上月澪 『こうずきみお』 スレッド 

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796元素番号47
『あのね』
『私の名前は…』
『上月(ジョナサン・ジョウスタァ)澪』
『なの』

『知り合いのおじさんが経営する喫茶店でバイトしているの』
『スピィドワンポックスで今日もバイトに励んでいるの』
『一見するとごく普通の女の子なの』
『誰がなんと言おうとごく普通の女の子なの!』
『…でも、私には人に言えない秘密があるの』
『…決して言えない秘密があるの』

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(゚∀゚)「不連続葉鍵板的板違いオマージュ小説<スピィドワンポックス劇団>」 (゚∀゚)
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『これより開幕なの』
797元素番号47:01/12/22 23:05 ID:PFXHYMu6
「た、大変だぞ、澪!」
いつものように、同じバイト仲間の折原君が息を切らせてやって来たの。
『あのね』『どうしたの?』
「あの娘が、あの娘がこの店に向かってきているらしい」
『そうなの?』
「おいおい、そんな呑気にしている場合じゃないぞ!」
『あのね』『一つ言っておくの』
「み、澪……? どうしたんだ……?」
『あのね』『そのパターンはいい加減飽きたの』
「あ、飽きたって、そんな事言うなよ!」
『もう少し工夫ってものが出来ないの?』
「そんな事言ったってなぁ……俺もやりたくてやってるわけじゃないしな」
『あのね』『言い訳は聞かないの』
「ハイハイ、判ったよ。澪……」

『あのね』『それで何が大変なの?』
「いや……どちらかというと、さっきのお前の方が大変……」
『そんな事は聞いてないの』(にっこり
「す…すまん」

カランカラン♪

<コソーリと続く>
798元素番号47:01/12/22 23:05 ID:PFXHYMu6
『お客様なの♪』
「きっ、来たぞ 澪」
この折原君の怯えよう、そしてこの気配。
『まさか幽●紋(スタ●ド)使いなの?』
「今日という今日は、マッハで逃げさしてもらうぞ、俺」
『あのね』『もう遅いの』
「って言うか手を離せ、澪。俺はエイエソの世界へ旅立つんだからなっ!」
「…うるさいです、浩平」
やっぱり来たのは…甘党の先輩だったの
「よ、よく来たな……茜」
既に己の運命を受け入れたのか、折原君は(引きつった)笑顔で
接客しているの。
「いつものアレでいいのか?」
折原君は里村先輩の為に、マスターに頼んで専用メニューを
作ってもらっていたの。
「……」(ふるふる
「激甘練乳ワッフルじゃないのか?」
どうしたのかな?里村先輩のお気に入りだったのに。
「……カツカレー」
「それはみさき先輩用の特盛だけど…」
「…はい」
「なんだ、それならすぐ出来る…」

「…ぽい激甘練乳ワッフル」

<許してもらえるのなら、多分続く>
799元素番号47:01/12/22 23:05 ID:PFXHYMu6
「な、何ぃ!?」
「…持ち帰りです」(にっこり
「む、無理だって……」
「…出来ないのですか?浩平」
「メニューに無い物は作ってもらえないからな。俺は作れんぞ」
「…じゃあ違うのにします」
「そうか、わかってくれたか」
「…イチゴサンデー」
「よし、それならマスターに作ってもらえる……」
「…みたいな、カツカレーっぽい、激甘練乳ワッフルです」
「お前、ワザと言ってるだろう……」
「…持ち帰りです」(にっこり
「しかもやっぱり持ち帰りかよ……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
「…今すぐ作ってください、浩平」
「だから、メニューに無い物は作って貰えないんだよ!」
「…七瀬さん、出番です」
どこからともなく里村先輩の幽波●(スタン●)、七瀬先輩(みたいな人)が
やってきたの。…怖いの。
『あのね』『襲ってくるの』(くいくい
「なんで俺を呼ぶんだよ!」

<そろそろ飽きられそうだけど、まだ続く>
800元素番号47:01/12/22 23:06 ID:PFXHYMu6
「手、手を離せ。澪っ!」
『あのね』『先に行くの』
「って、どこへ!俺を置いて行くなっ」
「…貴方には二つの道があります、浩平」
「な、何故俺に話し掛けるんだよぉぉ!」
「ワッフルを作って貰ってエイエソに逝くか、作って貰わずにエイエソに逝くかです」
「どっちを選んでもエイエソ逝き…つーか、ワッフルなんて注文してねーし(w」
『あのね』『それが○NEの主人公の宿命なの』
「俺はそんなこと初耳だぞ!」
『あのね』『どっちを選ぶの?』
「何で澪が聞くんだよ!!」
『あのね』『細かい事は気にしないの』
「俺はどっちも選ばないぞ。この世は民主主義だからな」
「…残念です。また戦友(とも)をエイエソ送りにしなければならないです」
「いつから俺は戦友になったんだよ!」
私には二人の行方を見守る事しか出来ないの。
それが○NEのヒロイン(?)の宿命なの。
「俺は見殺しかよ!澪っ!」
『あのね』『とっとと逝くの』(ニヤソ
「や…やっぱり?」
「…」

<身の危険を感じつつ、まだ続ける(つもり)>
801元素番号47:01/12/22 23:06 ID:PFXHYMu6
「仕方がないな……」
突然、折原君の様子が変わったの。
恐怖で狂ったのかと思ったけど、どうも違うみたいなの。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
「逝くのは、俺の●波紋(ス●ンド)を見る、お前の方だぁぁっ!!」
『折原君も幽●紋を使うの!?』
「甘く見てもらっては困るな、澪」
「俺も○NEの登場人物なんだぜっ!!!」
叫ぶ折原君の体から、確かに幽波●の波動が感じられるの。
「どうだ?驚いたか?びっくりしたか?そうだろう。そうに決まってるともッ!!」
『あのね』『否定はしないの』
「じゃあ、これからもっと澪を驚愕させてやろうとも……」
「出でよっ、俺の幽●紋っ!!」

「みゅ〜♪」

「ふはははっ、どうだ澪、俺の●波紋は凄いだろう!」
『あのね』『すばしっこそうな身体なの』
「もちろんだとも!それに素早さだけじゃない!攻撃だって負けてないぞ!」
『あのね』『それなら頼むの』
「お任せあれっ!逝けっ!年齢不詳・テリヤキバーガ!!」

「みゅ〜♪」

<長すぎるとの批判を浴びつつ、まだ続く>
802元素番号47:01/12/22 23:07 ID:PFXHYMu6
「…………」<やっぱり負けた
『あのね』『立派な最期だったの』(えぐえぐ
「…………」<エイエソへGO!
『あのね』『いつもの激甘練乳ワッフル?』『なの』
「…はい」

二人は戦う事の虚しさを胸に、その場を後にしたの。
こうして、今日も街の平和は幽波● 使いから守られたの。
折原君がエイエソへ逝き続ける限り、この平和は守られるの。
…多分なの。

……………
…………
………
……


『HAPPY ENDにして欲しいの』