【しっぽり】リトバス妄想スレ 5周目【むふふ】

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379丸ゴシック体の人 ◆GothicfNhE
リトバス・シリアスシリーズ第2弾です。今回は葉留佳・佳奈多姉妹を書いてみました。
舞台は十数年後。みんな幸せに暮らしています。
ちなみに私は理樹×クド派なので、ふたりをくっつけてしまってます。
気になる方はスルー推奨でおながいします。

というわけで、参ります。

               「MISSION : 12 years」
380MISSION : 12years 1/14:2007/10/25(木) 00:28:58 ID:FAEbBIjH0
 高い天井からぶら下がった無数のライトは、今日は私をきらびやかに照らすこともなく、うっすらとした様子で私を見下ろしていた。
 ライトなら、平気だった。これが人間の目だったら。しかも、それが私に対して悪意を持った物であったら────。一秒もこの場所にはいられなかったと思う。
 でも。もうそんな目に脅える心配もなくなる。私が今からやろうとしていることで、悪意を持った目は、なくなってしまう。

 この日のために、たくさんの涙を流してきた。
 あの日、あの人からもらったミッションを、今日、やっと完遂できる。

 もう一度私は、頭の中で進行順序を確認した。
『15秒で概況。その後1分はVに合わせてナレーション。それからゲストを出して45秒。2つの質問に答えてもらう。これはリハーサル通りやってくれるはず。……そして残り30秒が、私に残された時間』
 目の前にいる人が広げるスケッチブックに目をやる。
『CM明け15秒前』
 それを見て私は、今まで私を支えてくれた人たちに対して、感謝の気持ちをつぶやいた。
 最後の舞台へ向かう前の、決意とともに。
 『遅くなってごめんなさい。
  ………でも、やっと私はここにたどり着けました。
  ありがとう、お姉ちゃん。そして、恭介さん。』

 そして私は、遠い日に私を取り戻してくれた、あの仲間達の名前を思い浮かべ……その名前を、口にした。
 『ありがとう………リトルバスターズ。』
381MISSION : 12years 2/14:2007/10/25(木) 00:29:56 ID:FAEbBIjH0
 天王寺テレビジョン、第2スタジオ。201X年10月24日 24時28分。
 全国ネットのニュースが、今日に限ってこの局から放送が始まることになっていた。
 うっすらと灯されていた無数の照明が緩やかに消え、ひとつだけ残った大きな照明が、三枝葉留佳アナウンサーを真上から照らし出していた。
 ざわつきが止み、フロアにはADの声だけが響く。
「本番5秒前、4、3…」
 あとは声もなく、指が秒数を示していく。
 2、1…
 視線の先に赤い灯りが見えた。それが私を動かすスイッチ。
 私は何度も口の中で繰り返したフレーズを、声に乗せて公共の電波に乗せる。
「昨日よりお伝えしておりました、斎場を経営する一族の暴行疑惑で、私達からお詫びしなければならない事がございます」


  私は居心地の悪いバスになんか、乗っていたくなかった。
  仲間が待つバスに乗り込んで「すいませーん、もう動き始めちゃいましたー」と電話で教師にうそを言った。
 「三枝っ、なんでお前がここにいるんだよ」
 「いやーははは、なんとなくね」
 「何となく、で居られる問題でもないだろう」
 「はるちゃん、戻らないで大丈夫なの?」
 「ま、いいじゃねえか俺だってここにいるんだし」
 「恭介はこのバスしか居ようがないけど、三枝さんはクラスのバスがあるでしょ!?」
 「ままま、細かいことは気にしないの」
  補助席を出して、そこに居座った。

  そのバスが、山沿いの道路から転落した。
382名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 00:30:26 ID:qALK1kTb0
sien
383MISSION : 12years 3/14:2007/10/25(木) 00:31:51 ID:FAEbBIjH0
  次に私が意識を取り戻したのは、やわらかい世界だった。
  白くて、やわらかくて、あったかくて、安心できた。
  指先を動かす。綿生地のような感触があった。
  もぞもぞ、もぞもぞ。
  わたしの五感全体が、今、私どういう状況なの? と動き回っていた。
  もぞもぞ、もぞもぞ。

  ぐわっ。
  いきなり私の指が、どこにあるのかわからなくなった。
  揺すられる。掴まれる。握られる。
  ああ…私は今、誰かに手を握られているんだ。
  それがわかると、まず目が光を感知した。
 「……か、…る…、…るか」
 次に、耳が音を感知した。何度も音が聞こえる。同じ『声』が。
 「は…か、はる…、…るかぁ…」
  音があいまいになる。光がゆらめく。手が動かなくなる。
  また意識が閉じられる。どうせこんな世界、戻ったって何にも…。
 「はるか!」

  その声は、私が大嫌いな声だった。
  いつも私を蔑み、貶し、私を追い詰め、私から居場所を奪おうとしていた人…。
 「葉留佳! 葉留佳!」
  あれれ? おかしいな。
  大嫌いな声なのに、なんだか、とても悲しげな声してるよ。
  まるで、泣いてるみたい。
 「ねえ! 目を覚ましてよ! 葉留佳ぁ!」
  うるさいなぁ…もう。起きればいいんでしょ?
  今度は私をどうしようってのよ……。
384MISSION : 12years 4/14:2007/10/25(木) 00:32:40 ID:FAEbBIjH0
  目が世界の形を、捉えた。
  目の前にあったものは、ふたきかなた……二木、佳奈多。
  私が世界で一番大嫌いな人。そして…私の、胤違いの、双子の姉。
  ただひとつ、おかしいな、と思ったことは

     号泣していたということ

 「葉留佳…? わかる? 佳奈多。佳奈多よ。」
  私の声帯が「う」と「あ」と「え」の中間の声を漏らした。
 「ねえ、葉留佳。起きて。もう過去のことなんかどうでもいいから…」
  うまく声が出せない。声帯が震えるけれども、口が動かないから言葉が出せない。
  どうしちゃったんだろう、私。
 「…いや、許してもらうのは私のほうよね……」
 「散々痛めつけたくせに、いまさら許すなんて言っても、意味ないわよね…」
 「それでも……それでも、あなたが事故に遭って、初めて、気づいた」
 「あなたは、かけがえの、ない……私の、妹、なん、だっ…て」
  途切れがちに入ってくる言葉で、お姉ちゃんが泣きじゃくっていることが分かる。
  だいじょうぶだよ。お姉ちゃん。泣かないで。わたしはここにいるよ。
  そう言いたかった。でも口が動かなかったから、私はひとつの言葉を選んで、喋ろうと思った。
 「……え…あ……」
 「……葉留佳?」
 「…んぇぇ…ぃぁん…」
 「葉留佳? …葉留佳?」
 「お…ねぇぇ…ちゃぁん…」
 「葉留佳! 葉留佳! …葉留佳ぁ!」
  なんとか喋れるようになると思ったら、視界からお姉ちゃんが消えた。
  と思ったら、胸元に暖かいものが覆いかぶさってきた。耳元でうるさいくらい声が聞こえる。
  ごめんね、ごめんね…。今度からは、やさしくするからね、と。
  私も、なんとか喋れるようになった声で、ひとつの言葉を繰り返した。
  おねえちゃん、お姉ちゃん、と。
385MISSION : 12years 5/14:2007/10/25(木) 00:33:51 ID:FAEbBIjH0
「今回の事件の容疑者、三枝鳳蘭こと三枝為吾郎容疑者は」
 息が詰まりそうだった。一息置いて、次の言葉を続ける。立ち止まっている余裕なんて1ミリもない。
「私、三枝葉留佳の、祖父です」
 上手に言えた。0コンマ1秒だけ自分を褒めてから、すぐ次の言葉を言った。ちょっと時間が押していた。
「今回の事件におきましては、関係各所に多大なるご迷惑をお掛け致しまして、誠に申し訳御座いませんでした。」
 頭を深々と下げる。
 頭を上げると、フロアモニタには見慣れない角度から撮影された、見慣れた建物が映っていた。
 私達を苦しめた、お山の家と、豪華に飾り立てられた斎場だった。



 「葉留佳、私、弁護士になる」
 「え?」
  あの事故から数ヶ月。私達に人生を決める選択の時がやってきた。文系、理系のクラス分けだ。
  例年、学年の3割程度が理系を志望するが、私は文系に決めていた。
  単純な計算なら好きなんだけど、図形やグラフ、証明問題やわけのわかんない記号の羅列を見ていると、これって本当に 日本語なの?と思ってしまう。
 「どうすれば、あの腐りきった一族を根絶やしに出来るのか、ずっと考えてたのよ。」
 「もういいよ…」
 「私達だけの問題じゃないのよ」
 「お母さんがいて、お父さんがふたりいて、そして私達がいる。それでいいじゃない」
  やっと手に入れた平穏な生活に、これ以上波風を立てたくなかった。だから私はお姉ちゃんの言うことをさえぎった。
  そんな私に、お姉ちゃんは身を乗り出して、諭すように言った。
 「葉留佳、聞いて」
 そして、一層声を潜めて、事実を告げた。
386MISSION : 12years 6/14:2007/10/25(木) 00:35:19 ID:FAEbBIjH0
 「…伯母さんに、子供ができたのよ 」
 「えっ…」
  何となくお姉ちゃんの言いたいことがわかった。
  今、私達家族は、三枝本家から執拗に『どちらが三枝の跡取りで、どちらが犯罪者のガキなのか、はっきりさせろ』と言い続けられていた。ふたりのお父さんも、お母さんも、もちろん私達も、協力を拒んでいる。
  三枝本家にとっては大切な問題かもしれないが、どちらがどちらの子供なのか。私達家族にとって、そんな事はどうでもよかった。
 「もし、その子供が仮に、男の子だったとしたら…」
  ここまで言われているのは、私達以外に三枝の跡取りがいないから。ただし私達以外に子供が生まれて、
  その子が三枝の継嗣として認められれば、犯罪者の子供かもしれない私達は用のない存在になり────
 「…あとは分かるわね?」
  私は、口元を引き締めて、小さくうなずいた。
 「だから、私は力が欲しかった。……でも、高校生の今の私に、できることは何もない」
 「…だから、弁護士に?」
 「そう」
  お姉ちゃんは窓の外を見て、言った。
 「私に出来ることといったら……。 バカみたいに、真面目に勉強することぐらいしかない」
  秋に委員会の改編があり、お姉ちゃんは風紀委員長を辞め、普通の生徒になった。それからは事あるごとにリトルバスターズと一緒に行動していた。
  みんなからは『11人目のリトルバスターズ』と言われていたが、お姉ちゃんはその度に顔を赤らめて否定していた。
  私にはみんなみたいな魅力も何もない。つまらない人間だから。というのが理由らしい。私はそのたびに『そんなことない』といっていたが、お姉ちゃんは変わらなかった。
 「……私は来ヶ谷唯湖みたいな、スーパーウーマンなんかじゃない! ……つまらない人間なのよ。私は。」
  お姉ちゃんが唇を噛む。いや姉御は人間じゃないから、なんて軽口を叩く隙すらなかった。
 「でも。……でもね。葉留佳」
  張り詰めた空気をお姉ちゃんが緩める。そして、私にだけ見せてくれる、柔らかい目をこちらに向けてくる。
 「胸を張って、ひとつだけあなたに言えることがある」
 「葉留佳。あなたは私が守るから」
  サンタクロースなんて来そうもない山奥の学園。風は気まぐれに寮の窓ガラスを響かせて、まわっていた。
387名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 00:36:02 ID:6QAwy9IcO
シエーン
388MISSION : 12years 7/14:2007/10/25(木) 00:36:57 ID:FAEbBIjH0
「本日はゲストをお迎えしています。今回の事件に早くから着目し、被害者の救済に当たってきた弁護士、二木佳奈多さんです。よろしくお願いします。」
 どうぞよろしく、とゲストが会釈する。その頭が完全に上がったことを確認してから、本題に入った。
「まずは今回の事件ですが、被害者の女子中学生は普段から、三枝容疑者とその家族から暴行を受けていたそうですが」
「ええ。男の跡継ぎがいなかった三枝は、自分の娘に男の子を産んで欲しいと考えていました。そのために、自分の娘に同時にふたりの男をあてがい、性行為を強制させていました。これを三枝家全ての女性に行わせていたわけです」
 自分は聞き慣れた話だが、これが公共の電波に乗るとなると、大反響となって返ってくるはずだ。そんな視聴者の気持ちを代弁するつもりで、私は顔を少し歪めてみせた。
「しかし生まれたのが女の子だったことで、三枝は自分の娘を役立たずだと罵るようになり、ひいてはそれが被害者、つまり自分の孫への暴行につながっていきました。被害者は学校にも通わせてもらえなかったそうです」
「なぜ、三枝容疑者はそこまで跡継ぎが欲しいと思っていたのでしょうか?」
「三枝家は神社の斎場を経営しており、そのため地元では大変な影響力を持っていました。その利権を失いたくない、というのもあったのでしょうが、理由はもうひとつあります」
「それは?」
「三枝家には、二木家という分家がありまして、そこには中学生の男の子がいます。三枝家に男の跡継ぎが産まれなければ、二木家に三枝家が乗っ取られてしまう、と考えたのでしょう」
「ありがとうございました」
 お姉ちゃんに会釈すると、メインカメラが私を抜く。ランプが灯ったのを確認して、私は居住まいを正した。
389名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 00:37:27 ID:qALK1kTb0
ごーごー
390MISSION : 12years 8/14:2007/10/25(木) 00:38:41 ID:FAEbBIjH0
 「棗先輩。お願いがあります」
  12月の放課後、授業が終わると一気に外は暗くなる。そんななか、私達は恭介さんの教室を訪れていた。
 「ん? どうした二木」
 「恭介さん。私達二人に『ミッション、スタート!』って号令をかけてほしいんです」
 「どうして」
 「ここでは話せませんので……屋上まで来ていただけませんか?」
  お姉ちゃんが弁護士になることを決意した日、私もずっと考えていた。どうすればお姉ちゃんの手助けができるのか、と。でも何も浮かばなかった。それでも『手助けをしたい』という気持ちだけはずっと持っていたかった。この先、私がどういう人生を歩むことになっても。
  だから私は、恭介さんに背中を押してもらうことにした。お姉ちゃんと、一緒に。
 「屋上は立ち入り禁止だろ。元風紀委員がそんなことしていいのか」
 「誰にも聞かれたくない、大事な話なんです」
  わかった、と長身を揺らして、恭介さんが立ち上がった。

  職員室から拝借した屋上の鍵を使い、私達は屋上へ出た。空は私達の髪のような、赤紫色だった。
 「…で、どういうことなんだ?」
 「説明します。相当長くなりますが…」
  そう言って、お姉ちゃんが話し始めた。
  三枝家の成り立ち。私達にはふたりの父親がいること。私達がいがみあっていた原因。そしてまた今、新たな子供が生まれ、ともすれば私達の身すら危うくなる可能性もあるということ。
  恭介さんは、じっと目を閉じて、お姉ちゃんと私の話を聞いていてくれた。辛い話の時は顔を歪め、家族全員が和解した部分の話では安堵の感情を浮かべ、そしてまた目を閉じて、私達の話を聞いてくれた。
 「……というわけなんです」
  お姉ちゃんの話が終わる。
 「恭介さん、私達に、前に進む力を下さい。リトルバスターズのためなら、私、がんばれます」
 私も言う。でも恭介さんは壁にもたれながら腕組みをし、目を閉じて下を向いたまま、ずっと動かなかった。
 音のなくなった屋上に、私達三人だけがいた。
391MISSION : 12years 9/14:2007/10/25(木) 00:39:55 ID:FAEbBIjH0
 「……俺たちを頼りにしてくれるのは、とてもうれしい。」
  恭介さんが口を開く。
 「だが、今のままでは駄目だ。おまえらの目には、今、憎しみしかない」
 「えっ……」
  お姉ちゃんが意表を衝かれた、という表情で息を呑む。
 「二木も漫画のひとつやふたつ、読んだことはあるだろう。復讐に燃えた主人公が念願の敵を倒したら、その後はどうなる?」
 「……………」
  黙ってしまったお姉ちゃんに代わって、私が答えた。
 「…微笑を浮かべながら、その場に倒れる?」
 「ま、そんなところだ。いずれにせよ幸せな結末を迎えることは、ほとんどない。」
 「俺はおまえらにそんな結末を迎えて欲しくない。だからおまえらに、そのミッションを命じることはできない。」
 「先輩!」
  動き出そうとした恭介さんを制するように、お姉ちゃんが鋭く言った。
 「じゃあ、じゃあ……私たちは幸せになります!」
  たどたどしい言葉で、お姉ちゃんが自分の気持ちをひとつひとつ、言葉に出していく。それは出来合いでありあわせの言葉ではなく、お姉ちゃんが願うこと、そのものだった。
 「うまく言えません。言葉にできません、けど、…けど……復讐だけに囚われたりしません!」
 「ちゃんと恋もします。家庭も作ります。幸せな家庭を。絶対に捨てたりしません!」
  屋上へ続く階段の出入り口で、恭介さんの動きが止まる。そして、唐突に振り返った。
  私達ふたりと、恭介さんの目が合う。その目は私達の姿ではなく、その奥──心の奥。そしてその先に見える私達の未来──を、じっと見抜こうとしていた。
392MISSION : 12years 10/14:2007/10/25(木) 00:41:06 ID:FAEbBIjH0
 「……じゃあ、約束してくれ。」
 「多分おまえらは高校卒業と共に、三枝本家の影響から逃れるために、遠くの大学へと進学するだろう」
 「それでも月に一度は、リトルバスターズに会いに来い」
 「俺は卒業しても、月に一回はあいつらの顔を見に、必ず戻るつもりだ」
 「だから、おまえらが卒業しても、絶対にリトルバスターズに会いに来い」
 「そうし続ければ、おまえらは間違えないだろう」
 「それが約束できるなら、俺は安心して、おまえらにミッションを命じられる」
 「はい。」私たちは凛とした声で、即答した。
 「じゃあ……」
  恭介さんはひとつ咳払いをしてから、私達にミッションを告げた。
 「二木、三枝。おまえらにミッションを与える。三枝家に巣食う闇の組織を叩き潰せ」
  ちょっと違うけど、恭介さんらしいな、と私は思った。
 「……ミッション、スタート!!」


 それから十数年。私はお姉ちゃんと一緒の大学に通い、偶然街中でスカウトされて、テレビに出るようになった。
 その後、一番私を親身になって世話してくれた天王寺テレビに、アナウンサーとして入社。
 それからは主にバラエティ番組を中心に、いつものはっちゃけたキャラを存分に生かした“三枝はるちん”という名前で親しまれてきた。

 そんな私が『重大発表を行う』と銘打って、深夜のニュースに出ることになった。
 大学を卒業後、法科大学院を経て弁護士になったお姉ちゃんは、こっそりと三枝家にアプローチを加えつづけてきた。
 何か三枝家を揺るがす事件や、出来事はないか、と。そこで浮かんできたのが、私達が高校生のときに産まれた、女の子のことだった。
 児童福祉司に手を回してその女の子を保護させ、三枝家の責任を追及した。

 追い詰められた三枝本家は、もしこれ以上追及を続けるなら、私が三枝家出身であることを暴露するぞ、と迫った。
 そこで私達は先手を打つことにした。
 アナウンス室長も快諾してくれて、キー局のプロデューサーと交渉を持ち、全国ニュースの冒頭を私に預けてくれることになった。
393MISSION : 12years 11/14:2007/10/25(木) 00:42:59 ID:FAEbBIjH0
 ここからは、私の言葉で喋る。
 私が今まで覚えてきたこと。学んできたこと。悔し涙を流したこと。楽しかったこと。慰めてくれたこと。
 天王寺テレビは、私の第2の親ともいえる存在だった。まだ全然大したレベルじゃないけれど、そこで学習したことを全部出し切りたい、と強く願った。
「テレビをご覧の皆様には、お気づきかもしれませんが、私と二木弁護士は、双子です。そして私達には、ふたりの父親と、ひとりの母親がいます。」
「二木弁護士は生まれてすぐ二木家に養子に出され、私は三枝の本家で育てられました。しかし、父親のひとりが犯罪を犯し、刑務所に送られました。両親も三枝家から追放され、行方知れずになっていました。」
「そして三枝容疑者はどちらが犯罪者の子供なのかを、育ちで比べようとし、その結果……私が犯罪者の子供である、と結論が下りました。」
「それからはこの世の地獄でした。姉が行方不明になった実の両親を探し出し、家を出て一緒に暮らしだすまで、私はなじられ、殴られ……」
 駄目。こんなところで泣いちゃだめ。
「何度自ら、命を絶とうと考えたかわかりません」
 小さく息を吸う。胸を広げて、気分を入れ替える。そして一気に言葉を紡ぎだした。
394MISSION : 12years 12/15:2007/10/25(木) 00:44:29 ID:FAEbBIjH0
「それを救い出してくれたのが、高校時代の仲間でした。彼らが私を、明るい所へ連れ出してくれました。居場所は奪うものではなく、見つけるものだと、教えてくれました。」
 お姉ちゃんがこっちを見ている。ふたりだけの時に見せてくれる、私だけに向けられた、優しい目をしている。
 それを認識した途端、感情の障壁が一気に崩れた。
「彼らがいてくれたからこそ、私はテレビの世界に出ることができて、バラエティアナウンサー・三枝はるちんという名前で、皆さんに慕っていただいて、そして、こうして……」
 だめ、だめ。と思いながらも、涙が頬を伝う。それは嬉し泣きだった。
 私は恵まれていた。素晴らしい仲間がいた。素晴らしい人達がいた。そして愛しい姉が──おねえちゃんが、いてくれる。
「…生きて、いけるように、なりました。」
 暖かい手が、肩を抱く。その手には、小さい頃にお姉ちゃんと一緒に買った、ピンクの髪飾りがあった。
 遠い日の思い出が、蘇る。まだふたりが何も知らなかった時に、一緒に買った髪飾り。ふたりが家と家で隔てられていても、この髪飾りを持っている限りは、ずっと一緒にいられる。仲良しでいられる。忘れられないでいられる。
 そして──わすれないでいられた。
「ありがとう、お姉ちゃん。そして、ありがとう──リトルバスターズ!」
 嗚咽をなんとか押し殺しながら、どうにかそれだけ口にした。
 そこまでが、限界だった。
395名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 00:45:27 ID:qALK1kTb0
sien
396MISSION : 12years 13/15:2007/10/25(木) 00:45:51 ID:FAEbBIjH0
 テレビに映るはるちん、いや、葉留佳さんが『リトルバスターズ』の言葉を口に出す。
 僕達は恭介からの緊急招集を受けて、恭介と小毬さんが暮らすマンションに集合していた。ふたりは結婚していて、1歳になる毬子ちゃんという子供もいる。
 恭介は雑誌編集者として、ようやく念願の少年誌担当になったらしい。小毬さんも子育てのかたわら、趣味の絵本作りを続け、地元のお母さんたちに好評だという。

 画面では、葉留佳さんと二木さんが、肩を抱き合いながら泣きじゃくっている。僕の横ではクドが貰い泣きしている。いつまでたっても優しい人だなぁと再認識しつつ、僕はクドの頭と、髪を撫でた。
 僕とクドは高校在学中に交際を始め、クドの夢──宇宙飛行士になること──を、ふたりで目指すことにした。大学で共に宇宙工学を学び、今は大学に研究生として残りながら、宇宙航空研究開発機構(JAXA)への就職を目指している。

 画面が切り替わり、東京のスタジオからニュースショーの開幕を告げるあいさつが始まった。
 その瞬間、恭介が吼える。
「いやっほぉーーーーい!! リトルバスターズ最高ぉーーー!!」
 最後にリトルバスターズへの感謝を示してくれたことが、とっても嬉しかったようだ。
 ただ、現在、深夜0時半。
「うわぁあぁぁ恭ちゃんだめだよぉぉぉ、夜遅いんだからぁぁぁ」
 いつものヨレヨレの声で、小毬さんが止めに入る。それでも適度にアルコールの回った恭介は、小毬さんを抱え上げてぐるぐる回りだした。
「うっさいぼけぇ!」
 鈴のハイキックが一閃。恭介の後頭部をクリーンヒットした。
 ぐるぐる回りながらも小毬さんをスマートに床に下ろし、大の字になって床に倒れる恭介。
「こまりちゃんを困らすなバカ兄貴! ていうかおまえらも飲んでばっかりいないで、なんとかしろっ」
「うっせえな、鈴。いいからお前も飲め、飲め!」
「ビールは苦いからいやだうわっ……ふにゃ〜」
 鈴がおとなしくなった。真人と謙吾のアルコール臭だけで、酔っ払ってしまったらしい。
397MISSION : 12years 14/15:2007/10/25(木) 00:47:30 ID:FAEbBIjH0
 鈴は高校を出て、しばらくは恭介と共に暮らしていたが、恭介が結婚を決めると同時に家を出て、真人の家に転がりこんだ。
 真人は体育大学で存分に己の筋肉を鍛え上げていたが、現在はプロレスラーになっている。
 あまりメジャーな団体ではないものの、リングに上がり、ファイトマネーだけで生活できているらしい。
 ふたりとも結婚するの? と聞いてみたところ、誰がするか! と同時に答えていた。でもふたりとも笑顔だった。

「しかし西園、来ヶ谷。まさかあの姉妹がアナウンサーと弁護士だなんて、誰が想像した?」
 謙吾は大学卒業後、地元警察に就職し、今では最年少で警察学校の剣道師範になっている。段位は?と聞くと誇らしげに五段だ。という。でもそれがどのくらい凄いのか、誰も知らなくてがっかりしていた。
「それよりも宮沢さんが、まだそのジャンパーを保管していたことのほうが驚きです」
「まぁ西園女史、こうして十数年たっても、みんなが集い、騒げることのほうが奇跡とは思えんかね」
 来ヶ谷さんは大学で数学の研究に没頭し、そのまま大学院へ進み、今では世界が注目する数学の研究者だという。
 本人の話では、私にはそのつもりはないが、きっとフィールズ賞だって獲ってしまうだろう。これは仕方のないことなのだ。だそうだ。
 西園さんは大学在学中に作家デビューを果たし、今ではその原稿料だけで生活しているという。
 とはいえ本人は、私が書きたいのはもっと大人向けの、重厚なミステリなんです、編集者の目は節穴揃いです。といささか不満らしい。
 当然3人ともアルコールがまわっていて、本音トークになってしまっているところがあるが、それでも僕は、とても楽しかった。
 卒業十数年たっても、こうしてみんなで集まって、互いのことをわかりあえている。
 そんなふうに一生を送れたら、どんなに幸せだろう、とぼんやりと思っていた。
398MISSION : 12years 15/15:2007/10/25(木) 00:48:21 ID:FAEbBIjH0
「うわっ!! なにこれ!!」
 あれから数日後、私はスタジオに入ると、ADから一抱えもある段ボール箱を渡された。
 中身は色とりどりの、さまざまな形の封筒で一杯だった。
「お、はるちん。それみーんなお前宛の手紙だよ。こないだの放送、よかったよっていう、な」
 フロアディレクターが私に言う。
「ええーっ!!?」
「それにな、お前が出たシーンで視聴率が一気に上がってな、社長から金一封だ。ほら」
 プロデューサーが私に封筒を投げてよこす。
「え………ええーーーっ!!?」
 私はひっくり返りそうになった。中には札束がぎっしり詰まっていた。その額、百……いや、にひゃくまん!?
「まぁ、お前のプライベートでの事情を金に換算するのも、俺はどうかと思うんだが……ま、感謝の気持ちとして、受け取っておいてくれよ。」
 私はどうしたらいいかわからなかった。こんな大金……私の半年分くらいの給料だった。
 周囲の目が私の封筒に注がれる。
 そのことに気づくと、私は反射的に言っていた。
「…じゃあこのお金で、OA後、パーッと飲みにいっちゃいましょーー!!」
 おおーっ! と大歓声が沸き起こる。
「いよっ、それでこそ三枝!」「はるちんさん最高っす!」「ゴチになりやーす!」とあちこちから声が上がる。
 そんなみんなの顔を見るのが、私はとても、うれしかった。

 私は歌って踊って騒げる元気印のバラエティアナウンサー、三枝はるちん。
 いまの私の居場所は、お姉ちゃんのかたわらに、月に一度は顔を出しているリトルバスターズの中に、
 天王寺テレビの中に、そして、全国のお茶の間の中に、あった。
 私には居場所がいっぱいある。だから私は、とても幸せだった。
399名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 00:49:27 ID:mb+cW2gJ0
乙!

感動した
400名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 01:02:26 ID:kAK1qFNf0
乙。
良い話じゃないか……
401名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 01:06:51 ID:WVnpYHVw0
乙です。
また悲劇を生みそうな三枝家の問題を二人らしく
解決してくれた良いアフターでした。
402名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 01:08:48 ID:qALK1kTb0
まさかはるちんをアナウンサーにするとはね、天職かな?
他の人たちもスーパーすぎだけど、で、鈴ちゃんは一体何をs(ry
メディアまでも味方に付けるとは、はるちんいぇいいぇーいだ

くちゃくちゃオリジナリティ溢れてすごい良いなっ。
ただ、恭介さんと、あまりにも冷静すぎる他メンバーに違和感が
もっと騒いで欲しかった
403名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 01:40:03 ID:zZT2NZxC0
素晴しい感動話のあとで申し訳ないですが小ネタ投下したいと思います
あとリフレインの感動を損なう恐れがあるので詠みたくない人は飛ばしてくださいm(__)m
404小ネタ1/2:2007/10/25(木) 01:41:22 ID:zZT2NZxC0
もし恭介が最低野郎だったら

いつものように鈴が中庭で猫と戯れていた
しばらく眺めていると草むらのあたりから奇妙な視線を感じる
「こ、こらっ、レノン、そんなとこ、や、やめ・・・ぁんっ」
そーっと草むらに近づいてみる
「・・・はぁはぁ」
「えーと恭介、レノンをけしかけて鈴に指令を出していたのは恭介なんだね?」
「おわっ!・・・そ、そそそ、そんなことが可能だと思うのか、理樹いや、うまうー」
「・・・どちらかといえば不可能だと信じたい状況だけど、これだけ動揺されるとそう思わざるおえないよ」
「こ、ここにいるのはただの斉藤さ、理樹いや、うまうー」
「いや、さっきから語尾にうまうーって付けてるけど仮面つけてても恭介だってわかるし、そもそも恭介今仮面つけてないからさ」
「まったく、理樹はどれだけ俺を困らせるんだ・・・俺だってなぁっ、バス事故で死ぬ前にレノンを使って鈴にあんなことやこんなことをしてみたかったんだよっ!!」
そこに偶然真人と謙吾が通りかかる
「あーあ、コイツこんなことで自ら世界の秘密をばらしやがった」
「まぁ、俺は最初からこのようなことになるだろうと思っていたがな」
「うわあああぁぁぁっ」
「なぁ、俺達ががんばって日常を演じてたのってなんだったんだ?」
「さぁな、だから俺はアレの提案に乗るのは嫌だといったんだ」
「ねぇ、真人、謙吾、それどういうこと?」
405小ネタ1/2:2007/10/25(木) 01:42:27 ID:zZT2NZxC0
「ああ、聞かなかったことには・・・ならんだろうな、仕方ない、話してやろう」
端の方でちくしょうっ、とか、何でこんなに理不尽なんだよ、とか聞こえてくるが気にしないことにする
「まぁ、それもそうだな、鈴もちょっとこっち来い」
二人はあらかたの事情を話す
「ああ、そういうことだったの」
「ん?なんだ理樹、意外に冷静じゃねぇか」
「うん、あんな状態の人をみてたら冷静で居ざるおえないよ」
「しかしあたしは起きたら謙吾に抱きかかえられてるのか、ちょっときしょいな」
「鈴、一応そういうこと言ってられる状況じゃないからね」
「少々心外だが、まぁ、起きてみたらそこの莫迦に抱きかかえられてたよりはマシだろう」
「それもそうだな」
「さすがに恭介が可哀想になってきたよ・・・」
「自業自得だ」
「まぁ、アレは授業サボって自分からバスに乗り込んだんだしな」
「つーわけだが、理樹、大丈夫そうか?」
「うん、なんだかむしろ強く生きなきゃいけない気がしてきたよ」
「そうか、まぁ、なんだかんだ言ってアレの目的は達成されたわけか」
「ああ俺はやり遂げた、理樹、鈴、強く生きろよっ」
「黙れ、ド変態」
「うわあああぁぁぁぁ」
まぁこんな緊張感の無い展開で誰かが死ぬわけもなく全員助かったのだがそれ以降恭介と鈴は会話どころか目を合わせることすらなくなったという
406名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 01:43:20 ID:Z5vbnzR50
いい話…だけど視点がころころ変わるのがあまりよくないかな。バスターズの部分は蛇足かも
前半の文章は良かったよー
407名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 01:46:18 ID:Z5vbnzR50
おっと、割り込んだかと思ったがそうでもなかったようだぜ
>>404
恭介扱い悪すぎw
408名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 01:55:12 ID:zZT2NZxC0
タイトル2/2にするの忘れてたよorz
本編の恭介があまりにかっこよすぎたので嫉妬してやった、今は反省している
409謙吾×古式小ネタ 1/2:2007/10/25(木) 05:50:16 ID:RQ2vMaIs0
謙吾「なあ、恭介」
恭介「なんだ?」
謙吾「なぜ俺と古式は、最近周囲にカップルのように扱われているんだ?」
恭介「え?だってお前のストライクゾーン直球ど真ん中だろ古式は」
謙吾「好みの容姿であることは認めるが、だからといってすぐ付き合うわけでもないだろう。
   大体、彼女には最近、許婚が出来たらしいからな」
恭介「そうなのか?」
理樹「ほんとにあるんだ、そういう話」
小毬「お相手はー?」
謙吾「彼女もその許婚が誰かは知らないらしいが……武道の家の跡取りらしい。
   それでも、彼女はそれを受け入れたそうだ」
小毬「受け入れちゃったのー?」
謙吾「詳しいことはよくわからんが……彼女がそれでいいというならそれでいいんだろう」
理樹「謙吾……」
謙吾「まあ、そういうわけだ。俺と古式がつきあうことはない」
小毬「お似合いなのにー」
恭介「まったくだぜ……」
謙吾「そう言ってくれるのは嬉しいがな……複雑だよ」
410謙吾×古式小ネタ 2/2:2007/10/25(木) 05:51:31 ID:RQ2vMaIs0
数年後、謙吾の結婚式にて。

謙吾「ゆかりの許婚が……俺だったとは……」
理樹「っていうかどうして当事者の謙吾が知らなかったのさ……」
謙吾「親父もお袋も驚かせようと黙っていたそうだ……。
   確かに驚いた……驚きを通り越して怒りに変わるほどにな。
   本気で親父と剣を交えたのは生まれて初めてだった……」
理樹「うわぁ……」
謙吾「できることなら、こんなきっかけで父を越えたくはなかった……」
理樹「勝っちゃったんだ……」
謙吾「しかも……」
理樹「まだあるの?」
謙吾「プロポーズの言葉を……両親始め親族一同に録音された……」
理樹「それは……キツイね……」
謙吾「だろう……?」

鈴「で、おまえ結婚するのいやなのか?」
謙吾「イヤッホーーーイ!!俺の人生バラ色だ!!わっしょい!!わっしょい!!」
理樹「めちゃくちゃ嬉しいんだね……」
鈴「すなおによろこべ、あほ」
411名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 06:59:56 ID:Lo6UgJ6SO
>>405
命懸けで守ってくれた謙吾に良くきしょいと言えるな、屑鈴め
412名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 07:15:41 ID:hir3to8VO
>>410
きっと「茶番だあぁぁぁぁぁっ!!!」と叫んで親父さんに挑んだに違いないなwww
なにはともあれGJ!
413名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 08:12:25 ID:2nAGJYWk0
>>409
やばい。
自分でも何で思いつかなかったんだろうと思うくらいのベタオチなのに
いざ決まってみるとシンプルでクールだぜ…GJ!
414名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 08:21:47 ID:jLcP+ewsO
>>413
シンプルだけどクールではないだろ謙吾の言動はw

まあアリだが
415名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 08:23:45 ID:CaTLlUv/0
>>409
いいネタだ、面白い!
…でもな彼女みゆきって名前なんだ。
416名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 09:30:38 ID:qALK1kTb0
>>408
恭介ぇえええええっ。こんな展開になっちゃったら違う意味で泣ける
パロとしてはおもしろいよ
>>410
えらいノリのいい親類だなぁ
最後の謙吾の正直な気持ちがおもしろすぎだよ。いかにも謙吾らしいな
ゆかりって縁だよね?あれ?名前?
417名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 09:35:42 ID:jLcP+ewsO
>>410
誤…古式ゆかり
正…古式みゆき

これは…姉妹フラグか?w
418名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 10:06:20 ID:Wj9zIlN70
>>417
いえ、母娘フラグです。

母…ゆかり
娘…みゆき
419名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 10:12:01 ID:hir3to8VO
誤植から始まる妄想もアリだな。
自殺した古式の姉妹と出会う謙吾、って感じか。
美鳥や拓也兄さんも出てくる、何でもアリ系のSSにも出せそうだ。
うお、妄想が止まらないぜ…
420名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 10:14:37 ID:6M/O2MdtO
>>419
さぁ、その止まらない妄想を文章化するんだ!
421名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 10:33:03 ID:2nAGJYWk0
>>419
すんげーどうでもいいけど、誤植から始まる妄想ってフレーズで
ふと昔ある立てる場所を間違えたスレから始まって
妄想ネタFLASHまで投下された某ネタスレを思い出してちょっと懐かしくなった。
422名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 10:47:44 ID:jLcP+ewsO
>>421
エロパロ板にそんなスレがあるよ
423名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 12:23:49 ID:ZHqoGDY2O
古式ゆかり:中学3年生

姉の自殺を止められず、自らはバス事故で死なずのうのうと生きている謙吾を憎んでいる。高校一年生のとき理樹たちの学校に入学してくる。弓道をたしなんでいるが、姉と違いその才能は平凡。


とかが妄想されてしまったぜ…オレはもうダメかな…。
424名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 13:05:28 ID:P366tgjP0
理樹「ナオエヨー」
鈴「そんな!声まで変わって!」
425名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 13:12:43 ID:TC2XgZ/I0
なぜか若本声で脳内再生された
426謙吾×古式小ネタの中の人。:2007/10/25(木) 13:13:50 ID:RQ2vMaIs0
うあああああ!
古式の名前普通に間違って覚えてた!
誤植指摘サンクス。

謙吾の両親はまあ良くも悪くも謙吾似ってつもりで書いてた。
親父は恭介にやられてから謙吾同様頭のネジが一本抜けちまった感じで。
427名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 14:42:40 ID:GILCdNr20
10月は葉留佳の月だな…はるちんの良SSが多い…
みんな、グッジョブ!
428名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 15:08:36 ID:g7QaW+qAO
かなり遅れてるが…はるちん&かなたんの誕生石と誕生花を調べてみた(∵)

・10月の誕生石…オパール・トルマリン
意味…心の歓喜・安楽・忍耐・悲哀を克服して幸福を得る。
・10月の誕生花…コスモス
花言葉…乙女の真心、乙女の愛情

だそうだ。
割りと合ってるような気がするな…スレ違いだったらすまんorz
429名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 15:14:10 ID:GILCdNr20
>>428

>>66でも出てるね…
俺も合ってると思う。
430名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 19:34:51 ID:gT/CTm5F0
リトバスってはるかな以外の誕生日がわからんから
季節の話題と絡めた各キャラの誕生日SSが書けないのが痛い
431名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 19:43:38 ID:gEn7fPcX0
>>430
そこでカレンダーの出番ですよ
432名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 19:59:56 ID:2sMciRia0
こないだ有閑倶楽部ってドラマ見てたんだけど、リトバス連中をセレブにしたら
あんな感じになるのかなぁ、と思った
433名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 20:22:20 ID:6M/O2MdtO
>>430
身長やスリーサイズはあるんだけどなー

>>431
カレンダー持ってない…orz
一応ネットでカレンダー絵集めたんだけどなぁ…
差し支え無かったらイラストの絵教えてくれ…
434名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 21:57:01 ID:2nAGJYWk0
今夜はスレが静かなので隙をついてSSを投下しちゃってもいいよね?
答えは聞いてない!
435ゲリラSS「It is soft and sweet」1/15:2007/10/25(木) 21:59:13 ID:2nAGJYWk0
降り注ぐ激しい雨。
雷鳴が轟く。雷光は室内を一瞬明るく照らす。
その室内に少女が一人。
「ついに、ついについについに、完成したのです…」
少女は歓喜に震える。
「これならば、これならばどんな人でも落ちてしまうでしょう…」
少女の前にはかつて不定形だった物質がその温度を下げるにつれ、
徐々にとるべき形を取ろうとしていた。
そしてその物質から物体へと変質したソレはやがて魔性を持つ。
その余りに甘美な誘いが少年少女たちの争いの種となろうとは、
生みの親である少女すら想起することはなかった。

436ゲリラSS「It is soft and sweet」2/15:2007/10/25(木) 21:59:57 ID:2nAGJYWk0
休日の午後。
午前中の晴天がうそのようなどしゃぶりの天気だった。
「今日の午後は晴れるって言ってたけど、むしろ大雨だね」
僕は窓の外を眺めながら室内の誰ともなしに語りかけた。
「しゃーねぇさ。雨となっちゃ野球の練習もできないしな。今日は皆で読書の日だ」
恭介が漫画を読みながら答える。ふと真人の姿がいつの間にかないことに気づく。
「ねぇ、真人は?」
「真人くんならさっき腹減ったとか言いながら出てったよ」
同じく漫画を読む葉留佳さんが答える。
読書と言いつつ、部室内のいつもの面子は各々漫画を読んだり、雨の景色を眺めたりしている。
鈴が鼻歌を歌いながら表を眺めていたので、
鼻歌と雨音に耳を傾けながら僕も何気なく表を眺めていると、
雨音に混ざって水をはねさせて誰かが部室に近づく足音に気づく。
ガラリと部室のドアを開けて入ってきたのはクドだった。
満面の笑顔を浮かべてやってきたクドは楽しげに語りだす。
「皆さん、そろそろお茶の時間ではないのでしょうか?」
時計を見るとちょうど午後3時。ティータイムである。
「そこで私から皆さんへちょっとした吉報をお持ちしました!」
いつになくエンターテイナー的な振る舞いのクドである。
「ほう、してそれは何かね?クドリャフカ君」
お茶会と言えば、来ヶ谷さんであり、当然興味を示す。
「と、大げさに切り出してしまいましたが、お茶菓子としてプリンが完成したのです!」
クドは照れ笑いをする。
「わぁ、私プリン大好きだよ〜。クーちゃんこの前洋菓子にも挑戦してみるって言ってたけど、
 その第一号だね」
甘いもの好きNo.1の小毬さんが歓声をあげた。
「ほう、先日皆からもらった余り物で何かできないかと言っていた件か」
来ヶ谷さんの台詞から察するに女の子コミュニティでそういう話があったようだ。
「はい、美魚さんの協力でたいへんおいしそうな仕上がりにできました」
プリンか、久しく食べてなかった気がする。
どうやら今日のお茶会は豪華なものとなりそうだ。
437ゲリラSS「It is soft and sweet」3/15:2007/10/25(木) 22:00:54 ID:2nAGJYWk0
僕らは食堂に移動し、席についた。
クドはマントを翻し、口上を述べる。
「さぁさぁ皆さん、特製プリンをお出しします。すぐにお持ちするので
 今しばらくお待ちください」
「あたしも手伝う」
鈴が立ち上がる。
「僕も手伝うよ」
クドについて僕と鈴は厨房の方へ行く。
と厨房最寄の机に座る見慣れた後姿ひとつ。真人だった。
「あれ、真人。何やってんの?」
「おう、理樹。腹減ったから食堂にきたら、クー公がおいしいものを冷蔵庫に
 冷やしてありますからどうぞ、っていうから食わせてもらってんだよ」
真人の前にはプリンが置かれている。
「あ、井ノ原さん。皆さんにもプリンを食べていただこうと思いまして」
「…プリン?ああ、これのことか」
クドの言葉に対し、怪訝そうな表情を浮かべる真人。
とそこで、真人の前に転がる大量のカップに気づく。
「それより真人、一人でそんなに食べちゃったの?」
「いや、なんかうめぇもんだからつい一つ二つと…」
それを聞いたドが慌てた声を上げる。
「えぇっ!プリンは皆さんの人数分しか用意していないのです!」
真人の前に転がるカップの数を数える。1、2…9個。
そして真人の前に1個。あわせて10個。
つまり、真人はバスターズ10人分のプリンのうち、9個をたいらげてしまい、
そして今、10個目にかかろうという段階であることになる。
「ま、真人。みんなの分のプリンまで食べちゃったんじゃ…?」
「いや、何のことかわかんねぇよ」
真人は相変わらず訳がわかっていない顔をしている。
「いやね…」
僕が説明し始めたところで、僕の声をかき消して怒声が響く。
「皆の分まで食べただろ、ぼけぇーっ!」
真人は地に沈んだ。
438ゲリラSS「It is soft and sweet」4/15:2007/10/25(木) 22:01:43 ID:2nAGJYWk0

僕らはテーブルを囲んで席についていた。
そのテーブルの上にはカップにおさまったプリンが1個。
「たいへん困ったことになってしまいました…」
クドは困窮きわまった表情をしている。
その苦い表情に対し、目の前のプリンは甘い芳香を放っている。
「しっかし、マジでうまそうだな。このプリン」
普段そんなにおやつに関心を示さない恭介も今回は興味津々である。
「とりあえずこのプリンに名前をつけないか」
謙吾が妙なことを言い出す。
そんなことはどうでもいい気がするのだけれど。
「えー、そんなのどうでもいいよぉ、早く食べたいよぉ」
葉留佳さんは一刻も早く食べたいらしい。
「よーし、わかった。俺が決めよう。そうだな…」
一瞬、恭介の視線がちらりと何かを見た。
…がすぐに戻す。
恭介は高らかに命名する。
「魔性の魅惑・わふわふプリン、と!」
またきわどい名前を。
「さっき一瞬恭介がクドの体をいやらしい目つきで見た気がするぞ」
「まったく恭介のロリに困ったものだ…」
「み、見てねぇよっ!」
追求を受ける恭介を尻目に僕はプリンに目をやる。
甘い芳香が鼻をつく。
439名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 22:02:09 ID:kAK1qFNf0
シエーン
440ゲリラSS「It is soft and sweet」5/15:2007/10/25(木) 22:02:25 ID:2nAGJYWk0

とってもやわらかそうだ。
今はカップに収まっているが皿に上に出せば、ぷるりと震えるだろう。
スプーンをさせば柔らかに沈み込んでいくだろう。
掬い取る瞬間、また震える姿を思い浮かべる。
スプーンの上でもなお震えるプリンを口に入れれば…
口の上にとろける甘味が広がる。
きっと次に震えるのは食べた人だろう…
そしてもっと食べたいような、なくなってしまうのが惜しいような
そんな矛盾を抱えながら、次の一口へとスプーンを伸ばす…

僕は我に帰る。
…何だろう、このプリンのにおいをかいでいると段々頭がしびれてくるような…
ふと気がつくと皆の視線がプリンに釘付けになっている。
「と、とりあえずこのプリンをどうするか決めない?」
僕は提案する。が皆はうわの空のようだ。
きっとついさっきまでの僕と同じようなことを考えているのだろう。
「…そう、だな。このわふわふプリンは誰のものか決めなきゃな…」
遅れて恭介が熱病にうかされたような口調で言う。
441ゲリラSS「It is soft and sweet」6/15 :2007/10/25(木) 22:03:49 ID:2nAGJYWk0
そうプリンは1個しかないのである。
この余りにも魅力的なプリンは一人しか口に出来ないのだ。
「私のだよ。だってこのわふわふプリンに使う卵あげたの私だもん」
真っ先に権利を主張する葉留佳さん。
「三枝さん、そういう主張をなさるならこのわふわふプリン製作にあたっての資料は
 私の蔵書です。私にも権利はあります」
珍しく西園さんが攻勢に出る。
「あたしはカップをていきょーしたぞ。カップゼリーのカップを洗って乾かしたやつだけどな」
鈴も主張を始める。何もそのレベルで主張しなくても、と思うんだけど。
「私はお砂糖をあげたよ〜」
「俺はバニラエッセンスを提供した」
続いて小毬さんと恭介が名乗りをあげる。
「待て、俺は水を提供したぞ。朝一番で汲んで来た井戸水だ」
「ミルクは私が手配して手に入れたものだったはずだが?」
なんだか様子がおかしい。来ヶ谷さんや謙吾まで食いつくなんて。
「なるほど。理樹以外は権利自体は持ってるってことか。このわふわふプリンを手に入れる権利を」
どうやら僕にはないらしい…
442ゲリラSS「It is soft and sweet」7/15 :2007/10/25(木) 22:04:40 ID:2nAGJYWk0

「私は、私は絶対ゆずらないんだからっ!」
「そんなの皆同じですよ?子供みたいなわがままを言わないでください」
葉留佳さんと西園さんが口論を始める。
「だが決めねばなるまい。それとも大人ぶって譲るというのか?西園」
謙吾の口調は挑発的だ。
「譲るわけないです。宮沢さんはそんなこのプリンより甘そうな考えをお持ちなのですか?」
「ほう、ずいぶんと喧嘩腰じゃないか」
「私は構わないのだがね、いっそここでバトルでもして決めてもいい…」
来ヶ谷さんまで。
なんだか皆殺気立ってきている気がする。
そこまで駆り立てているのか、このプリンは。
「ふっ、皆このわふわふプリンの香りにあてられてるみたいだな。
 バイオ田中もすげーもんを作ってくれたぜ。ま、俺も降りる気はない」
匂いの源たるバニラエッセンスは生物部のバイオ田中が作ったらしい。
なんだかよくわからないがこの異様なまでの食欲掻き立て効果はそのせいだろうか。
「決めるとしようか。もう皆心は決まってるだろ?
 バトルロイヤルでもして最後に立っていたやつがわふわふプリンを手に入れる、それでいいだろ」
誰も返事はしなかったが、視線は了承を物語っている。
「というわけだ、見てる野次馬連中、なんか武器を投げ込んでくれ」
プリンに夢中で気づかなかったが、いつの間にか集まっていた野次馬たちがいた。
「バトルスタート!」
恭介の合図と共に野次馬たちが次々と武器を投げ入れた。

443ゲリラSS「It is soft and sweet」8/15 :2007/10/25(木) 22:05:40 ID:2nAGJYWk0
皆、各々武器を取り、戦いを始める。 
模造刀を手にした来ヶ谷さんが葉留佳さんに襲い掛かる。
葉留佳さんはバックステップでそれをかわすと、ビーだまを投げつける。
読んでいたのか、来ヶ谷さんも攻撃をかわし、二回目の踏み込みをかける。
一方、向こうでは引いた武器がペーパークラフトだった恭介が組み立てている隙を
枕を持った謙吾に攻撃されている。
ルール自体はいつものバトルのそれである。
ただしいつもの明らかに雰囲気が違う。
ルールに乗っ取ってはいるが、誰も遊びの目はしていないように見える。
まるで何かに憑かれたような。
鈴と小毬さんが三節棍を手に西園さんを袋叩きにしている。
何もプリンでここまでケンカしなくてもいいんじゃないだろうか。
「作ってみてわかりました。あのプリンのにおいは
 皆さんの精神をおかしくしてしまったのです…」
クドが僕の思考を読んだかのように言った。
いつの間にか謙吾がダウンしている。
起き上がろうとする謙吾の顔面に小毬さんの非情なトイレブラシの一撃が叩き込まれる。
「私はなんてものを作ってしまったのでしょう…皆さんの争いの種になるのだったら
 作らなければよかった…」
クドはがっくりとうなだれる。
いや、悪いのは皆の分のプリンを食べちゃった真人なんだけどね。
ビーだまの攻撃をかいぐぐった来ヶ谷さんの模造刀の一撃が
葉留佳さんに直撃する。沈む葉留佳さん。
その来ヶ谷さんを後ろから襲う小毬さん。
いつもはタイマンなので気にならないけど、今回はバトルロイヤル。
何時の間にか場はごろごろと皆が転がる修羅場と化していた。
「いくらなんでもやりすぎだよっ!止めないと…」
僕は投げ入れられた武器をひとつ引っつかむと皆が争う場に飛び込む。
しかし、場に立っていたのはすでに一人になっていた。
鈴。

444ゲリラSS「It is soft and sweet」9/15  :2007/10/25(木) 22:06:22 ID:2nAGJYWk0
鈴の足元には力尽きた小毬さんが崩れていた。
とうとうさっきまで共闘していたはずの小毬さんを手にかけてしまったのだ。
三節棍を手に立ち尽くす鈴。
僕はその眼を見て戦慄した。
まるで本気の恭介と相対したときに感じたあのプレッシャーそのものじゃないか。
己の果たすと決めたことの前に立ちふさがるあらゆる存在を排除する冷徹さをたたえた眼だった。
「鈴…」
「理樹にはわふわふプリンを手に入れる権利はないはずだ。どいてくれ」
「鈴、おかしいよ!たかがプリンじゃないか!何でそこまでムキになるのさ!?」
「あたしはあのわふわふプリンを手に入れるために、この戦いを勝ち抜くと決めた。
 そのためだったら何だってする、こまりちゃんだって倒す」
やはり兄妹だからか、根底に持つものは同じ、ということか…
「どうしてもプリンを独り占めしたいって言うなら僕を倒してからだよ…?」
「戦わなければ、プリンは食べられない」
「もうこんな戦いはやめよう…?プリンなら皆でわければいいじゃないか…」
「これ以上そうゆうことを言うのなら、話はおしまいだ、理樹」
「そう…」
鈴は三節棍を構える。
僕の手にはチョーク、幸い日ごろのバトルでは扱いに慣れてる方の武器であり、
間合いを詰められる前にヒットさせられれば勝ち目はある。
もっとも、それができないならば鈴の三節棍の餌食となるわけだが。
思考と感覚を鈴の挙動とその予測に集約する。
ひとつ、ふたつ、呼吸を整える。
鈴が踏み込む。それに呼応してこちらも駆ける。
速い。間合いに入られる。鈴が三節棍を振りかぶる。今。

445ゲリラSS「It is soft and sweet」10/15:2007/10/25(木) 22:07:15 ID:2nAGJYWk0
…でも僕の取るべき行動はとっくに決まっていたんだ。

ああ、一撃でダウンだとわかる感じ。
いつものバトルなら恭介がカウントなり判定を下すところだ。
地に伏せる、地面の感覚が…こない。
代わりに柔らかな感触に受け止められ、心が安らぐいい匂いが鼻をついた。
ぼやついた視界に映る顔。よく見えないけれど鈴のだとはっきりわかった。
「理樹、なんであたしの攻撃をよけなかったんだ…?」
ああ、鈴。それはね、プリンなんかでマジになってケンカなんかしたらいけないからだよ。
「鈴、プリンのことで誰かとケンカするのは、僕で最後にしてね…」
鈴は涙目でうなづいた。
「わかった…親友を恋人を自分の手にかけて、やっとわかった…
 おやつは…皆で仲良く食べないといけないんだ…あたしはばかだ…
 そんなこともいままで忘れていたんだ…」
ついさっきまであんなに騒がしかった食堂は静けさに包まれていた。

「あのー、大変盛り上がってる所に申し訳ないのですが、とりあえずプリン争奪戦の勝者は鈴
 さんということでよろしいのでしょうか?」

静かな食堂にクドの遠慮がちな声が響いた。
僕はとりあえず返事をする。
「そ、そうだね…とりあえず騒ぎは収まったし、勝者は鈴だから今回は鈴に、ということで」
「よし、決まりだな。勝者、鈴!」
いつの間にか起き上がっていた恭介がバトル終了を宣言した。

446ゲリラSS「It is soft and sweet」11/15  :2007/10/25(木) 22:08:31 ID:2nAGJYWk0

終了宣言と共に皆が集まってくる。
なんだか皆悪い夢から覚めたような表情だ。
謙吾は実に気まずそうな顔をしている。
「しかし終わってみると…」
「やはは、どうしてあんなにムキになってたんでしょうネ、私たち…」
流石の葉留佳さんも自省の念にかられているようだ。
「だいたい恭介氏、出所が怪しい上に副作用すら懸念されるバニラエッセンス
 を混ぜるのはいささか問題だったのではないか?」
「そりゃ俺も怪しいとは思ったんだが…ああもにおいが魅力的だったから、
 つい、な…」
「なんだかあのにおいをかいでいると段々プリンを独り占めしたい気分になって
 きちゃって思い出すだけでも怖いよ〜」
正気にかえった小毬さんは半泣きである。
「恭介、よくも小毬ちゃんを泣かしたな…」
鈴が恭介に殺気を飛ばす。
「何言ってんだ、小毬を倒したのは鈴じゃねーか!」
「うっさい!元はと言えば恭介がわるい!」
「同感です」
西園さんもいつもの表情をしているがきっと怒っている。
真人ほどではないが厳しい追及を受ける恭介であった。
しかし、バニラエッセンスのにおいしかしない戦いはついに終わりを告げたのだった。

447ゲリラSS「It is soft and sweet」12/15:2007/10/25(木) 22:09:44 ID:2nAGJYWk0
バスターズの一同と野次馬が見守る中、プリン授与式が始まった。
何故か巻き起こる盛大な拍手の中、クドが鈴の元へプリンを持ってゆく。
「このプリンをどうするかは鈴さんに任せます。よきに計らってくださることを
 願っているのです」
鈴は一瞬胸を高鳴らせるような顔でそれを受け取る。
が、すぐに寂しそうな顔になる。
「今のあたしはこれをもらっても食べる気はしないぞ…皆で仲良くおやつがいちばんだ。
 なのにあたし一人がおいしい思いをしても仕方がないんだ…だから、これは分けよう」
「でもさぁ、いっくら何でもこんな小さいプリンを9人で分けるのは無理だよ…」
葉留佳さんが反論する。もっともな話だ。
分母に真人が含まれていないのが気になるけど仕方ないと言えるだろう。
「はるか、あたしはもう決めたんだ」
「そうは言うがな、鈴君」
来ヶ谷さんが話に割ってはいる。
「何でも等分に分けることが平等、なのかい?」
「少なくとも、私たちは勝者がわふわふプリンを得る、という了解の下、今回の戦いを行いました」
「例えわふわふプリンは得られずとも、お前が勝ち取ったのはその結果なんだ。
 俺たちは文句はつけんさ。ま、理樹はこういうのは好きじゃないみたいだったがな」
美魚さんと謙吾も同調する。
「何より」
「例え争いの種になろうとも、プリンはおいしく食べられるために生まれてきました。
 だからちゃんと食べてあげることでプリンはその使命を達成するのです。
 そうでなければ、このプリンは呪われたぶらっでぃプリンとでも呼ばれてしまうのです…」
クドが真摯な表情で訴えかける。
つくづく今回はプリンで皆シリアスになっているなぁ…
「と、いうことらしいぜ?鈴、今回はお前の勝ちってことで食っとけ」
恭介がにかっと笑う。
「ゆー、食べちゃいなよ?」
葉留佳さんも納得しているようである。
僕は鈴に笑いかける。
「そ、そうか…ならみんなに甘えるとするか」
鈴はちょっと照れた顔をしながら、食堂のおばちゃんの所へスプーンをもらいに走っていった。
448ゲリラSS「It is soft and sweet」13/15:2007/10/25(木) 22:10:24 ID:2nAGJYWk0
と、その食堂のおばちゃんの方から僕らの方へ声がかかる。
「ちょっと、この冷蔵庫のプリン、あんたたちのじゃないのかい?」
皆、厨房の冷蔵庫へ向かう。
確かに冷蔵庫の中の片隅でプリンが9つひっそりと冷えていた。
「これは…9つとも確かにわふわふプリンじゃないか」
「クド、間違いない?」
「はい、確かに私が作ったプリンなのです」
そもそも今回の争いの発端はちゃんと人数分あったプリンを
真人が1つを残して全て食べてしまったことに始まった。
しかし、現にここにプリンがあるということは、つまり。
「真人はわふわふプリンを食べていない。ということになるな」
謙吾が結論を述べる。

449ゲリラSS「It is soft and sweet」14/15:2007/10/25(木) 22:11:01 ID:2nAGJYWk0
食堂から響く声。真人だ。
「…へっ、今頃気づいたようだな」
真人が床から起き上がりながら、僕らに視線をぶつける。
「お前らが俺の話を聞かずに俺をぶっ飛ばしたが、俺は濡れ犬だったんだよ!」
「いや、それを言うなら濡れ衣だから」
「それに俺俺俺うっさいぞ」
「今頃になって俺俺詐欺みたいで寒いですね」
実際に濡れ衣だったわけだが、ひどい言われようだ。
だが、そうだというならひとつ謎が生まれることになる。
「ねぇ、真人。プリンを食べてないのは証明されたけど、あのカップはなんだったのさ?」
「あれならカップゼリーだぜ」
カップゼリーとな。僕は冷蔵庫に目をやる。
カップゼリーの袋詰めの袋が残されているのに気づく。
それを手にとってみるとマジックで袋に微妙に読みづらい字で書いてあった。
450ゲリラSS「It is soft and sweet」15/15:2007/10/25(木) 22:11:57 ID:2nAGJYWk0

『  なつめりん
  かってにたべるな 』

「それはおばちゃんに頼んで置かせてもらってたあたしのカップゼリーだぁぁぁっ!」
鈴の咆哮が空気を震えさせる。
真人は再びに地に沈んだ。


「おおっ、これマジでうまくね?」
恭介が歓喜の表情で次の一口のプリンを口に入れる。
「ええ、これはまことに美味です」
「なかなかどうして。クドリャフカ君の匠の技の賜物だな」
「クーちゃんは将来パティシエさんになれるかも〜」
「あ〜ん、こんなにおいしいのに、こんなちょこっとしかないなんてぇ〜」
「三枝。こういうものは少しだから趣というものがあるんだぞ?」
皆口々に賛辞を述べる。クドは真っ赤な顔で照れていた。
鈴も幸せ一杯の笑顔でプリンをほおばっている。
そして僕の方を見ると言った。
「理樹、やっぱりおやつはみんなで食べるにかぎるな」
「うん、そうだね」
あとで真人が起き上がったらちゃんとプリンをあげよう…

END
451名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 22:12:04 ID:mb+cW2gJ0
支援
452名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 22:12:06 ID:qALK1kTb0
sien
453名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 22:12:35 ID:mb+cW2gJ0
支援遅かったorz

GJでした!
454筋肉さんなのです:2007/10/25(木) 22:17:09 ID:62ywldB/0
やべぇ、プリン食いたくなってしまったではないか!!

それにしても真人……哀れなり……
455ゲリラSS「It is soft and sweet」後口上:2007/10/25(木) 22:18:56 ID:2nAGJYWk0
まずは支援してくださった皆様、ありがとうございました。
よくあるネタ、その6。

人生楽しい時期って大抵くだらないことにいい意味でマジになってる時期だよね、とか。
もっともこの話の最初は突然脳裏に「わふわふプリン」という単語が浮かんだノリで書いてしまったり。
ああ、おっぱいプリンとかあったな、とか、でもクドは胸ないよね、とか
そんなことを考えながら書いてました。楽しい。
でも反省点も多いです。バタバタ騒いでるわりに笑いどころが少ないなぁ、とか。
が、へたくそでも完成したら一応晒す、ということで。

投下してから違和感感じたんだけど、洋菓子作るのはやっぱ小毬担当だ。
クドは和風がいいね。
456名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 22:21:28 ID:Lo6UgJ6SO
>>449
勝手に濡れ衣着せた挙句謝罪もしないのか、本当に屑女達だな
457名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 22:28:16 ID:jLcP+ewsO
>>449
濡れ犬って……エロいなw
gmなんだぜ
458名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 22:42:13 ID:2nAGJYWk0
>>456
言われてみればそうだね。一言謝罪→別件発覚、のが流れとして自然だ。
なんとも筆足らず。貴重な指摘意見サンクス。
459名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 22:48:21 ID:rjMGg3g90
>>456
おまえはロリなうぐぅ好きだな
ID筋に出まくってるぜ
460名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 23:04:05 ID:pyso42/h0
うわぁあああぁああ!!! 最近留守にしてたら>>321>>348>>361を見逃したぁあああああ!!!
まさかこんなときに限ってイラスト投下が続くとは……さ、再うpを……ぐふぅ。
461名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 23:27:18 ID:Lo6UgJ6SO
>>458
さすがに無神経すぎだろと思った

>>459
な、なんだってー
462名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 23:35:07 ID:6M/O2MdtO
>>460
残念だったなぁwwwww


…しまったあぁぁぁぁ
保存しとくの忘れてたぁぁぁ

誰か……さ、再うpを……ぐふぅ。
463名無しさんだよもん:2007/10/25(木) 23:47:50 ID:2nAGJYWk0
再アップしてやりたいのはやまやまなんだが、
自作絵は二次創作としての著作権が発生してしまうらしいからね
自分には何もできん、許してくれ…
464名無しさんだよもん:2007/10/26(金) 00:04:49 ID:4BFwaSFw0
>>455
わふわふプリンだって、食べたい。
クドは和菓子のイメージがあるけど、お菓子に国境はないよ、いつでもうぇるか〜むだ

「プリン食べたい!」
「食堂行ってきなさいっ」
「クド公のわふわふプリンが食べたい、食べたい〜」
「すいません、葉留佳さん。もう材料がないんです」
「なんだとぅ!」
「実は謙吾もまだ食べたかったんだね」
465361:2007/10/26(金) 01:44:45 ID:1jgxarph0
流れ早いとこにうpしてすまん、自分の分だけ再うpした
http://ranobe.com/up/src/up235429.jpg

他の絵師たちも再うpあると良いな>>460
466名無しさんだよもん:2007/10/26(金) 02:03:08 ID:UA45TaXn0
>>465
流れに乗じて(?)保存しました。

やっぱ鈴は赤のビキニだな。
467丸ゴシック体の人 ◆GothicfNhE :2007/10/26(金) 03:53:49 ID:CiSQk47X0
>>435-450
わふわふ、いや、わくわくしながら一気に読んでしまったよ。
大変GJでございました!

  これなら、動かしてみたら面白そうだと思うんですけど…
  ……DNML化しちゃっても、いいですかね?
468名無しさんだよもん:2007/10/26(金) 06:50:06 ID:vwCfxEef0
>>465
ありがとう、本当にありがとうなんだぜっ!
しっかし上手いなー、エロいなー、下とかギリギリwww

貴殿に筋肉のご加護のあらんことを……!(あれ? いらない?
469名無しさんだよもん:2007/10/26(金) 07:09:58 ID:sOGdSg4P0
>>398
>>450
乙!
中々面白かったぜ
470>>435-450 :2007/10/26(金) 07:57:44 ID:5piAGcAR0
>>467
どうぞ。いっこうに構わないので使ってやってくださいな。
ただできれば、その際には>>456から指摘があった部分の表現をソフトに改編して
くださると幸いです。
471名無しさんだよもん:2007/10/26(金) 10:44:24 ID:tijIK3F+O
妄想小ネタ投下。
理樹×鈴だけど恭介×小毬要素を含むので注意。



「ねえ鈴、それ僕も飲んでみたいんだけど」
「だめだ。この子のなんだぞ」
「でも、恭介が小毬さんに飲ませてもらったって言ってて…ちょっと興味がね」
「何ぃ、小毬ちゃんはバカ兄貴に飲ませたのか!?」
「まぁ、恭介が言ってただけなんだけど」
「うーみゅ…わかった、ちょっとだけだぞ」
「ありがとう。それじゃ…」
「んっ…あ、こら!そんな強く吸うなぁっ!」

………

「理樹のバカっ、ちょっとだけって言っただろ!」
「ご、ごめん…思いの他美味しくてつい」
「全く…あたしは小毬ちゃんと違ってあんまり沢山出ないんだからな」
「次は気をつけるよ」
「次なんてあるかー!!」


敢えてストレートな表現は避けてみた。
意味不だったらすまそ…
472名無しさんだよもん:2007/10/26(金) 11:25:39 ID:uyXUTN6r0
>>449 GMだけど真人可哀相だよ・・・(TT)
>>471 ストレートじゃないけどエロイなw

猫つながりでガラスのブルース聴いてたら、ギターフレーズが一部Alicemagicに似てると思った。
なんで鈴描いた。ギター持たせようと思ったらアングル的にヘッドの裏しか見えねえんで急遽手ぶらにしたorz
ttp://karimohu.com/uploader/src/nejitsu4206.jpg
二次萌え注意!てか初めて鈴の髪型理解したb
473名無しさんだよもん:2007/10/26(金) 12:05:13 ID:EEWALlEv0
>>460
>>348の再うp
見たら後悔するだろうけどなー(∵)
http://ranobe.com/up/src/up235583.jpg
474名無しさんだよもん:2007/10/26(金) 12:39:28 ID:ufiUrPL40
>>472
UMEEEEEEEE!
>>473
筋肉ー!

俺の興奮が有頂天に達した。お二方gjだ
475名無しさんだよもん:2007/10/26(金) 17:51:51 ID:4BFwaSFw0
>>467
おお、ゴシック体の人久しぶりに見たね
前、作って貰ったのだけど、キャラごとのウィンドウ、表示の仕方から見るに
オリジナルのプレーヤ作ったのか?すごく気になる
>>471
・・・・・・?は、そういうことか。最初なんだかわからなかったよ
>>472
おー、鈴ちゃんがリアルにいたらこんな風に・・・って髪のボリュームありすぎ
しかし本当にうまいですねぇ
476名無しさんだよもん:2007/10/26(金) 18:26:21 ID:557BHyb5O
今CLANNAD見てきたがwww
京アニwwwパロ自重www
477名無しさんだよもん:2007/10/26(金) 19:09:44 ID:j1vii5l/O
昨日発売のアンソロ読んで、姉御×はるちん熱が再燃した(´д`*)
ちょっと前スレ行ってくる。
478筋肉さんなのです:2007/10/27(土) 04:19:50 ID:6jdNwkHZ0
なんか流れ止まってるな……
よし、十年後のリトバスメンバーでも妄想しよう!

理樹……普通に会社員。実は一流企業だったり
鈴……理樹の嫁。専業主婦
恭介……小さな出版社でタウン誌なんかの編集長
真人……事務のインストラクター。クドの嫁
謙吾……道場の跡取り。今は師範代

小毬……絵本作家兼翻訳家
クド……宇宙物理学者。真人の婿
葉留佳…意外と高校教諭。担当教科は不明
美魚……作家。違うペンネームでBL系も
来ヶ谷…未知の言語で書かれた職。一切不明
479名無しさんだよもん:2007/10/27(土) 04:27:21 ID:SV0PJvea0
>>478
真人が嫁かよw
480名無しさんだよもん:2007/10/27(土) 04:45:40 ID:hiiEWK0RO
>>479
そこは間違ってない
問題は事務のインストラクターという触手だ
481名無しさんだよもん:2007/10/27(土) 04:50:22 ID:CrypZySp0
>>480
さらに誤字を増やしたΣ(∵)
482筋肉さんなのです:2007/10/27(土) 05:02:37 ID:6jdNwkHZ0
……あっ!ほんとだ!!事務になってる!!!

ま、いいかそれで
483名無しさんだよもん:2007/10/27(土) 07:57:04 ID:WzHJQ26W0
>>472
リアル絵師降臨ktkr!!
しかし物凄い髪型だな……ねーよwww

>>473
再うp、さんきゅーふぉーゆー。
さーて早速はいけ……うわぁぁあああぁあああ!!! 茶番だーーー!!!!
とりあえずお茶返せwww GMなんだぜ!
484名無しさんだよもん:2007/10/27(土) 08:26:24 ID:nxIEdtNh0
>>472
いやぁ、普通にうまい…GJ
ギャルゲキャラってディフォルメかかったキャラをこういう違った絵柄で
描きなおせる人って素敵だ…
485ゲリラ小ネタ「盗聴」1/2:2007/10/27(土) 08:28:05 ID:nxIEdtNh0
理樹「来ヶ谷さん、僕の部屋で何やってるの?」
来ヶ谷「ん、理樹君か。ああ、勝手にお邪魔してすまない。
    恭介氏がミッション用にと盗聴器なんてものを用意してたから少し遊ばせてもらっている」
理樹「盗聴器ってまた恭介はそんなのどこから手に入れてきたんだろう…」
来ヶ谷「今、ためしに鈴君に仕掛けてみているんだがね。聞いているとなかなかおもしろい」
理樹「でも、趣味は悪いよね…」
来ヶ谷「うむ、お世辞にもいい趣味とはいえないな。これぐらいにして私は失礼するよ。
    まさか理樹君が使うわけないだろうし、この盗聴器はここに置かせてもらうことにする。
    それでは、また」


理樹(あの口ぶりだと丸聞こえなんだろうなぁ…)
理樹(うーん、でも気になる。でもそれはいけないことだよなぁ…)
理樹(…ちょっとだけ、ちょっとだけ…)
スイッチ、オン。
486ゲリラ小ネタ「盗聴」2/2:2007/10/27(土) 08:29:07 ID:nxIEdtNh0
鈴『こまりちゃんはスタイルがよくてうらやしいぞ…むねとかもあんまりないしな』
小毬『でもりんちゃんはすらっとしてて綺麗だよ〜』
来ヶ谷『はっはっはっ、なんだかんだで理樹君は鈴君のその辺りに欲情しているのかもしれないぞ?』
鈴『そう言えば、遠まわしにむねはなくてもいいとか鈴くらいがちょうどいいとか言っていた』
来ヶ谷『ほう?興味深いな。流石恋人ともなれば理樹君の性癖について色々知っているのも当然か。
    他には?』
鈴『んー、自分ではあたしの髪の毛が好きだとか言っていた』
来ヶ谷『なるほど、理樹君は髪フェチ、というわけか。えっちのときはどうなのかね?』
鈴『なんかおっぱいが好きらしい。おっぱいへの責め方はていねいだ。
  あと後ろからするのが1回はある』
来ヶ谷『1回は、とな?すると一旦始めると1回じゃ終わらず、最低2回はするという意味かね?』
鈴『理樹は一見体力がないように見えるが、すくなくともえっちは強いみたいだ』
来ヶ谷『成る程。真人少年や謙吾少年に比べれば肉体面においては一歩譲る印象だったが、
    単に得意領域の問題、という可能性もあるな』
鈴『それからな、されたときくちゃくちゃ恥ずかしかったんだが…』


真人「ただいま。お、理樹、どうしたんだ。体育座りなんかして」
理樹「真人。僕は、僕はね…」
487名無しさんだよもん:2007/10/27(土) 10:08:24 ID:2ih4Pc0a0
なんというはずばなwwwwwwwwwww

しかし最近理樹×姉御分が足りないぜ
488名無しさんだよもん:2007/10/27(土) 12:11:13 ID:SQHfayjb0
やべwニヤニヤが止まらない俺キメェwww
489名無しさんだよもん:2007/10/27(土) 16:12:34 ID:5EmqEY670
>>486
姉御絶対分かっててやってるだろWWW
490名無しさんだよもん:2007/10/27(土) 17:16:56 ID:Jl4QfSs50
ふむ、微妙に流れが止まっているようですね。
ここで男キャラと女性陣のカプの考察でもしてみようかな。
491名無しさんだよもん:2007/10/27(土) 17:50:19 ID:vMRtYa080
どのキャラとどのキャラがくっついても驚くほどのことじゃないからな。
全パターンのフラグについて妄想してみるのが面白いんじゃないか。
492名無しさんだよもん:2007/10/27(土) 17:53:56 ID:Jl4QfSs50
まともに考察したら死にそうなので、各男キャラと女性陣の絡みがあった
組み合わせの表を作ってみた。どんな形でも二人だけのイラストやSS
があったら○としました。あくまで自分の目で確認したものだけなので、
ひょっとしたら×の組み合わせもどこかにあるかもしれません。

理樹編(ヒロインズは省略)

さささ:イラスト× SS○

佳奈多:イラスト× SS○

古式:イラスト× SS○

美鳥:イラスト○ SS○
493名無しさんだよもん:2007/10/27(土) 17:55:24 ID:Jl4QfSs50
恭介編

鈴:イラスト○ SS○

小毬:イラスト× SS○

クド:イラスト× SS○

葉留佳:イラスト× SS×

来ヶ谷:イラスト○ SS○

美魚:イラスト× SS×

さささ:イラスト× SS×

佳奈多:イラスト○ SS×

古式:イラスト× SS×

美鳥:イラスト× SS○
494名無しさんだよもん:2007/10/27(土) 17:56:29 ID:Jl4QfSs50
謙吾編

鈴:イラスト× SS×

小毬:イラスト× SS×

クド:イラスト× SS×

葉留佳:イラスト○ SS×

来ヶ谷:イラスト× SS×

美魚:イラスト× SS×

さささ:イラスト○ SS○

佳奈多:イラスト× SS×

古式:イラスト○ SS○

美鳥:イラスト× SS×
495名無しさんだよもん:2007/10/27(土) 17:57:26 ID:Jl4QfSs50
真人編

鈴:イラスト○ SS○

小毬:イラスト× SS×

クド:イラスト○ SS○

葉留佳:イラスト× SS×

来ヶ谷:イラスト× SS○

美魚:イラスト× SS○

さささ:イラスト× SS△(昔どこかのリトバススレであったそうな)

佳奈多:イラスト○ SS○

古式:イラスト× SS×

美鳥:イラスト× SS○
496名無しさんだよもん:2007/10/27(土) 18:03:36 ID:Jl4QfSs50
理樹とヒロインズは確認しなくてもあるに決まってるので省略しました。
他の三人は真人≧恭介>謙吾の順で組み合わせが多かったですね、どうし
たロマンティック大統領!!?

ただやってみると意外とヒロインの棲み分けができている感じがしました。

理樹:オールマイティー
恭介:小毬、来ヶ谷
謙吾:さささ、古式
真人:クド、佳奈多、美鳥

って感じですね。以上です、オーバー。

497名無しさんだよもん:2007/10/27(土) 18:44:59 ID:nxIEdtNh0
流れは妄想考察か。
よし、じゃ、自分は成績でも妄想してみるか。
本編からわかるのは、学校のレベル自体は一応進学校とカテゴライズされるくらいではあるらしい。
理樹:明確な描写はないが、勉強しているシーンがあり、全体的にできると思われる。
姉御はだいぶ優秀らしい。
クドは英語はパーだが基本優秀らしい。
真人は宿題や勉強をやる習慣がついていない。
小毬は英語は得意らしい。

妄想で勝手に10段階評価だ。

理樹→国:8、数:9、英:8、理(科目がわからないが):9、社(これも科目がわからないが):8、体:6
全体的に高めの学力とバスターズの中ではおとなしい方なので内申も悪くないであろう。

鈴→国:7、数:6、英:7、理:7、社:7、体:9
本編では子供っぽい言動が目立つ鈴だが、宿題はちゃんとやっているらしい。
が、特別いいわけではないようなので。あと理屈を組み立てる系の科目はやっぱ苦手だろう。
内申はバスターズの中ではおとなしい扱いではないだろうか。

恭介→国:7、数:9、英:8、理:9、社:7、体:9
全体的に高めなのは理樹と同じだけど、理系よりな印象を受ける。
ただバスターズのリーダーということで一部教師からの心象は間違いなく悪いであろう。

謙吾→国:8、数:8、英:7、理:8、社:9、体:10
基本、バスターズで一番真面目な人なので勉強もちゃんとやっているでしょう。
部活でも成績をあげているようなので教師陣からの心象という意味ではバスターズでも上位でしょう。
でもおバカでいることに遠慮をしなくなった後は知りません。

真人→国:6、数:6、英:7、理:6、社:6、体:10
やはり学力面で一番心配なのは真人です。
理樹がルームメイトなので見てもらう状況も多いんでないかと。
498名無しさんだよもん:2007/10/27(土) 18:57:54 ID:mVUmCQHS0
>>497
うーん、全般的に高めすぎる気が
真人は体育以外5以下でもいい気がする。

体育は絶対評価だったら、鈴と恭介も10でいいと思う。
相対評価なら鈴はこのままでもいいけど
それから結構この二人は難しい物言いをして用法も間違えてないから
国語も高めでいいかも。謙吾もイメージ的に国語は高そうな気がする
クドシナリオ参考にすると鈴は数学が苦手らしいからもう1、2下げてもいいと思う。
499名無しさんだよもん:2007/10/27(土) 19:01:08 ID:mVUmCQHS0
あ、そうだ。
同じくクドルート参考にすると
理科は物理選択、社会は地歴両方みたいだな
500名無しさんだよもん:2007/10/27(土) 19:13:45 ID:nxIEdtNh0
>>498
ああ、絶対評価か相対評価って観点をすっかり失念してた…orz

わりと前者に近いイメージで妄想してたから、とすると
体育について
理樹:6、鈴:10、恭介:10、真人:10、謙吾:10
小毬:7か8(基本トロいが、教えれば上達するらしい)、
姉御:7か8(なんかさぼってるか、真面目にやらなそうだ)、
葉留佳:8か9
美魚:5か6
クド:8
くらい?
なお、理科科目が物理なら鈴の理科評定は間違いなく下がるでしょう。
501名無しさんだよもん:2007/10/27(土) 19:16:40 ID:mVUmCQHS0
>>500
称号参考にすると美魚は体育2
それに倣うと小毬ももうちょい低い気がするな
502名無しさんだよもん:2007/10/27(土) 20:31:53 ID:3tF/7nVGO
>>496
謙吾はさささか古式で確定って感じだよね。葉留佳・美魚・鈴は理樹ヒロインかな。

真人さささってどんなのだったんだろうか…すごく気になるな(∵)
503名無しさんだよもん:2007/10/27(土) 20:36:51 ID:UiRwNKt40
今初めてBlack Stone Cherry吸ったわけだが
唐突に恭介と鈴に出会わなかった真人が脳裏に浮かんだ。
ttp://karimohu.com/uploader/src/nejitsu4270.jpg
原作のイメージを大切にしたい人は見ないことをオススメします・・・
504名無しさんだよもん:2007/10/27(土) 20:39:48 ID:nxIEdtNh0
>>503
リアル絵か、いい仕事だ!
どうでもいいけど、もし前置きなしだったら
試験前夜の一夜漬けで徹夜の真人に見えるかも、とか思った。
505名無しさんだよもん:2007/10/27(土) 21:09:06 ID:CrypZySp0
>>503
ブラストかよw
美鳥(?)かわええ
506名無しさんだよもん:2007/10/27(土) 21:11:07 ID:Q7IpXfE90
>>503
確かに真人はリトバスに出会わなかったらこの路線だろうしなぁ。
むしろ今でも地元の不良には顔が知れてそう。
昔(かなり前だが)は暴れまわってたらしいし。
507名無しさんだよもん:2007/10/27(土) 21:11:40 ID:8eb2zgxbO
>>501
5段階評価なのであれば、みおちんが体育2であることもうなずける
つーかこの学校、普通に5段階評価なんだと思うんだが
508名無しさんだよもん:2007/10/27(土) 21:30:22 ID:5Dm7pn6u0
進学校なら普通は10段階だろう。
あと美魚は体育は見学だけどそれはどうなるの?
509名無しさんだよもん:2007/10/27(土) 21:35:34 ID:SQHfayjb0
>>508
現実世界では体育を見学する理由がないが
510名無しさんだよもん:2007/10/27(土) 22:16:50 ID:yoUFGENiO
>>509純粋に体が弱いとかで休んでる可能性も有り得るかと
511名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 00:22:25 ID:vcEDVO3A0
>>486
鈴ちゃん、後ろでこまりんが泡吹いて倒れてますヨっ
>>503
筋肉いぇいいぇー…。真人、リトルバスターズにいて良かったよ
それよりも後ろのみおちんが気になるっ
512ゲリラ小ネタ「Family game」:2007/10/28(日) 02:01:09 ID:sBOwVlsd0
>>353で投下したネタの続きです。
 作者はギャグのつもりですが、ネタがネタなので不快になる可能性有り
 謙吾、葉留佳、美魚ファンの方は注意。


美魚「なんだか無難に纏まってしまって、少しあっけないですね」
理樹「そんな…これ以上どんな目に遭わされるんだろうか…」
恭介「まぁいいだろ、とりあえず追加エピソーので家族ゲームをしてみよう」


父:謙吾、母:葉留佳、娘:美魚、母の姉:佳奈多

誕生日後、平日夜の飲み屋にて。
理樹「へぇ、じゃあ大成功だったんだね」
謙吾「ああ、お前のアドバイスがなかったらあきらめたところだったが、なんとかなったよ。感謝してるぞ。ほら、ご一献」
理樹「これはこれは、ありがとう。でも謙吾、ちょっと飲みのペース早くない?」
謙吾「いや、幸せだと酒が美味くてなぁ。ついもう一杯、といきたくなってしまってな」
理樹「謙吾。幸せなのはいいけど、せっかく早めに仕事あがったんだし、 ほどほどで帰ったほうがいいよ?
今回はたまたま一発逆転がうまくいったけど、こういうことの基本は日ごろの積み重ねなんだから」
謙吾「うむ、そこは剣道と同じだな。でもいいじゃないか、今夜はフィーバーだ!」

513ゲリラ小ネタ「Family game」2:2007/10/28(日) 02:02:53 ID:sBOwVlsd0
帰宅。
酔いどれ謙吾「たっだいまぁ〜っ!」
美魚「おかえりなさい。…ずいぶん酔っ払っていますね」
酔いどれ謙吾「おぉ…娘におかえりなさいと言ってもらえるって幸せだなぁ〜」
美魚「お父さん、少し飲みすぎです。今日はお客さんもいらしてますから、
   あまり弾け過ぎた行動は…」
酔いどれ謙吾「よーし!次は母さんにただいまを言わなきゃな」
美魚「あ…行ってしまいました」


台所。
酔いどれ謙吾「いやっほぅ〜!帰ったぞ!」
佳奈多「あ、お帰りなさい。ご無沙汰…んっ!?」
酔いどれ謙吾「ただいまのちゅ〜だ!ん、どうしたんだ?今日はお下げじゃないのか。ま、その姿も綺麗だぞ!」
ガシャンッ(皿が床に落ちる音)
葉留佳「な、何やってんの…?」
佳奈多「は、葉留佳…」
酔いどれ謙吾「なっ、葉留佳が二人…!?」
美魚「お父さん、佳奈多叔母さんですよ。今日遊びにいらしたんです」
酔い覚め謙吾「何だとぉぉぉぉっ!」
葉留佳「うわぁぁぁぁん!、謙吾くんの、バカぁぁぁぁっ!」
崖っぷち謙吾「葉留佳ぁぁぁぁっ!」

514ゲリラ小ネタ「Family game」3:2007/10/28(日) 02:03:52 ID:sBOwVlsd0

翌日夜の飲み屋にて。
傷だらけ謙吾「その後、一晩中謝りたおして何とか許してもらったさ…」
理樹「そんなことがあったんだ…」
傷だらけ謙吾「理樹、俺は夫に向いてないんだろうか…」
理樹「そんなことはないと思うけど…」
傷だらけ謙吾「いや、むしろ家庭というもの自体が俺には縁遠いものなんじゃないか…」
理樹「いや、そこまで思いつめなくても…」
傷だらけ謙吾「うぅっ…」


謙吾「…なぁ、理樹。だからどうして俺の配役は背中に哀愁が漂うんだ…?」
理樹「さ、最後は許してもらったみたいだからいいんじゃない、かな…?」
恭介「全て等しく家族さ」
515名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 02:43:11 ID:ebUoB3N80
謙吾よ…最近このシリーズのおかげで謙吾×葉留佳にはまってきたぜ!
516名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 05:21:15 ID:tVxLlQbtO
>>508
私立の進学校って10段階評価なの?
いや、俺の母校公立の進学校(一応)で5段階評価だったのよ
まあそれ基準に考えるのもおかしな話なんだけどさ
517名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 05:43:30 ID:8Cx4TgDR0
>>516
俺は私立の進学校(一応)だったが、5段階だったぞ。
まあ、学校によりけりなんじゃね?
個人的には5でも10でもそれほど変わらん気がするが……
518名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 07:49:22 ID:Xu6QgcKjO
美魚が体育出ないのは日傘持って体育出来ないからだろ
519名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 09:05:07 ID:vcEDVO3A0
>>514
ついに、念願の謙吾はるちんを見れた
この組み合わせやっぱりいいなっ
謙吾にはこういう父親になってほしい
520名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 10:19:36 ID:3/tWlyC70
葉留佳×ささみなんて書こうとしていた俺は、きっと疲れてたんだ。そうに違いない……。
521名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 11:22:32 ID:tVxLlQbtO
>>520
まあ、その、なんだ、がんばれ。妄想を
522名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 11:23:51 ID:OUHVRP4t0
>>520
そのままGo!!
523名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 12:20:10 ID:L4snkkh90
そこで終わっては本当にただの疲れた人だぜ!
524名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 13:31:19 ID:iiACp3SeO
>>490
なんで「男キャラ」「女性陣」なんだ。
男女差別する人間のクズは消えろ
525名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 13:35:32 ID:iiACp3SeO
>>508
何処の頭古い人間だお前は?
10段階評価の高校なんて何処にあるんだよ、阿呆
526名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 13:37:57 ID:hPSAnUq/0
>>524
男女差別を叫ぶ前に日本語の勉強やり直せ。
「“男キャラ一人”に対して“各女キャラ”とのカップリングが成立するか」
なんだから男性陣じゃおかしいだろ。
527 ◆3HZkTdIfMA :2007/10/28(日) 13:58:35 ID:yzEomWDk0
>>525
自分の狭い常識が世界の全てだと思わないように。
俺の母校は10段階評価でしたよ。
528名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 13:59:06 ID:ZON9PyHt0
>>526
>>524が言いたいのは「男キャラ」ではなくて「男性キャラ」と書けということでは?
筋肉筋肉〜!
529名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 13:59:36 ID:uB7Jw24/O
変なとこ噛みついてくる奴そろそろスルーでよくね?
やたら女キャラ叩く奴もやたら男女差別男女差別言い過ぎて逆に差別してる奴も
530名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 14:01:38 ID:+MzTmezA0
>>526


524 :名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 13:31:19 ID:iiACp3SeO
>>490
なんで「男キャラ」「女性陣」なんだ。
男女差別する人間のクズは消えろ


525 :名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 13:35:32 ID:iiACp3SeO
>>508
何処の頭古い人間だお前は?
10段階評価の高校なんて何処にあるんだよ、阿呆


変なとこに噛み付いてるあたり多分荒らしだろ。スルーしようぜ
531名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 14:07:13 ID:vcEDVO3A0
>>529
やたら女キャラ叩く人は意図がある気がするよ
言葉は確かに悪いけどね。それだけリトバスが好きなのさ
532名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 14:17:32 ID:uB7Jw24/O
>>531
リトバスが好きだから
空気とか考えて色々我慢しながら見てる俺がとんでもなく馬鹿みたいじゃないか
533名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 14:21:28 ID:uB7Jw24/O
書き抜けたが
楽しいことや良い作品も多いからスレ見てるし見ていたい
連投すまん
534名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 14:52:42 ID:vcEDVO3A0
>>532
おっと、ここは妄想スレだ、我慢なんかせずに妄想を爆発させるといい
それとも、自分ひとりの発言で空気が悪くなるのが怖い? それなら確かにそうだね・・・
他の人の妄想を見てみたい、という理由で我慢するのもまた1つの方法だからそれもいい

ちなみに私は、こうやって考えにレスを出すことぐらいしかできないわけだ
おまけに空気も中々よめない、困ったものさ
535名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 15:51:16 ID:iiACp3SeO
>>530
そこまで俺を悪に見せたいのか…
何も突っ込まなくて真人排斥派とか出るのが怖いんだよ、言い方が荒らし口調だとしてもな
536名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 15:54:14 ID:IpEn2Pba0
日本語でおk
537名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 16:21:36 ID:hPSAnUq/0
>>535
一言だけ。

……真人関係NEEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!!!!!!!
538名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 16:32:47 ID:LAR+CJScO
つーか高校の評価って3年1,2学期が10段階で3学期が5段階だと思ってた
539名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 17:11:43 ID:iiACp3SeO
>>538
てか単純に今絶対評価だから10段階評価は無いはずなんだが
540名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 17:38:39 ID:mETjeXey0
残ってるところが皆無、とも言えないでしょ
不毛でつまらん話はこれでおしまい
541名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 17:54:42 ID:HlaJ8U+LO
よし、こんな時は筋肉センセーションだ!
542名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 17:59:12 ID:EjDbZCs20
よっしゃあっ!筋肉、筋肉〜♪筋肉、筋肉〜♪
543名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 18:52:17 ID:6ET6cG7HO
筋肉いぇいいぇーい! 筋肉いぇいいぇーい!
544名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 19:00:41 ID:YavLk56DO
脳みそ筋肉なのですー
545小ネタ お茶会(1/3):2007/10/28(日) 20:01:31 ID:vcEDVO3A0
練習中にしてるお茶会で何を話してるか妄想してみた

「クーちゃん、最近どんなお料理を作ってるの?」
「最近ですか。今は和食が中心ですね」
「得意料理とかはあるのですか?」
「そうですね・・・、昆布の煮物は得意です」
「ふぇ、なんか難しそう・・・」
「おいしいですよ、今度持ってきますね」
「うん、楽しみにしてるよ〜」

お茶でも一杯

「小毬さんはお菓子をよく作っているようですが、お料理はしないのですか?」
「うーん、やってないかなぁ」
「小毬さんは上手そうなイメージがありますよね」
「そんなことないよ、みおちゃんはお弁当を作ってくるよね?」
「はい、私の場合は学食の人ごみが苦手なのでそうしています」
「あれはとても一人では行けないです…」
「いつも理樹君たちは行ってるみたいだけど、すごいよね」
「あの人たちの席はいつも空いているらしいですから」
「でも最近は10人分の席が勝手に空くらしいです」
「それって・・・」
ゴンっ
「はらほろひれ〜」
バタン
「うわっ、小毬さんだいじょうぶ!?」
「痛いけどだいじょうぶ〜」

幸い、怪我はなかったので仕切りなおし
546小ネタ お茶会(2/3):2007/10/28(日) 20:03:51 ID:vcEDVO3A0
「皆さんはどういうお弁当を作ってるのでしょうか?
 わたしは、サンドイッチやおにぎりが多いのですが」
「私はホットケーキとサラダかな」
「和食全般色々です」
「三枝さんは学食が多いみたいです」
「鈴さんもいつも学食ですよね」
「ゆいちゃんは何が好きなのかなぁ」
「来ヶ谷さんには謎が多すぎです」
「リキから聞いた話によると、コーヒーに付け合わせとして、キムチを出されたらしいです・・・」
「食べ合わせが全くわからないよ〜」
「同感ですね」

お茶でも一杯、ついでにどら焼きでもどうぞ

「このどら焼きおいしいねぇ〜」
「そうですかっ、うれしいです。これは私のおすすめなんですよ〜」
「程よい甘さで、お茶のお供に最適ですね」
「クーちゃんは和菓子が好きだよねぇ」
「はい、なんていうのでしょうか、味に深みがあります」
「洋菓子はどんどん新しいのが目立っていますが、和菓子は少ないですね」
「そうだねぇ、けど昔と同じ味が食べられるってのはいいと思うよ」
「能美さんは自分で作ったりもするのですか?」
「和菓子はちょっと難しいです。小毬さんは作れますか?」
「うーん、おしることかだと作れそう」
「寒い日に食べたいです〜」
「とてもあたたまるでしょうね」

お茶を一杯、おしるこ食べたい
547小ネタ お茶会(3/3):2007/10/28(日) 20:05:50 ID:vcEDVO3A0
「おしるこにはお餅を入れますよね?」
「白玉でもいいと思います。・・・それじゃぜんざいですね」
「お餅をついてみたいです、小毬さんや西園さんは、やったことありますか」
「ないねぇ」「ないです」
「そもそも私たちでは杵が持てないと思います」
「恭介さんにお願いすればだいじょーぶかな」
「杵をすごい勢いで振る井ノ原さんが目に浮かびました」
「そしてすごい勢いでお餅を返す宮沢さん・・・アリです?」
「しばらくしてから、真人君と謙吾君が杵の取り合いをして」
「それをとめる直枝さん」
「その間に、私たちが一緒に杵をもって、ずどーん」
「ずどーんですかっ」
「うん、ずどーん」
「臼が割れてしまいますかっ」
「割れないと思います」

お茶を一杯、餅つきしたことある?

「直枝さんは一人で杵を振れるのでしょうか?」
「リキは結構力ありますよ」
「そうだよねぇ、しっかりしてるよね」
「・・・ナシです」
「え?」
「そんな事はわたしが許しません」
「うぇえええん、みおちゃんが怖いぃーーー」


「よし、いったん休憩にしよう。能美、小毬。
 次は守備に入ってくれ」
「はーい」
「ようしっ、わかりましたっ」
548名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 20:37:15 ID:YavLk56DO
>>545-547
ss読んだが
今の心境を表すなら

わふわふ?
549名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 20:41:10 ID:ldfs2xWQO
>>547
和みますなぁ…ずずっ、ほわ〜
おしるこか、また今度食べてみるかw
550名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 20:51:05 ID:sBOwVlsd0
>>545-547
ナイスな妄想だ…
こっちまでインスピレーションが刺激されてきたぜ…
551ゲリラ小ネタ「Family game」注意事項アリ:2007/10/28(日) 22:10:14 ID:sBOwVlsd0
*作者はギャグのつもりですが、ネタがネタな上、一際暴走が激しいので
 不快になられる可能性があります。好みに応じて読み飛ばしてください。


真人「なぁ、俺ももっと出番くれよぉ」
来ヶ谷「恭介氏、私も出番が少ないのが気になるのだがね」
恭介「まったく真人に来ヶ谷まで出番が増やせってか、仕方ねぇな。
   よし、折角だから家族設定もピーキーにして家族ゲームをしてみよう」

母:小毬、長女:来ヶ谷、次女:佳奈多、五女:クド、五女の彼氏:真人
(出番ないけど設定上、三女:葉留佳、三女の夫:謙吾、四女:鈴、四女の夫:理樹)


朝食。
小毬「みんな、おはよう〜」
来ヶ谷「おはようございます、母上」
佳奈多「おはようございます、母さん」
クド「お母様、おはようございます」
来ヶ谷「ふっ、やはり朝はもずくに限るな…」
佳奈多「あら、姉さん。朝は納豆も悪くないですよ?クドリャフカ、醤油とってちょうだい」

クド「はい、唯湖お姉様、佳奈多お姉様、お弁当なのです」
来ヶ谷「うむ、毎朝すまないな。では行ってくる」
佳奈多「ありがとう。留守は頼んだわよ」
クド「はい、二人ともお気をつけてください」

小毬「クーちゃんのおかげで毎日はかどるよ〜」
552ゲリラ小ネタ「Family game」2注意事項アリ:2007/10/28(日) 22:11:39 ID:sBOwVlsd0
休日の昼下がりの談義。
来ヶ谷「さぁ、クドリャフカ君、おねーさんの膝の上へおいで」
クド「え、ですが…」
佳奈多「何を言っているのですか、姉さん。クドリャフカはもうそんな年じゃなくなって
     久しいじゃないですか」
来ヶ谷「ん?佳奈多君はやきもちを焼いているのかね?ほーら、ふにふにだ!
     ほほう、しばらく確かめないうちに少しは胸が大きくなっているじゃないか」
クド「わふーっ、お姉様、おふざけはっ」
来ヶ谷「はっはっはっ、ではお返しだ。ほら、おねーさんのおっぱいの感触はどうだ?
     佳奈多君ではこうはいかんよ」
佳奈多「なっ、姉さんは何をっ!そりゃ確かに私は姉さんほどじゃないけれど、
     クドリャフカに比べればありますよ!」
クド「お姉様、それは遠まわしに私がぺったんこだとおっしゃっているのですか…」


夜、居間にて。
クド「お母様、お姉様。ちょっとお話があります…」
小毬「クーちゃんどうしたの?あらたまって」
クド「…実は、お母様とお姉様達に会っていただきたい方がいるのです」
小毬「ふぇ?ひょっとして彼氏さん、かな?」
クド「は、はい!是非会っていただきたいと思いまして…」
来ヶ谷・佳奈多「な、何だとっ!?」「な、何ですって!?」
553ゲリラ小ネタ「Family game」3注意事項アリ:2007/10/28(日) 22:13:10 ID:sBOwVlsd0

彼氏、来たる。
クド「え、ええと…ご紹介いたします。私がお付き合いさせていただいている、井ノ原真人さんなのです」
真人「は、初めまして。井ノ原真人と申します…」
来ヶ谷「貴様になど名乗る名はない」
佳奈多「右に同じよ。クドリャフカにつく毒虫に名乗る名はないわ」
小毬「もう、二人ともそんなにつんけんしなくてもいいじゃない〜。
   私はクーちゃんのお母さんの小毬と申します。この二人はクーちゃんのお姉さんで
   ゆいちゃんとかなちゃん。よろしくね」
来ヶ谷「母上。この年で、しかも人前で愛称にちゃん付けはよしていただきたい…」
小毬「えぇ〜、だって昔からこう呼んでるもん」
佳奈多「…まぁいいわ。で、用件は何?単刀直入にお願いね。貴方の相手をしている時間なんて
    私達にもクドリャフカにもないの」
真人「…ク、クドリャフカを…」
来ヶ谷「何だ、はっきり言え。それでは聞こえん」
真人「クドリャフカさんをオレの嫁にください!」
佳奈多「…ふふっ、聞きました?姉さん。土下座するところまで私達の予想通りですよ…?」
来ヶ谷「ああ、こうまで予想通りだと逆に心地がいい…」
来ヶ谷・佳奈多「今すぐここから消えろ!この害虫が!」
クド「唯湖お姉様!佳奈多お姉様!何てことを!」
来ヶ谷「クドリャフカ君はだまっていたまえ」
佳奈多「月並みだけどね…こんな何処の馬の骨とも知れない男にクドリャフカはやれないわ」
真人「義姉さん!オレは骨じゃねぇっす!筋肉っす!」
佳奈多「じゃあこんな何処の馬の筋肉とも知れない男に…って何で釣られてるのよ!」

554ゲリラ小ネタ「Family game」4(END)注意事項アリ:2007/10/28(日) 22:15:16 ID:sBOwVlsd0

母の部屋にて。
小毬「どうして二人ともそんなに反対するかなぁ…?」
佳奈多「…母さんには敵いませんね。正直な所はクドリャフカまでこの家を出ることがショックでした…」
来ヶ谷「最初に鈴君が理樹君のお嫁にもらわれたときは祝福していたが、
    かわいらしい子猫のような鈴君を文字通り猫かわいがりしてた私にとって
    とてもとても寂しいことだった…」
佳奈多「私は葉留佳がもらわれていったときかな…双子だったせいで姉妹でも一番仲がよかったし。
    辛かったなぁ、あのときは。宮沢君の話ばかりする葉留佳が遠くなってくようで、
    顔では笑っていても、本当は泣いてた…」
小毬「二人とも妹思いのお姉さんだね」
佳奈多「そんな私達ですから。クドリャフカまでいなくなってしまったら、と思うと耐えられませんでした。
    井ノ原さんが悪い人ではないということはわかっています。でも、でも耐えられなくて…」
来ヶ谷「まったく愚かな姉たちだ…」
小毬「愚かじゃないよ、妹思いのいいお姉さんだよ〜。おいで〜、二人ともよしよししてあげる」


次のご対面。
来ヶ谷「真人少年、この程度の教養がないようでは困る。そんなことではクドリャフカ君を
    嫁にはやれんぞ」
佳奈多「ああ、それから普段の素行も夜遊びなんて持っての他だから。
    仕事をあげたら一刻も早くクドリャフカの元へ帰るのよ。寂しがらせたら
    許さないから」
真人「あ、姉御たち、少しは手心ってものを…」
来ヶ谷・佳奈多「言い訳するな」


真人「理樹、出番ってのは多けりゃいいってもんじゃねぇんだな…」
来ヶ谷「というか、私と佳奈多君の扱いは何なんだ」
佳奈多「これじゃまるでシスコンじゃない…」
理樹「恭介、それ以前にシナリオがなんか暴走してない…?」
恭介「全て等しく家族さ」
555名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 22:44:06 ID:YavLk56DO
>>553の真人に吹いたwww
筋肉wwww
556名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 23:13:00 ID:vcEDVO3A0
感想が貰えるとは、嬉しいね。ありがとうっ

>>554
この暴走がたまらないです。姉御とかなたんをこうも組み合わせるとは
真面目な真人がおもしろすぎる。筋肉は、偉大だなぁ。
557名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 23:43:52 ID:+0WxUxhc0
>>554
GMすぐるw

なんで急に閃いた構図を書き殴ってみた。
今日はBlack Stone Vanillaを初めて吸ったわけだが、俺的に後味悪かった。
ttp://karimohu.com/uploader/src/nejitsu4295.jpg
再三になります、オリジナルのイメージを壊したくない方はスルーしてくれるとありがたいです。
558名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 23:52:54 ID:sBOwVlsd0
>>557
またあんたか!いちいちハイクオリティが過ぎる…
どうでもいいけれど、真人のときよりずっと不良っぽい…
559名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 23:56:28 ID:vcEDVO3A0
>>557
はるちんかわ……!?
後ろのかなたんがかわいいなぁ
いつも明るい陽気なはるちんはどこに行ってしまったの!

質が高いっ。これだけリアリティに描いてもはるちんってわかるよ
560名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 23:57:58 ID:65RhaUo20
>>557
(∵)鬼こわい。
561名無しさんだよもん:2007/10/28(日) 23:58:54 ID:hPSAnUq/0
>>557
リアル絵師降臨ktkr!!
ってかいろんな意味でリアル絵師がイラストになれているような気がしないでもない。
いいぞ、もっと描け!www
562名無しさんだよもん:2007/10/29(月) 00:08:59 ID:YB4wgeFB0
>>557
さすが俺たちにできないことをやってのける
 そ こ に 痺 れ る 憧 れ る
563名無しさんだよもん:2007/10/29(月) 00:14:58 ID:3qS2RQyZ0
>>554
前と設定がつながっていたのが良いね、小姑組も早く相手を見つけるんだ!!

>>557
前の真人がアウトローなら、はるちんは完全にぐれてるねえ…いずれにしろ
GMですヨ!

564名無しさんだよもん:2007/10/29(月) 01:19:37 ID:WwALwe240
>>577
キレて本家の糞連中ぶちのめしてこうなったわけか
565名無しさんだよもん:2007/10/29(月) 05:53:55 ID:9Zvl9CNtO
>>564
それじゃどっかの不良オヤジと一緒じゃん
566名無しさんだよもん:2007/10/29(月) 06:01:28 ID:fdo3B2Xo0
>>553の俺の嫁にくださいに萌えたので
ttp://ranobe.com/up/src/up237545.jpg


それからかなり今更だけど>>321の再うpです。
ttp://ranobe.com/up/src/up237544.jpg

真クドばっかですまん。
567名無しさんだよもん:2007/10/29(月) 08:10:35 ID:5sOfvMtJO
>>554
筋肉ww
それと前回とお話が繋がっててなおGMだ

>>557
うおっ、かなりビックリしたぜ
リアル絵師さんの絵は本当に凄いな…GMさっ!
568553:2007/10/29(月) 08:11:40 ID:wMLHJINy0
>>566
ああっ、こんな一発ネタに絵をつけてもらえるなんて!
くちゃくちゃうれしいと同時に、絵のうまさに驚愕…
これはGJと言いざるをえない…!
569名無しさんだよもん:2007/10/29(月) 08:12:39 ID:ioMSEnuwO
やべぇ…この真人にはおぎおぎしちまったぜ…!
GJと言わざるをえない
570名無しさんだよもん:2007/10/29(月) 08:22:21 ID:5sOfvMtJO
>>566
こっちのも良いな
なんか何処かで見たことあるな…と思ったらメイドクドを描いた人のだったのか。
おっと、もちろんGMだ!
571名無しさんだよもん:2007/10/29(月) 08:59:15 ID:EQQRNf2M0
>>566
クドは元々かわいいけど、真人までこんなになってしまうとは
もうくちゃくちゃだ、くちゃくちゃ2人ともかわいい
572名無しさんだよもん:2007/10/29(月) 11:44:44 ID:Pjgcvb5r0
もうくちゃくちゃだな。
みんなくちゃくちゃだ。
573名無しさんだよもん:2007/10/29(月) 12:16:16 ID:WwALwe240
>>557
はるちんならぬ
わるちんですネ
574名無しさんだよもん:2007/10/29(月) 18:36:46 ID:IKSkRSlC0
>>566
真クドかぁいいよw
俺わるちん描いた馬鹿だけど、
どんな構図でも自然に見せられるデフォルメ描ける人が羨ましいorz
575名無しさんだよもん:2007/10/29(月) 18:55:57 ID:0mO5dFMi0
久々に真人×佳奈多でSS書きたいけどシチュが思い浮かばない
お前ら、何かいいネタを提供してください
576名無しさんだよもん:2007/10/29(月) 19:02:07 ID:eyIYlpLr0
>>575
前々スレの佳奈多が真人に花もらった話のつづきは?
577名無しさんだよもん:2007/10/29(月) 19:34:14 ID:0mO5dFMi0
>>576
残念ながらその話の作者じゃないんだ
勝手に書くと怒られるんだぜ
578名無しさんだよもん:2007/10/29(月) 19:39:54 ID:tMkJANNEO
そうだな…『葉留佳に化けて真人に近づいてみた佳奈多だが…しかし』みたいな展開はどうだろう?
579名無しさんだよもん:2007/10/29(月) 19:41:03 ID:tn2pYMlDO
>>575
シチュだけなら考えられるお!(`・ω・′)

・筋トレの一環で廊下を走る真人の前に立ちはだかった佳奈多。
廊下を走るぐらいなら校庭を走りなさい→外は雨じゃねえか→
→だったら今日は部屋で出来る筋トレをしなさいよ→だめだ。今日は足を鍛える日なんだ!→
→…つまり下半身を鍛えたいのね。私が手伝ってあげる→しっぽりむふふ


だめだアホなのしか思いつかねぇwwww
580名無しさんだよもん:2007/10/29(月) 19:44:27 ID:6flU5+7N0
>>578
相手の筋肉だけで判別している可能性がある
581名無しさんだよもん:2007/10/29(月) 19:56:22 ID:wMLHJINy0
>>580
こんな感じと申したか。

真人「おめぇ…三枝じゃねぇな…?」
佳名多「…なっ、なんでわかるのよ!直枝君だってわからなかったのにっ!」
真人「まずは肩や腕の筋肉だ。三枝の得意武器はベーゴマ、ビーだま、どっちも投げて使う武器だ。
    投げる動きに関係した筋肉の動きがあいつはいいんだよ。
    それからふともも、あいつは持久力がねぇが、いつも二木から逃げるために瞬発力を司る
    赤い筋肉繊維が発達している。おめぇにはその特徴がねぇ。
    目は口ほどに物を言う、だが筋肉は目よりもよく語るんだぜ?カラコンなんかしたって筋肉はごまかせねぇんだよ!」
理樹(普通の健康な男子が女の子を見るときはもっと違うところを見るもんじゃないだろうか…)
582名無しさんだよもん:2007/10/29(月) 19:58:52 ID:ioMSEnuwO
ちょ、真人スゲェェェェ!!
583581:2007/10/29(月) 20:02:11 ID:wMLHJINy0
あ、よく考えたら瞬発力司ってるの白い筋肉繊維だったよorz
584名無しさんだよもん:2007/10/29(月) 20:13:03 ID:HMyEapaY0
赤かろうが白かろうがたいした問題じゃない
585名無しさんだよもん:2007/10/29(月) 20:14:59 ID:Q0SQ4pB50
>>581
恭介「真人、赤い方の筋肉の名前を知っているか?
    チキンって言うんだぜ!」
586名無しさんだよもん:2007/10/29(月) 20:37:16 ID:EQQRNf2M0
>>581
さりげにカラコンしてることがわかってる真人くんすごいですネ
っていつもどこ見てるんだぁああこの筋肉ダルマっ
587名無しさんだよもん:2007/10/29(月) 20:46:44 ID:tMkJANNEO
あとは、『成績不良の生徒は見逃せない、ということで個別指導をすることにした佳奈多!だがそこにはクドと美鳥が!?』
とか『体育祭の借り物競争、真人が引いた紙にはなんと親しい女子、選ばれるのは誰か?』
とか『第二回ノゥリョウ大会!ゴーストバスターズ真人のパートナーとは?』とか色々考えてみた(∵)



588名無しさんだよもん:2007/10/29(月) 21:17:31 ID:0mO5dFMi0
お前らのネタの多さに感動した
完全にとまではいかないかもしれないがいくつか拾ってみるわ
しかし>>581に面白さで勝てそうな気がしない件
589名無しさんだよもん:2007/10/29(月) 22:00:47 ID:moParfFp0
>>581
真人すげえええええええええええ
そしてまったく違和感がないのもだw
590名無しさんだよもん:2007/10/29(月) 22:35:16 ID:4cvEyhtl0
違和感?シラネ。今を走りたくなったから数分後に投稿します。Apt
5911/11:2007/10/29(月) 22:40:14 ID:4cvEyhtl0

たいやき

 待ち合わせの校門に足を運んだところでメールを確認すると鈴からの着信が一件。先に行っててく
れたということなので、少し気を弛めることが出来た。もともとからして今日はふたりだよりの買い
物だから……余計にそう思っていた。葉留佳さんの好きそうなものは見極め難いというのもあったし。
 停留所からバスに乗り込んで、電車なら一駅くらいの距離なのかなぁと思いながら吊革に揺られた。
住宅地を駆けていく車窓を眺め、視界に小さな公園が映ったころ呼び鈴が鳴って、僕も降車だと知ら
されてその先で降りた。

 ――と、少し前。

 デジタル時計は緑色の文字で10時を示していた。
「……ん…」
 うっかりするとお昼過ぎまで寝てしまいそうになることがあって、土曜が祝日だったりすると特に
そうで、週休二日制の学校だったらぐっすりだったかも知れないなーなんてことを結構思う。
「…ぅ……寝すぎ…」
 目覚ましも止まったまま。タイマーも平日のまま。 気だるくもなくいつもの朝。
 ぼんやりとはしていたながらもかたわらに置いていた携帯に自然と手が伸びた。
<行っちゃいますよ?>
『朝です。支度中でしょうか? 連絡がないようなら先に向かいます。』
 そのままカレンダー機能のメモへと操作をすると、
●AM10:00― 鈴、西園さんとお出かけ。と表示される。日付は今日だ。
(あ……)
<ごめん!>
『ごめん、今起きたとこ! 待たせちゃうから行っててもいいよ!』
 ひとまずメールを送り返して時間を確認する。何度確認しようと10時は10時。
「やっちゃったか……」
592名無しさんだよもん:2007/10/29(月) 22:40:19 ID:rbZifoDm0
てゆーかホント真人人気だよな

理樹主人公なのに(´・ω・`)
5932/11:2007/10/29(月) 22:44:34 ID:4cvEyhtl0
 洗面台の前でため息にも近い言葉を漏らす。次善を尽くすべきだと、気合を入れるべく頬をたたく。
黒のブルゾンを羽織って机の上の貯金箱を持ち上げるとずしっとした重さで迎えられ、そこから日ご
ろ集めてきた硬貨を大事に仕舞いこむ。と真人が、
「どうしたんだよ、なんか慌ててんな……。さてはジョギングか?」と訊いてきた。
なので急いでいた僕は「えと……好きだよ」とだけ返事をして部屋を後にした。

 自転車が欲しくなった。またがって、街までいつだって行けるから。

 通りの穏やかな賑わいがすっと染みて、秋の日和を肌で感じていると、ふたりと落ち合おうと思い
至る前にちょっとした寄り道に誘われて、前方にあったのはこの界隈でも老舗のたいやき屋さんで、
円を基調とした模様のタイルを越えて近寄った。
「あぁ……これからになっちゃうけど待ってもらえるかい?」と丁寧な応対を受けて、「待ちます、
……ここ、使わせてもらいます」とその場で待たせてもらうことにした。
 軒下に設置され椅子に腰掛け、持ち帰りもそうだけどお汁粉やあんみつなんかも食べられる店内で
の業務も並行している店だから――今度小毬さんと来たら面白いな――なんて想像を膨らませて……

 …うぐっ、祐一くん……今なんて言った?…
 ――あんまり食べると太るぞって言ったんだ。ほら、真琴に分けてやれば丁度よくなるだろ。…
 …ダメです、この子だってそういうところがあるんですから。…
 ――あぅー! どういうところよぉー!…

 真後ろの、営業中の室内の喧騒に耳を傾けていたら、たいやきはもう焼きあがっていた。
 ……同窓生の散策といったところ? たいやき屋を離れて、待つ性分じゃない鈴のことだしと、ど
ごか親しみのある彼らへの追憶を切り上げて歩いていると、幹線道路沿いの商店街の中心近くの飾り
窓の中、いや、古書も扱う2階が住まいとなっている由緒ありそうな本屋さんへとついた。
 待ち時間を上手く使っているのが西園さんらしくて、手には文庫判の読み物が収まっていた。
「おはよ、待った?」手土産があるせいかあまり気遣わずに声を掛けた。
「……あ、直枝さん。やっぱりここだって分かりました?」
5943/11:2007/10/29(月) 22:48:56 ID:4cvEyhtl0
「なんとなく、たいやき買ってきたから食べようよ……っとー鈴は?」
 近くにはいないみたいだったから訊いた。すると西園さんは表情を変えて、
「鈴さんは……怒ってます」とややうつむきざまに僕を窘めた。
「うーん、怒らせちゃったか」
「はい、ちゃってます」
 たいやきはまだ温かかったから早めに食べたいなーと思ったので、
「じゃたいやき。ひとっ走り探してくるよ」
 渡すだけ渡して出ていこうとしていた。そしたら、
「え、……一人で食べてもおいしくありません」
 西園さんは手渡されたたいやきをちょこんと手で添えて、不安げに顔を曇らせていた。緩やかだけ
れどずいぶん僕を真っ直ぐと見るから、あれ、と振り返った。
(う……、なんか僕は……慌ててるのか?)
 鈴が怒るとそうそう許してはもらえないからか、内心はバタバタしていたみたいだった。鼓動に表
れない高鳴りというか、ひっそりと心臓をわしづかみされているというか……一種の習性? ショウ
ヘイ?
「……直枝さん?」
 蛍光灯の明かりの下、切り出した言葉とぼけっとしてしまった僕を心配する気持ちとが入り混じり
となったものへと、西園さんの面差しは変化していた。覗き込む視線の奥には戸惑いのようなものが
感じられて、それを見た僕が居た堪れない気持ちになったのはきっと…
「ショウヘイのせいなんだ」
「はい?」
「ごめん。ちょっとハイ&ドライ」
「直枝さん??」
 端的にいうと動揺です。逸らしぐせつかないようにしないとな……とか軽く悩んだ。
「はやいとこ探して……もうお昼になっちゃいそうだけどさ、三人で食べよ。おごれるほどお金持っ
てたりはしないけどさっ」なんてはなはだしく切り替えたら、それが面白かったんだろうか?
「私がおごるのは嫌ですよ」
 冷笑を浮かべてくれて、オラワクワクした!
5954/11:2007/10/29(月) 22:56:01 ID:4cvEyhtl0
「うん……。でも僕は小銭のアイデンティティーを信じてるから……」
 そのまましばらくは不可逆なマインドで話しをしていた。

     ※   ※   ※

 駅前の道と今僕が辿ってきた道が交差する鎖で繋がれた縁石に囲われた広場を中心とした区域を歩
いていると、人の波に接していた。この辺りには地価が高かろうが僕や恭介たちがいくらコーヒーを
おかわりをしても気前良くごちそうしてくれる喫茶店があって、恭介はどういう縁か分からないけど
店員さんとは面識がある……というよりだいぶ懇意にしていて、お店のシャツを着て提供する側にな
っている姿を見かけることもたまにあった。《来ヶ谷さんとふたりで訪れた、小毬さんと特大のパフ
ェを食べた……という明確な、その割りに立ち入れない記憶もあった。》
 まぁ、なんかいろいろとお世話になっているその喫茶店の何軒か隣には、酒屋から業務転換したコ
ンビニのような唯一モンペチを扱っているお店があったから、鈴はきっとそこにいるだろうと目途を
つけていた。
「見てくるんでちょっといて」
 と、店頭から一望できる大きな窓を見ると、案の定鈴がいた。鈴は店員さんと何か言葉を交わして
いたのだけど、それはともすれば店員さんが一方的に怒鳴っているようにも見えたからどきっとして
すぐ踏み入った。
「お邪魔しまーっす」
 わざわざ訪問を告げるようにと普段なら出さない溌剌とした声を上げると、
「あら、いらっしゃい」と当の店員さんに迎えられた。……二の句を継ごうとしたところで、
「理樹っ、おまえはいいときに来るやつだ!」気付いた鈴がエキサイトしながら詰め寄ってきた。
 何でだか……。陳列されたお酒や青果、香辛料の並びの前で、それと同じように僕も並んでしまっ
たような気がした。
 ねじれた印象が風化する前に控えめに訊いた。
「……あの、鈴がこちらで何かしたんでしょうか」
 レジを挟んで対峙している店員さんは気に掛けているふうに、
「何か? ううん、してないけどね。……うちでこれね、扱わなくなるかもって教えてあげてたのよ」
596名無しさんだよもん:2007/10/29(月) 23:00:37 ID:EQQRNf2M0
sien
5975/11:2007/10/29(月) 23:04:43 ID:4cvEyhtl0
arigatou
------------------------------------------------------------------------------------
 そういって、台の左脇に積んである『あなたのニャンズのお気に入り、食いつきが違います!』と
書かれたカードを下げた猫缶を手に取ると、僕に渡した。
「鈴? これ……」
「モンペチだ」
「あ、これモンペチなんだ。でもいつものと違うようだけど……?」
「なにぃ…。いつものはあらほぐし手作りふうの子ねこ用とあらほぐし手作りふうの成猫用のだ、そ
れは老猫用のあらほぐし手作りふうだぞ」
「それ……あらほぐし手作り風って言いたいだけなんじゃ……」
「なにぃ…っ! あたしは角切り煮込みだってテリーヌ仕立てだって口にしたいんだ……!」
 なんだか脇道に逸れているようなのでもう一度店員さんに訊いていた。
「済みません……、どういうことなんでしょうか?」申し訳なさそうに訊くと店員さんは、
「この猫缶ね、ちょっと特別なのよ」と話し始めた。
「どこかの裁判でね、まだ年も幼い男の子が両手の指を全て斬りおとされて、その手を壁に、釘で打
ちつけられて、はりつけにされたんですって」
「……ちょ、何の話です?」
 店員さんは神妙さを漂わせ、声を抑えていった。
「その子が死んだのは……それから四時間もあとのことだっていうんだけどね、その男の子の前でみ
ゃーみゃーと鳴く黒猫が食べていたものが……モンペチなのよ」
 ブラックジョークにしても微妙な由来を聞かされて、そういうものがあまり好きじゃない僕は少し
気落ちした。
「やめましょうよ……、そういう話は」
 それ以上何もいわずにいると、浮かび上がった沈黙の中で声が聞こえた。
「…ぅ……その子が…かわいそぅだ……」
 鈴は肩をふるわせて、モンペチで騒いでいたついさっきなんてなかったように沈んでいた。それに
僕こそ、老猫用のモンペチと溶け合わない黒猫の挿話が不気味過ぎて、言いたいことがまとまらなく
なってしまっていた。
 どことなく暗くなってしまった僕らをなんでもないような様子で見守っていた店員さんが、次第に
何かをいいたそうにまごつきだす様子が表れると、
5986/11:2007/10/29(月) 23:11:10 ID:4cvEyhtl0
「……あたしは先に外に出てる」
 鈴はそれだけを呟いて、悲しみを隠そうともせずに出ていってしまった。
「ちょっとっ、って……いっちゃったわね……」
 取り乱したのは店員さんばかりではなかったけど、気分がよくなかったのか、緊張を破るようにそ
れをいった。
「猫子さんのお兄さんはこんなのを面白いって言ってたんだけどねぇ……」
 だから……、と続いていたが、それほど耳には入っていかなかった。僕はお詫び代わりのようなモ
ンペチを一缶渡されて、いいや、鈴への贈り物にしよう、と仕方なく持っていくだけだった。

 澄んだ空気の中、広場の石段に腰掛け、朝のたいやきは食べずに近くの格式ばらない店で買ったハ
ム入りのパニーニを食べていた。すぐに冷めてしまいそうだったけど鈴の分も買った。
「鈴さん……見つかりませんね」
 表で待っていてくれる姿を想像してたけど、僕らはふたりきりになっていた。街路樹を見上げると
胸を凛と張ったツグミが一羽いて、頭上を飛び越えてどこか遠くの、ずっと遠くへと飛び去っていく
影が見えた。
 陽は葉の隙を射してきらきらとしていた、にも関わらず重ね着しないとならないくらいに冷えてい
たので、あまり着込んでいない僕は手の中の食べ物で暖を取ってこれからを考慮していた。
「お昼過ぎになるけど、どうしよっか」――葉留佳さんへの贈り物はまだ買ってなかった。
 時計を見ながらぼんやりと答えると、三人で選びたいという気持ちも露わに鈴を探してからにしよ
うと西園さんはいった。同じ思いだったけど、「ふたりで選んだって同じだよ、……気持ちなんてさ、
贈るときに鈴と一緒に渡せば済むから」と考えずにいった。そうやって説得して、お店を巡って、一
枚のCDと綺麗な石が付いたアクセサリを購入した。
「CD思いっきし僕の趣味だけど……」遠慮がちに僕がいった後、
「いいですよ、変だと思ったらきっと直枝さんに戻ってくるんですから」
 と一見するとけわしい感じで返してくれて、
「うわっ、それヒドイなぁっ! まぁ……話しのネタになってもらえれば僕としても嬉しいけどさ」
 ささやかに苦笑した。
5997/11:2007/10/29(月) 23:18:03 ID:4cvEyhtl0
 ケーキは小毬さん、来ヶ谷さん、それとクドがばっちし作ってくれる、恭介はもう場所押さえてる
っていってたなぁとか、できる限り色んなことを考えて歩いた。謙吾には剣道頑張ってもらいたいか
らなるべく無理はさせないで……代わりに真人と僕が最高に祝ってやって、でもって謙吾を巻き込ん
じゃえばこれ以上面白いことはないな、って。――そうやって、僕にとっても特別な日になる気にさ
せていた。
「でもいいでしょ? 石はずっと残るよね」
 葉留佳さんがよろこんでくれる明日があって、無分別も、片隅に追いやった矛盾も嫌にならなくて、
この瞬間の証がほんのちょっとの輝く想いであればと――
「鈴さんと一緒にですよ」
 贈り物を抱えた西園さんからはバスターズに参加する前の佇まいは感じなかったのだけれど、彼女
を見た僕の内にはその時に感じた愁いを甦らせていた。擦れ違うように。そして鈴を放って選んだこ
との後悔を少しだけ始めていったから、それが顔に出ちゃったらイヤだなと思った。僕は曖昧だから、
そば近くにいるこの娘が鈴のことで僕より深刻になって、意図したくない嫉妬なんかが生まれること
だってあるから。

 時を反芻していると、人の行き交いが時間を知らせてくれた。
「……広場のほうに戻ってみよっか? それほど大きくはないけどさ、人通りを避けようと思ったら
案外あそこに行くかも知れないよ?」正直にいってカンで進むばかりだけど、会える気がした。
「かも知れませんね、鈴さん携帯電話も確認してくれていないみたいですし……ひとまず行ってみる
のが早いでしょうね」
 なだらかな斜面が意外と多いこの街角での行方の分からない鈴探し……《まるで隠れんぼだ》。坂
の向こうの雲が茫漠とした青空に流されていくさなか、排気ガスを浴びて育った樹々の一隅に立ち入
って先ほどの広場に顔を向けると、煙草の吸いかたが独特な(人差し指と親指で挟んで爪を口元に向
けた格好)、見てくれは三十代前半の、いい年のくせに社会人といった雰囲気を大して感じさせない
気難しそうな男がいた。
 薄い眉を持った、骨太そうなわりに痩せぎすな……悪くいえば陰険、良くいっても隔てがましい顔。
僕らが座っていた石段にいたからだろうか、なんとなく向き合ってしまっていた。
「――何だテメェ」と吹っかけられた。
600名無しさんだよもん:2007/10/29(月) 23:24:57 ID:wMLHJINy0
支援、今までにない作風だ…
6018/11:2007/10/29(月) 23:25:52 ID:4cvEyhtl0
 それに対してなぜか、
「いや……、いい……天気ですね」
 用事なんてない……なら無視をしていれば良かったんだけど、躊躇いがちながらもまさに話そうと
いう姿勢を取ってしまっていた。《でも、彼が誰かは知っていたし。別に。》
 僕が何をしだすのかと気が気でない西園さんを背中にして、
「殺すぞ」
といわれた。
 まったく、僕はどうかしてる……。
 ――ポロポロ皮が剥げ落ちる、いつの頃か生えてきたという……
「………」
 高く伸びた楠の木のことを、「もしも家が火事になるようなことがあればこの木が多少は抑えてく
れる」といっていたと、後見人の人から聞かされたことがある。
 支えとなるブロック塀を呑んでまで力強く根付いた、いつ崩れ落ちてもおかしくない危い木が切ら
れずにいたのは、齢二十五年ともなれば区の指定が付くなんていう話があったからだとも聞いた。
「何突っ立ってやがる、気味のワリィガキだ」――自分は奔放に伸ばして、勝手にだなんて最低だ。
 そのヤクザな声で、
「死ぬときは血を見たいですね」
 血の混じった墨を被ったように翳る。
 こんな様は、
 体温調整が出来ない変温動
 物のそれと同
 じだった。《輪郭の裏側には後戻りのできない海ばかりの世界が潜
 んでいた。》
 誰がどう見てるかなんて今、
 《…雪の音に耳を澄
 ませたくなった僕は、色んなことを一度忘れた。》気にしてないんだから。
 ……殺れよ……
 頬がこけ、一際大きくけむりを吸った男は「……ふー」と燻らせた。
6029/11:2007/10/29(月) 23:35:29 ID:4cvEyhtl0
感謝。
-------------------------------------------------------------------------------------
「女の前でそういうこと言ってんじゃねぇよ……ダセェな」
 おかしな世界では事象と現実とが混ざり合うことが普通だったから、男と、僕と、
 西園さんがいるのだということが半ば判らなくなった。
《そんなことはいくらでもあることなのに》
 押し切って続けようとすると逆に、不気味な静けさで語りかけられた。
……お前のような不安は誰だって、それが終わっちまわなければ、覚えていようとするほど……
 ぼそりと、そんな言葉が聞こえた気がした。
 でもそれを認める前に、
「狙うなら身なりのいい婆さんを狙えよ、年金で細々と生きてるようなやつとは違う強欲なやつをな」
「………」
 信じられない勘違いを聞かされた……。なんか相談もちかけてると思われてんだ……っ!?
「ごめん、なんかわけ分かんない……行こっ」
 男をまるっきり無視して、訊きたかったことがあったような気もしたけど忘れることにした。
(またいくらでも会えそうだしな)
 西園さんを連れて、彼のいる場所から離れた。


 ぐぎゅぅ〜

「? 直枝さん、なにかおっしゃいましたか?」
「ぐぎゅぅ〜」
 お腹の音をごまかしてぐぅ〜とうなるヘンな子を装わざるを得なかった……!
 ていうか、広庭に敷き詰められた玉砂利がダンゴのような形なので思わず。というか、西園さんに
下らないごまかしは効かなかったので、「どこかで落ち着いてたいやきでも食べよう」といって、ば
ち当たらないよなーなんて思いながらお堂の近くに腰掛けていた。
 高台にあるお寺に回ると折り返しになるから、そこにもいないようなら一度帰ることにしましょう
と提案したのは西園さんだった。それにはすっかり「あっそっか、この街はもともと門前町だったっ
け」と納得させられたので、ついでにここで休憩を取っていた。
603名無しさんだよもん:2007/10/29(月) 23:39:07 ID:uFBhZ1kl0
支援がてら

>>592
本編の主人公だけに、じゃないか。
理樹×ヒロインは一通り本編でやっちゃってるから。
60410/11:2007/10/29(月) 23:51:34 ID:4cvEyhtl0
 ここに住むひとの誰もがお参りに行ったことがあると聞く、空に近い、特別な寺院――

 鈴のことでも、明日のことでも、何だっていいし、話しながら食べようと思っていたんだけど……
西園さんは小さく齧ったままじっとしてしまっていたので、たいやきふやけちゃったしなぁ……と、
あまり関係のないことを気にしだした。
 テンションを高めてみようが味が変わるなんてことはあり得なかったんだけど――たいやきの鎮魂
歌やぁー!――(からまわったっていいや、でも、)独りよがりは繰り返せなくなっていった。
「……おかしいです、直枝さん」餡を掬う仕草のこと?
 ――笑わないんだ。「ヘン?」
「そうじゃありません…」
 どうでもいいことを彼女の言葉でひとつずつ確かめて、つい脆さにも繋げてしまいそうにもなるけ
ど、疑いのないものにだけ迫りたくなった。
「…照る海を見よ……です」――孤独だって抱えて生きたい。僕はそんな馬鹿だ。
「いいよ……そんな歌……。聞きたくない……」《居てくれないと嫌だ、けど、駄目にもする。》
「理樹君、哀しい顔してるんだよ?」『かなしい……?』「…分からないの?」『……わっ』
 急に僕は、ふっと抱きしめられていた。
 確かさなんてなかったから、抱きしめられたという感覚は……湧かなかった。
「……歌の続きだって理樹君……知らないよね」
 《みお》を抱きしめているんだ。僕を抱きしめて。正体の無い気持ちを“そうやって”結びつけた。
 カラダを、消えてしまってもいいくらいに抱かせるままにして置けるなら、報いはあったのに、
「えっと……」思うよりも僕は、人だった。
 困ったふうにしていると、唇がそっと、………どれほどかわずか、 の。輻輳した静寂。の中で、命
の光のようなぬくもり、《新しく彼女と戀を》恋? 懐かしい感触を与えてくれた。
「……っ」
 掴んでいたはずのたいやきが小指から転げ落ちて、僕は唇を離した。
「ご、ごめん……」
 いってすぐ、どうして謝ったんだろうと思った。
「わざとじゃ……あれ、いや、西園さんからだよね……、っていうかそんなのはいいや、いきなりご
めん……! そんなつもりじゃ……あはは、夕焼けきれいだねー!」
60511/11:2007/10/29(月) 23:54:05 ID:4cvEyhtl0
 なのに止まらなくて、ふらふらさせていた。西園さんは西園さんで僕に見かねたというでもなくむ
しろ、
「……だいたい直枝さんは鈍感です」勘違いしてしまいそうなことをいう。
 そこで僕はいい繕ってしまえと、鈴にどうしても会いたくなったから、
「そろそろかえろっか…っ!」
ろれつが回らない調子でいった。
606名無しさんだよもん:2007/10/30(火) 00:22:51 ID:z1lpMXEf0
ドグラ・マグラのようなMOON.の「声の主」戦のような感じがする
お〜い、誰かh(ry
607名無しさんだよもん:2007/10/30(火) 01:03:25 ID:CpLMl5M30
うーむ、元ネタがなんだかわからんが、
何か不思議な気持ちにさせられる文章だ。

で文体で忘れられそうになるけど、これが始めての 理樹×美魚 か?
ま、ともかくGJでございます!
608名無しさんだよもん:2007/10/30(火) 02:02:43 ID:EbWnv7FZ0
>>607
元ネタは……照れるから画しとくよ。読了お疲れ様。605
609名無しさんだよもん:2007/10/30(火) 02:06:02 ID:EbWnv7FZ0
あ、元ネタっていうかいくつかの引用だけど。変わんないか。
610名無しさんだよもん:2007/10/30(火) 02:35:42 ID:xlrmWXcF0
独特の文章でいまいちのりきれなかったです。
詩的というか不思議な感じですね。
611名無しさんだよもん:2007/10/30(火) 04:07:38 ID:EbWnv7FZ0
 肝心なこと言ってなかったけどモンペチの話しも続きがあるから。書いてないから
恭介に影の部分だけ付けちゃったんでその意味では超失敗。
612名無しさんだよもん:2007/10/30(火) 04:20:38 ID:zELAYiIl0
作風かと思ったら作者のコメントもどこか壊れてる感じで超怖いんですが。
613名無しさんだよもん:2007/10/30(火) 04:22:48 ID:nKeY3BHB0
薬でよっぱらったウダルみたいな文だなw
614名無しさんだよもん:2007/10/30(火) 06:34:42 ID:lN16vGKU0
流れぶった切ってちょっと質問。
恭介×美魚っぽいものが脳内に浮かんだんだが需要ある?
615名無しさんだよもん:2007/10/30(火) 07:00:32 ID:hb9Atnoq0
どんとこい
616名無しさんだよもん:2007/10/30(火) 07:02:35 ID:osyjNdtWO
>>614
需要とか気にせず投下するんだ!
617名無しさんだよもん:2007/10/30(火) 07:06:26 ID:lnRcaQvG0
>>614
あれだよ、ごーですよ
書いてっちゃいなよ、ゆー
618名無しさんだよもん:2007/10/30(火) 09:05:52 ID:B6RqF1vBO
>>614
投下しちゃいなよ、ゆー
619名無しさんだよもん:2007/10/30(火) 09:59:26 ID:lN16vGKU0
おーけー、やってみるよ。
とりあえず事前注意は恭介×美魚『気味』程度ってことと卒業後ということかな。
620恭介×美魚『気味』SS(1/8):2007/10/30(火) 10:02:52 ID:lN16vGKU0
「今日の飯どうすっかな・・・」
仕事を終えてアパートに帰る途中、寄ったコンビニ。
そこで恭介は惣菜を見ながら一人ごちる。
一人暮らしをするとどうも独り言が多くなるな、とそんなことを考えながら、適当に手にとって、レジへ。
と、レジ前に積まれていた雑誌に目が行った。
『新連載・超学園革命スクレボ』
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
固まった。しばらくして、一言。
「まじかよ」
当然雑誌は購入。家に帰って読むのを楽しみにしながらも、
(しっかし、スクレボも内容だいぶうろ覚えになっちまったからな・・・)
しかも、全巻そろえて貸し出し中だ。
久しぶりに読み直すには連絡を取って返してもらわなければならない。
携帯を手にとって、メール履歴表示。同じ人宛には一番手っ取り早い。
選んだあて先は、「西園美魚」
スクレボを貸した先である。
『すまんが緊急でスクレボを読み直したくなったから、近いうちに取りに行きたいんだが』
そんな内容のメールを打ち込み、さくっと送信。
明日の昼くらいには返信が来るだろうと、あとは気長に待つことにした。
621恭介×美魚『気味』SS(2/8):2007/10/30(火) 10:03:28 ID:lN16vGKU0
「・・・遅い」
翌日。仕事の合間を縫って携帯のメールを何度かチェックしたが、全く音沙汰がない。
いや、メール自体は来ているのだが。
『バカ兄貴、意味のわからんメールよこすな(∵)』
『はるちん今度ゴールデンのバラエティーの司会やるんでみんな見てねー(^―^)』
『写真送りました、ぜひ見てくださいですっ』
などなど。
それぞれに返信を送りながら、それでも美魚からの返信がないことに首をひねる。
こういうことはきっちりしている美魚だから、遅れても一日以内なのだが。
と、着信が入った。表示は、理樹。
「もしもし、よう、どうした?」
『あ、恭介、今大丈夫?』
「大丈夫だ。どうかしたのか?」
『うん。恭介、西園さんのアパートの近くに今住んでるよね?』
「ああ」
『小毬さんが、西園さんと二日前から連絡が取れない、って泣きそうになってるんだ。何か知らない?』
ちなみに、理樹、鈴、小毬は今現在、同じ大学に通っている。
「そっちもか。実は俺も昨日送ったメールが帰ってきてない」
『そうなの?』
「こうなると心配になってきたな・・・。帰りに様子を見に行ってみるか」
『うん、何かあったら教えて。僕もすぐ行くから。・・・あ、ほら、大丈夫だって、恭介が様子見に行ってくれるらしいから・・・。』
『でもでも、ひょっとしたら美魚ちゃんに何か・・・』
『ちょっと携帯壊れてるとかそんなだよ、きっと・・・。あ、ごめん、恭介、電話の途中に」
「いや、いいさ。しっかり小毬なだめておいてやれ」
『ごめんね、それじゃ』
通話が切れる。それを確認してから携帯をポケットへ。
「しかし、本気で心配になってきたな・・・」
頭をかきながら、とりあえず早退の言い訳を考えることにした。
622恭介×美魚『気味』SS(3/8):2007/10/30(火) 10:04:49 ID:lN16vGKU0
何度か訪れた美魚のアパートの階段を登る。
リトルバスターズの仲間たちの中で、お互いに交通費も無く会える距離にいるせいで、今でも他の仲間と比べるとよく会っているわけだ。
とはいえ、ちょっとしたお勧めの本を紹介したり、彼女の書いた小説を試しに読まされたり、といった感じだが。
今現在の美魚は寮生活のころに試しに投稿した作品が編集の目に留まり、ミステリ小説を書かせてもらっているはずだ。
ちなみに、兼業で学生。被服の勉強をしていたはずだ。何を作るつもりなのかは知らないが。
とりあえず彼女の部屋のインターフォンを鳴らしてみる。
「西園ー?」
全く反応がない。部屋の明かりもないし。
「・・・西園?」
留守なのか、と思いつつ、失礼と走りつつもドアノブをまわしてみた。
開く。
「・・・・・・おいおい」
何か洒落にならないものを感じつつ、恭介は部屋の中を覗いてみた。
「・・・西園? 俺だ、恭介だが・・・。いないのか?」
声をかけてみる。やはり反応がない。
意を決して、踏み込んだ。
(・・・まさか、倒れてたりしないよな・・・? 事件に巻き込まれて、とか・・・)
彼女に何度か読まされたミステリ小説を思い出しながら、奥の部屋を覗く。

美魚が、倒れていた。

「・・・っ!?」
慌てて駆け寄る。
「西園! おい、西園!?」
肩をゆする。耳元で叫ぶように呼ぶ。
「西園!! しっかりしろ! おい!!」
と、彼女の瞼がわずかに震えた。ややあって、目が開く。
「・・・あ、恭介さん・・・?」
「ああ、恭介さんだ。気がついたか?」
ほっと一息ついて、改めて彼女に問いかける。
「一体どうしたんだ、何かあったのか?」
623恭介×美魚『気味』SS(3/8):2007/10/30(火) 10:05:55 ID:lN16vGKU0
「・・・が・・・かん・・・」
ぼそぼそと言われて、聞き取れない。仕方なく、耳を口元に近づける。
「・・・締め切りが・・・近くて・・・」
「は?」
よく判らない単語に、恭介はきょとんとしてしまう。
「・・・ネタが出なくて・・・、悩み続けて・・・、三日間・・・、何も・・・」
そこまで言われて、恭介は漫画や小説の後書きでよく見る、作家の泣き言めいたギャグトークを思い出した。
締め切りに追われて逃げ出す、つかまる、殴られる、えとせとらえとせとら。
まぁ、ようするに。
「・・・食べてないのか」
こくん、と、力なくうなずく美魚を見て、恭介は果てしなく深いため息をついてしまった。

「・・・心底焦ったぜ」
「すいません、お見苦しいところをお見せしました・・・」
サンドイッチ3セットと紅茶。小食の彼女にしてはかなり多い量を収めるのを見届けて、恭介はまたため息をついた。
「んで、原稿は上がったのか?」
「恭介さん、デリカシーに欠けます」
「デリカシー関係ないだろ」
まだらしい。
だが、美魚は晴れ晴れとした顔で、
「ですが死線を彷徨ったおかげか、アイディアは浮かびました」
「・・・洒落になってないからな、それ」
「後は書くだけです」
「ならいいが・・・」
言いながら、彼女が白紙の原稿に向かい合っていたはずの机に目をやる。
・・・なぜか、びっしりと文字が書き込まれた原稿があった。
「って、何だ? 書いてるじゃないか」
「何がですか? ・・・・・・!?」
美魚の表情が激しく引きつった。回収しようと腰を浮かせる。
が、食料を補給したとはいえ、一度倒れた体がすばやく動くはずもなく。
そのびっしりと文字を書き込まれた原稿は恭介の手の内に。
「何々・・・?」
624名無しさんだよもん:2007/10/30(火) 10:14:26 ID:wLaaLqw3O
援護射撃
625恭介×美魚『気味』SS(5/8):2007/10/30(火) 10:28:28 ID:lN16vGKU0
――京介、好きだよ。
――俺もだ。里樹。

そんな原稿冒頭の会話文。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ゆっくりと、恭介は美魚を振り向いた。
同じくゆっくりと、美魚は視線を逸らした。
「西園?」
「なんでしょう?」
「あのな、これどう見ても俺と理樹モデルだろ?」
「気のせいです」
「ほう」
「ええ、気のせいです。決して寮生時代の願望を形にしてみたとかそんなことはありません」
「肖像権、って知ってるか?」
「ですから気のせいです。ネタが出ない現実逃避で書いただけの妄文ですからそんなことはありません。デジャヴです」
再び沈黙。
やがて、恭介は原稿にもう一度視線を落とし、一言。
「焼く」
「だめですっ」
なにやら神がかり的にすばやく動いた美魚に、原稿を回収された。
物凄く大事そうに抱えられてしまい、恭介はまたため息ひとつ。汗一筋。
「一応、断っておくが。俺はノーマルだからな」
「女の子と部屋で何度も二人っきりになったのに、一度も手を出したことが無い人が言っても説得力というものがありません」
「手、出してほしいのか?」
「悲鳴上げますよ?」
「どっちだ」
何かよく判らない流れになってきたので、とりあえず咳払い。
「しかし、それじゃこれからまた徹夜で原稿か?」
「そうなりますね」
「・・・ただでさえ三日も食ってない状態だってのに」
ため息。
626恭介×美魚『気味』SS(5/8):2007/10/30(火) 10:29:27 ID:lN16vGKU0
「何か作ってやる」
「・・・恭介さんが、ですか?」
「これでも一人暮らしだ。旨くは無いかもしれんが多少は作れる」
「・・・意外です」
「おまえが空腹でぶっ倒れてることに比べりゃ相当マシだ」
学生時代にだって一度だって考えたことなどない。
真人なら三日三晩我を忘れて筋トレに励んで倒れたことがあったが。
「そうそう、小毬と理樹が心配してたぞ。メールみたか?」
「・・・いえ」
「見ろよ・・・。ってか、携帯どこやった?」
「編集の電話が怖いので今冷蔵庫の中に封印を」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・締め切り、むしろもう破ってるのか?」
「破ってはいないのですが、進行状況を聞かれるのが怖いです」
「おいおい・・・」
頭を抱えてしまう。と、そこでふと気づいた。
「・・・食う暇も無いくらい悩んでたってことは、当然風呂も入ってないってことか」
言った瞬間、クッションをぶつけられた。
「最高にデリカシーに欠けますっ」
赤面して言ってくる。
「いや、すまん・・・。とりあえず風呂入って来い。その間に何か作っとくから」
が、美魚は全く動かない。
「・・・どうした?」
「脱衣所に仕切り、ありませんが?」
つまり、着替えが丸見え。
咳払いでごまかす。
「・・・悪かった。外で時間潰してくる。30分でいいか?」
「それくらいで良いです」
627恭介×美魚『気味』SS(5/8):2007/10/30(火) 10:31:54 ID:lN16vGKU0
『じゃあ、何もなかったんだ』
「何もなかった、とは違うだろうが・・・、まぁ、大したことはなかったな」
24時間営業のスーパーで買い物をしつつ、理樹に連絡。
『でも意外だね。西園さんがそんな風になっちゃうなんて』
「まったくだ。心配で放っておけなくなった」
『あはは・・・』
笑う理樹。その向こうで小毬と鈴らしい声が聞こえてくる。
『みおちゃん大丈夫だったんだ〜。ほんとによかったよ〜』
『まったく、みおは今度あったら説教だ』
どうやら、また理樹の部屋に遊びに来ているらしい。
鈴と小毬は二人一緒に暮らしているが、食事は大勢のほうがいいとかで理樹もよく巻き込まれているとか。
「相変わらずそっちは賑やかだな」
『ははは・・・』
「そろそろどっちかに絞ったらどうだ?」
『余計なお世話だよ・・・』
「ははっ」
笑いながら、キャベツをカゴに放り込む。
「まぁ、西園のことは任せておけ。さすがに音信不通はもう無いようにさせるから」
『うん、お願い』
『理樹、いつまでも電話してるな! 小毬ちゃんの料理冷めるだろっ』
『ちょ、ちょっと待って・・・。なんかご飯みたい』
『ごめんなさい、恭介さん〜。ありがとうございます』
「ああ、気にするな。小毬もな。あと、鈴にもう少し兄を敬うように言ってくれ」
『敬うか、あほっ』
「・・・聞こえてたのか」
苦笑いしながら、タマネギを。
ちなみに、メニューは男の料理の定番、野菜炒め。軽く味噌を加えるのが恭介流。
『それじゃ、西園さんによろしく。おやすみ、恭介』
「ああ、おやすみ」
電話を切る。
628恭介×美魚『気味』SS(8/8):2007/10/30(火) 10:32:36 ID:lN16vGKU0
「・・・しっかし」
苦笑いしながら、カゴの中身を見下ろした。
「ここまでするあたり、俺って結構保護欲みたいなのでもあるのかね」
とりあえず、今はそれが大半だろうが。
「まぁ、とりあえずは飯でも作ってやるか」


ちなみに。
美魚のアパートに戻った時に風呂上りの着替え中に遭遇してしまい、久しぶりにサイバーヨーヨーの一撃を貰ったのは。
まぁ、どうでもいい余談かもしれない。
629名無しさんだよもん:2007/10/30(火) 10:35:20 ID:lN16vGKU0
中途半端つーか不完全燃焼というかそんな感じで終わってしまった。すまぬ・・・。

>>624
支援感謝っ
630名無しさんだよもん:2007/10/30(火) 10:54:26 ID:DeljinYtO
イヤッホーウ!実に良い、まさしくGMだ!
631名無しさんだよもん:2007/10/30(火) 13:03:55 ID:gvlNGpA50
>>605
貴方はいつかの筋肉ガーデンの人なのか?
理樹君の不安定さが見てて危なっかしいっ
色んな意味ではらはらしました。ブラックジョークとか特に

>>628
この二人意外に似合ってたりするかもしれない
鈴ちゃんこまりんが一緒に住んでるっていう設定がかなり気に入りましたよ
実に…アリです
632名無しさんだよもん:2007/10/30(火) 19:51:55 ID:DlN08vfr0
>>629
恭介との組み合わせではマックスが多かったけど美魚とは珍しいな!
意外とあってると思ったりして。
GM。
633名無しさんだよもん:2007/10/30(火) 20:00:51 ID:Q9GNLy8F0
今、自分は頭がほんとうにおかしくなったんじゃないかと思うような夢を見てしまった…
何故か自分がこまりん視点でリトバス世界で暮らしてて、
ある日鈴に会いに行こうとドーナツ持って寮の部屋に行ってもいなかったから、
理樹君の部屋に行ったら、二人がしっぽりむふふな真っ最中でそれ見て卒倒。

どうやら重度の妄想中毒患者になってしまったみたいだ…
634名無しさんだよもん:2007/10/30(火) 20:05:01 ID:gvlNGpA50
>>633
それを書くといい、妄想という毒をここに振り撒くんだ
635名無しさんだよもん:2007/10/30(火) 20:05:47 ID:2D2mO7ghO
オレなんて始めたころ(まだ一週目の共通√のころ)
何故か恭介と姉御がギシアンする夢を見たぜ

皆よく恭介×子毬をいうが俺としては
恭介×姉御の方がしっくりくる
636名無しさんだよもん:2007/10/30(火) 20:54:58 ID:wvhBrQxV0
姐御と恭介は俺の中では結びつかないんだよなあ…恭介も「マジこええよ…」って言ってるしw
637名無しさんだよもん:2007/10/30(火) 21:41:44 ID:hb9Atnoq0
俺は恭介×姉御はアリだと思ってるな
話が思いつかないからかけないけど
638名無しさんだよもん:2007/10/30(火) 22:04:41 ID:dH8X3JMK0
ものすごくマニアックな例えだが恭介と姉御は
めぞん一刻の黒木と部長のようにムードのかけらもないプロポーズしそうな気がする
639名無しさんだよもん:2007/10/30(火) 23:43:38 ID:90+/hcT60
恭介「おっちゃん、キムチラーメン二つ」
唯湖「クリスマスだと言うのにラーメン屋とは。いささか恭介氏らしく無い趣向だな」
恭介「いいんだよ。美味いもんには勝てないのさ。ほれ、食えよ」

ずるずるずるずる

唯湖「うむ。おやじ、もう一杯」
恭介「だろ? お前なら分かると思ったぜ。おっちゃん、俺にも」

ずるずるずるずる

唯湖「むぅ、適齢期の乙女としてはやや不本意だが、素敵なイヴをありがとうと言わざるを得んな」
恭介「こちらこそ。その一言で良いクリスマスになったぜ」

ずるずるずるずる

唯湖「うむ、そこはかとなく良いムードになったところで恭介氏」
恭介「なんだ?」
唯湖「そろそろどうだ」
恭介「ああ、いいぜ」
640名無しさんだよもん:2007/10/30(火) 23:44:58 ID:KMpLBUn6O
二部構成のSS作って前編はできたのだが、後編もできてから一緒に投下したほうがいいか、先に前編だけ投下しようか迷ってる。意見を聞かせてくれ。
ちなみに内容はみんなで温泉だ
641名無しさんだよもん:2007/10/30(火) 23:48:52 ID:90+/hcT60
>>638を受けて思いつきで投下してみた。知らない人には最後の二行が分からんだろうなw

>>640
先に前編だけ投下しちゃいなよ、ゆー
642名無しさんだよもん:2007/10/30(火) 23:50:22 ID:LNFsIi5g0
>>640
別に前編だけでも構わないのでは。
他の温泉編書いてる人も、前後編どころか既に三回に分けて投稿してるけど読み手の反応からして特に問題はなさそうだし。
643名無しさんだよもん:2007/10/30(火) 23:53:41 ID:3oZzd+eb0
続きが気になってオギオギしてる時間も楽しいもんだ
644名無しさんだよもん:2007/10/30(火) 23:56:47 ID:dH8X3JMK0
>>639
そうそう、こういうイメージ
645名無しさんだよもん:2007/10/31(水) 00:13:55 ID:JnD99/aT0
>>639
こらっ、あまりにも自然に想像できて
明確に想像したらはみがき粉吹き出したっ
646名無しさんだよもん:2007/10/31(水) 00:18:56 ID:DAoZvrUT0
なんかONEの七瀬シナリオっぽいw
647名無しさんだよもん:2007/10/31(水) 00:39:43 ID:Vrwjl3VZ0
意見サンクス
投下することにします。
一応設定では修学旅行で海に行った後、近くの温泉旅館に行って…
ってな感じで
648湯けむりの向こうはウッハウハ1:2007/10/31(水) 00:42:10 ID:Vrwjl3VZ0
「どうだ、たまにはこんなのんびりしたのもいいだろ」
「ふーっ、たしかにいい湯だな」
「真人!湯船で泳いじゃだめだよ」
「いいじゃねえか。他に誰もいねえんだしよ」
僕たちは今、海で遊んだ後、近くの温泉旅館に来ている。
とても立派な岩風呂だ。抜けるような青い空。近くの木々からは鳥のさえずりが聞こえる。
…隣で真人がバシャバシャとバタ足をするせいで、風情がかなりダウンするが、
海で疲れた体がほぐれるようで、とても心地いい。
「しかし、本当に俺たち以外客がいないな」
言われてみればそうだった。ここに着いてから僕たち以外の客らしき姿は見ていない。
「ああ、ちゃんと他の予約が無い日を選んだんだ。そこは入院中にリサーチしといた」
「いや…だからもうちょっと安静にしていようよ…」
でも、だからこそ恭介だなと、クスリと笑う。
あんなひどい事故があって、それでも皆また集まって、
恭介はこうして修学旅行という素晴らしい思い出を僕たちにくれて、
改めて思う、リトルバスターズ最高!―と
「わぁー!綺麗なお風呂ー」
「ふむ、確かになかなか立派な風呂だな」
「わふーっ!わたし温泉大好きですー」

「おっ、どうやら女性陣も来たようだぜ」
649湯けむりの向こうはウッハウハ2:2007/10/31(水) 00:43:15 ID:Vrwjl3VZ0
「姉御!すげぇっすヨ!おっぱい湯船に浮いてるっすヨ!」
「ふふふ…なんなら触ってみるか?」
「おお…プニプニだぁ……」
「あ、あたしもいいか?」
「おや、鈴君も私のおっぱいに興味があるのか?」
「な、なあくるがや…どうやったらそんなに大きくなるんだ?」
「ふむ、私は遺伝的要素もあるのだろうが…そうだな、誰かに揉んでもらうと
 大きくなるらしいぞ。そう例えば理樹君とかに…」
「な、なんで理樹がそこで出てくるんだ!」
「その様子だとまだのようだな。ならばおねーさんが揉んであげよう」
「や、やめろくるがや…むねを、揉むなぁ……」
「ふふ…鈴君は敏感だな。肌もすべすべだ」
「ふにゃうっ!だ、だからやめろって言ってるだろぉ…あぅっ…」
「わふぅ…なんだかすごいことになってます…」
「鈴さん、とても色っぽいです…来ヶ谷×鈴……アリです」
「こらーっ!ゆいちゃん、めーっだよ!」
「わかった…やめるからその呼び方をやめてくれ…」
「それはダメ。ゆいちゃんは〜ゆいちゃんなのです」
「そうか、ならば小毬君の胸を揉むとしよう」
「ふぇっ!?ゆ、ゆいちゃん…あぅっ!」
「見事なボリュームだ。それに感度も良好だ」
「だ、だからやめてぇ…ふっ、あぁ……」
「よいではないか、よいではないか」
「あ〜れ〜、だ、誰か助けてぇ…ひゃうっ!」
650湯けむりの向こうはウッハウハ3:2007/10/31(水) 00:44:59 ID:Vrwjl3VZ0
「…どうした、理樹?前かがみになって」
「恭介だって…」
「は、鼻血が出そうだ…」
壁越しに聞こえる艶かしい声。この壁の向こうはどのようなことになっているのか。
想像したらそれだけでのぼせてしまいそうだ。そりゃ僕だって男だし…
だ、だって鈴や小毬さんのあんな声を聞いたら…ねぇ?
「よし、じゃあそろそろ行くか」
「どこへ行くの?もうちょっと入っていようよ」
あんな声を聞き、頭がのぼせ上がってしまいそうだが、なんせ入ったばっかり、
体は十分に暖まっていない。
だけど恭介はサラリと当然の様に、
「決まっているだろ?覗きだよ」
「の、覗きっ!?」
「大声だすな!あいつらに気付かれたらどうすんだ」
慌てて恭介は僕の後ろに回り僕の口を押さえる。
あの…恭介、僕の腰の辺り…タオル越しに何か硬いものが当たるんだけど…
「そんな…やめようよ…」
「理樹、お前だって見たいだろ」
理性と欲望の間で天秤が揺れる。
そ、そりゃあ見たいけどいけないことだし…
「真人も行くの?」
「当たり前だろ!理樹、まさかお前は俺のこと『筋肉以外は興味ありません。
 ましてや女の胸についた二つの脂肪の塊なんぞ問題外です』とか思ってんじゃねえだろうな!?」
ごめん、ちょっと思ってた。
「謙吾行くんだろ?」
651湯けむりの向こうはウッハウハ4:2007/10/31(水) 00:45:44 ID:Vrwjl3VZ0
くだらん、俺は行かんぞ」
謙吾は立ち上がり、湯船から出る。
「でも、体は正直なようだぜ?」
見れば謙吾の腰に巻いたタオルは立派なテントを張っていた!
「ぅっ………」
「謙吾、今からお前の称号はムッツリ大統領だ」
[謙吾はムッツリ大統領の称号を手に入れた!]
「うああぁぁ………」
「へっ、素直にならないからこうなるんだよ」
「謙吾、見たいんだろ。素直になれよ」
謙吾はがっくりとうなだれる。
「ああっ!見たいさ!でも、でもっ!人として踏み外しちゃいけないだろう!?」
だんっだんっ!と床に拳を何度も打ち付ける。そこまで悔しいんだ……
恭介はそんな謙吾に近づき、肩にそっと手を置き、諭すように語り始める。
「謙吾…ある高名な登山家は『どうして山に登るのか』という問いにこう答えたそうだ」
「『そこに山があるからだ』…と」
「だから俺は覗く。そこに女風呂があるからだ」
「ムチャクチャだよっ!」
何か前にもこんなことがあったような…そんな思いを感じながらもツッこむ。だけど謙語は
「そうか…そういうことだったのか」
堅固はまるで目からゴボウ…じゃなかった。目から鱗が落ちたかのように、
一点の曇りも無い瞳で恭介を見上げ、その手を握っていた。
「謙吾っ!?」
「よくわからねぇが覗いてもいいってことだな」
「真人までっ!?」
「で、理樹はどうするんだ?」
「……………」
652名無しさんだよもん:2007/10/31(水) 00:49:05 ID:4nHhFR3Y0
支援
653湯けむりの向こうはウッハウハ5:2007/10/31(水) 00:52:05 ID:Vrwjl3VZ0
「やっぱりこうなるのか…」
僕たちは腰にタオルを巻いただけで、風呂の裏手の林の中を進んでいる
「とか言いつつ、ついて来るところが理樹だよな」
自分でも流されやすい性格だとは思う。
だけど今回は覗きたいという欲望が無意識に働いたのかもしれない。
「早くこの世の天国を見に行こうぜっ、理樹♪」
謙吾はさっきから怖いぐらいにノリノリだ。僕の中の謙吾のイメージがドンドン崩れていく…
「で、どこまで行くんだ?恭介」
「まあ、ついて来いって」
その言葉に従い、しばらく歩くと、大きな壁が見えてきた。
「高いな…どうするんだ?」
「そうか、これを俺の筋肉でぶっ壊せばいいんだな」
「馬鹿野郎、そんな物音たてりゃ気付かれちまうだろうが」
「じゃあどうするんだよ!?」
「決まってるだろう…飛び越えるのさ!」
「ムリだよっ!どうやって!?」
「まあ聞けって。いいか、以前に鈴を教室の窓に投げ込んだミッションと要領は同じだ。」
「まずは真人、謙吾の二人で理樹を打ち上げる。そして理樹は壁を越えたら、すぐ横に扉が
あるだろう?そいつは女風呂側からなら鍵は開く。そして、開いたそこから俺たちも侵入だ」
「そんな…僕にはできないよ…」
654湯けむりの向こうはウッハウハ6:2007/10/31(水) 00:55:32 ID:Vrwjl3VZ0
「理樹…誓っただろう。これからはエロく生きると」
そうだ…朧げながら覚えている。いつかの世界で確かに誓った想い…
これからはエロく生きると…
「誓ってないよ!強くだよ!」
「細かいこと気にするなよ。たかが二文字だろ」
「いや、意味が全然違うから!」
「仕方ねえなぁ…じゃあ理樹。右手を握って、上に上げたら『おっ』って言ってみてくれないか?」
「う、うん……おっ」
「そしたら斜めに振り下ろし『ぱい』だ。これを続けてみてくれ」
「恭介……これ、どこかで見たことがあるんだけど…?」
「まぁ、ぶっちゃけパクリだ。とりあえずやってみろよ」
「わかったよ……おっぱい…おっぱい」
一体、これに何の意味があるのだろう?そう思いながらも言われた通りに続ける。
「おっぱい!おっぱい!!」
「おお、理樹がノッてきたぜ!」
なんだろう…繰り返すほどに体が熱くなってくるような…
「どうだ理樹、やる気になってきただろ?」
「うん…やるよ!必ずこの壁を乗り越えて、女風呂を覗いてみせるよ!」
「理樹、よく言った。俺たちもやるぞ!」
「「「「おっぱい!!おっぱい!!」」」」
これまでにないくらい気持ちが昂ぶる。今なら何でもやれそうな気がする。
今、僕たちの気持ちは一つになった。
恭介「さあ、”湯けむりの向こうはウッハウハ大作戦”ミッションスタートだ!」
[MISSION START!]
655湯けむりの向こうはウッハウハ7:2007/10/31(水) 00:57:12 ID:Vrwjl3VZ0
「いくぜ、理樹!」
「さあ来い!」
壁の前で真人と謙吾が僕を跳ばすべく、腕を組む。
僕はそこに乗り、タイミングを合わせ、蹴り上げた。
宙を舞う。高い。だけどわずかに…届かない。
必死に手を伸ばす。右手の指先がわずかに壁に引っかかる。
右手に力を込める。痛い。右手が引きちぎれるようだ。
このまま落ちてしまおうか。きっと下にいるみんなが受け止めてくれるだろう。
だけど、あきらめない。渾身の力を込める。今こそ野球で鍛えた腕力を生かすときだ。
「おお!あそこから登りきったぜ」
「強くなったな、理樹…」
壁の向こう側に着地する。足が痺れたが歯を食いしばり耐える。
扉を開けなきゃ…
「良くやったな、理樹」
扉を開け、皆が口々に褒めてくれる。でも、まだ終わっていない。
「行こう。みんなが上がる前に覗かなきゃ」
「その通りだ。行くぞ」
皆がうなずく。そして僕たちは希望の楽園へ向け、歩みを進める。
「もう近い。ここからはほふく前進で行くぞ」
その指示に従い、素早く体勢を変える。
ずりずりと体が汚れるのも気にせずに進む。
期待と共に膨らんだ股間がこすれて痛い。
だけどこの先に待つ光景を思えばどうということは無い。
(みんな、女風呂の明かりが見えてきたぞ)
恭介の小さな声が聞こえ、その目線の先を見る。
ついに来た。女風呂だ。ここで僕の興奮はさらに昂ぶる。
(よし、この下だ)
僕たちはたどり着いた。すぐ下からは皆の声が聞こえる。
この下に広がるは桃源郷。僕たちはそれを見る資格を得た。
そして僕たちは顔を出した。
656湯けむりの向こうはウッハウハ8:2007/10/31(水) 00:58:24 ID:Vrwjl3VZ0
バシャアァァッ!
(うおっ!?な、なんだ?)
(つ、つめた!こ…これ、水?)
(みんな、慌てるな!声をあげるなよ)
(きっと偶然だ!ここで気付かれたら水の泡だぞ!)
しかし僕たちの思いは一つの声で切り裂かれた。
「コラーッ!はるちんの裸を覗こうとした不届き者、出て来ーーい!!」
(げっ!三枝のやつ気付いてやがるのか!?)
「ねぇ、りんちゃん…ホントにいるのかな?」
「いる。アイツらエロいからな」
「でばがめですぅ。ここにでばがめがいるのですー!」
「ふむ、冷水では出て来ないか。ならば熱湯にしてみよう。美魚君、お湯の温度を最高にしてくれ」
「かしこまりました」
ジョボジョボとお湯が注がれる音が聞こえる。
確実に気付かれている。な、なんで……?
さたに身の危険が迫っている。
ヤバイと本能が告げている。来ヶ谷さんなら本当にやりかねない。
ど、どうしよう……
657湯けむりの向こうはウッハウハ作った人:2007/10/31(水) 01:00:54 ID:Vrwjl3VZ0
以上です。支援サンクス
一応この後は逃げるか止めるかで2つの展開が脳内に出来ているが、
いつ投下できるかはわからない
658名無しさんだよもん:2007/10/31(水) 01:03:17 ID:7UHiCGlb0
>>657

おっぱいおっぱいやってる理樹はあまり想像したくないなwww
659名無しさんだよもん:2007/10/31(水) 01:03:43 ID:fUdgvTyk0
寸止め……鬼畜だぁあああぁぁあ!!!!
しかしこいつらマジむくわれねぇwww
何はともあれGJ! しかし真人に女湯への興味があったとは……びっくりだぜ!
そして「これからはエロく生きる」フイタwwwやべぇ、ツボにはまったwww
続きを期待してエロく生きていくぜ!
660名無しさんだよもん:2007/10/31(水) 01:05:49 ID:G+jTDC2f0
>>657
gmだ。選択枝は
・逃げる
・飛び出て止める
・耐える
だな
661名無しさんだよもん:2007/10/31(水) 01:08:07 ID:fI+uG7JQO
同じくエロく生きるに吹いたw リトバスの中でも指折りの名シーンに何しやがるww

作品からにじみ出るハイテンションさがいい!次回もおぎおぎしながら待ってます
662名無しさんだよもん:2007/10/31(水) 01:08:15 ID:FCWQWrvk0
>>657
エロに興味のなさそうな真人までもが己の欲望に走っていく(?)のは
見てて新鮮だ!
こういう野郎どもはあんまり見たくないのになんでだろう・・・。
読んでて面白かったwww
ついでに寸止めって・・どんだけお前はもったいぶらせるんだ!
663名無しさんだよもん:2007/10/31(水) 02:35:02 ID:EGhS7KiE0
バンブーブレード見たら急に謙吾のSSが書きたくなりました。

このスレの投稿初心者だけど大丈夫でしょうか?
664名無しさんだよもん:2007/10/31(水) 04:47:29 ID:E0HtMXCh0
>>663
どれも等しく作品さ
なんでこんな時間に起きたんだ、俺…
665名無しさんだよもん:2007/10/31(水) 08:01:15 ID:ncURmFr40
>>663
リトバスへの愛さえあれば、初心だろうが玄人だろうが関係ないさ。
思う存分投下しちゃいなよ、ゆー。
666名無しさんだよもん:2007/10/31(水) 08:39:43 ID:JnD99/aT0
>>657
この4人はこんなことしないと思ってたけど…
おもしろいね、ってか楽しすぎるよ。おぎおぎ、おぎおぎ

>>663
よし、書いちゃったら投下しちゃうといい
667名無しさんだよもん:2007/10/31(水) 14:42:31 ID:VmfyWfEj0
おお・・・いつの間にかレスが・・・
ありがとうございます。
16時くらいになったら投下しようと思います。

ちなみに主人公謙吾のまじめな話です
668名無しさんだよもん:2007/10/31(水) 16:05:29 ID:5MDyynQgO
>>662
野郎と書くのは男女差別だって言ってるだろカス
669名無しさんだよもん:2007/10/31(水) 16:09:17 ID:r4W+9HHC0
>>667
>>3>>4を読んでおくといいです、
またいったんメモ帳などに全部書いてしまいそこからコピペすると便利です
知ってたら余計なお世話スマソ、だが初心者って言ってたのとsageてないのでいちおう
670大切な証(1/13):2007/10/31(水) 16:15:54 ID:VmfyWfEj0
今日の授業も終わり、理樹は一人で暇を持て余していた。
恭介も来ないし・・・どうするかな・・・
などと考えているとジャンパーを着た幼馴染の姿が視界に入った。
「あ、謙吾」
理樹が謙吾をよぼうとすると、謙吾は手でそれを遮った。
・・・どうやら電話をしているらしい。
「・・・はい。わかりました。それでは明日。・・・失礼します」
そういって謙吾は電話を切る。
「すまなかったな」
「謙吾が携帯を使うなんて珍しいね」
「まあな。機械は苦手だ・・・」
「誰からだったの?」
「ああ・・・実家からだ。どうやら父が帰っているらしい」
謙吾の父親は色々なところを回って剣道を教えているらしい。
実家にいることは珍しいという話だ。
「急に呼び出しをくらってな。急だが明日帰ることになった」
「・・・それは急だね・・・」
「今更何を話すんだかな・・・」
671大切な証(2/13):2007/10/31(水) 16:17:48 ID:VmfyWfEj0
・・・何故か謙吾が暗い顔をする。
その姿に理樹は声をかけようと思ったが・・・
「話は聞いたぜ!! 謙吾!!」
「ちょっ!!どこからでてくるのさ!? 」
いきなり木の上から降りてきた恭介の乱入で声を掛け損なった。
「やはりお前か。盗み聞きとは趣味が悪いぞ」
「お、気づいてたか・・・さすがだな」
「で?どうしたの恭介?」
「俺たちも行く」
「「は?」」
「俺たちも謙吾の家に行くってことだ。ちなみにもうみんなに連絡したから」
「ちょっ・・・何勝手に・・・」
理樹は恭介を咎めようとしたが、恭介はどこ吹く風だ。
何故か薄く笑って謙吾を見ている。・・・優しい目だ。
「・・・どうだ?謙吾」
「・・・仕方ない。こうなったらどうせついてくるんだろう?」
謙吾も笑ってそれに答える。
さっきまでの暗い表情はもう消えていた。
「さすが、わかってるな!!」
理樹があきれた表情をする中、恭介と謙吾はしばらく笑いあっていた。
672大切な証(3/13):2007/10/31(水) 16:20:30 ID:VmfyWfEj0
翌日。
リトルバスターズの面々は謙吾の家を訪れていた。
「おー!!大きいデスヨ!!」
「謙吾君お金持だったんだね〜」
「別にそういうわけじゃない。ただ実家が剣術道場というだけだ」
「ふむ、何というか見たままの人生を送っているのだな。君は」
謙吾の母に招かれて、10人は座敷に通される。
和風でとても大きな部屋だ。
「・・・これはなかなか趣がありますね」
「わふー!!獅子おどしがあるのですっ!!」
「よっしゃ!!謙吾の親父が来るまで筋肉さんこむらがえったやろうぜ!!」
「いやいやいや、やらないから」
「全く・・お前ら少しは大人しくしろよ」
「あたしは静かだぞっ!!」
「その声がすでにうるさいから」
そうやっていつものように騒いでいると・・・
急に襖が開き、胴着姿の男が入ってきた。
・・・誰もが謙吾の父親だと確信していた。
673大切な証(4/13):2007/10/31(水) 16:23:26 ID:VmfyWfEj0
騒がしかった室内が急に静かになる。
「御無沙汰をしております。・・・父上」
「・・・父上!?」
「・・・馬鹿。静かにしろ・・・お邪魔しています」
全員が正座をして謙吾の父に挨拶をする。
すると謙吾の父親は静かに笑みを浮かべた。
「・・・お客人。よくぞいらっしゃった。どうか楽にしてもらいたい」
「え?マジ。いやー・・・正座とかほとんどやったことないから辛かったぜ!!」
「んー!!やっぱり人間のびのびが一番デスヨ!!」
「こらこらこら・・・」
いきなり態度を崩したメンバーに恭介が苦言を呈する。
「はっはっは。お気になされるな・・・ん?君はいつぞやの道場破りか?」
「はい。・・・その節はご迷惑をおかけしました」
恭介が深く礼をする。
「ふえええええ!!道場破り〜?」
「恭介氏・・・いったい何をやっているんだ、君は・・・?」
「まあ、もう過ぎたことだ。お互い水にながそうではないか」
「そう言ってもらえると助かります」
そういって2人は笑いあう。
・・・なんだ。静かで優しそうな人だな。もっと怖い人を想像していたけど。
と理樹は内心ホッとしていた。
674名無しさんだよもん:2007/10/31(水) 16:25:13 ID:JnD99/aT0
sien
675大切な証(5/13):2007/10/31(水) 16:25:19 ID:VmfyWfEj0
「さてと・・・」
「?」
謙吾の父親が佇まいをなおす。
そして謙吾の方に向き直った。

「謙吾」

・・・空気が凍った。
それは静かだったがとても通る声だった。
その一言だけでリトルバスターズの面々は静まり返る。
「・・・なんですか?」
「なんだ?その格好は」
謙吾のジャンパーを指して言う。
「・・・ジャンパーですが?」
「そんなことを聞いているのではない」
「ここは道場でもありません。自分が何を着ようと自由です」
「脱げ」
「お断りします」
言葉こそ静かだったが、二人の間には張り詰めた空気がただよっていた。
他のメンバー達はそのやりとりを息をのんで見守っていた。
676大切な証(6/13):2007/10/31(水) 16:26:13 ID:VmfyWfEj0
「これは自分の何よりも大切なモノの証です」
「・・・剣道よりもか?」
「無論です」
二人は視線を逸らさない。
「剣道をやめるつもりか?」
「・・・そうは言っていません。ただそれよりも大切なモノがわかったんです」
「・・・半端者が」
そういうと謙吾の父は立ち上がる。
そして謙吾を見下ろした・・・
「来い。お前の甘さ、お前自身に思い知らしてくれる」
「はい」
そういって謙吾も立ち上がる。
「謙吾・・・大丈夫?」
「なに、ただ仕合をするだけだ。別に取って食われるわけじゃない」
「それでも・・・」
「大丈夫だ」
謙吾は力強い目で・・・はっきりと言った。

「俺は勝つ」
677大切な証(8/13):2007/10/31(水) 16:32:13 ID:VmfyWfEj0
道場にはすでに防具をつけた父がいた。
準備万端のようだ。
「・・・さすがに道場ではそのジャンパーは脱げよ?」
「ああ・・・わかってる」
恭介の問いに謙吾はそう答えた。
防具をつけた謙吾は道場の中央で父と向かい合う。
「ルールは高校のものにするか?」
「いえ・・・昔同様でいきましょう」
「・・・よかろう。制限時間なし。一本先取だ」
礼をする2人。
道場内は静まり返っていた。
クドや真人、葉留佳までもが一言も発しなかった。
いや・・・その異様な空気の前に発せなかったのだ。
「いざ」
「参る」
2人の仕合が始まった。
678大切な証(9/13):2007/10/31(水) 16:33:20 ID:VmfyWfEj0
仕合は始まったが・・・
2人は全く動こうとしなかった。
フェイントをかけたりもせず・・・ただどっしりと構えていた。
「っ・・・これは・・・」
来ヶ谷の額を汗が伝う。
二人は動いてこそいなかったが・・・すでに闘っていた。
物凄いプレッシャーが道場内を包む。
「す、凄い・・・」
「・・・」
理樹はその空気に圧倒されていた。
いつも余裕を崩さない恭介までもが笑みを消していた。

真人のような力ではなく
来ヶ谷のような速さでもなく
恭介のような巧さでもない。
そこにあったのは純粋で圧倒的な「強さ」だった。

正真正銘最強の男達の本気がそこにあった。

「ちっ・・・」
それがわかってしまった真人は小さく舌打ちをする。
それが皮切りとなった。
679大切な証(9/13):2007/10/31(水) 16:37:04 ID:VmfyWfEj0
「ふんっ!!」
「せいっ!!」

一斉に2人が動く!!
二人の間を恐ろしいスピードで竹刀が飛び交う。
「はあああああああああああ!!」
「うおおおおおおおおおおお!!」
だが・・・あたらない。
一撃たりともあたらない。
驚異的な集中力と的確な状況判断により軌道を読み、防ぎ、かわす。

それをリトルバスターズの面々は無言で見守り続けた。
・・・どれくらい時間が経っただろう。
「ふん。腕は鍛え続けているようだな」
「・・・当然です」
距離をとった二人は語りあう。
二人とも既に体力の限界だった。
・・・次の一撃で決まる。
誰もがそう確信していた。
680名無しさんだよもん:2007/10/31(水) 16:38:32 ID:r4W+9HHC0
支援
681大切な証(9/13):2007/10/31(水) 16:38:52 ID:VmfyWfEj0
「終わりだ」
「こっちの台詞です」
二人は構えをとる・・・
・・・これで・・・終わりだ。


最後は一瞬だった。
父よりも一瞬早く謙吾は面を打ち抜いた。
体力の限界でもあった父はその場に倒れこむ。

「私の・・・負けだ」
「・・・」
「・・・行け」
父は謙吾に向けて言葉を投げかける。
それを聞いた謙吾はさびしげな表情をした後・・・父に背中をむけようとした。
682大切な証(11/13):2007/10/31(水) 16:39:57 ID:VmfyWfEj0
「・・・おい、謙吾の親父・・・さん?」
その声で謙吾は振り返る。
そこには倒れた父に話しかける鈴がいた。
「なんだね?お嬢さん」
「えーとな・・・謙吾は強いな・・・ですね」
「・・・そうだな」
「あの事故の時・・・謙吾は体をはってあたしを守ってくれた」
「・・・なに?」
「それはきっと・・・謙吾じゃなかったらできなかったと思う」
「・・・」
「謙吾は馬鹿だが・・・本当に凄い奴だ・・・だからそんな謙吾を育てたお前、いや、あなたも・・・すごい人だと思う・・・です」
「鈴・・・」
たどたどしい敬語。
それでも・・・その言葉はとても強いものだった。
ふと・・・謙吾の肩を叩く手があった。
「恭介・・・」
「伝えたいことって言うのはな、言葉にしないとわからないんだぜ?」
恭介はいつもの笑顔で謙吾に語った。
・・・すべてを見通しているかのように。
「ほら、行けよ」
「・・・ああ」
謙吾は父に向き直る。
683名無しさんだよもん:2007/10/31(水) 16:42:13 ID:hDZ0uyTV0
支援
684名無しさんだよもん:2007/10/31(水) 16:44:01 ID:L+xuvO5b0
支援
685名無しさんだよもん:2007/10/31(水) 16:48:16 ID:mjJbUhmQO
携帯支援
686大切な証(12/13):2007/10/31(水) 16:48:52 ID:VmfyWfEj0
「父上」
「・・・あの娘を庇ったというのは本当か?」
「・・・え?あ、はい・・・」
「何故病院で言わなかった?」
「・・・言うほどのことではないからです」
「なに?」
「俺にとってはそれは当然のことだったからです。俺は・・・リトルバスターズという何よりも大切なモノを見つけたんです」
「・・・」
「だから・・・それだけは何が何でも守ります。そのためにも・・・俺はまだまだ強くなりたい」
「・・・そうか」
「だから、父上」

「いい加減父上というのも飽きてきたな」
「・・・は?」
「もっと親しみを込めてはくれないか?私たちは家族なのだろう?・・・謙吾」
「・・・はい」
「お前は本当に不器用で馬鹿だな・・・私とそっくりだ」
「・・・はい・・・」
「だが・・・自慢の息子だ」
それは・・・謙吾を認めたということだ。
それに対して、謙吾は深々と礼をして言った。

「ありがとう・・・父さん」

笑いあう二人。
思えばこうやって笑いあったのは何時ぶりだったか・・・
687名無しさんだよもん:2007/10/31(水) 16:48:53 ID:n+vCv/iY0
願う
688名無しさんだよもん:2007/10/31(水) 16:49:26 ID:mjJbUhmQO
携帯支援2
689大切な証(13/13):2007/10/31(水) 16:49:39 ID:VmfyWfEj0
「謙吾君。よかったね〜」
「わふー!!感動したのですっ!!」
「・・・ついてきたかいがありました」
「はるちんの主役の座を奪うとは!!さすが謙吾・ザ・剣豪!!」
「うむ。実にいいものを見せてもらった」
「さすが俺のライバルだな。まっ、最後に笑うのは俺だけどな!!」
「謙吾・・・よかったな」
「ほら、謙吾」
理樹がジャンパーを謙吾の肩にかける。
何よりも大切なモノの証を。

「なあ、こういう時は何といえばいいんだ?・・・「ありがとう」か?」
「リトルバスターズ最高!!・・・だろ?」
恭介が謙吾の問いかけに答える。
ああ・・・なるほどな。
謙吾は笑顔で言う。

「ああ・・・リトルバスターズは・・・最高だ!!」

FIN
690大切な証(13/13):2007/10/31(水) 16:50:25 ID:VmfyWfEj0
謙吾の一言で盛り上がるリトルバスターズのメンバー。
そこで恭介が高らかに宣言する。
「よしお前らっ!!今日は朝まで謙吾祭りだ!!」
「いやっほーーーーう!!謙吾最高ーーーーー!!」
「わっしょい、わっしょい!!だよ〜」
「うむ、謙吾いぇいいぇい〜!!謙吾いぇいいぇい〜!!」
「血湧き肉踊るお祭りですっ」
「はぁ〜、謙吾様、静まりくださいデスヨ!!」
「今日は宮沢さんのために、自分がんばったっす!!恐縮っす!!・・・摺り足始めっ」
「もうくちゃくちゃだなっ!!」

「謙吾、あれやろうぜ!!」
「ああ!!いくぞっ」
「「筋肉革命だああああああああああ!!」」

「ほらあなた・・・謙吾があんなに楽しそうに・・・」
「早くも前言撤回したくなってきたんだが・・・」
691名無しさんだよもん:2007/10/31(水) 16:51:58 ID:mjJbUhmQO
携帯支援3
692感謝です!!:2007/10/31(水) 16:54:10 ID:VmfyWfEj0
以上です
支援してくれた人、読んでくれた人ありがとおおおおおおおお!!
それとアドバイスしてくれた人達・・・マジ感謝です!!

しかも7のところ8になってるし、9が3つあるしで・・・くちゃくちゃですね・・・

謙吾の父親の設定は推測です・・・イメージ違ったらスイマセン・・・
そして最後のはおまけでした。スイマセン・・・
693名無しさんだよもん:2007/10/31(水) 16:57:33 ID:Lk3nvHI30
>>690
笑顔がとまらない
やっぱこうじゃなくっちゃな! くちゃくちゃgmだ!
694名無しさんだよもん:2007/10/31(水) 17:04:17 ID:JnD99/aT0
>>692
鈴ちゃん良いな、もうくちゃくちゃ最高だよ…こういう姿を見たかった
謙吾は仲間を大切にする最高な奴だなっ、リトルバスターズ最高!いゃっほぅうううううーーー
とりあえずはるちんは師匠に弟子入りしてくるといい
695名無しさんだよもん:2007/10/31(水) 17:44:35 ID:8JH52xTdO
>>692
謙吾っち最高ーー!!いやっほーーう!!
これはまさにGJ…いや、くちゃくちゃGJだ!
696名無しさんだよもん:2007/10/31(水) 18:47:33 ID:ncURmFr40
>>692
何が初心だ、いい話じゃないか…
次回作楽しみにしてるぜGJ!
697名無しさんだよもん:2007/11/01(木) 02:35:12 ID:fchkyLu80
>>566の絵をmixiの画像用にパクらせて頂こう
698名無しさんだよもん:2007/11/01(木) 06:58:37 ID:YuiYXPuR0
>>692
こういうのいいな。くちゃくちゃいいな。謙吾かっこいいや。
699名無しさんだよもん:2007/11/01(木) 13:23:16 ID:PFEJ8dok0
みんな心が広い人間になれてよかったね。
700名無しさんだよもん:2007/11/01(木) 19:13:15 ID:cxkeZX4m0
変な電波を受信したので垂れ流してみる。

お題:「リトバス女子メンバーのはいているぱんつ」

鈴   :猫のプリントの入った子供っぽいぱんつ
クド  :犬の(ry
姉御  :面積の異様に狭いエロティックなぱんつ。色は当然の如く黒
はるちん:ニーソと同じくしましまのしまぱん
みおっち:NYP(なんだかよくわからないぱんつ)

コマリマックス :以下から一つ選べ。
@ベーシックなドーナツ→無地のぱんつ
Aチョコストライプのドーナツ→しまぱん
Bふわふわストロベリードーナツ→苺柄のぱんつ
Cどーなついらないや。→ぱんついらないや。
701名無しさんだよもん:2007/11/01(木) 19:49:57 ID:aER5efaZO
>>700
GM!その考えはなかったw
実際にそういう選択肢があればよかったなーwww
702名無しさんだよもん:2007/11/01(木) 19:56:10 ID:8+Tpit6+O
東方思い出したわ。
703名無しさんだよもん:2007/11/01(木) 20:32:36 ID:p3HmhxEoO
>>700
オチww
704お茶会(1/4):2007/11/02(金) 00:10:54 ID:Te5gNEfv0
お茶会でお茶を濁しておきますね

ある日の練習中のお茶会

「最近、鈴さんの変化球の数が増えてきました」
「スライニャーとかニャーブとかニャックルとかだね」
「ニャックルを見てると目が回ってきます…」
「ぶるぶる〜って震えるから、すごいよね」
「右へ左へ揺れるボール」
「目が回ります」
「それを理樹君は打てるのかっ」
「とぅ・びー・こんてぃにゅー・です」

ずずっ、ほわー

「恭介さんの守備すごいよねぇ」
「ボールを見ると犬のように飛びついていきます」
「恭介さんは犬だったのですか、わんわん」
「俺は犬じゃない」
「何故そんなに必死なのですか?」
「俺が必死にやれば、みんな必死になってくれるだろう?」
「その本心は?」
「みんなと野球ができるのが嬉しいぜ、いやっほぅううううーーー」
「…子供ですね」
「はっ、どうせガキさ。理樹、次はこっちだ」
「楽しそうですねぇ、恭介さん」
「みんなと一緒にいられるのが、嬉しいんだと思うよ」

お茶がおいしいです〜
705お茶会(2/4):2007/11/02(金) 00:11:57 ID:Te5gNEfv0
「リキはボールを打つのがうまくなってきましたね」
「ていっ」
「マーン」
「おらおらあーーっ」
「あそこでトライアングルができてるねぇ」
「全部バットで返しているのだから、すごいのです」
「右翼に行った恭介さんがかわいそうですね」
「なんでこんなに理不尽なんだよ…ちくしょう」
「まぁまぁ、そんなこと言ったら私も暇なんですヨ。
 姉御とかあっちで超暇そうにしてますからネ」
「あ」
コンっ
「ほわあっ」
「ひゃぁっ!?」
「危ないですよ?」
「ごめん、だいじょうぶー?」

色々ひっくり返ったけど仕切りなおし

「はるちゃんは動きがいいよね。ダイビングキャッチとか」
「来ヶ谷さんはやる気の差が激しい気がします」
「それに比べて私は、とって投げるぐらいしかできません…」
「私も…」
「あの…そんなに落ち込まないでください。人それぞれですよ?」
「ボールに当たるのも私とクーちゃんだけだし」
「転ぶのも私と小毬さんだけです」
「わたしは守備にすら入ってませんが…」
「西園さんは日傘で跳ね返してますよねますよねーよねーょょょ……」
「前から思ってたけど、私ってとろいのかなぁ」
「私には危機感がないのでしょうか」
「「はぁ…」」
「……」
706お茶会(3/4):2007/11/02(金) 00:13:11 ID:Te5gNEfv0
ずずっ、はぁ〜

「お二人の投げるボールはゆっくりですよね」
「はい…そうです…」
「それが特徴だと思います」
「どういうこと?みおちゃん」
「来ヶ谷さん、宮沢さんが直枝さんに投げるボールは早いです
 直枝さんもたまに空振りをしてしまいます」
「それに比べると、私たちのボールは」
「リキにとって打ちやすいボールということですねっ」
「ようしっ、クーちゃん。今度からはもっとゆっくり投げてあげよー」
「そうですねっ、小毬さん」
「あまりゆっくり投げすぎるのもどうかと」
「まぁ、元気が出てよかったじゃないか」
「ゆいちゃんもゆっくり投げてあげてね〜」
「いや、だからゆいちゃんと呼ぶなと…」

今日はいいお天気ですね〜

「よし、休憩にしよう。みんな日に日にうまくなっていくな」
「クーちゃん、次キャッチボールをしよー」
「はい、小毬さん。もっとゆっくり投げてあげられるようになるのですっ」
707お茶会(4/4):2007/11/02(金) 00:15:36 ID:Te5gNEfv0
次の練習

「クーちゃん、投げるよー」
「はい、小毬さん」
「とぉおおーりゃあぁぁーー」
ひょろろろー、ぱすっ
「はーい、いきますよーおぉぉぉーー」
ひょろろろー、ぱすっ
「うりゃぁーーあぁぁーっ」
ぱすっ
「とぉーりゃぁぁーー」
「筋肉ぅーがうなるぅーー、唸りーをあげるぅぅぅー」
「筋肉ぅーがとーりまーす、道をー開けてーくださぁーい」
「はーるちーんまあぁーくすぅーぱぅぁあーー」
「らーいじーんぐにゃぁああーっとぼーーる」
「おおっ、ふにゃふにゃな猫の魂が宿ってるな。よし、ライジングふにゃっとボールと名づけよう」
「チェンジアップと見分けがつかないんだけど…」
「ライジングニャットボールのフォームから超低速のボールを投げるんだ」
「それスローボーr…」
「ライジングふにゃっとボールだ。な、理樹」

こうして一日が過ぎていく…


オシマイですヨっ
708名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 00:22:24 ID:Iz/DkqMG0
>>707 ほのぼのしてていいな GJ!

製作中のSSに詰まったんでふと思いついた小ネタを
文化祭シーズンってことで


「で、理樹のクラスは何をやるんだ?」
「メイド&執事喫茶だよ。衣装も手作りなんだ」
「そいつはすごいな。必ず行くぜ」
「うん、待ってるよ」

――文化祭当日――
709名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 00:22:28 ID:75xQx54X0
てかこまりんにはコントロールがあるじゃないか!
710名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 00:23:08 ID:Iz/DkqMG0
「あ、恭介さんいらっしゃ〜い」
「お、恭介来たのか」
「わふぅ、いらっしゃいなのですー」
「へえ、小毬はゴスロリ風で鈴は猫耳メイドか。クドはしっぽが可愛いな。
みんなよく似合ってるじゃないか」
「えへへ、ありがとー。あ、謙吾君たちもすっごくカッコいいんだよ」
「いらっしゃいませ、恭介」
「謙吾、似合うじゃないか!真人は…おい、執事なんだからシャツのボタンは留めろよ」
「仕方ねえだろ!俺の筋肉が『締め付けられるのはイヤだ』って言ってるんだよ」
「恭介氏、どうだ我がクラスの出し物は?」
「来ヶ谷、お前はメイドの衣装じゃないのか?」
「はっはっは、私はそんなキャラじゃないだろう?それとも恭介氏は私に
『御主人様』と呼ばれたいのか?」
「それも悪くないけどな。ところで理樹はどうしたんだ?」
「ああ、理樹君なら今着替えて……」
「なんで僕だけ衣装がメイドなんだよぉーー!」
「ああ可愛い…最高に似合ってるぞ、理樹君!私が徹夜で作った甲斐があった…」
「やっぱりあんたの仕業かぁーー!」
「何を怒ってるんだ、理樹?似合ってるじゃないか」
「鈴ちゃんの言う通りだよー。すっごく可愛いよー」
「そんなこと言われても嬉しくないよぉーー!」
「直枝さん、すごく可愛いです…それに欲情した恭介さんは直枝さんを………ぽ」
「西園さん、何を想像して…って撮らないでよぉーー!」


こんなんできた
711名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 01:16:34 ID:DvSJPzPO0
>>710
やっぱり理樹はそういう扱いなのなww
712名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 02:18:22 ID:EaMlvHgR0
>>711
だって理樹だぜ?
ああいうのはおいしいキャラというんだ
713名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 02:29:37 ID:cDhHHVy+0
>>710
やっぱ、文化祭となりゃこれがなきゃ嘘ってもんだな!
GM!

俺も小ネタ投下していこうかな。
明らかに悪ノリが生み出した産物の上に
誰でも思いつくようなネタなのでそのへんよろしく。
714色々混ぜてみよう:2007/11/02(金) 02:30:23 ID:cDhHHVy+0
真人「最近、赤い槍が使いたくてしょうがねえんだけどよ」
理樹「声が変わらないと治らないねそれは……」

謙吾「俺も最近、『投影、開始』とか『体は剣で出来ている』とか言いたくなるんだが」
理樹「言われてみれば似てるかな……」

鈴「あたしは最近、なんだか宝石が欲しくなる」
理樹「お願いだから鈴はそのままでいてよ……」

恭介「理樹……今まで隠していたが俺は、
   セインガルドの客員剣士で仮面かぶったストーカーで
   湘北のバスケ部レギュラーで人造人間で
   ガンマ団総帥の息子でバビロン真拳の使い手で
   ボクシング部所属のペルソナ使いでスタンド持ちの吸血鬼で
   ブラックロッジの大導師で蒼の派閥の召喚士で
   ファイアーボールのアートマ印を宿していて
   はぐれ人形遣い純情派で元ロックシンガーの電気工だったんだ(ここまでノンブレス)」
理樹「多すぎてわけわかんないよ恭介!!」

真人「あと、Piaキャロット二号店でバイトしたくなっちまったんだが」
理樹「いや……いくらなんでもゴツすぎるんじゃないかな」
715名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 02:36:02 ID:EaMlvHgR0
>>714
恭介はあとアルター使いもあるよな
716色々混ぜてみよう:2007/11/02(金) 02:39:59 ID:cDhHHVy+0
色々と言いながら結構偏ってるけど勘弁。
わかり易いと思うんだけど、一応元ネタの解説していく。
ネタの順番にやっていこうと思う。

真人1→Fate・ランサー(中の人が同じ)

謙吾→同上・アーチャー(髪型と色、シニカル思考やハジケ方なんかも似てる?)

鈴→同上・遠坂凛(名前繋がり)

恭介→全て中の人がグリーンリバー、出てきた順に、
TOD・リオン/TOD2・ジューダス/スラムダンク・流川楓/
ドラゴンボール・人造人間16号/パプワ君・シンタロー/
ボーボボ・ソフトン/ペルソナ3・真田明彦/ジョジョ・ディオ/
デモンベイン・マスターテリオン/サモンナイト2・ネスティ/
アバタールチューナー・ヒート/Air・国崎往人/CLANNAD・芳野祐介/

真人2→Piaキャロット2の主人公、前田耕治。
初めて真人の公式絵を見た時、『似てる』と直感的に思った。
髪型とか赤いバンダナとか、あと色のバランスも似てるのかな。
717名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 02:40:28 ID:UtgC/aoC0
>>714
ガンダムは?ガンダムは何処に行っちゃたの?
718色々混ぜてみよう:2007/11/02(金) 02:43:09 ID:cDhHHVy+0
>>717
いやスマン、ガンダム出てることも
グリリバがスパロボ大好きなことも知ってるんだが、
いかんせん俺自身がガンダム系統まったく見ないし、
知らないもんでカットしちまった。
719名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 02:51:20 ID:Nv9FO0dJ0
考えてみれば真人の中の人ってそれほどネタになるキャラやってないんだよな
真人が最大のネタキャラと言っていい
これから彼はあらゆる場所で「筋肉の人」と呼ばれ続けるのだ…
720名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 02:56:33 ID:Yy+hAa7M0
バサラは十分すぎるくらいネタキャラだと思うが
721名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 02:57:57 ID:qNJKeY380
クドに三つ編みさせて
後頭部に巻きつけて
青い甲冑を着せて
剣を持たせて
 「えくすかりばぁーっ!」

という電波が飛んできた記録が
俺の脳内に残っている
722名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 02:59:03 ID:NphyATA+O
緑川って重度のネトゲ廃人だったな
間違いなく人気で多忙な声優なのに
いつそんな暇があるのやら
ラグナロクオンラインで声優やってたけど誰かが
「あいつただのプレイヤーじゃん」
とか言ってたような
723名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 02:59:47 ID:EaMlvHgR0
>>721
「クドに三つ編み」だけでおなかいっぱいな俺はどうすればいいんだ?
つーかお下げっていいよね
724色々混ぜてみよう2:2007/11/02(金) 03:04:29 ID:cDhHHVy+0
度々スマン、一個ネタ入れ忘れてた。

クド「いくのです、ばーさーかー!!」(真人に騎乗)
真人「■■■■■―――――!!!」

理樹「……なんでだろう、違和感がない」
725名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 03:05:11 ID:ULZPCMjH0
>>721
「えくすかりばぁーっ!」と振りかぶったはいいが、
剣の重さに負けてそのままひっくり返るクドを思い描いた俺はもっとどすうればいいんda?
726名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 04:50:31 ID:NphyATA+O
セイバーコスクドwwwww
やべぇwwwww
イリヤだとさらにやべぇwwwww
727名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 07:06:15 ID:47nRZrCVO
スパロボ声優ネタと言えば、真人=アクセルってのもあるな。
搭乗機体も筋肉ヒゲ男(ソウルゲイン)だし。
728名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 07:44:46 ID:pxG58ioxO
オレが知ってるのは真人=ベルセルクのガッツだな。

とするとグリフィス恭介、キャスカ鈴、ピピン謙吾、ジュドー理樹、って感じかな。

729恭介×美魚小ネタ:2007/11/02(金) 08:17:27 ID:ULZPCMjH0
西園美魚宅。その部屋は今現在、二つの音だけが支配していた。
ペンを走らせる「カリカリ」という音と。
炒飯を作る「ジャー」という音。
と、突然ペンを走らせる音が止まった。

「恭介さん」
「何だ?」

ペンを握っていた主、美魚は原稿に向かったまま、続きを口にする。

「某誌にて新しく連載が始まる『隣の宇宙人、斉藤君』、彼が引っ越してきたところから始まるその第一話のインパクトあるタイトルは?」

訳が判らない事を言い出した。

「第一話、僕引っ越します」

あっさりと恭介も乗ってきた。

「いきなり引っ越す『僕』とは誰なのでしょうか。主人公なら第一話にして終わる気満々ですね。ミステリです」
「次、西園」
「第一話、はじめまして、山田です」
「引っ越してきたのは斉藤じゃなかったのか? 山田って誰のことだ? 意味不明だがアリだ」
「次、恭介さん」
「第一話、奇遇だね、僕も宇宙人」
「元から既に宇宙人が住んでいたということですか。斉藤君形無しです。
 というか、タイトル斉藤君に限定する必要がありません。すでにタイトルでミステリです」
730恭介×美魚小ネタ:2007/11/02(金) 08:18:39 ID:ULZPCMjH0
「次、西園」
「第一話、斉藤家、火事で一家離散」
「引っ越してきていきなりとんでもない災難だな。というか、それじゃ斉藤どこに行くんだ?
 引っ越してきた意味無いじゃないかという突込みが聞こえてきそうだ。アリだな」
「次、恭介さん」
「第一話、実は女の子、かもしれない」
「『君』ではなく『さん』かもしれない、と。かもしれないというのがミステリでいいです。
 男か女かわからない斉藤君、何やら耽美な匂いがします。大いにアリです。ほぅ・・・」
「とりあえず戻って来い。次、西園」
「第一話、山田×斉藤」
「山田って誰なんだ。『×』って何だ。方向性がズレすぎだろう。連載雑誌間違えてる。
 そんな感じで多方面の突込みが今にも聞こえてきそうだな。さすがにナシだ」
「ナシですか・・・、残念です。次、恭介さん」
「第一話、サイボーグ斉藤」
「宇宙人ではなかったのでしょうか。それともサイボーグ兼宇宙人?
 深読みしようとすればいくらでもできてしまう。ミステリですね。とりあえずタイトルはもうはじめからそうした方がとは思います」
「次、西園。ん、もうちょいだな」
「いい匂いがしてきましたね・・・。第一話、宇宙炒飯対決」
「どんな料理なのかよくわからんな。というか、実は料理バトルものだったりするのか?
 何よりも、お前結構腹減ってるだろ。まぁ、アリだが」
「実はそのとおりです。次、恭介さん」
「第一話、締め切りはもうすぐ」
「締め切りはまだ時間ありますけど筆が詰まったんです。嫌なことを思い出させないでください。デリカシー欠けすぎです。絶対にナシです」
「はははっ。と、ほら、飯できたぞ」
「ありがとうございます」

相変わらず妙に色気の無い二人である。
731名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 08:20:10 ID:ULZPCMjH0
・・・とまあ、よく判らない小ネタでした。
恭介×美魚だと妙にだら〜っとした雰囲気になるなぁ。
732名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 08:20:51 ID:Te5gNEfv0
>>709
「私には…私だけには…何もなかったんですねーーー」
「待て、私は大好きだぁああああーーー」
>>710
姉御の執事姿とは、ちゅるり
>>721
それやばいだろっ、Fateやってないけど脳裏に浮かぶっ
733名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 08:31:24 ID:Te5gNEfv0
>>731
まさか二人で第一話シリーズをやるなんて…
状況をよく見ろ、きょーすけは飯を作りながら、みおは原稿を書きながらだ

なんか自然に想像できるなぁ、実にいいです
734名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 09:34:26 ID:4sOP4HVv0
>>724
定期的にこのネタでるな。見た目も結構似てるしなあ。
735名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 15:46:42 ID:75xQx54X0
>>719
マイナーだがナイトスクリームというオカマコウモリもやってるぞ
736名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 16:51:05 ID:EdkkNDbXO
俺的に真人の中の人=ナックルズだなあ…


>>722
自分がゲームやりたいから、日数のかかるギャラが低いアニメ仕事断って、
数時間〜数日間拘束されるだけでギャラが高いゲームの仕事増やしてるらしい
737名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 17:24:07 ID:75xQx54X0
>>722
>>更に、ラジオ番組『ラグナロクオンライン THE RADIO』にゲストとして出演している。
>>彼が出演した回の翌々週にゲストとして出演した久川綾(タキウス役)は、
>>アニメ本編で声優としてキャスティングされている自分を差し置いて緑川が先にゲストに来ていた事を
>>「あいつただのプレイヤーじゃん」と怒っていたという。

これだな
738名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 17:55:40 ID:EdkkNDbXO
>>721
クドセイバーこんな感じか?
ttp://p.pita.st/?ujg8ssqd

携帯の上に甲冑うろ覚えだが頑張ったよ、俺…
739名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 18:34:48 ID:oDf7UfHZO
>>717氷紋剣もありますよ
740名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 18:40:54 ID:449RiiZ9O
中の人ネタうぜえ
741名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 21:04:34 ID:BOzJW4CSO
>>738
Σ(∵)
これはGMじゃないか
742名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 21:19:57 ID:kJdul4y4O
>>738
確かにこれはクドセイバーだな…
よし、GMを送ろう。
743名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 23:12:47 ID:uqWdivvz0
>>738
うろ覚えでこんなの描けるのか、すごいな…
744名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 23:57:07 ID:qYnGMB7R0
>>731
あんたのシリーズ大好き。
745名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 00:15:35 ID:YQ/opq+iO
でもセイバーが一番会うのは
二枝だとオモタ
746名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 00:28:45 ID:atf4YH2F0
>>745
だれよ
747名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 00:33:25 ID:zaVNB0hC0
本スレのIDチェック見てたら電波飛んできた

鈴「なぁ、理樹知ってたか?あたしたちはイニシャルが同じなんだ…」
理樹「そっか、…その、何だか運命的だね」
鈴「…おまえ、さりげなく恥ずかしいことを言うな…あたしも運命的だと思ったぞ」


恭介「なぁ、クド知ってたか?俺たちはイニシャルが同じなんだぜ」
クド「そうなのですかぁ。なんだか持ち物に書く時に間違えそうなのです。今度からはフルネームで書かねば…」
恭介「いや、そうじゃなくてだな、ほら、運命とかそういうのを感じないか!?って待ってくれぇぇぇっ!」
748名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 01:20:27 ID:exN7KaQF0
(21)めw
749規制解除ってことで小ネタ1号:2007/11/03(土) 01:41:44 ID:e9nxC5RE0
「で、できたのです…」
「お疲れさまクドリャフカ、ついに完成したのね」
「は、はいっ…一応は」
「一応?」
「ええと〜…これです」
「…」
「い、いかがでしょうか?」
「私の記憶では直枝理樹は首が3本、腕が5本、胴体が二つに分かれていなかったはずだけど…」
「わたしに裁縫の才能はないのですね…」
「ごめんなさいクドリャフカ…これではなんのフォローもできないわ」

それでもプレゼントしてみた

「おはようございますリキ…あっ!それは…」
「おはようクド、この”マフラー”すごくあったかいよ大事に使うね」
「は、はい」

「いいのです…リキが喜んでくれているのならいいのです…」
「クドリャフカ、その…元気出しなさい、ね」
750二号-クドのルームメイト「僕とか」1/2:2007/11/03(土) 02:00:39 ID:e9nxC5RE0
「オレの心はナイーブなんだぜ、覚えておいてくれ」
「ん?そうだ、三人一緒なら問題ないんじゃない?」
「ふえぇ!?」
「そう言われれば…」
「僕も真人と離れるなんて考えられないよ、でもクドも一人は寂しいみたいだしさ」
「こ、こりゃあ名案じゃねぇか、最高だぜ理樹!」
「うん!クドもそれでいい?」
「あ、はい…いいんでしょうか?」
「よっしゃー!寮生活がさらに楽しくなるぜ!」

「問題は…ベッドだよねぇ」
「わふー」
「じゃあ僕が床で寝るよ」
「そ、そんな!わたしが床にします、居候の身なのですから」
「クー公、一緒の部屋になった時点でそんなのは関係ねぇんだよ、俺が寝る」
「ダメだよ、真人は二段ベットの上が憧れだって言ってたじゃないか」
「う、それ言われるとなぁ…いや、ここはやっぱり俺が」
「あ、あの〜一緒に寝るというのは…どうでしょうか?」
「おお」
「いい考えじゃないかクド、じゃあ試しに寝てみようか」
「えええええ、い、いきなりですか!」
「だって寝心地悪くて寝付けなかったらだめだし」
「はわわわ、で、では・・・」
「じゃあ真人やってみよっか」
「おう」
「…あれ?」
751クドのルームメイト「僕とか」2/2:2007/11/03(土) 02:02:15 ID:e9nxC5RE0
「ちょっと…狭いかなぁ?」
「かもな…くそっ俺の筋肉はパワーだけそのままで縮んでくれねぇのか」
「…」
「ごめんクド良い案だったけどだめだったよ」
「あ、あのですね」
「なに?」
「わ、わたしとい、一緒と…いうのはーだめ、なんでしょうか?」
「クドと…僕が?」
「はい!」
「ああ、それなら入るかもな」
「んークドはそれで大丈夫?」
「わ、わたしはリキさえよければ!」

「グガーグガー」
「すーすー」
「ドキドキして寝れないのです…」


異常に仲の良い二人、鈍感ってレベルじゃない理樹

クドにちょっとだけ不憫になってもらいました、ファンの人ごめん(自分もだけど
甘いの書きてぇなぁもう
752名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 02:10:36 ID:tliEG5y90
いい筋肉だっ!!!
753名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 02:56:33 ID:7MehUM1Z0
乗り遅れた…でも気にしない…うん(∵)
http://ranobe.com/up/src/up239071.jpg
754名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 03:08:27 ID:QLeE1nPH0
ちょおまwwwwwwwwwwww
何てものをwwwwwwwwwwww
755名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 03:16:21 ID:XvQld25LO
ちょ、おま…夜中に起きてこんなの見たら眠れねぇじゃねぇか!!
756名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 03:19:07 ID:tliEG5y90
>>753
いやっほぉぉぅう
お腹のところが(>ω<)になっててワロタ
757名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 04:14:05 ID:DNZYSfEz0
傷つけてゴメン。応援してくれた人を裏切ってゴメン。
昔のkeyの作品……大分記憶飛んでた。
後付すれば、今の俺は愛が足りないってことですね。旅に出る。
あと説得力皆無だけど実年齢25の物書きぺーぺーです、一応の参考にしてください。

 ついで、恭介、クド、姉御、佳奈多、葉留佳、投稿サイトの書き手らが特に好きでした。
読み手は……正直いってそれほど好きじゃない。どちらかっていうと嫌い。ああ、嫌いだ。
 そして、俺がしでかしたことはデカチュウや田中だけど、支援してくれた人やなんかは
決してそうじゃない。そういった人たちまで罵るのは絶対間違ってると思うから。都合良
くなった時に出て行ったりしないんで(匿名でも)、それだけはしないで下さい。
 最後、関係ないし俺がいうのはどうかと思うんだけどじゅんのサイトに誹謗コメントし
続けてるやつらは何なんだ? 無くなることを願う。

SSにして書くと曖昧になっちゃうからコメントにしてみました。ではさらば。

 apt(→pat methenyのpatのアナグラム。うーろんがましいっ!)

1-756GJ!
758名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 05:30:56 ID:TaGYibpY0
>>753
よくやったw
759名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 06:03:51 ID:zaVNB0hC0
>>753
絵自体もさることながら、塗りが実にうまいな…GJだ!
760名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 08:05:46 ID:sRH6Wn4UO
>>753
これはGMと言わざるを得ないな…凄いぜ
761名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 09:35:44 ID:Gndv5uml0
>>751
クドリャフカ、不憫な子だ。クド大丈夫じゃないじゃん
>>753
…こいつだr(ry
どこか違うと思ったら髪の色か。うまいねぇ
762名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 10:43:50 ID:J12yON4I0
>>753
まさにGMというしかない。
763名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 14:07:59 ID:NUhcISvM0
>>753
すげー上手いな。GMだ。

ところで、
「アホ毛がない」→「黒化」できない」→「黒セイバーといえばゴスロリ衣装」
→「ゴスロリ衣装といえば小毬」→「じゃあ黒セイバー役は小毬か」
となった俺は異端だろうか?
多分疲れてたんだと思うが・・・。
764名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 15:48:22 ID:DnQ9h18BO
>>763
絵にしろ
話はそれからだ
765名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 16:21:35 ID:wvCm8JYE0
>>753
くっ、Fateとkeyどっちのフォルダに保存すればいいんだ!
766名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 16:24:05 ID:jmuE6Ekq0
>>765
ふっ、決まっているじゃないか。

……両 方 だ ! !
767名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 16:24:14 ID:/6a6gLHS0
型鍵フォルダを作るんだ
768名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 18:56:20 ID:1baZixEC0
月の話題は他所でやってくれ('A`)
769名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 18:57:42 ID:jmuE6Ekq0
>>768
まぁまぁ、そうかたいこと言うなって。
自由なのがこのスレのいいところだぜ?
それに型月ネタが出たんだ、仕方ないだろう。
770名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 19:20:07 ID:exN7KaQF0
そうそう。月知らないヤツは許容。月好きなヤツは自重。
思いやりで幸せスパイラルさ。
771名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 19:22:16 ID:veKyddcV0
気になったがリトバスメインのクロスオーバーはやっぱりなしだろうか
772名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 19:30:42 ID:exN7KaQF0
クロスオーバーは分からなくて楽しめない人が急増する可能性大だから
小ネタ程度ならともかく、SSにするなら別スレ立てるのがいいと思うよ。
773名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 19:40:15 ID:rqUAWXGF0
乗り遅れた・・・orz
クロスオーバーです、ごめんなさい。今後自重します。
いたるさん風に描こうとしたけど俺にはムリだった。
ttp://karimohu.com/uploader/src/nejitsu4432.jpg

申し訳ありませんでした、リトバスに月ネタが出るのが我慢できない人スルーお願いしますorz
774名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 19:42:04 ID:jmuE6Ekq0
>>772
そのために別スレは……。
別に「妄想スレ」なんだからいいと思うけどねぇ。
判らん妄想はスルーすりゃいいんだし、見たい人だっているだろうし。
775名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 19:47:12 ID:Gndv5uml0
>>773
元ネタわからないけど、このコマリMAX怖えぇえええ、けど好きだ
ただこまりんにしてはバストがt(ry
776名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 19:48:48 ID:jmuE6Ekq0
>>773
ってセイバーオルタktkr!!
マジ仕事速いなwww
GMなんだぜ!!
777名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 19:52:35 ID:exN7KaQF0
>>773
「おにいちゃん、どうしてそんな女と一緒にいるの? わたしと遊ぼうよ」
とか言って来そうだなw
778名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 19:52:49 ID:rqUAWXGF0
>>775
ごめんなさいorz
俺は必要以上にでかい胸は・・・次元問わず貧乳がs(ry
779名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 19:55:03 ID:2NMAWmV40
隔離スレとはいえ、型月ネタと鍵のコラボが許される時代になったか…
平和になったのか、世代が代わったのか、過疎ったのか…全部かw
780名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 19:57:55 ID:7I1Enq4b0
>>774
文句言ってる人はわからんネタでスレが埋め尽くされるのが怖いんだと思うぜ?
するなとは言わんが、近辺のレスが他作品ネタで埋まりすぎてるときは多少自重するのも優しさというもの。
781名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 19:59:06 ID:4BKs9QoQ0
さらに流れ読んでなくてスマン、月は良く知らないんだけど
>>725のひっくり返るクドを思ったらいてもたってもいられなかったんだ。

ttp://ranobe.com/up/src/up239251.jpg
ブリッジで耐えるクド。
782名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 20:00:11 ID:YQ/opq+iO
セイバーオルタってなんだ?
黒セイバー?
ホロウまでしかしてないから最近のは
ゼロ以外知らん
783名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 20:00:49 ID:4BKs9QoQ0
>>780
うわ、ごめんリロードしてなかった。
優しさが足らなくて本当反省してる。
784名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 20:01:38 ID:exN7KaQF0
>>781
とりあえず手を離せ!!w
785名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 20:02:04 ID:YQ/opq+iO
>>781
ま た お ま え か
いい仕事しすぎたぜ…
おまいの同人出たら速攻で買ってやる
786名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 20:04:28 ID:jmuE6Ekq0
>>781
神懸かってるぜ! GM!!

>>782
Yes
787名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 20:08:43 ID:rqUAWXGF0
>>781
このクド可愛すぐるw
二次元キャラの描き方マジ教えt(ry
788名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 20:09:00 ID:YQ/opq+iO
>>786
もうひとついいか?
何故オルタ?
789名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 20:09:28 ID:tliEG5y90
http://www.imgup.org/iup495170.jpg

俺にはこう見えてしまった・・・

見えちまったんだからしょうがないな、うん(∵)
790名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 20:15:40 ID:rqUAWXGF0
>>789
ちょw謙吾自重しろwww
791名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 20:25:09 ID:exN7KaQF0
>>789
マッスルスパークの練習でもしてるのかw
792名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 20:43:23 ID:WFeDKjok0
月厨うぜえ
その上に許容しろとか居直ってるし
793名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 20:55:27 ID:7O6+/YdOO
月厨共自重しろ。
794名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 21:00:10 ID:6ZeEgtY80
まてよ。これも一つの妄想には違いあるまい
さすがにまぁ確かにお前の言いたい月厨自重も分からなくもないさ
とは言えそんな口の悪さはいけねぇなぁ
いなおりはいいとは言えないけど
えらそうに言っても始まるまい
いいかげんにおとなになろうぜ
795名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 21:03:42 ID:tliEG5y90
>>794
筋肉いぇいいぇいいぇ〜い
796名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 21:04:14 ID:Gndv5uml0
>>794
筋肉いぇいいぇーい
797名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 21:05:15 ID:6AV3kFCh0
>>794
筋肉、筋肉〜

そういやそろそろというかもう焼き芋の季節だな
リトルバスターの面々は校内清掃のミッションと称して枯葉やら紙くずなんか集めて焼き芋してそうだな
監視していた佳奈多やストレルカとヴェルカそして匂いに釣られてきた佐々美や猫たちを巻き込んだりもしてそうだ
798発売前情報ネタ:2007/11/03(土) 21:07:49 ID:JIctIq8I0
よし、流れを読まずに投下だ。

真人「そういやあ、クド公は発売前に『吸血鬼じゃないか』なんて言われてたよなぁ」
クド「そうでしたか?」
謙吾「もっとも、蓋を開けてみれば吸血鬼どころの話じゃなかったがな」
真人「だな。クド公、もっと筋肉つけなきゃダメだぜ」
クド「わふー!さりげなく弱キャラ扱いされてしまいましたっ」

恭介&唯湖(吸血鬼か……)

〜恭介の吸血鬼のイメージ〜
クド『最高にハイってやつなのですっ!』(←頭グリグリ)

〜唯湖の吸血鬼のイメージ〜
クド『ぶち殺しますよ、人間(ヒューマン)!!』(←血ィダラダラ)

恭介「怖ぇーーーよ!!」
唯湖「……これはこれで、アリだな」
理樹「何を考えたのさ二人とも……」


〜おまけ・葉留佳の吸血鬼のイメージ〜
クド「げっとまいれいじ!げっとまいれいじ!でもんくれいどる!」

葉留佳「……弱キャラですネ」
クド「ひどいですっ!」
799名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 21:08:42 ID:Gndv5uml0
>>797
よし、その妄想を書くか描く作業に移るといい
そして、丸焼けになったささささんと猫達を想像したのは私だけでいい
800名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 21:10:49 ID:OWqOIJpe0
月ネタの是非は置いておくとして
他人に許容を強要するとひたすら荒れるだけってのは前スレで懲りなかったのか?
つーか自治どころかむしろ自己中な奴にしか見えないぞ
801名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 21:25:02 ID:zaVNB0hC0
まったく流れ読まなくて申し訳ないんだけど、SS(多分15レスくらい)投下してもいいよね?
答えは聞いてない!
802名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 21:26:09 ID:MTY3ui2K0
気に入らないのはよく解るけど
もっとつまらん口論で荒れるよりはほんのちょっとはマシだからスルーしようぜ
803名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 21:26:10 ID:GvBKih7p0
聞かれてないのに答える!
お願いします!!
804名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 21:26:12 ID:YQ/opq+iO
むしろ流れたを変えてくれるなら
大歓迎




で、おっきできるssだよな?
805「Black triangle」(1/15)注意事項アリ:2007/11/03(土) 21:27:57 ID:zaVNB0hC0
注意:作者はギャグのつもりですが、人によっては不快感等を持たれる可能性がありますので
    好みに応じて読み飛ばし等をお願い致します。


「はい、りんちゃん。これどぞー」
そう言って小毬は鈴に紙片を2枚差し出した。
「こまりちゃん、なんだこれは?」
鈴はそれを受け取って、それを見る。
不思議な形をした何かの写真が映ったチケットだった。
「プラネタリウムのチケットだよ〜。イエナさんっていうおっきなプラネタリウムでね、
 昔から働いてるんだけど、すごく綺麗なんだよ〜」
「よくわからないがすごいんだな。でも何で2枚あるんだ?」
小毬は少し赤らんだ顔でにっこり笑って言った。
「ふっふっふ〜、理樹君と行ってきたらどうかな〜なんて思ったのですよ〜」
それを聞いた鈴は小毬より真っ赤な表情になる。
「こまりちゃん、何を言ってるんだ…」
「皆で遊ぶのもいいけど、たまには二人でロマンティックな一時も、いいよ?
 このチケットで別世界に行ってきたらいいよ〜」
「そ、そうか…そうだな。ありがとう、こまりちゃん」
そう言うと鈴はチケットをそっとポケットにしまった。
806「Black triangle」(2/15):2007/11/03(土) 21:28:43 ID:zaVNB0hC0

小一時間後。鈴は男子寮は理樹と真人の部屋の前にいた。
鈴はドアを叩こうとして考える。
どういう風に誘ったらいいんだ?、思い返せば今までのデートは基本的に理樹からだった。
自分が何かしたい、とか、どこか行きたいと思ったら理樹が何かしら提案してくれていた。
理樹との付き合いの中で自分から誘いをかけること自体は珍しくはないのだけれど、
それは何気なく無意識にやっていたことであり、ましてそれがデートだとなれば、
どうアプローチしたらいいかわからなかった。
「うーん、何だかきんちょーするな…」
軽く息を整えて、ドアをノックする。
何も返事はなかった。
「おーい、理樹、いないのか?」
もう一度ノック。
やはり返事はなかった。
「理樹、勝手に入るぞー?」
そっとドアノブに手をかける。鍵はかかっていない。
そのまま室内に入る。
昼下がりの室内は電気はついていなかったが、日が差し込んでいて明るかった。
「なんだ、理樹の奴いないのか…」
ちょっと待ってみるか、いや探しにいこうか、と考えを巡らせながら
鈴は理樹のベッドにごろっと転がった。
そのままごろりと寝返りを打ってみる。
807「Black triangle」(3/15):2007/11/03(土) 21:29:15 ID:zaVNB0hC0
ふとベッドの上に何かあることに気がついた。
鈴は起き上がり、それを手に取ってみる。
「なんだ、これは…黒い…ぱんつ、か?」
鈴の手にあるのは男性用のいわゆるビキニタイプの黒いパンツだった。
理樹のか?、などと思考をめぐらせ始めようとした所で
突然、音ともに部屋のドアが開く。
鈴は反射的に手にしていたものをポケットに突っ込んだ。
部屋に入ってきたのは真人だった。
「ん、誰か居るなと思ったら鈴かよ…どしたんだ?」
真人がどこかがっかりしたような表情をしたので、鈴は言い返す。
「あたしで悪かったな。理樹にちょっと用がある」
「ああ、理樹なら食堂にいんぞ」
「そうか、ありがとな。じゃ」
鈴は部屋を後にした。
食堂に向かう途中で、その理樹とはちあわす。
「あ、鈴!大変なんだ!ヒョードルとテヅカがケンカを始めちゃったよ!」
「何だって!今行くぞ!」
慌てる理樹を尻目に鈴は中庭へ向けて駆け出した。
808「Black triangle」(5/15):2007/11/03(土) 21:29:59 ID:zaVNB0hC0

部屋に戻った鈴はのそのそとベッドに向かうと転がり込んだ。
ヒョードルとテヅカの間の火花は他の猫たちにも飛び火し、
中庭はさながら猫の合戦場の様相を呈していた。
理樹と共にその仲裁にあたること約一時間。二人とも疲労と生傷を伴い解散した。
鈴は疲れた頭をゆっくりと回転させる。
あたしは理樹に何か用事があった。
ポケットの中にあるはずの何かと関係があった、そこまで考えてポケットに手を入れる。
紙の感触と、もうひとつ。布の感触。いつも使っているハンカチとは違う。
引き出してみる。それは。
「うあ…持ってきてしまった…」
理樹の部屋で見つけた黒いパンツであった。
そこまでゆっくりであった鈴の頭は急速にその回転数を増す。
どうしよう、まずい、戻さないと、見つかったら変態扱いだ、とさまざまな思いが
脳裏を交錯する。
「困った…」
鈴は一人の部屋でがっくりとうなだれた。
突然ドアをノックする音がした。
「りんちゃーん、いるー?」
小毬の声だった。鈴はとりあえずパンツをポケットにしまった。
「おー、いるぞ。はいってくれ」
いつものように楽しげな表情の小毬が部屋に入ってくる。
が、鈴の顔を見ると様子がおかしいことに感づいた。
「りんちゃん、どうしたの?なんか困ったこともあったのかな?」
一瞬、とまどう鈴だったが思い切って切り出す。
「こまりちゃん、実はな…」
809名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 21:30:09 ID:Gndv5uml0
sienda,over
810「Black triangle」(5/15)さっきの4だったよorz:2007/11/03(土) 21:30:56 ID:zaVNB0hC0

「…そ、それは困ったねぇ…」
一通りのいきさつを話した小毬は言葉どおりの困り顔をした。
鈴の部屋で黒いパンツを間に置いて、鈴と小毬は向かい合って考え込む。
「とりあえず…返しにいけばいいんじゃないかな…こっそりと」
「そ、そうだな…」
鈴と小毬は理樹と真人の部屋へと向かった。
部屋に近づく廊下に人だかりができていた。
野次馬たちの中に葉留佳が混ざっていた。
葉留佳は鈴たちの姿を見つけると駆け寄ってくる。
「鈴ちゃん、小毬ちゃん、大変だよ!理樹君たちの部屋が下着泥棒の被害にあっちゃったんだよ!」
それを聞いた鈴と小毬の驚愕は葉留佳のそれとは別の意味だったのだが、
葉留佳はそれには気づくはずはなかった。
鈴が人ごみの先を背伸びして見るとその先頭はテープで封鎖されており、
佳奈多以下風紀委員が騒ぎを鎮めようと躍起になっていた。
が、正確には鎮めようとしているのは野次馬というよりはテープの内側…恭介たちだった。
理樹たちの部屋の前には大きな立看板が立てられていた。
「男子寮下着窃盗事件特別捜査本部」
と大きく筆で書かれた看板の前で恭介が演説する。
「男子寮の皆!我々リトルバスターズはこの事件の解決に全力を注いでいる!
 情報提供をお願いしたい!どんな些細な情報でも構わない!学園の平穏を乱す事件の
 解決に是非協力して欲しい!」
「あのバカ兄貴…」
鈴は頭が痛くなってくるのを感じた。
811「Black triangle」(6/15):2007/11/03(土) 21:31:39 ID:zaVNB0hC0

「あんな騒ぎになってしまったら、こっそり返すのは無理だな…」
「うーん…なんだか恭介さんたち、変にテンション高かったしねぇ…」
部屋に戻った鈴と小毬は再びパンツを前に考え込んでいた。
恭介たちは理樹たちの部屋を「現場検証」のため封鎖宣言を表明。
何か調べているのかそれとも犯人探しの推理しているのか、謎だったが、
鈴たちといえど部屋に入れてはもらえなかった。
「思い切って、他の皆の力を借りてみたらどうかな…?」
「そうだな、理樹にでも相談してみ…ってそれは無理だ…」
いつもなら面倒なことになれば、とりあえず理樹を巻き込んでみる感じであったが、
今回ばかりは無理である、というより一番知られたくない相手と言えた。
「リトルバスターズの女の子がいいんじゃないかなぁ…」
「むー…クドは話せばわかってくれそうだが、くるがやにはバカにされそうだ」
「でも他の人よりは恥ずかしくないと思うし、何より私たちだけじゃ無理だよ」
「うーむ、仕方がない、か…」
悩んだ末、鈴はメールで来ヶ谷たちに連絡を入れる。
しばらく後、部屋にはリトルバスターズの女子メンバーが勢ぞろいした。
小毬がここまでの経緯を説明する。
「いやいや…珍しく鈴君からメールが届いたかと思えば…なんともおもしろいことに
 なっているじゃないか」
来ヶ谷はもう笑いをこらえるのに精一杯と言わんばかりの表情だ。
「いやいや姉御、鈴ちゃん的にはシリアスプロブレムってやつですヨ」
少し赤面の葉留佳は苦笑した。
「そうなのです。鈴さんの気持ちはレディならば当然の反応というものなのです」
クドはまるで自分のことのように悩んだ顔をしている。
812「Black triangle」(7/15) :2007/11/03(土) 21:34:14 ID:zaVNB0hC0
小毬は真面目な顔で場を取り仕切る。
「とりあえず皆の力をあわせて、鈴ちゃんが恥ずかしくないようにこの…ぱんつを
 返してくる方法を考えようよ」
「しかし、問題は具体的にどのような手段があるか、ということです」
美魚は目を伏せながら率直な感想を述べた。
「正面から返してくればいいだろう、彼氏のぱんつくらいどうということはあるまい」
「それができれば鈴さんはわざわざ私達に協力を求める必要はないのです」
「でも理樹君たちがいないときに忍び込むのは無理だよ。
 だって部屋の鍵は部屋を使ってる人が持ってるもん」
「それにこの大騒ぎですから。風紀委員会が騒ぎを鎮めたとしても、恭介さんたちは
 犯人探しをやめないでしょう」
議論は早く詰まり始める。
しばらく考え込んでいた来ヶ谷がおもむろに輪になって考えるメンバー達の中央に
置かれたパンツを見ながらおもむろに口を開く。
「待て、こういうときは原点に帰ろう。まずはそのぱんつの解析からだ」
「そうですね、まずはそこからです」
美魚が同調した。
「そもそもこれ誰のぱんつなの?」
葉留佳の問いに鈴が答える。
「理樹の部屋にあって、真人のにしては小さいから理樹の、だと思う」
「これが男性の下着なのですか…、なんだか、その…大胆なデザインなのです…」
クドが赤ら顔でコメントする。
「言われてみればそうだな、ブラックという色選択、ビキニという形選択、
 おとなしいイメージである理樹君の先入観を軽く打破するものだ」
813「Black triangle」(8/15)  :2007/11/03(土) 21:34:50 ID:zaVNB0hC0
「私が推測するにこれはあえて自分のキャラクターと反対のイメージを採用すること
 によってインパクトを狙っているか、そうでなければ直枝さんの内面には最初から
 このような少々過激な要素がある、と言ったところでしょうか」
「私としてはその二つについて言及するとすれば、後者、か。鈴君の話を聞く限りでは
 そのイメージや普段の言動行動と裏腹にいざというときの行動力は案外あるそうだ」
「ああ、忘れていました。今のうちにこの貴重な現物資料を…」
来ヶ谷と美魚は淡々と議論をしはじめた。
「もうっ、ゆいちゃん、みおちゃん、真面目に考えてあげなきゃだめだよ。
 りんちゃんはピンチなんだから」
小毬が盛り上がり始めた二人の議論を止める。
「む、すまん。私としたことが少々脱線したな」
来ヶ谷は目を伏せて少し考える素振りを見せたあと、提案した。
「そうだな。陽動した後、がら空きの部屋に進入、ぱんつを返却したのち、
 速やかに退却、という作戦はどうだ?」
「よーどー?なんだそれは」
鈴の問いに美魚が解説する。
「あえて注意を引く行動をとることです。その方法なら部屋の住人しか鍵を持っていない
 問題も解決できるかもしれませんね。慌てて飛び出していくならば鍵をかけ忘れたまま
 部屋を離れる可能性はあるでしょう」
「さっすが、姉御!あったまいい!」
「さすがゆいちゃんだね〜」
「ふっ、大した案ではないよ…というかコマリマックス、ゆいちゃんはやはり恥ずかしいんだが」
「では早速準備なのです!」
こうしてリトルバスターズ女性メンバーのミッションへの準備が始まった。
814「Black triangle」(9/15):2007/11/03(土) 21:35:45 ID:zaVNB0hC0

『皆〜、準備はいい〜?オーバー」』
『こまりちゃん、こっちはおーけーだ、おーばー』
『準備おーけー、なのです、おーばー』
『こちらはいつでも構わんよ、オーバー』
『同じく、オーバー』
『早く始めよっ?オーバー』
『じゃあ〜、恭介さん風に、ミッションスタート!』
各々にトランシーバーを身に着けて連絡を取る。
集まっていると見つかってしまうだろう、ということで、
それぞれが考えた陽動プランに適した場所に散っていた。
鈴は理樹たちの部屋にいつでも進入でき、かつ身を隠せる物陰から様子を見てみる。
恭介に、真人、謙吾と三人体制で部屋の入り口に立って何か話している。
『誰から行こうか〜?オーバー』
『はいはーい!私が最初に行ってくるよ!注意を引けばいいんでしょ?
 そういうの私得意だからね、オーバー』
葉留佳が威勢良く立候補する。
『まぁ、最初は反応を見るために捨て駒、というのも悪くないな。オーバー』
『うまく行ったら行ったで突入できますから、私達は損はしません。オーバー』
『姉御、みおちん。ひどい言い草ですネ…オーバー』
トランシーバーから葉留佳が駆ける足音が聞こえてくる。
足音が砂を踏む音を伴っているのでどうやら外らしい。
『レッツゴー!フィーバーターイム!』
葉留佳の掛け声の後に、盛大に何かが連続して弾ける音が響いた。
『Hey!あたしを捕まえられるなら捕まえてみな!HAHAHAHA!』
815名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 21:36:10 ID:mdGkwGPT0
クロスオーバーだろうがなんだろうが気に入らなければ来なければいいだけ
816「Black triangle」(10/15):2007/11/03(土) 21:36:29 ID:zaVNB0hC0
まるでフィクションの中で語られるフィクションの中に登場する悪役のような
奇妙な悪役口調で葉留佳が大声を挙げる。
部屋の前の恭介たちは外の様子が少し気になっているようだ。
飛び出せ、飛び出せ、と鈴は念じる。
が、トランシーバーから葉留佳に似た、しかし葉留佳ではない怒鳴り声が聞こえた。
『葉留佳!校内で爆竹鳴らすなんて何やってるのよ!』
『お、お姉ちゃん!?い、いやこれはですネ…』
『葉留佳、話は風紀委員会室で聞くわ』
『ああんっ、待って、ね、ちょっとだけって痛い痛い痛い耳引っ張らないでぇぇぇっ!」
『何このトランシーバー。また何か悪くだくみね、まぁいいわ。後で追及することにするから』
プチッという音と共に沈黙が流れる。
『こうもあっさりと捨て駒になってしまうとはな…オーバー』
来ヶ谷はやれやれと言わんばかりの口調で言った。
『辛うじて拾えた情報はまだ風紀委員会の警戒が厳しく、うかつに騒げば
 三枝さんの二の舞になってしまう可能性が高い、と言ったところでしょうか。オーバー』
美魚が淡々と持論を述べる。
『となれば正面から気を引くしかあるまい。用事がある、とでも言って強引に引っぱって行けば
 鈴君がぱんつを戻してくるくらいの時間は稼げるだろう。オーバー』
来ヶ谷の提案に皆同意した。
次いで来ヶ谷は分担を発表する。
『よし、ではまずクドリャフカ君、真人少年を引付けてくれ。オーバー』
『は、はいなのです。頑張って引付けるのです!おーばー』
クドの返事からしばらくして、鈴の位置からはクドが真人に話しかける姿が見えた。
『い、井ノ原さん、お時間はありますか?』
『ん、今ちょっと取り込んでんだよな…』
『真人、俺たちが部屋を見てるから行って来いよ』
817「Black triangle」(11/15) :2007/11/03(土) 21:37:14 ID:zaVNB0hC0
『そっか。悪ぃちょっとだけ行ってくる』
クドと真人が部屋の前を離れる姿とトランシーバーから小声が入った。
『井ノ原さんをおびき寄せることに成功したのです!おーばー』
『でかした、クドリャフカ君。次、小毬君と美魚君、恭介氏を頼む。オーバー』
来ヶ谷が次の指示を出す。
『うん、頑張ってみるよ〜、でも恭介さん、どうやったら引っかかるかな?オーバー』
『その辺りは私がうまくやるので小毬さんは話だけ合わせて下さい、オーバー』
部屋の前にやってくる美魚と小毬の姿を鈴はみとめた。
『恭介さん、ちょっと折り入って頼みたいことがあります。
 その…ちょっとモデルになって欲しいのですが、お願いできますか?』
『う、うん、恭介さん、ちょっとお願いしてもいい〜?』
『あー、困ったな。ちょっと今この場を離れられないんだが…』
『恭介。行って来い。俺が残っていれば問題あるまい』
『悪りぃな謙吾。ちょっと頼む』
恭介を伴って部屋の前を離れる三人。
『こちら恭介さんの陽動に成功しました。オーバー』
美魚の淡々とした報告が入った。
『さすがだ。残る謙吾少年は私が引き受けよう。ただ彼は性格上少々強引に引っ張ってゆく
 ことになるだろうから、あまり時間は稼げない。鈴君は速やかに侵入ならびに脱出を
 図ってくれ。オーバー』
来ヶ谷が部屋の前にやってくる。
『謙吾少年、少し私に付き合え』
『どうしたんだ、来ヶ谷。だが生憎俺は今ここを離れられなくてな。すまん』
『女性が恥を忍んで頼んでいるのに、そういうことを言うのかね、君は』
818名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 21:37:37 ID:Gndv5uml0
saranisienn
819名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 21:38:24 ID:jmuE6Ekq0
支援
820「Black triangle」(12/15) :2007/11/03(土) 21:38:45 ID:zaVNB0hC0
『そんな聞こえの悪い言い方をするな。俺だって行ってやりたいのはやまやまだ』
『もういい。明日、謙吾少年に恥を忍んでおねだりしたのに冷たくあしらわれた、
 といいふらしてやろう…』
『わかった…少しだけだぞ?用が終わったらすぐに戻るからな』
来ヶ谷にしぶしぶついてゆく謙吾の姿が見えると同時に鈴は駆け出す。
素早く理樹たちの部屋の中へと入った。
しかし、部屋に入った直後に鈴の目に入ったものは、理樹の姿だった。
「あれ、鈴じゃない。どうしたの?慌てて」
理樹はきょとんとした表情で鈴を見た。
「あ、あー、いや。ちょっと用事があっただけだ」
鈴はとりあえず返事をする。
「ふーん。で用事って何?」
「ひ、秘密だ…」
「いや、用事があるって言ってきて、僕にもそう言って、秘密も何もないでしょ」
理樹はいつものように笑って突っ込む。
鈴もとりあえず合わせて笑ってみる。
「で、どうしたの?」
「そ、それはだな…」
予想外の事態に完全に鈴の思考はパニック状態に陥っていた。
必死に言い訳を探す。何か理樹に用事はなかったか、と記憶を探る。
そして、ひとつの思い当たる節に気づき、すかさずポケットに手を突っ込む。
「理樹!これで一緒に行かないかっ?べっ別世界へだ!」
言って、ポケットの中のものを突き出す。
それは、パンツだった。
821「Black triangle」(13/15):2007/11/03(土) 21:39:24 ID:zaVNB0hC0

対する理樹の反応は驚愕そのものだった。
その視線は鈴の手にある物体…黒いパンツに釘付けだった。
二人の間に流れる空気が一瞬にして混沌とする。
「いや…鈴、それ…パンツじゃない。っていうか別世界…?」
理樹は常の鋭さを失った突っ込みをする。
一方、鈴は完全に思考が停滞していたが、理樹の言葉で我に帰る。
「いやっ、理樹、これはな、違うんだっ!」
混乱し疑われたわけでもないのに弁解をする鈴のトランシーバーに通信が入る。
『まずい、謙吾少年が戻ると言って聞かん。一刻も早く脱出を』
『恭介さんがモデルになるならモデル衣装に着替えるって部屋に行っちゃったよ〜』
『井ノ原さんももう戻り始めてます。鈴さん、早くっ!』
事態は急を要していたが、それらの連絡も鈴の耳には入らなかった。
「鈴、まさか…鈴が下着泥棒の犯人、なの…?」
呼吸を整え、理樹は鈴に切り出した。
その不安そうな瞳が信じたいけれど目の前の事実に心が揺らいでいるんだと
訴えているような気がして鈴は目をそらした。
部屋に複数の話声と足音が近づいてくる。ドアが開く。
が入ってきた部屋の番人であった恭介たち、おとりになっていた来ヶ谷達も
目の前のシリアスなシーンを見て、ぴたりと会話と動きを止めた。
「これは…ひょっとして修羅場ってやつか…?」
恭介の少し緊張した一言だけが場に響いた。
だが周囲の外野陣の入室もその言葉も、対峙する二人には届いていなかった。
822名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 21:39:43 ID:rqUAWXGF0
>>798
早速イメージしてみた。論点がずれてる?よね?
ttp://karimohu.com/uploader/src/nejitsu4436.jpg

クド好きな人たちごめんなさいorz
823「Black triangle」(14/15):2007/11/03(土) 21:40:02 ID:zaVNB0hC0
「ねぇ、鈴。何か答えてよ…」
鈴を見ていた理樹だったが、目をそらす。
鈴は混乱する思考を必死に静止させながら言葉を紡いだ。
「違うんだ理樹…こ、これはな。間違ったんだ。間違って持ってきてしまって、
 返そうと思ったんだが、なんか大騒ぎになってしまって、返せなかったんだ…
 嘘じゃないんだ…」
その言葉はいつもの鈴とは別人のような弱々しい言葉だった。
場を沈黙が支配した。
外野が固唾を呑んで見守る中、理樹がゆっくりと鈴に歩み寄ると、パンツを持つその手を取った。
「鈴、僕は信じてるよ。だからそんな顔しないで、ね?」
理樹はそっと鈴を抱き寄せる。
「とっても不安だったんだ、とっても怖かったんだ、理樹に嫌われたらどうしようって…」
鈴は理樹の胸に顔を埋めながら、少し涙声で思いを訴えた。
「嫌いにならないよ。もし鈴が、その、ド変態でも僕は嫌いにならないよ?」
「…それはうれしいが、その例えはバカにしてるのか…」
理樹の腕の中の鈴は少しむくれた顔で理樹を見上げる。
「ごめん。それと事故だったのに疑ってごめん」
「いいんだ。もういいんだ。おたがいさま、というやつだ…」
しばらく抱き合っていた理樹と鈴だったが、周囲の視線に気づくと慌てて離れる。
それを見た外野陣が一斉に各々ため息やら呆れた声を挙げた。
「よくわかんねーうちに済んじまったみてーだが、とりあえず一件落着、ってか?」
恭介がやれやれと左右に手を伸ばすリアクションをする。
「まったく、お熱いことだ。見ている方が恥ずかしい」
謙吾が同調する。
824「Black triangle」(15/15):2007/11/03(土) 21:40:48 ID:zaVNB0hC0
「でも一時はどうなるかと思ったのです…」
「ほんとだよ〜」
クドと小毬は安堵した。
「でも、男性物の下着を手に愛を確かめ合うカップルという光景は非常にシュールですね」
美魚が淡々とした感想を述べる。
「と、とりあえず鈴、それ引き取ろうか…」
赤面の理樹が鈴の手にあるパンツに目をやりながら言った。
「お、おー、というか早く引き取ってくれ。いくら彼女だからと言って、
 意味もなく彼氏のぱんつを持っているのは恥ずかしいぞ…」
理樹は鈴からパンツを受け取ると言った。
「いや、鈴。これ僕のパンツじゃなくて、恭介のだよ?あっちの洗濯機が壊れたから
 僕らの方の洗濯機使うって言うから僕達の一緒に洗ったときに、多分僕が取り込み
 忘れたんだと思う」
「じゃ、じゃあそのぱんつはバカ兄貴のだったのか!?」
「うん」
あんなに恥ずかしがって、あんな作戦までして返そうとした意味はなんだだったんだ、と
強い脱力感に襲われる鈴の脇にいつの間にか恭介がいた。
恭介が鈴に真面目な表情で語る。
「鈴、兄ちゃんのぱんつが欲しいなら直接言え。何枚でもやるぞ?」
「誰がいるか、ぼけぇぇぇっっっ!」
鈴の咆哮が室内に響いた。

END
825名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 21:41:53 ID:rqUAWXGF0
>>801
ごめんなさい!割り込んでましたorz
826「Black triangle」あとがき:2007/11/03(土) 21:42:56 ID:zaVNB0hC0
よくあるネタながら変な話書いてごめんなさい。
最近、投下されるSSや小ネタを見てると視点が結構捻った作品が多くて参考になるなぁとか
思いながら書いてました。
今回は三人称で話を書く練習も兼ねてます。おかしいところは気づく範囲で直しましたが
おかしいところがあったら笑ってやってくださいませ。

>>822
GJだ!
ところで、このリアル画調シリーズネタツボなんだけど…
827名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 21:46:11 ID:jmuE6Ekq0
>>822
リアル神絵師キター!!
やべぇ、シリアスヴァンパイアだ。流石の俺の筋肉も恐怖に縮み上がるぜ……。

>>826
GM!
ってかオチフイタwww恭介のビキニパンツwwwうぇwww
828名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 21:46:46 ID:u1y+gsDq0
>>822
キターーーー(゜∀゜)−−−−!
クドが最高にかっこいいって言える日が来るとは思わなかったぜ・・・。
GJ。
>>826
女性メンバーがミッションするところは新鮮だったぜ。
最後はばかっぷるぶりに笑わせていただいた。
GJ!
829名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 21:51:28 ID:Gndv5uml0
>>822
最初のこまりん見たとき思ってたけど、やはり貴方だったか
いいなぁ、このクド公。真人と二人並べてみると…
>>826
これ真人のぱんつかな、と思ってたら恭介ぇえええ
さりげに理樹君が黒い、うわこいつ黒っ
ミッション系統が書けるのはすごいな、ぐっとぱんつ
830名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 21:52:10 ID:rqUAWXGF0
>>826
恭介がへんたいだwww
GJ!
831名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 21:52:43 ID:6AV3kFCh0
>>822
GJ!!
これは最高にハイなクドだな
>>826
GJ!!
女性陣ミッションがリトルバスターズらしくていいな
そして理樹と鈴にニヤニヤがとまらない
832名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 22:40:38 ID:veKyddcV0
>>805
いやいやそこはチケット持ってくるの葉留佳だろう。イエナさん的に考えて
833名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 22:43:45 ID:Gndv5uml0
>>832
実は、最初そう思ってた。はるちん的に
834名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 22:52:09 ID:zaVNB0hC0
>>832,>>833
妄想の経緯を説明すると、
最初、葉留佳がゆめみの格好してプラネタリウムで客寄せのバイトやってるって妄想が始まり。
んでそこにやってきた小毬さん…という話を書いてたんですヨ。
が、こまりんの行動思考というのは案外書いてて難しく、ふと視界に入ったパンツから
そっちの妄想が走って何故か仕上がったのはパンツ話だった、と。
冒頭のやつはその名残だったり…
835名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 23:00:07 ID:tL/6heK50
>>834
凄い軌道修正だなw
けどそれでここまで面白いSSが書けるなんて、凄いです。
次の作品も期待してます。
836名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 23:00:33 ID:DnQ9h18BO
>>834
つーことはなんだ、おまえさんのパンツは黒ビキニだというのか
837名無しさんだよもん:2007/11/03(土) 23:07:38 ID:zaVNB0hC0
>>836
いやいや、うちのバカ兄貴のですヨ。
スポーツやってて体は締まってるのはいいのだけれど、
風呂上りにぱんつ一丁で歩き回るな、と。

なんで真人のぱんつじゃなくて恭介だったの?と思われた方いらっしゃったら
コレが原因です。はい。
838名無しさんだよもん:2007/11/04(日) 02:35:17 ID:dqZ19vjM0
現在いろんなところのマクド絵を収集中なのだが…566さんの消えてるううぅぅ!!
839名無しさんだよもん:2007/11/04(日) 13:04:45 ID:LA6t3a8SO
>>838
まあ、なんだ、がんばれ
840名無しさんだよもん:2007/11/04(日) 13:05:44 ID:LA6t3a8SO
おっと、あげちまった
841名無しさんだよもん:2007/11/04(日) 16:37:38 ID:5t3HAWS3O
マクドはまだ結構あるから良いじゃないかぁ!
真人佳奈多なんかほとんどないぜ、まして真人美鳥なんか…。

そしてオレは代わりに妄想をぶちまける!明日あたりに…。

842名無しさんだよもん:2007/11/04(日) 16:55:51 ID:G6H865He0
マクドはともかく真人佳奈多や真人美鳥は期待するだけ無駄だからなw
Kanonで言うなら北川名雪、CLANNADで言うなら春原椋みたいなもんだ
843名無しさんだよもん:2007/11/04(日) 18:22:48 ID:567aTJ/20
真人佳奈多なんて本編で特に接点の無いサブキャラ同士だから
Kanonで言うなら北川美汐とかそんなレベルなんじゃないか?

つまり>>841の常人を越えた妄想力に期待。
844名無しさんだよもん:2007/11/04(日) 18:44:05 ID:ZQuzpyMUO
>>842
北川名雪は何処でもある件
845名無しさんだよもん:2007/11/04(日) 18:48:40 ID:dH94VQ0D0
Keyブーム真っ盛りのKanonについちゃ、妄想の開拓がかなり進んでる印象があるねぇ。
クロスオーバー、モブキャラからオリキャラ、鬼畜もの、大体あるような気がする。
846名無しさんだよもん:2007/11/04(日) 19:41:55 ID:Xxf0FreS0
>>844
かまいたちの夜2のパロディを思い出して寒気がした
847名無しさんだよもん:2007/11/04(日) 23:51:55 ID:iBbMFJ+r0
>>841
楽しみにしてる。

最近は真クドが人気だよな。
個人的には恭まり(?)が少なくて残念だけど
848名無しさんだよもん:2007/11/05(月) 00:05:39 ID:3GR0hgiIO
凶相
離鬼
魔郷
堅固

狐球
苦怒
三尾
遺娘
刃流華
849名無しさんだよもん:2007/11/05(月) 00:07:36 ID:B6JyRmgw0
暴走族の方ですか?
850名無しさんだよもん:2007/11/05(月) 01:12:18 ID:NT6SD0WOO
841に期待
>>847恭毬話は俺が書いてたりするがひどく難産なのでこのスレのうちに投下できるかは不明です・・・

851名無しさんだよもん:2007/11/05(月) 02:01:53 ID:5Bh/rJHE0
恭介×小毬をキョマリと呼ぶ俺は間違っているのだろうか・・・
852名無しさんだよもん:2007/11/05(月) 07:19:28 ID:6ePVBm2ZO
>>844
なぜかさだまさし「木根川橋」を思い出した

僕らはこっそり ノオトの片隅に
あの娘の名前に 自分の名字を
被せて書いては 慌てて塗りつぶし
辺りを見回し 赤くなったもんです
853名無しさんだよもん:2007/11/05(月) 20:45:55 ID:3GR0hgiIO
棗理樹
854名無しさんだよもん:2007/11/05(月) 20:56:46 ID:/wjtCaaY0
直枝鈴

いずれにしてもあんま変わらんな
855名無しさんだよもん:2007/11/05(月) 21:09:03 ID:XXQkA84n0
>>851
恭介×小毬=キョマリ
理樹×鈴=リキリン
真人×クド=マクド
真人×美魚=魚肉
真人×美鳥=鳥肉
理樹×小毬=リキマリ
葉留佳×佳奈多=はるかな
恭介×理樹=キョリキ
理樹×クド=リキド

「やたらと言葉を略すな!」とストレルカに怒られそうだ
856名無しさんだよもん:2007/11/05(月) 21:15:38 ID:jhcz/4pm0
理樹×クド=リキッド

たった一文字入れるだけでだいぶイメージ変わるな

理樹「いけないか?世界を敵に回しても?」
857名無しさんだよもん:2007/11/05(月) 21:22:10 ID:dpDuCYbB0
謙吾「茶番だ!!!スネエエエエエク!!」
恭介「性欲をもてあます」
858お茶会(1/3):2007/11/05(月) 23:49:34 ID:h5edt3IB0
さぁ、妄想をはじめようか

ある日の練習中のお茶会

「今日は軽めに小さいおむすびを作ってみました」
「わー、かわいいー」
「食べてみてもいいですか?」
「どうぞ、そのために作ってきたのですから」
「「いただきまーす」」

わふわふ

「んーっ、すっぱいですっ」
「これは昆布だね、おいし〜」
「能美さんのは梅干ですね。私のはツナマヨでした」
「わふーー。梅干ってこんなにすっぱかったのですね」
「売られているものはそうでもないですが、自家製のものは様々です」
「お、うまそうだな。俺にもひとつくれよ」
「これはロシアンおむすびと言って、この中に1つ
 食べると筋肉が失われてしまうものが混ざってます。それでも構いませんか?」
「うぉおおおーー、俺はどうしたらいいんだぁああ」
「美味しそうですネ。1つ貰いますヨっ」
「私も1ついただこう」
「どうぞ」
「お前ら、筋肉なくなるのが怖くねぇのかよっ」
「「別に」」
「イジメかぁ、てめぇら筋肉いじめて楽しいかぁああ」
「そもそもおまえの筋肉が減るわけないだろぼけーっ」
「こんなふうにすぐ騙されるのが真人らしいよね」
859お茶会(2/3):2007/11/05(月) 23:51:07 ID:h5edt3IB0
「同感だ。それと1つだけ筋肉が増えるのも混ざってるらしいぞ」
「そうなのか!?なら全部食っちまえばプラスマイナス0じゃねぇか」
「みんなの分がなくなるだろっ」
「西園、俺にも1つ」
「どうぞ、恭介さん」
「いつの間にか大所帯になったねぇ」
「西園さんのおむすびは引き手数多なのですねっ」

おむすびを美味しく食べたところで

「能美さんは和食をよく食べてますよね」
「朝は和食と決めているのですっ」
「和食は低脂肪のイメージがあります」
「そうだねぇ。でもちょっとしょっぱいかな」
「わたしも低カロリーのものを好むのですが」
「小毬さんはお菓子をいっぱい食べてますよねー」
「そこで能美さん。何故わたしたちの胸は小さいのでしょう」
「はっ、まさか。お菓子が足りなかったのでしょうか」
「そうです。小毬さんは意外に胸が大きいです」
「それはお菓子のせいだったのですかっ」
「ふぇえええ〜、はるちゃんとかゆいちゃんもいるよ」
「きっと二人ともわたしたちの見えないところで」
「食べてるのでしょうかっ、なら私たちもいっぱい食べなければなりませんねっ」
ゴンっ
「うめにゃー・ばりーと」
パタン
「おっと、すまないクドリャフカ君。手元がくるったようだ」
「わ、わふー…とらぶるてりぶるあくしでんとです…」

幸い、たいしたことはなかったので仕切りなおし
860お茶会(3/3):2007/11/05(月) 23:54:12 ID:h5edt3IB0
「ところで何の話をしていたのでした?」
「思い出さないほうがいいかもしれません」
「あはは…そうだねぇ」
「わふーっ?」
(このままじゃ私たちが)
(ゆいちゃんに…)

お茶を口に含みながら

「ジッ、こちら相当な筋肉、ただちに現場に向かいます」
「筋肉が通りまーす。道を開けてください」
「ぶっ」
「ほわぁっ、どうしたの、みおちゃん」
「後ろに何かいるのですk…」
「ふふっ、うふふ」
「みおちゃんがこわれたー」
「小毬さん、小毬さん」
「どうしたの?クーちゃん」
「日本には野球のボールを顔につけながら走る習慣があるのですか?」
「え?どういうこと」
「さっき宮沢さんと井ノ原さんが…ほら、来ました」
「ふえぇ…」
「ご協力ありがとうございまーす」
「や、野球ってこんなこともするのかぁ」
「いやいやいや」
「とりあえずこのみおちんをどうにかしましょうかネ」
「うふっ、ふふふふふふふ…」

こうして一日が過ぎていく…

ボールを顔にくっつけながら走っていたら、それはもう衝撃的な光景だとおもうんだ
胸の話をもっと拡げたかったなぁ
861名無しさんだよもん:2007/11/06(火) 00:41:40 ID:4/hc1ajC0
>>858>>860
お茶会キターー(゜∀゜)−−ッ!!
いつもなごむんだよな。あの3人コンビは。
最後のみおちんのこわれっぷりにくすりとさせられたww
GJ!
862名無しさんだよもん:2007/11/06(火) 07:20:42 ID:S9SZ66vRO
謙吾×古式=謙吾式

いや待てよ・・・

古式×謙吾=コシケン

こちらの方が正しい気も・・・
863名無しさんだよもん:2007/11/06(火) 08:41:07 ID:Hkc4kfI70
漫才コンビの名前みたいだねw
864名無しさんだよもん:2007/11/06(火) 09:26:40 ID:vhSqe4jc0
りきこま
りきりん リタリンぽい
りきはる 人名?
りきっど 液体
りきがや
りきうぉ
りっきょう 大学?
りきまさ やっぱ人名?
りっけん 君主制度?
りきささ
りきかな
りきこじ
りきあき

りきがやがいいな
865名無しさんだよもん:2007/11/06(火) 09:50:19 ID:b0c7lbJmO
>>864
何でもかんでもくっつけりゃいいってもんじゃないだろw
りきこじとかりきあきとかねーよwww
866名無しさんだよもん:2007/11/06(火) 10:01:53 ID:kB26wRAV0
>>847
恭まり(?)書いてみた。ちなみに俺はロリマリと呼んでいる。
推敲の後投下する。多分今日中に。
しかしサブ男×ヒロインの場合は寝取られ注意とか書いといた方がいいのだろうか?
867名無しさんだよもん:2007/11/06(火) 10:03:52 ID:GCxO+03K0
りきあき?

あきなんてキャラいたか? もっかい復習してこよう…。
868名無しさんだよもん:2007/11/06(火) 10:05:46 ID:GCxO+03K0
いや、寝取られまではいかないと思うが。単純に○○×○○と書いておけば
大丈夫かと。
869名無しさんだよもん:2007/11/06(火) 10:13:43 ID:b0c7lbJmO
>>867
はるかなパパ、三枝晶
字はうろ覚え
870名無しさんだよもん:2007/11/06(火) 10:20:21 ID:InP+0ySa0
>>864
りき「がやさん、がやさん。ここはどこだい?」
がや「ここは私の部屋だよ」
りき「どうしてぼくはじょしのせいふくをきているの?」
がや「それは君が可愛いからさ」
りき「がやさんのほうがかわいいよ」
がや「いや…君には敵わないな…///」

こうですかっ、ひらがなで書くと理樹君が幼くなってしまった

>>866
小毬(21)っ、小毬(21)っ
871名無しさんだよもん:2007/11/06(火) 11:43:47 ID:XiWkIAVd0
>>866
寝どられの定義について考えてみよう。

例えば理樹とわふーが恋人関係なときに
真人がわふーを筋肉で手篭めにした。

・・・これは十分寝どられだな。いまいち想像はできんが。

で、理樹が鈴あたりといちゃいちゃしている現状で
マサトとクー公が恋仲から発展してベッドインとかなれば
これは寝どられではないはずだ。

・・・これもベットインするまでには、ぶ厚い辞書級のテキストが要求される気がするが。
872名無しさんだよもん:2007/11/06(火) 12:37:10 ID:jG902wcSO
>>869
サンクス!

まあ世の中にはりきささのSSもあるくらいだしな。みな等しく妄想ですヨ☆
873名無しさんだよもん:2007/11/06(火) 17:37:47 ID:zmi3IHCK0
>>871
「ねどられ」ってのは初めて聞いた気がするな。
874名無しさんだよもん:2007/11/06(火) 18:35:57 ID:kB26wRAV0
ヘタの考え休むに似たり、ということわざの意味がよく分かったのでもう投下する。
恭介×小毬。エロさ皆無は勘弁すれ。
875名無しさんだよもん:2007/11/06(火) 18:38:28 ID:InP+0ySa0
投下前sien
876屋上までの螺旋階段(1/6):2007/11/06(火) 18:40:46 ID:kB26wRAV0
小毬は走っていた。

居ても立ってもいられなかったのである。

素材から製法まで徹底的に拘った、あの限定パフェ。
頑固一徹な職人気質のみが成せるあの至高の味を生み出すのは、もちろん頑固一徹な職人である。
受け付けてもいない予約を皿洗いと引き換えに認めさせるのに、どれほどの労力を要したことか。

それを思うと、小毬は廊下を走らずにはいられなかった。

礼の品の用意も無い。
礼の言葉など言い尽くせるはずもない。
それでも、小毬の足と気持ちは、どうしても止まってくれなかったのである。

「恭介さんっ!!!」
「ん? どうした小毬」

思いと鼓動で胸が張り裂ける前に、小毬は恭介の教室に駆け込むことができた。
思えば、このランニングフォームを教えてくれたのも恭介である。
それを思うと、もう走るのを止めているはずなのに、鼓動がますます早く強く胸を破りそうになっていく。

「って、どうしたんだそんなに慌てて。急ぎの用事か?」

広げられた昼食の香りと生徒達の視線の中、恭介は読んでいた漫画とつまんでいたパンを放り出して、荒い息をつく小毬の元へ駆け寄った。

「あっ… あのっ……!」

元より、何か考えがあって駆け出した訳では無い。

「……あ〜のぉ〜〜ぅぅ……」

用事か、と聞かれたところで、何を応えることもできなかった。
877屋上までの螺旋階段(2/6):2007/11/06(火) 18:43:05 ID:kB26wRAV0
「落ち着いたか?」
「はいぃ…… すみませんでしたぁ…」

ただならぬ様子で何か言いかけたきり、口ごもった小毬と、その肩を抱いて人目の無い場所へ移動させ、ヤクルトを飲ませた恭介。
通る人も無い屋上への階段に、二人は並んで腰掛けていた。

「で、何の用なんだ?」
「はい……えぇと、ですね……?」

そこで、また小毬はフリーズする。
何の用だと言われても、何の用だと言うのやら。

「……うぅん〜〜〜〜?」

階下の喧騒ばかりが遠く響く。もたもた、と、わたわた、を繰り返す小毬の頭に、恭介は笑顔を浮かべたままでそっと手を置く。

「…そうだな。とりあえず、お前が走り出す前に何をしてたのか、教えてくれるか?」

ぽふぽふ、と頭を叩かれながら穏やかに問いかけられる。
それでようやく、小毬は恭介にまともな答えを返すことができた。

「理樹くんと、お話してました」
「そうか。何を話してたんだ?」
「その… 恭介さんが… 限定パフェを予約するために…」
「ああ、そのことか」

小毬が落ち着いたのを見計らって、恭介は最初の質問を繰り返す。

「それで、俺に何の用なんだ?」

問題はそれなのである。
結局小毬はまた言葉に詰まった。
878屋上までの螺旋階段(3/6):2007/11/06(火) 18:44:36 ID:kB26wRAV0
とにかく何か応えようと、小毬が顔を上げる。
見下ろす恭介と視線があった。
口ごもってばかりの小毬を、ずっと見つめ続けていた瞳。
その目は、あまりにも優しすぎた。

「あ……」

ぶわっ、と、
見上げる小毬の瞳から気持ちが溢れた。

「あ、あのっ… ごめんなさいぃ… わたし、お礼がしたくて…… でもっ……」

溢れ出した気持ちを、なんとか形にしようとして、

「ここまでのことしてもらって… お返しになるようなこと… わたし、何もできなくて… わたし……」

溢れた言葉は、しかしすぐにこみ上げる思いに巻き込まれ、あっという間に押し流されてしまう。
どうすることもできないまま、小毬はただ泣きじゃくるしかなかった。

「小毬」

恭介に名前を呼ばれ、びく、と肩をすくめる。
が、恭介の手が小毬の頭を撫で続けると、そのこわばりはゆっくりとほぐれていった。

「いいんだよ」

泣き止んだ小毬の耳元へ、恭介がそっと囁く。

「どこまでやるかなんて問題じゃないさ。気持ちがこもっていれば、それはとってもプライスレス…だろう?」
879屋上までの螺旋階段(4/6):2007/11/06(火) 18:45:44 ID:kB26wRAV0
心が、

あたたかいもので、満ちていく。
880屋上までの螺旋階段(5/6):2007/11/06(火) 18:46:21 ID:kB26wRAV0
「は…い」

屈んだ恭介の耳元へ、小毬が小さな声で応える。

「ほんとうに… ありがとう… ございました… 恭介さん」

「どういたしまして」

恭介が笑って応える。
それで十分だ、と言わんばかりに。
でも、小毬は足りなかった。
全然、足りなかった。
もっと、伝えたい。
もっと長い時間をかけて、もっと近くから、もっとたくさん。
今、自分がどれだけ幸せか、伝えたい。
881名無しさんだよもん:2007/11/06(火) 18:50:43 ID:YqQmTxFj0
うむ
882屋上までの螺旋階段(6/6):2007/11/06(火) 18:51:10 ID:kB26wRAV0
「あの…」
「ん?」
「あの、恭介さんっ! これ……なんですけ……ど……ぉ」

小毬が精一杯の気持ちを込めて、差し出した、小さなドライバー。

「へぇ?」

恭介は、

「こいつで、どんないいモノが開くんだ?」

好奇心に溢れた少年の瞳で、それを受け取った。

幸せのスパイラルは、まだ途切れることなく続いていく。
883名無しさんだよもん:2007/11/06(火) 18:54:33 ID:kB26wRAV0
終了。支援感謝。読んでくれた人、スルーしてくれた人、ありがとう。
姉御のような記憶力の人は気づくかもしれないが、オレは前スレの774さ。

いちおー、蛇足な続きも構想している。反応次第ではまた投下する予定。
884名無しさんだよもん:2007/11/06(火) 19:06:21 ID:u3R2lAeYO
>>883
これは良い小毬×恭介、GMです

あとちょい亀レスだが
>>873
同一の言語圏の人物が同一の言語帯系内にある単語を使ってさえ、ある二者のうち片方でもその単語に対する認識が欠けていれば、それは言語として成り立たず
逆に、和製英語や地域訛りを例に、たとえ単語が本来の意味から外れて使われていたり言葉にぶれがあったとしても、その単語にたいして共通の認識さえなされていればそれは共通言語とよべるのではないだろうか
つまりなにが言いたいかというと871なりに意味があって言ったんだ、深く追求しないであげようよ
885名無しさんだよもん:2007/11/06(火) 19:10:12 ID:O1Slbusa0
読後感がいいなGMGM
886名無しさんだよもん:2007/11/06(火) 20:11:10 ID:S9SZ66vRO
このキョマリを見てたら途端に理樹と恭介がただ殴り合うというシーンが唐突に(ry
887名無しさんだよもん:2007/11/06(火) 21:02:38 ID:InP+0ySa0
>>883
なんかこまりんらしくないこまりんでこまりまっくす?
きっと、現実世界でコレがあれば、このふたりは楽しいことに
理樹君がかわいそうになったけどそれはそれでいっかとか思ってしまった
888名無しさんだよもん:2007/11/06(火) 21:34:54 ID:fw3yQsH3O
>>887
寧ろ
小毬「(ぼー…)」
理樹「……恭介(ぼそ)」
小毬「うぇええぇえ!?」
理樹「くすくす、恭介って格好いいよね」
小毬「え、あぁあぁ、うん」
理樹「(にこにこ)」
って具合に応援する女友達的ポジションをゲットしそうだ
889名無しさんだよもん:2007/11/06(火) 22:05:59 ID:InP+0ySa0
>>888
なんかいいね、それ
おぎおぎしてきたっ
890小ネタ「盗聴2」:2007/11/06(火) 23:16:12 ID:6w6ncVwY0
>>888にされたインスパイアで

恭介「来ヶ谷、俺の盗聴器で何遊んでるんだ?」
来ヶ谷「何、ミッションのときに使い慣れてなかったら拙いだろうと思ってね。少々遊ばせてもらってる」
恭介「どうせお前のことだから誰かに仕掛けて…ってとこだな。相変わらず悪趣味だな」
来ヶ谷「試しに小毬君に仕掛けてみたんだがね。なかなか聞いていて楽しかったがこれくらいとしよう。
     恭介氏、勝手に使って悪かったな。それじゃ、また。」


恭介(そういや、衝動買いしちまったけど、実際には一回も使ったことなかったな…)
恭介(しかし、真人や理樹ならともかく小毬だと少し気まじぃな…)
恭介(少しくらいテストしてもいいだろ、仕掛けたのは来ヶ谷だしな…)
スイッチオン
891小ネタ「盗聴2」END:2007/11/06(火) 23:16:53 ID:6w6ncVwY0
理樹『それでそれで、恭介のどこが好きになったの?』
小毬『え、いや、え、そんなこと言われてもっ…』
来ヶ谷『いやいや、私から見ても恭介氏は好男子だと思うがね。
    あの締まった腹筋など見ていて何か思うところがあるだろう?』
小毬『わ、私、そんなとこ見てないよっ!』
理樹『小毬さんのことだから、恭介の皆に縁の下の力持ち的に頑張ってるところ、
   とかじゃないかな?』
小毬『そ、そういうとこは素敵かな…あっ、でも違うからねっ、
   好きとかそういう意味じゃなくて…』
来ヶ谷『そうか良かった、では私が恭介氏にアプローチをかけても問題はない、ということだな』
小毬『ええっ、ゆいちゃんも恭介さんのこと好きだったの!?』
理樹『来ヶ谷さん”も”?』
小毬『ほわぁっ、違うっ違うのっ〜』
来ヶ谷『はっはっはっ、こうもあっさり引っかかると微笑ましい。これはもう
    ラブラブハンターズ女子版をやる必要があるな。何、小毬君のその悩ましい
    肢体を持ってすれば男子的には落ちない方が難しいだろう』
小毬『うわぁ〜ん、とっても恥ずかしい〜』


謙吾「恭介、ちょっと相談なんだが…ってどうしたんだ?
   そんな考える人の像みたいに苦悩して?」
恭介「いや、俺にだって悩むことくらいあるさ…マジで明日どんな顔をして
   会ったらいいかわかんねーぞ…」

892(,,・ω・) ◆Erimo/2pEY :2007/11/06(火) 23:23:50 ID:7B0ghCjbO BE:1935179699-2BP(3001)
ニヤニヤした
GM
893名無しさんだよもん:2007/11/06(火) 23:24:59 ID:PTog7bWO0
>>890-891
キター!
鈴に盗聴しかけて、理樹が聞いて、っての書いた人だよなぁ?
やばい、上手すぎる! 盗聴ネタに定評がありすぎるwww
GMだぜ、うはははは。
894名無しさんだよもん:2007/11/06(火) 23:30:35 ID:InP+0ySa0
>>891
おもしろすぎる。その続きすら書けそうなぐらい素敵だ
タイトルは「恭介の明日は小毬マックス」
…ごめん
895名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 00:33:52 ID:/gjlWT7h0
面白かったぜw












でも、>>886を見て理樹と恭介がただ殴り合う、そんなシーンを見たくなってしまった
小毬の立ち位置はともかく、理樹も小毬を好きなままだったら結構複雑なんだろうな
恭介の方が相応しいと思う理樹、可愛い弟分の恋路を踏み躙りたくない恭介

ドロドロだな(∵)
896姉御と真人に挑戦:2007/11/07(水) 01:20:17 ID:Nb4iJgns0
「ふー疲れたぜー」
「おや、真人少年昼休みまでトレーニングかな」
「げっ来ヶ谷…」
「むっ、常々思っていたのだがその態度はいい加減失礼ではないのか」
「んなこと言ってもよぉ」
「まだアレが尾を引いてるのか情けない」
「うるせえ俺はナイーブなんだ、あんなの食らって…うぁあああ!思い出しちまったー!」
「思った以上に重症のようだな…」
「だぁあああ!足!足こえぇえええ!」
「足?あぁ、あの技がフィニッシュだったな…しかたない」
「うぅ…何する気だよ」
「ちょうどいい、そのまま目を閉じてこっちの指示通り動いてくれ」
「…かなり怖いぞ」
「悪いようにはしない、ちょっと右に移動、そこに長椅子があるから腰をかけて」
「っと、ここか?」
「うむ、そのまま椅子に寝転んで」
「おう…ってなんだこりゃ?」
「柔らかいだろう?おねーさんの膝枕だ」
「なんで膝枕なんだよ?」
「わたしの足が怖いのだろう?ならばこうしていいところもアピールすれば±0だ」
「んな簡単にいくかって、つーか恥ずかしいからやめるぜ…のおぉ!?」
「ふふふ動けまい、これには筋肉は関係ない大人しく堪能するといい」
「ちょ!待て!こんな状態のまま誰か入ってきたらどうすんだよ!」
「大丈夫だ、昼休みに部室に来る物好きはそう居ない」
「くそっ…マジでうごけねぇ」
「わたしが膝枕をしたのは理樹君に続き君で二人目だ、かなりレアだ、喜べ」
「理樹にもしたことあったのか?」
「ああ、終始照れていて非常に可愛かった
 ある意味いまの真人少年も可愛いがな」
「やめろよ,可愛いなんて似合わねぇよ」
「そうでもないと思うぞ」
「ふんっ」
897挑戦のオマケ(美鳥も居るよ:2007/11/07(水) 01:22:41 ID:Nb4iJgns0
「あー昼はとんだ目にあったなぁ…よーっす」
「やっほー真人くん」
「ん…」
「小毬と美鳥だけか、そのうち集るか」
「…」
「なんだよ美鳥?」
「別にー」
「明らかに不機嫌だよな、俺なんかしたか?」
「別にー」
「なんだってんだよ」
「やぁ諸君」
「はぁいゆいちゃ〜ん」
「おう」
「ふふ、しっかり改善されてるではないか、あとゆいちゃんはやめてくれ」
「とりあえずはな」
「ふんっ!」
「いっでぇー!なにすんだよ!」
「別にー」
「別にで足を踏んづける奴がいるか!」

「見られていたか…まぁ頑張れ真人少年
 可愛いではなくかっこよくなるには、乙女心がわからないとなれないぞ」

あとがき
色々不自然なところが多いかも…姉御のいじりキャラ、セリフが難しい
898名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 03:30:37 ID:k6yOPXQu0
良かったので勝手に便乗オマケのおまけ

練習後

「ふー! いい汗かいたぜ! 理樹、シャワー浴びに行こうぜ」
「うん」
「直枝理樹、そこの脳筋少し借りるわよ」
「はいはーい、理樹くんはこっちこっち!」
「ちょ、ちょっと二人ともなんなのさ?」
「そうだぜ、俺たちの邪魔すんなよ」
「直枝さんは巻き添えになりたくなければ黙って従ったほうがいいと思いますよ…それと美しくありません」
「美魚さんまで、ってか巻き添えって何!?」
「さあさあ井ノ原さんはこっちなのです」
「なんだよクー公までよ」


そして…@井ノ原真人行方不明
    A井ノ原真人再起不能
    B井ノ原真人酒池肉林

ここまでで力尽きたぜ。
899名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 04:15:13 ID:EWm0mOYW0
さらに微妙に続けてみた。

「で、真人、なんの用だったの?」
「いやな、太ももの筋肉を直に触らせられたんだけどよ」
「は?」
「まだまだ筋肉足りてねぇな、って言ったらしこたま殴られたぜ」
「・・・ああそう」

正直スマン。
900名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 07:19:39 ID:0ueU0OEP0
真人モテモテワロスwww
やばいよー、真人モテすぎるよー!
しっかしここまで愛される主人公の親友ってのも滅多にないよなぁ。
あれか、筋肉なのか? やっぱ筋肉なのか! GMだぜぇえぇえええ!!!
901名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 12:20:36 ID:E/nmmFQ00
まぁ、単体でもエロゲの主人公を張れる連中が、4人も集まってるからな…
ある意味オールスターってわけだ。

というわけで現在473kb。容量オーバー寸前名物(?)
世界の民族性ジョークから『会議に来る順番』リトルバスターズアレンジ版です。

というわけで、投下。


 リトルバスターズ全員で電車に乗って、山の温泉旅館に出かけることになった。
 集合場所は商店街そばの駅で、午前10時に集まる約束をしていた。
 さて、どんな順番で、みんなが集まってくるのでしょうか…。


  9:03 宮沢謙吾、到着。
「さすがに早すぎたか……」
「まぁいい。恭介のことだ。どんな仕掛けをしているか分からん」
「何があってもいいように、待っておこう。」
  9:18 直枝理樹、到着。
「おはよう、謙吾」
「おう。ずいぶん早いじゃないか」
「みんなちゃんと集まるか心配でさ…早く来ちゃったよ」
「真人は?」
「もうちょっと寝てから、後で来るって」
902名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 12:21:55 ID:E/nmmFQ00
  9:32 西園美魚、到着。
「おはようございます」
「あ、おはよう西園さん」
「西園、ずいぶん早いな」
「おふたりも、まだ30分くらいありますよ」
「直前になって買出しなどがあったら大変ですから、早めに来てみました」
「休日までマネージャーやらなくてもいいだろ…」
「いえ、休日だからこそマネージャーが必要なのです」
「リトルバスターズは、何があってもおかしくないグループですから…」
  9:47 能美クドリャフカ、到着。
「ぐっどもーにーんえぶりばーでぃー」
「おはよう、クド」
「おはようございます」
「ずいぶん大きな荷物だな、能美」
「もうちょっと早く来る予定でしたが…」
「あれもこれもと荷物を詰めてたら、こんな時間になってしまったのです」
「何がそんなに入ってるの? クド」
「マントが12枚と、帽子が3つと、手袋と、耳当てと、マフラーと…」
「能美さん、雪山に行くんじゃないんですから」
「さむいのにがてなのです…」
  9:54 棗恭介、到着。
「うぃす」
「おはよう、恭介」
「おはようございます」
「ん? まだ半分しか集まってないじゃないか」
「まぁ、電車は11時に出るから、時間通りでなくても大丈夫だがな」
「こうなることを見越して、早めに計画を立てておいてよかったぜ…」
903名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 12:28:08 ID:E/nmmFQ00
  10:00 来ヶ谷唯湖、出現。
「うわっ!」
「おはよう、諸君」
「いつからそこにいたの…? 突然だからびっくりしたよ」
「朝から開口一番それは失礼だろう、理樹君。10時集合だから10時に集まった、それだけだ」
「いや、俺ですら気がつかなかったぞ……来ヶ谷、気配を消すのが巧いな」
「謙吾少年、ご明察だ。実はテレポーテーションでここまで来た」
「出来そうで、うかつにツッコめないから怖いよ…」
  10:12 神北小毬、到着。
「うあぁーん、みんなごめぇーん」
「あ、ころんだ」
「小毬さんだいじょうぶなのですか!?」
「うーん…痛いけどだいじょーぶ…」
「神北さん、集合は10時ですよ」
「うん…10時に間に合うように、学校を出たんだけど…」
「突然トランクが開いちゃって、荷物が散乱して…それを片付けようとしてたら車がたくさん止まっちゃって…」
「小毬さん、災難だったね…」
「災難というか、神北が持つ天賦の才能が、如何なく発揮されたというか…」
「そんな才能いらないー(泣)」
  10:20 棗鈴、到着。
「おい鈴、何やってたんだ」
「ヒトラーとファーブルが、オードリーにちょっかい出してたんだ。そしたらコバーンがテヅカでアインシュタインになって」
「骨の髄までジャッキーで、あとでヒョードルあホクサイ ゲイツゲイツするのもユウサクで、ここらで一発アリストテレス」
「…というわけなんだ」
「さっぱりわけがわかりません」
「どういうことなのですか…?」
「鈴、途中から小林旭の『自動車ショー歌』になってるよ…」
「理樹、わかってくれたかっ」
「わかる自分が悲しいよ……これで恭介から『昭和の歌謡王』とか称号をつけられそうだ」
「いや、そこは『老人ホームに是非一台』でいこう」
「勘弁してよ…」
904名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 12:28:49 ID:E/nmmFQ00
  10:28 井ノ原真人、到着。
「真人! すぐ来るって言ったじゃないか!」
「ていうか理樹! お前が早く起きすぎたから、二度寝しちまっただろうが!」
「何回も携帯で呼んだよね!?」
「あんな蚊の鳴くような音じゃ起きれねぇよ! もっと力一杯鳴らしてくれないと」
「僕が真人の着信音量を遠隔でいじれたら、マナーモードの意味がなくなるでしょ!?」
「あたしの方が先に着いたぞ、駄目だな、真人」
「お前がデカい面するなっ」

「これで全員か?」
「男子は全員いる……女子がひとり足りないね」
「はるかがまだだな」
「三枝さんですか、まったくもう」
「遅刻は何回目ですかダメですよもう」
「ああ、あいつなら懲罰食らって校門前の清掃やってるよ」
「なにもこんな時にまで…」
「だから、葉留佳の代わりに私が行くわ」
「ええっ!?」
「いやいやいや…」
「佳奈多さん、それは…」
「二木、お前は呼んでない」
「却下だ、却下!」
「お前が一緒だと、息が詰まりそうだ…」
「ふたき、帰れ」
「ずいぶんな歓迎ね…」
「こうなったら、葉留佳に化けてここに来ればよかったわ…」

「みんなぁ……おいてかないでぇー!!」
905名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 12:34:34 ID:xiDcKkr60
>>901
おおっと、こいつぁGJと言わざるを得ないな!
次スレはどうする?もう470KB越えたし話し合わないか
906名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 14:19:44 ID:+R25+axcO
話し合うったって、スレタイの前後だろ?
ちゃっちゃと決めて雑談しようぜ
907名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 15:31:16 ID:tXCS3xltO

【妄想が】リトバス専用妄想スレ 6周目【暴走だ!】
908名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 15:38:02 ID:68su/JP3O
>>907
少しいじって
【妄想】リトバス専用妄想スレ6周目【旋風】
はどうたい?
909名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 16:14:27 ID:23mj7LBz0
【むひょっス】リトバス専用妄想スレ 6周目【ハァハァ】
とかどうよ?
910名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 16:48:31 ID:lVsv/xfl0
>>904
GJだが佳奈多が仲間外れはかわいそうだぜ
ここはかなちんシスコンモードを発動だ!
911名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 17:24:16 ID:qNbrt/gs0
「風紀委員として問題が起きないかチェックする必要があるわね」

こうですか分かりません(>ω<)
912名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 18:14:54 ID:OQt6D2J90
>>910のおかげで

「うわー、皆ごめん、突然おねーちゃんが一緒に行くとか言い出して」
「何言ってるの。 一応私はあなたの監視役なんだからあなた一人放り出したら本家から何言われるかわからないし、
 だいたいあなたみたいな世間知らずのトラブルメーカーを放置するのも姉としておかしいし、
 トラブルメーカーと言えばここにいる全員がそうだから風紀委員として問題がおきないかをね」
「ようするに、二木さんも一緒に行きたいわけだね」
「はるちゃん、お姉さんに愛されてるね〜」
「やはは、そーみたいデスネ」
「変な誤解をしないでくれない? 別にそんなつもりじゃないんですからね」

こんな感じの妄想が走り抜けてしまった。
913名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 19:07:28 ID:orQy8/Fe0
おっ・・・もう480か・・・。
>>912
素直じゃねえな・・・。かなちんかわいいよかなちん。
914名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 20:51:03 ID:Gbs+muaw0
「ふぅ……」
車の免許取ったばかりで随分運転したもんだ。
夜は深まり、助手席の理樹は息を立てて寝るどころか、俺以外のメンバーは遊びつかれたのか全員眠っていた。
やれやれ、寮に着くまでこりゃ一人の苦労かな。
修学旅行に俺達で行くとは言ったが、こんなにも車の運転がつらいとは思わなかった。
俺も少しはめをはずして遊びすぎたな、少し眠気がまぶたを下ろそうとたまにやってくる。
「恭介さん」
声がした。ちょうど後ろ辺りで。
「これ」
一つガムが俺の肩辺りにやってくる。
「小毬」
寝ている真人・謙吾・鈴の上を上半身だけを浮かせて手を伸ばしているのだろう。
「どうぞ」
一瞬ミラーを見た。
小毬が微笑んでいるのが見える。
ああ……。
「ありがとな」
俺はいつものようにそう答えた。


理樹VS恭介で若干どっちも小毬がすきなんだぜみたいな構想で書いてたんだがいまいち進みが悪くなったので
とりあえずこういうものを書いてみた。
915名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 21:07:21 ID:h+//F3xq0
>>904
謙吾と理樹君がらしいよねぇ
はるちん、永遠に不憫な子だよ
>>913
かなちんとかなたん、どっちがいい?
>>914
やっぱりこまりんはこういうポジションがいいっ
916名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 21:47:15 ID:UBUPYF+E0
SSが出来たけど長すぎてこのままじゃ容量オーバーしちまうぜ…
どうすればいいんだ
917名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 21:47:41 ID:Gbs+muaw0
>>916
次スレを待て 支援してやるから
918名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 21:47:59 ID:0ueU0OEP0
>>916
素直に次スレで投下汁、楽しみにしてるぜ!
919国崎:2007/11/07(水) 21:48:56 ID:Gbs+muaw0
お前等 準備はいいか?



    

                  エ
                  ビ
                  バ
                  デ
                  ィ
                  セ
                  イ
                 !!!
920名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 22:01:21 ID:qNbrt/gs0
         ┏┓                ┏┓                          ┏┓      ┏┓
 ┏━━━┛┃┏┓        ┏━┛┗━┓  ┏┓    ┏┓    ┏┓┏━━┛┗┓┏┓┃┃
 ┗━┓┏━╋┛┗━┳┳┳╋━┓┏━╋━┛┗┳━┛┗┳━┛┗╋━┓  ┏┻┛┗┫┃
     ┃┃  ┗┓┏┓┃┃┃┣┓┃┃┏╋┓  ┏┻┓  ┏┻┓  ┏┛  ┃┃┃┏━┓┃┃
     ┃┃    ┃┃┗╋┻┛┃┃┃┃┃┣┛┃┃┏┛┃┃┏┛┃┃┏━┛┃┣╋━┛┣┫
     ┗┛    ┗┛  ┗━━┻┛┗┛┗┻━┻┛┗━┻┛┗━┻┛┗━━┻┛┗━━┻┛
 ┏━━━━━━━━┓        ┏┓      ┏━━━━━━┓        ┏┓      ┏┳┓
 ┃┏━━━━━━┓┃┏┓┏━┛┗━┓  ┃  ━━━━  ┃  ┏━━┛┗━━┓┃┃┃
 ┃┃┏━━━━┓┃┃┃┃┗┓┏┓┏┛  ┃  ━━━━  ┃  ┗┳━━━━┳┛┃┃┃
 ┃┃┗━┓┏━┛┃┣┫┣┳┛┃┃┗┓┏┻━━━━━━┻┓  ┃┏━━┓┃  ┃┃┃
 ┃┃┏━┛┗━┓┃┃┃┃┣━┻┻━┻╋┳━━┳━━━┳┛  ┃┗━━┛┃  ┃┃┃
 ┃┃┗━┓┏┳┫┃┃┃┃┣┳━━┓┏┛┃ ━ ┣┳  ┏┛┏━┻━━━━┻━┫┃┃
 ┃┃┏━┛┗┛┃┃┃    ┃┃┏┓┃┃  ┃ ━ ┃┣  ┗┓┃┏┳━━━━┳┓┃┃┃
 ┃┃┗━━━━┛┃┣━━┛┃┗┛┃┃┏┛ ━ ┣┛┏┓┃┃┃┃┏━━┓┃┃┣╋┫
 ┃┗━━━━━━┛┃      ┗━┳┛┃┗━━┓┣━┛┃┗┫┃┃┗━━┛┃┃┃┃┃
 ┗━━━━━━━━┛          ┗━┛      ┗┛    ┗━┻┛┗━━━━┛┗┻┻┛
921名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 22:07:45 ID:h+//F3xq0
まだ埋めるの早いからね
次スレの名前どうしようか
>>909に一票、理由?IDがうらやましい
922名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 22:16:13 ID:hBpwA+7T0
すまん、立てようと思ったが規制食らってて立てられなかった…誰か頼む
923名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 22:41:22 ID:e2Ld+9vL0
やってみる
924名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 22:46:54 ID:DIKXfliW0
ID変わったけど>>923です
ミッションコンプリート

http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1194443032/
925名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 22:48:24 ID:KuQRF18HO
>>914
これは見事に恭介と小毬の関係性をあらわしてるな、短い文章なのにグッときた
926名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 22:51:10 ID:h+//F3xq0
>>924
乙ですヨ、埋めましょー
927名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 22:52:14 ID:+xhjadS/0
>>924

つーかこの形式のスレタイだと字数制限が厳しいな
●持ってると緩和されるんだっけ?
928名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 23:16:39 ID:OQt6D2J90
埋め立て支援ー
929名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 23:36:59 ID:qT7/NBgpO
それじゃ、俺も埋め支援をしますヨ!
930名無しさんだよもん:2007/11/08(木) 00:29:18 ID:J033A/pQ0
いやっほーぅ
931名無しさんだよもん:2007/11/08(木) 00:32:12 ID:2WMEXbvA0
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       _r.ヽr ‐ヽ                 __
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        ヽ    //∧// フヽ`二彡./   ∠ -―ヽ.     ヽ
         ヽ /// / // /   /    ./l l ヽ ヽ ',{只マー〈
             マ// ∠./// :/      .. イl | | |   ', }.ィ  ',  :',
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               ∨_/////:| || |、 :|'弋zり    弋zり .ハ  |    ',\
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               マ/////レ//{!   |-ヘ    V ノ  . イ  N |    ',\ \
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932名無しさんだよもん:2007/11/08(木) 00:46:39 ID:0R0GKUZnO
埋め旋風だ!
933名無しさんだよもん:2007/11/08(木) 00:59:56 ID:kgaEjMwy0
埋戻しがてら妄想を垂れ流す

「I could give him a hug if I were beside him.」
「あい・くど・ぎぶ・ひむ・あ・はぐ・いふ・あい・わー・びさいど・ひむ…。わふー、何で『くど』とか『わー』になるのかわからないのです…」
「これが仮定の文なんだっていうのは、クーちゃんも分かるよね」
「はい」
「『if』のあとの事は現実に起こってないから、現在形は使えません。同じように、『give him a hug』も現実には起こってないし起こらないから、これも現在形には出来ないのです。もし現在形だと、『if』の前はどんな文になるかな?」
「ええと…、あい・…きゃん・ぎぶ・ひむ・あ・はぐ…?」
「そうそう。訳してみて?」
「えっと…、『私は、彼に、ハグを与える事が出来ます』……あ、『私は彼を抱きしめる事が出来ます』ですっ!」
「クーちゃん、よく出来ました! じゃあ、もとの文を訳してみよう」
「はいっ! ええと、『私は彼を抱きしめる事が出来た』…『もし私が彼の…傍にいたら』? 『もし私が彼の傍にいたら、私は彼を抱きしめる事が出来たのに』…。こうでしょうか……?」
「すごいよ、クーちゃん! It's perfectだよ!」
「わふぅー! できたのですっ! じゃ、じゃあ、ひとつめのこれを、『リキ』に変えたら…」
「ふえ?」
I could give Riki a hug if I were beside him.
「///」
「///」

続かない
934名無しさんだよもん:2007/11/08(木) 01:57:06 ID:EqfGpytA0
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               ∨_/////:| || |、 :|'弋zり    弋zり .ハ  |    ',\
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               マ/////レ//{!   |-ヘ    V ノ  . イ  N |    ',\ \
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               |       Y.ハl >、  /{ l!|   / レ  //',
               |         ヽ、 /  .厂 | l !ー く \  //  ハ
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935名無しさんだよもん:2007/11/08(木) 01:57:57 ID:8TgGHkTt0
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936名無しさんだよもん:2007/11/08(木) 02:00:30 ID:EqfGpytA0
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937名無しさんだよもん:2007/11/08(木) 02:03:10 ID:EqfGpytA0
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938名無しさんだよもん:2007/11/08(木) 02:16:28 ID:EqfGpytA0
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939名無しさんだよもん:2007/11/08(木) 04:01:19 ID:8TgGHkTt0
             `' - 、~ ` - ヾヽ.|i                          
          -==二二ニ>-  `゙ V- 、__                       
         _,..r:'´_,..             `k 、_                     
        ,.f=-ノ´                 `t        .__,,,,,,.__         
         ,.r '´  //          !、 ヽ    `t      f´/o__`.ヽ  俺の人形劇で楽しんでいってくれ
     ,y'__,,....=7 /    /  /  ノ ノ:`iト、  `i=--.j、     ゝ!   ~^ ゜l     
         /i / f   i  !  ./!ノ_,.ニ!=ヾ  !、 =-、_  r=---ゝ、_  ノ     
        / ! ! !   |  ! / ./ノ ゞ=斗' ':, i,>、 トヾ`  'k-- _,/  `'<,==-、   
      /_,t ソ.i  | !  !  i  !ノ´     ミミヽj!S) ヾ、  ⊂二f/^~~^'=-`'<´  
      ''"  //! ノ! ',  i  ! t'´::      ミ 'i!''/ .!トヽヽ  "'/f'''"二二、` :|    
        /' ! / |  .j  i  ! i ` _,,... ,r`'  ミ.ノ''| !, ! `   /| | `! 、 ,  `  !   
          !/ !| ! !  !, !:::  ヾ--'´.   /  t!_     ゝ!I l  Y    !    
          !  ! ! !| | ! !:::    '''"  ./ 彡, ) `- 、   '''`t~γ   .!    
     ,.. - -っ''~~~^ヽ!!  ! '!!ゝ、    ,..::'     /    ''ヽ、  t`t    !    
     /  r'~I _    'j      '-=-、     / ./    / /v'-===jxヽ   !'i、  
    ノ二''' -r'´ y´.i  ノ     .,/^  ',    / /   / /       t   ノ/ !  
   f_,,,,,,._ `t ! j...,, !''"     /    )   / /   / !       |\  ./  \
  / ____ヽ ゝ-!'  :/ ,__,....=-/     !   /,.../      !      !  ! ヽ/    \
 / /  ),/   f /    /    !'~~'''''"~ /      !      !  !! y      \
940名無しさんだよもん
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