リトバス妄想スレPart11

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104引き継いだ物4
「それで、あなた達どうしましたの?」
その声で今の状況を思い出す。アレは絶対見つかっちゃいけない!
「な、なんでもないよ…」
「お、おう。ただ筋肉がこむら返っただけだ…」
そう言いつつ、アレを背中の方にまわす。
「…?あなた達、今何か隠しませんでしたか?」
一気に血の気が引く。背中に冷たい汗が流れる。
「な、なんでもないから」
「…何か怪しいですわね」
疑り深そうな目で部屋に入ってきた。
(お、おい理樹、どうすんだよ)
(どうするって言われても…)
「すまない、笹瀬川。本当に大した事ないんだ」
「け、謙吾さま…」
「だが、大きな声を出して、迷惑を掛けたのは事実だ。申し訳ない、この通りだ」
そう言って謙吾は深々と頭を下げた。
「…わかりましたわ。謙吾さまがそこまでするなら不問といたしますわ」
やっぱり笹瀬川さんは謙吾には弱いみたいだ。
「それからもう男子の入浴時間ですから早く入って下さい」