ささらルートは演出等に問題はあったかもしれないけどストーリーは言うほど悪くなかったけどね
ささらルートにおいての貴明はちょっとへたれすぎるけど、つまり二人は似た者同士の子供ってことでしょ
卒業式まではささらが自分の問題に向き合ってちょっと成長しようとする話
歓迎会は今度は貴明が向き合うお話だよね
まあここで終わってもよかったかもしれないけど
で、二人が二人で大人になろうとしたところで両親の問題が激化したことによる状況の激変、大人になれと強要する周囲
今まですべてにいい子ちゃんで自分を殺してきたささらが自分を歪ませたものに対して初めて「戦う」ことを選んだんでしょう
なぜなら初めて幸せを感じられたのは自分を出せるようになったことからだから
ささらパパにも数年我慢さえすればそれで幸せ、それが大人
男と女はお互い好きってだけじゃ成り立たないのが大人
信頼してたまーりゃん先輩にも(まあ試されてたわけだけど)交渉による折り合い、妥協するのが大人
と、二人に「大人になれ大人になれ」っていってるんだよね
でも二人はまだ大人になろうと歩きだしたばかりでやる前からあきらめることが正しいなんて納得できない
だから自分たち子供として「どうにもならないこと」に対して精一杯戦いたかったんじゃないかね
ささらパパやまーりゃん先輩のいうことにもそれが正しいことをいってるのがわかってるって書かれてるように本当はどうすれば正しいかはわかってるんだよ
ささらママを最終的に見捨てられないことも
だからその3週間は「骨折り損」ではなくて自分達がやるだけやって納得して「大人」に追いつくための準備期間だったんだよ
それが「やっぱり子供だった」と確認したセリフだったんじゃないな
正直あの子供でダメダメの二人がたった3週間でそこまでいったんだからむしろすごいことだよ
まああくまで俺の考えだしそういった意図かどうかはわかんないけど、俺は子供からの成長を描いたいい話だったと思う