に入る。まあ色気は、よくて中学生だが…以外に土手のあたりは発育していて、黒い茂みはくっきり見える。
小さな桃のような尻が可愛い。
「あらら…」
残念そうな声。
「普通、まず先に体を洗ってから入るんじゃないのかしら…」
「えへへっ」
ほっとしたのは事実だが…
だいたい、早苗さんと共に風呂に入るといつも我慢できなくなる。
滅多にないとはいえ、以前は風呂で押し倒して交わったのはたしかだ。
これからの展開に耐えられるか、非常に怪しい。
…もしや
早苗さんは、オレの体の調子など、なんとも思ってないのか?
黒い疑問が脳裏をかすめる。いや、たぶんそれっぽい…
それに構わず、早苗さんはゆっくりと体を洗いはじめる。
泡だらけのタオルで、乳房を拭う。
はじかれたように、ぷるんっと尖った乳首が揺れる。
「お母さんの体、きれいだね」
「あ?ああ」
「えへへっ、お父さん、感じる?」
「ま、まさかあ」
渚の質問にたじたじになりながら、早苗さんの白い裸体から目が離せない。
「渚、お父さんに体を洗ってもらえば?」
「うー、わかったよ」
ザバッと渚が湯から上がる。
おれも元気な股間をタオルで抑えながら、ぎこちなく湯船から出る。
よしよし、可愛いのが来た。
渚は恥ずかしそうにおれの前に腰を降ろす。
「恥ずかしいよー」
おれは、可愛いつんとした渚の鼻先に泡を付けてやる。
「子供のクセに」
「もうっ」
きらきらした瞳で見上げる。ふくれつらが可愛い。
「足を出しなさい」
「うー」
ちいさい足の指をごしごしっと洗う。
丹念に、一本一本拡げてやる。
渚が時々、ぶるっ、と震える。感じやすい子だ。
おれの手が、渚のきれいなほっそりした脚を愛撫するように優しく洗う。
タオルが太ももに及んだとき、さすがに渚が嫌がるそぶりをみせたが、そのまま構わず洗い続ける。
おれの手は渚のお尻を拭うと、スポッと可愛い菊に指を入れる。
「お父さん、だ、ダメだよ」
「おとなしくしなさい」
タオルで、お尻の穴までぐりぐりと洗う。
「ああ」
渚が時々、ぶるぶるっ、と震えた。
菊の中を存分に荒らすと、前のほうに生意気にこんもりもり上がった土手を優しく撫でる。
「ここも大事なところだからな」
「そこ、あんまり触らないで…恥ずかしいから」
「そうか?」
さりげなく可愛い娘の、大事なところをするりと愛撫する。
「嫌っ」
長年、娘の体を洗ってきたが、最近は素直に身を任せなくなってきた…つまらん。
そのうち、ほかの野郎にもっと××××なことをされるに決まってるのに。
それまで娘のことを大事に大事にしておくなんて、父親なんて惨めな存在だ。くそ。
おれは、誰よりも渚の身体を知り尽くしてるんだぞ。大事なところの色カタチから、どこが一番感じるのかまで。
渚は誰にも渡せねえ。
「もう、自分であらうよー」
「そうか、うん」
本当はもうすこしだけ…未練が残ったが…
「あなた、背中を…」
可愛いのかわりに、色っぽいのが来た。
「おお」
目の前に早苗の白い肌が拡がる。
きれいだ…
泡だらけのタオルで、早苗さんの身体をを拭う。
「ふふ、渚の体を熱心にあらってましたね」
「ん?ああ」
「わたしも、お願いします。あなた」
そういうと、早苗さんはいたずらっぽく笑い、足を差し出した。
うう…
こんな色っぽい熟れきった身体を、平静を保ちながら洗えるか!
今晩は、二人きりになったらあんなことや、こんなことをしてやるぞ絶対!
うう、襲いたい…
さすがに、足を洗い終えてタオルが下肢のあたりに及ぶと早苗も、もじもじしだす。
おれも、我慢比べではないが、襲いたい。もう我慢の限界だ。
だから大事なところは手早く済ましたい。こっちが恥ずかしくなるし、執拗にしてると自分が先に果てそうだ。
それでも、渚に散々あれだけの事をしたのだから早苗にも一応…
指が菊に侵入し丹念に責めると、早苗はかすかに声を上げる。
「あっ」
指を抜き取ると
「ふぅ」
と吐息を吐きだす。色っぽい…たまんね。
そして大事なところはするりと優しく愛撫する。
「くっ」
早苗さんはくちびるを噛みしめて身体を硬くする。
「それだけです、はい」
「ふぅ」
もしかして…もっと期待してた?
腹を伝い、たくましい、大きな乳房をもみしだく。
ホントに、ピンクでいい色してるなあ。乳輪がたまらん。
「あんっ」
「ううっ、いい乳だ早苗…」
「あなた」
このまま、押し倒したいよう…
「…終わったぞ」
早苗の背中で乳房を握りしめながら、あえぐようにつぶやく。
「ありがとう、あなた」
早苗さんはいたずらっぽく笑うと、自分の腰をタオルで隠しながら立ち上がる
にこにこしながら、早苗さんがくるりと振り向いた。
「今度は、わたしが…」
「いや、構わんか…らっ」
腰を上げようとするおれに、早苗さんがもたれかかる。
「あっ」
早苗さんのレモンのようにとがった、乳房がおれの胸に押し付けられる。
ぬめったようなピンクの光沢で反射する、つんとした乳輪が目を射る。
あたたかい…体が密着する。
「ううっ」
急激に身体が…早苗さんとやりたくなってきた。たまんねえ。
「ふふ、きれいに洗いますよ。あなた」
股間の猛った一物を上手く女体で押さえつけて娘に見えないようにしながら、そのままの体勢で早苗さんがごしごしとおれの体を洗いはじめる。
「うう」
気持ちいい。
「さ、腰を降ろして」
「う、うん」
逞しくなった黒い一物を上手く見えないように押さえながら腰を降ろす。
妻が股間を弄びはじめる。
「くう」
「出そうですか?」
早苗さんが耳元でささやく。
たぶん、果てても、わからぬように始末してくれるだろう。
早苗さんのほそい指で、タオルごしにペニスを強くしごかれるのは強烈な快感だったが…あまりながいあいだは娘の手前、恥ずかしい。
「早苗。も、もういい」
かろうじて答える。
「ふふ、いいんですか」
早苗さんはいたずらっぽく笑うと、
「すぐ、終わりますよ」
「なに?」
答えのかわりに早苗のほそい指が股間の下のほうに触れる。
「そ、そこは」
ぬるっ
抗うすべもなく、早苗のほそい指がぬるっとおれの菊座に入りこむ。
「くうっ」
異様な感触…自分では娘の菊の中は存分に荒らしているが、やられる方になると…脾弱な体内に他人の指があるとなんとも頼りない感覚に陥る。
「あ、くうっ」
早苗の指が前に折り曲げられる。感じやすい部分を強く押す。
びゅるっ
おれの体は意志とは反して、急激に射精に追い立てられる。
早苗の優しい愛撫のなかで、力なく射精しそうになる。
「もう、出るぞ早苗、くうっ」
「ふふ、どうぞ」
びくっ、びゅるんっ
睾丸がヒクヒクとうごめく。白く濁った粘っこい精液が妻のタオルにつつまれて、勢いよくほとばしる。
ホント、30秒くらいでイッてしまった。こんな、ガキのような情けない果てかたをするのは初めてだ。
びゅるんっ、どびゅっ…どくどく
ドロドロと寒天のような濃い精液が…屈辱だが、よほど気持ち良かったのか異様に…量が多い。早苗ががやったことなど、耳掻き程度の刺激なのに。
おれは…ガキか?
「ううっ」
早苗が未練がましく精を吐く一物を上手くなだめるように拭いとる。
「秋生くん、可愛い。ふふ」
「…こら」
「こんな早く果てちゃうの、久しぶり。秋生くん、良かった?」
これをネタにまた長いあいだ言われるなー
「言いたく、ない」
「うふふっ」
早苗は笑いをこらえる。おれは撫然として、言った。
「…渚が、みてる」