小毬ルートは現実であったこと?という仮説を見てこんな妄想が飛び出した俺はきっと病んでいる。
現実一学期:理樹・小毬いきつくとこまでー
虚構世界:恭介が理樹の記憶消しちゃった。
現実二学期:記憶が無いせいで理樹、鈴といきつくとこまでー
その後。小毬の妊娠が発覚。
うわなんて超修羅場。
毬子誕生フラグ
彼氏を別の女に取られてしまったら…
葉留佳・佳奈多 ヤンデレ化。間違いない。
クド・唯湖 泣き濡れるが立ち直りは早い
沙耶・さささ・鈴 本人の前で強気に出た後泣き崩れる。
小毬・美魚 現実を拒絶。目のハイライトが消える。
そういや理樹のハーレムに対して怒ってくれそうなのは謙吾ぐらいじゃね?
そもそもどういう話し合いの結果
理樹にギャルゲーさせるという結論に達したのだろうか
>>766 修学旅行前に全員トラウマが発動してたからついでに
……という事にすると修学旅行前が凄いことになるな。
黒はるちんと妹小毬の掛け合いとか想像できねぇw
>>764 でもはるちんは彼氏を他の女に譲ってたよね
まあ相手がおねえちゃん限定かも知れないけど
あと姉御が立ち直り早いってことはないと思う
姉御がさっさと立ち直れる人ならあのシナリオは成立しないでしょ
>>770 大丈夫、書いているよ(∵)
四分の三は、というか夕方まで書いたからもうすぐ投下できるよ
すまんね
即レスわらたw
期待しておぎおぎしながらまってるよ!
まて、夕方まで、ということは勿論しょ、初夜の営みも…
わくわく
>>773 えっちはさせるつもりだが具体的に書く予定はないんだ
エロとか書くの難しすぎだろ常考・・・
まあそんなに期待しないで待ってて欲しい
あんまり年頃の女の子的なことに興味がないのが来ヶ谷だが虚構世界での出来事に対して未練は強いと思う。
以下、考察というには少々穿った見方だから妄想として語る。
よく言うところの鈴EDじゃない方の大団円EDにおいて、来ヶ谷は鈴と理樹のじゃれ合いを兄妹のようだ、と評した。
が、鈴には恭介という実兄がいて、その関係を見れば鈴にとって兄とはそういう存在であると思われる。
よって少なくとも鈴についてはあまり的確でない表現をしていることになる、ことメンバー屈指の理知キャラにも関らず。
では何故来ヶ谷はああいう表現をしたのか、それは、
「未だ恋心に目覚めていない鈴に理樹との間柄が恋愛関係に発展してもらっては困るから」
来ヶ谷以外の女子についてはほぼ記憶はリセットされていると思われるだけに、修学旅行直後に
理樹が来ヶ谷以外の誰かと恋愛関係になることを恐れる可能性を心配するのも来ヶ谷だけであり、
あるいは修学旅行前と何か変わった理樹と鈴の立ち位置に何らかの憂いを感じたのではないか、と。
カプの話になると・・・・・
男が少なすぎるんだよおおおおおお
というわけで男女比を考えると双子は百合ルートに行ってもらわねば……
ところで『唯ねえ×アヤ』はアリだろうか?
それより謙吾と組めそうな相手が思いつかんのだが…
ざざみ
古式…は死んでるからさせ子かなあ
うずらさんとこのSSでは西園と絡ませてたけど、イケたな
>>776 馬鹿唯湖×アヤか?
それはそれで面白そうなんだが。
めっちゃ寛容なんだな、このスレw
昔の鍵系の妄想スレだったら主人公以外の男キャラとヒロインをくっつけようとか言おうものなら
住人総出で叩かれてたのに
つかリトバスの男キャラの人気が高いだけか
あの○○なら俺の××をやれる!みたいなお父さん的心情とかw
どれも等しく妄想さ(∵)
で皆流してくれればいいんだけどなー
まあ恭介も真人も謙吾も皆かっこいい品
別にリトルバスターズの面々じゃなくても彼女くらい自然にできるだろうと思える
まあリトバスは他の男も主人公と同じぐらいかそれ以上にかっこいいもんな
ましてあのグループのみんな仲良しな空気を考えれば、女子メンバー全員が理樹だけに惚れるって方が余程不自然に思える
あのメンバー内での男女カップリングなら、俺はどの組み合わせでも受け入れられると思う
…ただし恭介×鈴は例外ね。
>>783 最後の一文に吹いた。
そりゃそのカップリングだけは禁断すぎるわなw
>>781 春原が風子や智代とくっつく妄想ネタで結構慣らされたんじゃね?
美魚×美鳥
北川×香里とか前から結構あったと思うのは俺だけですかそうですか
真人とクドは無印から絡みが多かったけど、
EXで更に増えたしなぁ
(佳奈多ルートの食堂とか、マッスルエクササイザーセカンドとか)
恭介×小毬の一番の理由は他のヒロインに比べて格段に恭介の名前を呼ぶ回数が多いからだろうな(無論鈴を除けば)
共通ルートの募金シーンとか、
ホットケーキのお礼とか。
ぶっちゃけ理樹とくっつくよりもぱっと見恭介のが自然に見えるぐらい。
ってかあの流れから理樹への告白と話が転がって行く理由がイマイチ……
結局ループ設定的にデフォで理樹が好きな設定になってるクドや葉留佳と同列の扱いでいいんだろうか?
理樹×沙耶
真人×クド
謙吾×さささ
恭介×小毬
姉御×鈴
葉留佳×佳奈多
美鳥×美魚
ゴメン
無印時代からなんだが
どうしてもさささと謙吾のビジョンが浮かばん
うん
実は俺も
791 :
誰か二人を止めて(1/2):2008/08/23(土) 00:42:21 ID:eqU0SwIR0
即行で書いてみたーよ。理樹×沙耶。現実であやが生きてた&転校してきて
理樹と付き合ってるっていう仮定で。
「おはよう、あや。ところで一つ頼みがあるんだけど」
「あら、おはよ、理樹くん。なに?」
「今すぐ一緒にお風呂はいらない?」
「何言ってんの?」
「今すぐ一緒にお風呂はいらない?」
「いや、そんな冷静にくり返されても……。もうちょっと具体的に説明して
くれない?」
「僕たち、恋人同士だよね」
「っ……。そ、そうね」
「二人でお風呂に入るのってとても自然なことだと思うんだ」
「そ、そうかしら……?」
「じゃあ行こうか」
「え、今ので説明終了!? ていうかどこ行く気よ!?」
「実は昨日の旅番組でこの学校のすぐ近くに混浴のおふろがあることがわかっ
たんだ」
「まだ授業あるじゃないのっ。ていうかHRすら受けてないじゃないっ」
「学校サボって二人で過ごすってすごく興奮しない?」
「何か今の理樹くんまた微妙におかしいわよ……」
「……嫌なの?」
「へ?」
「もしかして、恥ずかしい?」
「っ」
「恥ずかしがり屋だなあ、あやは」
「だ、誰が恥ずかしがり屋よっ!? り、りりり理樹くんと混浴だなんて全然
たいしたことないわよ! なんなら今ここで素っ裸になってあげましょうか、
この豊満な胸をお見せしましょうか!? 見たければ見ればいいじゃない、そ
れで好きなだけ興奮すればいいじゃないの! この変態!」
「それいいね!」
「え?」
792 :
誰か二人を止めて(2/2):2008/08/23(土) 00:43:05 ID:eqU0SwIR0
「それすごく興奮するよ、あや!」
「……い、いや、その、あの」
「あれ……ダメなの?」
「り……理樹くん、頼むから元に戻ってよぉ」
「え……あれ? ちょ、ちょっと、あや、泣かないで、ごめんってっ。僕が
悪かったよっ」
「うぅ……ひぐ、理樹くん、いじわるよ……」
「……あや」
ぺろっ。
「ひゃあぁぁっ!?」
「ごめん。意地悪がすぎたね……。ごめん」
「い、意地悪、だったの……? ひっ」
ぺろ。
「うん。……ねえ、あや」
「く、首、なめないで……っ。な、なに……?」
「キスするね」
「え……んっ?」
ちゅぱ……ちゅぱっ。
「……ぷはっ」
くたっ。
「……あれ、あや?」
「……うーっ」
「あや?」
「理樹くんのばか……」
「何でさ。いたっ。たたかないでよ」
「ばか、ばか……ばかぁっ」
「痛いっ。痛いってっ。あやは力強いんだから、手加減してよ」
「うるさいっ……理樹くんの、ばかぁ!」
恭介は小毬とか根強いけど、恭介は葉留佳(黙っていれば)が好みなんだな。
そんな描写あったっけ?
ロリロリバスターズが冗談なのはわかるがw
そういや恭介が葉留化につける称号でそんなのがあったな…w
>>793 荒らしがたてたスレなんて使う気おきん
しかももともとカプねたはここのスレのものだ
>>797 「黙っていれば可愛いのに惜しい」か。
これを“好み”と捉えるか、単に「一般的に見て可愛いほうだ」という意味で捉えるか…
みんな自己主張激しいなぁ……('A`)=3
異論は認める
理樹×はるちん
恭介×小毬
謙吾×二木
真人×クドリャフカ
理樹×かなたん
謙吾×はるちん
理樹×沙耶
恭介×小毬
真人×クド
謙吾×
姉御×佳奈多
鈴×さささ
美魚×小鳥
俺×はるちん
>>803 まぁ待て、とりあえず落ち着け。
そして小鳥の詳細を頼む。
文字通り、中庭で小鳥さんと戯れる文学美少女(自称)のことだろう。
謙吾×葉留佳
というのはどうだ?
謙吾っちははるちんの事をうるさい女だとか言いつつもなんだか気にかけてるようだからな
>>806 その組み合わせの是非はともかくとして、
姉御ルートで謙吾にくどかれた時のはるちんの台詞が好きだ
「いやー、相変わらず頭わいてますネ」ってやつ
大切な人を亡くしたもの同士、謙吾には小毬かクドが合うと思う俺は間違いなく少数派。
なんかこう、過去の共通点から一方的な親近感持ってたのがいつしか愛情に変わるとか
そういうシチュが大好きなんだ。
もうカプ話とかどうでもいいから・・・
そういうスレなのに何言ってんの?
どれも等しく妄想さ(∵)
カリカリしてないでクドとカツサンドダンスしようぜ!
じゃあ俺は鈴と「筋肉さんがこむらがえった」して遊ぶわ
なら俺ははるちんとシャカシャカヘイっ!
じゃあ俺は姉御と「ホモと友情って紙一重だよね」
という議題で喋って来るわ
俺は中庭でみおちんと一緒に本読んでくるわ
姉御は百合方面じゃね
葉留佳&佳奈多と姉御の関係が……
リフレイン恭介視点で「理樹に優しい言葉をかけてやれたら……」
とか謙吾が理樹に「一生お前を守る」とかと同じように
唯湖も葉留佳を抱きしめて
「私は君の姉になろう。君を一生守ってみせよう。だから、もう何も不安に思わなくていい。」
って言いたいのを双子の本当の幸せのために踏みとどまってる……
とかだったらいいな、と思わなくもない。
>>817 「はるちん、そのケはないのですヨ」
と一蹴されて 終 了
葉留佳は人に必要とされたがってる部分が結構あるから
どんな相手でも強く自分を思ってくれてるってわかればなびくんじゃないか?
まあ容姿の美醜や性格の良し悪しも影響するだろうが、リトバスで
それぞれ平均以下のキャラっていないし。
物を知らない、どう対応すればわからないってキャラはいるけど。
特に正確の良し悪しで行けばリトバスメンバーは超人クラス
春原みたいな「ダメなところもあるけど良いところもある」ってタイプですらない。
クドとか真人とか恭介あたりは悟ってる感があるよな
自分で書いといて何だけど、リトバスメンバーは同じリトバスメンバーには神クラスの
優しさ、頼もしさだろうけどそれ以外には普通かそれ以下の対応をする人もいそうだぞ。
それを差し引いてもってかそれを考慮に入れてもまあ平均以上だとは思うが。
恭介とか募金の時そういってるな
実際まったくの他人にも優しくできるのはマックスぐらいじゃね?
824 :
823:2008/08/24(日) 00:10:37 ID:p3ODMHRD0
ごめん「優しく」はなんか違うな・・・
なんて言えばいいんだろう?
ぼのぼの
>>824 関係のない他人には本気になれないって理解してるな、俺は。
楽しむことも、助けることも、怒ってやることも、仲間に対しては本気であたれるが、まったくの他人にはできない。
対して、しゃべったことのない人でも、本気を向けることが出来るのが小毬。
だからこそ、仲間内でしかまともに会話もできない鈴に対するのが小毬なんだろう。
恭介では教えられないことを、小毬は自然と鈴に教えていた、というわけで。
恭介と小毬がくっ付いたら小毬は鈴のお姉さんに・・・
大いにアリだな。
真人:うなれ 嵐の上腕筋!!
謙吾:燃えろ 炎の後背筋!!
真人:しなれ 疾風の大腿筋!!
謙吾:叫べ 雷(いかづち)の三角筋!!
二人:荒ぶる肉体にすべてをかけた!!不動禁仁宮陣!!
・・・・・・うん、吊ってくる。
>>828 無駄に格好良さだけはあって噴いたwww
すでに懐かしいぞそのネタ………
てっきりクロコダインのあれかと思ったwww
懐かしすぎて吹いた。
そういえばリメイク版もう出てるんだな…。
833 :
694:2008/08/25(月) 18:12:52 ID:2CIpLVD+0
鈴との同棲SS書き終わったあああああああああああああああ
33kb862行\(^o^)/
投下ここでしていい?
いけええええええええええええ
GOGOGO!!!
836 :
694:2008/08/25(月) 18:34:29 ID:2CIpLVD+0
!注意
・一部理樹君が壊れます。
・理樹×鈴を宣言しておきながら、もう一キャラを登場させます。
・甘々を目指したつもりでしたが、シリアス分も含みます。イチャラブ50%、シリアス25%、ギャグ25%くらいで見ていてください。
・自分の独自解釈、間違った解釈を含む可能性があります。そのときは投下の後で教えてくれると嬉しいです。
*投稿支援よろしくお願いします。すみませんorz
大学入学を目前に控え、僕と鈴はとある都内のアパートの前に立っていた。
「これがあたしたちの部屋か」
「まあそういうことに」
築10年ちょっとと言うから、それほど古い建物ではないだろう。
白いタイル張りの壁、小さめの駐車場。
右手には2階に通じるちょっとさび付いた階段。
まさに典型的なアパートだった。
「よし、いくぞ理樹」
鈴はガラガラとスーツケースを引っ張り引っ張っり進む。
相当重いだろうに、それを苦も無く引っ張って歩く鈴の体力は凄い。
まあ、僕もそれなりに鍛えられてはいる。
見た目は僕も鈴も華奢だけど、力は人並み以上にあるのだ。
「よいしょっと」
身の回りの品を適当に詰め込んだ旅行用カバンを3つ抱えて歩き出す。
僕の荷物が1つ、鈴の荷物が1つ、あと共用のものを入れた荷物が1つ。
結構な重量になっていたけれど、それほど苦痛には感じなかった。
これは真人にお礼を言っておかないと、なんて考えながら、僕は鈴の後を追った。
僕らの部屋は2階にあった。
ここは僕らの大学も近いし、それなりに交通の便もいい。
今回の鈴との同棲のことは、出来る限り恭介の手を煩わせないように頑張ったつもりだった。
が、ある日寮の自室で住宅情報誌を漁っていたとき、
「おい理樹、開けてくれ」
と言って、突然恭介は僕の部屋に姿を表したのだ。
一体突然どうしたのさ、と聞く前に、
「これは鈴にも秘密だぜ」
と言って、僕の手に大きな封筒を押し付けた。
「理樹、俺にはこのくらいしかしてやることが出来ない。悪いな」
そう言った恭介の顔は、苦々しく歪んでいたのを覚えている。
彼は用事があると言って、ぽかんとする僕を置いてどこかに行ってしまった。
後でその封筒の中身を空けてみると、中には数枚のA4版のプリント。
そこには、僕と鈴の進学の決まった大学の近くのいくつかの物件の情報が書かれていた。
僕の考えていた物件よりかなり安く、その上どれも比較的綺麗な建物ばかりだった。
そしてその中から選んだのがこのアパートというわけである。
アパートの右手にある、少しさび付いた階段は春の穏やかな日差しを受けて、きらきらと光っていた。
僕は荷物を両手にぶら下げて、階段をゆっくりと上った。
僕が段をひとつ踏むたびに、カンカンという小気味いい足音が鳴った。
2階の廊下真ん中のあたりで鈴が手招きしている。
「理樹、ここだ」
「うん、今行くよ」
とりあえず鈴の前にあるドアの部屋番号を確認。
よし、ここの部屋だろう。
「鈴、ちょっとこれ持ってて」
鈴に手荷物を手渡して、僕はポケットから鍵を取り出した。
多少入りづらかったので強引に鍵穴に鍵を差し込んで回すと、がちゃんと鍵の外れる音がした。
「開いたよ」
僕は少しずれて部屋の入り口を譲ってあげた。
鈴はまるで猫が新しいおもちゃか日当たりのいい寝床を見つけたように、ちょっと興奮した面持ちでドアノブをひねる。
ぎぃ・・・
鈴はドアを開けるなり、さながら子猫のように、中に飛び込んだ。
「おおー」
いや、何がおおーなんだろう。
「鈴ー」
とりあえず僕も中に入ってみよう。
僕は荷物を春の日差しが差し込む廊下に置き、鈴に続いて中に入った。
「おおー」
おおー。
中は標準的なアパートの一室という感じだ。
リビングダイニングキッチン、奥に6畳の和室。
玄関の左手にはお風呂とか洗面台、トイレの入り口になっていた。
「・・・これはすごいな」
「うん」
いたって標準的なアパートの一室のはずだけれど、寮生活に長く慣れた僕らにとっては一気に豪邸に越した気分だった。
大学生が2人生活するには少々手狭なのは否めない。
でも、真人との生活に慣れた僕としては広すぎるくらいだと思った。
それに何より。
これから鈴と、今まで以上にずっといられることが嬉しくてたまらなくなった。
それは鈴も同じらしい。
僕を顔を赤らめてじっと見ている鈴。
唐突に鈴を抱き締めたくなって、彼女の背中に手を回す。
「・・・ん」
額にキス。
「たりない」
「僕も足りないかな」
数分も経っただろうか。
多分最長記録のキスを終えた僕らはしばらくお互いに見つめあう。
「・・・理樹は、えろいな」
「鈴もしてほしかったんでしょ」
鈴は僕の腕の中で顔を伏せた。
結った彼女の髪の毛が僕の鼻腔を刺激する。
幾度も嗅いだ鈴の匂いを確かに感じて、僕は一層鈴を強く抱き締めた。
どうやら春の陽気とは、頭までとろとろにしてしまうものらしい。
春の暖かさと鈴の体温を感じて、何だか今にもとろけてしまいそうな気がした。
「・・・ということは、あたしもえろいのか」
「・・・ん、自覚無かったんだ」
「うーみゅ・・・そうだったのか」
真面目に過去の記憶を遡っている鈴が可愛らしい。
僕の覚えている限り、二人でそういうことをするときに積極的だったのは大体鈴だったと思う。
鈴の「今夜、これるか(∵)」とだけの簡素なメールは、未だ僕の携帯のメール受信箱にたくさんある。
もちろん、僕が鈴に送ったこともある。
そういうことをするために夜、部屋を抜け出すたびに、
「理樹よう・・・別に男として否定しはしないけどよう・・・俺らと遊んでくれたっていいじゃねぇか」
と真人に呟かれることには閉口したけれど、鈴の部屋への隠れ通路を歩くうちにそんなことは忘れて。
「まってたぞ」
ぎゅっと彼女を抱き締めて、キスして、ベッドに押し倒した時には、僕はもう鈴のことしか考えていなかっただろう。
「・・・んっ!」
頬に暖かい、でもちょっとさっきとは違う感触を感じた。
「しかえしだっ」
つま先立ちになった格好の鈴が僕を見上げた。
うわ、本当に可愛い。
ここで強引に押し倒してしまおうかと思ったけど、まだ世間は日中正午。
同棲生活一日目から、あまり派手なことをするのも気が引ける。
「仕返し」
もう一度鈴の唇にキスして、彼女を解放した。
「理樹はやっぱりえろい。はじめてのときも、理樹からキスしてきた気がする」
「そうだったっけ?」
「まったくひるまから、本当に理樹はしかたのないやつだ」
「だって鈴が可愛いから、仕方ないでしょ」
「理樹はいじわるだ・・・」
喉からボドドドゥドオーが出てきそうなのをこらえて、僕は表に戻る。
外に置きっぱなしの荷物を手分けして中に運び込むことにして、何とか衝動を抑えるのだった。
荷物自体はそう多くない。
家具の類は明日また配送する予定になっているし、電化製品の類は新しく購入する予定だ。
今ここにあるのは、借りたトラックに積んで持ってきた小さなちゃぶ台とクッション2つ、それと寝具の類。
さっき手荷物として持ってきたお互いの私物と服と、コップとか洗面用品みたいな共用品だけだ。
二人で部屋の中に運び入れると、この部屋でやるべきことがなくなってしまった。
暇をもてあました鈴は窓際に陣取り、ぼーっと外を眺めている。
その様子はまさに日向ぼっこに興じる猫のようで、非の打ち所のないほど鈴らしく可愛い姿だった。
・・・本当に押し倒してもいいかな。
「うー・・・みゅうみゅう」
「いや、それ絶対違うからね」
「なにがちがうんだ」
「色々と、まあ」
842 :
694:2008/08/25(月) 18:56:58 ID:PE2C5yDnO
携帯から自力で
843 :
694:2008/08/25(月) 18:57:50 ID:PE2C5yDnO
携帯から
連投支援
845 :
694:2008/08/25(月) 18:59:17 ID:PE2C5yDnO
携帯から
つか投下って大変なのなorz
アパートのすぐ近くの自販機で買ってきたペットボトルのお茶を一口飲む。
さっき買ったばかりの冷えたお茶は、とろけきった僕の脳を刺激した。
あー、さっきから僕らは惚気まくっていたのか・・・
ちょっと自重するべきかなぁ・・・誰が聞いてるか分からないんだし。
僕は鈴の隣に腰を下ろした。
「お茶いる?」
「ん」
さっきのペットボトルを手渡すと、彼女は一息に残り全部を飲み干した。
今更間接キスなど気にする間柄でもない。
その点、僕も鈴もだいぶ図太くなっているのかもしれなかった。
「おなかすいたから、何か食べにでもいこう」
「菓子折りのひとつかふたつも買わなきゃいけないから、あそこの大きめのデパートまで行ってみようか」
昔は隣部屋や階下の部屋とかに挨拶に出向いたというけれど、今の日本の東京ではあまり一般的ではないだろう。
大家さんにだけ挨拶すればいいかな。
「おーや?なんだそれは。沖縄っぽい名前だな」
「いやいやいや、それはゴーヤだから」
「ならなんだ、何か面白いものを見つけたひとの言葉か?」
「それだと伸ばさないからね」
「それともカレーか!」
「モウヤ●のカレーとか誰も知らないって」
「昔きょーすけたちがやってただろ」
「あの頃のカード事情はよかったね」
「まったくだな、今じゃ一枚であどばんてーじはぼーん!フィールドはこっぱみじんだ」
全くどうでもいい話を随分とした後、昼食と買出しを兼ねて駅近くのデパートまで足を運ぶことにした。
///
「・・・もうこんな時間だ」
「そうだね・・・」
デパート自体はすぐそこにある。
さっき鈴の覗いていた窓からもだいぶ近く見えたし、歩いて10分か15分というところだろう。
デパートにたどり着いたのは実に40分を超えたところだった。
「理樹と手をつなぐと、デパートは遠くなるのか?」
「僕たちの歩くスピードが遅すぎるだけだよ」
鈴と手を繋ぎながら、春の陽気の中で二人っきり。
歩行速度がガタ落ちするのは自明の理だった。
1時過ぎにアパートを出てきて、着いたのは2時。
先に菓子折りをひとつ買い、二人で和食屋でトンカツ御膳を食べたところで、すでに3時を回っていた。
菓子折りを渡すのはまた明日のほうが良いかも知れない。
「じゃあ夕飯の材料を買いに行こうか」
会計を済ませて出てきた和食屋の前で、鈴は何やら壁のチラシを凝視していた。
鈴が見ているのは家電製品のチラシのようだった。
「あたしは電化製品のほうを見てきたい。分散したほうがはやいだろ」
「別にいいけど・・・一緒に行こうよ」
鈴と二人で買い物というのは、間接キスと同じく今までも一杯してきたことだ。
これからはしようと思えば毎日買い物に二人で行けるわけで、別に今更どうということはない。
こうやって鈴一人で行動させることも、鈴のためには必要だろう。
でも、やっぱり一緒にいたいのは当然の心理だった。
「行かせてくれ理樹。たいへんなんだ」
「じゃあ行ってもいいけど、必ず携帯の電源入れといてよ」
「わかった」
こくっと頷くと、鈴は走っていってしまった。
しょうがない、一人で食料品を買いに行くか・・・
唐突に、恭介が僕を買い物に誘ったときに断ったことを思い出した。
ああ、一人で買い物ってこんなに悲しいのか。ごめん恭介。
なんだと?支援してもダメなのか。
世間的には学生は春休みで、デパートの中は結構混んでいる。
エスカレーターから降りた先の食料品売り場は、子連れの母親で賑わっていた。
今日は夕飯に何を作ろうか。鈴は何が好きだったかな。
入り口のショッピングカートを引っ張りだして、カゴを乗っけた。
寮生活に慣れた僕としては久しぶりな感覚だ。
調理器具は今まで使っていたものを使えばいいだろう。
これからはカセットコンロを使わなくていいことを考えると、もうちょっと大きめのフライパンを買ってもいいかもしれない。
僕は特価!と銘打たれた豆腐を2パックカゴに入れて、野菜売り場に向かおうとした。
「あら、直枝さんじゃありませんの」
そこには紫色のツインテールの少女、笹瀬川さんがいた。
「笹瀬川さん?何でこんなところに」
「近所ですもの」
新生リトルバスターズの一員、笹瀬川さんは買い物カゴをぶら下げていた。
何となくいつものお嬢様っぽい雰囲気と不釣合いで、ちょっと笑ってしまう。
「あたくしがお夕飯の買い物に来たのが、そんなにおかしいんですの!?」
「いや、まあ」
あの世界で、笹瀬川さんが随分と家庭的だったりするのは知っている。
というか、虚構世界の記憶で、まだまともに覚えているのは最後の世界と笹瀬川さんのときだけだ。
笹瀬川さんはスポーツ推薦で超一流の大学に入学する予定だ。
去年の夏の、笹瀬川さん率いるソフト部は、見事悲願の全国優勝を果たしていた。
元々ソフト部に関しては強豪校だったけれど、優勝できたのは笹瀬川さんの縦横無尽の大活躍のおかげだ。
全国大会中や、その後しばらく笹瀬川さんは全国クラスの有名人だった。
打者に回れば安打連発の俊足打者、投手に回ればプロ並みの剛速球と変化球。
チームのキャプテンを兼ね、その上稀代の美少女ともなれば、話題沸騰、お茶の間での人気が爆発するのは無理もない。
また、動物好きなことが報道され(彼女によるとストレルカや鈴の猫と戯れているところを知られたらしい)、ハンカチ王子ならぬイヌネコ王女だった。
恭介も連れて、リトルバスターズ皆で応援に行ったのは記憶に新しい。
確かそのときは小毬さんが熱中症状で倒れたり、来ヶ谷さんが笹瀬川さんグッズを買いあさったりで大変だった。
「直枝さんは確か、棗さんと一緒に暮らしてらっしゃるんじゃありませんの?」」
「うん。今日越してきたばかりだけどね」
カラカラとショッピングカートを進めながら、僕は彼女の質問に答えた。
「仲睦まじいのはよろしいことですわ。安心いたしました」
安心って・・・
笹瀬川さんのカゴの中にはひき肉や生姜、豆腐など諸々が入っている。
ついでにカゴのすみに、モンペチとおぼしき丸い缶が置かれているのを発見した。
「ところで、直枝さんはどうしてこちらへ?」
「同じく夕飯の買い物と、挨拶用の菓子折り。鈴は上の階にいるよ」
「そうですの?じゃあ後でご挨拶だけ」
「うん、そうしてやってよ。鈴も喜ぶだろうし」
一昨年笹瀬川さんがリトルバスターズに参加してからは、鈴とはだいぶ打ち解けたみたいだ。
今でも笹瀬川さんが一方的に鈴をライバル視する図式は変わらないようだったけれど。
「今笹瀬川さんはどこに住んでるの?」
「実家のほうに。とはいえ、今父と母は海外なので一人暮らしみたいなものですわ」
「そうなんだ」
「ちょっと寂しいですけれど、もう慣れましたわ。中学のころから父と母は留守にしがちでしたし」
笹瀬川さんの実家はたぶん凄いお金持ちなのだろう。
何となく笹瀬川さんが寮付きの学校を選んだ理由が分かった気がした。
僕も両親のいないつらさはよく分かる。だからその分、恭介や鈴、謙吾や真人と出会えて本当に良かったと思っている。
孤独を癒してくれたのは間違いなく、友達の存在だった。
「よし、今日は笹瀬川さんもうちで夕飯を食べていかない?」
「は?」
凍結した。空気が絶対零度に達した。めちゃくちゃ、もうくちゃくちゃ温度が下がった。
「いや、今日の夕飯を一緒にどうかなと。寂しいでしょ?」
「あなた…棗さんとの同棲生活一日目から何言ってるか分かってるんですの」
親切心で言っただけなのに、物凄い勢いで呆れた顔をされてしまった・・・
「どうせ笹瀬川さん一人なんでしょ?」
「なんかもう、あなたの当初のイメージが崩壊していることを肌で実感させられましたわ・・・」
当初のイメージって何なんだろう・・・
「その、わたくしは別にかまいませんけどっ、あなたには棗さんが・・・」
とてつもない勘違いをされていた!
真っ赤になっている笹瀬川さんと見るのは久しぶりだった。
「いや、ご飯食べてかないかと言っただけなんだけど」
「そ、それだって大事ですわ!」
「あの世界だってそうだったでしょ・・・」
「あの世界は仕方ありませんわ!それに棗さんがいなかったからいいんですの!全く、あなたという人は・・・」
「で、どうするの?」
はぁ、と彼女は呆れたようにため息をつくと、頷いて見せた。その上で
「棗さんがいいと言ったらの話ですわ」
と付け足した。
鈴にその旨を伝えるべく、僕は尻ポケットから携帯を取り出して開く。
「笹瀬川さんと会ったんだけど、一緒に夕飯食べることにしない?」
という文面のメールを打って、送信ボタンを押した。
メール送信中の、手紙が左へと飛んでいくアニメーションを遮って、携帯をぱたんと閉じる。
「じー」
ぱたんと携帯を閉じると、笹瀬川さんが僕をじっと見ているのに気がついた。
「何?」
「・・・何でもありませんわ」
そう言うと、笹瀬川さんはさっさと歩いていってしまった。
「ちょ、待ってよっ」
「・・・直枝さんは。乙女心というものを少しは理解するべきですわ」
「・・・まったく、どうして私たちはこんな方に・・・」
「え?」
最後に呟いた独り言は、カートを走らせる音と店内のBGMにかき消され、僕には聞こえなかった。
「何でもありませんわ。参りましょう」
すぐに尻ポケットの携帯は震え、鈴からの返信を知らせた。
「ささみだと(∵) 理樹がいいならいい」
ほぼ予想通りの返信を受け取って、笹瀬川さんに見せる。
「はぁ・・・棗さんも棗さんですわね。というより(∵)ってどんな・・・」
「鈴の無表情マーク?」
「無表情で驚くとはまた随分と高度ですわね・・・」
突っ込んだら負けだよ、多分。
「分かりました。ではご一緒させていただきますわ」
そう言って、彼女はカゴの中を見返した。
「ちょっと足りませんわね」
笹瀬川さんはそう言うなり、くるりと方向転換して歩き始めた。
「何が?」
「招待されただけというのはわたくしの沽券に関わります。お夕食、この笹瀬川佐々美が腕を奮って作って差し上げますわ!」
「重いよ、笹瀬川さん・・・」
僕は食材満載のビニール袋を6つも提げて、颯爽と歩く笹瀬川さんに付いていく。
どこからどう見ても荷物持ちだ。
「鈴さんは電化製品売り場でしたわね?」
「うん」
ようやっとエスカレーターまでたどり着いた僕は、足元にビニール袋を置いた。
見れば手は真っ赤、線が幾筋も刻まれていた。
「それにしても、こんなに買っても食べきれないんじゃない?」
支援
「何とかなりますわ。ほら、降りますわよ」
危ういところで、置いていたビニール袋を引き上げる。
エスカレーターに挟まらなくてよかった。
僕は重いビニール袋を引きずらないように何とか持ち上げた。
もっと真人と筋肉しておけばよかった、もとい、もっと鍛えていればよかったのだろうか。
真人よ、僕に筋肉の力を!永遠不滅の筋肉の絆を!うおおおおおおおおおおお!
おお軽い、あれほど重かった袋が軽いぞ!
筋肉最高!筋肉の絆最高!イヤッッホォォォオオォオウ!
「・・・直枝さん?」
笹瀬川さんに引かれていた!
「棗さんならあそこですわよ」
笹瀬川さんの指差した先で、鈴は熱心に何かの棚を眺めていた。
「うーみゅ・・・どれにしたらいいんだ」
陳列棚の上に吊り下げてられている看板には『デジタルカメラ・ビデオカメラ』とある。
僕と笹瀬川さんは鈴に気付かれないようにそーっと彼女に近づく。
ビニール袋6つをぶら下げての隠密行動は至難の業だったが、驚いた鈴の顔の見たさはそれを容易に忘れさせた。
負担軽減能力はは筋肉の絆<<<|超えられない壁|<<<鈴への悪戯心であるらしい。
さらば筋肉の絆。僅か1分で敗北した筋肉の絆に敬礼。君のことは多分すぐに忘れる。
鈴が熱心に見ていたのは、どうやらデジカメであるようだった。
新旧様々な小さい箱型のデジカメが、ところせましと棚に並んでいる。
鈴はあれやこれやと説明を読んだり、覗き込んだりしていた。
「りーん」
「ふかーっ!!!!」
あ、鈴が猫化した。
この鈴の表情を見たいがために、僕は後ろから忍び寄ったのだ。
今すぐにでも頬ずりしたかったが、それはさすがにやめておくことにする。
「なんだ理樹か・・・そしてそっちはささせがわささみ」
「お久しぶりですわ・・・と言っても、最後に会ったのは先々週ですから、お久しぶりというほどでもありませんわね」
「まあそうだな」
「お夕飯をご馳走して差し上げますわ。この笹瀬川佐々美の料理の腕の前にひれ伏しなさい、おーほっほっほ!」
すっかり乗り気な上に、鈴と一緒だと何かタガが外れてしまうらしかった。
「こいつばかだ」
「馬鹿とは何ですの!?」
「じゃあくちゃくちゃばかだ」
「棗鈴・・・このわたくしをそこまで愚弄するとは!」
笹瀬川さんがアホの子になった。
「まあまあ」
いつものパターンでバトル勃発しそうなところで、僕が仲裁に入る。
元来ボケばかりのリトルバスターズにおいて、ツッコめるのは僕と笹瀬川さんと佳奈多さんだけだ。
佳奈多さんは思っていた以上、というか過剰なまでの妹思いに加え、天性の天然属性持ち。
笹瀬川さんは鈴のことになると、さっきのようにやたらとアホの子化する癖がある。
佳奈多さん曰く、僕も「筋肉って何なのよ・・・馬鹿じゃないの?」らしいので、多分コンスタントに突っ込める人間など存在しないのだろう。
「デジカメ?」
「うん。喉から猫が出るほどほしい」
猫は出ないよ、鈴。
「なにっ、そうなのか!馬鹿兄貴にだまされたのか、あたしは・・・」
恭介も何言ってるんだよ・・・
鈴は再び視線をデジカメに落とした。
「何で?」
「猫を撮る」
それで話が掴めた。
「あの約束のことか」
ちりん、と鈴(すず)の音を鳴らして頷いた。
猫をアパートで飼うことはできない。
一緒に鈴に同棲の話を打ち明けたとき、唯一鈴が渋ったのはそこだった。
今までのように、猫をどこかに集めて可愛がることも都内では出来ないだろう。
思った以上に鈴の猫に対する執着は強く、正直僕も頭を抱えてしまった。
迷った末に僕が提案したのは、カメラを買って写真を撮ることだった。
「これなら、いつでも猫の顔が見れるでしょ?」
それでようやく、彼女は首を縦に振ったのだ。
「・・・あと、それ以外にもある」
「何ですの?」
鈴の顔がちょっと赤くなる。
僕に助けを求めるような視線。
僕は何となく言いたい理由を把握した。
ダメだよ。ちゃんと自分で言わなくちゃ。
「・・・理樹やみんなと写真が撮りたい」
よく言えたね、鈴。
鈴の頭を、猫に手でブラシをかけるように撫でてやる。
「うう・・・きもちいいのかわるいのかわからん」
上目遣いのトロンとした表情のあまりの可愛さに、本当に僕は理性決壊数センチ手前まで突き落とされた。
「直枝さん、もうちょっと場というものを考えたほうがよろしいですわよ」
「ああ、うん」
それこそ今の表情を写真に撮りたいと思うほど名残惜しかったが、そう言われては仕方が無い。
曖昧に頷いて手を離した。
「で、どういうのがいいの?」
「これとか」
鈴が僕に突き出したのは、猫の写真を宣伝に使っているデジカメだった。
鈴、猫に釣られたね・・・
値段自体は平均より安いものだ。
「買うんですの?」
「うん、約束だからね」
笹瀬川さんにそう返して、僕はその棚の商品引き換え票を取った。
デパートを出るころには、もう夕暮れだった。
時間は5時を回っている。
今から帰って夕飯の支度を始めれば丁度いい時間帯だ。
鈴は先を機嫌よく夕陽の中をスキップしながら、腕の中の紙袋を後生大事に抱えていた。
その後ろを、買い物袋を下げて僕と笹瀬川さんが歩く。
「棗さんは、いつまでも無邪気なままですわね」
「うん。でも僕は、そんな鈴が好きだよ」
「惚気話はあまり聞きたくはありませんわね。詮索するつもりもありませんけど」
確かに鈴は未だに子供っぽい。
こういうときに見せるしぐさや表情。言動。
鈴の持つ純真さの表れだ。
「いつまでも純真さを忘れない心・・・まさに、リトルバスターズの鑑ですわ」
そうだ。僕らはリトルバスターズ。
悪を成敗する正義の味方。
今思うと、なんと子供らしい無邪気な文句だろう。
真人も。謙吾も。僕も。
その恭介の、リトルバスターズの持つ無邪気さにただ惹かれた。
皆何も知らない、純真さの塊だったから。
だからあのとき、僕らは恭介のリトルバスターズに入ったのだと思う。
でも、今の僕らの、僕が作ったリトルバスターズは違う。
あの最後の世界で僕は恭介の後を追った。
あの時の僕も、真人も、謙吾も。恭介も。
皆、無邪気な楽しい永遠の時間など存在しないことを知っていた。
支援
859 :
694:2008/08/25(月) 19:27:12 ID:PE2C5yDnO
携帯から
円滑に投稿できなくて申し訳ないですorz
C
862 :
694:2008/08/25(月) 19:29:35 ID:PE2C5yDnO
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863 :
694:2008/08/25(月) 19:31:15 ID:PE2C5yDnO
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支援
支援
支援で育てる
否が応にも知らなければならなかった。
それでもなお、僕らはリトルバスターズとして最後の時間を過ごそうと決めた。
壊れゆく世界のグラウンドで。
今の、この世界のリトルバスターズもそうだ。
最後にリトルバスターズとして集まったときの日。
「またすぐ会えますヨ。また春休み中にでも遊ぼう」
「わふ、またしばしのお別れなのですっ。またお会いしましょう」
「今度はワッフルパーティをやろうねー」
「ああ、是非私も参加しよう。そのときは小毬君や能美女史にはメイド服を・・・ゲフンゲフン」
「いや、皆で筋肉祭りだな・・・へへ、筋肉が疼くぜ」
「何おぅ!?筋肉祭りより筋肉旋風を優先させるべきだ!」
「筋肉旋風ですって!?ヘイ、筋肉カモーン!筋肉革命の前触れに違いないわね!」
「男と男の筋肉関係・・・美しくないです」
「葉留佳やクドリャフカ、皆と毎日会えなくなるのは寂しいわね」
「皆まだ学生ですし、いくらでも遊べますわよ」
皆いつもどおりの雰囲気。卒業のことすらネタにして大騒ぎ(あやさんと真人と謙吾の筋肉旋風には僕とクドも混ざった)。
でも、皆は知っている。
これからどんどん、会える頻度は減っていくであろうことを。
大学生になり、社会人になり、それぞれの家庭を持ったらどうなるか。
無邪気な楽しい永遠の時間など、この世界にも存在しないのだ。
それにはっきり気付いていないのは鈴だけだ。
それに今度の同棲の話だって、全てが無邪気で、楽しい話というわけじゃない。
これは鈴にも話していないし、皆にも話していない。
恭介と僕だけの、苦い現実の話だ。
去年の夏ごろの話だ。
笹瀬川さんの応援のために、恭介が学園に遊びに来ていた日だった。日曜だったと思う。
僕と恭介はふたり中庭の芝生で寝転んで、空を眺めていた。
「ねぇ恭介」
「何だ」
「学校卒業したらさ、鈴と同棲しようと思う」
恭介は寝転がりながら、僕のほうに首を向けた。
その表情は良く分からない。
喜んでいるのか、泣きそうなのか。
「それは単純に、お前らが一緒にいたいから。それだけの理由か?」
「そうだよ」
「嘘つけ。理樹は何にも考えなしにそんなことを言う奴じゃない」
「反対?」
「どっちでもない。半々だ」
そう答えて、また恭介は視線を空に戻した。
「・・・俺のことを考えてそんな結論に達したのだとしたら、お前が鈴と付き合う資格はない」
「鈴への想いは本当だよ。もう婚約までしてるんだから」
「・・・そうか。お前が望んで、鈴もそれを望むなら。俺は受け入れるしかない」
「ごめん恭介」
「別にいいさ。俺は所詮、妹一人満足に守ってやれないかもしれないような人間だ」
「そんなことないよ。僕やリトルバスターズの今があるのは、恭介のおかげでもあるんだから」
「俺のおかげか・・・理樹は優しいな」
「そうかな」
「そうだよ」
それだけのたった数分のやりとり。
僕らは十分すぎるほど、この世の現実をまた実感してしまった。
僕は相当な額の遺産を持っていること。
恭介が働いているのは鈴のためだということ。
大学に入り、学び、生活し、卒業するためにはたくさんのお金が要ること。
恭介がこうやって忙しく働いているのは、そのためだということ。
僕が同棲の提案を恭介にしたのは、そういう含みがあった。
誰もそんなことは言わないけれど、僕も皆も、それを知っていた。
それから僕は、もう一度だけ恭介と打ち合わせをした。
僕も恭介も、できればしたくはない相談だったけど。
支援
育てる
鈴の学費だけは恭介が持つ。
他は僕が持つ。
それだけの短いやりとりだった。
その後、そんな相談は忘れたかのように二人で、みんなと久しぶりの野球に興じた。
多分恭介は今度のことを負い目に感じているだろう。
あの家の情報を持ってきたことだって、多分『俺にはこのくらいしかしてやることが出来ない』と思っているからだろう。
だから僕は、恭介を手伝わせたくなかった。
知らないのは鈴だけ。
鈴は無邪気なままだ。
昔の、僕らのように。
僕は、そういう鈴の無邪気さに惹かれたのだろうと思っている。
いつまでも純真で、無邪気な可愛らしさ。
彼女を通して、一体僕は何を見ているのだろう。
過去のリトルバスターズの面影?無邪気で、楽しい永遠の時間?
僕はそれを否定したいと思うけど、たぶんそれは事実なのだろう。
だからこそ、今この世界に、ここにいる鈴をこれからも守り抜く。一緒にいる。愛し続ける。
あの日恭介が握ってくれた手の暖かさを、いつまでも忘れず、ふたりで強く生きていくために。
「こうして棗さんを見ていると、やはりわたくしでは敵わないことを実感してしまいますわね」
「ん?」
「リトルバスターズの皆さんが、あなたをどう想っていたか。知らないとは言わせませんわよ?」
そう言った笹瀬川さんの頬が少し赤く見えたのは、夕焼けのせいじゃないだろう。
多分、笹瀬川さんも僕を想っていてくれたということなんだ。
「・・・うん、知ってるよ。でも僕は、鈴が好きだから」
「ええ。そうでなくては困ります」
そう言って笹瀬川さんは、僕に寂しげに笑った。
「全く・・・この笹瀬川佐々美ともあろう者が、これで二人の殿方に振られてしまいましたわ」
「ごめん」
「謝らないでくださいな。その代わり、だからと言って浮気など許しませんわよ?」
「はは、それはないよ」
「安心しましたわ」
「おい、理樹ー!」
鈴が楽しげに手を振っている。
「行こうか、笹瀬川さん」
「ええ」
夕焼けは落ちようとしていたけれど、鈴の太陽のような笑顔はずっと輝いたままだった。
///
「出来ましたわ!」
小さいちゃぶ台に、ところ狭しと美味しそうな中華料理の大皿が並んでいる。
酢豚に麻婆豆腐、チンジャオロースー、チャーハンなどなど。
僕も手伝ったけど、笹瀬川さんの中華料理にかける情熱は凄まじかった。
相当な量で、これは3人で食べきれるのか少し不安になったが、濛々と立ち上る湯気と、鼻を刺激する香辛料の香りが食欲をそそる。
「わたくしの手にかかればこの程度お手の物ですわ!おーほっほっほ!」
「うーむ・・・これはささみの勝ちだな」
鈴が珍しく負けを認めた。
「じゃあ、冷めないうちに頂こうか」
「ええ、頂きます」
まずは麻婆豆腐を、僕と鈴の分を大きなスプーンで取り分ける。
「頂きます」
箸で一口め。
「か、辛ッ!」
山椒と唐辛子の刺激が僕の舌を刺す。
覚悟していたはものの、一気に全身から汗が吹き出るような気がした。
しかし水を一口含むとまた口に運びたくなる魔力を持つ料理だった。
「どうでしょう?あまり時間がなかったものですから、辛味の深さがちょっと心配ですわね」
「凄く美味しいよ!・・・辛っ」
また水を一口。
「お褒めに預かり光栄ですわ」
同じく鈴も辛さのあまりスーハーしていた。
「うう・・・からい」
でも鈴も水を一口飲んでまた一口食べる。
「からい!」
以下ループ、という感じだった。
次はチャーハンを口に運んでみる。
ゴマ油とご飯のパサパサ感、ちょっと薄口の味付けが最高にマッチしていた。
これは旨い、旨すぎる・・・ッ!
そしてチンジャオロースー。
チャーハンと一緒にいただく。
パクッ。
僕 の 味 覚 が 有 頂 天 に な っ た !
この喜びはしばらくおさまることをしらない。
あの世界で食べた味にもっと磨きがかかり、涙が出るほど美味しい料理だった。
このままじゃ僕の寿命がエモーションでマッハなんだけど・・・
「これは笹瀬川さん・・・反則だよ・・・」
「それほどでもありませんわ」
「やはり笹瀬川さんは天才的だしかもこれだけおいしいのに謙虚にそれほどでもないと言った!」
「直枝さんがだいぶ壊れてるような気がしますわ・・・」
「どうやってそれが僕が壊れてる証拠だよ?・・・旨い・・・旨すぎる!」
止められない止まらない、チンジャオロースー。
「あたしも料理が上手くなったら、理樹にこう言ってもらえるのか」
「うん・・・どちらかというと大賛成だよ・・・美味しいなさすがチンジャオロースー美味しい」
「理樹がおかしくなってるぞ。ささみ、何かまぜたのか」
「Bu●ont粉末という笹瀬川家秘伝の粉を混ぜましたわ。うん、おいしい」
「別にあたしが食べても何ともないぞ。どうしたんだろうな、理樹」
支援
「まあ、美味しいと言ってくださったことですし、何でもいいですわ」
「うーみゅ、そうなのか」
「ああうまい、きた、牛肉きた!これで勝つる!」
それから、すっかり皿が空になるまでの十数分、僕は超ハイテンションで暴走していた。
あんなに美味しかったから仕方ないよね。
お皿も空になり、3人で色々なことを話した。
次いつ集まって遊ぼうかとか、笹瀬川さんはどのあたりに住んでるだとか。
先月相川君を完全に振ったとも言っていた。ごめん相川君。
あと笹瀬川さんがときどき鈴に料理を教えてあげてくれることになった。
鈴が料理を普通程度に出来るようになったら、一緒に二人で台所に立てるようになるかもしれない。
その様子を頭に浮かべてちょっとにやにやしたり。
ちょっと前に見た真人のボケについてとか。
まさか全身にマジックで『筋肉』と書き始めるとは思いもよらなかったなぁ。
この間開発されたマッスル・エクササイザーフォースが感動的に美味しかったことも話した。
あれはとてつもなく美味しかったのだけれど、真人が筋トレしながら適当に作ったものなので作り方が分からない。
そのペットボトル2リットル分しか飲めなかったことなどなど。
話の種は尽きなかった。
「じゃあ、そろそろお暇しますわ」
そう言って笹瀬川さんが立ち上がったのは、もう9時を回ってからだった。
「もう帰るのか」
「家に帰ったら10時前ですわ。明日の準備もしなければなりませんし。それに・・・」
笹瀬川さんは僕に耳打ちした。
「一日目くらい、ゆっくりとその・・・なさりたいでしょう?」
言った笹瀬川さんが赤くなっていた。
「はは・・・」
まあ、当然そのつもりだ。
明日も休みだしね。
「ちょっと待ってろ」
鈴が和室に入って、何かを持ってくる。
「写真、撮ろう」
笹瀬川さんと僕が顔を見合わせる。
まさか鈴が、自分から写真を撮ろうと言い出すとは・・・
「いやか?」
ちょっと鈴が萎れる。
「ううん、写真を撮ろう。笹瀬川さんもいいよね?」
「ええまあ・・・それにしても意外ですわ」
「正直僕もだね」
「よし、理樹たちはそこらへんに立っててくれ」
鈴がカチャカチャとデジカメをいじって、デジカメ右上の赤いライトを点灯させる。
多分タイマーだろう。
それをキッチンテーブルに乗っけた。
「点いたか?」
「うん」
「・・・ようし」
鈴がこっちに走ってくる。
そんなに全力疾走しなくても間に合うから・・・って!?
「理樹っ」
鈴が僕に飛びつく。
「う、うわ、鈴?」
パシャッ!というフラッシュ。
鈴が持ってきたデジカメを覗き込むと、戸惑う僕と、僕に飛びついた真っ赤な顔の鈴、隣で呆れ顔の笹瀬川さんがいた。
でも何だかんだで幸せな写真だった。
これはこれで、残しておきたいと思ったので、鈴に保存を勧めた。
「もう一枚、今度はきちんと取りませんこと?」
笹瀬川さんが提案した。
確かに、あれ一枚というのも寂しいだろう。
「わかった」
鈴は今度は長めにタイマーを設定すると、悠々とこちらに歩いてきた。
「理樹、だきしめてくれ」
「ええええ!?」
「早くしろっ」
仕方なく、また赤くなっている鈴を抱き寄せる。
「あんまり見せ付けないでくださいます?」
「ごめんね」
「まあ、そのくらいのほうが宜しいのかも知れませんが・・・」
今度は万全(?)の状態でフラッシュが光った。
今度のデジカメの液晶には、にっこりと笑う僕と鈴、ちょっと苦笑気味に微笑む笹瀬川さんの姿が写っていた。
///
笹瀬川さんが帰って、とりあえずお風呂を入れてお皿を片付けることにした。
ついでに和室に二人並べて布団を敷いた。
今からちょっとドキドキする。
こうやって毎日一緒に寝られると思うと、心が躍った。
やはりというかまあ普通に考えて、浴槽は二人で入れるほど大きくない。
「先に鈴、入っていいよ。皿の後片付けしておくから」
「いい、理樹が入れ。それはあたしがやる」
「それじゃお湯がもったいないでしょ」
「うっさいぼけーっ!さ、先にはいってろ!」
鈴の赤い顔をもっと見ていたかったが、先にお風呂をいただくことにした。
というか、鈴は何をするつもりだろう。
僕は脱衣所で服を脱いで下着を脱いだ。
少し身体を流してから浴槽につかる。
僕は男としては小柄ではあったけど、さすがに浴槽は小さい。
僕はちょっと膝を抱えるようにしてお湯につかった。
明日の予定と、やりのこしたことはないかを確認する。
明日は家具の運び込んで荷物を入れて、後大家さんに挨拶に行かないと。
家具を運ぶ前に、もう一度綺麗に掃除しておくべきかな。
今日は一日中ドタバタしっぱなしだったから、それが終わったら鈴とダラダラ過ごすのもいいだろう。
持ってきたシャンプーで髪の毛をゴシゴシやりながら、これからに思いを馳せる。
二人で一緒に春のアスファルトの道を歩き、大学へと向かう姿。
鈴とこの部屋でレポートに頭を悩ませる姿。
一緒に料理を作る姿。
お風呂には一緒に入れないけど、洗いっこするくらいならできるかな。
そしてその後・・・
「ボドドドゥドオー」
僕は魂の叫びを抑えながら身体を洗い、お風呂を出た。
お風呂を出ると、鈴が携帯をいじりながらちゃぶ台の前に座っていた。
「上がったよ」
心なしか鈴の顔が赤い。
「理樹は先に布団に入ってろっ」
これは何か吹き込まれたのか・・・
いずれにしろ、悪い話ではなさそうだ。
多分来ヶ谷さんかあやさん、恭介あたりがけしかけたんだろう。
彼らの粋なはからいを期待して、僕は和室で寝転がって鈴を待つことにした。
「・・・理樹」
鈴がそこにいた。
いや、そこまでは普通なのだが。
その・・・格好というか服が。いや、下着か?
「誰に渡されたの、それ」
「くるがやだっ」
その、鈴の格好というのが・・・ボドドドゥドオー!
まず黒い下着だけというのが異常だ。
鈴はいつからこんな大人っぽいのを着けるようになったんだ?
それにその、下着というのがえろい。
男の心を刺激してやまないというか、完全にそれ向けの専用下着であることは間違いなかった。
さらにだ。その鈴の下着は、妙に透けている。
大事というかまあ、そのところ以外、うっすらと透けて見えるのだ。
「・・・理樹」
鈴は部屋の電気を消すと、僕の背中に胸を押し付けた。
「めちゃくちゃ、いやもうくちゃくちゃ恥ずかしい」
そのしぐさというのがまた、胸を押し付けているようで。
鈴の胸は最近とみに成長し、今はバストは82,3くらいあったはずだ。
つまりそこそこ胸があるわけで、これはその・・・えーと。
興奮せざるを得ない。
「・・・誰に教わったの」
「あや」
げげごぼしながら言ってる姿が目に浮かぶ。
「ほら、さっさと服ぬげ」
そう言われて、Tシャツとスウェットを脱ぐ。
これで僕は下着一枚だ。
「こっちむけ」
鈴に言われるがままに、後ろを振り向く。
「っ!」
鈴に唇を奪われる。
880 :
694:2008/08/25(月) 19:56:23 ID:PE2C5yDnO
携帯から
スレに長めのSSを投下するのは初めてなんだ
手際悪くてごめん
881 :
694:2008/08/25(月) 19:59:39 ID:PE2C5yDnO
携帯から
支援
支援
C
885 :
694:2008/08/25(月) 20:01:00 ID:PE2C5yDnO
携帯から
で、唇を割られてディープキス・・・までは良かったが、何か変な味がする。
「・・・っ」
鈴が離れると、妙に身体が熱い。
主に、身体の一部分が。
「・・・何したのさ」
「・・・きょーすけが持たせてくれた薬。するときに口に入れてキスしろって」
「・・・恭介・・・」
特製の媚薬か何かを飲まされたらしい。
というか、唾移しだけでそんなに効くって・・・危なすぎないか、それ。
そうこう言ってるうちに、本格的に媚薬が効き始めた。
「ん・・・」
僕と鈴は恭介の媚薬に支配されつつあった。
キスをして、鈴の身体を揉みしだく。
異様なほど鈴の身体も熱く、ちょっと下着の上から触っただけでも敏感に反応する。
「う、あっ」
鈴が僕のものに手を伸ばして、さすっている。
しかも、手つきが滅茶苦茶上手い。
・・・あやさん、一体何を教えてるんだ・・・
鈴のそこは、もう濡れまくっている。
「ん、ああああっ!」
その特徴的な下着の上から軽くそこを撫でただけで、鈴が絶頂に達した。
ちょっと待ってよ恭介と来ヶ谷さん・・・
その後、僕が鈴の中に入れるまで、軽く鈴は数回絶頂に達していた。
しかも僕の記憶が正しければ5,6回戦まで行ったはずだ。
僕が意識がまともに戻ったとき、半分鈴は失神したように寝込んでいた。
全身、特に下半身にかけて僕の精液でドロドロになっている。
今日の日付から考えて安全日だからまだ良かったけど、これ日を誤ったらやばかった・・・
リトルバスターズ超人ユニットの来ヶ谷さんと恭介とあやさんのコンビは本当に危険だ。
///
数日後。
家にパソコンが無いので、鈴がコンビニのコピー機で写真をコピーしてきた。
僕と鈴と笹瀬川さんの写真が最初の二枚、あとは猫の写真と僕とのツーショット。
鈴はそれと一緒に買ってきたらしいアルバムを開いた。
「よしっ、まず一ページ目を貼ろう」
一ページに写真が丁度2枚貼れるようになっているらしい。
一ページ目の上に貼ったのは、あの遠き日の写真。
あの蜂退治のときの記念撮影だ。
遠慮がちに笑う僕、暴れる鈴と押さえつけて満面の笑みの恭介。
焼け焦げた服で笑う真人。苦笑気味の謙吾。
1枚目の下には、あの修学旅行の後、土手で撮りなおした集合写真。
僕と鈴を中心に、恭介。謙吾。真人。笹瀬川さん。小毬さん。クド。葉留佳さんと佳奈多さん。あやさん、美魚さん、来ヶ谷さん。
2ページ目は何を貼ろう?
「そうだな」
そう言って僕らが選び出したのは、僕と鈴と笹瀬川さんの写った2枚の写真。
「これは、はじめてふたりで暮らした日だからな」
笹瀬川さんが聞いたら苦笑するだろう。
何で次の日のツーショットの方を貼らないんですの、と。
この写真は、僕が鈴と初めて本当の意味で一緒に生きることができた一日目だから。
3ページ目にはツーショットを貼った。
僕と鈴が、本当に幸せそうに、笑いを浮かべている。
「なあ理樹」
「なに?」
「・・・ずっと一緒にいてくれる?」
ずっと一緒、か。
本当の意味でずっと一緒、なんて有り得ない。
いつかの遠い日、別れの日がやってくるのだろう。
あの世界のように。
あの写真に写る姿さえ、いつの日か風化して跡形もなくなってしまうのだろう。
「僕は、鈴を守るって決めたから」
あの終わらない世界が終わろうとするまで、目一杯遊んだように。
崩れ行く世界で、あの日僕らが野球をしたように。
「そうか」
鈴と一緒に、生きていく。
あとがき
どうも、めちゃくちゃ投下に手間取って、gdgdになってすみませんorz
しかも超長文かつ駄文でごめんなさい\(^o^)/
エロなんて書けねーよ、何でこんなに理不尽なんだよ・・・ちくしょおおおおおおおおおおお!
1週目リフレインエンドのあと、さささ√を経て鈴とくっついたことにしています。
理樹と鈴とあと誰か欲しいなと思っていたのですが、個人的な書きやすさとお気に入り度でさささを起用しています。
後あや(沙耶)を出したのは完全に趣味です。嫌な人は脳内で削除お願いします。
今回シリアス分を入れたのは、どうして理樹は鈴が好きなのかを補完したかったからです。
随分強引な解釈をしていますが、理樹が鈴を好きな理由を自分なりに説明しようと頑張りました。
実はSSを投下するのはこれが初めてです。
こんなの鈴じゃねーよマジ
>>694氏ねよとか指の筋肉鍛えなおせなど、ご意見や批判等お待ちしております。
惜しみない拍手を送ろう
うむ、良作だ
有頂天で噴いちまったぜwww
GJ!
さささと3Pすんのかと思って焦っちまったぜ
…ふぅ
ふぅ・・・
またいつか投下してくれ
全裸で待ってる
全員揃ってこの結末を迎えてるというその事実だけで、
なんというか、いいもんだなあと思えてしまう俺がいる。
俺も時間があれば久々にSS書いてみるんだがなぁ・・・
899 :
694:2008/08/25(月) 20:48:02 ID:2CIpLVD+0
皆さんのお言葉に俺号泣(TT)
また時間が取れればSS書きたいです。
gdgdになってしまったのと、レス投下の関係上上手く改行をすることが出来なかったのが心残りかな
ちょっと加筆修正してから、保管庫かtxtファイルで投稿しておきたいと思うのですが、良いですかね?
いやーよかった!
初めてとは思えんな
終始ニヤニヤしっぱなしだったわ
こんくらい長いほうが読み応えあっていいよ!
投下は大変そうだけどねw
保管庫に投稿はいいと思うよ
つぎは「同棲1周年の日」くらいで頼むわ
理樹ブロント意外と違和感なく想像できてしまったw
あと写真のくだりが良かったぜ
俺のエクスタシーが有頂天に達したー!!
なんか読んでてこっちまで幸せな気持ちになれたよ。ありがとう。
904 :
694:2008/08/25(月) 22:03:05 ID:2CIpLVD+0
保管庫に亡霊Sとして登録させていただきました。
本当にありがとうございましたm(__)m
この流れなら言える
鈴は俺の嫁
なーに寝ぼけたこといってんだ
鈴は理樹の嫁にきまってんだろ
自分で書いといて呆けたか
ちょwwいつのまにこんなことにwww
超GJ!
694氏、お疲れさまです。
さささが名脇役で、
さささ好きの私としては、
とても楽しく読ませて頂きました。
マジでグッジョブ!
規制でGJすらまともに言えない僕を笑ってほしい
だから携帯で、最高のGJを贈りたい
超GJ!!
なんかSS書きたくなってきたな…だけど俺はDNMLしか作れないorz
SSとDNMLは似てるようで微妙に違うしなぁ(あくまで個人的な主観)
>>910 ならいま投下されたのをDNMLにするのはどうだ
今読んだGJ
912 :
694:2008/08/26(火) 00:47:43 ID:xs2P368c0
DNML化とか、してくれたら凄く嬉しいなぁ
たぶんDNML向きというか、状況描写の薄いSSなのでやりやすいとは思うんですが
というかこういう話が出てきたこと自体、作者は物凄い嬉しいです(TT)
向こうの保管庫で一声かけていただければ、私の作品はいくらでも使用してくださって構いませんよ。
というか二次創作に著作権もへったくれもないよね。
>>910 何故か今日は突っ込む気にならない(∵)
久々に胸が温まる良いSSを読んだぜ、GJ
しかし大半が民安声だと思い出すと……w
>>910 >>912 うーん、このSSはDNML化はちょっと難しいですかね。
DNMLには"原作に使用されている素材しか原則使用できない"ってゆう縛りが
ありますしねぇ。(これの場合佐々美の私服立ち絵が無い等々)
ずっと民安のターン!!
GJ!
悲しかった。でもcool!
>>919 このスレ覗くの久しぶりなんだが
厳密にはテンプレのはエロなしの一部が投下されてるだけで
ほとんどは過去ログあさるしかなかったような
さらに自作絵やDNML作品はもう見れない、かな?
SS投下するぜー
ヤマもなくオチもなくみおちんとキスするだけのヤツを
そういうのが嫌いな人はスルー推奨
924 :
1/4:2008/08/28(木) 01:55:55 ID:zQ4BUx9M0
場所は学校の中庭。時間は昼休みの中ごろ。
そんな中で僕が何をしているのかと言うと、中庭にある大きな樹に背を預けて座っている。
もちろん一人ではない。
僕の腕の中には最愛の人である美魚が、穏やかな寝息を立てている。
最初は僕の隣で体重を預けてくれているぐらいだったけど、本格的に寝入ってしまうとそのままの体勢ではバランスが悪かったようで、僕にしなだれかかって来てしまった。
そこで、ちょっとだけ美魚の細い体を持ち上げて体勢を変え、今では完全に僕の胸に背を預けている状態だ。
僕の腕は美魚のおなかのところに回しており、男子の中では比較的小柄な僕の体より小さな美魚は、まるですっぽりと僕に収まっているような感じになっている。
こうしていると、なんだか美魚の全部を包んでいるような気持ちになり、すごい充実感が胸にこみ上げてくる。
ほっそりとした美魚の体をきゅっと軽く抱きしめると、女の子特有の柔らかい感触と温かみが肌に伝わる。
なんというか、とても安らかで気持ちのよい、最高に幸せな昼下がりだ。
ふと目線を落とす。
そこには可愛らしく寝息を立てる美魚の寝顔があった。
僕の美魚。もう、絶対にどこへも行かない、行かせない、僕の大切な人。
そんなことを考えていると、脳裏に先ほどの会話が浮かんできた。
美魚の寝顔を見たいといった時、顔を真っ赤にして慌てていたあの表情はとても可愛かった。
ちょっと拗ねているような感じだったけど、それでも今はこうして無防備に僕にその寝顔を晒している……。
925 :
2/4:2008/08/28(木) 01:58:09 ID:zQ4BUx9M0
目線は動き続ける。
美魚の頭の上に飾られている真っ赤なカチューシャ。
風にが吹くごとに軽くたなびく髪。
女の子特有の長いまつ毛。
細くすらりとしたラインを描く首元。
そして、寝息を立てている小さな赤い唇。
(世の中には異性の食事姿にエロティシズムを感じる人がいるらしいですが―――)
先ほどの美魚の言葉が、ふと脳裏に浮かんだ。
あいや、確かに食事している美魚の唇にちょっと意識が向いたけれども別にそういう嗜好は持ってないつもりだ。
結局なんだか誤解されたままだったけど、僕が唇に意識していたのはあの時のキスを思い出してしまったからで――。
自分で思い返してなんだが、キスという単語が頭をよぎった瞬間に気付いた。
目線は美魚の唇から全く離れず、ただじっとその一点を見つめ続けた。
無意識に呼吸数が増え、ソレにあわせて鼓動が大きくなるのを感じる。
急激にのどが渇いたような衝動がこみ上げてくる。
意識してしまえばそこで終わりだということを今知った。
(キス……しても、いいかなぁ……)
じーっと美魚を見つめていたら、そんな言葉が頭をよぎった。
確かに美魚とは何度もキスをしている仲だし、それ以上のこともしてしまっている。
しかし、寝ている相手の唇を奪うというのはどうなんだろう……?
美魚の寝顔をもう一度覗いてみたら、そんなことばかり考えてたためか、視線は唇に釘付けになってしまう。
そこでやっと気づいた。
自分の心臓は早鐘のように鼓動を鳴らし、喉は何日も水分を取っていないかのように渇き、喉からの呼吸音が耳に響く。
なんと自分ははしたないのか……。こんな穏やかな昼下がりに、恋人に対して、その……
興奮している、だなんて……。
「……………んっ……」
見つめ続けていた美魚の唇からいきなり漏れた音に、ビクッと体が硬直した。
ヤバイ、起きたか?
926 :
3/4:2008/08/28(木) 01:59:14 ID:zQ4BUx9M0
きっと自分の顔は今真っ赤になっているだろう。そんなところを見られたら、絶対に怪しまれるはずだ。
と、そんな自分の緊張とは裏腹に、美魚は少し身をよじらせただけで、また寝息を立て始めた。
ちょっと緊張しすぎていたかな。……いや、なんかそういう問題ではない気もするけど。
兎にも角にも、正直なところ自分で自分が収まりつかないので、キスをしてしまおうと思う。
我ながら節操が無いというか、もう少し場をわきまえるべきなんだろうなとは思いつつも、若い衝動は抑えきれない。
自分にここまで度胸があったなんて驚きだな……とかなんとか、そうして自分に決心と言い訳を付け、美魚の唇まで少しずつ少しずつ顔を近づけて―――美魚と、目が合った。
「………………………………………………………。」
「………………………………………………………。」
長い沈黙。
お互いに言葉は無い。
鼻息までかかるような距離に顔を近づけさせているが、その状態のまま微動だにしない。というか、出来ない。
そりゃそうだ。身動きの取れない女の子の唇を無理やり奪うだなんて、恋人同士でも許されるかどうか。状況次第では殆ど強姦だ。
一気に冷めた頭のままで、長い長い、なんだか何時間も経ったんじゃないかという硬直時間の末に、美魚が一度あけた目を再度閉じた。
……あれ? 目を閉じた?
というか、なんだか少しだけ唇をこちらに向けているような……。
求められている……のかな?
ちょっとだけ美魚の大胆な行動にどぎまぎしたが、据え膳食わぬわなんとやらというか。
そのまま顔をさらに近づけ、そして、唇を合わせた。
「んっ…………。」
軽く唇を美魚に押し付けるような体勢を続ける。
あたたかい。
やわらかい。
なんだか一瞬で世界から自分たちだけが切り離されたような錯覚。
それほどまでに美魚とのキスは幸福感に溢れ、刺激的であった。
端的に言うと、すんごい気持ち良い。
そんな感じで幸せに浸っていたら
「ん……んー………。」
! 美魚の方から唇を押し付けてきた!?
気のせいなんかではなく、美魚から確かな心地よい圧力を感じる。
負けじと、こちらからもそれに応えるように体を抱きしめる腕に力を込める。
美魚のほっそりとした体から、暖かな体温と柔らかさに加えて鼓動までもが伝わってくる。
唇の方もただ合わせるだけでは飽き足らなくなってきて、相手の唇を唇で甘噛みする。
そうしたら、美魚も同じように唇を動かしてきた。
唇と吐息が絡み合い、お互いの熱を交換し合う。
まるで儀式のようなその行為は、しばらく続いた後に僕が顔を離した事で終わりを告げた。
美魚の顔を改めて覗く。
頬はほんのりと赤く染めらており、少し汗をかいているようにも見える。
先ほどまで閉じていた瞳はすでに開けられており、まるでこちらを伺うかのように視線を向け続けている。
錯覚か、あるいは僕の都合の良い妄想かもしれないが、その奥から情欲のようなものを感じ取る。
まるで僕を欲しているかのような―――
「………直枝さんは………。」
と、黙ったままで美魚と見詰め合っていたら美魚が口を開く。
少しだけ息は荒く、顔全体を真っ赤にさせながら唇が動く。
「…………女性の寝顔に興奮する性癖の持ち主でもあったのですか……。」
そして、ガクリと力が抜けた。
928 :
5/5:2008/08/28(木) 02:00:47 ID:zQ4BUx9M0
「ちょ、ちょっと美魚? ていうか『も』って……」
「……少々迂闊でした。目を開けたら、まさかキスされそうになっているとは夢にも思いませんでしたから……。」
なんだか止めようが無く美魚はまくし立て始めた。
なんだかこのままだと「いつものパターン」と化して、今後とも僕によく分からない性癖が大量に付加され続けるような、イヤな予感がした。
そして、あわてて止めようとしたのだけれども。
「……ですが……そんな直枝さんを知ることが出来たのも、素敵なことなんですよね……」
あぁ、なんというか、そんなセリフを本当に嬉しそうに言われてしまうと遮るのに躊躇われてしまう。というか無理。
きっとこんな感じで僕と美魚は過ごしていくんだろうなー、とそんなことを思っていたところで美魚を見る。
……先ほどと同じように、顔はこちらを向けたままに瞳を閉じていた。
なんというか、今日の美魚は凄い積極的だなぁとか、そんなこと考えてる間には既にこちらもまた唇を重ねていた。
今度は最初から少し荒々しく、こちらから押し付けるように唇を当てる。
驚いたかのように軽く体をすくめる美魚だが、すぐに唇を合わせてくる。
お互いの唇を食べあっているかのような、柔らかい行為。
刺激を、快楽を、お互いの存在を求め合う。
美魚はここにいる……そして、僕もここにいる。
なんだか唐突に始まったキスだけれども、それがなんとも暖かで、幸せだった。
「………大好きですよ……直枝さん……。」
ちなみに、お互いがキスに夢中になりすぎて授業に遅れかけたのは、まぁ、お約束ということで。
こんな電波に付き合って全部を読んでくれた人がいるならとても嬉しい。
というか、これはSSなのか?
まぁいいや。なんかとりあえずだだ甘い感じのものが書きたかったんだ。それだけです。
ご指摘、ご忠告、感想、批判、誹謗中傷、などがあればとても嬉しいです。
それでは。
GJ!!
美魚ちんと理樹の甘甘っぷりが良かったよ
>>929 終始おぎおぎが止まらなかったよ乙だ!三 (/≧▽≦)/
>>929 謙遜する必要は無いさ。
激甘だが、それがいい。
今、こいつ同じこと二回言ったぞ。
>>934 きっと
>>933なりに意味があったんだよ…そっとしておいてあげようよ
つーか、むしろかな(ry
936 :
名無しさんだよもん:2008/08/28(木) 17:46:25 ID:Y3+dv306O
佳奈多は侮辱の時に二回言うんだぜとマジレス
最低ね私・・・最低
恥知らずだな…
恭介「なりきり対決をしよう」
理樹「は?」
恭介「俺達メンバーの中でクジを引いて、そいつになりきって話す」
謙吾「・・・つまり何か、もし俺が能美の名前を引いたら、俺は能美のように振舞わなければならないということか?」
恭介「そうだ」
謙吾「・・・・・・これは、これは負けられん・・・!」
理樹「って謙吾やる気なの!?」
恭介「と、言うわけで会場も設置してみた」
真人「はええなおい」
鈴「・・・こいつ馬鹿だ」
恭介「ふ、馬鹿で結構。対決は一対一、別に名前は変えなくていい。そんで相手から素の言動を引き出した方の勝ち」
理樹「似てないことやられたら?」
恭介「周りからダメ出し三回で負けだ」
クド「面白そうな大変そうななのですー・・・」
恭介「おっと、忘れてた。相手に対してキモイとかそれに類する言葉で突っ込みいれたら無条件負けな」
鈴「にゃんだと!?」
理樹「鈴、最有力だね、それ」
鈴「ううううう」
恭介「と、言うわけで試合の組み合わせはこのクジで決める」
唯湖「ほう。どのようになるか楽しみだ」
恭介「楽しんでる場合じゃないぞ、来ヶ谷。第一試合はお前と理樹だ」
理樹「ええ!? いきなり僕!?」
唯湖「ほほう。理樹君がどのよーななりきりを見せてくれるか楽しみだよ」
理樹「うう、いきなり大変な相手だー」
恭介「よし、誰のまねをするかクジを引け。・・・引いたな。よし、壇上に上がれ。合図したら開始だ」
理樹「こ、これは、・・・・・・・う、うーん・・・よ、よし」
唯湖「ふ、造作もない」
恭介「よし、覚悟はいいな。ファイト!」
唯湖「よう、理樹。浮かない顔してるな、どうしたんだ?」
美魚「この口調は恭介さんのようですね」
恭介「のよーだな」
唯湖「なんだなんだ? 悩み事か? 水臭いな理樹、俺に内緒なんてよ」
理樹「(にっこり)あ、ゆいちゃん〜」
唯湖「ぐはっ」
真人「って、小毬かよ!」
恭介「来ヶ谷、ダメ出し1」
理樹「何でもないよ〜。ちょっと考え事〜」
唯湖「そ、そうか。ならいいんだが・・・」
理樹「あ、そうだ。あのね〜、ゆいちゃん」
唯湖「・・・・・・くっ」
鈴「何で理樹あんなに小毬ちゃんの真似上手いんだ!?」
小毬「わ、私に聞かれても〜」
理樹「ふぇ? ゆいちゃん、どうしたの〜?」
唯湖「(きょ、恭介氏っぽく、恭介氏っぽくだ・・・)」
理樹「ゆいちゃんってば〜?」
謙吾「理樹の奴、妙に楽しそうだな」
クド「わふー、しかも上手なのですー」
美魚「普段やられてばかりの来ヶ谷さんがあからさまにダメージを受けているのが楽しいのでしょう。やはり直枝さんは隠れドSですね」
小毬「ゆいちゃん顔真っ赤だねぇ」
理樹「ゆいちゃん、ねえ、どうしたの〜、ゆいちゃん〜(既にノリノリである)」
唯湖「こ、こんなん耐えられるかああああああああああああ!!!!」
恭介「ほい、来ヶ谷失格」
唯湖「くっ、しまった、不覚」
理樹「やったぁ、勝ったよ〜(満面の笑顔)」
恭介「・・・理樹、お前それ気に入ったのか?」
理樹「・・・・・・こほん。あはは、来ヶ谷さんがうろたえまくってるからつい悪ノリしちゃったよ」
唯湖「おのれ理樹君、この恨み、忘れんぞ・・・」
・・・という電波を受信した。それだけの話。これで終わりだ。駄文スマン。
でもここの住人ならもっと料理してくれるかもと思ったんだ。超他力本願。
>>940 ほんわりきゅーとなメルヘン理樹、ありだな……
つまり、コンビニ大好き馬鹿ざざみや、自虐ネタで自爆する馬鹿佳奈多もアリってことだな?
なんだと……続きを考えていいのかい?
みおちんなら楽に全員こなしそうだな……
>>942大いにアリだ。ぜひ頼む!
>>943そのために投下したようなもんだからね!
そして投下して30分後にネタがまた降る俺はどうかしている。
恭介「今度はクド対俺だな」
クド「恭介さんとですか?」
小毬「くーちゃん、ふぁいとっ、ですよー」
鈴「頑張れクド、馬鹿兄貴なんかに負けるな」
恭介「鈴、兄ちゃん悲しい・・・」
理樹「まぁまぁ、ほら、クドも恭介もクジ引いて」
恭介「・・・・・・げっ」
クド「わふー、これは大変なのです」
理樹「さ、壇上に上がって。覚悟はできた? それじゃあ、ファイト!」
クド「あ、きょーすけさん、こんにちはーなのでふ!?」
理樹「クド、慌てて口押さえてもだめ。減点1」
クド「・・・・・・(わ、わふー、危なかったのです、今口癖も出そうになりましたー)」
鈴「ところで、クドは誰の物まねをしてるんだ?」
謙吾「まだわからんな」
恭介「・・・・・・・・・・」
クド「きょーはひざしがつよいですね、てばなしたひがさがほしくな・・・ります」
美魚「どうやら私のようです」
葉留佳「でもクド公すっごい棒読みですヨ」
謙吾「すまんな、能美、さらに減点1だ」
クド「(わふー!?)」
恭介「・・・・・・」
クド「・・・? きょーすけさん?」
恭介「ふ、ふふふ、相変わらずクドリャフカ君はかわいいな。おにーさんハァハァだよ・・・」
一同「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
恭介「仕方ねーだろ!? クド前にして来ヶ谷の真似っつったらこれ以外になにがあるんだよ!!!」
鈴「黙れ変態」
恭介「うおおおおおおおおおおおおおおおおお、ちがうんだああああああああああああ!!!!!!!」
理樹「・・・とりあえず、恭介失格ね。完全に素に戻っちゃったし」
謙吾「哀れな奴」
ID:MXmAGhrs0
GJすぎる( ∵)b
話し相手は向こうがなりきってるキャラじゃなくて本人なのが難しいな…
ちょっと妄想した。ギャグだと思えれば丁度いいと思う。ギャグになればいいなぁ…
「好き勝手してるわけじゃない」
恭介は逡巡している。もったいぶったように首を傾げるこいつの仕草が不快だ。
「それがお前の責務なのか?…であればお前は捻じ曲げられた世界に対して自身を差し出さなければならない」
俺はお前を見届ける。友として……か。
俺は俺の知るところの記憶を有している。愚かだが、それを回想して臨む。
健全な記憶の在り処などもうとうに失われてしまったのではないかと、
そう思われてならない。そしてこの歪な器は捏ねられていく。
彼女の記憶も、クラスの誰かの痛ましい記憶も、知りたいという欲求に負けて明かされてしまうのだろうか。
雑念に捉われながらも沼の底へと沈み込むと決めた。どこであろうとも目を瞑ればそこは一人だ。
気持ちを集中させて、心の在り処を探す。繋がれた世界の悲しみがすぐ近くをよぎろうと。
ここは、これからを生きる人間の世界ではない。手遅れであるような気もする。仮の魂が宿る死の世界か。
数多の淡い想いが埋められていく。殴り合いのような影が当然のように視界を遮っていく。
――聞いた覚えのある声がどこかで響いた。
「あはは、おっかしいね。どうしていつまでもそんなこと考えてるの?
あまり思いつめたら体こわしちゃうよ?」
開け放たれた声の主は俺がまるで知己であるかのように快活に話す。
「だめだよ、じっとしてないと」
これは明らかに女の声だ。というより……西園の声に似ている。
水先案内人とでもいうわけだろうか。
俺は明確な西園の姿を思い浮かべた。すると、
今まで何もなかったはずの空間……思考の隙間、になるのだろうか、
そこには現前として西園の姿があった。
「お……どういうことなんだ。何故お前は……西園の姿をしている」
「えぇ、なんだかショックだなぁ……」
呼びかけに答えたところを見ると、彼女はどうやら西園であるらしい。
しかし俺は腑に落ちない。
「いや駄目だ。俺はまだ納得がいかないぞ。
そうだなぁ……そうだ。なぜ納得がいかないかというとだなぁ……」
西園は確かメガネを掛けていたはずだ。
「メガネだ」
俺は自分でも頓珍漢なことを尋ねている可能性はあるなと考えながらも、
話が途絶えてしまうよりはよいかと球を投げた。
「メガネ?」
「そうだ、メガネだ。掛けていたろう? シュッとしたやつを」
くわぁっだったか?
おそらく俺は頭が固い。だからというわけではないが、この西園を笑わせてやろうと思った。
「メガネッ! そうだな、西園のはシャレてるからアイウェアーだッッ!」
俺は指で逆さメガネを作り、片足を上げてポージングした。
一発芸はお手のものだ。
「……ん? 掛けてたかなぁ、どっちだっていいんでしょ?
はやく帰ったらいいのに」
西園はそう言うと俺に背を向けた。
「見限るか、忘れるかしかないよ」
なにかをつぶやいたような気がする。だがそれは俺には無用のつぶやきに違いない。
俺はタガが外れていく自分を感じた。
「西園……実は俺はもう気付いてしまっている」
「なにを?」
「お前が恭介だということをだ。何をとぼけている」
「えぇーー、そいつはショックだよっ! 驚いた!」
緊張感も何もない調子だ。分かっているのだろうか? 自分のしていることを。
この恭介は駆け巡ったあの日のままだ。少年のような声は殊更それを感じさせた。
「俺は長い時間ここにはいられそうもない。だから単刀直入に言う」
「何…、あまり怖いのはヤだよ?」
俺がたったさっき西園を笑わせたということも、きっと彼女の中に残るのであろう。
明確な出来事としてではなく感情として残り、傷つけられることがあれば、それも残る。
今恭介は彼女として動いているが、あくまでも借り物の体。しかし、恭介の心は恭介の心のまま。
終着点はどうあるべきかということは分かるが、これはやはり良いことではないのだろう、
恭介が何を感じ、どう思い、何をしようとするのかまでは分からない。
極端に言えば、適合しない臓器をそのまま移植してしまうようなことになる。
現実での想いのとおりであれば満たされて然るべき過去に、他人の感情が混じっていくのだ。
「……俺は関わらないからな」
誰も傷つけない。俺はそれを望む。
「自分を傷つけないためとは違うのかな。…って余分だね、ゴメン。
つまらない話はこれっきりにしたいね。出来るならとは思ってるんだけどさ」
延々と続く恨みや怒り。繰り返される呵責と未決定の日々。
この世界の作為はすべて、どれだけ個人的な活動であろうと、それを他の人に影響を及ぼす。
(言うまでもなく)
支援
954 :
名無しさんだよもん:2008/08/29(金) 19:39:33 ID:anwfKouK0
棗サンド理樹限定
後 真中 前
恭介 理樹 鈴
956 :
理樹検定:2008/08/29(金) 22:42:03 ID:NMLsjMdn0
理樹検定
第一問
『リキの奇妙な冒険』
ある日、能美クドリャフカは人間を吸血鬼に変える力を持った謎の仮面を祖父から譲り受ける。
その仮面はかぶると前が見えなくなる、心眼で捉えよ。
彼女の想い人、直枝理樹は能美との時間よりも筋肉の時間を大切にする男であった。
日に日に溜まってゆくフラストレーション……ついに彼女はヤンデレヒロインと化した!!
能美は仮面の力で人間をやめ、吸血鬼へと変貌する。
その有り余る能力で理樹を殺害、その後朝日の訪れと共に灰となり、崩れ落ちて逝った……
いや、これじゃあ話が簡単に終わってつまらないな……
その有り余る能力で理樹を殺害、その後朝日の訪れと共にいずこかへと逃げ去っていった……
理樹の親友、井ノ原真人は仇討を決意、能美を探す旅に出る。
吸血鬼を倒せるのは筋肉の力のみ。
真人はおせっかい焼きの宮沢健吾、そして筋肉の師、棗鈴と共に旅立つのであった。
上記の文章のツッコミ所を3ヶ所、理樹っぽく指摘しなさい。
(なお、ツッコミ所は3ヶ所以上あります)
>心眼で捉えよ。
いや、無理だと思うよ・・・
>その有り余る能力で理樹を殺害、その後朝日の訪れと共に灰となり、崩れ落ちて逝った……
えええ!?僕死んじゃうの!?
>いや、これじゃあ話が簡単に終わってつまらないな……
いやいやいや・・・
>リキの奇妙な冒険
「いやいやいや、僕死んでるよね?」
>宮沢健吾
「漢字間違ってるから」
>筋肉の師、棗鈴
すごいね、鈴の筋肉
>ある日、能美クドリャフカは人間を吸血鬼に変える力を持った謎の仮面を祖父から譲り受ける。
そんな危ない仮面譲るんだ・・・。
>心眼で捉えよ
なんか、どっかで聞いた話だね。
>直枝理樹は能美との時間よりも筋肉の時間を大切にする男であった。
いやちょっと待って僕そんなキャラ!?
>吸血鬼を倒せるのは筋肉の力のみ。
いや、普通十字架とかニンニクとかさ・・・。
おまけ。
>筋肉の師、棗鈴
んなわけあるかぼけぇー!!
しまった、うっかり三つ以上突っ込んじゃったじゃないか。
961 :
理樹検定:2008/08/29(金) 23:45:55 ID:NMLsjMdn0
>>959 恭介がニンニク普通に食えるって行ってたろw
『理樹のノート』
そこには『天国の扉の開け方』が記されているという………
>その仮面はかぶると前が見えなくなる、心眼で捉えよ。
いや、それ説明じゃなくなってるから
>いや、これじゃあ話が簡単に終わってつまらないな……
ちゃんとまとめてから喋ってよっ、恭介
>真人はおせっかい焼きの宮沢健吾、そして筋肉の師、棗鈴と共に旅立つのであった。
いやいやいや、鈴そんなに筋肉ないから
>>783 実はそれでひとつ構想があります。
どうやって物語に構築したらいいか試行錯誤の連続で、まだ形にできてないけど。
ようしっ、スレも盛り上がってきたところだし、もう一度書いてみよう!
>>956 きついなぁ…リトバスやらなきゃよかった…
気持ち悪い…
夜雷が落ちまくりでガクブルな小毬とそんな小毬を見て結局隣で寝ることにしたさささと翌朝それを目撃した鈴や姉御の反応でSS書いてくれる人はいないか?
昨日雷が鳴りまくっててとっさにそんなの思いついた。
>>968 そこまで考えたのなら自分で書いてみるのもいいと思います。
読んでみたい。
>>969 文才あったらやってる・・・
なんか文章にならないんだ・・・orz
971 :
理樹検定:2008/08/30(土) 19:57:30 ID:iqJQ+5sy0
第二問
『リキの奇妙な冒険』
あの惨劇の日から一ヵ月……
イギリス中を恐怖のドン底に叩き込んでいた凶悪犯罪者、セクハラジャックが突如として姿を消した。
彼女はひょんなことから能美の部下になったのだ。
能美の通好みな肢体が、セクハラジャックのハートを射抜いたのさ。
一方、能美を探す旅に出た筋肉の戦士真人とおせっかい焼き謙吾は、突如として謎の敵からの襲撃を受ける。
……出発した時には筋肉の師が居たような気がするだろうが、別にそんなことはなかったぜ。
そう、それは姿を消した筈のセクハラジャックだったのだ。
彼女は能美とのラブラブで激甘な時間を守るために、それを邪魔するであろう2人を始末しにやってきたのだ。
セクハラジャックは恐るべき身体能力をフル活用して真人達に肉薄!!
そして……むさい男しかいない事に気がつき、能美の元へと帰っていった。
その時、突然謙吾はこう言い放った。
「このグラスに入ったプロテインをこぼさずに奴を倒せ。
もしも一滴でもこぼしたら、俺はお前を見限る」
真人は何も言わず、一息にプロテインを飲み干した。
こうして、2人は旅を続けるのであった。
セクハラジャックのハーレム計画実現まで……あと4人。
上記の文章のツッコミ所を3ヶ所、理樹っぽく指摘しなさい。
ツッコミ所は3ヶ所以上ありますが、後続がツッコミ辛くなりますので、3ヶ所だけ指摘してください。
おまけ問題(採点対象にはなりません)
ところで、きついとか気持ち悪いとか言われてるんだが。
3問目以降は自重するべきだろうか? 一応、オチまで考えてあるんだが……
問題である以上、模範解答かけよ
本スレで枕ネタ書くって言ったやつだけど50分に投下開始していいかな
おk、期待してる
おk
長くなりそう?
支援するよ
「コレは家宝ものですヨ…」
今、目の前には理樹くんからもらった枕がある
貰った時は自分で言ったにも関わらず驚いてあひょーとかうひょーとか叫んでしまった
とりあえず枕に顔をうずめるてみる
「んー理樹くんの匂いがする…」
おもわず頬ずりをしてしまう
こんなとこを見られたらはるちんお嫁にいけない!等とアホな事を考える
「やはは…我ながら変態ですネ」
そんなことを言いつつも頬ずりは止まらない
しばらく枕に夢中になっていた葉留佳はノックの音に気づいていなかった
「ちょっと葉留佳?さっきからノックしてるのになんで出な…」
開いた口が閉まらなかった
佳奈多が見たのはただひたすら枕に頬ずりをしている妹の姿だった。
しかも少しだけ顔がにやけているように見えた
「は、葉留佳?あなた一体なにしてるのよ」
「ひゃあっ!お、お、おお姉ちゃんなんでいるんデスカ!?」
ちょっと涎の後が残ってた
「こっちが聞きたいわよ!用事があるから来てみたらあなた一体なにしてるわけ?」
「いやこれはですね…そうあれですよあれ!干してた枕が気持ちよくてついですね」
言った後に気づく
小毬ちゃんやクド公なら誤魔化せただろうけど今回は相手が悪かったなぁ、と
「あら、じゃあなんで枕が2つあるのかしら?」
うぅ、やっぱ鋭い…
「は・る・か・?」
開始1分葉留佳リタイア
とりあえず最高にhighになっていた理由を話す
「葉留佳…あなたアホじゃないの?」
「確かにはたからみたら変な子だったかもしれないけどストレートに言われたら傷つきますヨ…」
「直枝も直枝だわ。なんで断らなかったのかしら…」
「あれお姉ちゃんもしかして羨ましがってる?」
「なっ!?」
あっ、顔が真っ赤になった。照れてる照れてる
「な、なに馬鹿なこと言ってるのよ!?私がそんなこと思うわけないでしょ!」
胸ぐらを掴まれおもっきり上下に揺すられた。
「私が直枝の枕なんか欲しいと思ったの?ありえないわえぇ、ありえない」
「お姉ちゃんわかったから離してよー!」
そう言うと手が離される。あと少しでも揺すられていたらげげごぼするところだった…
「…葉留佳、あなた私をいじって楽しいの?」
「そんな事思ってないですヨ?」
確かに若干は楽しんでいた
「もういいわ…、ところであーちゃんーいえ寮長があなたを呼んでたわよ。また遅刻でもぇっ?なんで待つの?」
本気でわからないように首をかしげる
「どうせ宿題やってないんでしょ?手伝ってあげるから早く行ってきなさいよ」
「しまったはるちんすっかり忘れてたー!?じゃあパパーッと終わらしてきますよ!」
そう言って葉留佳は部屋を出て行った
「まったく騒がしいんだからあの子は…」
妹の事を思い苦笑、しかし先ほどのせいで少し枕を意識してしまう
「これが直枝の枕…」
おもわず手にとってしまった。
「少しだけなら大丈夫…よね?」
誰に問うわけでもなく呟く、そして顔をうずめてみる
あぁ…これじゃあ私も変な子じゃないと思いながらも体がいうことをきかない
「直枝って意外といい匂いがするのね〜…」
これは葉留佳が頬ずりをしたくなる気持ちもわかる、思わず枕を抱きしめていた
何分くらいそうしていたのだろうか?気づいたら外は赤くなっていた
「あれ…私寝てたのかしら…?」
まだ頭が完全に回らない
「たっだいまお姉ちゃ…」
「お帰り、ってどうしたのよ葉留佳固まって?」
「いやお姉ちゃんその枕‥」
言われて佳奈多は気づいた。枕を抱きしめていたのだ
「あ、いやこれは違うのよ葉留佳!別に直枝の枕気持ちいいなー、なんて思ってもないわよ!?」
「いいんデスヨ。お姉ちゃんも理樹くんの枕欲しかったんだよね?」
「ーーーーっ!!」
その後女子寮に一人の女生徒の魂の叫びが聞こえたとか聞こえなかったとか。
追記として理樹が枕を数十回変えざるを得なかったのはまた別のお話し
以上です。
投稿は初だし携帯だから改行めちゃくちゃだったらすいません
指摘待ってます、てかむしろ指摘するところ多いかも(∵)
スレ汚しスマソ
乙、なかなか良い出来ですよ
とりあえず、そのくちゃくちゃにされた枕をくれwww
ちなみに
>>978の「また遅刻でもぇっ?なんで待つの?」の部分はおかしいような?
>>981 ミスったΣ(∵)以下を脳内補完で
したんでしょ?」
思い当たる節が多すぎる
「うっ…いかなきゃダメ?」
「だめ、とっとと行ってきなさい」
「そんな事言わないでさお姉ちゃん?」
「だめ」
「わかったよ〜…、じゃあちょっと行ってくるネ」
「えぇ、帰ってくるまで待ってるわ」
「ふ
・・・ふ?
ぇっ?なんで待つの?」
>>983 二度も間違えました…OTZ
「もういいわ…、ところであーちゃんーいえ寮長があなたを呼んでたわよ。また遅刻でもしたんでしょ?」
思い当たる節が多すぎる
「うっ…いかなきゃダメ?」
「だめ、とっとと行ってきなさい」
「そんな事言わないでさお姉ちゃん?」
「だめ」
「わかったよ〜…、じゃあちょっと行ってくるネ」
「えぇ、帰ってくるまで待ってるわ」
「ふぇっ?なんで待つの?」
>>980 にやにやしながら見させて貰ったぜ ナイスだ
そろそろ次スレの季節か
>>980 人の為だなんて曖昧なものじゃなくて誰かの為に書いてみたいと初めて思えた。
上手く書けたら書く。書かないほうがいいような気もするから時間かけてよく考える。
眼福でした…!
唐突だがリトバスのパワプロとか出ないかねえ…あったら
諭吉くらい出してもいいから買いたい。
理樹編:初期能力は低いが彼女候補が多い。(古式、あーちゃん先輩除くほぼ全員)
キャッチャー向きの特殊能力イベントが多い。
真人編:とにかく大砲を作りたい人向け。
最初からパワーが高い上に筋トレ関連のイベントがよく起こる。(クドが彼女だとより顕著)
彼女候補→クド、佳奈多、美鳥
謙吾編:初期能力は一番高いが、剣道部との両立もしなければならない。
彼女候補→古式、佐々美、葉留佳
恭介編:強力なバランス型。さらに斎藤や時風のマスクを手に入れると
一気に強くなるが、他の編よりも練習期間が短い。
彼女候補→来ヶ谷、小毬、美魚、沙耶、あーちゃん先輩
鈴編:ピッチャー編。
彼氏候補→理樹、真人、謙吾、(恭介?)
(ただし友情タッグ相手の好きな相手と付き合った場合、
友情タッグ練習が一時できなくなる)
あや編:リトルバスターズを率いてひたすら試合をしていく編(ちゃんと恭介も鈴もいる)
勝利したチームから好きな人物を二人チームに加えられる。
対戦校→
≪弱い≫久瀬生徒会チーム、マジカルさゆりんズ、国崎サイコーズ、古河ベイカーズ
キャプテンチーム、笹瀬川ソフトボールチーム、筋肉マサトーズ、闇の生徒会チーム≪強い≫
筋肉マサトーズwww
真人以外のBadエンドは筋肉エンドかな
鈴編
彼氏候補→理樹、真人、謙吾、(恭介?)←
うわぁ・・・
美魚「なぜ私が恭介さんの彼女候補に?」
恭介「かつてここで俺とお前のカップル話が展開されたことがあるからだ」
美魚「なるほど。ですがそれ以上に疑問な点がひとつ」
恭介「何だ?」
美魚「なぜ宮沢さんと恭介さんの彼女候補に、直枝さんの名前が無いのでしょう?」
恭介「さー、次スレだ次スレ。さっさと埋めるぞ」
鈴「あたしの彼氏候補、理樹以外皆きしょいな」
恭介「なら理樹なら良いのかよ」
鈴「・・・っ、理樹がというならしてやらなくもある」
恭介「また奥深い名言が生まれちまったな・・・」
埋め埋め
埋め
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1001 :
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_φ___⊂)_ 以上、このスレッドは私が執筆した。
/旦/三/ /| 新しい新スレにも期待してくれたまえ。
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