1 :
(>ω<):
>>1乙!
すげーいいなっ!
なんか縛りぬるぬるなテンプレにはぁはぁ!
5 :
名無しさんだよもん:2007/08/29(水) 00:56:19 ID:3OMSmr1j0
>>1 乙です。
全然初心者に見えないよ。
いい。
>>1 クソスレ立てるんじゃねえよ
なーんて言うとでも思ったか、
>>1おーーーーーつ!
約束通り来ヶ谷さんが弁当をつくってくれた。
唯湖「どうだ、理樹くん」
理樹「うん、美味しいよ」
でも来ヶ谷さんは怪訝な顔して、
唯湖「嘘はないみたいだけど少しだけ不満そうだな」
あ、やっぱ来ヶ谷さんにはお世辞は通用しないか。
理樹「ちょっと卵焼きは甘過ぎたかな」
唯湖「甘いのをリクエストじゃなかったのか」
理樹「そうだけどちょっと甘過ぎだって、ほら」
そう言って僕は来ヶ谷さんにくちずけた。
唯湖「んっ」
理樹「ね、ちょっと甘過ぎでしょ」
唯湖「そ、そうだな」
そう言いつつも彼女は目を耳まで赤くして目をそらしていたことを僕だけは知っていた。
9 :
8:2007/08/29(水) 01:07:18 ID:VgMZ0X7j0
駄文妄想すまそ
皆さんありがとう、行き当たりばったりなスレ立てですまんこってす。
スレ番は題名自体変わったのでつけないでいいかなぁとの判断でしたが。
>>8 甘いのはすごく嫌いじゃない…じーじぇい
>>8-9 くちづけ、だな。
唯湖「・・・理樹君、口直しと言ってはなんだが・・・ん・・・」
理樹「ぁむ・・・」
唯湖「・・・はぁ、ど、どう・・・だ?」
理樹「・・・う、うんでも・・・これも甘すぎるかも」
唯湖「そ、そうか! 実は私も・・・その、だな・・・」
理樹女性化しています嫌いな方は注意してください
今日は昼から女子は家庭科男子は体育という授業で二人一組でクッキーを作ることになった。幸いなことに僕はお菓子づくりが得意だから今回は少し自信が持てそうだ。なんて思っていると
鈴「理樹、私と作るぞ」といってきたので
理樹「良いけど、鈴どのクッキーをつくりたい?」
鈴「そうだな、チョコチップクッキーなんてどうだ。私もあれ好きだし。駄目か?」
理樹「良いよ、それなら僕がクッキーの生地作ってるからチョコチップとってきてくれる」
鈴「まかせろ」
>>9 理樹はそこまで積極的じゃないと思う。
せいぜいこんな感じじゃない?
理樹「ちょっと卵焼きは甘過ぎたかな」
唯湖「甘いのをリクエストじゃなかったのか」
理樹「そうだけどちょっと甘過ぎだって、ほら」
僕は持っていた箸で卵焼きを一つ摘むと来ヶ谷さんの口元に差し出した。
唯湖「え?」
理樹「食べてみれば分かるって。ほら、あーん」
唯湖「え?ちょっと、待て理樹君」
何故か来ヶ谷さんは顔を赤らめて慌てた口調で後ずさる。
どうかしたのだろうか。よく分からないけど、とりあえず再度卵焼きを勧める。
理樹「ほら、食べてみてよ来ヶ谷さん」
唯湖「う……うむ」
彼女は観念したかのように一度深呼吸すると
恐る恐るといった感じで可愛らしい口を開いた。
唯湖「あ、あーん」
理樹「はい、どうぞ」
僕は小さく開いた来ヶ谷さんの口の中に卵焼きを放り込んだ。
唯湖「んっ」
理樹「ね、ちょっと甘過ぎでしょ」
唯湖「そ、そうだな」
どうしてだろう。そう言うと彼女は目を耳まで赤くして目をそらしてしまった。
けどその普段とは違う可愛らしさに、僕は知らずに笑みを零してしまった。
西園さんなら言うはずだ。
攻めな理樹は正しくないと。
14 :
調理実習そのに:2007/08/29(水) 01:54:07 ID:7RX9ERTAO
‐‐グランドにて‐‐
「謙吾今日こそ決着をつけてやるぜ」
「良いだろうその勝負受けてたとう。だが、せっかく理樹がクッキーを作るのだ。どうせなら勝ったほうが食べることにするぞ」
「なにぃぃぃ、てめえせっかく理樹が作ったクッキーを独り占めする気か」
「じゃあ今日はやめておくか。俺は別に構わないぞ」「いや、勝負だ謙吾お前を倒して理樹のクッキーは俺がもらうぜ。筋肉様お力をおかしくださいーー」
「では、いくぞ真人」
>>13 理樹「ね、ちょっと甘過ぎでしょ」
唯湖「そ、そうだな」
私の作った卵焼きはとても甘かった。さすがに砂糖を入れすぎたか。
唯湖「たしかに甘過ぎだな…。でも…」
唯湖「(甘いのも悪くないな…)」
私は心の中でそう思った。
理樹君と過ごす甘い時間は、私を少しずつでも、変えてくれそうだ。
姉御もあまあまだな。
16 :
調理実習そのさん:2007/08/29(水) 01:59:10 ID:7RX9ERTAO
理樹女性化注意
「待て、お前等俺のことを忘れてないか」
「邪魔するんじゃねえ。これは理樹のクッキーを賭けた勝負なんだ。って恭介ーーー。」
「何をそんなに驚いているんだ真人」
「いや、真人の反応が普通なはずだ。恭介学年が違うお前が何故此処にいる」
「それは俺も理樹の作ったクッキーが食べたいからだ。何をあたりまえのことを言っている」
「いや、あたりまえっておい・・・。」
「諦めろ真人何を言っても無駄だ。それで恭介いったいどうやって勝敗を決めるんだ?」
「そうだな。授業が終わる5分前になったらグランドを出てもよし。それまでは出てはいけないが相手の体力を削る行為は許可する。グランドを出てからの妨害もありだ。最終的に一番早く理樹の元についたものの勝ちだ質問はあるか?」
「特にないな」
「俺もだ」
「それではミッションスタートだ」
>>1 乙
そして新スレ早々姉御だらけで悶えまくりですよ
19 :
名無しさんだよもん:2007/08/29(水) 08:37:42 ID:CoWkcKpCO
>>1 やるからには乙だ
姉御もいいなと思った今日この頃です
>>1乙です
>>16 本気で争う3人と詰めで自爆する恭介と、結局仲良く皆で仲良くお茶会してる風景が浮かんだ
姉御かわゆいな
エンド後、恋心によって覚醒した鈴と姉御が全力で理樹を取り合うなんて風景が見たい
>>1 乙
全く・・・日夜姉御と理樹と恭介と小毬で妄想してる
俺にはこのスレは毒だぜ。
23 :
1:2007/08/29(水) 11:23:10 ID:mFK7wZW/0
>>17,
>>22 足りないところ補完感謝ですーっ(>ω<)
>>17さんのところだとエロSSは禁止なんですねー…エロ入ってもステキなSSが多いから是非残したいですけど…ちゃんと整理して。
なぁ兄弟達、今更だがエンド後の修学旅行ってどんな感じだと思うよ?
行き先が海だから当然水着イベントは欠かせないだろう
着の身着のままだから当然水着は向こうで選ぶ訳で理樹君が着せ替え人形になったりとあれこれ妄想できるな
思い切り遊んで夜になったら旅館で卓球やゲーム大会を繰り広げていい
好きなカップリングがあるなら二人のエピソードもいいだろう
定番だが、のぞきイベントも欲しいな
修学旅行の4文字だけで結構妄想できる訳だがここでアンケート
男女各キャラの水着はどんなのがいいか聞かせてくれ
クドは断固スク水とか真人は褌に決まりとか全員書いてくれてもキャラごとでもおk
25 :
名無しさんだよもん:2007/08/29(水) 12:08:06 ID:9eopOF7N0
>>24 ものすげええええ妄想いいな・・・。
筋肉は水着じゃないがふんどしでイイ。
姉御はあのカレンダーのビキニがイイ。んでポニーを・・(´Д`)
鈴と小毬は想像しにくいな・・・。
褌はむしろ謙吾。
真人はビキニパンツ。
理樹は学校指定の悔パン
恭介はトランクスタイプの奴
小毬はフリフリのワンピースタイプ
鈴はスポーツタイプのビキニ
姉御は露出の高いビキニ。パレオも付いてるとなおよし
美魚は青スク
クドは白スク
はるちんはチェックのワンピースタイプ
>>24 間違いなく卓球がミッションになるな
だがあいつ等が覗きするとは思えん…
あー、でも恭介がミッションにしたらなんだかんだでみんなやりそうだな
>>24,27
何を勘違いしている?
覗きをするのは美魚と姉御の方じゃまいか。
まあ姉御はクドや小毬を愛でるというのも捨てがたいが
>>28 つまり「危ないから」と隔離された姉御が代わりに理樹を愛でたり、恭介と結託して女湯を覗こうとするわけか
あえて混浴で
これなら謙吾真人恭介が理樹と入っても問題なしです
キモイからやめれ
なぜか恭介の赤ビキニ姿が思い浮かんだ
海に来てもトレーニングを欠かさない真人。
おもむろに海パンに手を突っ込み鉄アレイを取り出す。
お風呂は間違いなく姉御の至福の一時となるだろうな
銭湯にいくSSなら見たことがあるな
姉御が暴徒とかしたり男湯を覗くシーンもあったぞ
ああ、かわいい・・・
前スレのゴールっぷりに吹いた
♀理樹×クド
「リジュおねーさまーおはようなのですー」
「…クドその呼び方なんなの?」
「くるがやさんにこう呼ぶと喜ぶと聞いたのですが、違うのですか?」
「とりあえずいきなり呼ばれて喜びはしないかな…」
「そうですかー、なかなかいいとわたしは思ったのですが」
「あー、うん、別にそう呼びたいなら呼んでいいけ…」
「ほんとーですか!リジュおねーさま!」
「うあっ…」(け、結構いいかも)
「おねーさまーおねーさまーわふー」
「あぁ…かわいい」
「うつくしいです」
クドが理樹に一目ぼれしてるのは女も男も関係ないと思う
41 :
名無しさんだよもん:2007/08/29(水) 18:03:30 ID:5J+Up5xC0
卓球は間違いなく恭介か姉御の勝ちだな。
鈴や謙吾も強いだろう。
はるちんや美魚も意外になかなかできそう。
クド、理樹はまあまあだと思う。
真人は逆にこういう弱そうだな。
小毬は・・・・。問題外?
みんな……思い出すんだ……、使う武器によって勝敗は変わったはずだ……。
43 :
名無しさんだよもん:2007/08/29(水) 18:09:37 ID:5J+Up5xC0
ああそうか・・・・。
真人とかだったらピンポン玉じゃなくて猫とか玉がわりにつかいそう。
>>42 ちょ、バトルルールを卓球にも適用すんのかw
ああ、浮かんでくるぞ
爪楊枝で必死に球を打ち返そうとする真人とか
恭介ならハンデ付けそうだなぁと思って。
姉御に女装写真をばらすぞと脅迫されて脱衣麻雀に参加させられる理樹。
他の面子は同じく姉御に脅迫された鈴とクド。
当然初心者の3人が勝てるわけもなく、姉御の一人勝ちでなす術もなく脱衣を強要され羞恥に打ち震える3人。
>>47 姉御(今だッ…!)
キュピーン(カットイン)
姉御(ツバメ返しッ!)
理樹「いやいやいや。 ちゃんと見てるから。 イカサマ禁止だよ」
>>47 いやわからんぞ。意外にクドがビギナーズラックで強かったり鈴に猫の魂が宿って鬼ヅモになるかもしれん
なんか、卓球試合の前に真人がうなぎパイを引いて…「またうなぎパイかよおぉぉーーー!!」
って絶叫してるのを想像してしまった
執筆\(^o^)/オワタ
駄文なのに長文すぎ、R18にするより非エロの方が楽しかったし自然だったから逃げた
俺チキン/(^o^)\
たぶん生テキスト投下したら15レスはくだらないんだが…できればtxtうpしたいかも。
なんかいいろだとかないですかね?
非エロなら
>>17 の投稿小説展示場に載せたらどう?
どっちでも読むよ。
「ん?クー公は泳がないのか?」
「わふー……浮き輪がないと泳げません……」
「だったらオレの筋肉に摑まれよ。向こうの島まで連れてってやる」
「本当ですか!?」
くっ、もうそうりょくがたりない!
元々本スレでSS投稿について、長文になった場合の適切な投稿先としてこのスレ立てようという流れだったはずだから
問題ないと思うが。
だとしても1人で15レスも消費するのは気がひけるということなら申し訳ない。
56 :
51:2007/08/29(水) 19:09:57 ID:Ni6CoS320
>>55 くちゃくちゃ長くってもおーけーってことか。
じゃスレの流れが落ち着いたら大空襲に行きます(`・ω・´)ゝ
「オレの筋肉は寝てるときもポカポカして湯たんぽがわりになるんだぜ」
「わふーっ!そうなんですか!それはぜひ使ってみたいですー」
そして……
58 :
名無しさんだよもん:2007/08/29(水) 19:23:50 ID:luNYdfGa0
>56
楽しみにしてます。
>>54 あえて逆パターンもいけそう
実はカナヅチの真人をクドが無い胸反らしながらノリノリで泳ぎ方教室
唯湖「ほう、小毬クンもずいぶん成長したものだな」
唯湖「実に滑らかな指触りだ、お姉さんは嬉しいぞ」
唯湖「ココも小さくて実に可愛らしい」
唯湖「少しだけ入れてもいいかな?小毬クン」
小毬「ひっ…、ひぃぃ…」
むしろクドは泳げそうだ…犬的な意味で
そんな時の為の保管庫が(ry
63 :
名無しさんだよもん:2007/08/29(水) 20:26:10 ID:5J+Up5xC0
ここで一つ考察結果を披露したい、何故あのえろえろ魔人だった唯湖が、実は純情派だ
ったと言えるのか?
答えは個別ルートに在る、それまで感情の正しい発露を得られなかった唯湖は、自分の
えろえろ行為について、感情による影響を受け無かった、即ち童心としてのえろえろだ。
ところが虚構世界での個別ルート以降、彼女は正常な感情の動きとそれによる影響を受
ける事になり、結果、純情可憐系乙女が誕生したブゥラァァァーーーヴォォォォー――。
てのなんだけど、どうだろ?
とてもいけてる理論だぜ
100割尊敬したb
67 :
名無しさんだよもん:2007/08/29(水) 21:24:53 ID:RNBE8k8q0
>>65 ブゥラァァァーーーヴォォォォー――!
姉御さいこーーーーー!ひゃっほーーーーう!
見えた!今しかない!駄文ですが大空襲逝きます。
※本作は前回投稿の「誰のために僕らは」の設定を引き継いでおります。
※テキスト量約二倍になってしまいこの分母ですが…どうかお付き合いお願いします。
俺の選択はいつも強引だ。
あぁ、言われなくてもわかっている。だがそれでも構わないという奴が周りに居るなら、俺の選択は間違っているわけじゃないのだろう。
ちょっと手荒だったかもしれないが…それが二人を繋ぎ止める鎖になったなら、今はそれで良かったと俺は思う。
[円舞曲(恭介視点)]
〜Episode1:卒業式〜
「よし…こんなもんか」
一通り荷物を纏め終わって一息つく。
高校生活最後の日まであと7日。俺はルームメイトにも手伝ってもらい、寮の荷物を纏めにかかっていた。
「おーい、コイツはどうするんだー?」
「ん、何それ」
「手帳っぽいけど…なんかかなり古いぞ?」
「んー、じゃいいわ、そっちの荷物に入れてくれるか?」
「はいよっと」
その時は意識してなかった…
『俺達は付き合い始めたんだ』
ということ。
正直旅行の時やそれ以降はリトルバスターズとして楽しむ事に専念してしまって、ろくに
あいつと二人きりになんてなれなかったんだよな…
「―ほぅ…で、出立は何時になるんだ?」
健吾が言う。その日の夜は、幼馴染み達と語らいを楽しんでいた。
もっとも、理樹と鈴がこの場に居ない時点で幼馴染みメンバーとは言いがたいが…
「あぁ、卒業式の次の日には出るって実家には言ってあるが。なるべく早く帰省しないと
道も混むし…何より時間がないしな」
「そっか…社会人様は大変だなぁ」
真人がヤレヤレと言わんばかりに相槌を打つ。だがお前だって今の成績じゃ進学は危ういんだからな…?いやむしろ勉強したくないだろうか。
――俺の就職先だが…結局は趣味で選んだようなもんだ。東京の某出版社、講○社というんだが…まぁ理由は聞かないで欲しい。しかし、歩いて丸一日かかるぐらいだからわりと遠いわけで、みんなとなかなかあえなくなるわけだ。
次の日の昼休み、俺はいつものようにロープで理樹の席まで舞い降りた。理樹の席にはリトルバスターズの面々が集まっているようだ。
「あっ、恭介が来た!」
鈴があからさまに慌てる。
「あん?どうしたそんなに慌てて…」
「ん…?あわててなんかいないぞ?」
いや、目が泳いでるからな。
「さては…なんか企んでやがるな?」
「えーっと恭介!今日は随分早いね…」
すかさず理樹が鈴に助け船を出してくる。
「あぁ…今日は先生具合悪くてな、5分早まったんだ」
「そっか。…ところで恭介、卒業式の後って暇ある?」
毎年卒業式の日は午前中で放課になるから…まぁ暇はある。
「ん?あぁ、20時頃までなら構わないが…」
「良かった、じゃあ学食で待ってるから」
「なんだお前ら…パーティでも開いてくれるのか?」
「えっとまぁ…そんな感じですネ」
三枝が口を挟んでくる。
「ネタバレになっちゃうとイケないんで、こっから先は企業秘密でありやす」
そういって三枝はクスクス笑った。ところで小毬はずっと俺と顔を合わせてくれないような…気のせいか?さっきから鈴に耳打ちしているし…
それにしても…いままでずっと俺がリーダーになりイベントを考えていたもんだから今回は不思議な感覚だ。客側に回るとイベント内容がすごく気になってしまうもんなんだな。
「あー…話し合いするなら俺外した方がいいか?」
遠慮なんてするもんじゃないのはわかっていたが、ネタバレの事でちょっと居づらい空気を感じてしまいつい口走ってしまった。
「そんなこと無いぞ恭介氏」
来ヶ谷が答える。
「…だが鈴君がすぐに口を割りそうで怖いな…」
うっさいボケと聞こえた気がするが来ヶ谷は構わず話を続ける。
「まぁあの企画はそこの四人が中心だからな。こっちで話したらどうかな?」
来ヶ谷は理樹、鈴、三枝、小毬を指してそう言った。
「…ではこの先は企画局に任せて、私達は恭介さんを拉致しましょう」
西園がいつの間にか後ろに立っていた。拉致って…お前らが言うと冗談に聞こえないぞ…
こうして昼休みは2つのグループに別れて話し合いになったわけだが…就職先のこととか勉強の事とか妙に当たり障りのない話ばかりされた気がした。
―そして、俺はもどかしさが拭えないまま卒業式の日を向かえた。
高校の卒業式は中学までと違いものすごくあっさりだ。
まぁこの年になってまで演劇のような卒業式なんかやりたくないが…流れとしては、まぁ読者はほぼご存じだろうから割愛させてもらう。
こんなたんぱくな卒業式でも女子の何人かは感きわまって泣き出していたやつもいたが、俺は感動に浸るどころか空虚感に襲われた。
これで高校生活も終わりなはずだが…そんな気はしなかった。もっとも今の時代、携帯やらなんやらで連絡なんてすぐ取れるわけで、距離が離れるのはあんまり気にする事でも無いわけだ。
―卒業式も終わり、俺は最後のHRを受けに行った。三階へ上がる階段に差し掛かると、携帯が震えた。
『まだ準備時間があるから、しばらくゆっくりしてて 理樹』
ぱたん、俺は携帯を閉じた。今日はクラスメートとも話がしたかったし丁度いいな…お言葉に甘えて、俺はしばしクラスメートとの談笑を楽しんだ。
―そろそろ時間か。学食へ向かうとしよう。今度は渡り廊下あたりで着信が入る。
『おめかししてきてもいいですヨ(>ヮ・)b 三枝』
どういう事だ?…パーティなんだからアリだろうが…まぁ寮に戻って準備していくか。
〜Episode2:宴〜
俺は白いタキシードに身を包み(どこから出したのか、またなぜ荷物として送らなかったのかは問わない事)颯爽と学食に向かった。
寮内ですれ違ったやつらから痛い視線を浴びた気がするがこの際気にしない。
「お待ちしておりやした先輩、その格好はさすが空気読んでますね☆」
食堂に着くと、黒のスーツに白いネクタイ(スカートではなくスラックス)に身を包んだ三枝が出迎えた。食堂内は暗幕がかかっていて暗い。
…服装はまともなんだが…その髪型にそれじゃシュールすぎるぞ三枝。
「ジッ…こちらエントランス、ターゲット出現しやした。オーバー」
なにやらインカムで通信してるようだ。しばらくして部屋の隅でノイズ音が聞こえると三枝が案内を始めた。
「この度は恭介さん卒業おめでとうパーティにご来場くださいましてありがとうございまーす。ではごゆっくりお楽しみ下さーい☆」
カッ
「うおっまぶし!」
急にスポットライトを当てられたじろぐ。照明を操って居る奴は逆行でこちらからは見えない。
照明が増え∞の字を描くように踊る。なんかドラムロールまではじまったぞ…やけに演出凝ってるな…
「れでぃーすあーんどじぇんとるめーん」
なんつーかやっぱりこの展開か。でも司会しているのは真人のようだな?
「本日は熱苦しい筋肉の中おこしくださいましてありがとうございまーす。今日は我らがリーダーの卒業祝賀会、大いにマッスルカーニバルしてくれるとありがたいぜ!」
食堂の蛍光灯が灯る。目の前にはわざわざ仕掛けたのかステージが用意されていた。
階段一段ぐらいの低いステージであるが、真人はその上で赤いスーツをラフに着こなし意味不明な司会をしている。
視線を移すと、いつもの長机はのけられ、丸いテーブルに白いテーブルクロスがかかったものが四つほどステージの近くに並んでいる。
左右にはリトルバスターズの面々が列を作ってクラッカーを構えているようだ。しかもみんなドレスやらスーツを着ていてやたら本格的だ。制服で来なくて良かった…
「せーの…」
「恭介(さん)、ご卒業おめでとう!!」
パンパンパン!
クラッカーが鳴り響く。
それを合図に照明操作台(木で作ったようだ)から二人の人物が降りてくる。
「べつにあなたに会いたくて来たわけじゃありませんことよ?」
何気に紫色のドレスが似合う笹瀬川。
「…今回の企画は私が付き添うことで特別許可にしてあるだけです。勘違いしないで。」
とは言いつつ、服装がノリノリな二木。彼女は三枝と同じような、紺色のスーツを着ている。
「お前ら…」
「ありがとうな、大いに盛り上がらせてもらうぜ!ひゃっほぉーぃぃあ!!」
「わふー!恭介さんが壊れましたー?!」
「っしゃあ!俺たちも盛り上がろうぜ!!筋肉筋肉〜♪」
「いぇいいぇ〜い♪」
「なんでそれがでてくるの!クドも乗せられないで!」
「まったく単純なやつらだな」
「コホン、司会が暴走したので俺が代わりに司会をしよう」
和服を着こなした(いつも袴だから違和感ないな)真顔の健吾がステージに上がる。
「とりあえずグダグダになる前に乾杯の音頭だけやらせてくれ。では皆、杯を手に」
健吾の一声で皆テーブルのグラスを取る。
注がれているのはノンアルコールのシャンパンだろうか…そう信じたい。
「では恭介の卒業を祝して…乾杯!」
「かんぱーい!」
グラスの音が合唱する。そして皆がグラスを口に運…
「…そうはさせませんよ」
西園が口を放す。
「おやおや…西園女史はなんとも真面目だな?」
西園は気付いたようだが…コイツはマジで酒だな…さてどうする、俺。
「なんだこれ…気持ち良くなってくるな」
「鈴…気付かなかったとはいえ一気って…」
「なんだ理樹、だらしねぇなくいっと行けよ!」
吸収が早い(?)のかすでに出来上がっている真人。
「真人も乗っちゃってるの!未成年でしょっ!」
「おかしいな〜…しゃんめりだったはずなんだけどぉ〜」
小毬もうっかり飲んでしまったようだな…しかし見掛けどおり弱そうだ
「わふー…ふわふわしますー…」
クド…ハハハこりゃダメそうだな。俺が飲むわけにはいかないか。
「いやぁ〜いい景色ですネー」
「三・枝・葉・留・佳〜っ…」
あぁ…ケラケラ笑う三枝の背後から風紀委員長が…
「ほらほらーいつもお堅くなってるんだからこういう時ぐらい♪」
「いらないわよっ…というか未成年でしょ…」
「あれ〜?だったらどうして最初の一杯を飲み干したかなぁ?」
「う…」
「ひひひひ…風紀委員長もまだまだですな〜はははは」
「おぉぉ…ざざみがざざざざみにみえる…」
「ちょっと〜…それはどういう意味ですことぉ〜?」
「させ子は双子なのかー?うぅ〜ひくっ…」
おぉ…佐々美と鈴が仲良くしているぞ…というか鈴が一方的に絡んでるだけっぽいが…。
「さざみはけっこうあるな…あたしとどっちがおっきいんだぁ…?」
「ちょ、どこ触っているのです!やめなさい変態っ…ほとんど同じですわ!」
なんか…すごいな…しかし理樹と来ヶ谷の顔が真っ赤なんだが。やめてやれ鈴…。
「ところでよぉ…誰が仕掛けたんだこれ」
俺は呆れながらも、全然酔っていない彼女に質問を投げ掛けた。
「えー?どうせオトナの板だしこれくらいはアリかなーと思いまして」
「やっぱりお前かよ…というか板ってなんだよ」
「禁則事項ですヨ♪」
「おいおい…」
―暗幕がかかっていて外の様子は見ずらいが、時計をみるともう夕方といっていい時刻になってきた。しかし長い宴だなぁ…頑張ってくれるのはうれしいけどな。
「―理樹…理樹…あれはどーした」
「え…なに?」
酔いが覚めてきた(まだ顔は赤くふらふらしているが)鈴が理樹に話しかける。三枝もそろそろ反省してノンアルコールを振る舞っている模様だ。
「あれだ…ステージイベントだ」
「あぁー……。葉留佳さん葉留佳さん、そろそろお願い」
「おぉーっと、つい忘れそうに…アイアイサー!」
三枝がステージに上がる。照明係の二人は完全に呑まれてしったようで照明効果は無しでの司会だ。
照明の二人はというと…二木と能美はそろって眠ってしまっており、笹瀬川は健吾に言い寄っているようだ。
「あーテステス」
「生き延びてる人ー!ちゅうもーく♪さてー…今回のメインともいえるイベント…!」
「恥ずかしい告白のコーナー〜」
「うわぁ…」
理樹が引く。つか…
「どっかで聞いたことあるんだが…」
「デジャヴですよ」
すかさず西園が俺の言葉をさえぎる
「はぁ…」
「では〜!まず鈴ちゃんから行きましょうか!」
「なにぃ?いきなりあたしか…」
顔を赤く染めた鈴が多少ふらつきながらステージへ向かう。少し落ち着いた感じの赤いド
レスは母のお下がりだな、俺も見覚えがある。
「ささっ、どぞー!」
「うむ……理樹」
「な…何?」
「好きだ」
「………」
「………」
二人が沈黙する。微妙な空気。
「えっと……僕も好きだよ、鈴」
「うん、知ってる」
「は…はぁ…」
また微妙な間。なにやら三枝が後ろでニヤニヤしているが…
おやおや〜…おアツいですなーお二人さん!」
「ひゅーひゅー!いいぞーりんちゃん!」
お、なんか小毬が復活してるな。
「なんつうか…くあぁぁぁじぇらしぃぃぃぃ!!!」
「真人はキモいな」
「ぐあぁぁぁぁぁっ!」
鈴…そのぐらいにしてやれ…不憫すぎるからな。
「次いってみまショー!次は…うーんみおっち!」
「私ですか…ですが貴女は主張なさらないのですか?」
「え!私?!…いやいや私はいつでもお恥ずかしい行動してますし…掃除とか掃除とか掃除とか…」
「ははは…自覚あるんだね…」
理樹が的確な突っ込みを入れる。
「そうですか…では」
鈴が理樹の肩を借りながらステージから降りると、入れ替わりに西園が登壇する。ベージュを基調としたドレスがとても似合っている。
「あーあー…フゥ…」
「そうですね…恥ずかしい告白ですか…。しいていえば私が間違えてお酒を呑んでしまった時でしょうか」
シャンパンを口にしなかった西園は、冷静に淡々と語り始めた。
「ふむふむ…それでそれで?」
「はい、私とってもお酒に弱く…すぐに回ってしまいまして」
「うんうん」
「しばらくそこからの記憶が無いのですが…気付くとリビングは見るも無残な状況に…」
「ってあれ〜っ?!みおっちコワッ!!…あぁぁ…あと少しでお酒呑ませそうになってま
したネ…良かった気付いてくれて…」
「誠にお恥ずかしい話です…お粗末様でした」
ハハハ…と三枝は乾いた笑顔で西園を見送ると、再びマイクを持った。
「さぁーて!そろそろ酔いが覚めて来たようなので…こまりん!次いってみまショー!」
「いぇ〜い!…って、ふえぇぇ、わ、わわわたし?」
「そっ、こまりんカモーン!」
ふらふらしながらも三枝に手を引かれ、肩口まで大きく開いた真っ白いドレスを着た小毬がステージに上がる。
「はい、マイクをどーぞ♪」
三枝がマイクをスタンドから外して小毬に渡す。だが小毬は何を言おうか迷ってしまって
いるようだ。
すかさず三枝が耳打ちをする。
「えぇぇっ…やっぱり言うの?」
「ん?言う言わないは自由ですヨ?」
「こまりちゃん、ファイトだ」
「うぅ〜…」
小毬は一度目をつむると、深呼吸して恥ずかしい告白をした。
「恭介さん…大好きです!」
……。
……いや……、この展開は分かってはいた。
心の準備はできていたはずだ。
だが……いざこのギャラリーの前で言われちまうと俺だってたじろぐ。
「恭介…さん?」
あぁ…ちきしょう…早く言わないと…っ!
「あ…ありがとう。俺も小毬の事が大好きだぜ」
口が開くと意外とすんなり言えた。
「まぁ…バカ兄貴にしては上出来だな」
…ものすごく突っ込みたい気分だが恋愛に関しては鈴の方が先輩だ。頭が上がらない。
「そっかぁ…良かっ…た…」
小毬の全身から力が抜けるのがわかった。俺は無意識に彼女を支えるため駆け出していた
「って、ちょっと!小毬さん!!」
「小毬っ!」
俺は駆け寄って小毬の体を支えた。隣では理樹と鈴が心配そうな顔をして見守っている。
「ちょっと小毬ちゃん!大丈夫?!」
三枝が大声で小毬の名を呼ぶ。
「ちょっと顔色が悪いみたいだな…悪酔いしたのかもしれない。後は俺が面倒みるから、会場の事がわかっててマトモな理樹と三枝は残っていてくれ」
「アイアイサー!」
「了解!小毬さんをよろしくね」
〜Episode3:円舞曲〜
俺はとりあえず見るからに具合が悪そうな小毬を抱えて食堂を出た。この状態だとまずいな…ちょっと寝かせてやるべきか。
―あぁ…それにしても何故俺は他の女子の助けを求めなかったんだろう。来ヶ谷だってマトモだったし西園も居たわけだし。
西園なんかマネージャーやってるんだからそれこそ…
なんだかネガティブな思想に駆られる。だが俺の部屋に近づくとそんなことも忘れた。
「ま…連れ出したんだったら俺が最後まで責任とらなきゃな…」
―部屋の戸を開ける。俺の部屋はほとんど荷物を運び出してしまったので全くといっていいほど生活感がない。
本当は女子寮に行くべきだったかもしれないが…俺は理樹のように日ごろの行いがいいとは言いがたいしな。門前払いになるのがオチだろう。
ルームメイトが居たらむしろ俺の部屋に担ぎこむのもアレだったが…あいつは実家が遠いからもう既に深夜バスに乗って帰っている。
小毬をベッドまで運ぶ。俺は明日の昼ごろに出立の予定で、今日一晩はここにいるつもりだったのでまだ布団は敷きっぱなしだ。
「まいったな…大分重症みたいだな。まぁ理樹にはメールしておくか…」
俺は使い慣れたケータイを右手もち親指を滑らせた。
「しばらく小毬を看病しているから、そっちはそっちで愉しんできてくれ…っと」
…すぐに返信が来る。
『わかったよ。こっちはこっちで大変なことになってるんだけどね…今日の主役は恭介のはずなのにごめんね(-_-;)』
返信を見たら向こうの常態が大体想像ついた…まぁ理樹ならなんとかやってくれるだろう
―俺は出立の準備をしながら小毬の目覚めを待った。俺も前クラスの打ち上げで酒を呑んで酔いつぶれたことがあったから、今は疲れて眠ってるだけだって想像つくが…なんか心配だ。
俺は小毬の顔色を伺う。なにやら悪夢にうなされている様な顔だ…単に酔っているからだけではなさそうに見えるがそれは深読みし過ぎだろうか。
それにしても…いつもは見られない清楚なドレス姿に目を奪われてしまう。なんというかこう…神秘的というか…
―五分ぐらいして部屋に往年のアニソンの着メロが流れる。この部屋で鳴るとしたらもう一通メールが来たようだ。送信者は…来ヶ谷か。
『コマリマックスの調子はどうだ?もし人手が必要ならば私達も行くが。いや余計なお世話かな?』
俺はメール返信しようとして手を止めた。小毬が目を覚ましたからだ。どうやら着メロが騒がしかったのか目を覚ましたようだ。
「うぅ…ん…ここは…」
「小毬…大丈夫か?」
小毬は焦点の合わないような目で俺を見る。
「恭介…さん?」
「ああ。すまん、勝手に俺の部屋まで担ぎ込んじまった」
「ふぇ…ううん、ごめんなさい面倒かけて」
なんだ今の…
俺は…今一瞬彼女の表情に影が差したような気がした…
「…なぁ小毬、調子はどうだ?」
「えっとね…ちょっと頭が痛いけど大丈夫」
「そうか…ならよかった」
……微妙な間、空気が重くなっていくような気がした。
「嫌な夢を見て…ちょっと悲しくなった」
「えっ」
「お兄さんがね…生きていた頃の夢…」
まて…どういうことだ…なぁ…だれか教えてくれよ…
ふと俺は思い出した。
理樹に聞いた事がある。小毬には自我が崩壊するほどのトラウマがあったことを。
「ねぇ…恭介さん…」
「……え?なんだ小毬」
「恭介さんは…本当に私のこと…好き?」
―――ッ!!
…いや…俺は…本当に好き…なのか…?
好きだったら…こんな質問簡単に答えられるよな……
「私ね…理樹君と鈴ちゃんが一緒になった時、ちょっと悲しかったけど…理樹君とは友達でいられればいいんだって思った。」
「私はりんちゃんとは仲良しだし…理樹君のことも大好きだから…」
―理樹君は私に教えてくれたもの…どんなに悲しいことがあっても、目をそらさずにいればもっとステキなことが見つけられるって…
そして私は…入院してたあの日、夢の中で恭介さんに会った。
夢の中の恭介さんはずっと苦しそうで…悲しそうで…でも恭介さんが苦しんでいる原因は恭介さんが気負いすぎだったってことがわかった。
私はあの日、恭介さんのそばでずっと見守って生きて行きたいっておもった。
恭介さんは責任感があって…強くて…かっこよくて…
でも私には…あの時の恭介さんを見て、今すぐに崩れてしまいそうな弱い心を持ち合わせてたんだって…そんな風にみえた。
―私の見つけた…もっとステキなこと。
それは恭介さんが大好きって気持ちなのでした…。
――。
「今は恭介さんと一緒にいるけど…不安なの」
「私のこと…妹か何かと勘違いしてるんじゃないかなって…」
「私も…恭介さんのこと………お兄さんだと思ってるのかなって…」
俺は押し黙ってしまう。
「それは…」
俺が言葉を紡ごうとするが、それはすぐに遮られた。
「だってね…?あれから何にも無いんだよ?夢の中のキス…それだけで…」
「恭介さんはみんなが大好きだってことわかってる。わたしもみんなが大好きだから…でも私は…」
「本当に恭介さんの恋人になれたのかなって…ずっと心配なの…」
「わたし…このままじゃまた…兄妹ごっこになっちゃうって……心配なの」
どこか共感してしまう自分が悔しい。
俺も心のどこかで、小毬はもう一人の妹くらいに思っていたのかもしれない。
「ね…恭介さん…私のこと…すき?」
ダメだ…もう言葉じゃ伝わらないんだ。
どんなに思いを込めた言葉だって…それは兄妹愛ぐらいにしか…いまの彼女には感じられないんだ…
傷つけたくない…踏み入りたくない…そんなの…そんなおままごとやっているだけじゃいられないんだ。
「小毬っ…」
―抱いていた。
こうするしかなかった。
考えてみたら…こんなことすらしたことなかったんだ…
俺は…なんて臆病者だ。
臆病になりすぎて…傷つけあうかもしれないことを避けて…避けて避けて避け続けたんだ…
一番子供だったのは…俺…なんだな…
恋って…難しいな……鈴…大人になるって…難しいな…理樹……
よくもまあ……本当の恋をしらないまま…あつかましく…説教してたもんだ……
―小毬の息遣いが聞こえる。強く抱きしめているから…鼓動も感じる。
そして…首筋にはつめたい何かを感じる…。
小毬は泣いていた。だんだん感情が抑えきれなくなってきているような…そんな感じだ。
俺はゆっくり腕をほどく。
小毬を真正面に見据える。
「ごめんな…俺はさ…お前を傷つけたくないと思ってた」
「実際はそうじゃなかった…俺が傷つくのを恐れてたんだ…」
小毬は嗚咽をこらえるように泣いていた。でもその瞳だけは俺の瞳をまっすぐ見つめていた。
「ふふ…こんなかわいい女の子に泣かれるなんてな…俺も罪な男だぜ」
目を閉じる。そしてやさしく…そのかみ締めた唇に唇を重ねる。
もう言葉なんて要らない。それだけでいい。
俺はゆっくりとその結んだ口を…舌で解きほぐす。
「うっ…くふっ……」
こもった泣き声が漏れる。固く結んで泣き声が漏れるのを我慢していたからだろう。
俺は構わず小毬の中を這った。
だんだん小毬の目の色が変わっていく。涙ももう止まったようだ。
俺は唇を放す。だが透明な液は数秒、二人を繋いで放さなかった。
「―少し、落ち着いたか?」
小毬は下を向いて、肩で息をしている。顔が少し赤いような気がする。
「ふぅ…ふぅ……うん…ありがとう…でも頭の中真っ白だよぅ……」
「なぁ小毬、今度からさ…呼び捨てでいいからさ…」
「…えぇ?…えっとじゃあ…恭介…くん?」
「なんだかな…それはちょっと俺らしくないぜ」
小毬はすこし間を置いて、今度はかすかな声でこう呼んだ。
「えっと……恭…ちゃん」
「ん…?すまん、よく聞こえなかったんだが…」
「…恭ちゃん」
顔が熱くなる。ってなんでキスしといてこんなことで動揺するの俺。
「っぁ……恥ずかしいな…」
「だめ?…恭ちゃんじゃだめ?」
まぁ…そのほうが親しみがあっていいか。それに小毬らしいしな…。
「…そんな呼び方されたの初めてだぜ…」
「えっと…嫌だったかな?」
「恭介お兄さん」
「えぇっ…それはダメだってー…」
「冗談冗談、…恭ちゃんでいいよ」
あぁ…なんて眩しい。まるで太陽のようだ…。そんな笑顔に俺は惚れてしまっただろうか……
「うん!」
小毬は満面の笑みで笑った。
俺はこれから…この笑顔を守っていかなきゃいけないって思った。
これからしばしの別れになるかもしれないが…また会うときは…一緒に…
〜おまけ〜
携帯が鳴る。マナーモードにしておいたためバイブレーションだけだが。
俺はベッドに小毬を残し、携帯を手に取った。
『送信者:理樹
題名 :いい所でごめん
添付 :なし
本文 :ごめん、心配で様子を見に来たんだけど入りずらかった…もういいかな?』
まて…どういうことだ…
それはつまり…
俺は小毬の耳を借りてささやいた
「すまん小毬、ちょっと静かにしていてくれ」
俺はしのび足で戸に寄り、聞き耳を立てた。
「…なせ!はなせ!バカ兄貴なんかにこまりちゃんはおか…もごもご」
おい鈴、おか…なんだ?
「フフフ…これは興味深いシチュエーションだな?もうすこし我慢したまえ、鈴君」
来ヶ谷、お前が元凶か…
「やっちゃえやっちゃえー!」
あぁもう…言い返せないだけにムカつくぞ三枝。
「盗み聞きはよくないですよ…?」
「…人のこと言えないと思いますことよ?」
「わふー…大人の時間ですー…」
「不純性交遊ね…まぁ先輩は仕方ないとしても神北さんには事情聴取しなくては…」
遠くではジェラシー!と叫ぶ筋肉バカの声、それを羽交い絞めにしている剣道バカ…容易に想像が付く。
「おい…総出かよ」
俺は作り笑いでこう言った。
「小毬…最高のミッションが今始まろうとしているようだ…俺についてきてくれるか?」
「もちろん、おっけーだよ?愛があれば…だいじょーっぶ」
「いや…それじゃ余計に陥れられるからな…」
俺達がこれ以上の交わりを持つ日はまだまだ遠そうだ…
付き合ってくださった皆さん、お疲れ様です。
あれだけ期待させておいてこの駄文で本当に申し訳ないです。
なんというか…書きたいことが浮かんで来すぎてまとまらないというか。
風来日記でだーまえ氏の言ってたコメントの気分がわかった気がしました。
えーと「じゃあ…恭ちゃん、お願いがあるんだけど…いいかな?」と続くプラスシチュエーションもあるのですが
まぁ反響次第ってことで…お粗末さまでしたm(_ _)m
以上です
>>87 いやいや、いいものでしたヨw
ふむ、メンバー総出か…つまり理樹と姉御の現実での初デートでも恭介がミッションスタートだ!の一言でリトバス全員で尾行するわけですな?
18/20?
>>89 えーと…意外と足りちゃいました。てへへ…
>>87 GJ!
恭介も謙吾に負けず劣らずのロマンティック大統領なセリフ吐いてたぜw
恭ちゃんて呼ぶ下りがツボなんで、是非プラスシチュエーション希望w
あ、あと細かいツッコミですまないが、健吾じゃなくて謙吾なんだからねっ!
させ子もお怒りですことよ
>>87 長編乙でした
書いてると予想外にキャラが動き回ったりして尺が足りなくなるのはよくある事ですよね
追加は妄想力の続く限り書くべしべし
>>87 GJ!
この調子で他のヒロインとか理樹×小毬とか…
無理か…orz
>>94 ユーいっそ自分で書いちゃいなYO!
SS書けなくてもあれこれ考えてネタ投下するのも楽しいもんなんだぜ
>>87 乙!恭ちゃんに悶えた。
というか恭介×こまりんに目覚めた。
これはいいものだ。
書きたくなってくる。
97 :
87:2007/08/29(水) 22:56:49 ID:Ni6CoS320
>>91 なぁぁぁっ!このろくでなしIMEめ!しね!(∵)(気づかなかったぁぁぁっ)
>>92 パーティが動きまくりです…頭がこんがらがってました。ドレスのデザインとか細かい描写したかったけど無理orz
>>94 その歴史も書けそうですけど、毬子誕生前までは書かなきゃなんですよぅ!潟潟gルバスターズの人にタッチしたいんで><
途中で路線変更は脳みそが筋肉になりそうで怖いです…
それにしてもなんというヌクモリティ。だからこのスレは好きです><b
>>97 まあ分かってますよw
次回作期待しときます
>>87 なんというじーじぇい
これはじーじぇいするしかない
100 :
名無しさんだよもん:2007/08/29(水) 23:45:08 ID:RNBE8k8q0
>>87 ぐわああ・・・ニヤニヤすぐるww
恭ちゃんとかぐわああww
次回も期待。
GJとしか言えないw
次回作も期待してるぜ
「ゆいこさん」
「だ、だからゆいこさんと呼ぶな」
「んー、でもさ…来々谷さん、じゃもうおかしいし」
「うっ…そ、そうだったな…」
「というわけで…これからよろしくお願いします…ゆいこさん」
「よ、よろしく頼む…あなた…」
なんかこんなのがわいた
>>87 恭ちゃん説をあげた者だがGJだ・・・あんた最高だぜ・・・
是非とも次回作頼むぜ!
>>87 「うおっまぶしっ!」の不意打ちに不覚にも(ry
甘いシーンではかなりワキワキしてしまったw
次回作もかなり楽しみにしてまつ!
>>87 いい感じにアナザー世界が構築されてて、思わず盛り上がったよ。
次回も楽しみにしてるぜ
流れを読まずに小ネタでも
「理樹!あの島まで競争しようぜ!!」
「いやいやいや、あんな遠い所無理だよ」
「そうか…んじゃクー公勝負だ!」
「負けませんよ、井ノ原さん」
「って無茶だよ、クド!」
「心配しないでください。のーぷろみねんすなのです」
(うわっ!余計心配だよ)
「やれやれ、相変わらずだな」
「謙吾っ!そうだ、謙吾が真人と勝負すれば…」
「もう遅いな。すでに二人とも海に入ってる」
「ああっ……」
「さて」
「?どうしたの」
「あんな楽しい事二人だけでやらせない。俺も追っかけて来る」
「ええっー!!!」
「どーだ、クー公。もっと筋肉つけとけばよかっただろ」
「ふっふっふっ、果たしてそうでしょうか」
「あん!?何っーーー!!犬に乗ってるだとぉぉぉぉぉ!!!!!」
「これで井ノ原さんとも互角に戦えるのです!行くのですストレルカ!!」
「うぉぉぉぉぉぉぉ!!負けてられねぇぜ!!!!」
「真人、前ばかり見ていると足元掬われるぞ」
「謙吾!!お前まで来たのか!!!」
「ははは、お前達だけで楽しめさせるか、俺も混ぜろ」
「しかも平泳ぎなのにめちゃくちゃ速いです!!ストレルカがんばって!!」
「うぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!こっちくんなよぉぉぉぉ!!!!」
「はははっはははっははっは!!!」
海行ったらこんな事してるんじゃないかって妄想が……
謙吾はおいしいとこ持っていくなぁww
>>102 確かにらいらいだにじゃおかしいよな、と茶化してみる
110 :
名無しさんだよもん:2007/08/30(木) 02:38:10 ID:AMaN38Rm0
>>106 普通に想像可能だな。
馬鹿謙吾いいわw
うぅぅ…しぬぅ…
エロシチュだけで9千字超えちまってる…
私はエロエロです×3
バカ謙吾は真人よりよっぽど弾けているなw
>>87 見事なくらいGJ!!
あまりにも盛り上がりすぎて、真人と一緒に「ジェラシーー!!」と叫んでしまったw
とりあえず次回作もおぎおぎしながら楽しみにしてますヨ!
>102
GJ
ニヤニヤが止まらない
はいはいー…茶が沸きましたよー… ~旦_○/|_
「円舞曲プラスシチュエーション(R18)」いきます。もう脳みそ筋肉ですー!
本作は「冗談冗談、…恭ちゃんでいいよ」からの差替えです。
補足ですがドレスデザインは初回限定アレンジCDのもので妄想してますよ。
「じゃあ…恭ちゃん、お願いがあるんだけど…いいかな?」
吸い込まれてしまいそうな空色の瞳が俺を見つめている。頬にはうっすらと紅を浮かべて
…俺には今の小毬がなんだか幻想的に見えた。
「…あぁ、いいぜ?恭ちゃんは小毬の為なら何でもしよう」
しまった…
俺はその時、何も意図せず軽いノリで『何でも』なんて答えてしまった。
男ってのは女の子のお願いに弱いもんなんだなってつくづく感じさせられた。
「何でも…?」
「あぁ…何でもさ」
「じゃあね…あの…」
何か恥ずかしいくなったのか、目を逸らす。
そして小毬は…
「…もういっかい…さっきみたいなキスして?」
キスをねだってきた。
「…………」
「…うぅ…だめかな……あぁぁぁ考えて見たらすっごく恥ずかしいお願いしたかも」
小毬は目を丸くしながら更に視線をずらす。
もう恥ずかしさで直視できない感じだ。
……あぁもう!なんつーか選択肢がねぇじゃねえか!
「小毬……こっち向いてくれよ」
「う…うん…――んふっ!」
また繰り返す…
「……んっ……っ…」
何度でも繰り返す…
彼女が望むままに…
幼いその心に灯ってしまったある種の好奇心は…俺が自らの手で覆い消してやらないと治
まらないんだと感じた。
舌を絡める。
彼女は感覚を味わうようにその大きな瞳を瞑って、舌を合わせて来る。
一回目は…ちょっと俺も必死だったから意識できなかったが…
彼女はお砂糖のような甘い味がした。
(これってあれか…パーティーに出てたうなぎパイの……あぁ…変な気分だ…もうどうにでも…)
「んんっ…んーーっ!」
彼女の表情がちょっと苦しそうに変わる。
残念だがそれが終了の合図だ。
俺は舌を抜くと、どちらともなく愛しそうに唇を放した。
また繋がる二人の糸…なんだかいけない空気。
「ふぅ…はぁ……恭ちゃん…なんか変な気分…」
とろん…とした目をして上目遣いで青空が見つめてくる。
ちょっとまて…やばすぎるぞ…。
「あぁ…俺もだ…すまん…」
そんな目で俺を見るな…
「…なにがすまん…?」
求めるような瞳。
やめてくれ…やめて…り…理性が…
「いや…その…なんだ……コントロールが効かなくなってくるからさ…」
「…こんとろーる?何かな…?」
「その目…やばいからな…」
「ふえ?」
俺の視線はまたその青空に吸い込まれる。
完全に翻弄されてるな…俺。味を占めちまった…
「こ…小毬…今度は俺からお願い…いいか?」
「えっ…?…うん、おっけー…ですよ?」
きつくかけていた心のブレーキを緩める。そうしないといつブレーキが壊れるかわからない。ならばいっそ…
「あのな…続き…していいか?」
「―――!!」
言葉にならない声を出し彼女が驚く。こちらにも心臓の音が聞こえて来るようだった。
「えと…続き…って…続き?」
「あぁ…続きだ」
かたく目を瞑って彼女が答える。
「…恥ずかしいけど…い…いいよ…」
いいって…よくない。俺が。
この勢いじゃどこまでいっても止まらないだろう…マジやばいからな…だから俺は咄嗟に口にしていた。
「じゃあ…ルールを決めよう」
「小毬が止めてくれないなら…俺はどこまでもやっちゃうかもしれない…」
「だからといって途中でやめるのは…満足いかないんだよな?」
こくり、彼女がうなづく。
「今回は…お互い痛くなったらそこで終了」
「痛くなったら…続きって痛いものなの?」
「個人差はあるが…まぁ痛いらしいからな」
「最初から痛いんじゃやりたくなくなるだろ?」
「うん…そだね…」
「じゃ…お互い楽しもうぜ…」
また唇を合わせる。
これで三回目…ある種狂気だな…
彼女はまた目を瞑って味わっているが、俺は細目で見開き、ドレスの肩紐をそっとほどいていく。
「…んんーーっ!」
目を点にして、彼女が真っ赤になる。かまいやしない、許可は降りているはずだ。
肩紐を外したら、次は背中のボタンを片手で器用にはずす。
手先の器用さには自信があるが、今回ばっかりは微妙な気分だな…
「……っ…ぷはっ」
今度は彼女から唇を放した。あわてて物を言う。
「…恭ちゃん…すっごく恥ずかしいよぉ〜…」
「イヤか…?」
「うぅ〜…イヤじゃないんだけど…」
彼女は自分の体を見ている。
もう下着が俺の目に映っているのがどうしても気になるようだ。
彼女は水色でレースとフリルのついたブラを付けていた。私服を見る機会があったのだ
が、やはり身に着けるものはフリルに彼女のこだわりがあるらしい。
「下着…変じゃないかな…?」
「ん…?似合ってるぞ?」
こういう時どう言えばいいかわからなかったが、率直に言った。
「…けっこうあるんだな…いつもセーターだからよくわからなかったが…」
「…えぇっ?!…えと…牛乳はちゃんと飲んでるから…クッキーにも…よく合いますしね…」
声の音量がだんだん小さくなり最後の方は聞こえずらかった。恥ずかしさを必死で我慢してるような感じか。
「…見て…いいか…?」
「だめっていってもだめだよね…」
「あぁ…すまん」
こくり、と彼女がゆっくりうなづく。
目をつむっている。俺がやれってことか。
部屋はカーテンがしまっていて暗い。
夕方から居て、電気を付け忘れてしまって今に至るわけで…
俺は手探りでブラの止め具を探す。
小毬は何も抵抗しない。
ぱちん
ホックがはずれる音。
それとともに、押さえ付けられていたそれが開放され、
すこしそのサイズが大きくなった気がした。
するり…と俺はひっかかっている、その布を外す。
露になる女性の形。神秘的にさえ感じられる。
美術家が裸の絵を描きたがった時代があったが(今もか?)…確かに美術的な何かを感じずにいられない。
「綺麗だよ…小毬…」
「そ…かな…」
俺は無言で…張りのあるその頂点にしゃぶりつく。
「…は…うぅ…なんか変」
彼女が甘い声で訴える。俺はその声で心のブレーキを外して、逆に加速させてしまった。
「…ふっ…ふうぅぅ…」
呼吸を整えようとしているのか、時折大きく息を吐く。俺もだが、彼女も心拍数が上がっているようだ。
「すぅ……ふぅぅっ…」
俺は両方をバランスよく頂くと、口を放した。
「はぁ…はぁ…ふぅぅ…なんか…下の方がむずむずする…」
まってくれ。恥ずかしい告白はもういい。マジで壊れる。
「…下?」
だが俺は意味をきいちまった。何やってんだ…
「…うん…ぱんつが…汚れちゃったみたい」
まて、鼻の血管がやばいからな。
というか下の血管がさっきからやばいが…
「…ぬいでいい?」
喉がつまる。リアルに。だがおかまい無しに彼女は脱ぎ始める。
あぁぁぁやめろぉっ…鼓動がうるさい…耳が熱い…女の子のにおいが漂って来る…頭がくらくらする…
「…うわぁ…ぐちゃぐちゃ…」
右手に持って見るんじゃない、わざとだろ!殺す気かよ!(いろんな意味で!)
「っ………続き…か?」
こくり、もう彼女は恥ずかしいを通り越している。完全に酔っている…狂気だ、まさしく…いや、うまうー
「…じゃあ…横になって」
ばさっ…彼女がベッドに仰向けに横たわる。
手は頭の上で軽くにぎっていて…足を軽く折って…スカートがなければ…その…よく見えてしまう体勢だ。
「…エロい…」
「…えっちなことしてるんだから…それはエロいですよ…」
「そ…そっか…」
「……あんまりじろじろ見ないでね?」
「…わかってる」
じろじろ見てたら俺がやばい。
「…痛かったらすぐ言うんだぞ…とりあえず…これから」
俺は彼女の右手側に寝そべり彼女のスカートに手を潜らせる。太股を辿って行く。
「くふっ…くすぐったいよ…」
「我慢してくれ、見えないんだから…」
やがて指先がぬるりとした壁に触れる。彼女の大事な場所に触れてしまっているようだ。
「はぅん……ふぅ…ふぅ…」
ここからだと表情がよく見える。彼女がすこし顔をゆがめるが、構わず俺は彼女の形を確かめる。
まだ中はつらいだろうから…そっと線を中指で撫でる。
「はふっ……はぁっ…はぁっ…」
彼女は天井を仰ぎながら、目を固く閉じ息を荒げる。こんな表情されると…押さえ切れ
ない。
「…どうだ?気分は」
「はぁ…ふぅ…変な感じだよ…でもだいじょーぶ…もっとして…」
彼女の望むまま、次は親指で豆をころがしながら、粘液があふれてくる筋の上で中指を往復させた。
「あっ…あふぅぅ…」
彼女の体がだんだん硬直しながらのけぞっていく。
「そこ…そんなに…はぁ…乱暴にしたらっ……痛いよ…」
痛い、今はその言葉だけが減速させてくれる。だがいずれ痛みは感じなくなる…そうしたら…
俺は止まらないだろうか。
今度は加減しながら、豆だけ人差し指と親指で丁寧にいじる。
今度はとても気持ち良さそうにしてくれているようだ。
「…はっ…はっ…はっ…んくっ…ね…ねぇ…」
一分ぐらい集中放火していると、ちょっと涙目の彼女が訴えて来た。
「…なんか…おしっこもれそう…」
む…こいつは…限界なのか、それとも本当にもれそうなのかどっちなんだろう。
だが俺は何が敢えてなのかわからないが、あえて行為を続けた。
真っ赤に頬を染め苦しそうな彼女。
「はっ…はっ…や…やめてよっ…はぁ…もれちゃ…うってばっ…ベッド…っふ…汚れちゃうぅ」
俺はとうとうもどしくなって左手でスカートをまくりあげた。大変なことになっている小毬の大事な所が俺の目に晒される。
俺は固くなったお豆を左手で弄り、右手で筋を撫でる。
我慢できなくなって来たためか上から彼女の両手が添えられる。だが力を込める気配はない。
生暖かく粘度が高い液体が、その谷間からとめどなくあふれてくる…
「あっ…あっ…ああっ…もうっ…やめっ…我慢できないよぉぉぉっ」
悲鳴のような大声をあげる。
―ぷしゅっ
あふれてくる液とはちょっと違った粘度の低い液を右手に浴びる。
彼女から力が抜け、表情が緩む。途端彼女が半べそかいてしまう。
「ふぅ…はぁ……あうぅ…やっちゃった…ごめんなさい」
「…あぁいや…俺のせいだ……気にしなくていい」
「ぐすっ…ほ…ほんと?」
「あぁ…でも、お前ばっかり気持ち良さそうでうらやましい」
ぼそりと俺は口走った。まぁ…これも正直な気持ちだから…しょうがないだろ…
…実際キツくてかなわん
「ふえっ…あぁぁぁごめんなさいっ…!えと…どうしよう…?」
「そうだな…痛いのは禁止だから…こういうのはどうだ?」
俺はジッパーを下ろし、いまにも爆発してしまいそうな自身を露にした。
今更ためらうことなどない。俺だけ小毬のをじろじろみるのもアレだしな。
「ふぇぇ…男の子のって…すごい…」
彼女が俺のモノを凝視する。
「どんな感想だよ…」
「えぇっ?えと…でもなんか苦しそう…」
「あぁ…苦しくてかなわん…だからな、ちょっとだけ手荒にするかもしれん」
彼女は一瞬えっ?という表情をしたが、間を置いて微かにうなづいた。
「じゃ…いくぞ…」
俺は彼女を抱き寄せる。
彼女は俺に目線を合わせながら、俺の背中まで手を回す。
横向きにねそべり抱き合う二人。
「…ドラマとかでよくあるシーンみたいだねぇ」
「ふ…そうかもな」
こんな時まで笑顔を絶やさない小毬…なんだか緊張がほぐれた。
自身を彼女にあてがう。
彼女のそこはまだ粘液でぬるぬるしていて…それに熱い。
指先で弄っていたときより温度が感じられる。
「…するの…?ほんとのえっち…」
「いや…痛くないようにだな…」
俺は自身を彼女の股の間に通す。そしてゆっくり…その筋を擦るように前後させた。
「…は…ふぅ……」
彼女が俺を抱きしめる力が強くなる。気持ちよくなってくれているようだ。
俺も彼女の体温を感じ、彼女の粘液を自身に浴びて…興奮してきている。
「…あっ……あっ…んっ……んんっ」
だが…触れ合っている面積が狭いためか俺はイマイチだな…
自身を放す。目の前には物欲しそうな目。
「すまん…やっぱ俺があんまり気持ちよくないな…」
「…え…そなの?」
「なぁ小毬…ぱんつはいてくれないか?」
彼女の頭に?がうかぶ。だが俺の言うままに…
正気なら不快指数やばいくらいぐちゃぐちゃになったぱんつを手元からとってはいた。
「…やめちゃう…の?」
「まさか…これからだろ」
俺はぱんつをずらし…彼女のほてったその場所を再び露にする。
そして…ぱんつとその谷間の間に自身を挿入した。
「えぇぇっ…何これえ…なんというかすっっっごくえっちだよぅ…」
「…やっておいてなんだが…俺もそう思った」
「…じゃあ…動くぞ…」
「う、うん」
俺はぬるぬるな彼女の大事な所と、ぐちゃぐちゃになったぱんつの隙間で自身を往復させた。
「あっ…あっ…あっ…さっきより…いい…っ」
「…ぱんつで…くっついて…いいっ…」
「あぁ…俺もだ…くっ…最高だぜっ」
腰の動きがどんどん激しくなる。
彼女もそれに合わせて動いてくる。左手ではぱんつがずり落ちないようにひっぱりながら。
「…うっ…んんっ…また…さっきみたいに…なってきたよぅ…っ」
「そうかっ…俺もそろそろ…やばいかもしれん…」
「恭ちゃん…!恭ちゃん…!キス…してぇっ」
限界が近いのかかなり苦しそうな表情だ。襲いかかる快楽に必死に耐えながらお願いしてくる。
俺は望み通り…彼女の口をふさいだ。そして…互いに舌を絡め合う。
二人とも目を瞑り…無言で快楽を貪った。
「…んーーーっ!!」
彼女が強く俺を抱きしめる。俺も彼女を強く抱き返す。絶頂はすぐそこにあるようだ。
「んっ―――!!」
彼女が果て、エロティックなジュースを吹き出す。俺は生暖かいエロティックなジュースの相乗効果で限界を迎えてしまう。
―――…。
下はすごい惨状になっているにもかかわらず、数分間俺たちは抱き合い、キスを続けた。
また合図があると愛しそうに唇を放す。
「……ぷはっ…はあっ…はあっ…はあっ」
彼女はまるで200m全力ではしりぬいたような息の切れようだった。
そういう俺も肩で息をしているが…。
「…はあっ…はぁ…ふぅ…よ、良かった…恭ちゃんも…気持ち良かった…みたいだねぇ…」
疲れ切っているのに無理に笑顔をつくる。
「…あぁ…だがあれだな…だいぶ酷い…」
「…う…うん…」
「とりあえずぱんつ脱いでさ…シャワー浴びてきな」
「…うん…ありがとう…」
小毬がバスルームに消えると、俺は後始末に向かった。
「あぁ…まったく。俺にしては無計画過ぎたな…」
もっとも、こんなもん計画的にできるわけないが…
ところで『酷いこと』になったぱんつは俺が責任をもって洗って返せとのことだ。女の子
のぱんつ洗うなんて…小さい頃鈴のを洗ったぐらいだなぁ…だがこれは…酷くやるせないな。
―――。
〜おまけAnother〜
携帯が鳴る。マナーモードにしておいたためバイブレーションだけだが。
俺はベッドに小毬を残し、携帯を手に取った。
『メール受信 2件』
『送信者:理樹
題名 :いいところでごめん
添付 :なし
本文 :あのさ…おわった?』
『送信者:鈴
題名 :このド変態
添付 :なし
本文 :邪魔するのは悪いと思ったけど…なにやってんだー!!(∵)♯』
まて…どういうことだ…
それはつまり…
俺はしのび足で戸に寄りった。戸に聞き耳を立てるつもりが扉が勝手に開き、俺はずっこけた。
「いってて…急に開けるなよな…って」
ふと目を上にやると…鬼が立っていた。いや鬼と表現するしかない、わが妹が睨みおろしていた。
「この……っ」
「まてまてまて!!話せばわかる話せば長いけ」
「ド変態!しねーーっ!!!」
「ぎゃああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」
(恭介がフルボッコなので理樹視点)
「うわぁ…いくらなんでもやりすぎだよ鈴……」
「黙祷…です」
「ちょっとクド、止めないの?!」
「これくらいがちょうどいいのです。とカナタさんが…」
「……」
目を瞑りぐっと怒りを堪えている佳奈多さん。そうだった…今日の僕らのメンバーには現役風紀委員長様がいるんだったね…。
「…多分恭介さんのお部屋には薄っぺらくて危険な本が何冊か眠っている気がします」
西園さんが言う。薄っぺらい本がどういうものかわからないけど、言いたいことはわかる気がする。
「うぅ〜…あまりに過激でこっちがお腹いっぱいですヨ…」
「はっはっは…まぁ…私にもいささか刺激が強すぎたな…」
鼻血を抑えながら来ヶ谷さんが言う。
「鈴君の気が済んだら私の番かな…」
「ちょっと、どさくさにまぎれて何いってるの!」
気持ちはわかるがつい突っ込んでしまう。
「うわぁぁぁぁっなんかもう駄目だぁぁぁっ筋肉筋肉〜筋肉わっしょい!!」
「筋肉わっしょい筋肉わっしょい!!」
うわぁ…謙吾と真人が現実逃避してる…。
はぁ…いつも完璧だと思っていた恭介だけど…今回ばっかりは反省してほしいと思うよ。本当に。
…何も言うことは無い…罵声まってまs
想像、いや妄想だけで書いたのでそういう行為ができるかは謎ですが、俺のエロティック表現の限界は尽くしたつもりです。
頭痛い。リアルに。日曜まで脳休日をいただきます(ノд`)
GJ
危うく会社の車で抜いてしまう所だったぜ。
リアルタイム遭遇して お ぎ お ぎ し た 。
このエロティック大統領め。
おまけまで追加するなんて何処までGJなんだアンタは!
GJとしかいえない。
>>126 仕事の速さに吹いたGJ
ゆっくり休んでくれ
以前エロSSの参考にと官能小説数冊読んだんだが、レベル高すぎて付いていけなかった俺みたいなのもいるヨ
似たような単語や文章使ってるはずなのに醸し出す雰囲気が桁違いなんだよなぁ・・・本職の人はずごいぜ
GJ!! 俺満足!!
>「なぁ小毬…ぱんつはいてくれないか?」
何をとってもずっと先を走っていた恭介に、今追いつけた気がするよ!!!11
じーじぇい!じーじぇい!
133 :
126:2007/08/30(木) 13:37:37 ID:Sesq3r1dO
待てよ…俺は大変なことに今気付いた!!
おまけAnatherで小毬がベッドに残る描写があるりますが矛盾です、脳内削除でお願いします。
あの部分はコピペしちゃいましてorz
>>130 痛いのは無しルールを切って、淹れたらもうすこし書けそうですが恥ずかしくて俺の顔が燃え尽きますから
(゚∀゚)
原作クドストーリーでさえおぎおぎしてるのに…よく書けたなと自分でオモタ
>>133 その一言が無くなればお前はもっと良くなれる。
じーじぇい!じーじぇい!
ところで毬子はいつ生まれるんですか?
>>126 激しくGJ!
とりあえずゆっくり休んでください。
リアルで顔真っ赤になりました
これすごくいいですGJ!!
>>126 俺の下の筋肉が大変な事になったじゃないか!GJ!
GJ!
ところで理樹を女体化してんのになんで子供化はしないんだ?なんて考んがえた
絵もあるんだし、ここぞとばかりにお姉さんぶる鈴とか悶死する姉御
背丈が近くなったクドとのラブラブや、恭介×小理樹の調教物(を妄想する美魚)なんかアリじゃないか?
オマケ
「リキ、ちょっと背中合わせで立ってもらえますか?」
「いいけど…こう?」
「はい…。ええと…あのどちらの背が高いでしょうか?」
「残念だが…いや、おねーさんにとってはむしろ嬉しいが。理樹君のほうがわずかだが高いな」
「ガーン!子供の理樹にも負けてしまいましたっ!」
140 :
名無しさんだよもん:2007/08/30(木) 19:46:15 ID:gCHbEVCt0
>126
ぐっじょーぶ!
お疲れさん、ゆっくり休んで次よろしく(ぇ
エロシナリオ書くと疲れるよねーw
>139
チョットマテ
暴走しかけた……ヤバい沸々と(何
142 :
名無しさんだよもん:2007/08/30(木) 20:28:31 ID:UEEkT5x00
>>126 gj!
エッチのときも「ルールを決めよう」とかなんかリトバスのリーダーである恭介らしさを感じたよ。
おぎおぎしたぜ・・・。
おつかれさん。
GJするのはいいけど…書き手少なくなった?
創作的に活気がない…(´-`)
もっと鈴×理樹とか真人×クドとかみたいですよぅ
このセカイには言い出しっぺの法則というものがあってだな・・・
>>143・・・好きだぜ
今平日に創作できるのは学生くらいだろう。
週末を待て。
>>143 ギャー脳休日くれってば!オニーっ!
>>144 そーでしたね…つい学生の感覚で言ってしまいましたorz
安価ミスごめんなさい
どうもまいど。
恭介×小毬で盛り上がってる中、空気読まずにオレPOP。
恭介×小毬読ませてもらったせいか最後のほうかなり膨れ上がったw
ということでリロードして投下してみる。
場面は小毬と湖デート、理樹がカッコイイ台詞を頑張っていったあと。
「ねえ、理樹君っ」
「ん、何?」
「隣、座って良いかな」
「うん、そりゃいいけど」
「えへへ〜」
小毬さんはぼくの隣へ来るべく、躊躇無く立ち上がる。
……当然のことながらボートが大きく揺れる。
「えっ……わわわああっ!?」
ものの見事にバランスを崩す小毬さん。
やば、パターン過ぎるコンボ!
僕は何となく察知していたこともあり、手を差し伸べて小毬さんの身体を引き寄せる。
小毬さんはまだ結構冷たそうな湖に落ちることなく、僕の方に引き寄せられて――
むに。
――なんでしょうかこのぽよぽよは。あんまり考えちゃいけないような気がします。
「ひゃわああああああ! りりりりきくん〜!?」
ああ……やっぱり。
僕が引き寄せた勢いでのし掛かってきた小毬さんの身体を、頭とゆーか顔と空いた手で押さえてる。
どこが支点になっているかは推して知るべし。
本人に自覚がないだけで、三枝さんクラスの天然系トラブルメーカーなのだろうか。
小毬さんはそのままの体勢でちょっぴり硬直して、それからじたばたと暴れ出す。
「ちょ、まって、暴れないで、落ち着いて小毬さん!」
「うえええ〜〜〜〜ん、だだだだぁぁ〜〜〜〜ってぇぇ〜〜」
半泣きの小毬さんの声が聞こえる。顔を見上げるにはちょっと……いや、かなり感触のいい障害物があるので見えないけど。
「このままじゃボートごと転覆しちゃうから! 落ち着いて、ゆっくり座って……ね、お願いっ!」
「あう〜……」
きっと半べそどころか全べそ。顔真っ赤にしてる様子が容易に想像できる。
何とか宥めて小毬さんはボートの底にぺたりと腰を下ろす。
想像通りに羞恥で号泣モノに泣きはらした顔で耳まで真っ赤にしている。
「ううう、理樹君は悪くないよね……私がおばかなことしてるだけだよね……」
「いやまあ」
小毬さんは器用なことに顔を真っ赤にさせつつしょんぼりして俯いてる。
くしゃくしゃになってる小毬さんの顔をとりあえず持っているタオルで拭いて上げる。
「ん……んみぃ〜。……ありがとう、理樹君〜」
とりあえずほっぺたをだばだば流れてた涙を拭いて上げるとすん、と一つ鼻を鳴らして照れくさそうに微笑む。
うわ卑怯っ。その仕草はちょっとマジでかわいいっ。
僕の方が今度は動悸が激しくなる。
小毬さんの顔を覗き込む。ふわふわの髪に大きな瞳、唇はうっすら艶のある感じで……
「って、あれ、リップ塗ってる?」
「え? あ、ううん、グロスをちょっと引いただけですよ〜」
そう言って、小毬さんは無意識に細い指でその可愛らしく柔らかそうな唇をそっと触れる。
どくん、どくん。
艶やかに彩られた唇に僕は目線が集中してしまう。
『一生懸命おめかし、してきたんですよ』
小毬さんの言葉がリフレインする。
これもおめかしの一つなのかな……唇を艶やかに魅せる、そんなおめかし。
わ、わ、僕は何を考えてるんだっ!
雑念を払おうとしてももう遅い。僕の頭の中はその想像でいっぱいになっている。
小毬さんはじっと僕のことを見ている。――多分、僕と、一緒。
あ、ダメだ。止められない。
やがて、どちらからともなく目蓋をゆっくりと閉じ、顔の距離がゼロになる――
「ん……んふ……」
僕らは、キスをしている。
意外なほどあっさりと、唇を重ねている。
触れ合う瞬間の柔らかい感触を繰り返し、互いを求めるように濃厚なキスを繰り返す。
何も隠す物のない外だと言うことも忘れ、僕らは繰り返し口付けを交わし続ける。
やがてそれは始まりと同じように、どちらからともなく唇を放し、お互い顔を見合わせてはにかむ。
「えーと……私、キス、しちゃった」
「うん」
「理樹君、キス、上手だよぅ……」
「そうかな」
僕は半分上の空で小毬さんの言葉に答える。ああ、男っていうのはどうしてこういうとき気の利いた台詞の一つも出せないんだろう。
「私、どきどきしてる」
「うん」
「理樹君も、どきどきしてる?」
「うん」
「そっかぁ。……私と、一緒。嬉しいな……うわぁ、どうしよう、今になってもの凄く嬉しくて恥ずかしいよ〜」
「うん。僕も」
「みずうみ、誰もいなくて良かったよ〜。人に見られてたら恥ずかしくて死んじゃうよ〜」
僕は一方的に話す小毬さんと好対照に、素っ気なさ過ぎるほどの台詞しか出せない。
「……すごい、ドキドキしてる。小毬さんと、キスしちゃって、ドキドキしすぎて、わけわかんない」
「うん、私も一緒です。あぁ〜もぉ〜どうしよう〜」
どちらかと言えば小毬さんの方が余裕あるようにすら見える。
もう何をして良いやら照れくさくてどうしようもなく、不安定なこのボートから下りたくなって無意識的に僕はボートを岸まで漕ぎ着ける。
桟橋に着けたボートからひょいと飛び降り、僕はボートの小毬さんに手を差し伸べる。
「小毬さん、今度は気を付けてね……」
「う、うん。理樹君、手離さないでね」
僕はしっかりと小毬さんの手を握り、桟橋へ小毬さんの身体を持ち上げ、ちょっと抱きかかえるような形になってボートから降ろす。
僕らはそれから林道を少し散歩気味に歩いているが、ボートを降りたときからずっと、小毬さんが僕の手をぎゅっと握っている。
「……理樹君、手、綺麗だよね」
不意にそんなことを言ってくる。
「そう? なよなよしてるようでもう少し鍛えないとなぁ、とか思うんだけど」
真人ほどごつごつになるのはどうかと思うけど、でも男の手っていうのはやっぱりああいう物だよなぁ。
「ううん。ボートから降ろしてもらったときは、キチンと男の子の手でした」
そう言って僕の手を見て、小毬さんはにっこりと微笑む。
「ん〜、でもホント綺麗〜。ちょっととっかえっこして欲しいくらい」
「小毬さんの手も綺麗じゃん。僕なんかよりずっとさ。やっぱり女の子の手だよ」
言いながら僕は無意識に小毬さんの手を見る。僕だってさすがにこれよりは男の手をしてると思うけどなぁ。
「うん〜。でも理樹君の手、やっぱり綺麗だよ〜……」
そう言って小毬さんはしげしげと僕の手を眺めてる。
――と。
はぷ。
「え?」
何が一体起こったのか、理解するまで一瞬頭の中が空白になる。
もの凄く自然な仕草で、小毬さんは僕の指を口に入れている。
「――んぱ。……ぅわわわっ!? ご、ごご、ごめんなさいぃ! なななななんとなく、つい……」
小毬さんは僕の指を口から出し、自分でも何をやったのかわからないように目を丸くしてぱたぱたと手を振って謝罪する。
僕の中で先ほど駆けめぐった、小毬さんの口内の感触。
指一本くわえられただけで僕は体中を舐め回されたかのような錯覚に陥る。
僕はドキドキしながら、でもそれを抑えきれず、小毬さんの指を自分の口に放り込み、舐る。
「ひゃ……はぅ、りきく、ん、だめぇ……」
同じ感触を味わっているのか、身体を小刻みにぴくぴくと震わせ、小毬さんは僕の舌の感触に悶える。
僕らはお互いの指を舐めあい、やがて再び深いキスをする。
顔の角度を変えて、吸い合うように、何度も。
そのうち舌すら絡め始め、経験の浅い二人とは思えないほど濃厚なキスを繰り返す。
僕は首筋へ唇を這わせ、肩口を軽く甘噛みして小毬さんのふくよかな胸へと手を伸ばす。
「ん……ぁ、やぁ……だ、め……こんなところ、人が、来ちゃうよぅ……」
抵抗は口頭だけで、小毬さんは息を荒げて僕の手を払いのけようともしない。
僕は無言で小毬さんの腰を抱き、空いた手で小毬さんの胸を揉みしだく。
「……は、あ……だめ、だめぇ……ん、ぁあ……んっ、ふぁ、あ……っ」
フリルのいっぱい付いた服越しに感じる小毬さんの胸は思っている以上に大きく、優しく掴むと下着越しにもはっきりと手に残る弾力を返してくれる。
「理樹、君……理樹君……私、わた……ん、はぁ……んっ、私も……」
上擦る声でそう言いながら、小毬さんが僕の男の印を触ってくる。
「うわっ、こ、小毬さんっ!?」
「りきくん……の、すごくなってる……これが、おとこのこなんだ……」
ズボン越しでも間違いなくわかるであろうくらいに僕のモノは興奮してしまっている。
まして小毬さんがそれを触ってくるとは夢にも思わず、ちょっと先走ってしまうくらい大きくなっている。
「り……き、くん。そのまま……そのままでいて……ね」
熱病に魘されたような、惚けたような顔で小毬さんがしゃがみ込み、ズボンのファスナーに手をかける。
ちょ、ちょっとまって、それはまさかっ!?
前スレ711です
>>126に乙を……GJの証を……恭介×小毬は…不滅だ
しかしエロティックなジュースで盛大に噴いたww
と、ついでに思いついた駄ネタを書き捨て
「こまりちゃんが馬鹿兄貴と結婚するとは……」
「まぁまぁ、おめでたい事じゃないか。それに恭介の奥さんって事は鈴のお義姉さんって事にもなるんだし」
「なにぃ…!?あたしとこまりちゃんは同い年だぞ」
「いやまぁその辺は戸籍とかの関係だし」
「…でも、こまりちゃんならあたしのおねえちゃんでもいいな」
「こまりちゃんはもうすぐお母さんになるのか……」
「そうだね。そして鈴はその子の叔母さんになるんだよ」
「なにぃ…!?あたしはまだハタチだぞ」
「いや小毬さんもそうだし」
「だったら理樹だっておじさんだ!」
「…それ、意味わかってて言ってるの?」
156 :
名無しさんだよもん:2007/08/30(木) 23:42:50 ID:P1WFCxNV0
って投下途中じゃあねーか
ごめんなさいでしたあぁぁーーーーっ!!
「こ、小毬さんっ! そ、そ、そんなことしなくてもっ!!」
「ううん……私に、させて……」
とろんとした目つきで見上げられ、止める気を思わず無くしてしまう。
迷う暇なく僕は僕自身を外気に晒され、小毬さんの目前に姿を現す。
初めて見るであろう準備万端の男性に怖じ気づくことなく、小毬さんはちょんちょんと僕の先っぽをつついて、そこにちゅ、と軽く口付けをする。
「うわ……ぁっ」
一瞬それだけでイきかける。
僕自身我慢できなくなって、見通しは悪いとはいえこんな林の中で小毬さんの身体を求めてしまったのは反省するけど、それ以上にこんなアブノーマルなことをされるとは思いも寄らないわけで。
んぷ……ちゅ、くぷ……くち……
小毬さんはじわじわと僕のモノに舌を這わせる。初めて食べるお菓子のように、舌を触らせ、唇で撫で回し、少しずつ僕自身を味わっている。
うっとりと瞳を閉じて僕自身に口を寄せる小毬さんの、興奮しきっている吐息すらも僕に快感を走らせる。
「こ、まり、さん……こんな、の、良すぎて……おかしくなっちゃうよ……っ!」
僕は腰をかがめて小毬さんの舌遣いに耐える。
小毬さんはぽーっとした顔で、それでも微笑んだ顔で僕を見上げる。
「そっかぁ、理樹君、キモチいいんだぁ……うん、嬉しいよぅ〜……」
それだけ言って、小毬さんは僕の先っぽを口に含む。
うわ、うわぁっ!
小毬さんの口の中はぬらりとして、僕のモノをくるくると巻き込むように舌で転がされる。
小毬さんは僕のモノを口に含み、舌を巻き付け、指で外から優しくしごく。
僕は襲いかかる快感に我慢を隠しきることなく、荒い息を立てて酔いしれている。
僕のモノを口にしているという事態に小毬さんも興奮してしまっているのか、もじもじと小毬さん自身を脚に擦り付けるような仕草をしている。
小毬さんの、被さってくる髪を掻き上げる仕草も、口の端から垂れる涎も、うっすらと滲ませている汗も、全てがもう僕の頭を狂わせる。
ていうか、我慢なんか出来るかこんなの――!
「小毬さん、小毬さん……! 我慢、出来ない、小毬さん、やばいって……!」
それでも小毬さんは舐める舌もスライドさせる指も止めず、僕も逃げることすら出来ない――理性は止めるが身体が完全に快感に委ねている。
「こま、り、さん、小毬さん、小毬、さん……っ! く、ぅ、んくぅ……っ!」
大好きな人の名前を呼びながら、僕は小毬さんの口に含まれたまま果ててしまう。
「ん、んんんっ! ふ、ぅんんっ、んく、んっ……!」
小毬さんは苦しそうに眉をひそめて、口内に迸る僕の射精を受け止めている。
僕はあまりの気持ちよさにびくんびくんと何度も跳ね上がり、その度にどろりとした白濁液を小毬さんの口の中に飛ばし続ける。
小毬さんの口の中を壊すんじゃないかと思うくらいに何度も何度も飛ばし続け、やっとの事で僕自身が収まりを見せる。
それを見計らったように小毬さんが最後に口と手で絞り込む。
うわっ、そこまでっ!
僕はもうぷるぷると震えるしかなく、最後の一滴まで絞り出されて全てを小毬さんの口に吐き出す。
小毬さんはかなり顔をしかめていたが、こくん、こくんと喉を鳴らして僕のを飲んでしまう。
「……ん……ぷ、くはぁ……うぅ……へんなあじぃ……」
「そりゃそうだよっ! 普通そんな物飲むものじゃないよっ!」
僕の方が泣きそうになりながら小毬さんにくってかかる。逆ギレも良いところだ。
「そうだ、お菓子、ぽっきーでも食べて……!」
「ううん。変な味でも、初めてのおとこのひとの……理樹君の味です」
さらりともの凄いことを言う。
僕は小毬さんを無言で抱きしめ、ゆっくりとキスをする。
自分の物をこの口に入れ、あまつさえ自分の精液までぶちまけたなんてコトはもうお構いなしに、ただこの人が、愛おしくてたまらなく、ただただ唇を求める。
僕の鼻腔にもむせ返るくらいの男性の臭いが届く。
それでも僕は小毬さんの唇を貪り、舌を絡めて目の回るほどのキスを続ける。
僕はそうして小毬さんのフリルいっぱいの服に手をかけ、ぷちぷちとボタンを外して――それすらももどかしく、胸のところだけ外して着衣のまま中に手を差し込む。
薄いピンクの、やっぱりフリルの付いた可愛い下着が目にはいるが、落ち着いてそれを褒めることも出来ずに僕は下着をずらし上げる。
「ひゃ……んっ」
ぽよんと弾力のある胸が引っかかって落ちる。頂点には桜色の突起が尖ってて、僕は子供のようにそれにしゃぶりつく。
「……っ、ひゃ、りきく、ぁん……はっ、はぁっ……!」
くりくりと舌で転がし、歯を立てないように唇で軽く噛み付き、音を立てて吸い出して空いているもう片胸を手でむにむにとこね回す。
「理樹君、理樹く、ぁ、ふぁ! ん、り、き、く……ああぁ……っ!」
小毬さんは僕に身体を委ね、僕の愛撫に身を捩らせる。ぎゅっと抱きしめられ、けして突き放そうとせず、僕の舌を、手を僕の行為全部を受け止めている。
「理樹、君、私、恥ずかしい……いやらしい子って、思わないで……はぁ、ぁ、ぁああん、ふぁぁっ!」
「小毬さん……小毬さん、大好き……! 小毬さん、ごめんね、僕の方が、いやらしいことばっかりして。でも、我慢できないよ……!」
そう言って、僕は小毬さんのスカートの中へ手を伸ばす。
「……っ! や、あ、ぃゃ……っ! あぁ……んぅっ!」
僕の手に触れた感触は、布地のすべすべした感触ではなく、じっとりと湿った下着の物で――
小毬さんは上気する息をそのままに、自らスカートの端を持ってたくし上げ、更に前の部分を口にくわえる。
その下に見える下着は例によってフリルのついた物だが、デザインはえらく扇情的で布地がかなり少ない。
いわゆるひもパンという物だろうか。腰のところを結んでいるが、その延長上にはホントにギリギリでしか大事なところを隠していない。見方によっては履いてないようにすら見える。
もしかして勝負ぱんつって奴なのかな、などと僕は変なことを考えている。
僕は一時その誘惑の光景に目を奪われ見入ってしまっていたが、小毬さんがこれ以上ないくらい羞恥に顔を染め上げているのを見て、ようやくその下着に手を伸ばす。
近づくと更にわかるが、ブラと同じ薄いピンクのぱんつはその隠している部分を見事に染みさせて色を濃くしている。
「ん……んー……っ! んふ、ふ、んん、っ、ん〜……っ!」
僕がそれに触れ、しゅるしゅると指を滑らせると小毬さんがスカートの裾を口にくわえたまま熱い吐息を上げてふるふると天を仰ぐ。
なんか、どうしよう、余裕で準備おっけーっぽい気がするんだけど……
ちょっとのためらいの後、僕は小毬さんの下着のひもを引っ張る。するりと紐がほどけ、小毬さん自身が外気に晒され――つい、と糸を引いて、ぷちゅんと切れて、下着が地面に落ちる。
僕は思わず生唾をごくりと飲み、そっと小毬さんのそこへ指を滑らせる。
「……っ! んふ……ん、ん、ふう、ふぅ、んーっ! ん、んんっ!」
小毬さんは恥ずかしさのあまりか、ちょっぴり瞳に涙を浮かべているが、ぬるぬるとしたそこは僕の指くらい軽く受け入れそうに口を開いている。
「小毬さん……もう、大丈夫? 一緒に、気持ちよく、なろう……」
返事はない。と言うよりも女の子にここまでさせてるんだから、最後は僕が決めてあげる。
僕は小毬さんがくわえているスカートの裾を放し、指で唇に触れた後もう何度目かのキスをする。
そうして、僕は小毬さんをそのまま抱きかかえ、抱っこをするようにして僕自身を埋没させる。
「はぁ……あっ! あぅ、ん、理樹君、入って、る……ぅっ!」
「平気、小毬さん?」
僕は抱きかかえる形で小毬さんに侵入したせいで、小毬さん自身の体重が完全に掛かってしまう体勢になっている。
結果、いきなりかなり深くと言うか僕の根本まで思いっきり挿入してしまっている。
「すこしいたいけど、だいじょうぶ……我慢できる……」
「うん、ありがとう。痛かったら言ってね」
「動くんだよね……だい……じょうぶー……キモチよく、なってください」
「うん、一緒に……ね」
言って、僕は小毬さんを抱えたまま腰を引き、再び突き入れる。
痛いと言っていたが、小毬さんも自ら腰を浮かせては沈ませる。
「ひ……ん、あっ……ぁ、あぁ、ん……ん、ひ、ぁ……っ」
小毬さんがぎゅっと僕に抱きつきながら、泣いているような、啼いているような声を上げる。
ぐちゅぐちゅと音を立て、二人の下半身が凄いことになっている。
僕は小毬さんの形のいいお尻を鷲掴みにして、撫で回しながら上下に動かす。
「く、小毬さん、いい……気持ちいい……?」
僕は上下する彼女の身体を支えるたびに全身を快感が貫き、思わず声に出して聞いてしまう。
「ん……ん、ぅ、ん……ふ、っ、んぁ……へん、あぅ、へん、だよぅ……っ」
最初痛がっていたのも結構正直なところだったのかもしれない。
でも、いま甘い吐息が混じっているのも、もしかしたら小毬さんの偽らざる感覚なのかもしれない。
そうであるといいなと思いながら、僕は身体を揺すりながら小毬さんの入り口に触れる。
女の子の、小毬さんの敏感なところをゆっくりするすると擦る。
「ひゃ、ぁっ! ゃ、だ、め、だめ……ん、そんな、とこっ! そこ、んぅっ!」
痛みよりも気持ちよさが勝ってきている小毬さんには効果覿面らしく、くすぐったさと気持ちよさを半々にしたようにがくがくと震える。
「ふ、んふ、はあ、はああっ! あ、はぁっ、あぁ、理樹……くんっ!」
熱い吐息を感じ、僕はゆさゆさと小毬さんを動かしながら唇を重ねる。
ねとつく舌が絡み、重ねては放し重ねては放し、お互い奪い合うかのように吸い合う。
僕はさっき小毬さんの口にあれだけ放ったというのに、小毬さんの熱い中が僕の限界をどんどん早める。
「小毬、さん、気持ちいい、僕、イきそう、小毬さん、気持ちいいよ……っ!」
「理樹君……き、くぅんっ! 理樹君、私も、おかしく、なっちゃ、だめ、め、あぁっ……んっ!」
しかし、この体勢はかなりまずい。僕が小毬さんを抱きかかえてるわけで、外に放つため腰をぐっと引こう物なら小毬さんを落としかねない。
まずい、どうしかしないとまずいのに、どんどん気持ちよくなる……!
と考えていると――不意に、ぎゅっ、と。
え――小毬さん……!
僕の考えを見抜いているのか、小毬さんは抱かれたまま僕の身体を脚で絡め、離れないように、締め付けてくる。
そこで僕の意識はホワイトアウトする。
二度目の快感が僕を襲い、さっきよりもなお多いくらいに僕は小毬さんの中に精を放つ。
「あ、あぁ、あっ、あ……りき、く……ん――ッ!!」
僕の精液を小毬さんは体の中で感じて、もっと求めるかのように僕自身を絞る。
そこだけでなく身体ごと締め付け、背中に跡がつくほど力一杯抱きつかれる。
小毬さんはそうしてびくびくと身体を痙攣させ、中をきちきちとすぼめながら果てる。
「はぁ、はぁ、はぁ、こまり、さん……はぁ……はぁ、だいじょう、ぶ?」
それはどういう意味で言ったのか。僕は小毬さんの身体を思っていったつもりだったが、もっと色々な意味にも取れるようで、いった自分にちょっと心に陰りが差す。
「は、は、はぁ、はぁ、はあぁ……うん、だいじょーぶ……っ、だいじょーぶ、です……」
僕は小毬さんを軽く抱きしめ、ふわふわした髪を撫でながら顔の至る所にキスを浴びせる。
「……えへへ。きっとね、好きってことが、幸せなんだと思うな」
僕らはそうしてくすぐったそうに二人照れて笑いあいながら、帰路に就いた。
>>163 じーじぇい
とりあえず、ミラクル☆クーニャ執筆しちゃいなよ、ユー
>>163 エロティックなジュースGJだ!しかしマックスのSS人気は凄いなw
>>163 乙ー。
技術と才能はない。600dpiくらいのwin98/95だけ対応のスキャナなら
部屋の隅に1年以上放置されてるのがあるが、今時誰も使えん・・・
167 :
名無しさんだよもん:2007/08/31(金) 00:17:43 ID:btCbG8Ym0
>>163 しっかり堪能。
乙でした。
マックスってSSストーリー書きやすいのかな?
168 :
126:2007/08/31(金) 00:26:19 ID:EW27AG2TO
>>155 会いたかったぜぇー同志よぉー(´ヮ`)
まーエロティックなジュースはみなさんの緊張をほぐすための罠だったというかw
いやはや…私もぜひ義姉妹義兄弟になってほしいですよ、あの四人には。ナイス妄想ですよ。
>>163 積極的なこまりんもなかなかエロティックですなぁー、GJですw
>>163 じーじぇい!じーじぇい!
最近は恭介ばかりだったけど理樹とでも微笑ましくて良いね
171 :
163:2007/08/31(金) 01:08:42 ID:thDPleWt0
脱兎する前に言い忘れた。読んでくれたみんなありがとうー!愛してるぜー!
小毬ははらぺこ担当だからこうなった、とか言ったら殺されるだろうか……w
みらくる☆くーにゃはネタ映像がボンと浮かんだだけで内容全く考えてないのぜーw
わふー少女なんだから巫女衣装+陰陽師ちっくな前掛けとかのが良かったかなとも思ってたり。
だらだら書き連ねてきたエロSS補完もあとは鈴を残すのみっ
(おまけの佳奈多はアレはアレで終了w)
ゴール見えてきたし、てきとーにがんばるー
んじゃまたしばし脱兎。
冬眠中だけど劣化ウランもってきました。たまには燃料になりたいな…
理樹はうなぎパイを受け取った!
理樹「えぇっ!これでどうしろっていうの?!」
鈴「勝負あったな」
理樹(だめだ…打撃じゃ勝てない…あの真人だって打撃武器に使えなかったんだから)
理樹(…!そうか、むしろ正しい使い方をすれば!)
僕は鈴の仕掛けた風船を踏まないように注意しながら、素早く駆け寄った。
鈴「なっ…何をする気だ!」
理樹「『正しい使い方』だよ、ごめんね鈴!」
鈴「はぁっ!?どういう…もごっ!」
僕は無理やり鈴にうなぎパイを食べさせる。長いパイが鈴の口を容赦なく襲う。
理樹「…鈴、おいしい?」
鈴の目つきがだんだん穏やかになる。少し頬が赤くなって来ている気がする。
正しい使い方は「うなぎパイで鈴様に勝つ方法をかんがえようぜ」という廃れたスレに一度投げたのですがね…どうも火が付かず_no
―――イラマチオ
前スレの筋肉と風紀委が楽しすぎたので、勝手に続きを妄想。
佳奈多「これで――――完成と。見た目も悪くなし、今回は量も問題なし…かな」
佳奈多「ふぅ、どうして早起きまでしてこんなものつくってるのかしら?」
佳奈多「作ってしまったのは仕方ないとして、どうにか処理したい所だけど、渡す口実がないとなるとね」
佳奈多「もう少し接点がある関係だったら良かったのだけれど…………そう、良かった―――って何考えてんのよ……私は」
佳奈多「ハァ…、とりあえず余計な事は考えずに渡す事だけはしないと、それにしても接点って言われてもね、あの子じゃあるまいし…」
佳奈多「そういえばコンタクト――――――まだあったかしら……」
真人 「おう、理樹。一緒にメシいかねぇか?」
理樹 「ごめん、真人。僕は今からさすらいに行かなきゃならないんだ・・・!」
真人 「フッ、そういう事か。それなら仕方ねぇな……」
理樹 「本当に御免、この埋め合わせは今度!」
クド 「ふられてしまいましたね…、可哀想な井ノ原さんには私が一緒に食べてあげますよ!」
真人 「なんでそんな嬉しそうなんだよ…」
葉留佳「……や、やはっ、いっ、真人くん」
真人 「ん?なんだ三枝じゃねぇか」
葉留佳「さっきのやり取り見てたけどお昼御飯まだなんだって?」
真人 「ああ、どうやら謙吾の野郎もいなくなっちまったみたいだし、パンでも買ってきてクド公と食べようかと思ってたところだ」
葉留佳「えっ――――――クドリャフカ?」
クド 「わふっ?」
葉留佳「………そっ、そうですか、それならパンなんかよりいいものがありますヨ?」
葉留佳「じゃーん!なんと私の特製お弁当ですヨ!これを真人くんに進呈贈呈ー!」
真人 「おお、いいのかよ?」
葉留佳「ええ、遠慮なく食べちゃってくださいネ!それでは私は用事があるのでこれにて失敬!」
真人 「なんだ三枝、一緒に喰っていかねぇのかよ?」
葉留佳「いえいえ私は急いでいますので……ああ、それと箱は燃えるゴミの方に出して置いてくださいネ!返却は一切受け付けませんから!」
真人 「なんなんだ、一体……?」
クド 「いつにも増して激しい御仁です…」
葉留佳「ハローッ!真人くんにクド公!」
真人 「うおっ!」
クド 「わふっ!」
真人 「おっ、おい三枝! 今……さっき…お前……教室の後の扉から出て行くと同時に前の扉から入ってこなかったか…!?」
葉留佳「へっ……?真人くん………脳まで筋肉で侵されてるって冗談じゃなかったんですネ……」
真人 「いや、そんな誉め言葉いわれても……。それに俺はただ見たがままを言ってるだけなんだが……」
クド 「わっ、わふーーーーっ!葉留佳さんが増殖したのです!葉留佳さん食堂なのです!葉留佳さんは最強を目指し始めたのですか!?」
葉留佳「真人くんはいつも通りとして、クド公まで何をわけのわからない事をいってるんです?」
真人 「いや、っていうかお前俺に弁当渡して出て行ったばかりじゃねぇか、用事があるとか何とか言って……」
葉留佳「ハイ?……私が増殖?……真人くんに?……お弁当?」
葉留佳(………………………………………………電気がピコーン!)
葉留佳「そっ、そうそう、そうだったね、早速食べちまって下さいヨ!」
真人 「健忘症か、用事はよかったのかよ?」
葉留佳「ああ、アレ?アレはアレでアレなんで、兎に角いいんデスよ!」
真人 「そうか?それじゃあ早速頂くとするぜ。――――おおっ!うまそうじゃねぇか!」
葉留佳「……よもや、真人くんごときにこれほどの物を作ってくるとは……おそるべし……!」
真人 「ん、自画自賛か?」
葉留佳「いえいえ、何でもないですヨ」
クド 「わふー…、とても美味しそうなのです!井ノ原さん私のと交換しませんか?」
葉留佳「駄目駄目、それは真人くん専用なんですヨ。クド公には私の味噌かつジュースを分けて上げますからねー」
クド 「うわーん、真人さんのお弁当とはすごい落差ですーー!」
真人 「泣くなって、クドには俺の上級者用プロテインわけてやるから。これでちっとは筋肉でも付けろって」
クド 「駄目押しですーー!」
真人(おっ、いけるな。―――美味いけど、この味付けは…どっかで食べたような気がするんだが――――――ま、いいか、結局食べたモノは皆等しく筋肉だ)
今後が気になる感じでGJ
さすらいに行く理樹にちょっと笑った
真人クド佳奈多の三角関係始まったな
うん、正直面白すぎて困るw
今度はクドが対抗して弁当を作る番だな
>>175 じーじぇいだ!
>脳まで筋肉に侵されてるって
に激しくフイタw
しかし三角関係とは…リアリティに萌(燃)えるなー
179 :
名無しさんだよもん:2007/08/31(金) 01:36:26 ID:rY6vXvuY0
>>175 GJ。真クド好きだが、真人佳奈多もアリだな・・・
とか思っちまったじゃねーかw
じーじぇい、これはいい三角関係
ところで、佳奈多に触発されて理樹に弁当を作ってやると
言ってモスキキンとかに料理を教わる鈴が想像できる俺は異常?
>>180 ぐわ…いい燃料…休止中なのに妄想が止まらない…(TT)
>>139でもういっちょ、神が多すぎて凡人の駄文が目立つぜ!
「ああー、なんでちっちゃくなっちゃたんだろう…
来ヶ谷さんには当然のごとくいじられるし、西園さんには写真取られるし
葉留佳さんにはおもちゃにされるし、真人と謙吾には超☆絆スキップやられて酔うし…」
「元気だしてくださいリキ、ほら、わふー!」
「ありがとクド、しかし原因が分からない以上しばらくはこのまんまか…」
「ぽじてぃぶに考えましょう、小さいリキはかわいいですよー」
「うう、かわいいって言われてもなぁ。クドとしてはどうなの?いつもと今とどっちがいい?」
「それはもちろんいつものリキがいいですけど…ちいさいリキにもいいところはありますよ」
「え?どんなとこ?かわいい以外でお願いしたいんだけど…」
「それはー…」
チュ
「あ…」
「いつもより…キスが近いです」
183 :
名無しさんだよもん:2007/08/31(金) 02:04:20 ID:4GSsJQsq0
>>175 個人的には真クド派だが三角関係激しくもだえた。
あとおもしろすぎwwgj
>>182 クド萌ええええええ
シナリオでも見せた意外な積極性全開だぜ・・・
(´Д`)ハァハァ
>>175 GJ!だがその後変装中の佳奈多がさすらってる最中の理樹と鉢合わせてバトルを挑まれないか激しく心配だww
>>182 ぐはっ、ベタながらなんという破壊力…!やるなお主
>>182 これはいいクドですね。
できれば、超☆絆スキップの部分を詳細に描写してくれると助かるw
>>182 ぬおぉぉっ!!なんてかわいい二人なんだ…じーじぇい!
>>175 真クドに佳奈多が入って三角関係もいいが…それぞれのやりとりも面白い、という事でGJ!
>>182 凄い破壊力…クド萌えーだな
古今東西数多の物語あれど、世の定め、条理を無視し、幾多の無理無茶無謀を叶えてくれるお話
―即ち夢である
猫耳化した鈴と犬耳化したクドに一日中じゃれつかれるといった展開も夢パワーなら、ほーら簡単
試しに誰かに見せてみましょう
恭介「〜といった感じでな、今日はいい夢を見たぜ!」
一同「・・・・・・・・」
この後彼が罵倒された上で張り倒され、(21)の他に新たな称号を貰う事になるのは言うまでも無い
夢は用法注意を良く考えてご利用ください
変な枕「さーて、次は誰のところに行こっかな!」
彼がこれから起きるバカ騒動の火付け役になる事をリトルバスターズの面々は、まだ知らないのであった
ところで鈴とクドは公式に猫、犬立ち絵有るんですが他の子達(男の子含)に耳としっぽ付けるとしたら何にするべきだろう?
姉御→狼
こまり→ウサギ
葉留佳→狐
美魚→狸
>>188,189
トリスタ厨の俺としては
姉御=狐ははずせない。
人形劇のイベント見ると
はるちんが狸だな。
マックス=兎は同意。
美魚は人魚で
名前のせいか、
美魚は魚っぽく、美鳥は鳥っぽく感じる
尻尾は兎も角耳無いけど
小毬の称号によると姉御はチーターさんなんだぜ
女豹な姉御も良いではないか
「人魚…ですか。そうやっておだててえっちな水着を着せる気ですね?」
「い…いや…、そういう意図はないんだが…」
「セクハラです。」
「んじゃオレは…そうだな、力強い筋肉を伴ったのがいい。
そんで渋いセリフをはく感じの動物で頼むぜっ」
別に無理矢理耳やら尻尾やらつけんでもいい、とか思っちゃう派
みんなにつける必要なんてないと思うんだけどなぁ
196 :
名無しさんだよもん:2007/08/31(金) 13:28:05 ID:riLrrbP+0
>>195 ま、人それぞれでしょ
妄想スレだから許してくれ
ただの妄想だけならはるちんはたぬきっぽいな
演劇の練習でも主役のたぬき役だったし
男組のイメージ的に……
真人…熊
謙吾…狼
恭介…ライオン
理樹…リス
理樹だけ小動物なのは気にしない方向性で……
古式「うふふ…宮沢さん、どうしたんですか?
ここをこんなに大きくしてしまって…」
謙悟「う、ぐぅ…やめ」
古式「はしたない…そんな人は足で十分ですね…」
謙悟「あ、やめ…うぅ…はふ…踏む、な…」
古式「ビクビクしてますよ…気持ちいいんですか?
おちんちんに包帯巻かれて、靴下で踏まれるのが気持ちいいんですか?」
謙悟「あっ!ち、ちが…あ、ううっ!」
古式「出ちゃった…変態ですね、宮沢さん…
あは、あははは、あはははははははははは!」
>>201 くちゃくちゃこわっ!
でもあんま違和感無いのはなんでだwwww
>>201 恭介「…という夢を見たんだ」
理樹「いやいや、それをなんで僕に報告するのさ」
204 :
名無しさんだよもん:2007/08/31(金) 15:37:00 ID:k3C4iDDRO
>>203 真人「俺は理樹にそうされる夢を見たぜ」
鈴「あたしは理樹→恭介だった」
謙悟「俺は女子みんな→理樹だったな」
理樹「…え?」
>>204 来々谷「あ、ありのまま今日見た夢を話そう…私は理樹君を攻めていたらいつの間にか理樹君にいいように鳴かされていた…何を言って(ry」
来「ヶ」谷な。
>>182クドはキス魔
ついでに他キャラも小さくしてみよう
「りんちゃ〜んかわいい〜」「かわいいですー」
「なんだこの生物は!キュートすぎますよ!」「いただきます…」
「うぅ〜!やめろおまえらー!」
「うおおおおおお!俺の筋肉がどっかいっちまったー!
くそっ!早く取りもどさねぇと!筋トレだあああああぁ!」
「井ノ原さん!特製プロテイン入りごーやちゃんぷるーです!
栄養も筋肉もたっぷりですよ!」
「うおおおおおお!食いたいけど食いたくねえええええぇ!」
謙吾:さささが悶える
「小さくなったのに恭介は余裕があるね」
「ああ、小さいのはいいぞ、交通費も浮くしな…だが最大の利点はそこじゃあない」
がちゃ
「このくらいなら女風呂に入り放題じゃないか!ひぃやほぉうーーー!」
「…」
「…」
ばたん
「終ったな…」
超☆絆スキップ:軽さを利点に何処方向とは言わないが回転が入る
どうでもいいことだけど、
真人とクドみてると十一番隊の隊長と副隊長思い出すな。
確か剣八とちっちゃい娘だっけ?
たしかに・・・そう言われるとどうでもいいことだな
クドに和服+刀って意外とアリかもしれんな
能力はアレだが見た目的に
ついつい釣られて妄想してしまったので、投下しまつ。
かなり描写不足な駄文ですが、まぁそこら辺は皆さん妄想でカバーですヨ!
では逝きます。
(クドside)
平凡な女子高生だったわたしは、ある日、森の中で沢山のねこが暴れているのを見ました。
そしてそこで、喋る不思議なたぬきさんを助けたのです。
「うおぉ……誰か……俺の筋肉ぅ……」
うなされながら、何となくどこかで聞いたような台詞を呟くたぬきさん。
彼は目を覚ますと、焦ったように言いました。
「くそっ、大分時間と筋肉を食っちまった……おい、ク……じゃない、お前、名前は?」
「わふっ!? クドです。能美、クドリャフカ」
「んじゃクド公でいいな。クド公、悪いがオレに協力してくれ!」
「きょ、協力って何をすればいいんでしょうか」
「あのねこたちを大人しくさせるために、原因をやっつけにいくのさ」
「わ、わふーっ!? わたしはそんな強くないのですよーっ!?」
「大丈夫だ。オレの筋肉を分けてやる」
そういってたぬきさんは、どこからともなくプロテインを取り出しました。
「コレを一口食って、クド公の頭に浮かんできた呪文を唱えればいい」
「わふっ、それでは……行きます!」
わたしはひとくち粉っぽいプロテインを口に含み、何とか飲み込んで、浮かんできた台詞を叫びました。
「みらくるっ、まじかるっ、わんだふるっ! わふー!」
次の瞬間、わたしのからだは光に包まれて……気が付くと、赤と白を基調とした衣装に身を包んでいました。
それはまるで……おじいさまがいつだか着せてくれた、ミコの服のようでした。
たぬきさんはわたしが変身するのを見届けると、肩に飛び乗ってきました。
「よし、それじゃ行くぞ!」
「わふー!」
現場にたどり着くと、そこには一匹のねこさんがいました。
……いいえ、よくみるとねこさんではありません。
ねこさんのような耳、しっぽ、手足、仕草ですが、しるえっとは間違いなく人間です。
そして、その顔は……
「ふかーっ!!!」
「鈴さん!?」
おともだちの、鈴さんだったのです。
事件は、すぐに解決しました。
警戒を解かない鈴さんに、わたしはたまたま持っていたモンペチをあげたのです。
そしてモンペチに夢中になっているうちに、たぬきさんに教わって封印をかけました。
するとその場には、眠っている鈴さんときれいな石が残されていました。
「わふっ、きれーな石ですねー……」
「コイツがこの騒ぎの原因だ。オレはコイツを回収しなきゃならないんだ」
「そーなのですかー」
とてとてと向かって石を拾おうとするたぬきさん。
しかしそれは、突然現れたぺんぎんさんに奪われてしまったのです。
「コイツは頂いていくぜっ」
「んなっ、またテメェらか!」
「わふーっ、追いかけましょう!」
逃げるぺんぎんさんを追いかけるわたしとたぬきさん。
暫くすると、開けた場所に出ました。
そこには、真っ黒なひらひらの沢山ついた衣装に身を包んだ女の子が一人。
……あーいうのを、「ごすろり」って言うんでしたっけ。
ぺんぎんさんは、彼女の元へと飛んでいきました。
「すまないこまりん、追いつかれちまった」
「ふぇええっ!? に、逃げなきゃ恭ちゃん!」
「ま、まってくださーい!」
「逃がすかよっ!」
逃げようとする二人に追いすがるわたしたち。
彼女はこちらを見ると、立ち止まって杖を構えて叫びました。
「きゃぷちゃーどーなつ!」
「え……わふー!?!?」
「クド公!」
すると空中にどーなつが現れ、わたしの体を拘束してしまったのです。
わたしはまともに抵抗もできず、地面に倒れてしまいました。
その隙に彼女たちには逃げられてしまったのです。
※前レス、番号間違えました。すみません……
(こまりんside)
「はうぅ……なんとか逃げられたぁ」
「ああ、危ないところだったな」
飛行魔法を展開して、恭ちゃんと一緒に寮まで飛ぶ。
自分の部屋までたどり着いて変身を解き、手に握っていた石を小箱に入れた。
「これで、みっつめ……」
「中々順調だな」
「うん……そだね」
そこで視界が揺れる。
世界が90度回転する。
「って、小毬!」
「っあ、恭ちゃん……」
わたしはそこで初めてベッドに倒れたことを自覚する。
「あーあ……やっぱり、日中の生活もあるんだから少しは休んだ方がいいんじゃないか?」
「……だいじょーぶ。わたし、恭ちゃんのためなら……まだ、がんばれるよ」
「ったく……俺を心配してくれるのは嬉しいが、そのせいで倒れられたんじゃ俺が心配なんだよ」
ぽりぽりと頭を掻きながら言う恭ちゃん。
「それに……俺がこうなっちまったのは完璧に自業自得だ。だから無理はすんな?」
「無理はしてないよ〜」
「本当か?」
「うん……それに、女の子は好きな人のためなら……いくらでもがんばれるから」
「……ったく」
照れたように背を向けて窓へと向かう恭ちゃん。
もう、いっちゃうんだ。
「もう寝とけ。……じゃ、また明日な」
「うん、おやすみなさい」
そう言葉を交わし、恭ちゃんは自分の家へと飛んでいってしまった。
わたしはベッドで寝返りをうちながら、今夜戦った子のことを思い出した。
「あのこ、何となくくーちゃんに似てたなぁ……」
そこですぐに、わたしの意識は眠りへと落ちていった。
(クドside)
わたしは、たぬきさんの助けを借りてなんとかどーなつから抜け出すことができました。
その頃には、あの二人はもう見えないところまでいってしまいました。
「クソッ、またしてやられたぜ」
「わふぅ……すみません、わたしがふがいないばっかりに」
「いや、クド公のせいじゃねぇよ。失敗したのは、オレの筋肉が足りなかったせいだ」
そういってたぬきさんはわたしに背を向けて歩き出しました。
「わふっ、行っちゃうんですか?」
「ああ……今日は世話になったな。もう、会うこともねぇだろ」
「えと、その……」
「あ? どうかしたのか?」
「あの……よろしければ、これからもお手伝いしましょうか?」
「……マジか? いいのか?」
「あ、はい。今日は失敗しちゃいましたけど、次があるのでしたら」
今日は初めてで、よくわからなかったけど。
次は、もっと色々覚えて、失敗しないようにがんばろう。
「そいつぁ助かるぜ……ぶっちゃけ、この格好じゃ上手く筋肉が使えなくてな」
「この格好?」
「あ、いやなんでもねぇ。忘れてくれ」
なんだか大変な秘密っぽいですけど、聞かれたくないなら聞かない方がいいですよね。
「わふー、了解なのです!」
「おっし、それじゃこれからよろしくなクド公!」
「はいなのです!……あ、そういえば名前を聞いていなかったのです」
「オレの名前か?」
「はい!」
たぬきさんは少し考えるようなそぶりをしてから言いました。
「そうだな、オレの名前は……マサトだ」
「マサト、ですか。いい名前ですねー」
「そ、そうか? ありがとよ」
マサトはなんだか照れているようでした。
「んじゃ、またな。クド公」
「はい、またなのです。マサト」
そう別れの挨拶を交わすと、マサトは森の中へと消えていきました。
そしてわたしは一人、その場で気になったことを考えました。
「マサト……何だか井ノ原さんにとっても似たふんいきの方でしたが、気のせいでしょうか?」
(次回予告?)
「クド公、元気の出る呪文を教えてやるよ。それっ、筋肉筋肉〜♪」
「きんにくきんにく〜なのです♪」
あの日から始まった、わたしとマサトの不思議な日々。
「わたしだって戦いたくないけど……でも、恭ちゃんを助けるためなら!」
「こまりん……すまないな」
再び出会う、なぞの女の子とぺんぎんさん。
「はっはっはっ、どーしてこうも毎度毎度おねーさんをはぁはぁさせてくれるかな君たちは」
「姉御姉御、石の封印失敗しちゃいました。テヘッ☆」
敵か味方か、神出鬼没な快盗リズベスとその手下、はるちん仮面。
「私の夢と妄想を実現させるため……その石は頂きます」
「そして、なんで俺はこいつのために剣を振るっているんだ……?」
新たなライバル、Dr.ウエストランドと怪人竹刀男。
「理樹、最近周りがめちゃくちゃだ。いや、これはもうくちゃくちゃだ!」
「っていうか、こんな時に限ってなんで皆居ないんだろう?」
そして、毎度巻き込まれる一般人のリキと鈴さん。
手にしたものは、わふーの力。
目にしたものは、不思議な世界。
「わふー少女 みらくる☆くーにゃ、始まるのです!」
リアルタイムktkr
やっぱりクドわんこはかわいいなぁ(*´∀`)
良質の燃料が降ってきたからつい書いちまったぜ……続きは考えてないけどな!(ぇー
まぁ何だ、どっかの魔砲少女やら何やらの影響を多分に受けているところは突っ込まないでください(汗
それでは、また妄想力がおぎおぎしてきたときに会いましょう。
めちゃくちゃ…いや、もうくちゃくちゃおぎおぎしてきた
ドクターウエストランドはやっぱりアレか、ブラックロッジの天才科
レスは ここでおわっている
いそいでいたのだろうか もじは はしりがきのようだ
なんか知らんがラスボスがカラスを操る金髪少女or猪を従えるスクーター娘という電波が飛んできたぞ
まぁそれはともかくGJだ
>>226 うわぁぁぁぁぁ!!パロよし!萌えよし!超GJです〜(>ω<)
それにしても客観視してわかったが…恭ちゃんはやばいな、おぎおぎするw
>>226 GJ!以前から「マスコットは真人だろうな」とか考えてたもんだから、いきなりその通りで吹いたw
>>228 そこらへんはどちらかというと第2期で登場する新たな敵って感じじゃないか?
>226
あははははw ステキ!
ぐっじょーぶ!
面白く広がってくれてなによりーっw
大好きだぜ!
続き頑張ってくれなのさーっ!
>>226 わふ〜、ぐっじょぶなのです〜
続きをおぎおぎして待つですよ〜
234 :
名無しさんだよもん:2007/09/01(土) 00:53:20 ID:vyCwpWMH0
>>226 続きくちゃくちゃ期待。
くーにゃかわいいよくーにゃ。
>>226 これはGJ!
続きもおぎおぎしながら期待してます。わふ〜
>>226 GJ!
次回もよろしく!謙吾が愛用してる魚偏の漢字が書かれまくった
湯飲みを実際にもっている俺としてはDr.と怪人の絡みに期待しますヨ
俺寿司屋に勤めてる時に業者の人に名前入りのアレを作ってもらったことがあるw
恭介を女にして野球をやってみた
カキーン
「そんなにエロティックなジュースが飲みたいの?球筋に出てるわよ」
カキーン
「またエロティックなジュース?我慢しなさい」
カキーン
「もう、エロティックなジュースなら後でわたしがア・ゲ・r「うっさいわボケー!」ふぐぅ!」
「鈴、真・ライジングはやりすぎ…」
「顔面を狙わなかったのは武士の情けだ」
「か、かたじけのうございます…」
「あ、意味あってるね」
ワロチ
>>238 脳内で女装Verの立ち絵と緑川ボイスを用意すると更にワロス
241 :
0/7:2007/09/01(土) 16:54:57 ID:E+dAUjeB0
昨日のくーにゃの可愛さに触発されて書いてしまった。
今では反省している。
ちなみに真クドもののつもりです。
とりあえず、出来てるところまで。
――カァ、カァ…。
カラスが橙色の空を飛ぶ時間。
この時間に、川辺の道でランニングするのが、俺の日課。
「よっしゃ、今日のノルマたっせーいっと!」
俺は道に備え付けられているベンチにドカッと座った。
やっぱ真夏に走って良い汗かくのが一番気持ちいい。シャツは汗でびっしょりだ。
「ちょっと休憩してから帰るかな」
俺は首に巻いていたスポーツタオルをほどいて、顔の汗を拭いた。
湿気がなくなった顔にかかる夕方の風は冷たくて、これまた気持ちがいい。
フゥ、と大きく息を吐く。俺は体重をベンチの背もたれに預け、空を仰いだ。
どこまでも続く橙色の空と、漂う白い雲。
その下を自由に飛びまわるカラスたちはカァカァと鳴いて、遊びまわる子供たちに帰宅の時間を知らせる。
今日の終わりは近い。
「よっし、そろそろ帰るか!」
俺は勢いよく立ち上がって、スポーツタオルを首に巻きつけた後、
そしてスニーカーの紐を結びなおすために、体を屈める。
その時だった。
「いーのはーらさんっ!」
声と同時に、頬につめたいものが触れる。
俺はとっさに頬に触れたものを手にとると、それは良く冷えた缶ジュースだった。
「今日もとれーにんぐですか?頑張ってる人に、ジュースをぷれぜんと・ふぉー・ゆー・なのですっ」
顔を上げるとクー公の無邪気な笑顔がそこにあった。
「おっ、このジュースくれんのか?」
「はい、ちょうどさっきそこでジュースを買ったら当たりが出まして。
いっつ・あ・らっきーでい、なのですっ。わふーっ!」
「へぇー!そいつはいいな!んじゃ、遠慮なくもらうぜっ」
俺はプルタブを空けて一気に口の中へジュースを流し込む。
爽やかなグレープフルーツの香りがほのかに香るスポーツドリンクは、
体の隅々にまで染み込んで行き渡るような気がした。
「ぷはーっ!運動の後のスポーツドリンクは最高に美味いな!やっぱこれがねぇと」
「あはは、井ノ原さん、なんだかそれって『お仕事の後のビール』見たいな言い方ですっ」
「ん?そうか?」
まぁ俺にとっちゃ筋トレが仕事のようなモンだ。
「…んで、クー公はこんな時間にこんなとこで何やってんだよ?クー公も筋トレか?」
俺は缶を「空き缶」と書かれたくずかご目掛けて投げながら尋ねる。
こんな時間にこの川辺の道にいる人間は、俺と同じくロードワークに勤しむヤツか、犬の散歩に出ているヤツくらいだ。
「………」
「……ん?」
クー公が一瞬の間を置いてから答えた。
「私ですか?私は散歩なのです。ちょっとお散歩がしたくなりまして。
…この川の夕焼けが映る水面ってとても綺麗だと思いませんか?」
クー公はそういうと、土手の下に流れる川に視線を落とした。
川の水面は夕焼けの光を反射してキラキラと光り、時折吹く風の波紋を形作る。それを静かに何度も繰り返す風景。
毎日ロードワークで使ってる道だということもあってか、あまり川自体を意識したことはなかったが、
あらためて見ると、確かにクー公の言うとおり、とても綺麗な、そしてどこか懐かしい景色がそこにあった。
どれだけ見ても飽きそうにない景色に一瞬俺は見入るが、俺が投げた缶がくずかごの中に着弾する無機質な金属音で我に返る。
「……そうだなぁ。今まで意識してみたこと無かったけど、こうやって見てみたらこの川もなかなか綺麗なモンだな!」
「はい」
クー公は俺に向き直って微笑んだ。
「ほんとに、綺麗です」
その時、ふわりと風が吹き、その風にゆられてクー公の髪が踊った。
さらさらと揺れる銀色の長い髪。
それはさっき見ていた川の水面のようで、俺は一瞬目を奪われる。
いつもの無邪気な笑顔とは違う、少し優しげで、落ち着いた微笑みを浮かべるクー公。じっと俺を見ていた。
俺とクー公の視線が交錯する。
丸くて大きくて、そして誰も足を踏み入れたことのない海のような、澄んだ青色をしたクー公の瞳。
でもその青色はどこか寂しげで、儚げな影をも宿していた。
――目に映るクー公は、いつもの、俺と理樹とでふざけて遊ぶクー公とは少し違った気がした。
「あの…井ノ原さん?どうかしましたか?」
「ぇぁ?」
ふっと我に返る。
「さっきからずぅーっと遠くを見てるような目をしてますけど…?」
「え?あ、ああ!いや、なんでもねぇ!……なんでもねぇ、なんでもねぇ…」
心配そうに俺の顔を覗き込むクー公
その目の青からは、さっきのような寂しさや、儚さの色は消えていた。
いつもの、俺の知ってるクー公の顔と、表情。
「……なぁクー公」
「はい?」
「最近、何かあったか?」
「……?」
首を軽く傾げるクー公。
「なんかその、嫌な出来事があったりとか」
「いえ…特には…」
「何もか?」
「はい」
「…本当に?」
「…どうかしましたか?井ノ原さん…?ちょっと、変です」
クー公は心配そうな目で、おずおずと俺の顔を覗き込んだ。
それも、いつもと変わらない、俺の知ってるクー公の表情の1つ。
…俺は何言ってんだ。
自分でも何故こんなことを口走ったのか分からなかった。
だがさっき見たクー公の表情は、確かにいつもの様子とは違ってた。それは確か。
でもそれはどこがどうおかしいとか、そういう断言はできないような、ただの違和感。
人間誰だってそんな顔することだってあるだろう。それで済ませればいいのに。
無いのか、ならいいんだ。それで済ませればいいのに。
…本当に、自分で自分の真意が、分からなかった。
「その、…なんだ。何かあったら遠慮なく言えよ」
あー、ホント、何言ってんだろ。別に改めて言う必要もないだろこんなこと。
様子がおかしいのはクー公じゃなくて、むしろ俺だ。
俺は急に自分で自分が恥ずかしくなって、頬をポリと掻いた。
「あはは…井ノ原さん、なんだかおかしいですよっ?」
「俺も今自分で思ってた」
何だか調子を乱されてるようだった。
「んじゃ、クー公、そろそろ帰ろうぜ。夕飯時だ」
夕日も西の山の向こう側に沈み、やがて夜が来る。
川辺からは聞こえる子供たちの声はいつのまにか消えていた。
俺はポケットから携帯電話を取り出して、その背部の画面を見る。
PM5:30。無機質なデジタル文字がそう表示されていた。
「今何時ですか?」
「五時半」
「ごじはん…って、ほぇえっ!?」
「お、おい、どうした?」
「ご、ごじはん!大変ですーっ!」
「おいおい、どうした?」
急に手をぱたぱたさせて慌てだすクー公。
「約束ですっ!みなさんとした約束っ!」
「…約束?」
約束、という言葉に関連する事象を、自分の記憶の中からひっぱりだそうとする。
約束、約束…。
ん?そういえば今日、何かの予定があったような…。そんな約束をした気がする。
先週、恭介と理樹と謙吾で俺の部屋で遊んでて、そん時…。
「―――!!」
俺の頭の中から1つの記憶が出てきた。
「お祭りだっ!」「お祭りですっ!」
二人同時に口に出した。
「そうだ、そうだった…。今日近所の祭りに行こうってみんなと約束してたんだった!」
思い出した。
商店街を抜けたところに、聞けばなにやら有名な神社があって、そこで毎年祭りが行われる。
それにみんなで参加しようという約束を、恭介たちとしていた。すっかり忘れていたが、それは今日だ。
その祭りのフィナーレには、小さいとは言えど、この川の上流でちょっとした花火の打ち上げもあって、近くの町から結構が人が集まってくる。
神社の敷地の中で出店される露店も多く、この祭りの目玉の1つだ。
俺はもう一度ケータイを見る。5時半を少しすぎたところ。
「うわぁああああ!今から戻っても間にあわねぇえええ!!」
俺は頭を抱える。自分では結構楽しみにしてたのに、何故忘れてしまったんだろうか。
「わふー…。仕方ないです…。
井ノ原さん、わたしたちだけで先に会場へ行って、向こうで合流しましょう」
「はっ!お、おぉ…なるほど…」
それは名案。
「わたしはお部屋に携帯電話を忘れてきてしまったので、代わりに送ってもらえますか?」
「あ、あぁ!」
俺は二つ折りのケータイを開いてメールを作成する。
ことの経緯は説明すると長くなりそうなので、『クー公と二人で先に行ってる』とだけ打ってて恭介に送信した。
「よっしゃ、じゃあ行くか」
「はいっ!れっつごー、ですっ」
俺たちは祭りの会場に向かって歩き出す。
ふと足元を見ると影が長くなっていた。
夜は、近い。
そして、この日の俺の夜も、影と同じく、長くなるのだった。
249 :
祭りのあと :2007/09/01(土) 17:14:46 ID:E+dAUjeB0
一応前編は終わりです。
後編は、今日家に帰ってこれたら投下するつもりです。
まだ自分で読み返して誤字のチェックとかしてないので…。
では、駄文失礼しました。
GJ!
おれも後編期待してるぜ!
GJですよ
これは味のある真人ですね
後半が楽しみです
>>249 乙です。
何かいい予感がする匂い・・。gj。
後半も楽しみにしてる。
じーじぇい!
約束を見事に忘れてる辺りに真人っぽさが
その日、理樹くんは用事があったので謙吾くんの部屋に行きました。
─コンコン
しかしノックをしても返事がありません。
理樹くんは時間がなかったので、部屋の中に入ることにしました。
「謙吾〜、入るよ?」
問いかけてもやはり返事はありません。
不審に思いながら中を覗くと、そこはとても不思議な空間でした。
「…は?」
中では、謙吾くんが後ろ手に縛られ、古式さんに弄られていました。
「むぅ…」
猿轡をされ、声を出せない謙吾くんのアレを古式さんは扱きます。
「ふ、ふむぅっ」
眼をぎゅっと瞑り、攻めに耐えている謙吾くん。
見れば、古式さんの顔には白濁したものが付着しています。
きっともう何回も果てているのでしょう。
「け…謙吾が…そんな─」
理樹くんは何がなんだかわからなくなりました。
これはきっと悪い夢だ、そう思い込みスタコラサッサです。
「ふふ…直枝くんが驚いてましたよ?」
「むぐぅ…むぅ」
理樹くんの名前が出たとき、謙吾くんのアレは少し大きくなりました。
「っ!」
それが不満だったのでしょうか。
古式さんは立ち上がると、謙吾くんのアレを踏みつけてしまいました。
「ふぐ…ンヴっ!?」
「何ですか今の反応は?直枝くんがそんなにいいんですか!?」
「んぐ!んんー!!」
眼の端に涙を溜め、謙吾くんは必死に首を振ります。
それでも嫉妬した古式さんは納まりません。
「いいです…そっちがそうなら─」
「ふむッ!??」
なんと古式さんは器用に足の指でアレを扱き始めたのです。
これには謙吾くんもたまりません。
元々被虐趣味があった謙吾くんはたちまち達してしまいました。
「ふふふ、あははは、あはははははははははははははははっ!!」
それは嘲りなのか、歓喜なのかわからない笑いでした。
ねっとりした液体が、古式さんのすけるような太ももにまで散っています。
「ん…ふふ…あむ、んちゅ…おいしいですよ、宮沢さんの」
指で掬い取った粘液を、見せ付けるように口に運ぶ古式さんは、
とても美しく、それ以上に淫らに見えました。
「うふふ…また大きくなってますね。私を見て興奮したんですか?」
謙吾くんのアレは立派にスタンドしています。
古式さんは真っ赤な舌をチロリとだし、
「夜はまだ、始まったばかりですからね…」
そう謙吾くんの耳元で囁きました。
「あは、あははは、あははははははははははははははははは!!」
おしまい
テラヤンデレwww
じーじぇい
リキクドのssて思ったより無いんだな
真人大杉で吹いたw
>>259 このスレじゃ理樹は鈴か姉御とのカップリングが通例だからなw
そして恭介×小毬、真人×クド、が推されている。
男サブキャラと他ヒロインとのかぽーが魅力的過ぎて理樹とカップリングされてないって感じかな。こんな作品もなかなか珍しいんだけどwww
しかし美魚はともかく、浮いた話のほとんどないはるちんが不憫すぎるw
……そういや真人×二木もよかったなぁ
ならば美魚とはるちんで・・・百合とは行かなくとも
普通に女の友情書けないものか、難しいな。
美魚若干はるちん嫌いっぽいからなw
あれでもはるちんのおっぱいを大きくするために揉んだりするんだぜ
理樹×姉御ってそんなにあったっけ?
>>265 頭にゆがみがあるのが気になるけど、それ以外はかなり上手いから十分GJだぜ!!
……しかし、一つ致命的なミスを指摘しても良いだろうか? 円舞曲のイラストだよな、な?
そのときのコマリマックスはドレスに水色の下着なんだよ!!
……お茶の間はボーン!
268 :
名無しさんだよもん:2007/09/01(土) 21:49:30 ID:Eq8YCaJtO
>>266 うはww 気が付けばテレ姉いっぱいじゃないかひゃっほーい
>>267 え?合ってると思うよ
下着は水色、服はアレンジアルバムのこまりちゃん
これに恭介が重なると・・アリです
>>265 なんという画力
これはまちがいなくお茶の間はボーン!
>>270 う、うーん。あってる……のか?
どーも水色って言うより翠緑に見えちゃってたんだが、言われれば水色な気も。
>>265 さあ次のSSをこしらえる作業に戻るんだ!
あ、いや生意気言ってスミマセン…
276 :
265:2007/09/01(土) 23:21:17 ID:Hn2EafkdO
茶菓子意外と売れてる(>ω<)
>>267 じつは水色でフリルの(ry の描写はぶらじゃーなのです!
とはいえセットだしこうなるわけで。水色+月明りの色がどんな色なのかよく分かりませんでした_no
頭変なのは頭だけ後からデッサン修正したからです…わふ
地味にぷっしゅされてるので次回作沸かし始めますが…
こまりんを大学に行かせるか否か…(-_-ヾ)
恭ちゃんとの愛を取るか、バスターズとのキャンパスライフを取るか…後者の方が面白そう?
>>276 参考になるかは分からんが、今月のリトバス公式4コマではお菓子作る会社に入ってみたいけどまずは大学進学を希望していると言っていた。
ただし、「明治大学」をお菓子会社と関係のある大学だと思っていたようだが。
若奥様もいいが、恭介なら大学いかせるんじゃないかな。
単純にキャンパスライフ合った方が楽しそうじゃないかってのもあるけどw
279 :
276:2007/09/01(土) 23:47:07 ID:Hn2EafkdO
>>249 遅ればせながら真クド拝見しましたー
なんというかウチの推薦ペアにはないいいもどかしさ><
おぎおぎしまくりですw
>>277-278 情報&ご意見感謝ですー
とりあえず進学で書きますね。毬子ちゃんに会えるのはまだ先になりますかwいやはやw
恭介×小毬も真人×クドも素晴らしいがたまには理樹×姉御が見たいぜ
誰か照れる姉御プリーズ
あえて空気読まずに
理樹×鈴
を希望しようか
じゃあ俺はあえて空気読まずに
鈴×理樹を所望してみようか
じゃあ俺はあえて空気読まずに理樹×佳奈多で頼む!
じゃあ俺はあえて空気読まずに葉留佳×佳奈多を望もうか
じゃあ俺はさらに空気読まずに葉留佳×理樹×佳奈多を所望する
ちょっと遅れたけど、
>>265スゲー
いたる絵再来か?
なんか七瀬を始めて見た印象に似ている。
>>285 むしろ
葉留佳→理樹←佳奈多←ストレルカ
↑
恭介
みたいな構図でいいんじゃね?
理樹×彼方ははるちん追放後の方が良いと思うぜ
かなりダークな感じで
いまさらだが三枝晶と佳奈多と葉留佳の3人のほのぼの話も読んでみたいかも
290 :
265:2007/09/02(日) 01:35:28 ID:kzMzF40+O
>>286 ほめられてるのか人としての軸がズレてるのか分からなくてもう頭がくちゃくちゃだ…
前スレ理樹×鈴作家様帰ってこないかなぁ…
本番無しであそこまでおぎおぎさせる才能は神だと思ったのに
ぶっちゃけるとこまりんより(∵)のファンなのは秘密
「…よくわからんがこれでいいのか?」
「あっ、ん…そう、もっと先の方を…んぅ…あふっ」
「ん…こうか…んむ、はぷ…んちゅ…んん、む…ふ…」
「あっ、ああ…いいよ鈴…気持ちいいよ…んっ、ふゎ…」
「んく…ちゅ…んぷ…はむ、ぁふ…ふふ、なんかかわいいなコレ」
「ああっ…鈴、つつかな…いで…ひぁっ」
「んふふ…見ててやるからさっさと出せ…はむ、んぷ…ちゅ…ふ」
「あ、も…出る…あ…ああっ!」
「んにゃっ!」
「はぁ…ふぅ…あ、ごめん…顔に出しちゃった」
「………あむ」
「あ、別に舐めなくても…」
「う〜…変な味だだ……にがしょっぱいぞ」
「だから別に…」
「でも理樹のだから気にならない」
「鈴…」
「あ、こら…急に抱きつくな、ちょ…理樹ぃ」
「鈴…大好き」
「…知ってるぞ」
「いい?」
「ん……うん」
─カタン
「「!!?」」
「やべ、バレたか」
「何やってんだ、この馬鹿」
「お前も十分馬鹿だと思うが…」
「………」
「こほん…それじゃ」
「「「ごゆっくり〜」」」
「………寝よっか?」
「…そうだな」
このスレ(前スレ含む)でさっぱり出番の無いキャラベスト3(女性限定)
1位、杉並さん
2位、あーちゃん先輩
3位、取り巻き三人娘
わーぱちぱちぱち……
なお、バカつ沢ともう一人は姉御に蹴られた為ランクの対象外となってますのでご了承ください
>>256-257 なんで古式さんはヤンデレが違和感無いのだろうww
次は拘束したざざみの前で謙吾を犯す展開だなw
姉御が頭をぶつけて記憶喪失になり恐ろしいほどおしとやかになる物語・・・
ダメかな?
>>293 そういうのも断然ありだと思う。
新鮮だから逆に見たいww
ここは妄想スレだからな、そういう意味でも何でもありだっ!
>>292 俺はむしろ黒古式と女王様さささの二人に攻められる謙吾ってのを見たい。
「理樹くん、プレゼント欲しい?」
脈絡もなく葉留佳さんが聞いてきた。
「え、もらえるものなら欲しいんだけど」
「駄目ですネ、彼女がプレゼントくれると聞いたらもっと喜ぶべきですよ」
「いやいやいや、脈絡もなく『プレゼント欲しい?』と聞かれてもこんな反応しかできないから」
「うん、わかったよじゃあ私の家に行こう」
へえ、葉留佳さん家って、
「いや、本当に脈絡ないね。でも久しぶりに葉留佳さんの両親に会いたいかな」
「あー、残念だね。今日は誰もいない日なのデスよ」
えっ。
「ま、とにかく家に行こう」
そうして、半ば強制的に葉留佳さんの家に連れられていった。
「ちょっと、プレゼント準備するから待っててよ」
そう言うと葉留佳さんは自分の部屋に引きこもってしまった。
4〜5分ほどすると、
「理樹……くん。もう、いいよ」
ん、なんか緊張した声だな。
何も考えずにドアを開けた先には僕だけのプレゼントがあった。
「理樹……くん。プレゼントは……はるちん……なのですよ」
顔を真っ赤にしながらそこにはリボンを体に巻き付けた葉留佳さんがいた。
「もらって、くれるよね?」
僕の答えがどうだったかは言うまでもない。
>>296 はるちんは本気なんだろうけど冗談に受け取って笑っちゃう理樹が浮かんだ。
はるちん無茶しやがって…
>>296 っていうか…
もらってやらないと、とてもコワイ展開になりそうな気がww
299 :
名無しさんだよもん:2007/09/02(日) 09:19:23 ID:xWInh4fPO
>>296 葉「…!理樹くん、それ…誰なの!?」
理「そんな…葉留佳さんが、二人…?」
佳「…バレたか…ごめんなさいね。葉留佳があんまり奥手だからちょっとつまみ食いしようかと…」
葉「ダメだよ、理樹くんはあたしのだもん!」
佳「でも彼は気付かなかったわよ?」
葉「うう〜…」
理「………えっと」
佳「ごめんね葉留佳…ちょっとうらやましくて」
葉「…ボソボソ」
佳「…?(コクコク)」
理「あの…二人とも」
佳「いいの?」
葉「お姉ちゃんなら仕方ないもん…」
佳「それじゃ」
葉「いっちょ」
『いただきま〜す!』
理「ちょ…やめ、アッー!」
佳奈多絡ませると妙にエロ展開にしやすくて困る
俺は佳奈多絡むとWAにしかならんから困る
理樹「そういえば今日は9月2日…くじの日だね」
真人「ん?もうすぐ昼だぜ?」
理樹「誰も時間の話はしてないからね。くじだよ、宝くじとかのくじ」
真人「宝くじか。あれ買っても当選番号発表の日までに無くしちまうんだよな」
理樹「最近はその場で当たりがわかるスクラッチっていうのがあるよ」
真人「ん?それなら今やってるぜ?」
理樹「真人が今やってるのはストレッチで、僕が言ってるのはスクラッチだからね。」
真人「よくわかんねえけど面白そうだな。ちょっと買いに行こうぜ。」
理樹「そうだね、せっかくだし行こうか」
ワイ……じゃないほうか。
理樹「じゃあ僕は5枚買おうかな。真人は何枚買うの?」
真人「ここは一発勝負だぜ!!さらば論吉!!」
理樹「諭吉だからね。ていうかそれどう考えても買いすぎだよ。」
真人「そうか?たくさん買えばたくさん当たるじゃねえか。俺は昔、駄菓子屋のきなこ棒を食べ尽くしたことがあるんだぜ」
理樹「それはそれで凄いけど、武勇伝にはならないからね。これは駄菓子ほどは当たらないし、当たればラッキーくらいの感覚でやるものだよ」
真人「そうか、じゃあ俺も5枚にするか」
理樹「う〜ん…、僕のは全部ハズレみたいだな。真人はどうだった?」
真人「全部削ったら穴があいちまったんだが…これってハズレなのか?」
理樹「それ力入れて削りすぎだから…」
エロくもなければ大して面白くもないけど思いついたから書いてみた。特に反省はしてない。
>>288 SS経験ほぼ無しだが書いてみている
途中だがおそらくエロなし萌えなしになる上に
ダークと言えるかも微妙になってるが
308 :
名無しさんだよもん:2007/09/02(日) 12:40:06 ID:54XNLcp4O
高校生
宝くじ
面白かったぞ、諭吉は違う気もしたが
ちょっとアレな、ドS姐御×女装理樹(エロエロ)いきます。
かなり腐臭がただよってますので、少年受けが苦手な人はスルー推奨。
「ふふふ、ちゃんと取ってきたかい?理樹君」
「はい、コレ…」
小さな紙袋を抱え女生徒の格好をした理樹が、来ヶ谷唯湖の私室に入ってくる。
あわてて走ってきたのか、その顔は紅潮しており、少しばかり息も荒くなっていた。
その姿はどこか中性的で、奇妙な色香すら漂わせている。
「ふむ、確かに…で、誰かに見咎められることは?」
「た、たぶん大丈夫だと思います」
「まあ、そうなってたら寮内はもっと騒がしくなってるだろうし…それだけ理樹君女装が
良く似合ってるということか」
「や、やめてください…」
「いやいや…ホントに良く似合っているぞ、理樹君。おねーさんの見立てに間違いはなかったということだな――
ところで理樹君、まだ感想を聞いてなかったが…どうだったかな?その格好で女子寮を徘徊して
あまつさえ乙女の聖地で用を足してみた感想は…?」
「足してません!」
顔を真っ赤にしながら反論する理樹が可笑しくて、唯湖の口から笑いが漏れる。
(そんな風にムキになると、ついイジメたくなるじゃないか…)
「ふむ…だが――」
「あっ…!?」
不意に唯湖に突き飛ばされ、理樹はみっともなくも仰向けに寝転がされてしまう。
そしてそのまま唯湖は力を加減しながらも理樹の股間を踏みつける。
「う、わぁあぁっ!」
「ふふふ…随分と大きくなってるじゃないか、理樹君…スカートの上からでもはっきりと分かるぞ」
「や…止めてください、来ヶ…谷さん――くぅっ…」
「そんな上ずった声で『止めて』と言われても、誘っているようにしか聞こえないのだがな」
「ん、んぁあっ…あうっ!」
理樹の反応を愉しむように、唯湖は足の裏全体で理樹のペニスを擦りあげる。そこはもう充分に勃起し
唯湖が足を動かすたびにビクビクと反応するのが、スカートとソックスの二重の布越しでもはっきりと感じ取れ
それに気を良くした唯湖は、ますます脚の動きを激しくしていく。
「――ん、んん…く、くる…がやさん…も、もう…やめて下さい…」
「何だ、止めて欲しいのか?ふふふ…ホントに止めてしまっていいのかい…?」
「う、うあっ…だ、ダメです…も、もう――」
「どうしたんだい、理樹君。そんなに顔を真っ赤にして…イキそうなのかい?そんな可愛らしい格好をして
おねーさんにおちんちんを踏まれながらイクのかい?」
「そんな…で、でも…――だ、だめ…です…も、もう――く…う、…うあぁぁあぁぁぁ―――っ!!」
唯湖のつま先が、理樹のちょうど亀頭の部分を強く擦りあげた瞬間、一際高い声を上げながら
理樹の腰がビクンビクンと大きく跳ね上がる。染み出た精液がそのままスカートに大きなシミを広げ
やがてそれは、唯湖のソックスを通してつま先にまで伝わってくる。
「随分といっぱい出したみたいだな、理樹君。おねーさんのソックスにまで染みてきてるぞ」
「う…うあ…」
ぐったりと床に横たわり、はあはあと息を漏らす理樹の姿は、一見して普通に少女のようにすら見えるが
スカートを押し上げる股間のふくらみだけは少女のそれからはあり得ず、射精直後にもかかわらず
一向に衰える気配もなく、ヒクヒクと蠢いていた。
「まだまだ元気そうじゃないか、理樹君のココは――」
「あうっ!」
「だが、おねーさんのお気に入りのぱんつを、汁でべたべたにしたのは感心しないな…もうコレは履けないじゃないか」
「そ…それは、来ヶ谷さんがムリヤリ僕に――」
「ほほう…おねーさんのお気に入りのぱんつを汚しておいて、口答えしようというのか?」
「そ、そんな…――」
「これはもうお仕置きだな。今日はおねーさんが満足するまでは帰さないからな…」
「う、んあぁっ!?」
威圧するように理樹に話しかけている最中、唯湖は理樹の制服のボタンを器用に外し、
やはりムリヤリ着せたキャミソールを捲り上げると、肉付きの薄い平らな胸を愛しそうに撫で回し
その小さな先端に舌をはわせる。
「うぅっ、んあぁぁっ!」
「男の子でもココはしっかり感じるようだな…さあ、もっといい声で鳴いてくれ、理樹君…」
理樹の胸を指と舌で愛撫しながら、今度は手で理樹のペニスを扱き始める唯湖…その激しい動きに
早くも二発目の射精に向けて先走りの汁をにじませ唯湖のてを濡らしていく。
「さあ、イキたまえ理樹君。今日は理樹君が連続で何回イケるか、おねーさんが見届けてやろう」
「…う、あ…あぁ…うああぁあぁぁぁ―――っ!!」
唯湖の手の中で理樹のペニスが震え、絶叫とともに今日二発目の精を放つ。
だが、唯湖はそのまま手を休めず、さらに扱き続けていた。
「く、くるがや…さん…だ、だめ…も、もう――」
「ふふふ…さあ、三回戦といこうか、理樹君」
…以上です。理樹のイク時の声はバトルで負けたときの声でw
失礼しました〜
>>302 >>304 本来なら優秀な姉がリトルバスターズ隊員になる予定だったが、とある事件により参加できなくなってしまい
代わりに押し付けられる形で隊員となった葉留佳
「どんなに辛くても……へいき、へっちゃら、だよ♪」
こうですk(ry
かなたは日頃の生活でストレスが溜まりそうだから
それを発散するために色々やってそう
そういえばはるちんの変装も慣れた感じだったなぁ
>>302 俺はなんでか佳奈多で妄想しようとすると、いつの間にか天いなのしのぶになるから困る。
「直枝さん、なんで鍵をかけるんですか。は、まさかか弱い私を籠絡するために」
「いやいやいや、というか同意のもとで僕ここに居るんじゃなかったっけ?」
冬休みのある日、寮に残ってる数少ないメンバーで僕の彼女……の西園さんの部屋に来ていた。
「それよりも、何故鍵をかけるのですか。まさか、力が弱く嫌がる私を無理矢理」
本気で嫌そうな顔でそう言うので、
「えっと、僕がそんな出来るように見える?」
「直枝さんは……人がものを食べてるところを見つめる変態なので」
うっ、なんか旗色が悪い。
「いや、来ヶ谷さんが覗いたりしてたら嫌だし」
「覗かれたら嫌なことしようとしてたのですか」
さらにジト目でこっちをみてくる。
「そんな鬼畜な直枝さんにもオススメの本がありますよ」
ほっ、方向をやっとまともな……って
「ちょ、ちょっとこれ官能小説じゃないか」
「嫌らしい目で見るからそう見えるだけです、罰として直枝さんはこの本をここで朗読してください」
「も、もし断ったら」
「寮長の前に引っ張っていくだけです」
その日、男子寮の門限ギリギリまで朗読大会をやらされた。
顔を真っ赤にしながら朗読を続ける僕に西園さんは終始満足そうだった。
320 :
319:2007/09/02(日) 16:20:53 ID:yxKZmGmx0
美魚ちんの口調がいまいち掴めなくて書きづらい。
妄想の人気のないキャラからいくのが俺のジャスティス
>>319 俺も西園さん好きだぜ!
あのジト目で睨まれたい俺は確実にドM
西園さん本編であんなだから妄想しにくいっていうのはあるなぁやっぱり。
腐だし、ガード堅いしw
やっと4コマ買えたぜ
ところで毬子は小毬のこと「小毬ママ」と呼ぶんだな
つまり恭介を父親と仮定すると呼び捨てか「恭介パパ」と呼ぶのだろうか
>>320 西園さんってネタはそれなりに浮かぶんだが、使いやすい801的なネタ組み込むと板違いになっちゃうんだよなぁ・・・
男性から見てどのくらいまでが許容できるか分からないしw
324 :
319:2007/09/02(日) 17:21:06 ID:yxKZmGmx0
>>8 >>296も俺のなんであわせてよろ。
次あるとしたら理樹×クドor小毬かな……
美魚ちんは、美鳥をからめたエロエロdaysな妄想ならなんとか…!
「……そう、理樹君はどうあっても美魚のことを忘れるつもりはないんだね」
そう呟きながら、美鳥は近づいてくる。
「なら、これならどうかな?」
「何を…っ!」
美鳥はいきなりかがみこむと、僕のズボンに手をかけ引き下ろした。
「えっ……」
一瞬、何をされたのか分からなかった僕は、すぐに自分の下半身が下着姿になっていることに気づき、
慌ててズボンを上げようとしゃがみかける。
「抵抗しちゃダメだよ……」
美鳥は僕がしゃがむよりも早く肉棒をギュッと掴む。
「うっ……」
急所を掴まれては動く事はできず、僕は体を硬直させた。
「ほらぁ、こうすると気持ちいいでしょう……」
そういうと美鳥は僕のものを……
続かない
この後、理樹君は美鳥にねぶりまわされ精も根も尽き果てかけるも、
美鳥が美魚よりおっぱいが大きいことに気づき、起死回生を果たし逆転攻め。
決死の中田氏によって美魚ちん復活
>>327 さぁそれをもっと詳しく描写するだ(・∀・ )
330 :
名無しさんだよもん:2007/09/02(日) 17:55:25 ID:xWInh4fPO
色々ってアレか?
規則違反した
可愛い男の子を足で苛めたりか?
美魚と美鳥の増えておぎおぎ。
>>324 クド希望。
マックスは多いからな。たまにはクドでもいい。
美魚と美鳥って
単なる二重人格と思ってたんだが
トリックでごまかしてるけど
美魚はイマジナリー・コンパニオンってやつじゃないん?
で、虚構世界で美魚の望みを受けて実体化したと。
>>332 美魚が虚構世界に干渉したから美鳥が生まれたんだろ?
幼い頃の回想で出てくる美鳥は二重人格みたいなもんだけど、
一人になることを願う反面、みんなと居る中の自分にも未練があって
「誰も美鳥と美魚の違いがわからなくなる」干渉を美魚はかけた。
姉御と同じく限定的にかなりの干渉を世界にかけてたキャラって理解。
>>331 クドか、書いてみるけど、理樹が気持ち強気すぎるかも
家庭科部で合ってたっけ、記憶があやふやで……
ーくちゅくちゅくちゅ
家庭科部の部室から淫微な音が響く
「あ、ああ、あー……リキいいです」
「駄目だよ、クド。そんなに声出すと誰か来ちゃうよ」
「わふぅ、そんなこと言われましても」
はぁはぁと、荒くなった息を立て続ける。
日本人にはない白い肌が赤く染まるのをみて僕は満足する。
「り、リキそろそろ欲しいです」
「ん、何が欲しいんだい」
そう言いながら膣に入れる指を2本に増やし空いた左手で小さな胸を揉み始める。
「うっ、り、リキの」
「僕の」
「お…、おち…ん…ちんを」
「僕のおちんちんを、どこに?」
そうとぼけながら彼女のアナルに当てる
「そ、そこじゃなくて、お、おまん……こにリキのおちんちんをおまんこに下さい」
「よく言えました、じゃあクド、手をついてそれからこっちにお尻を向けて」
「お尻を、ですか」
クドは言われた通りの格好をする。
「じゃあ、いくよ」
そう言って、僕専用に開発された彼女の膣に僕のペニスを突き刺した
>331
マックスは多いからな、がマッスルは多いからな、に見えた
筋肉禁止
本スレ見て妄想爆発したんで戦国クドリャフカ投下していいかい?
携帯からなんで不備もありそうだが・・・
どぞどぞw
「井ノ原殿が討ち死になされました」
「そうですか、井ノ原さんが・・・」
伝令の知らせを受け、親しい友人の死に衝撃を受けながらも、想像以上に悪い戦況にクドリャフカは身震いをした。
もともと勝ち目の無い戦だった。味方に比べて敵の数が余りに多すぎるのだ。
「殿と奥方様はどうなされましたか?」
「殿と奥方様はあと少しで退却地点に到着するようです」
理樹と鈴さんはなんとか退却地点まで到着できそうだ。
ならば自分はふたりが無事に逃げ延びるまでの時間を稼ぐだけだ。ふたりが生きていれば我が軍の敗北ではない。
震える自分を奮い起たせ麾下の百騎に向かって声をあげる。
「皆さん、最期に敵軍を我が騎馬隊でかき回します。生き残れる保障はありません。死にたく無い方は着いて来なくて結構です」
部下の顔を見渡すが脱落者はいない様だった。熱いものが込みあげてくる。自分はいい部下を持ったのだ。
「わかりました。私たちで敵を少しでも食い止めましょう」
短戟を敵軍に向け、雄叫びをあげる。
「わふーっ!全軍突撃ーっ!!」
自分を先頭に百の騎馬が駆け出す、このまま行けば敵の横腹を突き崩せるはずだ。
愛馬であるストレルカの駆けさせながらも首筋を撫でる。いつも一緒に居てくれてありがとう、そしてこんな所で死なせてすまないという気持ちを込めて。
急にストレルカの走りが力強くなった。気持ちが伝わったのだろう。
急に側面に現れた自分たちの騎馬隊を見て敵軍の兵は驚いている。
落ち着かれる前に駆け回って敵兵を出来るだけ足止めしたい。
騎馬隊を遮ろうと槍を構えた敵兵を駆けながら打ち払い敵軍に突っ込んだ。
全身の血が沸いたようになった。
前を遮ぎる者を三人、四人と短戟で打ち倒し、撥ねあげた。
敵軍の中を三回程往復程度しただろうか、元は百騎いた麾下が半数以下になっていた。
「これぐらいが潮時ですか・・・。皆さんよくやってくれました。後は力の限り逃げましょう」
追っ手の騎馬隊が数百騎、砂埃をあげてこちらに向かってくる。
私はストレルカを力の限り駆けさせた。
以上っす
妄想をそのまま書き殴ったのでとんでもないことになってますが、反省も後悔もして(ry
スレ汚し失礼しました
とりあえず一行目で吹いた
これぞ世にも有名な筋肉の立ち往生である
後の腓返り原の戦いである
タイトルで吹いた
>>341 いきなり筋肉が死亡で吹いたww
理樹と鈴が殿と姫設定は良い。
クドがいつもより凛々しかったがわふーで微笑ましさがw
しかもストレルカに乗って戦国の世を駆け回るのかww
想像したらなんかほのぼのしてきた
伝令の知らせでニヤリとした俺は異邦人
馴れない言葉を使うとこうなる
クド「ところで、井ノ原さんが討たれたのを見届けた者は?」
伝令「はっ! それがしが此方に向かう最中に宮沢殿より言付かってござる」
クド「宮沢さんが? 何と申されましたか?」
伝令「されば『まさかとは思ったが、俺の渾身の冗談でも身じろぎ一つしなかった、既に屍だったよ』と」
クド「わふー! なんだかとっても勘違いしてそうなしちゅえーしょんなのです〜!」
>>325 西園さんをベッドでは好きなようにもてあそぶ理樹というのもありだと思うけどな。
一度目の射精を終え、ゴムをはずした性器を僕は傍らのティッシュで片付ける。
ついでに、うつぶせのまま息も絶え絶えな西園さんの濡れた場所も一緒に。
自分の出したものをふき取ったら、すぐ次だ。もう一度そこへ今度は指先を沈める。
西園さんの最近見ることの増えた笑顔のように、僕は何度でも彼女の溶けた顔が見たい。
彼女の体はお世辞にも豊満とはいってあげられないけど、お尻はどうにも肉感的だ。
ゆるやかなカーブを描く青みを帯びた白いお尻を舐めたり、噛み付いたりする。
うつぶせにして抑え付けた彼女の抵抗はお尻を震わせることくらいしかできなくて、
それは僕にはむしろ楽しい出来事だ。
「……っ!」
すこし強く動きを押しとどめて、中心を割り開き、僕だけに見せてくれるその場所を
明らかにする。舌先を押し込んでハチミツを舐め取るとそれを固く閉じた箇所へ移植する。
僕のそのいたずらはいつものことだけど、それに慣れない西園さんはむしろ喜んでいるように
お尻を震わせ、そこへの侵略を押しとどめようとする。
「な、直枝さん……っ!」
琥珀色の瞳が責めるように僕を見る。それに笑って応えると濡れた舌先を強く押し込んだ。
僕の大好きな人は日頃からマイペースで、あまり崩したところを見せてはくれない。
(ただ、葉留佳さんなどは、そう思ってるのは理樹くんだけですヨ……、などと言っている)
そんな人を好きなように扱えるこの時間まで、僕は譲るつもりはなかった。
「……あいかわらず外道です」
終わった後で、ベッドの中からそんな言葉をなげかけてくる。
「直枝さんがこんな人だと、皆さんに言って回りたいです」
「言っていいの?」
その言葉に返してくれた、拗ねた表情も可愛い。僕こそ西園さんのこんな表情を皆に見せて回りたい。
なんというエロス・・・俺が甘かった。GJ
>>348 伝令って命令や報告を伝える人だと思ってましたあぁーーーっ!
うぅ、頭が痛いぜ
ところでリトバスSSって数少ないけど、その中でもダントツに筋肉のSSが少ないと思うんだが
本編の謙吾の壊れっぷりを見て、
謙吾が「参ったあああーー!」とか「何故なら、気持ち良すぎるからだああーー!」とか言うのを妄想した
疲れてるのかな?
知略で頭を使いすぎてるからじゃね
葉留佳「くっそう、みおちんごときにヤラれまくりとは…」
美魚「スキだらけでしたから…」
>>355 恭介は鈴とヤらされている最中に殺されるところまで妄想した
続かないとかいって続けてしまいました。
美鳥×理樹でエロがいやな人はトリップであぼーんヨロ
「……そう、理樹君はどうあっても美魚のことを忘れるつもりはないんだね」
そう呟きながら、美鳥は近づいてくる。
「なら、これならどうかな?」
「何を…っ!」
美鳥はいきなりかがみこむと、僕のズボンに手をかけ引き下ろした。
「えっ……」
一瞬、何をされたのか分からなかった僕は、すぐに自分の下半身が下着姿になっていることに気づき、
慌ててズボンを上げようとしゃがみかける。
「抵抗しちゃダメだよ……」
美鳥は僕がしゃがむよりも手早く肉棒を取り出すとギュッと掴む。
「うっ……」
急所を掴まれては動く事はできず、僕は体を硬直させた。
「ほらぁ、こうすると気持ちいいでしょう……」
そういうと美鳥は僕のものをゆっくりと擦りはじめる。
「くっ……」
初めて他人に肉棒をしごかれる感触に、おもわず声が漏れる。
「気持ちいいんでしょう……ほらほらぁ……」
美鳥の手がさらに早く上下に動く。
股間から立ち昇るたまらない快感に僕はなすすべもなく立ち尽くした。
「やめてよ、美鳥っ!どうして、こんな……」
「理樹君が頑固なのがいけないんだよ。だから、こうやって素直になってもらうんだ」
その言葉と共に美鳥はピチャリと僕の肉棒を舐めあげた。
「!……」
凄まじい快感が襲ってくる。
美鳥の舌が肉棒に絡み這い回る。反射的に腰が引きそうになるが、美鳥が僕の腰に手を回しそれを阻む。
「どう? 気持ちいいでしょう」
美鳥は裏筋にねっとりと舌を這わせながら手も駆使して僕を責め苛む。舌が亀頭まで到達し鈴口に触れる。
その刺激に思わず腰を震わせてしまう。
「ふふふっ……ようやく素直になってきたねぇ、よしよし……」
そう言うと、美鳥はパクリと僕の肉棒を口に含んだ。激しく首を縦に振りジュブジュブと口から音をさせながら、
肉棒を出し入れする。
美鳥が上目遣いにこちらを見上げ、トロンとしたせつなげな表情を見せている。その様子に思わず高ぶらされる。
こちらが高ぶっているのを見て取った美鳥は、さらに激しく狭い口腔内で肉棒を刺激してくる。柔らかい舌が亀頭を
ぐりぐりと押し舐め、可憐な唇を締め付けて鞘を適度に刺激する。あまりの快感に腰が抜けそうになり、おもわず
美鳥の頭をつかみ腰に押し付けるようにしてしまう。
肉棒がさらに喉の奥に突き入れられるが、美鳥はそのまま亀頭をずずずっと吸引し、喉のすぼまりで締め付けて
くる。強烈過ぎる刺激に目の前がチカチカとし、我慢の限界を超えそうになる。
「ううっ、で、出るっ……美鳥、口を放してっ……」
「んくっ……いいよ、好きなだけ出しちゃって……んっ……何もかも忘れちゃう位、めちゃくちゃに……んぐっ……」
まるで幼子の様に訴えるも美鳥はそれをにべも無く断り、暖かい舌で亀頭を包み込むようにしながら、肉棒全体を
ずずずずっと強烈に吸引してくる。
初めての僕にその快感が耐えられるはずもなく、睾丸から熱い塊がせりあがると尿道を駆け抜け、そのまま
先端から一気にほとばしりでる。
「うんっ、うぐっ、ううん……」
口内に吐き出された多量の精液を美鳥はゆっくりと嚥下していく。白い喉が何度も動き、全て胃の中に吸い取って
しまった。
さらに美鳥は残りの精液を取ろうとするかの様に、チューっと肉棒を吸い上げてくる。
「くうっ……うっ……」
腰まで持っていかれそうな強烈な吸引に、頭が真っ白になる。美鳥の肩に手を置きブルブルと体を震わせながら、
なんとか耐える。
「ふぅ……いっぱい出したねぇ、理樹君……」
ようやく肉棒から口を離して美鳥はそう言うとニッコリと微笑んだ。
「ふふっ、きれいにしてあげるね」
美鳥は舌でこそぎ落としていくように、肉棒のぬめりを落としていく。放出してすぐの敏感な肉棒がその刺激に
耐えられるわけも無く、再びむくむくと鎌首をもたげる。
「あは、まだまだ元気だねぇ……」
楽しそうに肉棒を弄びながら美鳥は言う。
「ねえ、理樹君。次はどこに出したい?またお口?それとも……」
その問いの対し僕は……
今度は続くかも
ぬわー!
>>339氏のを参考に書かせていただきました。歴史を微妙に取り入れていますが、内容は歴史通りに展開していないのでご了承ください。あとクドはほんのちょっとしか出てきません。タイトルに書いているのにすみません。
「理、…いや殿。朝倉氏が滅亡したとの知らせがありました」
「そう、わかったよ。それと、仲間だけのときは呼び捨てで良いよ」
家臣であり、仲間である謙吾の報告を聞き、同盟者の朝倉葉留佳(本姓:三枝)が織田恭介(本姓:棗)に滅ぼされた事を知る。
僕は何度目かになるか分からない溜息をつきながら、僕、浅井理樹(本姓:直枝)はこれからの事に頭を重くした。
恭介が朝倉方に攻め入った事を切欠に、浅井方と織田方の同盟関係に決定的な亀裂が入った。
そして、今織田方は3万の大軍で北近江に攻め入り、僕を救援にきた朝倉方を逆に追撃し滅ぼしてしまった。
朝倉方を滅ぼした後は、普通に考えれば悠々とこちらに向かってくるはずだ。
今恭介の考えている事がわからない。昔はあんなに仲が良かったのにどうして…。
「ふむ、それにしても恭介氏には困ったものだな」
来ヶ谷さんは難しい顔をして腕を組んでいる。本当に困っているようだ。
「それで、あの筋肉馬鹿は本当に死んだのか?」
「…ああ、あいつは俺が確かに看取った」
謙吾は平静を装っているようだが、その声は心なしか暗い。
「クドリャフカ君の方は?」
「理樹と鈴を逃がすためにわずかな手勢で殿を努めて敵陣に突っ込んだようだが…そのあとはわからん」
そのことに、僕はまた頭を重くする。
僕と鈴を逃がすために真人とクドは決死の覚悟で殿を務めてくれた。真人の死は謙吾が確実に看取ったと言った。
「あいつは全身に矢を受けて、最後は立ったまま自分の腕の筋肉を誇示するように盛り上げて死んでいった。まったくあいつらしいよ」と悲しげな笑顔で笑っていた。
恭介、僕らはもうどうしようもないの…?。
あのいつでも優しくて頼りになって、いつも僕らのリーダーだった恭介が、今は敵となって容赦なく僕らに刃を向けてくる。
僕らはなすすべもなく敗走し、今や僕らは風前の灯だ。
「そういえば、近頃、鈴に会ってやってないだろう。そんな顔されたらこっちが先に参ってしまう。気晴らしに行って来い」
その申し出を僕は断れず、しかたなく鈴のところへ行った。
城の庭に出ると複数の人とたくさんの猫たちが戯れていた。
「まて、おまえら。順番にやってやるから落ち着け」
「ねこさん、にゃんにゃん」
「ちっちっちっ…ごろごろ」
小毬さんと西園さんとそして恭介の妹の鈴が猫たちと遊んでいる。
僕はその光景に心が温かくなるのと同時に、とても悲しくなった。
この光景は後どれくらい見られるんだろう。不安がつのる。
鈴だけは守らないと。僕はそれにある方法を考えていた。
鈴は恭介の妹だから、恭介の下に帰らせれば安全なはずだ。
鈴は恭介との同盟関係を結んだときに恭介の下から嫁いできた。
僕が鈴が嫁いでくる事に同意したとき恭介は「俺はさ…そうなったらいいなって、ずっと思ってたんだよ」と嬉しさを隠さずに言っていた。
僕達はいつまでもこうしていられるはずだと思っていたのに、今はこうして敵対している。
「理樹、どうしたんだ?。こんなところへ」
相変わらずぶっきらぼうで男勝りな口調だけど、僕の大事な人の声がする。
「最近鈴のところへ来てなかったからね。寂しくなって来てみたんだ」
「そ、そうか」
鈴は僕の台詞に顔を赤くしながらそっぽを向く。
「りんちゃんかおまっか〜」
「相変わらずの万年新婚夫婦っぷりですね」
「う、うるさいぞ!お前らっ」
鈴ははじめてここに来たとき真人と謙吾と僕以外の誰かには、僕らの後ろに隠れてしまいあまり他人と話せなかったが、最近はこうして回りの仲間達と気軽に話せるようになっている。
ぶっきらぼうで愛想が悪くてわがままで、でも猫好きで甘えん坊でとても可愛い鈴。恭介の大事な妹とかじゃなく僕は鈴を守りたい。
僕は領主の責任として、恭介に降伏する事はできないけど、鈴だけはなんとしてでも生き延びて欲しい。
だから、僕は自分の決意を鈴に告げる事にした。
「鈴」
「あのバカが死んだって聞いたが」
僕が鈴に決意を告げようとしたとき鈴がそれを遮るように言う。
「あたしは、あいつが死ぬはずないって思っている。クド絶対生きてる」
「…うん、そうだね。僕も実はそう思ってる」
いままで、全身火達磨になっても、谷から落っこちても生き延びた真人のことだ。矢傷程度で死ぬはずはないって僕も思っているけど。僕はそのうちひょっこりかえってくるんじゃないかと思っている。「またこの筋肉に助けられちまったぜ」って。
クドは愛馬のストレルカが生きているかぎり、しっかり彼女を守ってくれるだろう。
でも、真人は死んだ。謙吾がしっかり看取った。そのことが僕の決意を後押しし、僕は再度口を開く。
「鈴、話があるんだ」
「…なんだ?」
何を言われるか、うすうす感ずいているのか、鈴の表情は硬い。
すでに周りには小毬さんたちはいない。気をきかせて出ていってくれたようだ。
「恭介の所に帰ってくれる?」
「いやだ」
僕の問いに鈴は即答で拒否する。
「これは鈴のためなんだよ」
「理樹はどうんるんだ?」
「僕は、領主としてここに残って恭介と戦う」
「ならあたしも理樹と残る」
鈴は頑として僕の説得に応じない。
「だいたい、なんでこんなことするんだあのバカ兄貴。あいつとは絶交だ」
「そんなこと言っちゃ駄目だよ。鈴」
恭介の下に帰るだけとはいえ他の家臣の心象を悪くするのは良くない。今の鈴なら領主としての立場の恭介も堂々と罵倒するだろう。
「なら、一緒に考えるぞ」
「え、なにを?」
「あいつをギャフンと言わせる方法をだ」
鈴はすでに恭介への逆襲に目に火を灯らせている。説得はもう無理かもしれない。
溜息をつきながらこれからのことに不安をつのらせていると、門の方から声が聞こえてきた。
「クドリャフカ殿がご帰還なされたぞーーーーー!」
とりあえず、心配の一つは取り除かれたようだった。
すまんが戦国のネタのどこが面白いのかわからん
369 :
名無しさんだよもん:2007/09/03(月) 04:30:42 ID:XFwxtD0IO
今みたけど姉御SSの人良かった!
370 :
名無しさんだよもん:2007/09/03(月) 04:32:11 ID:XFwxtD0IO
今みたけど姉御SSの人良かったGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJ
姉御好きなおれにはたまらんかったエロ姉御最高いやっほほ
371 :
329:2007/09/03(月) 04:46:10 ID:QjUZfgPYO
>>326氏GJ。催促に応えてくれてありがd。
続きもwktkして待ってるよー
美鳥は遊戯と闇遊戯みたいにお互いの意志で
自由に出てこれるようになって欲しかったな〜
>>371 なんかバトルで運良くメガバズーカランチャー引いたときに
「面白そうだから私にやらせて」とか言って出てきそうだw
>>364 GJ
浅井とか渋いとこ突くなぁと思ったが、同盟関係とか考えると案外合うのなw
粗茶ですがお出しさせていただきます。
っ旦~
こまりん大学進学との意見が多い+4コマ設定尊重につきキャンパスライフ編を2、3投稿したいと思います。
まずはこまりん高校三年のエピソードを軽く書きますね。まぁ今後の進路の話みたいなもんです。
空気なので軽く読み流してください。ちなみに卒業式は俺一人の思想で書くのが畏れ多くてムリです(汗)
「ん…うぅん…」
―夢を見ていた。
やわらかい光の中…わたしは小さい子と遊んでいた。
人はときどき、自分の記憶に無い夢を見ることがある。
見たことないような光景を夢に見る…強い想いがそんな夢を作り出すんだって事、本とかで読んだことがある。
「ねこねこ…うたう〜…ぅぃゅ…あたしもねむねむだ…」
近くで声が聞こえる。優しい、そして可愛らしい声が。
「…ん…りんちゃん?」
「ぉわっと…こまりちゃん、起きたか?」
そっか…わたし寝ちゃってたんだ。
―――ここはわたしの大好きな場所。学校の屋上。わたしはいつもの場所によりかかってお食事してたけど…
初夏のちょっとまぶしい日の光に、ここちよい南風が気持ち良くて…つい寝ちゃってたみたい。
「んんー……っ」
りんちゃんが伸びをする。なんかねこさんみたい。
「あれだな…この日差しにこの風はやばいな」
「こまりちゃんがお昼寝したくなる気分が良くわかった」
寝ぼけ眼をこすりながらりんちゃんがそう言う。
「わたしはお昼寝をしに来たわけじゃないんだけどね?」
「そうなのか?…いやあまりにも気持ち良さそうに寝てたしな、勘違いした」
「ところでこまりちゃん、ご飯は食べたのか?」
え…
はっ…前にもこんなことがあったよぅな〜…
「ぅわわわ〜! 今何時かな?」
「ん? 12時25分ぐらいだぞ?」
りんちゃんは携帯で時間を見て、そうわたしに伝えた。
「そっか〜…良かったぁ…おなかいっぱいになるとついうとうとしちゃいまして」
りんちゃんはふふっ、と軽く笑いながら遠くを見て言った。
「こまりちゃんらしいな」
「えへへ…」
わたしはお気に入りのトートバッグからいちごぽっきーを取り出し、封をあけ、りんちゃんに差し出す。
「起こしにきてくれてありがと」
「はい、いちごぽっきーをどうぞ〜」
「おー、ありがと。まぁ別に起こしに来たわけじゃないけどな」
りんちゃんはぽっきーを一本取ると、かりかりとはむすたーさんみたいな食べかたで食べた。
「夢をみてたんだ…」
わたしは夢のこと、そっと話はじめた。
「ん? 夢か…たしかになんか寝言いってたな」
えぇーっ…わたしまた寝言聞かれてたんだ…うーんちょっと恥ずかしい。
「そうだそうだ、まりこちゃんってだれだ? 妹か?」
「まりこ…ちゃん?」
「うん、こまりちゃんが寝言でそういってた」
そういえば…夢の中にでてきた小さい子がそうだったような?
真っ赤な瞳がわたしをみつめている。りんちゃんの目…なんか夢にでてきた子と…
「わかんないけど…なんかりんちゃんみたいな子供だった。でもわたしみたいな髪で…星
の髪飾りしてて…」
「はぁっ?! わたしみたいなこども…わたしと…こまりちゃんの…こども?」
こまりちゃんが赤くなって目を逸らす。というかどうしてそうなるかな…
「あ、あたしはそういう趣味はないからな!? こまりちゃんならいいとかそんなこと」
目が泳いでる。かわいいりんちゃん。
「のんのん、これはわたしの設定。でもね?」
「なんかとってもリアリティがあったというか」
りんちゃんが焦って一歩飛び退く。そんな自分のからだがあぶない、みたいな格好しないでよ。
「うーん…わたしとりんちゃんで子供はできないと思うよ…」
「わかんないぞ…いまはバイオテクノロジーとかいうのもあるし」
わたしはちょっと呆れて冗談を言ってみた。
「りんちゃん…わたしの赤ちゃんがほしいのですか?」
「そっ…そんなことはないからな! 断じて無い! ああ断じて無い…」
「ぷくくっ…多分りんちゃんの子供じゃないよ」
「なんかすぐ変わった遊びを提案してきてね? ミッションスタートとか言って。だから恭ちゃんの子供なのかなって」
「あ…あぁバカ兄貴の…」
りんちゃんは無造作にぽっきーを二本とって口にくわえる。
「って! こまりちゃんバカ兄貴と!」
驚いたりんちゃんはぽっきーを口からおっことしていきなり迫ってきた。顔近いよりんちゃん!
「そのなんだ…したのか? いや好きだったらいずれはしょうがないが…でもまだ高校生だぞ?」
「ぅぃゅ…その…きもちよかった? それとも痛いのか? あれは」
「りんちゃんさっきから先走りすぎですよ…」
「うーんそうか…この前えっちなことしてたから、おめでたかと思ったぞ…
「うぅ…なんか想像したら下着がくちゃくちゃに…」
教えなくていいよ。
「りんちゃんえっちですねぇ…恋は、はーと、ですよ?」
「うんわかってる、わかって…ないな」
どっちなの…
「ところでこまりちゃん、兄貴がそんなに好きなのにすぐに結婚、じゃなかった、どーせ
いしないのか?」
「うーん? うーんまだ早いかなって…それにまだ勉強したいし…」
「そーか…あたしも進学だな一応。勉強はちょっと好きじゃないけど…こまりちゃんはえらいな」
「えらくなんかないよー…ただもうちょっとだけ目がよくなって、いろんな物が見えたら
いいなぁって思って…」
りんちゃんはわたしの言う『目がよくなって、いろんな物が見える』ってことの意味を知らない。
だから困った顔でこう聞く。
「…んゅ…? どーいうことだ?」
わたしは指を立て解説する。
「広い視野を持てっていいますよね?」
「つまり、そういうことなのです」
おー…と感嘆の息を漏らしりんちゃんは関心したように目を輝かせる。
「二年の時、お菓子に関係ある大学に入りたいって言ってた時とおおちがいだ…なにかあったか?」
「えっと…恋する乙女は強いのです」
「ぅゅ…いみわかんないぞ…」
「今はわかんなくても…だいじょぶ、理樹くんと一緒にいたらすぐわかるよ」
「そうだ、こんど一緒に明大のオープンキャンパスいかない? 東京だからちょっと遠いけど」
「ん、でも電車一本で出れるしそんなでもないな…うん、一緒に行こう」
「わたしは商学部見に行くけど…りんちゃんどうするの? 明大に行きたい学科とかある?」
「行きたい学科か…あたしも商学部は興味あるな。一度一緒に見に行こう」
「そっか〜、よぅし」
「来週から始まるみたいだからちょっと調べておくねっ」
そしてまたわたしは歩き始める…夢にみた…あの景色に向かって…
「あれっ…りんちゃんぽっきーぜんぶたべちゃったの〜?! うぇ〜んわたし全然食べてないのにぃ〜」
「ぅぃゅ…今くわえたのが最後だったみたいだな…いや…つい、な」
「う〜…じゃそのぽっきーもらいっ」
ぽき、
わたしはりんちゃんにとびついて、彼女がくわえたぽっきーを奪った。
「ぅわあっ! 恥ずかしいからやめぃ!」
「悪い猫さんはお仕置ですよー? ほーらこちょこちょ」
「ちょっ…まっ…やめろ…くすぐったいって! わっ、そこさわるなぁ」
うぐぅ〜…なにこの連投規制(TT)早く書き写しすぎましたかorz
しかも全然レス足りた…。
えと今回はこんな空気作品で申し訳ないです。加えて百合描写が苦手な方には目汚し失礼しましたm(_ _)m
以上です。
あらかじめ32行以内で、どこで次レスにうつるかを決めておけば数は合うんじゃ?
レスの数は変動するのが常だし気にするな!
しかし毬子ちゃんいいなあ、あらゆる日常をミッションにするリーダー・2代目か…
理樹の子供がツッコミに回るんだろうな…
383 :
380:2007/09/03(月) 13:58:51 ID:UUEAOlGI0
>>381 ご指導感謝です!今度投稿しに来るときはあらかじめ最適化しておきます(=w=
>>382 リトルバスターズ!2nd(ぇ
正直どこまで妄想していいのかわからないので怖いのでs
>>368 ご意見ありがとうございます。
戦国ネタは私の書いたものの場合には“知っているから面白い”というところにある、いわゆるクロスオーバー的なものと思っています。
>>374 理樹・鈴・恭介の関係を考えたとき即行で思いつきました。浅井長政とお市は仲睦まじかったということなので。
あとは、三枝は名家なので大名家ということにして、今のところに落ち着きました。
スレ汚し失礼しました。
>>364 戦国クドリャフカなかなかいいなw
本編と人物の思ってることが同じなのが良い。
鈴かわいいよ鈴。
>>380 マックス意外と心の中でつっこみしてるのな。
2人の仲のむつまじさが良かった。
最後のポッキーのシーン微笑ましすぎるww
このくらいならまだ百合じゃないよ。
gj。
あぁ〜能美素・・・脳味噌が鼻の穴から垂れてきた
ここは危険だ〜
ガラッ
鈴「理樹、こんなとこにいたのか、くるがやも」
理樹「ん、ああ、ちょっとね」
唯湖「な、なんの用だ、鈴君」
鈴「馬鹿兄貴とこまりちゃんを探してるんだが知らないか?」
理樹「いや、恭介達は見かけてないけど…来ヶ谷さんは?」
唯湖「う、うむ、見てないな」
鈴「そうか。ところでお前達は何をしてたんだ」
唯湖「!!い、いや、その…なんだ…」
理樹「勉強を教えてもらってたんだよ。ここなら誰も来ないし。そうだよね、来ヶ谷さん?」
唯湖「あ、ああ、実はそうだったんだ」
鈴「なんか顔が赤いぞくるくる」
唯湖「そ、そんな事は無い!」
理樹「鈴、恭介と小毬さんを探してるんじゃなかったの?」
鈴「あ、そうだった。もし見かけたら連絡くれ」
理樹「うん、わかったよ」
理樹「……危なかったね」
唯湖「だからこんな所でするのはまずいと…」
理樹「先に誘ってきたのはゆいこさんの方じゃなかったっけ?」
唯湖「いや、あれは……唯湖って呼ぶな……」
理樹「それで…続き、するの?」
唯湖「………////」
ガチャッ、ドタッ
小毬「ふええぇぇぇぇ!!?」
恭介「ちっ、やっぱ狭すぎたか……」
理樹「ぶっ!?恭介に小毬さん!?」
恭介「よう理樹」
理樹「なんでロッカーなんかから出てくるのさ!?」
恭介「いやなに、不可抗力みたいなものだ」
理樹「は?」
恭介「しかし理樹、お前も甘いな」
理樹「甘いって……」
恭介「こういう所の場合、まずは周りの気配に常に気を配らなくちゃいけないんだ。どんな時、でもな」
理樹「あ、いや……(見られてたのか…)」
恭介「誰かが近づいてくるって分かったらすぐさま隠れなきゃな。俺達みたいに」
理樹「え」
小毬「きょ、恭ちゃん!?」
理樹(じゃあ僕達が来る前に恭介達もここで……?)
恭介「はっはっは、まぁ今度から気をつけろよ。行くぞ、小毬」
ゴッ
恭介「ぐはっ」
理樹(うわっ、思いっきり壁にぶつかって……恭介も相当動揺してるのかな……)
小毬「ふぁぁぁぁ!?だだだだだいじょうぶ恭ちゃん!?」
理樹「はぁ………あ、そういえばゆいこさんは………ゆいこさん?」
唯湖「………」(石化している)
家庭科部室でのクドとの勉強会
一所懸命に教科書とノートを見てペンを動かしているクドと違い
僕はイマイチ集中できずに居た
(これで治るとは思わないけど…なんかやっちゃうんだよなぁ)
今、僕の口の中では舌がとある部分をやさしく舐めている
そしてそのたびに軽い痛みが口内に走る、何もしなければ痛まないのは分かっているのだが
「…リキ」
「なにクド?、わからないところでもあった?」
「ええと、そうではなくて…どこか痛いのですか?」
「え、あー…」
「今日は朝から難しい顔をしてました。隠そうとしているのが分かったので聞きませんでしたが」
(う、どうやらバレバレだったみたいだ)
「いまは誰も居ませんし、つらいことがあったら話して欲しいです
その…わたしはリキの恋人さんなんですから」
なんとも嬉しいことを言ってくれる、というか僕も遠慮しすぎだったのかもしれない
こんなことでクドや、恐らく皆にも心配をかけてしまったことが情けない
「本当に大したことじゃないんだ、だから言わなかったんだけど…
実はいま口の中に口内炎ができちゃってね、それが痛くて」
「こーないえんですか?」
大体の場所を指差しながら教えると、クドは「んー…」と少し考えた後、苦そうな顔をする
「それはつらいのですー、ゴハンも美味しく食べれませんし」
「そうだね、正直今日の昼食は残念だった、クドのお弁当あんまり味わえなかったんだ
あ、だからといって美味しくなかったわけじゃないよ」
「わふー、ありがとうです」
うん、やっぱり隠す必要なんて無かった、こういう些細なことでも相手を笑わせたりもできるんだから
「でも、こーないえんはすぐには治らないですよね」
「そうだね、さっきから舐めたりしてるけど効果は無いだろうし、自然に治るの待つしかないかな」
「たまにモゴモゴしていたのは舐めていたんですか?」
「うん、なんか気になっちゃってね」
またクドが「んー……」と考え始める、さっきよりも長めだ
「いいことを考えました!」
ばっ、片手を突き上げ、クドは得意げな顔を僕に向ける
「いいこと?」
「はい!リキ、覚悟はいいですか〜?」
「え、なにかされるの僕?」
返事を待たずにクドは四つんばいの状態で僕の元まで近づいてくる
「わふー!」
「わわっ」
チュ
と、あっというまに押し倒されキスをされていた
突然のことで呆然としていると、まぬけに開かれた僕の口の中にクドの舌が侵入してくる
そしてすぐにわずかな痛みが口内に走ったとき、クドが僕の口内炎をペロペロと舐めているのが分かった
(い、いいことって!これ、ええー!?)
要するに、さっきの発言から「自分が舐めて治してあげる」という結論に至っての行為なんだろう
そんなことを考えている間にもクドの治療は止まることが無い
あたたかく、やわらかく、小さな舌が小刻みにそこを舐めている
押し当てられた唇はいつも以上に密着し、そのやわらかさに溶けてしまいそうだ
そして目の前にある、真っ赤になりながらも一所懸命さを感じさせるクドの顔にクラクラしてくる
自分だけではありえない、痛みだけでなく気持ちよくもある治療はいやがうえにも興奮させられる
「ぷぁ…」
体感も実際もどれくらい経ったのか分からない時間が過ぎ、唇が離される
(ああ…終ったのか)
もうちょっとやっていて欲しかったな、とのんびり考えてる僕に対し
クドは「はぁはぁ」と足りなくなった酸素を求めていた
そういえばクドはキスの時はずっと息を止めているんだった
鼻で息をしてればいいんじゃない?という提案ので始まった「キスの間の鼻呼吸訓練」は記憶に新しい
十数回のを繰り返しで得たものは「我慢」と「一日にこんなにキスするのは色々危険」ということだった
(そういえばそろそろ音楽でまたリコーダーのテストが…)
チュ
色々考えている間に復活したのか、またクドにキスをされていた
続きをしてくれるのか…と、期待と嬉しさを感じていると、クドは予想外の行動に出始めていた
「ん…ヂュ…くちゅ…」
(!?!?!!!?!?)
クドの舌を伝って、クドの唾液が口内に流れ込んでくる
あまりの事態に僕の体は硬直している
体を支えていない方の手は、クドの体を抱き返しもせず空中を漂っている
「ちゅ…ジュル…」
クドはその唾液をそこに舌で塗りつけている、それによって起こる音が脳に響く
クドの唾液は僕にとっては麻薬といってもいい
ほんの少量でも口内で反応することによって僕の理性を溶かしきってしまう
それがクドの舌によって口内に充満していく
口内炎の痛みはすでに感じていない、ただ快感だけがすべてだ
(クド…クド、クド、クドクド…)
「ん!んー!」
「ピチャ、ペチャ」
我慢できるはずがない、一瞬によって血が通った腕がクドの体を抱きしめる
僕の口に侵入していたクドを捕まえ一心不乱に蹂躙する
最初のキスの時に起ってしまったあそこは
クドのやわらかな太ももに押し付けられさらに硬く大きくなる
「ぱっはぁ!」
「クド…」
「はぁ…だ、だめれふぅ…はぁ、いまは…そうじゃなくへぇ…」
肩で息をしながら文句を言っているクドの顔は見たことも無いほど真っ赤だ
よほど苦しかったのだろう、離れるときも思いっきり手を突っ張っていたし…
「ご、ごめんクド、あんまり気持ちよくて…つい」
「わふゅー…つい、じゃないです、はぁ…リキのえっち…」
力が抜けた腕からするりとクドが抜け出していく
(うう、やりすぎちゃったな)
「はんせーするのです」
「ごめんなさい…」
「いまのキスは…そういうのではなくて、リキのためにしたことなのですよ」
「はい…」
もう言い返す言葉も無い、クドはあくまで治療としてやってくれたことだったんだ
(それなのに僕は…もうすこし我慢できなかったのか)
「もう…リキ、もう急におおかみさんになったりしませんか?」
「うん、その…ならないように頑張るよ」
「…絶対って言い切らないところがリキですよね」
「面目ない」
立ち上がっているクドにジト目で見下されつつ反省、情けなさ過ぎる
「それではリキ最後の仕上げです」
「え、なんの?」
クドはちょこんとしゃがむとニッコリと微笑み…
チュ
「はやく治りますように、おまじない…」
「うあ…」
あんなとこしてしまった後だというのに、最後までしてくれるクドがとても眩しい
本当に、穴があったら入りたい気分だ
「リキそろそろ夕飯ですよ、片付けをして食堂にいきましょう。皆待ってます」
「も、もうそんな時間、あんまり勉強できなかったね…ごめん」
「いいですよー、許してあげます、わふー」
「ありがとう、じゃあ感謝のしるしに」
チュ
頬へのキス、今の雰囲気ではこっちのほうが喜んでくれるだろう
「えへへ…では、れっつ・ごーなのです」
「おー」
クドのおかげか夕食の時は口内炎はあまり痛まなかった
効くもんなんだなぁ…と思いつつ、またできたらやってもらおう
そして今度はしっかり我慢しようと心に決めるのだった
長文駄文失礼しました
妄想だけで書いてるんで色々変なところもあるかと思います
しかし、これを見て喜んで貰える人が居れば幸いです
最後に「クド+家庭科部室×キス=正義」
>>394 GJ!
キスシーンだけで回しても理樹×クドならいけるマジック。
だが俺は…穴があったら入りたい、でアレなシチュ連想しちゃった。
もう末期ですね(*´д`)
そうか、つまり筆力は関係ないんだな?このスレ。
素晴らしいぜ、GJ
キスだけでご飯三杯おかわりできたぜ
>>397 情熱があれば上手い下手は正直二の次だと俺は思うよ。
技術は後から身につけても遅くないと思う。
まぁ軽い指摘とかあってもいい気がするけどね…書き手さんに上手くなってほしいなら。
>>397 いや、結構関係あると思うよ。
俺みたいに筆力無いSSは読まずに飛ばしてしまう閲覧者も多いと思うから。
文章力の無い書き込みは、それだけで内容に関わらず読み手に敬遠されてしまうものだから、
多くの人に読んでもらいたければやっぱり筆力も大事だな。
401 :
名無しさんだよもん:2007/09/03(月) 22:43:14 ID:3S9gNsmaO
>>388 動揺する恭介と石化する来ヶ谷さんいいわあw
>>399 こういう雰囲気の場所でSSに対して指摘すると、
空気読めとか、イチャモン付けるなら読まなきゃいい、とか言われそうで尻込みしちゃうんだが、
やっぱり、簡単にでも指摘したほうがいいのかな?
以前見てたエロパロ板のスレとかで、そういう光景を何度か目にしたんでちょっと気になる。
>>402 評価厨にならん程度に指摘すりゃいいんじゃないか?
これで金取ってるわけでもないしな、文句を言う資格はない。だが指摘は書き手を成長させるからな。指摘と文句は違うんだぜ。
このスレのように平和な流れっていいけどねー、殺伐としたエロパロもあるし、そんなのよりは好意的なとこのほうがいい。
ま、そこは空気読んで、険悪にならない程度にすりゃおk。でもそんなに文章力が欠落した作家いない気がすっけどなw
>>387 姉御可愛らしいわ、理樹君は慣れすぎ
こまりんは遠くに行ってしまったんですね
きっと恭介は鈴に動揺させられた
>>389 音楽とかリコーダーのテストとか
小学生かっ!
理樹くんエロいっ
どーも、数日振りにこんばんわ。
ようやく続きが……実は前編しか書きあがってないです(ぇー
そんでも分量多いし、いいかなーと思ったので爆撃行きますw
あ、その前に。
すみませんごめんなさい前編で殆どくーにゃ活躍しません(オイ
てゆーか全体の1/3が理樹×鈴でもう1/3はコマリマックスのソロです(コラ
しかもエロです(マテ
ああっ、石は!石だけはヤメテ!(ごすっ
そんなわけで……日本海溝よりも深い心でお読みください(だくだく
(クドside)
……朝です。
時計を見ると、いつもより大分遅い時間です。
とーぜん、るーむめいとの佳奈多さんは先に行ってしまったようで居ません。
「わふぅ〜……朝ごはん食べにいきましょ〜」
ぼんやりした頭でふらふらしつつ、わたしは食堂へ向かいました。
〜わふー少女 みらくる☆くーにゃ〜
あくとつー「いきなり☆最強伝説」
いつもの席へ向かうと、井ノ原さんが食事をしていました。
「井ノ原さん〜おはようなのです〜♪」
「おう、おはようクド公。どうした、何かいいことでもあったのか?」
「わふっ? 特には無いですけど」
「そうか。なんだか尻尾の振り具合がいつもより激しい気がしてな」
「尻尾ですか?」
「おう。ところでクド公、朝飯そんだけで足りるのか?」
井ノ原さんがわたしのもっているサンドイッチを見てそういいます。
「わふ、わたしはどちらかというと小食な方なのでこれで十分なのです」
「ったく、それじゃ筋肉がつかないぜ。筋肉つけるには、沢山食って沢山動かないとな」
そういう井ノ原さんの前には既にからっぽのどんぶりが3つもあります……
そして、今食べているカツ丼もみるみるうちに減っていきます。すごいです。
わたしもサンドイッチを食べ始めますが、わたしよりも先に井ノ原さんは食べ終わってしまいました。
「うっし、食った食った」
「って、わふー!? いつのまにか空のどんぶりが5つになってます!?」
「ふっ……オレの筋肉にかかればざっとこんなもんよ」
自慢げに腕の筋肉を盛り上げる井ノ原さん。
いつのまに新しいどんぶりに手をつけていたのでしょうか。
井ノ原さんは本当に凄い人です。
わたしも、急いでサンドイッチを平らげました。
「わふ、ごちそうさまなのです」
「うっし、それじゃ行くかクド公」
「はいなのです!」
「よっ、おはよう鈴!」
「鈴さん、おはようなのです♪」
「ん、おはようクド……」
教室に入ると、鈴さんが先に来ていたので挨拶をします。
ですが、なんだか元気がありません。
「って、鈴よぉ……クド公には返事してオレには何も反応ナシかよ!?」
「うっさいバカ。あつくるしいからあっちいけ」
「あぁ!? なんだその初夏にもなったのに筋肉カイロたっぷりつけてホッカホカだから暑苦しいですとでも言いたげな声はよぉ!」
ああっ、出ました!
井ノ原さんのよくわからない言いがかり!
でも井ノ原さん、そう思ったなら早めに退散した方がいいのでは……
「あーもう、大声上げて周りに迷惑だろ!」
シュ、ズガッ!
「チョぎレっ!?」
ずがーん。
「い、井ノ原さんー!?」
鈴さんの放ったハイキックは、井ノ原さんを見事にふっ飛ばしてしまいました!
それにしても……
「鈴さん、いつも気になっていたんですが」
「ん、何だ?」
「その……今正面から入れてましたけど、井ノ原さんに見えてしまうのでは……」
「何がだ?」
「そ、その……ぱんつ、ですが」
「ああ、そのことならぬかりはない」
そういうと鈴さんはわたしに向かって自分のスカートをたくし上げました。
「下にはちゃんとスパッツを穿いてるからな。めくれて見えても問題は無い」
「わ、わふー……そういう問題ではないと思うのですが」
というか、いくらスパッツ穿いてて女の子同士とはいえクラスのど真ん中で自分のスカートたくし上げるのはどうかと思うのですよ。
まぁ、流石に全くの無頓着だった頃よりは進歩してますけど。
「まぁ正直あたしとしてはどうでもいいんだが、理樹が他の奴にあたしのぱんつを見せたくないとか言ってたから……」
「わふー!? 本人は全く進歩なしですかー!?」
しかも何気にリキとはらぶらぶなようですね……ごちそうさまなのです。
「進歩って何のことだ……まーいーや、あたしは寝る」
ふらふらと覚束ない足取りで席に向かう鈴さん。
さっきも気になりましたが、何だか元気が無いみたいです。
「なんだか元気が無いのですよー、何かあったのですか?」
「うー……夕べ、何故かしらないけど森の中で寝てたんだ」
「わふっ!」
そういえば、あのあと鈴さんのことはすっかり忘れてました。
「起きてみたら服はしとってて寒いし、朝ごはんは隣にころがってたモンペチだけだし……」
「ま、まさかそのまま学校に来たのですか?」
「いや、服だけは着替えてきた」
そういいつつ、なんだか顔色が悪くなってきたみたいです。
やっぱり、無理せず帰るように勧めるべきでしょうか。
「まったくしょうがねぇな、筋肉が足りないから風邪なんか引くんだぜ。よし、この際だからオレの筋肉を分けてやるよ」
「うっさいぼけー……あたまにひびくだろー」
いつの間にか復活した井ノ原さんが腕まくりをして力瘤を見せています。
それにしても、井ノ原さんの筋肉って他の人に分けられるのでしょうか。不思議です。
と、その時。わたしたちのクラスに理樹がやってきました。
「おはよう鈴、真人、クド」
「あー、理樹……」
「おう、おはよう理樹」
「リキ、おはようなのです」
「あれ……鈴、元気が無いみたいだけどどうしたの?」
「あー、それはですね」
わたしは鈴さんから聞いた話をかいつまんで理樹に説明しました。
「あー、それは風邪引くよ鈴」
「だろ? オレみたいに筋肉つけてれば、風邪なんかにはぜってぇかかんねぇのによ」
「真人もそのなんでもかんでも筋肉で何とかなる的な思考はどうかと思うよ……」
「うがぁ……おまえらうっせーぞー」
力なく突っ込む鈴さん。
「リキ、やっぱり鈴さんは休んだ方がいいのでは……」
「そうだよね……鈴、とりあえず保健室行こう?」
「うぅー……いやじゃぼけぇ」
「しかたないなぁ……僕の肩借りていくのと、真人に抱えられていくの、どっちがいい?」
「う゛……わかった、理樹と行く」
「そんなにオレとじゃ嫌なのかあああああああっ!?」
「いやだ」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
一言で切り捨てられて崩れ落ちる井ノ原さん。
……ちょっと、哀れです。
「い、井ノ原さん! 元気出してください!」
「そうだよ真人、ほら、筋肉筋肉!」
「のーみそきんにく〜なのです♪」
「うおぉ……すまねぇ理樹、クド公……おっしゃ、筋肉筋肉〜!」
「……こいつバカだ」
なにはともあれ、井ノ原さんは元気になったみたいです。
……そんなこんなで、鈴さんはリキに連れられて保健室へと行ってしまいました。
それ以外はいつもとほぼ変わらず……小毬さんがちょっと寝不足のようだったりはしましたが、概ね平和な日でした。
ですが、事件は放課後になってから起こりました。
(理樹side)
放課後になり鈴の様子も気になった僕は、足早に教室を出て保健室の方へと向かう。
……と、その途中。廊下のはじっこにきれいな石が落ちているのを見つけ、何となく拾ってみた。
「へぇ……なかなかきれいな石だなぁ」
目の前に持ってきて色々な角度から眺めてみる。
鈴にあげたら喜ぶかなと思い、ポケットにしまう。
と、その瞬間だった。
ドクン。
「えっ……あ、うぇ?」
唐突にくらっと来て、僕は壁にもたれかかってしまう。
「な、なんだ……コレ?」
ドクン。
「うぁ……り、鈴……?」
鈴。
そうだ、鈴のところへ行かなくちゃ。
それでどうする?
何をしたい?
僕は何をしたい?
ボクハナニヲシタイ。
そうだ。
鈴だ。
鈴が……鈴が、鈴が鈴が鈴が鈴が鈴が鈴が鈴が鈴が鈴が鈴が
「……欲シイ」
軽くふらつきつつ、それでも思考はさっぱりした状態で保健室へと歩を進める。
待っててね、鈴。
久しぶりに、キモチイイコトシヨウ?
保健室に入り、鈴を探す。
彼女はすぐに見つかった。
一つしかないベッドに、上着だけ脱いで横になっている。
近づくと気配を察知したのか、鈴は目を覚ました。
「う……ん、理樹……?」
「そうだよ、鈴……」
優しく言ってやり、ゆっくりと顔を近づける。
そして、そのまま軽く口づけてやる。
「んっ……?」
「好きだよ、鈴……」
寝起きなせいなのか風邪の熱に浮かされているのか、今ひとつ反応の薄い鈴。
僕は布団をまくり、鈴のブラウスの前をはだけさせる。
ブラは上にずり上げて、慎ましやかな胸をさわさわと揉んでやる。
そこでようやく本当に目が覚めたのか、鈴が真っ赤になって抵抗を始めた。
「なっ、バカっ、なにやってんだ」
「何って、気持ちいいことだよ」
「なんでいきなりっ」
「たった今、鈴が欲しくなったから」
「〜〜〜〜っ……だからって、こんな所で……ひうっ!」
丘のてっぺんの小さな突起にしゃぶりつく。
鈴の胸は、小ぶりながらも感度は抜群だ。
舐め、弾き、摘まみ、吸い、噛み……
その度に、面白いほどの反応が返ってくる。
「ひぁっ、あ、あ、あ、いっ!」
僕は左手と口はそのままで、右手を鈴のスカートの中に突っ込む。
「ふあっ、まて、こら……くあぅ!」
探り当てた鈴の女の子な部分は、スパッツの上からでも分かる程度に湿っていた。
それを確認すると、僕は下着ごとスパッツを一気に脱がしてしまう。
鈴はやっぱり抵抗したが、いつもより力が弱く簡単に脱がすことが出来た。
僕は顔を鈴の胸から離し、スカートの中に頭を突っ込む。
「ひゃっ、や、やめっ……見るなぁっ!」
足を閉じて隠そうとするけど、やっぱり弱いので力任せに開く。
そして目の前に現れた割れ目に、迷わず舌を突っ込んで荒く動かした。
同時に、皮を被っている小豆にも乱暴に鼻を擦り付けてやる。
「いやだっ、ちょっと、やめ……っっっっ!?!?!?」
すると、鈴の体が数回痙攣して大人しくなる。
どうやらイッたらしい。
僕はイッて息を荒くしている鈴に構わず、分身を取り出して一気に奥まで突き立てた。
「な、なにゃああああああああっ!?!?!?」
敏感な時に挿入したせいか、またイッてしまう鈴。
一旦そのまま動きを止め、鈴の膣を存分に堪能する。
まだ今までに両手で数えられる程度しか経験は無いが、鈴は僕の分身にぴったりの形で締め付けてくる。
僕は鈴の息が落ち着いてきたところを見計らって、思い切り腰を動かした。
「はあっ、みゃっ、ふぁぁ、うみゃあああああああああっ!」
与えられる刺激に、猫のように啼く鈴。
……もっとこの声を聞きたい。
鈴の声が枯れるまで、好きなように啼かせたい。
そんな濁った想いに突き動かされ、僕は全力で腰を打ち付ける。
ガララッ!
「りんちゃんっ、だいじょ……ってほぁあええええ!?!?」
ピシャッ!
入り口から何か聞こえたけど、気にしない。
誰かに見られたって気にすることはない、見せ付けてやれ。
「あっ、はにゃっ、もっ、だめっ……ふぁあああああああっ!!!」
「くっ、出るよ!」
次の瞬間、鈴の膣が思い切り波打ち……僕は、鈴に思い切り注ぎ込んでいた。
「あっ、はっ、ううっ……」
息を荒くして余韻に浸っている鈴。
でも、僕は。
マダ、タリナイ。
再び僕は腰を動かし始める。
「ばっ、だめだっ、もうだめ……」
鈴はもう息も絶え絶えだ。
でも僕は止まらない。
止まれない。
トメラレナイ。
そのまま鈴の言葉には耳を貸さず、再び僕は鈴を貪り始めた。
(小毬side)
放課後。
近頃寝不足で(もちろんあの石……名前はジェムビーンって言うらしい……を探して回ってるせいだ)ぼーっとする頭を振る。
そのままふらふら〜っと廊下に出たところで、わたしは強い魔力のうねりを感じ、気を引き締めた。
(この反応……これって、保健室に向かってる?)
反応の動きを辿ってみると、なんだかそうみたい。
そこで、今朝理樹くんがりんちゃんを保健室に連れて行った、という話を思い出した。
「……っ、それってりんちゃんがあぶない!」
わたしも急いで保健室に向かって走り出す。
だけどそれも空しく、反応は先に保健室の中に入っていってしまった。
仕方なく、わたしは一旦同じ階の女子トイレへと向かった。
ちょうど、誰も使っていないみたい。
わたしは個室に入ると右手を高く掲げ、変身のための呪文を唱える。
「しゅーてぃんすたー、めーくあっぷ!」
次の瞬間、わたしの着ていた制服は光の粒子になって散らばり、バトルスーツへと再構成されていく。
体には、わたしの好きなひらひらのいっぱいついた可愛い服。
色は暗い赤を基調に、黒でアクセント。
胸元には髪飾りの願い星をモチーフにしたブローチを中心に、大きなリボン。
スカートは膝までで、布地が自然にふんわりと広がる。
脚には白のストッキングと、少し底の厚い黒のブーツ。
そして、頭には黒いうさみみ。
それらすべてが再構成されると、わたしは急いで保健室へと向かった。
先を越された時点でもう手遅れかも知れないけど、そうだったらジェムビーンを封印して助け出せばいい。
……気が付くと、もう保健室は目の前だった。
中からはりんちゃんの悲鳴が聞こえる。
助けなきゃ!
わたしは勢い良く扉を開けて中へと飛び込んだ。
ガララッ!
「りんちゃんっ、だいじょ……ってほぁあええええ!?!?」
わたしはびっくりしてよくわからない叫び声をあげてしまった。
だって、考えても見て欲しい。
りんちゃんを助け出そう、って意気込んで突撃したら……その、理樹くんとりんちゃんが……えーとぉ。
え、ええええっちなこと、してる真っ最中だったわけでぇ……ふぇえええええん!
ピシャッ!
わたしは廊下に飛び出して思い切り扉を閉めると、その場にへたり込んでしまった。
……理樹くんとりんちゃんって、普段がああだからあんまり恋人同士って感じはしないんだけど。
目の前であんなのを見ちゃうと、やっぱりそうなんだなーって思う。
でもでも、やっぱりいつもの感じだとあんなにえっちに夢中な二人は想像できないよぉ。
ふと、見てしまったものを思い出す。
乱れたりんちゃんの服。
色っぽくあえぐ表情。
ほてって汗ばんだ肌。
それから、あの体つきからは想像も付かないくらい立派な理樹くんの……って。
「わ、わたしってばなに考えてるの〜〜〜!?」
ぶんぶんと頭を振る。
……うん、落ち着いた。
と、思う。
ようし、だったら。
「見なかったことにしよう☆」
……乱れたりんちゃんの服。
色っぽくあえぐ表情。
ほてって汗ばんだ肌。
それから……
「ふぇええええええん、ダメぇ、忘れらんないよ〜!?!?!?」
見てしまったものがぐるぐると頭の中で再生されては最初に戻り、また流れ出す。
うぅ、だめだよこんな、おともだちがシてるところをずっと考えてるなんて趣味悪いよー……
くちゅっ
「っ!!!」
音のした場所に視線を落とす。
わたしのスカートの中。
恐る恐る、わたしはスカートの中に右手を入れ……アソコを、触ってみた。
くちっ
「〜〜〜!?!?!?」
ぼんっ、と言う音が聞こえた気がする。
恥ずかしい。
とっても恥ずかしい。
だってだって、理樹くんとりんちゃんが……シてるところを見て、それだけで、こんなに……
考えがぐるぐるしてる。
止まらない。
背後からは、いまだにりんちゃんの声が聞こえてくる。
「っ、ふぅ……いいなぁ、りんちゃん」
軽く身じろぎして、呟く。
わたしの右手は、いつの間にか下着の下へと入れられていた。
「っ、は、恭……ちゃん」
最愛の人の名を呟きながら、わたしは自分を慰める。
空いていた左手で、バトルスーツの上から胸を揉む。
彼の名を呼ぶたびに、体の奥に火がともる。
「ああっ……恭、ちゃんっ……」
我慢が効かなくなって、わたしは指を奥へと突き入れる。
その瞬間、甘い刺激が背筋を駆け上がっていく。
「ふあぁっ、恭ちゃんっ……恭ちゃんっ!」
瞳を閉じ、ここがどこなのかも忘れて行為に浸る。
真っ暗闇の中に、恭ちゃんの姿を思い描く。
わたしを攻めているのは恭ちゃんだと、錯覚する。
心の中で、彼の声を再生する。
それと同時に、充血した小豆を思い切り押しつぶす。
『そんなにエロティックなジュースが飲みたいのかい……表情に出てるぜ』
「はあっ……恭ちゃんっ、飲ませて……えっちなじゅーす、いっぱい……ッッ!!!」
……稲妻が、体中を駆け巡った。
「……っは、あ、はあ、はー……」
脱力して、壁にもたれかかる。
右手を下着の中から引っこ抜いて、目の前まで持ってきて眺める。
……わたしのえっちなじゅーすで大変なことになっていた。
なんとなしにわたしはそれを舐めた。
ちょっと、しょっぱいかな?
なんて、余韻に浸っていた時だった。
「おいおい……念話で散々呼ばれたと思ったら、何処でナニをやってるんだ?」
「え……ほわぁあああああえええええ!?!?!?」
そこには、いつもどおりの表情で……でっかい冷や汗を顔に貼り付けた、恭ちゃんが立っていたのでした。
如何でしたでしょうか。
理樹が強気杉? トランスしてるせいです。
小毬がエロ過ぎる? すんません吊ってきます。
つか、今回は本当に妄想が妄想を呼びまくってオーバードライブ!(意味不
元々は理樹×鈴の下りだって非エロだったはずなのにどうしてこうなったんだww
そして次は恭介×小毬から始まる予定……だ、大丈夫ですよ!?
主役は遅れて登場するものですから!(ぇー
では、また妄想がおぎおぎしてきた時に会いましょう。
>>424 GJ!後半が楽しみ
一体誰が最強なんだ
426 :
鈴×理樹 1/7:2007/09/04(火) 00:30:13 ID:DidzgIlG0
とりあえずこんなの頭に浮かんだ。
「くはっ、ぐっ、ん、んんぅ。」
「どうだ理樹気持ちいいか。」
「ちょっと鈴やめ、ぁぁうぐ、ぐぅ。」
「な、なんだやっぱり痛かったのか!
ごめん、すぐにやめる。」
鈴は僕の限界ぎりぎりのところでやめてしまったため、
僕のそそり勃ったものっはそのまま放置されてしまった。
しかし、それが初めて得た快感だったためなのか、また
は限界ぎりぎりでやめられてしまったためなのかは僕は
鈴にこう言ってしまった。
「り、鈴、も、もう一度やって。」
「えっ。」
さっきやめてと言ったばかりなのにいきなりこんなことを言い出した
ためなのか鈴は驚きの声をあげた。
「で、でも理樹はさっき痛いからやめって言ったんじゃ。」
鈴は多少動揺してしまっている。無理もない。
あんなことをもう一度要求すれば誰だって驚くに決まっている。
427 :
鈴×理樹 2/7:2007/09/04(火) 00:31:21 ID:DidzgIlG0
「そ、その気持ちよかったんだ。
だ、だからそのもう一度してくれないかな?」
鈴は驚いてはいたが僕の言葉を理解してくれたのかこくっと
首を縦に振ってくれた。
「しかし理樹は変態だな。足でやられて気持ちがいいなんて。」
「んんんんぐ、うっああっ、ぐっ。」
鈴はさっきよりも上手に足を僕のモノへと愛撫してくれる。
亀頭を軽く踏みながら睾丸にも刺激を与えてきてくれる。
「理樹さっきよりも硬くなってるし、汁もいっぱいでてきた。
足でしているというのにいつもよりも硬いぞ。
理樹は本当に変態だな。」
顔をいつもよりも赤くしながら鈴が言う。
そしてそそり勃つ僕のモノを両足で挟んでゆっくりと軽やかに
上下してくる。それは手での愛撫なんかでは感じたこともないよ
うな感覚でさっきから絶頂が近かった僕はとどまることもできず、
いっきに果ててしまった。
びゅっ、びゅっ、びゅっ、びゅ。
僕の精液は激しくとび散り、鈴の靴下と鈴を白濁と汚してしまった。
428 :
鈴×理樹 3/7:2007/09/04(火) 00:32:24 ID:DidzgIlG0
「足で逝くなんて理樹は真性の変態だな。
あたしの彼氏は変態なのか。」
鈴はどこか嬉しそうな顔でそう言った。
そして、
「理樹だけが気持ちいいなんてずるいぞ。
あたしも気持ちよくしてくれ。」
そう言った。
その言葉に反応してなのか一度絶頂を迎えたはずなのに僕のモノは
さっきまでの状態を取り戻そうとしていた。
そして僕は鈴の言葉にうんと答えた。
429 :
鈴×理樹 4/7:2007/09/04(火) 00:33:50 ID:DidzgIlG0
鈴の制服をブレザー、スカート、シャツの順に脱がして鈴を下着
姿にした。そして鈴のまだ未発達ながらも、充分に一人の女であ
るということを象徴している乳房を隠すブラを外して、最後に鈴
そのものとも言うべきものを大切に隠しているショーツを脱がそ
うとしたところで、僕はあることに気付いた。
濡れている!
僕はまだ鈴には何もしていないのにそこはすでにぐっしょりと
濡れており、指をあてがえるとこころなしか糸もひいていた。
すでに一度絶頂を迎えているようだった。
そこで僕はあることに気づいた。
鈴はさっき僕のモノをふんでいたとき自分も興奮して絶頂を
迎えたのだと。
そのことに気づいた僕は多少いたずらごころとさっきの鈴の言葉へ
の仕返しの二つが入り混じって鈴をからかうためにこう言った。
430 :
鈴×理樹 5/7:2007/09/04(火) 00:35:02 ID:DidzgIlG0
「鈴まだ何にもしていないのにここぐっしょりだよ。
もしかしてさっきのときに鈴も絶頂を迎えたんじゃないの。
鈴は変態だなぁ。僕のモノをふんで絶頂を迎えるなんて。」
その言葉に鈴はさらに顔を赤くしながらうつむきながら、小声で、
それでも僕にははっきりと聞き取れる声でつぶやいた。
「う、うるさい。り、理樹が変態だから、彼女のあたしにも
理樹の変態が移ったんだ。」
どうやら自分が変態であることは否定をしないらしい。
僕は鈴の最後のショーツをいっきに引きずりおろした。
「あっ」
突然おろしたことで鈴は少し驚いたようだったが、
すぐにいつものような甘い切ない声で
「理樹、はやくきてくれ。」
そう言った。
431 :
鈴×理樹 6/7:2007/09/04(火) 00:36:17 ID:DidzgIlG0
20分後…
「ところで鈴どこであんなことを知ったの?」
「あんなことって足のことか。」
「うん。」
「今日来ヶ谷が教えてくれたんだ。」
「へぇ、来ヶ谷さんが。」
「ああ。
理樹が喜ぶだろうからさっそく今晩やってみろって。」
その言葉が少し気になって、頭で考えているうちにあることに
僕は気づいた。
「来ヶ谷さんが今晩って言ったの!」
「ああ。
理樹どうしたんだ急に。」
僕はすぐに鈴の服の隅々まで探る。
「ひとの服になるする。
ん!理樹それなんだ。」
鈴が指差したものそれはミッションのときに恭介がつくった盗聴器
だった。
まさかとは思ったけれども僕は盗聴器に声をかけた。
432 :
鈴×理樹 7/7:2007/09/04(火) 00:37:22 ID:DidzgIlG0
「来ヶ谷さん。」
「ん、あぁ、気づかれてしまったか。」
「なんで、来ヶ谷の声がするんだ。」
何も気づいていない鈴にぼくが来ヶ谷さんに一部始終を盗聴されて
いたことを告げた。
鈴は顔をさっきとは比べ物にならないくらい赤くしてしまった。
「来ヶ谷さん、このことリトルバスターズのみんなも含めて
誰にも言わないでくれないかな?」
「安心しろ。いくら私とてもそこまではしない。」
「よかった。」
僕は安著の息をもらした。その次の瞬間、
「ちなみにリトルバスターズの面々なら全員ここにいるぞ。」
「え!」
よく耳を澄ますと確かに小毬さん、葉留佳さん、クド、西園さん、
そして恭介、真人、謙吾の声も聞こえていた。
次の日
僕と鈴の関係がどこまでいっているのかはリトルバスターズの
全員が知る周知の事実となってしまった。
以上です。
>>424 Liveで見たけど感想がまとまらないよぅ!とってもGJ!
まずえっちなシーンの描写巧すぎです…見習いたいw
恭ちゃんは反則、それにジュースはもっと反則w心も体も侵し尽くされました。
しいて言えば台詞→シーン移行→台詞だと、ゲームと違って絵がない分
ちょーっと移行したのが分かりづらかったくらいですかね…
くーにゃのヒーロー見参!な展開に期待しちゃっておきます、乙でした!
自演乙?
明らかに文章力とか関係ない連中ばっかりなんだが。
>>435 ここは妄想スレだからな、別に本格的でなくても萌えられればなんでもいい
いまいちだと思うのなら、読み飛ばしつつ自分で妄想すればよしなんだぜ
>>424 あーこれはいいな
理樹×鈴
恭介×小鞠
真人×クド
は俺的理想的カップリング3組だからな!
やっぱ鈴ば総受けであるべきだ!
続き期待してるぜ
>>432 個人的に鈴攻めはないかな
でもえろくてよかったわ
作者の性癖が伺えるなw
>424
えくせれんと!
素晴らしい。ハナマルをあげましょうw
つか小毬えろーいw
「いいなぁ、りんちゃん」はヤバいっ!
ニヤニヤが止まりませんコトよー
>426
鈴攻のうえ、足コキとはまたマニアックなw
理樹の攻守交代も見たかったぜぃw
440 :
01/12:2007/09/04(火) 02:40:33 ID:CQEbGPXU0
本編のアレを参考に元ネタに一つ作ってみました…だいぶ長いです(12)…
>174みたく、エロ無しでただの勢いネタなのでお気軽に…
=========================================================================================
「――――――そうか、話はわかった、つまり―――」
さすがはくるがやだ、飲み込みが早くて助かる。
今日はみんなでクドとみおの部屋に集まっている、もちろん馬鹿4人はいない。
「つまり、私達の全面バックアップが必要というわけだな?」
「…うぅ…」
「それでは鈴君一人で頑張ってみるかね?」
「いや………たぶん無理…だと思う…その、たのむ…みんな」
話はこーだ……
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
いつもと同じように夕飯の前に理樹と真人の部屋で、5人で話をしていたときに、真人がこんなことを漏らした。
今日の放課後に杉並…さんが理樹に告白をしたという話だ。理樹は断ったようなふうだったけど…
今になってもあたしの中からもやもやしたものが居座って晴れてくれない……
あたしはどうしたらいいんだろう……
結局一人ではどうしていいのかわからず、その事を一番の親友であるこまりちゃんに話してみた。
「それはね、りんちゃんが理樹くんを好きってことなんだよ」
「!?」
「そっ、そうかあたしは理樹のことが好きだったのか…、そっ、それでどうしたらいいんだ?」
「それはね、告白しちゃいなよってことだよ、りんちゃん」
「でも、こくはくなんかしたことないからどうやっていいかわからない…」
「うーん、私もないからアドバイスできない……そうだ!こういうときは皆で考えた方がいいよ!」
441 :
02/12:2007/09/04(火) 02:41:32 ID:CQEbGPXU0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
回想しゅうりょー
…というわけで他のみんなの力を借りる事になったんだが……
「えーっと、鈴ちゃんと理樹くんをバッチリ上手くラブラブにするのが今回の目的ですネ?」
「鈴さん、毛利さんという偉大な宇宙飛行士がですね、こういったのですよ。―――1本の矢では折れても6本の矢では簡単には折れないと……
あれ?3本だったような気がしてきました……、とっ、とにかくみんなで力を合わせれば解決間違い無しなのですよ!」
「…直枝×棗……美しいです。あっ、もちろん鈴さんのことですよ?」
「りんちゃん、絶対上手くいくように私も応援がんばるよおー!」
「話は纏まった様だな、それではリトルバスターズ女子部による……作戦名――――――――オペレーション・リトルラブラブハンターズを開始する」
こうしていつもと少し違う夜は更けていく―――
(ありがとうみんな――あたしは幸せものだ…
―――でも、その作戦名はどこかのバカが考えそう名前で、なんだか少しだけ先行き不安だぞ、くるがや……
442 :
03/12:2007/09/04(火) 02:42:59 ID:CQEbGPXU0
――――翌日・中庭―――
「わふーっ! 殿方のはーとを射止めるのには正攻法、つまりはお弁当を作ってくるで万事いちころなのですよ」
「果たしてそれがうまくいきますかネ…」
「何をいうのですか!葉留佳さん!」
「それではお二人ともやってみてはいかがですか?」
「ええっ!?」
「そうだな…折角だからリトルバスターズの男連中、無論理樹少年は除くが、彼ら三人を、我々がこれは…と思う方法でそれぞれ告白してみるというのはどうだ?」
「それで上手くいった方法でりんちゃんが挑戦してみるというわけだね〜?」
「ふむ、そういうわけだ。それで…葉留佳くんとクドリャフカくんは確定として、あと一人選ばないといけないわけだが…」
「ええっ、私たち確定ですか!?」
「ふっふっふっふっ、葉留佳さん自信がないのですか?」
「なにー!それならやってやろうじゃない!」
「決まりだな、私と美魚君、小毬君の中から選ぶとするか…君たち、立候補の希望はあるか?」
「いえ、私は遠慮しておきます、キャラじゃありませんので…」
「私も遠慮するよ〜、なんだかドキドキして何もできそうも無いから」
「そうか、それでは私がいくとしよう」
「それぞれの相手はどうします?」
「グズグズしていると昼休みが終ってしまうからな、早く来た相手から順に告白を開始するとする。それにランダム性が有った方が面白いしな…。
順番は一番初めに来たのをクドリャフカ君、二番目は葉留佳君、三番目は私が受け持つとしよう」
「姉御、一人ずつやってこなかった場合はどうすんです?」
「同時に出てきた場合は仕方ないな……残念だが次に持ち越そう…」
「それでは早速やってきたぞ、クドリャフカ君準備はいいか!」
「あれは――井ノ原さんですか!?ふっふっふっふっ………相手にとって不足無しなのです!」
443 :
04/12:2007/09/04(火) 02:44:14 ID:CQEbGPXU0
「いーのはーらさーん!」
「おっと、クド公じゃねぇか、どうした?筋肉か?」
「いえ、それはまた別の機会にお願いします…」
「そうか?遠慮なくいってくれよ」
「その…突然なのでおどろかずに聞いて欲しいのですが……明日から井ノ原さんにお弁当をつくってきていいですか?」
「いいのかよ、是非持ってきてくれ!いやー助かるぜ〜」
「あの・・・井ノ原さん、私の言っている意味わかりますよね…?」
(あぁ……あんな表情で見上げられたら…おねーさんならすでに今の段階で持ち帰ってしまってるぞ…)
「ん?昼飯を買わなくていいって事だろ?」
「いや、そうなんですけど違うんですよ!」
「なんだ?やっぱり昼飯は買わなくちゃいけねぇってことか?」
「私は井ノ原さんの……」
「――――ああ、そういうことか。わかってるぜ。皆まで言うな……」
「おお〜、ついにわかってくれましたですか!」
(いや、たぶんあいつはわかってないぞ、クド!)
「おうよ!「私は井ノ原さんの筋肉が食べる分を作ってくるので、井ノ原さんが自分で食べる分は別に用意してほしい」ってことだよな…?」
「いや、その違うんです!というか井ノ原さんと筋肉は別々の存在なのですか!?」
「ふっ当然だ、オレだけ食べてこいつの分も食べないわけにはいかねぇ。それにしてもなんだよ、まだ違うのかよ」
「いえ、つまり私がお弁当を持ってくるということはですね……」
「ん……、前にクー公はなんか苦そうなのがいっぱい入った弁当作ってきたよな……
ん?ひょっとして俺を新しいレシピの実験台にするつもりなのか!?」
「えっ、えっ!?」
「す、すまん、クド公、この件は無かった事に…!」
「違うのですよー井ノ原さーん、かむばっくー!」
「…いってしまわれました。うう……でも最後のかむばっくは少しネイティブぽく無かったですか?」
444 :
05/12:2007/09/04(火) 02:46:09 ID:CQEbGPXU0
「…というわけなのです」
「いや、そんな無い胸を張られても明らかな失敗ですヨ」
「ふむ、前座としてはこんなものだろう、やはり能美女史では参考にするには程遠いか…」
「がーん!ひょっとして私は最初から戦力に入れられていませんか!?」
「まぁ、駄目駄目わんこはこのはるちんの華麗なる口説きテクニックを見ているがいいですヨ」
「次が来たぞ…!」
「…ん、あれは……一人だけど…」
「また厄介な人に当たっちゃいましたネ、よりにもよって謙吾くんですか……」
「多くの女性を虜にし、袖にしてきたロマンティック大統領の異名は伊達ではないぞ……心して掛かるがいい葉留佳君」
長らくあいつの幼馴染をやってるがそんなの初耳だ……
「はるか、謙吾は手強いぞ…、大丈夫なのか?」
「はるちゃん、頑張って〜!」
「いってくるですヨ………おーい、謙吾くーん!」
445 :
06/12:2007/09/04(火) 02:47:28 ID:CQEbGPXU0
「む、三枝か、珍しいな、どうしたんだ?」
「謙吾くんに大事なお話があるのですヨ……」
はるかが謙吾に制服の袖を掴ませてる、あれは…やな予感がする……
(はるかさーん、それは駄目なのですー!すとーっぷなのです!)
「おはなしっ!」
(((やっぱり!)))
「それじゃあな……三枝……」
「がびーん!今の無し無し!ノーコンテスト、プリーズワンモアチャーンス!」
(なあ、みお、はるかはわざとやってるのか…?)
(三枝さんの思考は私には読めません)
(えっ?えっ?今の駄目だったの…!?)
「まっ、まあまあそこに座ってくださいヨ」
「まあ、よかろう……」
ベンチに腰掛けるふたり。それにしても意外な絵だ…謙吾が女の子と座ってるなんて絵は…
「あの…その…ですネ、愛について語り合いませんか?」
「…あ…い?愛か…いきなりそんなことをいわれてもな……俺は剣を振るしか能のない無骨者なのでな、はっきり言ってどのように答えていいのかわからん」
「いえいえ、謙吾くんは昔から女の子にモテモテと聞きましたヨ?その立場から一手御指南いただければと…」
「まったく誰に聞いたのだか……恭介か?それとも理樹辺りか?」
「ふぅ……確かに何度か俺に声を掛けてきた女子はいる、しかし、俺はそれらを全て断ってきた。
俺は好意を向けてくれた者に対して拒絶という形でもって傷付けてきただけだ、そんな男に何が語れよう…」
「………いや、でもふられても告白をしておいて良かったってそのコ達も思ってますヨ」
「皆がそうだといいんだがな……辛さを糧にできる人間は一握りだ。どうしても引き摺りやすい人間、傷付きやすい人間というのはいるものだ…」
「時々思うことがある…俺は偽りだったとしても折れると分かっている相手なら支えてあげるべきだったんじゃないかと思うことがある」
「…何があったのかは訊きませんけど、なんか…私はそれは違うと思いますヨ……」
なんだか重い空気になってきた…(∵)
446 :
07/12:2007/09/04(火) 02:48:21 ID:CQEbGPXU0
「ねっ、ねえ、謙吾くん!例えばの話ですヨ、例えば…私が謙吾くんに…告白したとしたらどうしますか―――」
「……三枝?」
あんな表情をする謙吾も見たとこがない…本当にスゴイな…はるかは…
「……そうだな、正直に言ってどうしていいのかわからん」
「あらら……そデスか…」
「ただ、死に物狂いになるだろうな…」
「」
「お前とは……見ず知らずの関係ではない、どういった人物かはわかっているつもりだ。
―――三枝葉留佳は……見た目の行動とは裏腹にどこか不器用で純粋で傷付きやすい人間だ。
告白という大事に至るという事は余程真剣に考えての事なのだろう、こちらも襟を正し真剣に向かい合わねばなるまい」
「私なんかの為にそこまで真剣になってくれるって光栄ですね…」
「それに……三枝に好意を持たれるということは、ただ純粋に考えると嬉しく思う」
「それって脈ありって事ですかネ…?」
(なんだか…良いふいんき(×)になってきたぞ…)
(さ、さすが葉留佳さんです。いうだけはありますー)
(ほほう、やるな葉留佳くん…!)
(…ん? いや、ちょっと待て……今からバカな事をしようと考えてそうな碌でもないバカが接近してきたぞ…)
ホントだ……一人の馬鹿がこっそり歩いてきて、しゃがみ込み―――ベンチの両端を掴んで一気にそのまま…
「……せーーーーーのっ!ヨッシャーーーーーーーーーーーっ!!」
「「[ぎゃっほーーーーーーっ!」」
ふたりが空高くふっとんでいく―――――――――――――――――――――――――
あーあれな、あれは私も怖かったぞ…
447 :
08/12:2007/09/04(火) 02:49:48 ID:CQEbGPXU0
「!?」
おおーさすが謙吾だ!空中ではるかをキャッチしてそのまま着地した!
「殺す気かっ!」
「なっ、ななな、何するんですカっ!? この筋肉ダルマ!!」
「いや、なんか二人して深刻そうな話をしているからよ… 二人分だからたいへんだと思ったけど
人力フリーフォールで「ひゃっほー」と気分を発散させてやろうと思ってよ……なんか、マズかったか?」
「拙いわっ!」
「マズいですヨッ!」
(さっきまでの準恋人たちの香りは全てバカ臭で吹き飛んでしまったようだな…
これ以上続けても漫談にしかなるまい、残念だが作戦終了のようだ)
「悪かったよ、今度はお前一人だけのときにしてやるからさ」
「いや、一人でもするなよ…」
「で…謙吾はいつまで三枝を抱えてんだよ、お前も人力フリーフォール発射をしてみたくなったのか?」
「うわーーっ!すまない三枝、今降ろす!」
「いやっ、その気にしないで!助かったよ謙吾くん…!」
「それと…スマンな。とりあえず話はお開きという事で頼む」
「うん、ありがとね、お時間とらせてすみませんでしたネ…」
「…真人……正直さっきのタイミングは助かった…」
「ああ?怒ったり感謝したりわけわかんねー野郎だな、謙吾っちは…」
「それと三枝」
「はっ、はいっ?」
「お前は騒がしい奴だが他人を気遣える優しい奴でもある。このようなことにも何かしら別の理由があってのことだろう。
だが、一人では困難な事があったのなら俺に言うといい、少々不器用ではあるが最強の男だ、頼りになるぞ?」
そう言い残して、馬鹿二人は去ってゆく……
448 :
09/12:2007/09/04(火) 02:51:04 ID:CQEbGPXU0
「さ、流石はロマンティック大統領ですネ…一筋縄ではいかないですヨ……ハァ」
「ふむそうか?なかなかいい線をいっていたぞ?そしてそのまま続いてしまっても面白かったぐらいなのだがな」
「いやいやいやいやいや!何をおっしゃるのですか、姉御〜〜!」
「そういうことにしておきましょうか」
「みおちんまでっ!」
「さて次は…というか残りは恭介氏になってしまったわけだが、私がイかせて貰ってもいいのかな?」
くるがやはちょっと意地悪そうな顔でこまりちゃんをの方を向いた。
「どどどど、どうしたのかな、ゆいちゃん?」
「いや、一応言質はとっておこうと思ってな……それとその名で呼ぶのは勘弁してくれ……」
「わふっ、何の事ですか?」
「なーに、気にする事はない。それに深入りする前には手を引くとするよ、おそらく恭介氏もそうなる前に手を引こうとするだろうしな…
私と恭介氏では滅多な事にはなるまい。鈴君はそれまでを参考に見ているといい、ついでに小毬君も…な?」
「どうして私の方をみるの〜!」
「くるがや…ちゅーこくしておく、恭介はアホだぞ」
「全然忠告になってませんよネ…」
「恭介さんが来たようです」
「ふむ、おねーさん出陣と行くか」
449 :
10/12:2007/09/04(火) 02:52:36 ID:CQEbGPXU0
「恭介氏、ちょっといいか?」
「ん?来ヶ谷か、どうした一体?」
「いやいや、恭介氏と少々語り明かしたい事があってね」
「俺とか?どんな分野にせよお前と語り合えるっていう自信ないぜ?」
「謙遜にせよ誉め言葉にせよ、そこまでいくと嫌味に聞えるぞ?」
(フッ)
「それで何を語り合おうっていうんですかな、お嬢さん?」
「強いていうならば―――そう、恋愛についてだな」
「それはまた難儀なお題なことで…」
(フッ)
「それで恭介氏は恋愛についてどう思う?
「いや、今の所は特にどうとも思わないな、お前ら九人のことで手一杯だ」
「しかしリトルバスターズは過半数が女子だ、私も含めてな……」
(フッ)
(何かさっきからたまに「フッ」とか聞えてきませんか?)
「単刀直入に述べよう。恭介氏、私と付き合ってみないか?」
(姉御、直球でいきますか!)
「話が急だな、いや、悪いが今の所は…」
「メンバーのことを思うなら私は後学の為にもいいと思うのだがな、メンバー同士―――たとえば理樹君と鈴君が付き合うことになったとしよう。
恭介氏にそういった経験があれば二人に何かあった場合アドバイスしてやれるんじゃないかな?」
「それじゃあ、二人の為とはいえノウハウ学ぶだけに恋愛するみたいじゃないか、そんなことはできねーよ」
(フッ)
(本当ですね…何か聴こえますよー!)
「それとも…現在、他に好きな人物でもいるのかね?それも片手間ではなく真剣にならざるを得ない相手というのが…」
(フッ)
(私にも聴こえますヨ…それもなんだか耳に覚えのあるのが…)
「そして 私たちの事で手一杯と述べた以上、私たち以上に深い関係がいるというのもあるまい。
好きな人物が出来るのもリトルバスターズのメンバーの中からという可能性が高いんじゃないかな、恭介氏?」
「……い、いやー、何の事かさっぱりだよ、来ヶ谷くん」
(フッ)
450 :
11/12:2007/09/04(火) 02:54:45 ID:CQEbGPXU0
「私は先ほど振られてしまったから除外するとして、葉留佳君はどうだね?いや、落ち着きのある美魚君も捨てがたいな…、
クドリャフカ君……は私のモノだ、やらん」
(わふーっ!いつの間に私は来ヶ谷さんのものに!?)
「おっと、一人忘れている人物がいたな、小毬くんはどうかね?」
「来ヶ谷、お前わかってていってるだろ…」
「さて、私にはなんのことやら、それで恭介氏は誰が好きなのかな?」
(フッ)
「……さっきから何をしているのかね…真人少年?」
「フッ!って、なんだよ、恭介に来ヶ谷じゃねぇか?気にしないで続けてくれよ」
「…して、何をしているのか訊いているのだがな…私は」
「来ヶ谷でもわからねぇことがあるのか?見ての通り食後の運動に腹に鉄アレイとダンベル載せたままブリッジで中庭をどれだけ速く横断できるか競争してたんだよ」
(そんなのわかるかぼけーっ!)
(井ノ原さんは我々の想像の遥か上をいきますね…)
「謙吾の奴も最初は乗り気だったんだがな、お前ら二人が話しているのを見て止めておいた方がいいとか言って止めちまったんだよ…
オレはそんなの気にする事ねぇっていったんだがな……そうだろ?二人とも気にしないよな?―――って、げぼっ!!!」
ブリッジしたままのむぼうびな真人のみぞおちにくるがやの拳がめり込んでる…!(∵)
「君はもう少し空気を読むということを学んだ方がいい…」
「いや、ちょっとまて来ヶ谷!この体勢で首に膝を掛けるのは本当に地獄の―――」
「しっかりしろーーーっ、死ぬなーーっ、真人ーーっ!!
…………それとちょっと助かった…」
451 :
12/12:2007/09/04(火) 02:55:26 ID:CQEbGPXU0
12/12
「というわけだ…参考になったかね?鈴くん?」
「いや、全然わからんかった…、ただ―――三人みたいなことをしてはいけないというのがわかった…」
「反面教師というわけですね…」
「とりあえず―――馬鹿に常識は通用しない、近くに馬鹿がいるときは注意する、馬鹿が出たらおしまい…ということがわかった」
「全部真人くん関連ですネ…」
「わふーっ、井ノ原さんは恋愛のですとろいやーなのですっ!」
「…何にせよ得るものがあったのならそれに越した事はない、我々も頑張った甲斐があったというものだ」
「ひとまず井ノ原さんは声も出ないように捕縛してありますのでご安心を…、それにしても井ノ原さんを縛ってみても全然美しくありませんね…」
「ウゴッゴフッウゴッフゴッ!?」(オレがいったい何をしたというんだ!?)
「あっ、理樹くんだ〜!」
「そっ、そうか!じゃあ、行ってくる!」
「フゴッ!」(ん?そういうことかよ…二人の幼馴染としてオレも応援させてもらうぜ…)
(大丈夫なんでしょうかネ、わたしたちでさえこの有様だというのに)
(少々荷が重いかもしれないが、鈴くんならやってくれるはずさ)
(私は棗さんと直枝さんなら問題ないと思いますが…万が一ということも……)
(私たちの失敗を無駄にしないでくださいよ、鈴さん…)
(がんばって〜りんちゃーん、ふぁいと、だよ!)
「理樹、話がある…」」
「好きだ、あたしと付き合ってくれないか」
「…うん、うれしいよ。僕もそうなったらいいって思ってたんだ……」
「というわけで付き合うことになった(∵)」
一同「はやっ!」
終了です、美魚と小毬が空気なのと、ネタが強引過ぎなのはヌルーしてくれると…
>>428 鉄板カップルの割には鈴のエロエロは少ないんので、ごっつあんです!
もっと増えないものかと…
こいつは全力でGJ!
あと筋肉自重www
>>452 遅くまで起きててよかったぜ!
いいものみれたわ
真人が相変わらず空気読めてないのと、オチに笑ったw
すげー投下ラッシュだ・・・・全部堪能させてもらった!
>>452 女版オペレーションラブラブハンターズええなww
gj!
456 :
名無しさんだよもん:2007/09/04(火) 04:29:28 ID:EMhNfbQH0
リトルバスターズの修学旅行を作ってみました
今日中には投下するんでヨロ
だいぶ長編になってしまいました
>>452 ちょっと読みにくいけど、キャラの回し方上手いなw
458 :
リトルバスターズの修学旅行 ビーチ編1:2007/09/04(火) 05:13:19 ID:EMhNfbQH0
恭介「さぁ、海が見えてきたぞ」
真人「海いぃぃーー!!」
謙吾「海だぁーーー!!」
鈴「うっさい、ぼけー!」
美魚「暑苦しい人達ですね」
車内に笑い声が響く。今、僕たち”リトルバスターズ”は
恭介の運転する車に揺られている。
”修学旅行”最初の目的地、海はもう目の前だ。
真人「なあ、理樹」
理樹「何、真人?」
真人「俺のさっきの『海いぃぃーー!!』と『URYYYYYY』って
似てると思わないか」
理樹「いや、『URYYYYYY』って何さ…」
窓からは潮の香り。自然と胸が高鳴る。
僕たちの、僕たちだけの、”リトルバスターズ”の修学旅行が始まる。
459 :
リトルバスターズの修学旅行 ビーチ編2:2007/09/04(火) 05:14:13 ID:EMhNfbQH0
恭介「お〜い、理樹!ここだー!」
着替え終わり、皆はどこかと辺りを見回していたら、砂浜で恭介が手を振ってきた。
理樹「早いね、恭介」
恭介「当たり前だ。俺は下に海パン穿いてきたからな」
さすがに用意周到だ。やっぱり恭介だ。
恭介「ところで理樹。誰の水着姿が目当てだ?やっぱり鈴か?」
ぶっー!思わず吹いてしまった。肺が酸素を求め激しく咳き込む。
理樹「み、水着姿って……」
恭介「考えてもみろよ。リトルバスターズの女性陣は美人揃いだぜ」
皆の顔を思い浮かべてみる。今まで意識してきなかったが、確かに皆美人だ。
恭介「それが皆、水着に着替えるんだ。そりゃあ胸も高鳴るってもんだろ」
皆の水着姿……
恭介「どうした理樹。顔が赤いぜ?」
理樹「うわっ、ち、違うよ!」
思わず想像してしまった。掻き消そうと思っても心臓は激しく鐘を鳴らす。
恭介「おっ!誰か来たようだぜ」
どうしよう。まだ胸の鼓動は治まっていない。
でも、そんな僕の気持ちとは裏腹に足音は近づいてきた。
460 :
リトルバスターズの修学旅行 ビーチ編3:2007/09/04(火) 05:15:07 ID:EMhNfbQH0
真人「ふっ…俺の筋肉を皆に披露する日が来るとはな」
真人だった!!
真人「んっ…?理樹、何でズッコケてんだ?」
理樹「いや…緊張して損したなあと…」
真人の水着を見たら、これでもかという程のビキニだ。
鍛えた体を余すことなくアピールしている。
謙吾「おお、皆早いな」
続いて来たのは謙吾だった。その水着には…
理樹「リトルバスターズのロゴ…?」
謙吾の水着の裾の部分にはロゴ、後ろには『Little Busters!』の
文字がしっかりとプリントされている。
謙吾「当たり前だ。俺の魂は常にリトルバスターズと共にある」
真人「お前…いつの間にこんな物つくってたんだ…?」
謙吾「こんなこともあろうかとジャンパーと一緒に作っておいた。Tシャツもあるぞ」
僕と真人はあきれた目で謙吾を見つめた。当の謙吾は満足そうな表情で海を見つめている。
辺りに恭介のゲラゲラと笑い声が響いた。
美魚「お待たせしました」
その声で我に返る。そして治まっていた胸が再び鐘を鳴らす。
西園さんの水着姿…僕はドキドキしながらその声の方へ振り向いた。
461 :
リトルバスターズの修学旅行 ビーチ編4:2007/09/04(火) 05:15:59 ID:EMhNfbQH0
理樹「あれっ…?私服……なの」
西園さんはいつか見た私服だった。ただひとつ違うのはいつもの日傘ではなく、パラソルだった。
美魚「はい。強い日差しは苦手なので、この下で皆さんを見ていようかと」
理樹「そうなんだ」
僕はほっと息を吐く。だが、同時に残念という感情が広がった。
葉留佳「おやおや〜。理樹君はみおちんの水着姿を見れなくて残念そうですネ〜。
やっぱり理樹君はエロエロだぁ!」
理樹「ちょっと、葉留佳さん!!」
僕はその声へ振り返る。
葉留佳「まぁまぁ、その分、私の水着姿を堪能してくださいヨ。どう似合ってる?」
理樹「うん、似合ってるよ」
クネっとポーズを作り、ウィンク。
見れば葉留佳さんはスポーティなビキニに身を包んでいる。
活発な彼女には良く似合っていた。
葉留佳「チョット、チョットー!何、その素っ気ない『似合ってるよ』は!!」
理樹「え?っえ!?」
葉留佳「女の子としてはもっと、こう…『に、…似合ってるよ』って感じに
照れ臭そうに言って欲しいわけですヨ!」
理樹「そ、そうなんだ…ゴメン」
葉留佳「女ゴコロがわかってないな〜!理樹君は」
なぜ『似合ってる』の一言でここまで言われなければならないのだろう…
来ヶ谷「まあまあ、葉留佳君、落ち着きたまえ」
462 :
リトルバスターズの修学旅行 ビーチ編5:2007/09/04(火) 05:17:04 ID:EMhNfbQH0
ドン! (←効果音小 唯湖の尻アップ)
ドン!! (←効果音中 唯湖の腰アップ)
ドン!!! (←効果音大 唯湖の胸アップ)
その場にいる全員が息を呑む。
モデルの様にスラリとした長い脚。くびれたウエスト。そしてなにより胸の圧倒的なボリューム。
純白のビキニに、長い髪をポニーテールでまとめた来ヶ谷さんはいつも以上に大人の女性に感じられた。
葉留佳「な、なんか姉御の水着姿ってエロスですネ…」
唯湖「うむ、せっかくなのでおねーさん、ちょっと大胆になってみたぞ」
恭介「な、なんというか…スゴいな」
僕は言葉を失い、黙り込んだままだ。
唯湖「どうした少年?もしかしておねーさんにハァハァしちゃったか」
そう言って来ヶ谷さんは僕の顔を覗きこんでくる。
理樹「ち、違うよ!」
そう言いつつも、僕は来ヶ谷さんの顔を直視できない。
唯湖「はっはっは!理樹君はやっぱり可愛いな」
顔が熱くなる。今の僕は耳まで真っ赤にちがいない。
クド「おまたせなのですー」
クドもどうやら着替え終わった様だ。
支え……ん?
464 :
名無しさんだよもん:2007/09/04(火) 07:27:48 ID:aFqtCvwzO
あげ
>>452 真人なら本当にやりそうだね
リトバス全部を鈴視点で見たくなってきた
見える・・・僕には見えるよ・・・クドのかわいい白スクが・・・
ざぜんだぜんこの取り巻き三人衆(の首から上)が異様に可愛いと思った俺は異端(∵)?
俺もかわいいと思うが、何故わざわざ(の首から上)なんていう注釈を…
リボンの色がイマイチだと言いたいのだろう
>>456 姉御の水着はカレンダーのか・・いい選択だぜ。
はるちんのスポーティーな水着もいいし何より謙吾のプリントロゴはらしすぎるww
gjだ!
>>414 > 保健室に入り、鈴を探す。
> 彼女はすぐに見つかった。
> 一つしかないベッドに、上着だけ脱いで横になっている。
> 近づくと気配を察知したのか、鈴は目を覚ました。
>
> 「う……ん、理樹……?」
> 「そうだよ、鈴……」
>
> 優しく言ってやり、ゆっくりと顔を近づける。
> そして、そのまま軽く口づけてやる。
>
> 「んっ……?」
> 「好きだよ、鈴……」
>
> 寝起きなせいなのか風邪の熱に浮かされているのか、今ひとつ反応の薄い鈴。
> 僕は布団をまくり、鈴のブラウスの前をはだけさせる。
> ブラは上にずり上げて、慎ましやかな胸をさわさわと揉んでやる。
> そこでようやく本当に目が覚めたのか、鈴が真っ赤になって抵抗を始めた。
>
> 「なっ、バカっ、なにやってんだ」
> 「何って、気持ちいいことだよ」
> 「なんでいきなりっ」
> 「たった今、鈴が欲しくなったから」
> 「〜〜〜〜っ……だからって、こんな所で……ひうっ!」
>
> 丘のてっぺんの小さな突起にしゃぶりつく。
> 鈴の胸は、小ぶりながらも感度は抜群だ。
> 舐め、弾き、摘まみ、吸い、噛み……
> その度に、面白いほ
ストレルカ=メス+ソーセージが好き×擬人化
解はどこだ・・・
迷った時は自分の筋肉に聞け…筋肉はウソをつかない…
475 :
リトルバスターズの修学旅行 ビーチ編6:2007/09/05(水) 02:04:20 ID:D2ZjAIjY0
その場にいる全員が固まる。
クド「…?どうしました、皆さん?」
真人「な、なあ…クー公。その水着は?」
異様な空気の中、ついに真人が口を開いた。
誰もが思っている疑問。クドの水着は紛れもないスクール水着だった。
胸の名札にはちゃんと”くど”の文字まで…
クド「これですか?実は先ほど皆さんと水着を選んでいるときに来ヶ谷さんに聞いたんです。
『どうしたら来ヶ谷さんみたいにせくしーになれますか』って」
クド「そうしたら『この水着ならビーチの男性の視線を釘付けにできる』と
これを奨めてくれたんです」
やっぱり来ヶ谷さんの仕業か…
クド「どうですか?せくしーな大人のオンナになれてますか?」
恭介「ま、まあ、とある嗜好を持つ男性なら釘付けにできるだろうが…」
クド「わふーっ!、本当ですか?これでまた大人に一歩近づきました〜」
いや、クド…むしろ幼くなってるから!
唯湖「ああ…可愛い」
来ヶ谷さんは萌えていた。
唯湖「ああ、もうたまらん! クドリャフカ君、ちょっとおねーさんと
あっちの人気のいない磯の方にいかないか?」
理樹「なにをする気だ。あんたァーー!!」
唯湖「むっ!理樹君、邪魔をする気か」
理樹「当たり前でしょ!!」
唯湖「だって見てみろ、理樹君。あの幼さの残る肢体!汚れを知らない純粋な瞳!
その上スク水だぞ!」
理樹「…………」
唯湖「やっちゃうしかないだろ」
理樹「お願いだから抑えて…」
唯湖「まあ、そこまで言うなら今はやめておこう。チャンスはまだまだあるだろうからな」
この人は目を離すと本当にやりかねない…
小鞠「みんなー、お待たせー」
476 :
リトルバスターズの修学旅行 ビーチ編7:2007/09/05(水) 02:06:01 ID:D2ZjAIjY0
小鞠「えへへ、どうかな」
小鞠さんの水着は水玉模様のビキニで所々にヒマワリの花があしらってある可愛らしいものだ。
恭介「ああ…良く似合ってて可愛いぞ…」
小鞠「ふえ!?か、可愛い?」
恭介「ああ…本当だ」
小鞠「ど、どーしよ〜!恭介さんが可愛いって〜〜」
小鞠さんは顔を真っ赤にしてオロオロしている。
見れば恭介も顔が真っ赤だ。
真人「なあ、あの二人雰囲気、違くねーか?」
謙吾「真人、野暮なことはやめろよ。馬に蹴られるぞ」
真人「……?なあ理樹。海に馬なんているのか?」
やっぱりわかってなかった!!
理樹「邪魔するなってことだよ」
唯湖「しかし、小鞠君は着痩せするタイプだな」
理樹「まあ、そうだね」
服の上からではわからなかったが、小鞠さんの胸もかなりのボリュームだ。
唯湖「うむ、実に美味しそうな体だ」
やっぱりこの人は危険だ…
そして小鞠さんはまだオロオロしていた。
小鞠「りんちゃーん、りんちゃ〜〜ん。どーしよお〜」
鈴!?その言葉に思わず反応する。
小鞠さんがパタパタと駆け出す。その先には水着姿の鈴が立っていた…
477 :
リトルバスターズの修学旅行 ビーチ編8:2007/09/05(水) 02:11:04 ID:D2ZjAIjY0
鈴がゆっくりと近付いてくる。鈴は赤を基調としたビキニ。長めのパレオを腰で巻き、その隙間から見えるしなやかな脚がなんとも艶めかしい。
鈴「り、理樹…どうかな?」
顔を真っ赤にしたまま、鈴が僕に尋ねてくる。何よりもまず僕に聞いてきたことが嬉しかった。
ならば恥ずかしくても正直に答えよう。
理樹「うん…よく似合ってて可愛いよ」
鈴「か、可愛い!? あたしがか?」
理樹「うん…」
鈴はただでさえ赤かった顔がさらに真っ赤になった。
鈴「そ、そうか…理樹がそう言ってくれてすっごくうれしいぞ」
理樹「鈴……」
鈴「理樹……」
恭介「えー、あー、こほんっ!」
わざとらしい咳払い。僕たちはあわてて離れた。恭介はいつの間にか持ち直していた。
恭介「悪いな、理樹。皆そろったし始めるぞ」
僕たちは真っ赤になったまま、黙ってうなずいた。
恭介「あ〜、それではリトルバスターズ修学りょ…」
真人「ああぁー!もうがまんできねぇ!!ぅおおぉらぁああーー!!」
真人は恭介の話の途中だというのに、海へ向かって一直線に駆け出した。
恭介「ちょっ!待ちやがれ、この野郎!」
恭介も負けじと海へ駆け出していく。
理樹「二人とも!せめて準備運動を…」
謙吾「観念しろ、理樹」
そう言って謙吾は僕の右腕を掴む。
鈴「あたしたちも行くぞ」
そして鈴は僕の左腕を掴んだ。
謙吾「ヒャッホオゥウウゥーーー!!」
鈴「行くぞぉぉぉーーー!!」
理樹「うわああぁぁぁーー!」
二人に引きずられるようにして海へ投げ込まれた。
日に日に消えていくセミの声。秋はもうすぐそこまで迫っていた。
だけど僕らの、リトルバスターズの夏は今始まった!
真人「うおおぉぉ!痛ええぇ!筋肉さんがこむらがえったーー!!」
>>477 オチが素晴らしい!wwwwwGJ!
真人最高だよ真人w
>>477 すげええよ!まんまアフターだw
鈴かわいいよ鈴!
締め方が素晴らしすぎるぜ。
GJ!
>>477 アリだな。
とりあえず準備体操だな、真人。
小鞠って誰?
>>477 GJ!
はるちんの水着もいいな…彼女らしいと思う。
最後は全部筋肉さんに持ってかれてしまったw
鈴的にはどうかな? よりどうだ? な気がするが最後は好きだ
今、完成したんだけど投下してもいいですかね?
※エロ・ダークです。十八歳未満の人は読まないで下さい。
また、葉留佳・佳奈多好きの方も読まないことをお勧めします。
…行きますよ?
今日のことを思い返して私は、イライラしていた。三枝葉留佳と直枝理樹。
この二人のことを考えただけで苛立たしい。三枝葉留佳の為に追い込んで学校を追い出そうとしたのに、直枝理樹に邪魔された。
彼がいなくなればあの子は心の拠り所を失くす。そうすればあの子は救われるはずだった。
私は三枝葉留佳に成り済まして、二人を嵌めてやった。狡猾に。
ビラを撒いて精神的にも追い詰め、さらには直枝理樹を奪い取って見せた。
直枝理樹は簡単に引っ掛かった。完全に私を三枝葉留佳と認識した。
そのこと三枝葉留佳に見せ付けた。あの子は、そのあと、側にあったハサミを振り回して私を刺そうとしたが、直枝理樹が止めに入った。
あの子はその後も錯乱してナイフを振り回したりして、学園を騒がしていたが、すべて直枝理樹とその仲間達が繋ぎ止めた。
あの子を学園から追い出す私の計画は失敗した。
時刻は夜の十時を指そうとしていた。私は風紀委員を従え、いつものように真夜中の校舎の見回りをしている。廊下のリノリウムに響く私の足音。
こうも静かだと気味が悪いが、もはや慣れっこだ。風紀委員の子達には、それぞれ見回る校舎と教室を言ってある。
そのあとは自由に解散するようにも。この階の最後の空き教室を向かえ、私の今日の風紀委員の仕事が終わろうとしていた。
「…んん…あふぅ……んん…いいよ…」
「……僕も…だよ……うっ!…」
…!?…
最後の空き教室から声がした。
「誰!?こんな時間に何をしているの!?」
私は、その教室のドアを勢いよく開け、声を荒げた。
「…んっ…!?」
「…あっ!?」
暗闇の教室の中から、二つの声と二つのシルエットが月明かりに照らされて浮かび上がる。
「こんな時間に何をしているのっ!?」
私は怒声と同時に、明かりを付けるために教室のスイッチに手を伸ばした。ぱっと教室の明かりが一面を照らすと、そこには信じられない光景があった。
三枝葉留佳と直枝理樹…
489 :
2:2007/09/05(水) 10:57:18 ID:ZZUspwH60
二人の淫らな姿がそこにあった。三枝葉留佳はスカートだけで上半身は裸だった。
床に仰向けの状態になっている直枝理樹。その上に三枝葉留佳がまたがっている状態だった。直枝理樹はカッターシャツ一枚。
床を見ると二人の乱れた制服に散らかった下着。何をしているかは一目瞭然だった。
「…何か用?…邪魔なんだけど…」
三枝葉留佳は凍りついた視線と声で、私を見据える。その行為をしていたのを隠す気配も、体位を戻そうとする素振りさえ見せない。
「あなたたち、何をしてるかわかってるの?」
私は、三枝葉留佳に、それよりさらに冷たい視線を投げかけて問う。
「何ってセックスよ。…見てわかんない?」
三枝葉留佳は、そのままの状態で冷めた表情で言った。
「…ふん。不純異性交遊で停学ね。私も、ここまでの風紀の乱れは始めてみたわ。
とりあえず、生徒指導室には報告しておくから、あなたたちの処分はそれで決まるわ。
特に三枝葉留佳、あなたは最悪の可能性もあることも考慮するように」
その私の言葉を聞いたあと、三枝葉留佳は無表情な顔で、くすくす笑ってから直枝理樹に向かって言う。
「だってさ。理樹君どうする?」
「不純異性交遊よりもっと、酷いことをしてる人も取り締まって欲しいもんだね」
その声の主、直枝理樹は皮肉に満ちた口調で言った。彼はそのあと、すぐに私を見る。その目は冷たく、私に対する憎しみで満ちていた。
「…もし、この教室に駆けつけた人が、この有様を見たら、はたして、どちらに味方するかしらね。
風紀を乱す淫らな生徒たちと、それを取り締まる風紀委員長。正義がどちらにあるかなんて誰にでもわかりそうなものだけど」
私は腕を組みながら冷静に言い放った。
もうこの二人はどうしようもない…学園を追い出すまでもない。勝手に現実から逃避し続けあっていればいい。お互い、体でも精神でも、なんでも依存しあって。
しばらくしてから、三枝葉留佳と直枝理樹の二人は、行為を止め、着衣の乱れを直し始める。
「ちょっといい?理樹君」
三枝葉留佳は直枝理樹に、私に聞こえないように、何かを耳打ちする。
490 :
3:2007/09/05(水) 10:59:11 ID:ZZUspwH60
「ん…別にいいんじゃない?このままだと黙っていても停学だし。葉留佳さんにいたっては退学もありえるかも知れないし」
直枝理樹はそう葉留佳に言ってから私の方を向いて、
「それじゃ、二木さん。僕は失礼するよ。葉留佳さん。また明日ね」
と言い残して、ドアの横に立っている私の横を通り過ぎて、ドアを開け出て行った。
……明日があればね。
「三枝葉留佳。あなたも早く寮に戻りなさい」
私は三枝葉留佳を見据え、そう忠告した。
「どうして?」
三枝葉留佳はくすくす笑いながら言った。…不快だ。
「…あなたには日本語が通じないの?それとも寮の規則を知らないの?」
「知らないよ」
くすくす笑いながら、私を見ている。馬鹿にでもしている気なのだろうか。この子なりの抵抗なのだろうか。哀れな子…
「まあ、好きにするといいわ」
私は踵を返してドアを開け廊下に出た。
その瞬間。
――――ガンッ!!
私の頭部に激痛が走る。
その人影を捉えようとしたが、景色がぼやけて何も見えなかった。
私はそのまま意識を失った。
私は頭に痛みを覚えながらうっすらと目を開けた。意識が朦朧としている。ここはどこだろう。
月明かりを頼りにしながら辺りを見回す。暗いが次第に景色が輪郭を帯びてきた。
手の感覚を探る。背中を見ると、頑丈な紐で両手首が縛られている。両足首も縛られている。
床が冷たい。私は床に横になっていた。
491 :
4:2007/09/05(水) 11:01:04 ID:ZZUspwH60
「…っんん…」
上手く動けない。誰がこんなことを…!
はっと思い出す。そう、私は部屋を出た瞬間、何者かに頭を殴られた。私は一連の出来事を思い返して、頭で整理する。先に出て行った直枝理樹。
そのあとの三枝葉留佳の不快な笑み。
…待ち伏せされた?直枝理樹はドアから出て行ったと見せて、そのあと私の頭を殴った?
「目、覚めた?」
…三枝葉留佳!?
その声と共にスイッチの音がして、パッと辺りが明るくなる。
眩しい…ここは…次第に目も慣れ始める。電気が点いた部屋を見渡す。
辺りには放送機材とテープの入った棚。無機質なその場所は、放送室だった。
直枝理樹がカーテンを閉めている。
「あなたたち…自分たちが、何をやっているかわかってるの?」
私は三枝葉留佳と直枝理樹を睨んで言った。
「…これは犯罪よ?今すぐ、やめなさい…!今なら間に合うわ」
「何が間に合うの?」
「…な?…あなたたちが退学にならずにすむってことよ!」
「どうせ、私は退学でしょ?」
三枝葉留佳の冷めた声が、私に突き刺さる。
「だ、大丈夫よ…なんとかするわ。構内での不純異性交遊のことも白紙にしてあげるから…!」
「白紙に『してあげる』…?」
「い…いや、見なかったことにするから…!だから、やめなさい!」
「あんたの言うことなんか信用できない」
492 :
5:2007/09/05(水) 11:05:24 ID:ZZUspwH60
「……っ!」
三枝葉留佳の、冷え切った口調に私はゾッとした。
なんとか…なんとか、こんなことをやめさせないと…
身動きの取れない状態が、余計に私を焦りに追い込む。
「第一、ここまでして、引き返せると思う?どうせ、ここでやめても、あんたはすべて生活指導の先生に言うんでしょ?
私をこの学校から追い出したいんだもんね。それに、仮に言わなかったとしても、私が犯罪者の娘ということに変わりはない。
あんたの撒いたビラのおかげでね。それとも、私の学園生活まで返してくれるの?
ねぇ?私の好きなリトルバスターズの仲間にまで、今までと違う目で見られてるのよっ!!
私の楽しんでた生活まで返してくれるのっ!?ねぇっ!?」
「………!」
その一方的に捲くし立てられる言葉に返す言葉が見つからない。
なんとかしないと…!
「これから…ど…どうする…つもり…?」
私は動揺を抑えようと必死になるが、その吐き出した声は明らかに震えていた。
「簡単なことだよ。あんたを口止めできる材料があればいいだけ」
「…な、なにを…するの?」
私の消え入りそうな言葉に、三枝葉留佳は直枝理樹を見る。
「理樹君。始めて」
「わかった。本当にいいんだね」
「うん。いいよ」
三枝葉留佳は私を見据えてから、きっぱりと言った。
「ひゃぅ!」
直枝理樹が私の制服の上着に手をかける。両手首も両手足も縛られてる私は抵抗できない。
その手が制服のボタンを一つずつ外していく。次にリボンを解かれる。
シャツのボタンに手をかけ始めたところで私はたまらなく声を上げる。
493 :
6:2007/09/05(水) 11:07:16 ID:ZZUspwH60
「…やめて…」
「続けて。理樹君」
三枝葉留佳はそう言いながら、私に見向きもしないで携帯をいじっている。
私に伸びる直枝理樹の手が、シャツのボタンをすべて解いていく。私の肌が露になった。
ブラに手が行くところで、私はまた声を上げる。
「…ねえ?…もういいでしょ?」
「続けて」
三枝葉留佳は先ほどより、さらに冷たく言いながら携帯をこちらに向ける。
「ちょ、ちょっと、何する気よ!?」
私は思わず声を荒げた。
「見てわかんない?…口止めするための証拠を撮るだけ」
「やめなさい!犯罪だって言ってるでしょう!」
「いやだよ」
もう駄目だ。この子には何を言っても。そうこう言ってるうちにブラも外された。
そして乳房が露になる。両手首が縛られているので服が脱がされきれず、
中途半端に脱がされた形になる。抵抗できない自分に腹が立った。
「撮るよ」
私は思わずその携帯から目をそらした。
―――カシャッ
三枝葉留佳の携帯から乾いたシャッター音が鳴った。
「風紀委員長、自ら、ヌードになって風紀を乱す…か」
「くっ…」
私は力いっぱい三枝葉留佳を睨んだ。
「これ、いくらで売れるかな?」
三枝葉留佳はいたずらっぽく、私に向かって言った。
「やっぱり、犯罪者の子は犯罪者ってわけね。ゴクツブシのヤクタタズ」
私は憎しみがいっぱいになって、思わず言ってやった。
その言葉に三枝葉留佳は顔を歪めた。
「理樹君、こいつ、全部脱がして」
「…なっ?」
私の声を無視して、直枝理樹の手が、私のスカートに伸びる。
必死に抵抗したが両手首も両手足も縛られてる私は、もがくことしか出来なかった。
下半身が下着一枚だけになる。
「…ちょっと、こ、ここまででいいでしょう?」
「続けて」
「……っ!」
私は唇をかみ締める。
その間も携帯のシャッター音は鳴り続ける。
とうとう最後の下着も脱がされて、下半身は全裸、上半身は半裸になる。
私の恥ずかしい場所が全部晒される。思わず顔から湯気が出そうになった。
「そうだなー。次は理樹君にフェラチオでもしてもらおうかな?」
突然の三枝葉留佳の思いもよらない言葉に、私は驚愕する。
私にも知識だけはある。男性のアレを口に咥えてする行為だ。
絶対にそんなこと、できるわけない。
「…できるわけないじゃないっ!」
私は怒りを込めて叫んだ。
「そんな格好で言っても説得力ないよ。ほら、理樹君のあそこも元気になってることだし」
「やらないわよっ!」
「あんたに選択権なんかないって、わかってるの?今から、この写真、現像して構内にばら撒いてもいいんだよ」
「…最低ね…最低…人間のクズよ…」
私は吐き捨てた。その言葉に三枝葉留佳は、私の側に迫ってくる。
そして、床に対し横に倒れている私の体勢を、無理やり起こして、手荒に立たさせされる。
「痛いわね!髪引っ張らないでよ!」
私の言葉も聞かずに、続ける。
「正座して」
495 :
8:2007/09/05(水) 11:12:01 ID:ZZUspwH60
「くっ…!」
言われるがままに私は正座させられる。
「理樹君、ズボン下ろして」
直枝理樹は、私の目の前に立ってズボンとトランクスを下ろす。グロテスクなものが、
ちょうど正座した私の目の前に来る。背中の縛られた両手首のせいで、
払いのけることも出来ない。独特の臭いに思わず顔を背ける。
「…んうっ!?」
三枝葉留佳に無理やり後頭部を後ろから押さえられ、その目の前のグロテスクなものに、私の顔が触れる。
「できないって言ってるでしょっ!…んっ!?」
無理やり目と口と鼻を塞がれた。
「あん…っ!んぐ…っ!」
息が出来ないっ!
数十秒ほど経って口だけ解放される。
私は口を大きく開けて呼吸しようとする。
「んん――――!?」
その瞬間、何かが口に入ってきた。顔のすべてを解放された先には、
私の口に 直枝理樹の肉棒が入れられている光景があった。…咥えてる?
「…んっ…んぐ…んん……っ」
「口で理樹君をイかせるまで、やめないこと」
「……んん―――っ」
私は直枝理樹の肉棒を咥えさせられたまま、三枝葉留佳に頭を捕まれ、前後に揺さぶられる。
うう…気持ち悪い。目眩がしてくる。
「あっ…痛いよ!二木さん!」
「理樹君が痛がってるでしょ。歯は立てないで動かして」
「…んんっ…んぐ……んふっ…」
なんでこんなことしなくちゃいけないの?私は無理やり、その行為を実行させられる。
しばらく続けていると頭を捕まれてる感覚がなくなった。ふと行為の最中に横を見ると三枝葉留佳が携帯でこちらを撮っている。
携帯のランプが点灯している。録画モード?
…冗談じゃない!私は顔を離そうとした瞬間、今度は急に直枝理樹に両手で頭を抑えられる。
「んぐっ…!んんっ…!んぐ………っ」
頭の前後のピストン運動が激しくなる。私は成すすべもなく行為を持続する。
496 :
9:2007/09/05(水) 11:15:49 ID:ZZUspwH60
「――あっ!…出すよっ!二木さん――――」
「んっ!?んんっ―――――――」
口の奥に勢いよく何かが流れ込んでくる。何これ?…苦い液体が口の中に充満する。
「げほっ…けほっ……んふっ…」
私は口から白い液体を吐きながら、咳き込んだ。口を長く開けていたせいか、あごがだるい。
「風紀委員長、毎夜のお仕事。生徒の性の悩みを解決して風紀に貢献、と」
三枝葉留佳の言葉よりも、私はその行為に疲れきっていて、そんな言葉に対して言い返す気力もなかった。
「はぁ…はぁ…もう…いいでしょう…?満足したでしょう?私の弱みも握れたし、あなたたちのことを外部に漏らして退学なんてこともないわ…だから、もう…」
疲れ切った私は大きく呼吸しながら、三枝葉留佳と直枝理樹に訴えた。
「ん〜どうしようかな〜。私はいいけど理樹君が満足してないんじゃないかな?ここまでしたら、あんたの膣内に出したいと思うし」
「――なっ!?」
三枝葉留佳の嬉しそうな言葉に、私は背筋に寒気を覚えた。…私に性行為までさせる気なの?
「ねえ?理樹君。満足した?」
「…僕は…」
私は恐る恐る直枝理樹を見た。彼の肉棒はそそり立っていた。それを見て、答えは想像が付いた。
「いや…満足してない。僕は二木さんとセックスしたい…」
私を見る直枝理樹は獣のようだった。
「だってさ。最後まで協力してあげなよ」
三枝葉留佳は私を見下ろして冷ややかな笑みを浮かべて言った。
私は、両足首の頑丈な紐を外された。理由はセックスの行為の最中、邪魔になるから。
両手首はまだ縛られたままだ。背中の後ろで動かしてみても一向に動く気配がない。
「じゃ…じゃあ、行くよ。二木さん…」
直枝理樹が私の大事なところを、手で愛撫し始める。三枝葉留佳は相変わらず、携帯をこちらに向けて、私たちの行為を映像に収めている。
「…あん……!うぅん……!あはぁ……あぁん……あふぅん……」
知らず知らずのうちに私の声が辺りに漏れている。直枝理樹は十数分も私のあそこを指や口で愛撫していた。
もう、お尻の辺りはぐしょぐしょになっている。私はおかしな気持ちになり始めていた。
497 :
10:2007/09/05(水) 11:19:22 ID:ZZUspwH60
「理樹君。準備できたみたいだから、そろそろ入れてあげたら?」
三枝葉留佳は、携帯で私たちの行為を撮影しながら言った。
「…わかったよ」
その言葉のあと、私は直枝理樹に軽く抱きかかえられた。そして彼のものが私のあそこに少しずつ、入ってくる。
「…んっ、あっ!……あふんっ……いやっ……」
私は自然に声が出ていた。
「……んんっ!……いたっ!……痛い―――――っ!!……あんっ!」
直枝理樹のものが私の中に完全に入った。あそこが少し痛いが、充分に濡れていたせいか、それほど気にならなかった。
それより…お腹が熱かった。おかしな気分が、どんどん増長されていく。
「う…二木さんの中、きつくて熱いよっ…!」
直枝理樹の切なそうな表情を見ると、私まで変な気分になって来た。彼は私に唇を併せに来た。
そして、その私の唇と口の中を、彼は自分の唇と舌で貪った。
「あんっ…!うふぅ…ん…っ!あああぁ――――」
自分で声がコントロールできない。私はただ奇妙にセックスと言う行為に夢中になり始めている。
「風紀委員長って、淫乱だねー。こんなに喘ぎ声出しちゃって。ホントに初めて?しょっちゅう風紀委員の男子、垂らしこんでんじゃないの?」
三枝葉留佳の声なんてどうでも良かった。ただ、このおかしな気分をどうにかして欲しかった。
私は直枝理樹と乱れていた。騎乗位の形になり、腰が自然に上下に動く。彼は私の乳房を両手で丹念に揉み、時には乳首をつねったりする。
後ろの両手首が邪魔に感じてもどかしかった。自由に動かして、もっときつく抱き合いたかった。
「……あんっ…あんっ…あぁんっ…あふんっ…!」
「二木さんの中、気持ちいいよ!」
その言葉に、さらにおかしな気分が増大していく。私の中が気持ちいいと言ってくれてることに、おかしな気分がどんどん強くなっていく。
「…あっ!…あん…!あふっ…あんっ!」
「あっ―――!出る!出すよっ!二木さん―――」
私たち二人は絶頂に達しようとしていた。
「イクっ!―――出すよ!」
「あっ!中は駄目っ!」
私は一瞬だけ正気に戻る。今日は危険日。
「――――出る!!」
「お願い外に出してっ!」
私は力いっぱい声を張り上げた。
498 :
11:2007/09/05(水) 11:21:10 ID:ZZUspwH60
「ああーーーーー!!ダメだっ!我慢できない!」
「中にたっぷりと出してあげて!」
三枝葉留佳の甲高い声が響く。
「駄目っ!あああーーーっ!中は駄目ぇぇーー!!」
私のお腹の中に、さらに熱いものが入り込んでくる。私は絶頂に達したあと、頭の一部がフェードアウトしそうになる。
そのあと、くたっと床にうつ伏せに倒れこんだ。ただ、自分のあそことお腹が熱った。その余韻は数十分続いた。
私は、そのあと少し、ボーっとして意識を失ったしまったようだ。ふと耳を澄ますと二人の声が聞こえる。
「…ねえ?この画像と動画どうしよう?」
「葉留佳さんの好きにすればいいよ」
「そうだね。じゃあ、こいつのためにも有意義な使い方してあげなきゃね」
「何に使う気?」
「それは秘密。明日のお楽しみですヨ」
「あ、そうだ。もう、二木さんの手首の紐解いて上げていいでしょ?」
「いいよ、別に。それにしても処女でイクなんて才能あるね」
「葉留佳さんは初めてのとき、凄く痛がってたもんね」
「あれは理樹君が下手だったからだよ」
私の両手首から縛っていたものが外される感覚があった。
そして、放送室からその声が消えていき
―――バタン。ドアの閉まる音が響いた。
私も寮に帰らなきゃ…
とりあえず、一難は去った。
もう三枝葉留佳と直枝理樹とも関わることはないだろう。
私はだるい体を無理に起こし、うつろな頭のままで衣服を着始めた。
499 :
12:2007/09/05(水) 11:23:10 ID:ZZUspwH60
寮に戻ると自室は、空いていた。クドリャフカが気を使ってくれたのだろう。
クドリャフカを起こさないように気を遣い、静かにドアを開けて入った。
中に入るとクドリャフカは起きていた。
「わふー、心配しました。どこへ行ったかと思って心配しましたです!」
クドリャフカはずっと待ってくれたようだ。ルームメイトなんだから、そんなに気を遣わなくていいのに…
「心配かけてごめんなさい。なんでもないわ」
「そうですか。それはよかったです。……ん?」
クドリャフカが私の匂いを嗅ぐ仕草をする。
「二木さん。制服のボタン掛け違えてますよ」
「あら?…そ、そうね」
「それに何かいつもと違う匂いがします」
クドリャフカの言葉に私は今日の出来事を思い出しドキッとする。
……もしかして精液と愛液の匂い?
「な、なんでもないわよ。それより、もうこんな時間だから寝るわよ」
私はその場を煙に撒いて就寝の支度に入った。
500 :
13:2007/09/05(水) 11:24:01 ID:ZZUspwH60
次の日。私は教室に入って愕然とした。
黒板には大きく、
『堅物、風紀委員長、夜の乱れた私生活』
と書かれていた。
そこには昨日の私の淫らな写真が、貼られていた。
『風紀委員長、自ら、ヌードになって風紀を乱す』
その下の写真は私の胸を強調したヌード写真。
『風紀委員長、毎夜のお仕事。生徒の性の悩みを解決して風紀に貢献』
写真を見ると私が一生懸命にフェラチオしている姿が。
『風紀委員長、夜の淫乱なひととき』
私が騎乗位で必死に腰を振っている写真。顔から火が出そうになる。
急いで他の教室を見ると隣の教室にも、その隣の教室にも貼ってある。
この分だと全クラスに貼ってることは間違いなかった。
私は、あははははと笑うしかなかった。
生徒達の冷たい視線が、私を突き刺し続けていた。
これから起こる学園生活のことを考えると、いっそのこと壊れてしまいたかった。
〜END〜
501 :
佳奈多エロ・ダーク 全13話 あとがき:2007/09/05(水) 11:36:55 ID:ZZUspwH60
勢いで書いてしまった。今になって、結構、反省してる('A`)
葉留佳バッドEND後がストーリーの核になってます。
実はもう一つ別にリトルバスターズ!のシリアスなSS書いているんですが、
なかなか筆が進まないので、こちらのスレに投下しようとした所存であります。
ダークはるちんと、ダーク佳奈多。いかがだったでしょうか?
ダークとしてるだけに、内容もダークです。黒いです。暗いです。
佳奈多は実際は葉留佳(妹)想いの良い子ですが、
もしバッドENDでシナリオが終わっていたらどうだったんだろう?
というテーマで書き始めました。
よければ、みなさん、感想聞かせてくださいね。
エロは初めてなのでどのくらい描写できたのかが、いまいちわかりません。
ちょっとでもエロいと感じてくれれば、嬉しいです。
なんというダークはるちん…大いにアリだ。
仕事中にも関わらず風紀委員長の乱れる姿におぎおぎしてしまった。
匂い(臭いw)を嗅ぐクドもいい仕事だったぜ。 じーじぇい!
完全にアリだと思うGJ!
BADではるちんが壊れるけどその後理樹君も壊れそう
あの貼られたビラだけが気がかりだなぁ
バイトの休憩中に不覚にも勃起した。どうしてくれる
>>504 IDXXだから切っちゃえばいいと思うよ
理樹の性別反転ネタは良く見るけど、更に性格、趣その他+α加えるのもアリじゃないかということでネタ振り
お題:もし理樹が例の泉に落ちたら〜あなたが落とした理樹君はDotti?
あぁ…みんななんというGJ(´∀`)
職人の立場からはすっげぇプレッシャーだが…(笑)
リトルバスターズキャンパスライフストーリーですがどうも設定が決まりません。
はるちんとささささ以外は決まったのだけど…
一応二人とも進学の予定、参考までに佳奈多は国立大学の法学部という設定。
>>507 はるちんは筋肉さんが進学するところでいいんじゃないか?
だってバカとアホの子の設定だし。
ささささはソフトの推薦で強豪校に。
ただ、どこが強いか全く知らないが…
>>507 はるちんは頑張っても駄目なアホの子だけど
筋肉さんは勉強すればできるけどやらない馬鹿の子だな。
510 :
507:2007/09/05(水) 14:59:38 ID:eaDwKwZv0
筋肉さんが進学…うぉ…すまんが俺は拒絶反応orz
はるちんそんなにアホな子か?
正直佳奈多と比べると駄目さが引き立つけど、そこまで成績悪いような描写はなかった気がするが?
はるちんも別の大学の法学部で、将来葉留佳vs佳奈多で逆転裁判なノリとかわりと面白そうかと思ったり。
ささささはやはりスポ推ね…φ(. . )
強豪校はしらべりゃなんとかなる。実名出さなくてもいいしな。
勉強会イベントで美魚にダメ出しされまくってたような>はるちん
ここで書くことじゃないがビラは彼方かもしれんが最初の黒板って絶対恭介だよな
黒板見た時の彼方の反応が明らかに不機嫌だったし
ビラは彼方が空気を読んだのか、いっそ追い出した葉留佳のためだと思ったのか、または恭介と接触したかで彼方かもしれんが
>>509 理樹がツッコんでたな、やればできるんだからトレーニング分勉強すればいいのにって
ただはるちんも微妙。暗算妙に得意だし(予約特典のボツテキストより)
これが正式ならはるちん数学は強いかも
>>500 感想遅れてしまったがgj!
なんというダークさだっ。特にはるちんが・・・はるちんが・・・・。
>>506 答えるわけじゃないが性転で小ネタ「理樹を女にして野球をやってみた」
「しまっていこー」
カキーン
「そんなにエロティックな(ry」
カキーン
「またエロティックかい(ry」
カキーン
「もうエロティックな…」
「うあああああぁん!恭介のバカ!僕はそんなエッチなこと考えてないよぉ!」
カキーン!
「のおおぉ!ば、バットが股間に…」
「自業自得だな」
「セクハラです」
「照れた顔もかわいいな…」
「ド変態」
>>515 その後、理樹子はお姉さんにおいしく(ry
こっちはエロ専用と思ってたらいつの間にか妄想全般になってたんだな。
ときに本スレのテンプレに出てるSS投稿サイトはこっちの非エロ投稿用も兼ねてるのかな?
投下しようと思ってるSSがちょっと長めでエロにするつもりが非エロになってきたんでどうしたもんかな、と。
>>517 エロ書こうとして非エロになるとかよくあること。
18レスとかあったし長編でも問題ないんじゃない?
あと、エロシチュは浮かんだら差し替えテキストいれるとか…
519 :
名無しさんだよもん:2007/09/05(水) 18:33:50 ID:Qs7FeGp/O
↑質問に答えてなかった…
基本このスレの書き手さんはSS投稿サイトには投げてないと思われ
エロは有っても無くても盛り上がるよ、わりと
小毬恭介、真人クド、ほかちょっと本編からずれたIFの場合は
こっちに書いたほうがいいかな。
あっちだと敬遠する人いるかもだからね
521 :
488:2007/09/05(水) 21:26:25 ID:ZZUspwH60
読んでいただいて、みなさんには心からお礼を申し上げます。
私にとって読んでもらえるのが、何より嬉しいことです。
これは他の、SSを書いてるみなさんも同じかと思われます。
…と恐縮な挨拶が済んだところで…
とりあえず、佳奈多視点のダークなので、佳奈多・葉留佳好きには拒否反応がでるか心配だった。
けど、みんな、俺が思ってるより、リトルバスターズに対して、遥かに心が広くプレイしているのがわかって良かった。
>>502 サンキューです。ダークはるちんは俺も好きだよ。本作でも「黙れ…黙れ…」と佳奈多に凄むシーンはダークはるちんの象徴だと思う。
ちなみに佳奈多は今作品のMVPです。そもそも佳奈多視点なので。勝手に動いてくれました。
クドの匂いの件に注目してくれたのはとても嬉しいよ。
仕事頑張ってくださいね。ちなみに俺は恭介のように就活(転職)中にSS書いてる愚か者です。
>>503 アリでよかった。このSSでも理樹は佳奈多のことをかなり屈折した感情でみてるので、やや壊れているかと思われ。
そうじゃなかったら、葉留佳との共同陵辱に手を貸したりしてないと思うし。
ビラの件はいろいろあるけど、理樹を成長させる葉留佳の夢ということで、
(犯人という言い方は悪いが)葉留佳が原因だと個人的には解釈してる。
>>504 それでよし。
>>505 ダメ
>>507 気軽にやれば良いと思うよ。プロになるわけでもないんだし。
あと、設定広げすぎると手に終えなくなるので、その辺は気を付けた方がいいと思う。
俺の経験上。いや、俺も対した書き手じゃないけどさ。
>>514 Thanks!(><)ダークはるちん!ダークはるちん!
ダークは本当に人を選ぶから、受け入れてもらうには難しいジャンルだと思う。
やっぱり基本的にみんな暗いのは嫌いだしさ。そういうのが好きな人もいるが。
俺はなんでも行ける派。
長々と失礼。あと、作品に関して何か質問とか指摘あったらなんでもおっしゃってくださいな。
今後のSS書くために、為になるので。とりあえず、読んでくれた人、全員にありがとっす。
反転ネタといえばセイカクハンテンダケで性格反転したらどうなるんだろうなぁ
・鬼畜王理樹
・慎ましやかなはるちん
・第一ボタンまで留めた姉御
・すぐに訴訟をおこして一週に一回はパンチラするクド
ちょうど今酒でだが性格が反転する話書いているところだ
期待に添えるがどうかはわからないが待っててくださいね
知的な鈴
目が死んでるコマリマックス
西園美鳥
・理樹 リトルバスターズの快男児
・キョウスケ 虚構世界に降り立った天才
・無頼伝鈴
・筋肉黙示録マサト
・筋肉破戒録マサト
・筋肉堕天録マサト
・最強伝説宮沢
・佳奈多と葉留佳
・筋肉覇王伝クド
真人のやつだけ体を壊していってるよなw
リキ(声:銀河万丈)
>>524 >鬼畜王理樹
とりあえず、美魚がなんだかんだでおもちゃにされる光景が目に浮かんだ
>>528 福本自重しろwwwwwwwwwww
最強伝説宮沢とか上手過ぎwwwww
それは 理樹が17歳の誕生日を迎える日のことだった
朋也「俺は今日まで、お前を勇者として、遊び半分で育ててきた」
キングだーまえ「おお、よくぞ参った勇者理樹よ。ではこの軍資金50Gで魔王討伐に旅立つがよい」
真人「俺はこれから最強を証明するだろう…」
謙吾「あの世で俺に詫び続けろ、恭介ぇぇぇぇぇぇ!」
恭介「俺は、俺が俺で有り続けるために…世界征服をしてみようと思った」
小毬「魔法の杖を一振りしたら、ほら、みんなしあわせ〜」
クド「わふー、てりぶるとらぶるあくでんつ!なのです」
はるちん「ところで理樹くん、この遊び人はるちんの力が必要でしょ?」
姉御「うむ、お姉さんに任せておけ」
美魚「ザラキザラキザラキザラキティルトウェイトザラキザラキザラキ」
???AT「うぐぅ〜」
???M「あぅ〜」
???S「えぅ〜」
???K「がおがお」
???Y「国崎最高ー!」
???D「ところでこのグレネードランチャーを見てくれ、こいつを見てどう思う?」
???F「すごく…重要危険人物だな、持ち主が」
鈴「理樹となら、やれる気がするな」
理樹「その世界で、僕は誓ったんだ。強く生きると…」
リトルバスターズRPG 2121年公開予定
『この世界には、秘密がある』
というのを妄想した
書けました。反転ネタに寛容な人はぜひ眼をお通しください。
『反転美魚ちん』
「ビールなんて本当に大丈夫?」
「直枝さん、私ももう二十歳なのですよ。そのような子供扱いをするなんて失礼です」
今日美魚は二十歳を迎える。
いつでもわいわいみんなで騒いでいるが今日は気を利かせてくれて二人だけの誕生日パーティーだ。
真面目な美魚は僕が二十歳を迎える前からお酒を飲み始めても決してそれには付き合わなかった。
そんな美魚が始めて飲もうとするお酒はビール。
もっと口当たりがいい度数が少ないお酒のほうがよいと思うが、以外と頑固な美魚は僕の忠告に耳を傾けてはくれない。
「まあ、そう言うんだったら……それじゃ美魚の二十歳の誕生日に乾杯」
グビグビと勢い良くビールが流れ込んでいったのもつかの間、グラスを口に付けた姿勢のまま美魚の動きが止まり、そして美魚の体がパターンと倒れてしまった。
しばらく呼びかけていると美魚の目がゆっくり開いた。
まだ上手く焦点があっていないがとりあえず安心できそうだ。
「美魚、大丈夫」
「ええ、どうしたの理樹君」
「理樹君てひょっとして美鳥か?」
「もう美鳥って大事な恋人の前で別の女の子の名前の名前を挙げるなんていけないな」
どうやら意識を失った拍子に美鳥と入れ替わったとかそういうことはないらしい。
それにしてもお酒を飲むと性格が変わる人がいるというけれど、ここまで極端に変わる人は珍しいと思う。
日頃みんなの抑え役に回っているけれど、美魚もみんなと同じように羽目をはずしたい気持ちがあるのだろうか。
そう思うとたまにはこんなのも悪くないかなと思う。
「それにしても熱いわね。うーん、脱いじゃえ」
そう言うと服にスカートさらにはブラジャーまであっという間に脱いでしまった。
同棲し数えきれないくらい体を重ねてきたけれど、お酒で少し紅く染まった体はいつもより艶かしく感じる。
「あれ、もうこれないな。理樹君新しいの持ってきて」
「さすがにもうダメだよ」
水で飲むかのように次々と缶を開けて飲んで行ったが、さすがにもうこれ以上は体に良くないと思う。
「……理樹君のケチ、そんなこと言うんだ」
最初は不満げに僕の方を見ていたが、だんだんその顔がいたずらを思いついたような愉快そうな顔に変わっていく。
まるで美鳥のような、いや、美鳥でもここまではなかったくらい楽しそうな顔に。
「それじゃあこっちを飲むね」
そう言うと美魚は僕のズボンに顔をうずめチャックを開け僕のペニスを取り出した。
そうしてペニスを口に含み舌で責め立てる。
信じられない。
普段は頼んでもめったにフェラなんてしてくれないのに自ら進んでするなんて。
しかも舌の動きもおずおずとした動きではなくかつて感じたことがない激しい動きだ。
その激しさに耐えかねてすぐに僕の射精感が高まった。
ドピュルッドピュルッ
大量に流し込んだために口の外にも白い液体が飛んだ。
美魚はちろりと舌を出すと僕が出したものを一滴も逃さないかのように自らの顔をなめまわした。
「にがいけど。やっぱりこっちの方がおいしいな。それじゃあ今度はこっちで飲むね」
そう言って自分のパンツをずり下ろすと美魚は僕の体にまたがった。
騎乗位なんて今まで一度でもしたことがあるだろうか。
日頃は僕にされるがままの美魚が自ら攻めようとしている。
「お・か・わ・り」
結局朝までに何回美魚に放出しただろうか。
気を失っても美魚の責めで目を覚ますという天国と地獄を一度に味わうような体験を僕は朝までし続けた。
「直枝さん、一体これはどういうことですか」
最初に耳に飛び込んだのは美魚のその言葉だった。
表情はすっかりいつものクールな顔に戻っている。
どうやらお酒はすべて抜け切ったみたいだ。
あれだけ激しく汗を流したのだから当然か。
「なぜわたしは裸で直枝さんもズボンを下ろしているのですか。まさか私がお酒に酔った隙に……恐ろしい。これほどの鬼畜だったとは」
「はは」
「もう二度と直枝さんのいる前ではお酒は飲めませんね」
「できたら僕がいない所でもお酒はやめてほしいけれど」
僕の言葉の意味がわからないようにきょとんとしている。
僕を恐れるように手で体を隠している人がさっきまで一方的に責め立てていたなんて信じられない。
そんな美魚の様子を見ながら、もう何があっても美魚がお酒を飲むことがないよう気をつけようと僕は決意した。
>>532 RPG化しちゃえしちゃえ〜
>>533 いまだに名前で呼んでもらえない理樹君、不憫な子
それといつからそんな不真面目になったんだろう
西園さんなら・・・酒が入ればこうなる気がする
>>533〜
>>536 美魚ちんやらしすぎだww
でも普段クールな子に限ってこういうとき大胆になるという・・・・
腐女子だから妄想力とかすごそうだしなw
gj
通常版のパッケージを見て思いついたSS。
思ったよりもボリュームのあるものになってしまいましたw
というわけで、投下。
僕たちだけの修学旅行も終わり、涼しくなりはじめたころ。
あいかわらず僕たちは、放課後になるとグラウンドに出て、野球をしていた。
ボールを追い、捕まえ、そして投げ返す。
試合相手なんて決まっていない。それでも、みんなで何かをやることが楽しかった。
恭介「みんな、しゅうーごーう!」
みんなも疲れてきたころ、恭介が手を挙げてみんなを呼んだ。
西園さんが待つ、グラウンド外れの樹の下に集まる。
恭介「これから、みんなで写真を撮る」
そう言うと恭介は、胸ポケットからデジタルカメラを取り出した。
葉留佳「おぉーーーっ!!」
小毬「すごいねぇ〜」
美魚「最新版ですか」
真人「そんなのいつ買ってきたんだよ」
恭介「リトルバスターズが想像以上に売れたんでな、ボーナスが出た」
いまさらながら、恭介の言っていることはワケがわからない。
恭介「それで、このカメラで集合写真を撮るわけだが」
恭介「これは通常版のパッケージを飾るものになる」
小毬「はぇ? つうじょおばん?」
謙吾「何を言ってるんだ、恭介」
みんなを見回すと、頭に『?』がついているような顔がしていた。
ただ、そうでない人もふたりいた。
来ヶ谷さんは、いつもの不敵な笑みを浮かべていた。
もうひとりは──クド? 緊張した面持ちで、恭介を凝視していた。
恭介「みんな、いい笑顔でよろしく」
そんなみんなにはお構いなしで、いつもの悪戯っぽい笑顔を浮かべた。
恭介「さて」
といって、周囲をみまわす。
恭介「前回はたまたま笹瀬川が通りかかったから、頼んだわけだが」
恭介「今回はいない」
恭介「だから、セルフタイマーで撮ろうと思う」
「ちょっと待って」
僕は疑問を口にした。
「カメラを置く台が必要だね」
恭介「いや、地面からのローアングルでいい」
恭介「パッケージは縦長だから、下から撮れば高さが引き立つ」
だからさっきから何を言ってるのさ、恭介。
来ヶ谷「恭介氏もなかなかやるな」
来ヶ谷「そうやってぱんつの中を撮ろうとしているんだろう」
恭介「いや、全年齢対象だからそれはない」
口調は冷静だが、額に汗をかいていた。
来ヶ谷「そんなもの、後で編集すればなんとでもなる」
来ヶ谷「で、元の写真は恭介氏が大切に保管して…」
葉留佳「あ、じゃああたしは後ろでいいですヨ」
西園「私も後ろに下がります」
鈴「変態兄貴」
女性陣が軽蔑の視線で恭介を見る。
来ヶ谷「まあ、私は別に構わないが」
この人だけは別次元だった。
来ヶ谷「首と胴体が離れてもいいと言うのなら、な」
と思ったら静かに怒っていた!
恭介「ま、まあわかった。だったら、こういうのはどうだ」
恭介「カメラ位置のセッティングは女性陣に任せる」
恭介「セルフタイマーを押すのも女性陣に任せる」
恭介「それならいいだろう」
来ヶ谷「なるほど、それならもしぱんつが写ったとしても、恭介氏の責任にはならないわけだな」
来ヶ谷「ま、それで手を打とう」
恭介「それじゃあ、誰がカメラのセッティングを」
クド「はいっ! はいはいはーい! なのですっ!」
恭介が言い終わる前に、クドがぴんと手を挙げていた。
みんながざわめく。ここでどうして、クドが?
クド「私にまかせてくださいっ」
クド「これでもおじい様に、写真については鍛えられました」
クド「日本人はみんな、首からカメラを下げて生活していると言っていましたです」
相当昔の、それも観光地にしかいない日本人のイメージだった。
クド「だから私が日本に来た時には、首からカメラを下げてなくて、とまどいました」
クド「と思ったら携帯電話でみなさん写真を撮っていらっしゃいましたっ」
クド「時が過ぎても、日本人=(いこーる)カメラなのだと実感したのですっ」
クド「すごいのですっ」
クド「すもーるばっとしんぷるじゃぱん、なのですー」
両手をぱたぱたさせながら熱弁をふるうクド。
小毬「うん、じゃあクーちゃん、よろしくね〜」
謙吾「頼むぞ、能美」
クド「はいっ」
ま、クドならヘンなものは撮らないか。
>>352 みおっちの呪文にティルトウェイトが入っててワロタw
てかザラキ連呼はクリフト?
>>323 みおっち(*´д`;)ハァハァ
クド「えーと、えーと、じゃあライト線に背中を向けて、みなさん立ってくださいです」
日はまだ高い。逆光になることもなく全員が写真におさまった。
それからてきぱきとクドが立ち位置を指定していった。
クド「背の高い恭介さん、井ノ原さん、宮沢さんはいちばん後ろで」
恭介「おう」
真人「わかった」
謙吾「うむ」
恭介を中心に3人が肩を組む。
クド「その前に来ヶ谷さんとリキ、おねがいします」
「OK」
来ヶ谷「うむ」
僕と来ヶ谷さんがその前に立つ。
横を見ると、来ヶ谷さんの視線が、ほとんど同じ高さにあった。
クド「そのさらに前に、鈴さん、三枝さん、西園さん」
鈴「わかった」
葉留佳「了解デスっ」
美魚「わかりました」
中腰になって3人が僕の前に立つ。
西園さんは、あいかわらず日傘を開いたままだった。
クド「一番前に小毬さん、おねがいします」
クド「私はタイマーをセットしたら、小毬さんの横に入るです」
小毬「おっけーだよ〜」
結局、背の高さで並び順が決まったような物だった。
その後、クドの指示で僕が前に出たり、来ヶ谷さんが前の列に合流したりして、写真の構図は決まった。
恭介「能美」
クド「はいっ」
恭介「ちょっとカメラを、能美から見て左に傾けてもらえないか」
クド「はい?」
恭介「斜めにすれば、それだけ構図に面白みが生まれる」
クド「そうなのですかっ」
恭介「みんなの一枚絵だって、斜めのほうが多いだろ」
クド「そうですね、わかりましたっ」
いやクド、僕には恭介の言ってる言葉の意味がさっぱりわからないよ。
『いよいよなのです…。
みんなの前でリキとぺたぺたできる、千載一遇のチャンスなのです…。
女クドリャフカ、このチャンスきっとものにしてみせるのです!』
『それにしても、来ヶ谷さんには感謝感激亀田製菓のひなあられなのです…
写真を撮ることを教えてくれて、しかもそのときに自分がシャッターを押せば
位置は決め放題、寸前にリキとくっつき放題、と教えてくれましたです…』
『はぁーっ、なんか緊張してきたのです…
何か忘れていることは…忘れていることは…ないですか…』
「野球の試合に勝ったときのは、使えなかったの?」
僕は恭介に聞いた。
恭介「いや、あれはもうゲームの中で使ってるから、使えない」
恭介「やっぱり撮り下ろしのほうがいいだろ」
「まるで僕らがゲームの中の登場人物みたいじゃないか、恭介」
『…ようしっ』
クド「おっけーですっ」
クド「これから写真を撮りますです」
恭介「セルフタイマーは3秒に設定しておいた。シャッターを押せばタイマーがスタートする」
恭介「シャッターを押して液晶画面に数字が出たら、3秒以内に立ち位置に移動すること」
クド「はいっ」
片側に木の枝をはさんで、角度を作ったデジタルカメラのボタンを押し、クドが走ってくる。
クド「わふっ」
思いっきりぶつかった。しかも僕の体に密着してくる。
クドの柔らかい肌が、服やマントの上からでも感じられる。
僕はまばたきだけはしないように、気をつけてその時を待った。
… …… ………
シャッターが下りない。
葉留佳「クド公ぉ、ちゃんとシャッター押したぁ?」
クド「はいっ、まちがいなく押したです」
僕の体から離れながら、クドが後ろを向いて言った。
恭介「数字はちゃんと確認したのか?」
クド「ちゃんと『30』と液晶画面に出てたですよ」
来ヶ谷「えっ?」
謙吾「『30』?」
みんなの目が恭介に集中する。
恭介「…すまん。セルフタイマーが30秒になった」
全員が盛大にコケた。
鈴「そんな待てるかっ!」
鈴のローキックが恭介に炸裂する。
真人「ぐあぁぁぁぁっ!」
真人に誤爆していた。
クド「恭介さんなにしているですかっ!」
珍しくクドもキレる。
「ていうかよくそんなカメラあったね…」
美魚「30秒待つ、って、明治時代のカメラですか…」
そのまま待つことに。
『15秒前!』
デジタルカメラから、格闘技のリングアナのような野太い声が聞こえた。
いったいどこで買ったんだ。このデジタルカメラ。
…ことん。
木の枝が外れ、デジタルカメラの角度がなくなった。
小毬「あ、クーちゃん私が元に戻すよ〜」
「小毬さん、時間少ないから急いで」
小毬「わかった〜」
わかってなさそうな、のんびりとした口調だった。
小毬さんが木の枝をデジタルカメラの下に差し入れ、僕の背中の後ろに立つ。
小毬「あと2秒だよ〜」
フラッシュが光った。
クドが「おわりましたっ」と言いながらカメラに手を伸ばす。
その瞬間、フラッシュがもう一度光った。
クド「わふっ!?」
あわてて目を押さえるクド。
来ヶ谷「クドリャフカ君。最近のデジタルカメラはフラッシュが2回炊かれるのが通例だ」
来ヶ谷「フラッシュが1回だけだと、眼底の赤色がそのまま写ってしまう」
来ヶ谷「だから一度フラッシュだけを炊いて瞳孔を小さくしておけば、次に写真を撮っても目は赤くならない」
来ヶ谷「最近のデジタルカメラにはこういう『赤目防止機能』が大抵、ついている」
来ヶ谷「覚えておくんだ、クドリャフカ君」
クド「そうだったのですか…」
葉留佳「あはははははっ、クド公はやっぱりダメダメワンコだなァ」
クド「ごめんなさいです。赤目は知っていましたが、赤目防止機能は知らなかったのです…」
クド「現像液の作り方や、暗室の作り方だったら知っていたのですが…」
うつむきながら、クドは両手の人差し指を突付き合わせていた。
いや、現像液とか暗室とか、そっちを知っているのはすごいよ、クド。
「しょうがないよ。クドは知らなかったんだから」
「携帯電話にもカメラ機能はついているでしょ?それを使って勉強すればいいよ」
クド「ごめんなさいです、リキ…私の携帯電話にカメラはついていないのです」
ポケットから取り出した携帯電話は、ストレートで薄いタイプの物だった。
小さな手のクドに、使いやすいタイプを選んだのだろうか。
クド「うー、失敗しましたです…もう一度撮り直しましょうか…」
恭介「いや、これでいいじゃないか」
カメラを手に取った恭介が言う。
クド「そうですか?」
恭介「見ろ。この能美の姿を。女子高生ポーズを決めているみたいじゃないか」
美魚「その喩えは、少々古すぎると思います」
葉留佳「いやーそんな昔から女子高生ウォッチですかぁ、かないませんなァ」
来ヶ谷「そうか、恭介氏の性癖はそこから来ているのか」
鈴「やっぱり変態だ」
恭介「いや、みんなそう言うけど見てみろこれ!」
そう言って、恭介がデジタルカメラの液晶画面をみんなに見せた。
そこには、まぎれもなくリトルバスターズのかたちが、あった。
恭介がみんなを包み込むように、みんなを見つめ。
その恭介のまわりに、真人と謙吾がいる。
葉留佳さんは、はちきれんばかりに広げたピースサインを決め、
引っ込み思案な鈴は、横目でこちらを窺っている。
ミスティックな雰囲気を漂わせた来ヶ谷さんが、ウィンクで茶目っ気を出し、
その横で日傘を手に、物憂げな瞳でこちらを見る西園さん。
僕の前にはクドが手を伸ばしていて、
僕の後ろでは小毬さんが僕の肩に手をかけている。
幸せな世界。
それが僕らの、リトルバスターズ。
そこには一辺の陰もなく、すべてがきらきらと輝いていた。
葉留佳「改めて見るといいっすね、これ」
来ヶ谷「うむ。よくやったぞクドリャフカ君」
美魚「素晴らしい出来です」
真人「何かこう、うまく言葉にできねぇけど…スーパーグレートトロピカルランドって感じだよな!」
小毬「しあわせなふんいきでまくりだよ〜」
鈴「…あたしは嫌いじゃない」
謙吾「能美、ありがとう」
「僕もこの写真、好きだな」
クド「あっ、あ…ありがとうございますっ」
クドは声を震わせながら、僕たちに向かって最敬礼をした。
恭介「誰が欠けても、この写真は出来なかった」
後ろから声。
恭介「みんながいるから、この写真が撮れたんだ」
恭介「世界中のどんなカメラマンにも、この写真は撮れやしない」
恭介「なぜなら、俺達はリトルバスターズだからだ!」
恭介「ひゃっほーう!」
飛び上がる恭介。
『とってもよく、撮れました…いや、撮らせてもらいましたです。
私はリキも大好きですけど、それと同じくらい、リトルバスターズのみなさんも大好きです。
ずっとずっと、いっしょにいられるといいです。
私の…
…私たちのリトルバスターズ。
私の、帰る場所。』
>>549 これはいい!!
クドのちょっとやらしい考えとか結局失敗してるとこがかわいいよ・・・・
最後の締め方もgj!
最高だぜひゃっほーーー!
GJ!クドめらかわいい。
こういう全員参加物はやっぱいいなぁ
>>539 投下の途中に入ってちまってすまなかった・・・
これで勘弁してくれよ
つ筋肉
>>549 通常版の絵はすごいと思うけど
それだけでここまで創造できる549が素晴らしい
GJ!
全員メインだと思ったらクドメインでした!?
リトルバスターズ最高ーーーーーーー!
>>549 GJ!
発想がすごいな…各キャラの特徴も出しながら上手く纏まってる。
思わず筋肉分けてあげたくなった…!
謙悟「古式、質問なんだが…」
古式「はひ?なんへひょう?」
謙悟「まず口を俺のから離してくれ…」
古式「ん…ちゅ、ふぅ…で、なんですか?」
謙悟「ああ…この状況だ」
古式「はい?」
謙悟「俺はいったいどうなってる?」
古式「下半身裸で、後ろ手に縛られて、私に嫐られてます」
謙悟「ああそうだ。まあ、これも慣れたから仕方ない」
古式「慣れたんですか?」
謙悟「これで八回目だぞ?」
古式「…えへへ」
謙悟「まあいい。それで本題なんだが…なぜお前はこの世界でこんなことができるんだ?」
古式「私がしたいからですけど」
謙悟「…ここは俺たち8人で作った世界だ。俺たち以外はみんな人形みたいなはずなんだが…」
古式「ああ、簡単です。私は膝だけで1m跳べますし、カエルを殺さず岩を砕けます。関節をはずす痛みを和らげられます」
謙悟「…嘘だ」
古式「8人の想いが作った波紋…あれくらいなら1人で作れます」
謙悟「………」
古式「だって私の家、仙道を修めてますから」
謙悟「…HOLY SHIT」
古式「みなさんがあの2人を強くするという目的で作った世界に、私は宮沢さんを好きにするという目的で介入しました」
謙悟「……hahaha」
古式「これが私のオーバードライブです。というわけで…」
謙悟「?」
古式「いっただきま〜す」
謙悟「ちょ、やめ…アッー!」
最後はトランスアキシャル面切断か
>>549 これはGJ!
クドの途中で何かを企んでるところとか…デジカメの声とか…
何か微笑ましい光景が頭に浮かんできましたヨ
謙吾「…恭介」
恭介「謙吾、か…いったいどうした?」
謙吾「イレギュラーだ…古式は、この世界の影響を受けてない…」
恭介「そうか…大変だな」
謙吾「…驚かないのか恭介?」
恭介「まあ、気付いてたしな…アイツが失明した理由知ってるか?」
謙吾「病気だろ?」
恭介「違う。吸血鬼と戦った時に、高圧で発射された体液で眼をやられたそうだ」
謙吾「う、うりぃ…」
恭介「ま、俺からすればお前のがすげえよ。もう八回だろ?それも休みは一日だけで」
謙吾「知って…」
恭介「精々頑張ってくれ…武運を」
謙吾「恭介ぇぇぇえええ!」
古式「宮沢さ〜ん、お迎えに来ましたよ?」
謙吾「ちょ、スタンガンとかまじやめ…アッー!!」
>>563 なんだかこの古式×謙吾はいいなwwww
(謙吾は「厄介な女に目をつけられまくりグランプリ2007王者」の称号を得た)
>>563 実は失明の現場に居た恭介
勿論吸血鬼はオラオラしました
むしろ恭介が吸血鬼だろ…映画的に考えて
恭介「俺じゃないさ、斉藤が謎の生命体3種を連れて古式とヤりあってたんだ」
お前だーーーーーーーーーーー!!!!!
>>567 実は斉藤のマスクが石仮面でしたとかいうアレだろ?
あーん!恭様が死んだ!
恭さまよいしょ本&恭さまF.Cつくろー!って思ってたのに…
くすん…美形薄命だ…
・゚・(ノД`)・゚・うっうっう…ひどいよお…ふえーん!!
この間「今、時代は棗恭介だ!」のメールを出してまだ2週間じゃないですか!
どーして、どーして!?あれで終わり!?嘘でしょ!?
信じられないよおっあんなBAKUHATUごときで死ぬなんてっ!!
往人と差がありすぎるわっ!!生き還りますよね?ね?ね?
……泣いてやるぅ・゚・(ノД`)・゚・
私はあのおそろしく鈍い彼が(たとえ(21)でもさ!ヘン!)大好きだったんですよっ!!
恭さまあっ!死んじゃ嫌だああああああっ!!
だーまえ先生のカバッ!!え〜ん・゚・(ノД`)・゚・
byみおっち
何を言っている?
ところでこのコピペって元はだれ何だっけ?
ジョジョのストレイツォだった気が
はろー。ここでオレPOP。
りんちゃん編、難産だった……orz
こいつらエロい方向に動かない動かない;
と言うことでリトバスえろ補完、ラスト鈴ちゃん編投下予定。
ラストでもいつもとなーんも変わらないけどナ!
ではリロード見てみまふ。
あ、場面忘れてた
鈴と風呂入った直後の夜ってコトで。
こんなのでレスつかっちまってスマン;
「相変わらずやることないな。理樹、あたしはもう寝る。おやすみ」
「あ、うん。おやすみ」
僕は平静を装っているが、さっきのお風呂事件以来全くもってドキドキが止まらない。
鈴は何とも思っていないのだろうか。
僕の方は脱衣所にあった鈴の下着にさえ自分を抑えきれなくなるほどドキドキしてるって言うのに。
僕の隣では鈴が寝ている。すぐそこに、手の届く位置に。
「ねぇ、鈴……そっち、いっていい?」
「なんだ? 急に怖くなったのか?
わかった、こっち来い」
……いや、怖いワケじゃなくてふしだらな気分ですごめんなさい。
「手、握っててやる。だから安心して寝ろ」
鈴が布団からもぞもぞと手を伸ばし、僕の手を探してきゅっと握りしめる。
うわ――
鈴の手って、こんなに暖かかったっけ。
その手の温もりから、柔らかさから、僕の正気をゆるゆると溶かしていく。一瞬で吹っ飛ばされるようでなく、角砂糖にお湯を注いだように、ゆるゆる、ゆるゆる、僕の中に鈴への気持ちが溶け込んでくる。
「っ! こら、理樹! なんだ、お前、近寄りすぎ!」
知らず、僕は鈴の布団に潜り込み、鈴を抱きしめるくらいにまで近づいている。
「鈴、鈴はドキドキしてない? 僕は、もう、さっきからおかしくて止まらないくらいだよ」
握った手を自分の胸に押し当てる。鼓動が鈴に伝わるように。
「なにぃ……あ、あたしは……な、なんかドキドキしてきたぞ。どうしてくれるっ」
鈴の手の温もりが微かに上がる。僕はそれだけで気持ちが溢れそうになり、鈴を、今度こそ抱きしめる。
「わ、わ、理樹、やめろっ、はーなーせーっ!」
「鈴? 鈴は僕のこと、好き?」
僕は布団の中の、僕とは違う暖かさを感じながらゆっくりと言葉を紡ぐ。
「そ、そんなことないぞっ!」
「そっか。でも、僕は鈴が好きだよ」
なんでだろう――
「なんだと……じゃあ、あたしも理樹が好きだ」
「うん、ありがとう。でも、僕の好きと鈴の好きは違うよね」
どうしてだろう――
「そんなことないっ! 理樹よりあたしの方が理樹を好きだっ!」
どうしてこんな恥ずかしい台詞が、するすると言葉に出て来るんだろう。
「うわぁ、もうなんだかめちゃくちゃだ! いや、くちゃくちゃだっ!」
「くちゃくちゃだね……鈴、好きだよ。愛してる、っていうのかな、こういうの」
「……くちゃくちゃ恥ずかしい奴だな……」
こんな気持ち、今まで感じたこともなかったのに。
どうしてこんなに愛おしいんだろう。
「鈴はどう? 僕とは違う?」
「うぅ……あ、あたしは……よく、わからない……」
「うん。そう言うと思った。でもそれでいいや。鈴が本音を言ってくれたことの方が、今は嬉しい」
ずっと、ずっと、恭介の後ろに隠れていた鈴。
本当はとても暖かくて優しい鈴。
鈴の暖かさの、鈴の優しさの、ほんのひとかけらに触れただけで、僕の中に鈴で満たされる。
今、僕は、この温もりを守りたい。
多分、たったそれだけの、単純なキモチ。
「鈴……キス、したいな」
「り、理樹はあたしとキスしたいっていうのかっ!」
鈴の顔が目に見えて真っ赤になっている。
戸惑う姿が可愛くてしょうがない。
でも、ダメ。火を付けたのは鈴だよ。
「うん。いや、したいって言うか、する。鈴、目を閉じて」
「こら理樹っ! ちょっとまて……っ!」
「待たないよ」
それだけ言って、僕は鈴の唇を奪う。
「わ、にゃ、んっ……! んぅ……」
鈴は緊張して、目と共に唇をぎゅっとすぼめているせいで、考えているよりはちょっと堅い感触が僕の唇に触れる。
そのまましばし、鈴はじっとしたまま身じろぎ一つしない。
僕の方からゆっくりと唇を離す。
「ん……っぷはぁっ!」
鈴はわざとらしく大きく息を吐き出す。
「んぷ。鈴、可愛い。大好きだよ」
「……」
鈴は顔を真っ赤にしてあさっての方を向き、息を呑んだままぼーっとしている。
「それと、もう一回」
「え、ん……んふぅ……っ」
いきなりのリプレイに鈴は一瞬身体を竦めるも、今度は抵抗無く僕の唇を受け入れる。
今度こそ、鈴の柔らかな唇の感触が僕にも伝わる。
僕は鈴から唇を離し、それから鈴の身体に手を伸ばしてゆっくりと僅かなふくらみに触れる。
「こ……こら理樹、どこ触って……」
鈴の抵抗は思ったよりも少ない。むしろどうして良いのかわからないかのように戸惑い続けているだけで、不快は感じていないようにさえ思える。
「……」
僕は無言で鈴の微かな柔らかさを味わう。鈴も女の子なんだな、と改めて感じる。
「や、やめ、理樹……ん、理樹……」
鈴は自分の感情がどういった物なのかわからないのか、くすぐったそうに身を捩る。
僕の手に、鈴の下着越しでもわかるようなくらい堅くなってきている感触を感じる。
「ま……待て、理樹、あたしは……んっ、どうして、いいか……んぅ、わからない、ぞ」
「うん。じゃあ、僕のことだけ考えてれば良いよ」
「できるか、ぼけぇ……」
そう言いながらも鈴の声に甘い吐息が混じっている。
「鈴……鈴が見たい、脱がすよ」
「や、やだ、やめろ変態……っ」
「だーめ。おとなしくしてね」
「んにゃぅ〜……」
鈴は恥ずかしそうに真っ赤になって身体を竦めている物の、僕の言葉に合わせて動いてくれる。
「ほら、バンザイして……そう、ありがとう、良い子だね……」
ほとんど子供をあやすような風にしながら、僕は鈴の服をするすると脱がしていく。
服を脱がせてスポーツブラを取り、ズボンとぱんつを結構たやすく脱がせる。
僕は鈴の裸を目の前にしている。
しなやかな猫を思わせる細い体つきにすらりとした手足、先ほど味わった柔らかな双丘は小さいけれど、鈴の可愛さをむしろ際だたせているようでもある。
……恭介がバトルで鈴を負かすたびに相当屈辱的であろう称号をぽんぽん付けていたけど……どうしてこんなところまで確認していたんだろうか……
鈴の女の子の部分を見てしまい、思わずそんなことを考えてしまう。
「み、見るな……はずかしいだろぉ……」
「そんなこと無いよ、恥じることなんて無い。そうだね、くちゃくちゃ可愛いよ」
「……こいつ馬鹿だ……」
「そうかもね。鈴に対してだったら、僕は馬鹿になっちゃうよ」
鈴は自分で見るなと言いつつも、目をぎゅっとつぶって羞恥に耐えながらも隠すことなく僕に裸体を晒している。
僕も自分の服を脱ぎ、ありのままの僕を鈴の前に晒す。
「鈴、僕を、感じて……」
そう言って僕は鈴にキスをし、鈴に身体を重ねる。
「ん……んんっ、ん……っ」
僕は鈴の唇を吸いながら、鈴の身体に手を這わす。
肩から背中、腰から胸、お腹から太股へ、滑るように撫で回して再度胸へと終着して揉みしだく。
「り、理樹……くすぐったい、にゃふ、んにゃぁ……」
「むずむずして気持ちよくなってこない?」
言って、僕は鈴の胸の頂点をぺろりと舐める。
「んにゃんっ! うぅー……むず……むずぐったい……」
「ん。その、むずぐったい? のを感じてて」
「やじゃぼけぇ……っや、んぁっ、く……ん」
僕は執拗なまでに鈴の可愛らしい胸を攻める。
舐めて、摘んで、捏ねて、揉んで、甘噛みして、転がして、回して、撫でて。
鈴はその都度可愛い声で囀りながら、身体をぴくぴくと撥ねさせる。
僕は鈴の胸を散々弄り回して、それから両の手でお腹を滑らせて、鈴の入り口に手を寄せる。
「……っ! 理樹、ほんとに、するのか……っ!?」
知識としては何とか知っているのか、鈴はさすがに大きく身を竦める。
「うん。……何でかわかんないけど、今この瞬間に、鈴を愛してあげたいし、今しないとダメな気がする。
だから――」
それだけ言って、僕は鈴の入り口を押し広げ、少しだけ湿った鈴の中に指を滑り込ませる。
「ふきゃ……っ!」
鈴が一言だけ啼く。潤滑油こそ少ない物の、鈴の中は熱く火照っていて僕を受け入れる準備が整いつつある。
「り、き、ぃやだっ、めっ! っひにゃぅ……っ!」
僕の指が鈴の襞を掻き分け中を撫で回すと、一層高い声で鈴が啼いて身体をねじ曲げ締め付けてくる。
「力を抜いて、鈴。僕に任せて」
そう言うが、僕だって緊張もあるし何よりそんな経験もスキルもこれっぽっちもない。
ただ、鈴を愛したいっていうことと鈴に僕を感じてもらいたいっていう、きっと簡単すぎる我侭からの発言だ。
僕は鈴の中を優しく掻き回す。中の壁に触れるたび、じわりと鈴が粘液を滲ませる。
鈴は身体を揺らし、入り口をひくひくすぼめながら僕の指をじっと受け入れてくれる。
「だいぶ濡れてきたよ……鈴、気持ちいい?」
「っ……、知るかぼけぇ……っ!」
僕はちょっと意地悪そうにそう聞いて、思った通りの鈴の意地っ張りな反応に悪戯心を刺激される。
だから僕は、鈴の入り口に顔を持っていって中まで舌を入れて舐めだす。
「うゎっ!! 理樹、そんなとこ、舐め……めっ! ひゃう、ぃ……っ!」
なあみんな聞いてくれ…
黒古式さん
>>201とか黒古式さん童話風
>>256とか
黒古式さん波紋疾走
>>556とか書いて気付いたんだ…
おれ古式×謙吾しか頭の中にないわ
他に思いつくのはアッー!だけだしさ…
僕はとろとろ溢れてくる鈴の蜜に唾液を絡め、鈴の脚の付け根をべたべたになるまで濡らしまくる。
「ゃ、ぃゃっ! んぅ……り、きっ! こぉ、らっ! むずぐった、すぎる……んにゃうー……」
「ね、鈴。僕のも……いいかな」
僕は布団からはみ出してる下半身を反転させ、鈴の頭の方へと持っていく。
「ひゃうっ……り、き、凄い、ことに、なってるぞ……」
そりゃあこれだけ魅惑的な状況下ですもの。僕だってもうはち切れんばかりですよ。
「鈴のを舐めてあげてるように……僕のも、ね」
「こ、これ、舐めるっていうのかっ」
「うん。鈴にしてもらったら、きっと僕も気持ちいいと思うんだ」
「うぅ……」
鈴は相当躊躇していると思う。
でも、僕のモノに鈴の吐息を感じ、だんだんその息が近づくのがわかる。
そうして鈴は恐る恐る、僕の先っぽに口を付ける。
「うわ……っ、鈴、良い、もっとお願い」
僕の言葉を聞いてか、鈴の舌先が僕の先っぽをちろちろと舐め、少しずつ円を描くように竿の方に延びていく。
「……っく、鈴、気持ちいい……鈴も、もっと、気持ちよくしてあげる……」
そう言って僕は鈴の中へ再度舌を差し込む。
「ふにゃぅ〜っ! 理樹、あ、あたしはもういい、から……っ」
「一緒に、気持ちよく、なろう……ね?」
そう言って鈴の周りの柔らかい襞をさすり、涎とも粘液とも取れない物をまぶして中の滑りを良くする。
鈴は鈴で反射的に舐めてた僕のモノを口の中に含んでしまい、そのまま裏筋から舐め上げるようにする。
うわ、これきっつい……まさか鈴にそんなテクニックがあるわけないと思うけど、無意識下の恐ろしさって奴だろうか。
僕ら二人、お互いの性器を口と手で弄り舐め回し、より一層熱さを身体に蓄積させる。
「ふ……んっ、んぅ、く、ちゅ、ぷふ、れぷ……んく……っ」
「ちゅ……んぷ、んく、ちゅる……はむ、んふぅ……んじゅ……」
お互い気持ちいいのを我慢して気持ちよくするのを競い合うように、相手の物を愛撫する。
「……んぁっ……くは、鈴……もう、しようよ……鈴の中を、僕で埋め尽くしたい……」
「はぁ……っ、あ……んっ、んにゅう……」
鈴が僕のモノから口を離し、くたりと布団に沈む。
僕は体勢を元に戻し、鈴と面を合わせる。
「理樹……やっぱり恥ずかしいぞ……こ、こんな顔、見るなっ」
「うーん、それじゃ後ろ向いてもらって良い?」
僕は鈴の頬に軽くキスを数回し、鈴にうつぶせになってもらう。
鈴の腰を持ち上げ、お尻を突き出す格好にする。
「じゃあ、いくよ……」
「ま、まてっ! こ、これはこれで恥ずか……っ!」
そう言う鈴の小振り目なお尻に僕は自分自身をあてがい、鈴の入り口を探し当てて、そこへ挿入していく。
「……っ! きゃぅ……いた……理樹、痛いっ! すとっぷ、こら理樹っ! んきゃうぅーっ!」
鈴が軽い悲鳴に近い声で啼く。鈴の身体は少し小さめなせいか、苦痛がそれに比例しているのかもしれない。
僕は鈴に覆い被さるようにぐいと腰を沈め、鈴の奥の方まで押しつけて根本まで完全に埋没させる。
鈴の中はやや抵抗あった物の、僕のモノを何とか納めている。
「鈴、入ったよ。僕、鈴と今、繋がってるんだよ」
「うぅ……理樹のが、あたしの、中に……っは、うん、痛いけど、わかる……っぅ」
「ごめんね、鈴。痛くしちゃって……でも、どうしようもなく、僕、気持ちいい……鈴の中、気持ちよすぎる……」
素直な謝罪と快感を背中越しの鈴の耳元で囁く。
「……っぅ……理樹は、きもち、いいのか……」
鈴は息を整えながらそんなことを言ってくる。
「はぁ……ぅ、く……んーと……なんだっけ、あたしは、アレすればいいのか? ひっひっふー、っていうのか」
「いやいや、それはもうちょっと先だよ」
この時点でラマーズ呼吸法してもねぇ。
「でも、大きく息した方が痛みが少ないかもしれないから、そうして」
「……わかった」
僕は鈴の様子を見ながら、少しずつ腰を動かす。
「ん……っ、はあぁ……、く、は……あっ、ふうぅ……っ」
ずちゅずちゅと鈴の中を、音を立てて動き回る。鈴は唇をかみしめて大きく息をし、僕の動きに合わせる。
「鈴、大丈夫?」
「いたいわぼけー……理樹は、っ、痛く、ないのか?」
「うん……はっきり言っちゃうと気持ちよすぎておかしくなりそう。鈴がもっと欲しい……」
「うぅ〜……じゃあ、我慢するから、もっと気持ちよくなれ」
鈴は苦痛に顔を歪め、額に汗を滲ませ目にはうっすら涙すら浮かべているのに、そんな殊勝なことを言ってくる。
「そんなこと言っちゃうと、知らないよ……僕はもう鈴の中で暴れたくてしょうがないんだから」
「うっさい、理樹の好きにしろっ」
……だそうです。
じゃあ――
「ひ、ひにゃうーっ!?」
僕は後ろから突いている鈴の太股を手にし、大股開きに抱え込んで僕の方へと引き寄せる。
ちょうど幼児におしっこさせるような形で抱え込み、鈴の華奢な身体を上下に揺する。
「や、や……にゃっ、めっ、こん、にゃっ、ひゃう……ひんっ、うぅ……」
ぐじゅぐじゅと音を立てて僕のモノが鈴の奥深くまで入り、軽く持ち上げては自重でまた奥へと突き込む。
「すごいかっこ……鏡でもあったら全部見えちゃうよね、これじゃ」
「や、やだっ、理樹、ド変態っ! ひゃぅっ、ふなぅーっ」
ふとそこで気付いたのだが、月明かりの中に光る小さな光源。
「――あ――っ! や、やぁっ、こら、おまえら、見るなぁ……っ!」
僕の拾ってきたガッツを始め、イルファン、メンデルスゾーン、アクタガワ、シューマッハ……
起こしてしまったのか、みんなじっと僕らを見ている。
彼らからすれば別段おかしな行為でもない。単に発情したと言うだけの自然な行動なのだろう。
でも僕らは違う。誰かが見ている前で肌を重ねることは一般的にはほとんどない。
それがたとえ猫だったとしても、むしろ鈴としては猫の方が気安いが故に、これは羞恥に拍車が掛かっているのかもしれない。
しかし鈴の羞恥は興奮をも喚起しているようで、猫に囲まれていることを意識してから鈴の中はぐりゅぐりゅと蠕動している。
僕は構わず鈴の腰を持ち上げて縦に揺する。それこそ本能的に鈴の中を行き来し続ける。
「鈴、気持ちいい……鈴は、気持ちよくない?」
「んっ……はあぁ……は、ふにゅ……入ってくると、っ、びりびり痛い……はぁ……抜くとき、むずぐったい……はぁ……っ」
「そっか、じゃあむずぐったくしてあげる」
僕はリズムを変えて、ぎゅっと差し込み、ゆっくりと腰を引いて抜き出すのを繰り返す。
「ひゃ、にゃふぅ……っ、理樹……むずぐったい、むずぐ、ったぃ……ひゃぅ……ーっ!」
鈴の声がどんどん甘さを増してくる。
それにつられて早くも僕自身、もうリズムを考えることなく鈴の中に自分自身を擦り付けるのに執着し出す。
「はぁ、はぁ、鈴、気持ちいいよ、鈴、僕、気持ちいい……っ!」
「理樹、理樹ぃ……んぅ、にゅ、はぁっ、理樹……り、き……」
がくがくと腰を振り、鈴も若干引きながらも自分で動き、僕を求める。
背中から首筋、耳の裏まで甘噛みしながら僕は意識がホワイトアウトしかけるのを感じる。
「ダメ、もう、僕、限界、イっちゃう……鈴、大好き、大好き鈴っ!」
「り、き、理樹……あたしも、理樹が――す、す……き……っ……理樹、好きぃ……っ!」
僕は抜くことすら考えもせず、鈴の中に思いっきり精を放つ。
びく、びく、びくと何度も僕のモノが撥ね、その度に熱い精液が鈴の中に飛び散る。
鈴は鈴でそれを受けて、声にならない声を上げて仰け反りながら僕の精を搾り取るかのように何度も中をすぼめる。
僕は鈴の中に最後の一滴まで注ぎ込み、身体を直して鈴のやや惚けている顔に滲む汗を全て舐め落とすようにキスをし、長い髪を撫でながら隣に転がる。
「馬鹿理樹……くちゃくちゃ痛かったぞ……」
「うん。僕は気持ちよかった。嬉しかった。鈴は痛かっただけ?」
「……い、い、痛かったわぼけーっ! それ以外あるかーっ!」
鈴はゆで上がったように真っ赤になって、布団の中で器用に僕をぼすぼすと殴る。
「ふかーっ! ふーっ、ふー……それで、あたしは理樹の赤ちゃんを産むのか?」
鈴はだんだん落ち着かせてそう言いながら、不思議そうにすべすべしたお腹を撫でる。
「わかんない。鈴の身体のサイクルも知らないし。でも、できたら欲しいな、鈴と僕の子」
こんな状況じゃなければ、ね――と心の中で付け足す。
鈴の中に出したのは後悔はしてないけど、状況がどうしても悪い。
ただ、今はそれを考えず、とりあえず鈴のおじいちゃんが帰ってくるのを頼りにするしかない
それから色々相談してみようと思う。僕らのことも、もし、子供が宿ったとしたら、そのことも。
今は鈴の手を放さずしっかり握って、光が射すのをじっと待ってから動き出せば、きっとそれで良い。
僕らはそうして、進展のない今日も眠って過ごし、新しい日常を待ち続けて行くしかないんだ――
ふぃん。
というかこの後本編であんな風に続くわけで……orz
さーて、2スレにわたってお目汚しし続けましたヒロインズエロシチュエーション補完、いかがだったでしょーか。
とりあえずオレは主人公×ヒロインつー王道が好きなんで、このスレにはややふいんき合ってなかったかもしれないけどナ;
なるべく原作忠実に、原作中に含めるようにと考えてたけど、上手くいったかなぁ。あんまり自信はナス。
でもま、こんな駄文でも付き合ってくれる人がいて、オレは嬉しくて泣いちゃうぜー!
読んでくれた人にはほんとに頭上がりませんです。感謝感激ありがとうなのぜー!
愛してるぜ、おまいらっ!
最後に。
リトルバスターズ最高ーッ!
妄想最高ーッ!
そして愛溢れるおまいらに幸いあれっ!
>>589 GJっ!
いいものをありがとう!
つか、猫に見られて恥ずかしがる鈴がメロカワユスww
よーし、俺も頑張ってくーにゃの続き書くぞコラー!
GJ!
>>589 乙!
リアルタイムで見ててどきどきしたぜ!
やっぱ理樹×鈴だな
>>589 乙じーじぇい
鈴かわいいよ鈴
理樹黒いよ理樹
やばい…クオリティ高いぜ
今書いてる理樹鈴エロありモノの構成を練り直すか…
>>589 別の創作に打ち込んでてなかなか来れませんでしたが…いきなりリアルタイムで大好物に遭遇>ω<
↑(いっとくけど小毬恭介支援でも本命は鈴理樹なんだからねっ!)
なんというかレベル上がりすぎで脱帽w
初々しさが前作より格段に伝わってきましたwむずぐったいは巧すぎるw
それと何より…愛が感じられて素敵でした(*´ヮ`)
あぁ…ウチもキャンパスストーリー飛ばして小毬×恭介同棲編やりたくなるーっ
>>589 なんという鈴のかわいらしさ。
クオリティ高すぎじゃぼけー!
GJ!
大好き大好きって夏めろの主人公かよ
599 :
名無しさんだよもん:2007/09/07(金) 06:36:16 ID:H0sQ1lpy0
■■■PC豆知識[危険なページを覗く前に]編■■■
-‐- 、 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
, ' ヽ | こんにちは、倉田佐祐理です。
l⌒i彡イノノノ)))〉 / | 今回は危険なページを覗く時の対処方です!
乙!(| | ( | | | l / | 踏みたくても踏めない怪しいURLってありませんか?
| ! !、'' lフ/||__/ < 宣伝?・・ブラクラかも・・・ウイルスだったら・・・・でも、観たい。
|| ! |^ 、ヽ i 〔i). | そんな時、役に立つのがこの format.exe -c です。
<','l |⌒8^) 〈_/ . |
|i/ l !〉 !、_/ | 使用方法は、
/ /|リ l リ .| (1)「スタート」をクリック→「ファイル名を指定して実行」を開く。
_/^>l li^ヽ /|. . | (2)format.exe -cを貼り付け実行。
` つノ / |. | これで準備完了です。簡単でしょ?
/ ! .|
/ l !. .| format.exe -cを実行しますと、実行後のデータは
/ | | ! | ハードディスクに一切記憶されません。
/ / ! ! | | . | (フロッピーディスク等の書き込み禁止状態と同じです)
ァ / ! l | |. . | その為ウイルス・ブラクラ等の悪質データが侵入不能になります。
`‐L_L|_」┘ | (必要なデータも記憶されませんので注意!)
|_i 、⌒)⌒) | 元の状態に戻す時は、再起動させるだけでOKです。
| これで皆さんも安心して、ダウンロードが楽しめますね。
\________________________
>>589 これはGJ!
やはり理樹×鈴はいいな…乙だ
クオリティも高いと思うし、鈴らしさも出てて良かったと思う。
>>589 大いにいい仕事だ、GJ!
良くも悪くも子供らしさを保ったままの鈴が、理樹を受け入れようとする様がよく描けていると思う。
リトバスって最終的には理樹と鈴の物語だと思うので、こういう妄想はうれしいぜ。
ようしっ小ネタだ
「雨のせいで廊下が滑りやすいな、皆気をつけろ」
「はいなのですぅああ!」
「よっと…言ってるそばから転ぶんじゃない能美」
「わふー…恭介さんありがとうなのです」
「なに、気にする「がぶっ」いってえええええぇ!」
「ス、ストレルカやめるのですー!」
「もしかして抱きかかえたのが襲ってると勘違いされたのかな…」
「ぎゃあああぁ!」
「恭介さんすみませんでした…ほらストレルカも」
「ワン」
「…なぁに気にするな」
「僕の後ろに隠れなくても大丈夫だってば」
「能美もう転ぶなよ、俺はもう助けてやれん」
「大丈夫なのです、そう何回も転ぶわけがぁああ!」
「ほいっと、そこで転ぶところがクドっぽいよね」
「ほあぁ!」
「んー危なっかしいし手でも繋ごうか?」
「ええと!その…大変嬉し…じゃなくて!抱えられたままですとー!」
「…いかないのか?」
「ワン?」
「…」
「あれ、どうしたの恭介?」
「納得いかねぇ!」
ストレルカは空気が読める子だと思う
ぼくのかんがえたエロルバスターズ!
・病んだ小毬と閉じた世界でお兄ちゃん言われながらエロエロdays
・姉御と雪を見ながら永遠に繰り返す世界でエロエロdays
・愛の力で鎖に繋がれたクドと次元連結!井戸の底でエロエロdays
・美魚と美鳥にダブル言葉責めされながらのエロエロdays
・あれ、はるちんが二人いるよ!変装佳奈多も加えた双子眩惑プレイでエロエロdays
・あらかじめお金を引き出しておいたのでお爺ちゃんの家に引き篭って鈴とエロエロdays
・立ち絵がないからやりたい放題だZE!千の顔を持つあーちゃん先輩とのエロエロdays
>>603 (21)www
そういうほのぼの系はいいなw
誰か、あーちゃん先輩のエロを書く剛の者はおらんかね?
年上の優しい先輩lこそ蜜溢るる約束の地なんじゃよー
あーちゃん先輩はバスターズメンバーとほとんど関わらない上に資料が少な過ぎる
オーケー、とりあえずわかってることをまとめてみよう。
・猫好きで鈴と知り合い
・寮長は寮生全員が加入する互助団体『寮会』のまとめ役で基本的には前の寮長からの指名
・生徒会室の隣に、男子寮長と女子寮長が使っている部屋がある
・はるちんは門限やら遅刻で目をつけられてる
・家庭科部にクドを誘った
・女装理樹を見たとき女の子だと思った
・佳奈多に洒落であーちゃん先輩と呼ばせたら以来ずっとあーちゃん先輩
・美魚ルートやクドルートでは理樹がヒロインの部屋に行くのを見逃してくれる
以下、俺の印象
・洒落のわかるノリのいい人
・しめるところはきっちりしめる
・大人な対応が出来る
後の秋子さんである
612 :
名無しさんだよもん:2007/09/07(金) 23:02:06 ID:RbftpIIu0
>>603 ストレルカはオン、ワウ、ヴァウが基本だろっ? 何でだよっ! 納得いか(ry
>>603だっていつだって完璧なわけじゃないやぃ!
今突然頭の中に電波が飛んできた。
『マーン少年シニカルけんご』
誰か書いてくれ。
俺は筋肉さんがこむらがえってそれどころじゃないが
>>615 そのインパクトのある第一話のタイトルは?
『その名はけんごマーン!』
マーンの時点ですでにシニカルじゃねえw
>>616 「恭介が死ぬ時、リトバスは沈没する!」
今日も小ネタです
「やっほー理樹くーん、早速だけどコレをよーく見て」
「五円玉?」
「あなたはだんだんねむくな〜るねむくな〜る」
「わるいけど効かないからさ」
「ふむぅー理樹くんって催眠術とか信じない人?」
「まぁ…信じてはいないかな」
「じゃーだめだー、こういうのって信じてたり単純な人じゃないとかからないものなんだよ」
「へー、そういうものなんだね」
「お、理樹に三枝じゃねぇか、なにやってんだ?」
「真人くんナイスタイミンッ!コレ見てみそー」
「五円か?」
「あなたはだんだんねむくな〜るねむくな〜る」
「いくら真人でもそれはないでしょ」
「ガー、ZZZ」
「かかったよん」
「えぇー!」
「んじゃま催眠開始、そうだなー…真人くんには前世に戻っていただきまショウ」
「そんなことできるの?」
「まぁ見てなさいって、えーと…前世に戻れ〜戻れ〜」
「そのままだね…」
「んが?」
「起きた、成功したかなぁ?あなたのお名前は?」
「…我が名はマサトヌス、力を信仰すバサウターズ教の教祖なり…」
「えぇー!」
>>625 何となくリレーっぽくしてみた
「少年よ、汝、力を望むか、それとも望まぬか?」
「いや、別に望みはしないけど・・・」
「そうか、望まぬか・・・ならば!」
マサトヌスはおもむろと理樹に手をかざすと―
「うわっ」
「まぶしっ」
―何故かメイドの格好になった理樹君が出来上がっていましたとさ
「ふはは、男児たる者力を求めねばならぬ。求めぬなどとぬかす以上、汝はもはや漢ではない!」
「何か急展開になってきたネ!」
いやー元に戻ってよかったねぇ」
「本当だよ…でもお祈りがスクワット1000回ってどういう宗教なんだか」
「1000回やったら満足して元に戻ったからね、まぁ結果オーライですよ」
「わふー、リキ、ハルカー」
「またいいカモが、クド公ールックルック」
「はい、五円玉…ですか?」
「あなたはだんだんねむくな〜るねむくな〜る」
「くー」
「はやっ!」
「もしかしてわたしって才能アリアリ?」
「どっち…なんだろうね、二人がかかりやすいだけの気もする」
「クド公はやっぱりこれっしょ、犬にな〜れ犬にな〜れ」
「わふ?」
「クド公ーお手!」
「わふ!」
「いつもと変わってない気がするのは僕だけかな?」
「わふー!」
「うわわっ!クド!?」
「わふわふー、ペロペロ」
「ちょま!ストップストップ!」
「おおーう、まさに犬。とりあえずパシャっとな」
「写真なんか撮ってないで止めて!」
「わふー!ムチュ」
「!?!??!?!?!」
「…マーヴェラース」
「あああぁぁぁ…あのタイミングで戻るなんて、クドにどんな顔して会えばいいんだろ…」
「ちゃんと話して謝れば大丈夫だって、わたしも一緒に行くからね」
「というか当然でしょ、…きっと初めてだったろうなぁ、顔真っ赤にして逃げていったし」
(クド公にとっては逆に嬉しい事だったかもしれないけどねー、今後の展開に期待かな)
「ん、なんか言った?」
「いえなにも、っとリーダー発見ー」
「よう二人とも、っと理樹どうした?顔色が悪いが」
「なんでもない」
「ところで恭介さん、コレ見てくれます?」
「ム、催眠術か。ふっ悪いが俺には効かないぜ」
「あなたはだんだんねむくな〜るねむくな〜る」
「全然効かんな、どれ貸してみろ」
「あわわ、はるちんイリュージョンファイブマテリアルがー」
「ほれ、まずはこれから目が離せなくなるぞ…」
「ふふん、そんなのー…あれあれ?離せなくなってる!」
「かかったな…三枝、お前をサルにしてやる!」
「うわー!カンベンですよ!そして何でサル!」
「漢のインスピレーションだ」
「なんじゃそりゃー!理樹くんヘループ!」
「前回のがあるから僕はノータッチで」
「さぁサルになれー!」
「きゃー!」
「うきき?」
「ありゃ?なんともない」
「うきー!」
「なんで恭介がかかってんのさ!」
「うっききー!」
「あ、女子寮にはしってった」
「なんかもう止める気にならないんだけど…」
>>627,
>>630 気にしないでくれ、むしろそこからの展開も面白そうだったGJ
長文とか地の文になるとヘタクソさが増すから小ネタしか書けない自分
ここは俺が華麗に
>>627と
>>628をつなげる話を補完するぜ!
多分628の戻る、は真人が元に戻ることなんだろうけど、そこを無理矢理理樹がメイドから元に戻ることにしてしまえば……!
「ちょ、ちょっと! 早く戻してよ真人ー!」
「誰だそれは?」
慌てふためく僕を尻目に、とぼける真人。やばい、冗談じゃない。
「理樹君理樹君。今の真人君はマサトヌスですヨ」
三枝さんがぼそりと耳打ちしてくれた。
「ま、マサトヌス様! どうか僕を元に戻してください」
「ならばバサウターズ教の筋肉神に祈りをささげよ。さすれば呪いは解け、汝を真の漢へと昇華するであろう!」
大仰な動作でそんなことを言い出す真人。もといマサトヌス。
どうやら本当に祈りとやらをささげない限り元には戻れないらしい。
真人の性格とバサウターズの筋肉神とやらから祈りの内容は大まかに推測できるけど……。
こりゃ明日は筋肉痛は覚悟しないといけないなぁ。
>>617 一見スタンダードだが、これは実は名乗ってる最中に一本入れられただけだな。見せ場で決まらないところが謙吾らしくてありだな。
>>618 一言も剣道という単語が入っていないのを逆手に取ってるな。じゃあ一体「マーン!ってなんなんだよ」と関心を煽ってありだ。
>>619 って、終わっちまったのかよ。だが俺にはでっかく「第一部完」の文字が浮かんで見える。第二部に期待をこめてありだ。
>>622 おいおい、第二部の主役は俺かよ。マーン!って一体何なんだ?って状態なのにこいつは荷が重いぜ。
むしろいなくなった謙吾の行方が気になるな。ありかなしかで言えば当然ありだ。
>>623 どこに行ったのかと思えば謙吾はマゲを探していなくなってたのよか。
恐らく
>>617でマーン!を食らったときに落としたんだろうな。思わぬ伏線でありだ。
>>624 まるでマーン!が何かの種目名のようで。読んでるほうもそろそろこいつらは何の国際大会に出ようとしてるんだと気になり始める頃だな。
出場するといきなり国際大会っぽい唐突さがいかにも競技人口の少なさを物語ってるようでありだ。
>>628 メイド姿でスクワット1000回こなした理樹もけっこうな猛者だなw
美魚(…スカート姿で真面目にスクワットなんてやるから、時々スカートがふわりとまくれ上がったりしゃがんだりしたときに下着が見えてしまっていますが…気がついてないようですね。
まぁ、いい目の保養になりますから黙っておきましょう)
甘いな
メイド服の下ははいてないもんなんだぜ?
ええー!?
冥土服の下はふんどしだろ。常考
いやいやいや、そこはパニエとドロワーズのコンボだろ、普通。
>>615 即興で作ってみた、お題が無茶すぎる…
自分の腕ではマーンだけしか表現しきれず、シニカル分はどこかに落としてきた…
==================================================================
第一話『その名はけんごマーン!』
==================================================================
「…どうしよう、古典の教科書忘れてきてしまったみたいだ……」
昨日よく鞄の中身を確認しないまま寝てしまったのが失敗だったようだ。
小毬さんに相談するとまたこの前みたくなっちゃうからな……
借りに行こうにも時間もないし、こういうときに限ってはるかさんも来てくれないし…
「ああぁ!どうしたらいいんだ」
「マーーーーンッ!」
「…どうしたのさ、謙吾? 剣道の面なんて被って…もう少しで授業だよ?」
「フッ、私は謙吾などという男ではない……」
「俺の名は――――マーン少年、シニカルけんごだっ!」
「…どこからどう見ても謙吾だよね」
「違うっ!マーン少年、シニカルけんごだっ!」
「うん、わかったから面を脱いで席に着こうよ、授業始まっちゃうよ?」
「いやっ、良くないっ! 」
「…もうその格好のままでいいから席に着こうよ…謙吾」
「少年!先ほど困っていなかったか!?」
謙吾…その格好でアップになられると本当に怖いんだけど……
「あ、うん、教科書忘れて困ってたんだけどさ…でも今の謙吾の格好見てたらさ―――
なんて小さい事で悩んでるんだって思えてきて、正直に言って怒られる事にするよ」
「そんなことでは駄目だ、少年が怒られて留年してしまうではないか! 」
「普段謙吾が僕のことをどういう風に見てくれてるか教えてくれてありがとう…」
641 :
第二話:2007/09/08(土) 20:47:46 ID:THaFvzJu0
「…そっ、そうだ、私の教科書を貸してあげよう」
「気持ちはうれしいけど、謙吾の借りたら自分の分が無くなっちゃうよね?」
「問題ない! あのようなものが無くても運命を切り開けるという事を見るがいい!」
そういって謙吾の机に向かい教科書を探し始めた。
それにしても宮沢謙吾ではなくシニカルけんごと自分で名乗っているのに勝手に宮沢謙吾の
鞄を漁っているのはいいのだろうか?
「それでは……アレ?無い……どこにも無いぞ!? 私の教科書も無い!」
「うぅ、すまない少年、私も忘れてきてしまったようだ……」
「……もういいよ、僕も運命を切り開いて見せるからさ……」
――――――授業中―――――――――
すでに30分が経過した。
流石に授業ともなると謙吾は面を外して受けている。
その姿は堂々たるもので、誰が見ても教科書を忘れている男のものとは思えなかった。
(全然誉められた事じゃないけど……)
僕はというと手元に教科書が無くノートを書き写すだけという行為がこれほど緊張を強いるものだという
全く役に立たない経験を積みながらこの30分間を薄氷を歩き続ける思いで耐えていた。
このまま、何事も無く過ぎ去ってくれればいいと思っていたのだが―――
「次、宮沢、45ページから読んでみてくれ」
ついについに来てしまった………
どうしよう、自分には当たらなかったけど謙吾に当たってしまった。
謙吾は運命を自分で切り開くといっていたけど、教科書も無いのに当てられて本当にどうするつもりなんだろうか?
642 :
第三話:2007/09/08(土) 20:50:45 ID:THaFvzJu0
「おい、宮沢?」
「………」
「早く読みなさい」
「………マ」
「どうした宮沢、45ページだ」
「マ……!」
「ま?」
ごめん、謙吾……もうだいたいのオチはわかったから……
「どうした教科書でも忘れたのか?」
「マァーーーーーーーーーーーーーーーーンっ!!」
やはりというか当然というか、彼のいう運命を切り開くというのはその場の勢いだけだった……
「マーーーーン!」
「廊下に立ってなさい」
「マン!」
こくりと返事をするシニカルけんご。
「……それと宮沢、後で職員室に来なさい」
「マーン…」
何とか返事はしたものの廊下に向かうシニカルけんごの背中は少しさびしそうだった
「あの、先生」
「どうした直枝?」
「すいません、実は教科書忘れてきてしまったんです」
「そうか…まあいいだろう、隣の人に見せて貰いなさい」
僕はこの時、なぜ昼間に星が見えないのかという話を思い出した……
―――少しだけありがとう、シニカルけんご
休憩時間になり、早速真人の席に向かう。
何とか無事に授業は終ったのだが、授業中一つ気になることを見つけてしまったからだ。
「……ねぇ、ところで真人、どうして古典の教科書が二つもあるのさ…?」
「いや、オレも不思議だったんだよ、どっちの教科書で授業を受けていいのか?とかいつの間に分裂したんだろう?
とか授業中ずっと考えてたんだけどよ…さっぱりわからなくてよ!」
「余計な事を考えずに普通に授業を受けようよ…それと片方は僕のだから」
「そうだったのかっ!すまなかったな理樹よ、えーと、どっちかな…この新品同然っぽいのはオレのだし…そうなるとこっちか。」
「…もう、次はこんなことしないでよ」
「あれっ?この教科書『宮沢謙吾』って書いてあるぞ」
「えぇっ!?」
「貴様かーーーーーーっ!? 死煮火流マーーーーンッ!」
「いてっ!悪かったって謙吾!」
…アレが謙吾の物だとすると、じゃあ、僕の教科書は一体どこに……?
「やはーーっ!理樹くん!」
「あれ?はるかさん、こんな時間に珍しいね」
「はいっ!理樹くんに理樹くんの古典の教科書を進呈!贈呈!掌底! いやー助かりましたですヨ」
「ええっ! 僕の教科書はるかさんが持って行っていたの!?」
「いや〜、私も教科書忘れて困っていましてネ……」
「理樹くんたち移動教室で誰もいなくてどうしようかと思ってた時に、天から歌が流れてきたんですヨ」
「…………………」
「こ〜こから一冊だけ借りていけばいいよ〜♪ それがきみの為だ〜か〜ら〜♪……ってね!」
「そんな歌があるかーーーっ、貴様も同罪だっ! マーーーーーーーンッ!」
「かっ、かたじけのうござる〜〜」
二人が竹刀で突付かれたり篭手を押し付けられている光景を見て僕の心は少しだけスッキリした。
ありがとう、謙吾――――いや、『運命を切り開く男マーン少年シニカルけんご』
出来ればもう会わない事を願って――――――――
>>640〜
>>643 食ってたうどん吹いたwwwwww
つか教師に呼び出された時の「マーン…」が良すぎw
>>643 理樹「謙吾の壊れっぷりがすごいことになってきたね」
恭介「ああ、昔の厳格な謙吾はどこにいっちまったんだ」
理樹「今の謙吾は正直真人よりおもしろいよ」
真人「この俺が謙吾に負けただと・・・ジェラシィィイイーー!」
>>640-643 言いだしっぺの俺だが予想以上の出来に感動した。
謙吾のあほっぷりもいいが、はるちんの替え歌にも吹いた。
GJ。いや、GM。
マーン!!
あと謙吾の変身の呪文は
シニカルラディカルテクニカルで一つ。
こいつはすげぇぜ……
また一人、あのわふー少女みらくる☆くーにゃに匹敵する奥深い新キャラが誕生しやがったぜ
筋肉戦神∞マサトヌス
649 :
名無しさんだよもん:2007/09/09(日) 00:38:17 ID:u+8kfk4t0
>>646 あんた、すげぇヨwwww
オレは「けんごマーン」という単語を見て
戦隊ものが思い浮かんだんで投下しとく
駄文でスマソ
ミッション戦隊
リトルバスターズ!
650 :
名無しさんだよもん:2007/09/09(日) 01:01:13 ID:u+8kfk4t0
宮沢謙吾 リトルバスターズの戦闘担当。剣道で鍛えた肉体を武器に戦う。
戦闘時には”けんごマーン”に変身する。(本人は変身というが、
周りから見ればロゴ入りジャンパーを着ただけ)
戦闘能力は大きく向上するが、背中のロゴが汚れると
激しくパワーダウンするという弱点を持つ。
棗恭介 リトルバスターズ司令。今日も平和の為に数々のミッションを
与える。何かと暴走しがちだが、仲間の信頼は厚い。
棗鈴 リトルバスターズ諜報担当。猫と会話できる能力を持ち、
その能力を生かし、情報を収集する。また、同メンバーの
直枝理樹とは恋仲である。
井ノ原真人 かつて敵の組織に洗脳され、街で暴れ回っていた時に、
リトルバスターズに倒され、以後、そのメンバーとなる。
本人曰く筋肉担当(実際は戦闘担当)。
直枝理樹 リトルバスターズの操縦担当。現場メンバー唯一のツッコミ役。
また、かなりの女顔で女装しての潜入も得意とする
(本人はかなり嫌がるが)。
651 :
名無しさんだよもん:2007/09/09(日) 01:22:29 ID:u+8kfk4t0
西園美魚 リトルバスターズのオペレーター。暴走しがちな司令に
冷静かつ的確なツッコミを入れられる貴重な人間。
能美
クドリャフカ リトルバスターズのお茶汲み。その腕前はかなりのもの。
容姿とキャラからマスコット的な存在とされている。
三枝葉留佳 けんごマーンの戦闘を偶然目撃して以来、追い続けている
フリーライター。深入りしすぎて捕らわれたこともあるが、
あまり気にせず、今日もスクープを追う。
神北小毬 古河ベーカリーで働く笑顔が素敵な看板娘。店の地下に
リトルバスターズ司令部があることは未だに知らない。
メンバーのことはただの常連客だと思っている。
>>650-651 まっくすの扱いに全俺が泣いた。
理樹不在のときはツッコミは美魚ちんがやるのか?
それともボケ倒し?(鈴には無理と判断)
653 :
名無しさんだよもん:2007/09/09(日) 01:43:47 ID:u+8kfk4t0
古河秋生 リトルバスターズの前身、古河ベイカーズの元・司令。恭介を
スカウトし、司令の座を譲る。娘の渚も嫁に行き、妻の早苗と
パン屋を営みながら、穏やかに暮らしていたが、時々、昔の血が
騒ぐのか、戦闘に参加したり(しかも未だにけんごマーンより
強い)、司令部に現れたりする。
笹瀬川佐々美 敵の組織の女幹部。身体能力が高く、「お〜ほっほ!
無様な姿ね、リトスバスターズ!!」といった高笑いが
非常に(鈴曰く、くちゃくちゃ)腹の立つ存在。
しかし、とあるきっかけでけんごマーンに好意を抱き、
熱烈なアタックをするようになる。
来ヶ谷唯湖 敵側の組織の司令。高い知謀と戦闘能力を持つ。また、可愛い
女の子が大好きで、能美クドリャフカを我が物にできないか、
日々思案している。組織の野望は世界征服だが、個人の
野望は世界中の可愛い女の子独り占め。
654 :
名無しさんだよもん:2007/09/09(日) 01:45:26 ID:u+8kfk4t0
こんな設定だけしか思い浮かばんかった…
スマソ
佳奈多がいないじゃないか
女装して潜入した理樹に姉御が惚れるという展開が真っ先に浮かんだぜ
もしかしたら出るかもしれないFDについて考えてみたんだが
展開はトゥルー後のお話でリトバスでの修学旅行が題材で
鈴は告白してた場合のトゥルーで行くとする
姉御はEND2の方だと秋に告白になるからまぁそこらへんは保留で
他のキャラは普通に理樹と交流って感じで、みんな理樹に好意あるみたいな
ついでに佐々美と佳奈多も攻略できるってことで
佳奈多に関してはトゥルーで葉留佳と仲直りしてるから問題ないだろ
佐々美に関しては色々あって理樹によって落とされると
以上です!FD期待してますよ・・・。
もうリトバスの新メンバー相川君主人公でギャルゲーやろうぜ
佳奈多はやはりBadエンド後に理樹と傷を舐め合ってるのが良いよ
はるちんを忘れようとしても忘れられなくてたまに理樹に泣きついてきたりするんだぜ
んでもちろんそこからエロい展開に…
>>659 それも捨てがたいが、通常の葉留佳ルートから
「どっちも好き」→「それなら3人でよくね?」→「う は w み な ぎ っ て き た ぜ(ry」
という姉妹丼上等ルートもいいんじゃまいかと(ぇ
うはwwwおkkkwwwww
あ、あれ?なんでいきなり新スレがたってるん?
まだ容量も100k以上あるよね?
まぁそのうち埋まるさ
>>657 舞台はリトバスメンバーたちが行く修学旅行先になるとすると・・・
そこで起きる事件やらなんやらで今度は新メンバーも活躍して欲しいな。
10人の絆が更に深まるようなのもいい。
鈴テュルーでいくとするなら前作で薄かった理樹との恋愛面を掘り下げてほしい。
あと恭介と鈴の絆とかも前作で薄かったからな・・・。それも掘り下げて欲しい。
鈴も新メンバーと仲良くなったことだし主にマックスとの友情も掘り下げて描いて欲しい。
あれ、鈴ばっかになったしまった・・。
上記からおれが妄想するFDは理樹だけじゃなくて鈴や恭介の視点も取り上げて主人公にしてほしいな。
行き先は海になるだろうが実はそこは昔リトバスが結成される前に棗兄弟が行ったことのある海だった-。
そこで発生する棗兄弟の過去やトラウマ。海は島がいいな。島で残った2人の思いで。
秘密。んでいろいろ解決していくうちに深まるメンバー、理樹との絆。
そして、もう1度鈴が兄の想いの深さを知ったとき・・・
「お兄ちゃん・・・・」
古式との過去も書いてほしい。
ああ個人的に恭介×小毬好きだからさり気に2人の恋愛模様も入れて欲しいな。
まあこれはありえないがあくまで妄想なので許してくれ。
ここまでおれの妄想読んでくれてありがとう・・・・
>>664 要するに鈴に
「おにいちゃん…こまりちゃんの泣かしたらだめだぞ
こまりちゃん…こんなおにいちゃんだけどよろしくたのむ」
って感じの事を言ってもらえばいいのか?
むしろ、二人だけ生存END後に、ざざみ・佳奈多・杉園さん・あーちゃん先輩・ソフ部三人娘・相川くん
を加えた10人で新リトバス結成、これからは面白おかしく生きるとか
>>666 君ちょっと泥水に顔つけながら杉並さんに謝ってこようか?
FDが出るなら鈴を中心にして本当の一学期を見てみたい
猫に囲まれて終わり。
正直、つまらんと思うぞ・・・?
670 :
666:2007/09/09(日) 20:49:16 ID:auHBwo0c0
ウボァー、相川君の名前はわざわざ確かめてきたというのに…
666という数字には悪魔が棲んでおるのじゃよー
先日、佳奈多さんに嫌われた。
理由は、まぁ、なんというか、葉留佳さんと佳奈多さんが自宅へ戻っている間に、
クドと一緒に部屋にいたところを、予想より早く帰った佳奈多さんに見つかったせいで。
顔を真っ赤にして涙目で散々怒られた。葉留佳さんのとりなしでなんとか
落ち着いてはくれたみたいだけど、あれから僕を見る目は厳しい。
ルームメイトのクドもお説教でまいっているようだ。
クドの部室も、今では普通に使われていて僕ら二人だけのものではなくなっている。
だから、そのできごとから僕達は二人きりになることができないでいる。
「どうした、ため息なんてついて」
恭介が珍しく真人のダンベルをいじっている手を止めて、僕に言ってくる。
真人は筋トレ、謙吾は今日は部に出ているようで、二人っきりだった。
ふっ、とすこし笑うと、そのまま僕へと続けた。
「能美のことか」
「……」
「黙ってたってわかるぞ」
葉留佳さんと佳奈多さんももちろん黙ってくれているけど、恭介は
相変わらずどこからか情報を掴んでくる。
「全く、理樹も大人になったなぁ」
「やめてよ、さすがに恥ずかしいんだから」
「まあ、いいじゃないか。恋人になったんだから、二人っきりになりたいっていうのは
当たり前の気持ちなんじゃないのか」
恭介にも恋人なんていなかったように思うけど、僕がそう思っているのは
確かなことだった。
672 :
2/14:2007/09/09(日) 21:28:31 ID:1wBc+otg0
「で、まぁ、そんなお前らにプレゼントだ」
相変わらず脈絡のない恭介の言葉と一緒に、光るものが投げつけられた。
コントロール良く投げつけられたそれを、右手で受け取る。
小さな鍵だ。
どこかでみたような覚えがある。
「ジジイの家の鍵さ。仕事で家をしばらく空けるらしいからな。
好きに使えってことで、俺が預かっとくことになったんだ」
「ジジイって…… あのお爺さん?」
「ああ」
「あの家か…… 懐かしいね」
恭介と鈴のお爺さんの家には子どもの頃に合宿で行ったことがある。
あの時は、普段見ることのできない恭介を見られたりして、面白かった。
「明後日は連休だろ。残念ながら熱海じゃないが、二人で婚前旅行とやらに
土曜から出かけてみたらどうだ」
「今はそういう関係で熱海に行く人は少なそうだけどね……」
「おっ、婚前じゃなくてそっちにつっこむのかよ」
笑顔の恭介の台詞に、僕は少し顔を赤くして、話を続ける。
「みんなと一緒に行くんじゃなくて?」
「まあ、もちろんそれも楽しいだろうな。
だけど、二人だけって言うのも楽しいんじゃないのか。
そもそも、それが理樹の希望だろ」
からかうように僕の額を突く。
「でも、学生の、しかも男女が二人だけで二泊三日なんて……」
「学校にばれなきゃいいんだろ」
涼しい顔で恭介は言う。もう一つ、普通はもっと問題になる環境が
あるけれど、それに関しては何も言わない。
僕には関係ないし、クドも日本にいるのは本人一人だ。だから何も言わないんだろう。
673 :
3/14:2007/09/09(日) 21:29:42 ID:1wBc+otg0
それよりも問題なのは、
「皆になんて顔すればいいのさ」
「馬鹿だな、お前らが付き合い始めたことだってすぐにばれただろ。
わかるやつは、とっくにわかってるさ」
顔がもっと赤くなる。
はじめてのあんなことやこんなことの翌日、僕達が視線を交わすそばで皆は
何を思っていたんだろう。
「だから気にするな。そうだな、他のヤツがどういうか考えてやろう」
そういうと恭介は、体を半身にし、腕をたたんで手元に近づけて、僕へ言った。
「次は私も混ぜろ……いや、クドリャフカ君、本気に取らなくていい。
そう警戒するな。かわいくて本当に食べてしまいたくなるじゃないか」
「気をつけて行ってきて下さい。とくに直枝さんには」
「うーん、仲がいいのはいいことだけどね。でも、ま、この際だから
楽しんでくるといいですヨ。あやや、えーと、変な意味じゃなくて」
「クーちゃん、いいなぁ。今度は皆で一緒にいこうね」
「理樹、クドの面倒をちゃんと見るんだぞ」
「……」
「……」
二人分、悲しそうな目で僕を見た。
「ま、そんな感じだろ」
髪の毛を持ち上げてツンツン頭にしていたのを戻してから、そう言った。
特徴を掴んでいてうまい。きっとそんな感じになるだろう。
最後に残った一人の意見も聞いてみる。
「恭介は?」
「俺? ……ああ。そうだな。特にないな」
右拳を上げて、僕へと伝える。
「楽しんでこい」
674 :
4/14:2007/09/09(日) 21:31:03 ID:1wBc+otg0
僕は荷物を持って、駅で彼女を待っていた。
空はいい天気で、秋らしくさわやかな日差しが降り注いでいる。
駅で待ち合わせをするのは恭介の意見だった。
たしかに寮近くで一緒に行くところを見られるのは少しばかりまずい気もする。
ホームルームが終わったあと、着替えてから食事も取らずに駅に行って、
クドを待つことにした。切符もすでに買ってある。
僕は待ちすがら、クドに旅行の件を伝えたときを思い出していた。
「クド、明後日からの連休なんだけど」
「はいっ、日曜日は町に行く予定ですよね。ちゃんと覚えてます」
「うん、それだけど、明日の午後と月曜日も空いてるかな」
「はい、今のところ空いていますけど」
「そうなんだ。良かった」
「ひょっとして、他の日も一緒におでかけですかっ」
「う、うん、そうなんだけど」
「わふーっ、嬉しいですっ」
「それで、ただ出かけるだけじゃないんだ。旅行なんだよ」
「りょこう?」
「うん、二泊三日でね」
「それは、皆さんと一緒に旅行ですかっ。楽しそうですっ」
「いや、行くのはクドと僕だけ」
「私とリキだけ?」
「そう」
「……」
「ど、どうかな」
「そ、それはひょっとして、リキと二人だけで二泊三日の旅行ということですかっ」
「いや?」
「いやなんてそんなことはっ。でもでも、まだ若い二人ですし、あやまちがあってはっ」
「むしろあやまちをしに行くような気がするけどね。恭介にもばれてたし」
「ば、ばれてますかっ」
「皆に」
「みなさんにっ!」
675 :
5/14:2007/09/09(日) 21:32:07 ID:1wBc+otg0
そのショックをなだめるのに結構かかったけれど、最終的にOKはしてくれた。
その後は、女の子達は買い物に出かけたみたいだけど、詳しくは話してくれなかった。
「リキっ」
その呼び声に意識を戻し、声の方向を見ると、クドが大きな荷物を抱えてやってきていた。
「お待たせしましたっ」
「いや、そんなに待ってはいないけど……大きな荷物だね」
「はいっ、いろいろと」
荷物の半分ほどを持ち、礼を言うクドに伝える。
「じゃあ、行こうか」
「はい、はぶあないすとりっぷなのですっ」
「いや、クドも一緒に行くんだからね」
電車を乗り継ぎ乗り継ぎ、着いたのはもう夕日も落ちる頃だった。
スーパーで食材を買い、星明りと街灯を頼りにその家を目指す。
紫紺の稲穂は、朝になれば黄金色に輝いていることだろう。
「いいところですねぇ。
私のおじいさんが見たら感動してここに移り住むといいそうですっ」
クドの歩みは軽い。たしかにクドはこういうところが好きそうだと思う。
来てよかった。
676 :
6/14:2007/09/09(日) 21:33:19 ID:1wBc+otg0
「おじゃまします」
「……おじゃまします」
地図と、記憶の一致したその家で、僕は恭介から借りた鍵を使い、玄関を開ける。
電気をつけると、綺麗に片付いた部屋が見えた。
まだお爺さんは発ってから日が浅いのか、あまりほこりなどは見えない。
「三日間、お世話になります」
クドがそう言って頭を下げ、僕達は部屋へと入る。
「まずは、お掃除をさせていただきましょうっ」
「そうだね」
休む間もなく、お世話になる家の掃除に取り掛かった。
「こっ、これが五右衛門風呂ですかっ! 感動ですっ」
「わふーっ、暖炉じゃないところでまきを使うのははじめてです」
「でもテレビがあるのか違和感ありすぎですっ」
クドのテンションはあがりまくりだ。
時々それをセーブしながら、部屋の掃除とご飯の支度を終える。
僕もクドも慣れているから、その共同作業ははかどる。
用意が終わって、食事を並べ始めてクドが叫んだ。
「忘れてましたっ」
「何を?」
「リキと一緒に、お掃除や、ご飯の支度をしたのにっ」
「うん、したね」
「こ、こんな風にしているとまるで」
「うん」
「……新婚夫婦みたいです、って言うのを忘れてましたっ」
「慣れてて失敗とかもなかったからね」
「わふー…… 損しました」
「それは明日に回して、ご飯食べようね」
677 :
7/14:2007/09/09(日) 21:35:09 ID:1wBc+otg0
「夫婦といえば」
ご飯を食べながらテンションの高いクドの勢いは続く。
それにしても、そこまで夫婦とか違和感なく続けられると、僕のほうが照れる。
「宇宙船から、宇宙飛行士の方がメッセージを伝えますよね」
「そうだね。授業をしてみたり、家族と会話したり」
「……もし、私が将来宇宙飛行士になれたら」
遠い夢を見るような瞳で言う。と思ったら、今度は顔を赤くして続ける。
「宇宙からのメッセージとして、リキがTVにでていて、
リキ、やっぱりゆーは最高のわいふさ、などと言えたらいいです」
「……色々とわけのわからない誤解を招きそうだから素直にハズバンドにしてよ」
照れ隠しにそう伝えてから、クドは笑ってくれて、後を続ける。
「そうしたらそばにいる井ノ原さんが、なにおーっ、オレだって理樹の最高の筋肉だっ、
といってきます」
「真人そんなところにいるんだ。すごいね」
「恭介さんは船長でミッション・スタートだっ、火星人を救え! などといいます」
「やっぱりすごいな、恭介は」
「来ヶ谷さんは火星人を組織するリーダーです」
「強敵だね」
「ちなみに火星人はみんな宮沢さんなのです」
「勝ち目はなさそうだ」
「マーンがたくさんでマーンズだから火星だといって鈴さんに蹴られます」
「謙吾……」
「西園さんは火星人の主流派から悪の枢軸と見られています」
「不穏当だからみんなの前ではいわないであげてね」
「小毬さんが和平の使者として出発したその後、
葉留佳さんの掃除のせいで地球は滅んでしまっていました」
「……クド、ちょっとこの冷たい水を飲んで」
しばらくして、クドはやっと落ち着きを取り戻したようだった。
678 :
8/14:2007/09/09(日) 21:36:14 ID:1wBc+otg0
クドが洗い物を済ませ、僕がお風呂を焚いて戻ってくると、やっと落ち着いた。
足を投げ出して、ぼんやりしていると、クドが近くに寄ってくる。
「お疲れ様、クド」
「はい、お疲れ様でしたっ」
さらに距離は近づく。
「その、リキ」
「なに?」
「ふ、ふたりっきりですっ」
「そうだね、ふたりっきりだ」
そう言うとクドは赤い顔で僕の体にくっついてくる。
「リキー、リキー」
僕の胸に鼻をつけてすんすんと匂いを嗅ぐ。
まるで本物の犬のようだ。
「汗をかいたから、先にお風呂にはいったほうがいいよ。クド、お先にどうぞ」
「お風呂ですか」
胸元から僕を覗き込んでにっこりと笑う。
「じゃあ、一緒に入りましょー」
「……大胆だね、クド」
「ふたりっきり、なので」
顔を赤くして僕を見る。その唇にすこしだけ触れた。
679 :
9/14:2007/09/09(日) 21:38:05 ID:1wBc+otg0
ふたを底に沈め、湯をかき混ぜるとそれはちょうどいい温度だった。
タオルを巻いた小さいクドの体を前にかかえながら入る。
亜麻色の髪は濡れてストレートに肩に落ちかかり、微妙に大人びた様相を見せる。
そう、彼女の母親に良く似たように。
「クドは綺麗にまっすぐにしても似合うね」
「そ、そーですか?」
「うん、大人っぽく見えるよ」
わふーと小さく答えるところを、僕はクドのおなかに手を回す。
クドは本当に小さく、父親が娘をお風呂に入れているような、知られたら
怒られそうな、悲しまれそうな感情がわく。
そんな不謹慎な思いをわすれようとして、僕はクドの耳を食む。
耳孔に舌を這わせ、ちろちろと耳朶をはじく。
「く、くすぐったいですよ」
お湯のせいだけじゃなく、顔を赤くしたクドがそう言う。
わずかにいやいやをした体が僕の体を刺激する。
「リキにもお返しです」
くるりと僕の目の前で体を回転させる。
下半身にさらりとクドの暖かいからだが触れて、ぞくりと快感を呼び起こした。
首筋に手を巻き、まるで吸血鬼のように僕の首筋に八重歯が近づく。
その行き先はもうすこし上の耳で、かわいらしく耳朶を甘噛みされる。
吐く息がうなじをくすぐり、刺激をなおも呼び起こす。
僕はお風呂から出るときまでに収まりますように、と祈りながらクドを抱きしめていた。
680 :
10/14:2007/09/09(日) 21:39:41 ID:1wBc+otg0
一つの布団の上に僕らはいる。
ちなみに敷布団のカバーは自前だ。クドの荷物に入っていた。
誰かからの差し入れだそうだけど、なんという即物的なものを渡すんだろう。
湯上りの、タオルをはずしたクドの体はどきどきするくらいに熱く、綺麗で、
僕を魅惑する。乾いていない髪が頭の片側に寄せられ、アンバランスに大人っぽい。
「大好きです、リキ」
動こうとしない僕を尻目に、クドはさきほどと同じように体を近づけてくる。
そして、僕のささやかな乳首に小さな薄い舌を絡ませる。
「ちょ、ちょっとクド」
彼女は何も答えず、珍しくちょっといたずらっけのある笑顔をしながら、
丹念に舐り続ける。ぞくぞくと僕の体が熱くなる。
「だ、駄目だよクド」
今喋れないクドは、やめるつもりがないというようにその非力な腕で僕の腰をより強く握る。
柔い尖りがふたつ、僕のおなかの辺りを刺す。
さすがに僕のものよりは大きいけれど、そういったら流石にクドも怒るだろう。
だから黙っている。
だいいち柔らかさが違う。美しさが違う。それに、感度も違う。
からだに隙間を作ると、人差し指の第二関節を曲げて、クドの先端をくにくにと押しつぶす。
あまり強いのは痛がるから、それくらいの感触が心地いいようだと覚えた。
クドの攻め手がゆるむ。
同じようにしたもういっぽうの手で、股間を縦に往復する。淡い感覚だけを与えるように。
クドの顔がゆがむ。僕のそこから口を離し、
「……ずるいです、リキ」
といってくれるまで、僕の人差し指は動き続けた。
681 :
11/14:2007/09/09(日) 21:41:28 ID:1wBc+otg0
僕らは犬のようにお互いを確かめ合うために全身にキスをする。
首筋や鎖骨、背中やふくらはぎ。
動き回る中で、僕の恋人のその場所は舐めたわけでもないのに濡れそぼっていた。
切なげな顔を僕に見せ、けれど恥ずかしそうに膝をこすりあわせながらその場所を隠す。
最後にクドの胸に口をつけ、力の入っていない膝を割る。
同じ亜麻色が、カールした薄い恥毛が、肌の白と肉の赤を彩っている。
少し見つめたまま、布団のそばにおいてあったゴムを破り、装着した。
「クド、好きだよ」
「はい、リキ」
小さく思いを伝えると、小さなそこへ侵入を開始する。
くにゅくにゅと柔らかく形をかえるそこが、もうこれ以上広がらないと
抗議をあげるまで僕を受け入れ続ける。
「あっ……あはぅっ……ふ、ふー」
強く目を閉じて、声を上げそうになる口を押さえる。
行為自体は何回か繰り返したことだ。クドも少しは楽になってくれているだろうか。
最奥までさしこみ、クドの落ち着きを待つ。
「リキ、大丈夫です」
彼女の許しを待って、僕は抽送を開始する。
角度をつけ、クドの敏感なところを裏側から刺激する。
「あふっ、ふぁ……リキ、リキ」
そこが弱いと知っている僕は内股を撫でながら、先端でこすりあげる。
声が甘くなりはじめる。彼女の声が僕の頭に糖分を与える。
いとおしい気持ちが性器越しに伝わればいい。
僕は、今日は何事もないだろうか。そう思ったときに、それが来た。
682 :
12/14:2007/09/09(日) 21:42:44 ID:1wBc+otg0
僕がはじめて彼女と体を交わしてからこれで何回目か。その毎回。
僕の前であえいでいる彼女に他の人の姿がかぶっていく。
それは暗い目をした小毬さんがある呼び名で僕を呼びながら体を重ねているところだったり、
夕暮れの中で痛みの声をあげる葉留佳さんだったり、
凄艶な笑みを浮かべながら僕の精液を嚥下する西園美魚だったり、
涙を浮かべた僕の知らない僕の好きな人の姿だったりした。
最初は、僕の妄想だろうかとも思った。自慰の時に彼女らを思わなかったことは
否定はできない。けれど、それでもこれほどの現実感は異常だ。
それに、そうであれば鈴はともかく、来ヶ谷さんの出てこない理由がわからない。
他の彼女達に試したことをその人にも試し、その反応の違いをこころのどこかで比較している。
無意識に取るそんな自分の行動がひどく薄汚い。
そんな僕は、その人を、みんなを裏切っているんじゃないだろうか。
その淵にいる僕を、その人が救い上げる。
「私を見てください、リキ」
目の前の人が僕を見ている。数は少ないけれど、体をあわせるそのたびに
その人は僕にそう言う。責めているようには思えない。
そんな解釈をしてよいのならば、僕に許しをくれるかのように。
683 :
13/14:2007/09/09(日) 21:44:07 ID:1wBc+otg0
「髪を触ってください」
その亜麻色の長い髪を触る。
「小さいですけれど、胸に触ってください」
小さく、柔らかい胸に触れる。
「私の顔に触ってください」
いつもやわらかな笑みで、時に硬質な、そう、今のようなクドの顔にふれる。
そうして、僕は今ここにいるのをクドだと知る。
不可思議な現象が消え、今の僕とクドが残る。
「大丈夫です。リキ」
クドはそう言ってくれる。けれど、僕のそれはすでに勃えておらず、小さくなっている。
これで何回目だろう。ぼうっとしている中、クドは僕を自分の口内で優しく慰めてくれる。
小さな口と柔らかな舌は僕を高め、ほどなくクドの口の中で射出にいたる。
気持ちよくて、悲しい行為だ。
このできごとのおかげで僕はクドと恋人になってからリトルバスターズの皆と
ほんの少しの溝ができてしまったような気がしていた。
皆はけして悪くない。僕のせいで、僕がそう思い込んでいるだけにしても。
だから、今の僕は、皆には悪いけれど、二人きりにしてくれた恭介に感謝をしていた。
そして、今更ながら佳奈多さんにも申し訳ないという気持ちが募る。
自分の部屋でルームメイトの女の子が男の下半身に口をつけているところなど
見たくはなかっただろう。
684 :
14/14:2007/09/09(日) 21:45:35 ID:1wBc+otg0
「だいじょーぶです、リキ」
口を綺麗にすると、今度は小毬さんのまねで言う。
僕をクドは責めたことなど一度もない。僕を好きでいてくれる。
いつまでという問いは、僕の心の中で形作るまでに壊す。
クドは大人だ。それを言うなら皆大人で、僕だけがまだ子どものままかもしれない。
誰に言われたのかは覚えていないけれど、僕はまだきっと強くなってなどいないのだ。
僕はクドの胸で眠る。いつかこの人と結ばれる日を思いながら。
朝から日差しが入ってきた頃。ぱたぱたとかける音で僕は目覚める。
それに気がついたのか、その音は僕のそばに近寄ってきた。
「ぐっどもーにんぐです、ごしゅじんさまっ」
三つ指をついたクドが僕の前で笑っていた。
以上。そのうち続き。
>>685 やっぱり重かった・・・BADエンドを並べれられるとかなりくるね
途中7から軽くなったと思ったら12ぐらいで落ちたっ
理樹君は後悔しすぎ、友情ってのはこういう面で重荷になるのか
色々考えさせられるなぁ、それとエロいっ、GJですよ
>>685 ただのエロエロかと思ったけど、正直すごいな…GJ。
個別ルートっていう構造を浮き彫りにして見方を変えるだけで、
こんなにも考えさせられるとは思わんかったよ…
>>685 これは凄いな…GJだ。
エロも良いが、これほど考えさせられたのは久しぶりだ。
最後辺りで重たい…というか黒いものを感じたな。
>685
むむ、素直に上手い。構成も文体も素晴らしい。
最敬礼で賞賛しつつ、かなり真面目に続きを期待する。
オレもまだまだ精進しないといかんな。
最初はかなたが悪者っぽい書き方されてたけど、最後で見事にひっくり返すとは……。
ループの記憶がわずかに残ってるって設定はとてもGJ! 上手く絡めてきてる。子ども云々も。
そー言えば鈴と姉御にはBADないもんなぁ、でも理樹から見たら二人だけがいないのは不思議だろうよ。
理樹×佳奈多or葉留佳のssが少なくて泣ける。・;+゜・(ノД`):・゜+:・。
>>691 理樹×佳奈多じゃない上に無駄に長くそしてgdgdな筋肉×佳奈多でも投下していいですか(´・ω・`)
>692
駄目って言ったらやめるんか?
>>692 寧ろそっち希望!
ってか貴方様は真人×佳奈多を開拓したあの偉大なお方ですか!?
>>693 よく考えたら確認取る必要もないことに思い至った。まあ妄想スレだし、許してくれ
ついでにエロもないのも許してくれ
私は肌を滅多に晒した事が無い。
春、夏、秋、冬。どんな季節だろうと私の服は自分を覆い隠す長袖のものだ。代り映えなんてない。だから他の女の子と比べると色気が無い、なんて言われても仕方がないようなものだ。
だけどそれでもいい。私の肌を、醜い、二木の恨みと怨嗟の募った傷跡を晒すよりかは。
そろそろ梅雨も明けて、本格的な夏が始まろうとしていた。生徒の大半も既に衣替えを終え、私のように長袖を着ている人間は殆ど……いや、私しかいないだろう。
『二木さんは暑くないの?』
そんなことをよく尋ねられるが、私はいつも「寒がりなのよ」とだけ言ってそれきりその話題から離れる。
実際の所、私だって暑い。頻繁に水分を摂っておかないと熱中症で倒れてしまうかもしれない。
けれども私は一枚でも服を脱ぎたくはなかった。
もし誰かに服の下のみみず腫れを見られたら? 膨れ上がった傷跡を見られたら?
そんなことを考え始めてしまうと、ブレザーに手をかけるのが怖くなる。
傷を人に見せたあの時の……ハレモノに触るかのような目線が、そして次の日からの他人行儀な態度が、今でも忘れられない。
私がひとと溶け合う時など来ないのだということを思い知らされた瞬間でもあった。
あの子が、葉留佳が私を憎むのも頷けるような気がする。このやり場のない怒りをどうすればいいのだろう。どうやって居場所を取り戻せばいいのだろう、と。
……けど、葉留佳は答えを見つけた。
居場所を誰かから「奪う」のではなく、自分で「見つける」ということを。
幸せをそこで作るということを。
あの直枝理樹と、理解してくれたひとと一緒に。
……私は、まだ答えも、大切なひとも見つからない。いや、ひょっとしたら諦めているのかもしれない。私の傷を見て引かない人間などいないと思っているのかもしれない。
そもそもそれ以前に、傷を再び見せられるようなひとが現れるだろうか?
「ないわね、そんなこと……だって、私は弱いもの」
怖くて、恐ろしくて、きっと私は逃げてしまうだろう。だから、もうそれでいい。
葉留佳が幸せになってくれるなら。それだけで十分なのだ。
「……ふぅ」
考え事をしていると作業がはかどらない。書類の半分も片付いていなかった。掲示板に張るものもあるというのに。
「参ってるみたいね。疲れてる?」
あーちゃ……いや、寮長が机の向こうからひょっこりと顔を出す。
「別に。今日はなんとなく調子が悪いんです」
「男の子とケンカでもした?」
「まさか」
「そうよね、あなたが頭を悩ませることって言ったら三枝さんのことくらいだもんね」
「……」
葉留佳との仲が良好なのを、寮長も喜んでいた。「悩ませる」の意味は前と今では少し違うものを帯びている。
「調子がはかどらないんなら、ちょっと休憩していいわよ。ジュースでも買ってきたら?」
「……そうします」
ちょうど喉も渇いていたころだ。私は席を立つと冷房の効いているこの部屋を後にして、まだ梅雨の気配が残る外の世界へと出た。
「嫌な天気ね」
作業をしていたときには気付かなかったが、空はどんよりとした雲に覆われていて、すぐにでも雨が降りそうな天気になっていた。今日は、傘を持ってきていない。
雨は嫌いだ。雨の中を歩くと、たとえ傘を差していても服のどこかが濡れてしまう。そうなると着替えなければならない。そのときに傷跡が外気に触れるのがとても嫌だった。傷が……疼く。
どうせ作業も終わっていない。雨が降る前に帰るのは不可能だろう。ならできるだけゆっくりと時間をかけて作業をし、止むころになってから終わらせるのがいいだろう。それだけの余裕はある。
「……ん?」
ふと気が付くと、私の足元にボールらしきものが転がってきていた。形状と大きさからして野球ボールのようだが……どうしてこんなところにあるのだろう。
「くそっ、あのボールどこに行きやがった……」
そして横を見ると、大柄で見覚えのある筋肉質の男ががさごそと中庭の茂みの中を漁っていた。間違いなく、犯人はその男だろう。
「何をしているの」
「うぉっ!? びっくりした……って、なんだ二木かよ」
こちらを振り向いた男――井ノ原真人――はそう言ったかと思うとまた茂みの中を漁り始めた。
「悪りぃが今は取り込み中なんだ。用事なら後にしてくれ」
「あのね……中庭は昼食のとき以外立ち入り禁止なのよ、覚えてないのかしら?」
「緊急事態なんだ、特例ってことにしといてくれよ」
「ダメよ」
「プロテインやるからさぁ」
「いらないわ」
「ならリストウェイト」
「もっといらないわよ、というか買収しようとするその心意気が気に食わないわ」
「なにぃ……まるでオレが頭を使っててめぇを篭絡しようとする策略家みたいに言うじゃねぇかよ。それは断じて違うぜ、オレは筋肉一筋の……」
何やら筋肉についての講義が始まりそうだったので、私はボールを投げ渡してやることにする。
「これを探してたんでしょう? 返すからさっさと出てくれないかしら」
ボールを投げる。井ノ原真人は少々驚いた顔になったが、器用にキャッチしてみせるとそのまま中庭から出てくる。
「なんだ、見つけてくれたんじゃねぇか。さっさと言ってくれりゃ良かったのに」
「注意してから返そうと思ったのよ。風紀を守ることは大事だからね」
「相変わらずだな、おめぇもよ」
「そう簡単に変わるものじゃないわ。ところで、また野球をしてるの?」
「おう、試合が決まったんだよ。今度は隣町の連中とやるみてぇなんだ」
そう話す井ノ原真人の顔は、とても嬉しそうだった。子供のように無邪気な顔だ。
「意気込むのはいいけど、グラウンドを私物化するのはやめなさいよ」
「大丈夫だって。運動部の連中とは話がついてるんだからよ」
恐らく、大将の棗恭介が手を回しているのだろう。まぁ、双方納得しているのであれば問題はない。
「そう、ならいいわ。精々頑張るのね」
「へっ、オレの筋肉がある限り誰にだって負けやしねぇよ」
この人は二言目には筋肉だ。そんなに自信があるのだろうか。確かに筋骨隆々だとは思うけど……と、私はあることに気が付いた。
「そういえば、あなたっていつもその服ね。暑くないの?」
井ノ原真人はいつも上半身は学ランにTシャツ、下はジーンズだ。これ以外のバリエーションを見たことがない。
「ん? いや別に。普段から鍛え抜かれたこの筋肉に暑さなんて関係ないぜ……というか、お前だって暑くねぇのか? 夏なのに長袖だし」
逆に指摘されたので、一瞬ドキリとするが私はいつものように返答する。
「寒がりなのよ、どうだっていいでしょう?」
「へー……クー公だって今は半袖なのに。意外だぜ」
まるで未知の生物でも見つけたかのような目で見られる。これ以上何かを訊かれても困るので話題を逸らすことにする。
「それより、練習に戻らないの? 待ってるんじゃない?」
「おっとそうだった。じゃあな、そっちも頑張れよ」
そう言い残すと井ノ原真人は軽快に走り去っていく。私も早いところジュースを買って戻ることにしよう。
……そういえば、今にも雨が降りそうな天気なのに彼らは練習を続けるんだろうか。
「やりかねないわね、あの人たちなら」
雨の中練習を続ける光景があっさり目に浮かんだので、私は苦笑いしてしまう。なんだかんだで、彼らと話す機会は結構多かったりするのでやりそうなことも大体分かってしまうようになってしまった。
そして、そこで笑い続ける彼らが……少しだけ、羨ましかった。
予想通り、雨はすぐに降ってきた。勢いを見てもにわか雨とは考えにくい。つまり、しばらくは止みそうになかった。
「あーっ、降ってきちゃったか……まだ梅雨が明けきっていないのかしらね」
寮長が窓の外を見ながら愚痴をこぼす。私はアイスコーヒーを飲みながら黙々と作業を続ける。本当は疲れを取るために甘いものでも飲みたかったのだが自販機にはヘンなジュースと柑橘系の飲料、そしてコーヒー系統しか残っていなかった。
どうして自販機の4割を柑橘系の飲み物が占めているのだろう。
口に入れたアイスコーヒーは砂糖が入ってないのでほろ苦い。嫌いなわけではないが、すっきりした気分にはなれない。
「うーん……まぁいいか。寮まではすぐだし」
寮長はそう言うと、荷物を纏めて席を立った。
「お疲れ様です」
「うい。そっちもお仕事、頑張ってね。……そう言えば、剣道部の方はどうしたの? 最近行ってないみたいだけど」
「とっくの昔に幽霊部員ですよ。言ったと思いますけど?」
「あれ、そうだったっけ?」
本当は言ってないが、どうせ人の記憶なんて曖昧なものだ。寮長はしばらく唸っていたが、やがて「そうね、二木さんがそう言うならそうよね」と納得して扉のほうへ歩いていった。
「それじゃあね。あんまり遅くまで残らないよーに。それと」
書類のほうへ目を戻しかけていた私だったが、まだ何か言いたいことがあるようなので目を戻した。
「楽しいこと、何か見つけるように。仕事ばかりじゃ楽しくないでしょ?」
「……はぁ」
私のなんともいえない返事を受け取ると、寮長はひらひらと手を振って出て行った。
「楽しいこと、ね……」
幽霊部員という言葉から勝手に推測して、楽しくないからそうしたのだとでも思ったのだろう。
楽しくないわけじゃなかった。剣道部に入ったのは私自身の意思だし、心身ともに鍛えられる剣道は肌に合っていた。まあ面倒なことと言えば傷跡を誰にも見られないように誰よりも早く剣道場に来て着替えることくらいだったが。
だがそれも風紀委員の仕事が忙しくなることで徐々に難しくなっていってしまった。傷跡を見せずに着替えようとするなら、遅刻するしかなかった。
それは嫌だったので、ならいっそのこと行かないようにしようということに決めた。学園の自治を司る風紀委員が忙しいということを先生も分かっていたので、特に何も言われることもなかった。あるいは、二木の家のことを分かってでのことかもしれないが。
くだらない。傷を見せたくないという理由だけで部活に顔を出さなくなった私という人間は、実にくだらない。
学園の自治を司る、か。私が言えたことじゃない。
自嘲しながら、再び作業に戻る。そう、そんな私だから、楽しいことなんて探せるわけがない。探し出しても、きっと見放される。
だったら、現状維持のほうがいい。そのほうが『よりマシな幸せ』だ。
「そう言えば、宮沢謙吾も剣道部だったわね」
男子と女子の違いゆえ、剣道場でも殆ど話すこともなかったが、練習でも凄く強かったのを覚えている。
今は野球に興じているようだが……それでも、剣道をするのと同じくらいに楽しそうではあった。
「楽しいこと探し……あの人たちならすぐに見つけてしまうんでしょうね。教えてもらおうかしら、なんてね」
思ってもないことを口に出してしまうのは、私の悪い癖だ。しようとも思わないくせに。
だけどあるいは……もし、もし私が彼らの中に入っていけるなら、傷跡だって気にせず過ごしていけるだろうか?
そこまで考えたところで作業が滞っていることに気付き、思考を打ち消して作業を再開する。
雨は、まだ降り続いていた。
結局、全ての作業を終えても雨はまだ止まなかった。することもなくなった私はますます暗くなっていく空を見上げながらぼーっとして過ごしていた。
ちらりと時計を見ると最終下校の時間も間近に迫っており、そろそろ退出しなければ私たちに怒られる時間帯だ。
憂鬱だが仕方がない。寮長も言っていたようにどうせ寮までの距離は短いのだ、走って帰れば髪が濡れる程度で済むかもしれない。
私は席を立つと、冷房、蛍光灯などを消しながら部屋を退出する。もちろん、鍵をかけておくことも忘れずに。
扉の外はもう夕方に近いからかさっき出たときよりは幾分か涼しくなっていてそれほど暑さは感じない。もっとも長袖でなければさらに涼しいのだろうけど。
下校時間間際の校舎というものはどこにも人の気配を感じず、一種不気味な雰囲気さえ漂わせている。よく怪談などで学校が持ち上げられるのもこの不気味さによるものだろう。まあ別に私は怖くないけど。
「ふっ、ふっ……」
……と、そんな雰囲気をぶち壊しにする人間が現れた。また井ノ原真人だ。何が楽しいのか分からないが廊下で腹筋をしている。埃が付くかもしれないということくらい考えられないものだろうか?
「何をしているの」
「うわっ……て、また二木かよ。驚かすんじゃねぇ」
「またとはご挨拶ね。もう下校時刻よ、さっさと寮に帰りなさい」
「お前だってここにいるじゃねぇかよ」
「私は見回りよ。もちろんこれが終わったら帰るつもりだけど」
そう言うと、井ノ原真人はやれやれというように肩をすくめる。
「へいへい、分かりましたよ。反省文書かされんのも嫌だしな。考えただけで頭痛が痛いぜ……」
意味が被っているのだが、あえて言わないことにした。
「そんじゃま、濡れて帰るか。濡れるの嫌いだけどよ」
「……そういえば濡れてないわね。今まで野球の練習してたんじゃないの?」
「いや? 雨が降り出しそうだったんでよ、恭介が早めに切り上げちまった。んで、オレはそんなんじゃ物足りなかったから今まで筋トレに勤しんでたってわけだ……おおっ、今日も筋肉が成長した感じがするぜ……」
筋肉云々はともかく、私の予想とは違っていたので多少驚いた。よく考えてみれば彼らのチームは女の子も多いからその辺も配慮してのことなのかもしれない。
「筋トレなら寮ですればいいじゃない。どうしてわざわざここで?」
「いやな、初めはオレもそのつもりだったんだけどよ、鍵持ってる理樹が来ヶ谷や鈴に連れて行かれちまってな……部屋に入れねぇんだよ」
「鍵を持っているはずでしょう?」
「鍵は持ちあるかねえんだ。なんかオレいつもなくしちまうからさ」
「鍵を持ち歩かないって……どういう神経してるのよ」
そういえば、いつだったか井ノ原真人が何度も寮長に呼び出しを受けていたような記憶があるが、まさか呼び出される度に鍵をなくしていたことを怒られていたのかしら。呆れた……
「そんで時間つぶしにそこらへんをランニングしてたら雨が降り出してよ。雨が止むまでここで筋トレすることにしたんだ。ふっ、筋肉を鍛えようとするあまり雨が降り出しそうになるのを忘れていたぜ……オレの筋肉も罪な奴だな、そうは思わねえか?」
「思いません。どっちかって言うとあなたの脳味噌のほうが罪なんじゃないの?」
「なにぃ……オレの脳味噌は筋肉関係にしか使ってないからもう少し美術や芸術に目を向けて教養を磨きなさいとでも言いたいのかよっ」
惜しい。もう少し知恵をつけるか常識を身につけろという意味で言ったんだけど。間違ってもいないが。
「雨、止まないわね」
井ノ原真人の言葉には返答せず、雨粒が落ちてくる鈍色の空を見上げる。
「二木も雨は嫌いか?」
「二木『も』?」
聞き間違えたのかと思い、今度は返答する。
「違ったか? なんかしきりに空、気にしてたからよ、雨が嫌いなのかと」
「そうじゃなくて……」
私はどうしてこいつとこんな話をしているのだろうと心の隅で思いながらも、言葉を続ける。
「あなたは雨が嫌いなの?」
「んー、まぁどっちかっつったら濡れるのが嫌いだな。服が張り付くのが嫌でよ」
「そう……」
なぜだろう。少し残念だというような感情がそこにあった。私は何を期待していたんだろうか?
「……いい加減帰らなくちゃね。じゃあね、井ノ原真人」
疑問を置いたまま、私は帰路につこうとする。すると、後ろから声がかかってきた。
「おい、傘持ってねぇじゃねえかよ」
「忘れたのよ。どうせ寮まで近いし、走ればそんなに濡れないでしょう?」
井ノ原真人のほうを向かないまま返答する。
「けどよ、結構降ってねえか」
確かに、まだまだ小雨になってきたとは言い難い。しかし悠長に待つわけにもいかない。
「時間がないでしょう? あなたも同じよ、人のことどうこう言ってる暇があるならそっちもさっさと帰りなさい」
そう言って、外へ歩き出そうとしたときだった。
「待てよ」
また引き止める声がかかる。鬱陶しい。何か文句でもあるのかと言うために振り向いたとき、何かが私のほうへ飛んできた。
慌ててそれを掴む。黒くて大きな布のようなもの……学生服だった。
「あなた、何のつもり……」
真意を問うべく井ノ原真人のほうを見たが、私は喉を詰まらせてしまう。
普段見ることの出来なかった井ノ原真人の服の下は、擦り傷や切り傷、果ては火傷と思しきものまでで肌が埋め尽くされていた。
まるで私自身を見ているような……そんな錯覚さえ覚える。
「ん? どした……って、ああ、これか」
井ノ原真人は自身の古傷を指すと、すげえだろ、と笑いながら言った。
「まあオレたちはガキんときからムチャばっかやってたからよ、その時の名誉の負傷ってわけだ。オレの筋肉はこの傷と共に鍛え上げられてきたってワケさ……」
誇らしく語る井ノ原真人。最初はその傷に慄きしか覚えなかったが、やがてそれが笑って語れるものだと分かると、途端に苛立ちを覚え始めた。
「何が名誉の負傷よ……要はケンカでしょ? 自慢げに語れるほどのものじゃないわね」
自分でも思ってもみないほどの敵意のこもった声になっているのが分かった。
「そうやって見せられた人は引くわね。傷なんて、他人にとってはただ醜いだけだもの。腹が立つのよ……そういうの」
「おい、待てよ、何でそんなに怒ってんだ? ワケ分かんねえよ」
「うるさい……聞きたくもないことをベラベラ喋らないで。不愉快なのよ……あなたのその顔が」
どうして私はこんなことを言っているのだろう。いつもみたいに、聞き流せばいいのに。
違う。分かってる。苛立つんじゃない……羨ましいんだ。その傷が、思い出にすらなりえるということに。
私なんかとは違う。私なんかとは……
「……悪かったよ。なんか二木の機嫌を損ねちまったようだからな、オレはおとなしく帰るわ。けどよ、それは雨よけにくらいはしてくれよ? 学ランに罪はねえんだからな……ハァ、見せびらかすつもりはなかったんだけどな……いや、筋肉のことじゃねえからな?」
そう言い残すと、井ノ原真人は雨の中を走り去っていった。
「っ! 待ちなさい、井ノ原……」
止める間もない。既に井ノ原真人の姿は雨の向こうへ消えていた。
「最低ね……最低……」
あいつの残した学生服を握り締めながら、私は呟いた。
翌日。空はよく晴れ渡り、日の光が刺すくらいの勢いで地上を照らし出している。有体に言えば、『いい天気』だった。
私は昼休みの間中、井ノ原真人から貸してもらっている(というか無理矢理渡された)学生服をいつ返すべきなのだろうかと悩んでいた。
結局あの大きな学生服のお陰で私はほとんど濡れることなく寮に戻ることができたし、洗濯もせずに済んだ。もちろん、井ノ原真人の学生服はきちんと洗っておいたが。乾燥機にも入れたので問題は特にない。
けど……昨日あんなことを言ってしまったのだ。いくら私でも気にも咎めないわけがなかった。
どんな顔をして会いに行けばいいのだろう? いつものように? あるいは、申し訳なさそうに?
分からない。だって、こんなのは初めてだから……
「どしたのお姉ちゃん?」
いつの間に戻ってきていたのか、葉留佳が私の席まで来て顔を覗きこんでいた。
「難しい顔してるけど」
顔にも出るほど悩んでいたらしい。本当、私らしくない。
「なんでもないわよ。大したことないから」
そう、本当に大したことはないのだ。他の人にとってみれば。
「ふっふっふ、他人の目は誤魔化せても私の目は誤魔化せませんヨー? なんたって私たちは姉妹なのだー! 秘密はかばんの中にアリっ!」
「あ、何するのよっ!」
有無を言わさず鞄の中を漁りだす葉留佳。いや、学生服はそっちにはないのだが、つい口が出てしまう。本当はロッカーの中にあるのだった。
「……ありゃ、なんもないね」
何を期待していたかは知らないが、特に怪しいものが何もないと分かると残念そうな顔をした。
「当たり前でしょう? まったく、油断も隙もない……」
「むむ……絶対なーんかありげな顔してたのになぁ。ひょっとしたら大統領からの密命を帯びた手紙でも入ってるかと思ったのに」
そんな重要なものを持ち歩くわけがないと思う。
「馬鹿馬鹿しい……ほら、早く席に戻りなさい。とっくに予鈴は鳴ってるわよ」
「はーい。……あのね、佳奈多」
「何?」
「私なんかでよかったら、いつでも相談に乗るからね。どーんと棺桶に乗ったつもりで任せてっ」
洒落にならない言葉だった。私に墓穴を掘らせるつもりなのだろうか。
分かっているのか分かっていないのか、葉留佳はあははと笑いながら自分の席へと戻っていく。
……だけど、力になってくれるという葉留佳の言葉は、素直に嬉しかった。
「……葉留佳。それじゃあ頼みがあるんだけど」
放課後。誰もいなくなった空き教室。オレンジ色に染まった教室の片隅で、私は胸に学生服を抱えたまま井ノ原真人を待っていた。
葉留佳に呼び出してもらったのだが、特に理由を聞いてくることもなかった。普段空気を読んでいない葉留佳だが、肝心なときくらいは空気を読んでくれるのかもしれない。
「……ふぅ」
洗ったばかりの学生服からはミントの香りが微かに漂う。その匂いをかぐことで少しは気持ちを落ち着かせることができた。
何も慌てなくていい。これを渡して、大人気ない口をきいたことを謝罪すればいいだけのことだ。
考えた末に出した結論だった。
「よぅ。待たせたな」
「ふうん、時間は守ってくれるのね。そういうのにはルーズだと思ってたんだけど」
「約束は守る性格だぜ、オレは」
遅れてくることをある程度覚悟していたが、どうやら杞憂に終わったようだった。後は用件を済ませるだけだった。
「あなたのよ。ちゃんと洗っておいたから心配しないで」
今気づいたが、井ノ原真人は洗った学生服と同じ服を着ていた。あえてそこには言及しないようにしておく。
「何だよ。そんくらいのことなら普通に渡してくれりゃ良かったのに。てっきりまた何か怒られるのかと思っちまったぜ」
安心したように笑って私から服を受け取る。
「あれは……ちょっと昨日はイライラしてただけ。大人気ない口をきいたのは謝るわ」
「別にいいって。オレ馬鹿だからさ、よく人の気に障るようなことを言ってケンカになっちまうことがあるんだ。気にすんなよ」
こちらは何を言われても仕方がないというのに、逆にそう言われると立つ瀬がなくなる。彼は、私よりも遥かに大人なのかもしれない。
「ちょっとした、話があるのよ。聞いてもらえるかしら」
そんな井ノ原真人に何を期待したのか、私はつい口にしていた。
彼は黙って頷いた。私はそれを見届けて、続ける。
「どうしてあの時服を貸してくれたの? 濡れるのはあなたも嫌だったんでしょう?」
井ノ原真人は、何だそんなことかと呟いて笑った。
「オレよりもお前のほうがよっぽど嫌そうな顔してたじゃねえか」
その言葉の意味を図りかねる。
「それだけの理由で?」
「十分な理由だろ?」
「……困ってる女の子には優しくしなさい、とでも言われた?」
また皮肉った口調になる。こうした人を突き放すような喋り方になったのはいつごろからだっただろうか?
「『目の前で知り合いが傘を忘れて困っていた。オレは筋肉バカだから多少雨に濡れたって風邪を引きません。だから少しでも雨をしのげるものを貸してあげました』これで満足か?」
乱暴な言葉遣いだが、理由は明快で分かりやすかった。
知り合いだから。
理由としてこれ以上ないものはない。ただ私が理解してなかっただけだった。
知り合いと思っているかいないか。私は後者だと思い込んでいた。井ノ原真人とはほとんど会話したこともないし、風紀委は彼にとっては厄介者だろう。親しくする理由はない。
……そう思っていた。
「私も甘く見られたものね。あれくらいの雨で風邪を引くとでも思った? 善意を押し付けるような真似はしないでもらいたいわね」
それに気付いたにも関わらず、私はそんな言い方しかできなかった。どうして素直に受け取れないのか。どうしてこんなにも臆病なのだろう。
『どうして? あなたはいつもそればかりね』
今まで葉留佳に言ってきた言葉が、今は私に重く圧し掛かってきていた。
「オレは『お前が風邪を引きそうだから』なんて一言も言ってないぞ? それにお前、なんかちょっとおかしいんじゃねえか」
「……おかしいところなんてどこにもない」
「じゃあ、どうしてお前の体はそんなに震えてんだ」
言われてようやく、私は全身に力が入って震えていることに気付いた。思わず両手で体を抱いてしまう。
「オレに何か恨みでもあるならさっさと言ってくれ。どうして嫌われてんのかわかんねえけどよ」
そんなんじゃない、嫌う理由なんてない。その一言が出てこなかった。
「いや待てよ……ひょっとしたらオレの筋肉があまりにも唸りすぎたせいで学園に温暖化現象が発生して熱くなってるとか……そうか、だから長袖の二木には迷惑だったんだな……
だが、オレとこの筋肉は切っても切れぬ関係……うう、オレはどうすればいいんだ……! くそっ、考えてたら頭痛が痛いっ……!」
私が一言も発しない間に何かとんでもない結論にたどり着いてしまったのか、井ノ原真人が頭を抱えてうずくまり出した。おまけに頭痛が痛い、って間違ってるじゃない。いやそれ以前に突っ込みどころが多すぎる。
「本当に馬鹿なのね、あなたは」
本気で悩んでいる彼に、私は苦笑しながらそう言った。だが井ノ原真人は真剣な様子で、
「うるせえっ、オレと筋肉の今後を決める一大事なんだ……あと10時間は話しかけないでくれ」
「そんなことを心配しなくても温暖化現象とかないから。それに……あなたに恨みもない」
もしもさっきの言葉が井ノ原真人の冗談だとしたならば、彼には芸人かカウンセラーとしての素質があるに違いない。私はあっさりと、言えなかった言葉を言っていた。
「え? マジか? おおっ、だったらオレと筋肉はこのままでもいいんだな!? 筋トレしてもいいんだな!?」
頭痛はどうしたのやら、井ノ原真人は踊るようにして喜んでいた。それはもう、本当に嬉しそうに。こっちが笑えてきてしまうくらいの。
「……お、何だよ二木も笑うんじゃねぇか。そっちのほうが可愛く見えるぜ」
「え?」
笑ってた? 私が?
「いや、そんな普通にきょとんとされてもよ……確かに笑ってたぜ」
……笑ってたんだ、私。
嘲笑や苦笑は何度もしたけど、楽しくて笑ったことは……殆どない。
「何が楽しいのか知らねえが、まあいいか。筋肉問題は解決……って待てよ? オレの筋肉に怒ってなかったとすれば……二木は何に怒ってたんだ?」
「怒ってなんかないわ。ただ……臆病な自分に嫌気が指してただけ」
八つ当たりかもしれない。なら井ノ原真人は怒ってしかるべきなのであるが気付いているのかそうでないのか、つるかめ算を出されたオチコボレ小学生のようなぽかんとした表情になっていた。
「臆病? 二木にも怖いものがあるんだな……目からゴボウの新事実だぜ」
素なのだろうか。あえて無視しつつ話を続ける。
「ひとが信じられなくなったことってある?」
鈍い井ノ原真人も真剣な話題だと感づいたのか、顔を引き締める。
「いえ、正確にはひとを信じようとしなくなった、かしら? 理解なんてされない、してくれない……そういう風に思い込むことよ」
井ノ原真人はただ黙って手を組んでいた。
「……あなたには愚問だったかしら? 仲間が……『リトルバスターズ』がいるものね」
「いや……そうでもねぇ。オレにだってそういう時期はあった。ガキん頃の話だけどよ」
今度はこっちが目を丸くする番だった。井ノ原真人にもそんな時があったのか?
「頭が悪いのは昔っからでよ、何かにつけて馬鹿だのクズだの言われてたもんだ。だからそう言う奴は全員ブッ飛ばしてやった。年下だろうが何だろうが片っ端からな。そうすることで、オレは『居場所』を持ちたかったんだ。
誰もオレのことを笑わない、馬鹿にしない『場所』をな。だが……いつの間にか居場所をつくるために、じゃなくてケンカのためのケンカをするようになっちまった。どう言うんだっけな、こういうの」
「……手段と目的がすり替わっていた」
「あーそうそう。誰もオレの強さを理解してくれない、別のどこかでオレの事を笑っている……そう思うとやらなくてもいいことまでやっちまってよ、またそれが原因でケンカになった」
「悪循環ね……」
「それを繰り返していくうちに……オレを笑う奴はいなくなった。代わりに……オレは誰にも相手をされることがなくなった。そこでようやく気付いたんだよ。
理解されなかったんじゃない、オレが逃げてたんだってことに。だがもう手遅れだった」
分かってくれないと殻に篭っているうちに、本当に大切な機会を逃してしまった。どうせ誰も、と思っているうちに本当に望んでいたことを忘れてしまった。
思い出した時には、もうどうしようもなくなっていた。
まるで――私。
「もうオレに居場所なんてないと思っていたときだよ、恭介が現れたのは」
棗恭介との一戦の後、棗恭介は笑いながらこう言ったという。
「馬鹿でもいいじゃねーか、強くなくったっていいじゃねーか。すげー楽しかった。だから、そのまんまでいてくれよ。今日から俺とお前は友達だ」
「だから、今もオレはそのまんまだ。馬鹿なままだよ。だが……二木が言ったようなことには、もうなっちゃいねえよ」
そう、それが私と井ノ原真人の決定的な違いだった。今の彼には、どんな馬鹿でも受け止めてくれる仲間がいる。それはとても……幸福なことだろう。
じゃあ、私は? 私が……私が本当に望んでいたことはどうだっただろう。
今の私には葉留佳がいる。家族がいる。だけど……それだけでいいんだろうか?
「それで、話の続きは?」
「え?」
「話を始めたの二木だろ。まだ続きがあったんじゃねえのかよ」
「あ、ええ……」
歯切れの悪い返事だった。自分でも情けなくなるくらいの。
「……いや、もういいわ。あなたが話してるうちに忘れた」
「何だよソレ、思い出せよっ、気になるじゃねーか」
「いや無理……って、ちょ、ちょっと!?」
井ノ原真人はいきなり私の両肩を掴んで激しく左右に振り始めた。首がかくんかくんと揺れて気持ちが悪くなってくる。
「や、やめなさい……し、死ぬ……」
「うお、顔が真っ青だ! やべえ、筋肉が暴走しすぎちまったか!?」
やばいどころの話ではない。というか、頭がくらくらする。
「どこでもいいから、座らせて……」
「お、おう」
近くにあった椅子に座らせてもらい、ひと時の安息を得る。しかし、思った以上に気分が悪い。暑さのせいだろうか……? 何にせよ悪いのは井ノ原真人だ。
「悪りぃっ、つい筋肉が興奮しちまってよ」
「……まったく、限度ってものを考えなさい」
声に力がなくなっているのが分かった。やはり夏場にこの服は熱すぎるのかもしれない。汗も出ている。
「悪かった、すまねぇっ! 侘びにプロテインを」
「いらないから」
背もたれに体を預けつつ嘆息する。なんかこの人といるといつもペースを乱される気がする。
「じゃあ代わりにジュース買ってきてやるよ。オレも飲みたいしな」
そう言うが早いか、井ノ原真人はさっさと教室を出て行ってしまう。呼び止めようとしたが、声がでなかった。
まあいいか、飲み物を買ってきてくれるんだし。
と、そこで気付いた。井ノ原真人が買ってくる飲み物……
「体張ってでも呼び止めるべきだった……」
若干の後悔を覚えつつ、私は再び背もたれに身を預けた。
「よぅ、買ってきたぜ」
息を切らせながら井ノ原真人が戻ってきたのは、五分と経たないころだった。
「随分早いのね」
「気分悪そうだったからよ。何かあったりでもしたら大変だからな」
そう言うと、井ノ原真人は私に缶ジュースを投げて寄越す。胸元でキャッチしたそれには、よくあるスポーツ飲料の名前があった。
「意外と普通なのね……」
「おい、なんだその『筋肉バカは筋肉のことしか考えてないから筋肉をつけるために筋肉ドリンクしか飲みません、ついでにそれを他人に布教します』ってな感想はよ」
ひどい言いがかりだった。いや、間違っているわけでもないが。
プルタブを開けて中身を口にしていると、井ノ原真人が同じように飲み物を口にしながら言った。
「三枝から聞いたんだけどよ」
ぴた、と私の動きが止まる。
「悩み事があるみてぇらしいな。三枝が言ってたよ、『最近の佳奈多はいつも憂鬱そう』ってな。話してる時にそれとなく聞き出してくれないかなって三枝から言われたんだけどよ……やっぱそんなまどろっこしいこと出来ねぇわ。
話してくれねえか? オレたちでサポートできることならいくらでもするからよ」
葉留佳は勘付いていたのか。それとも最近の私はそんなにおかしく見えるのだろうか。
「……なるほど。それで私をあんなに激しく揺すったわけね。あなたにしては珍しいと思った」
「オレは今でも焦ってるんだぜ……聞き出せなかったなんて三枝に言ってみろ、翌日からオレの学ランにこっそりと砂糖水を塗ってカブトムシ集会を開催するようなマネをしてくるかと思うと……筋肉が戦慄するんだよ」
そこまで葉留佳は陰湿じゃないと思う。確かに何かをやってきそうな気はするが。だがそんなことより気にかかるのは――
「どうしてそこまでするの? 私をサポートする、だなんて。私が葉留佳の姉だから? それとも……私がカワイソウな子だから?」
言葉の端に、また黒いものが灯っているのが分かった。しかし井ノ原真人は気にしてないどころか『何言ってるの?』と言うように首をかしげながら、
「知り合いだからに決まってるじゃねえか? 三枝の姉貴ってだけでそこまでするほどオレたちもお人好しじゃねーよ……理樹はどうか分からないけどな」
へへへ、と笑いながら井ノ原真人はジュースを一気に飲んで、それを教室の隅にあるゴミ箱の中に投げ捨てた。
「……十分お人好しよ、あなたも」
私も飲み終えたので缶をゴミ箱に捨てに行く。水分を摂ったからか気分は大分楽になっている。それに……原因はそれだけではない気も、する。
「そうか?」
「そうよ」
いや――もう分かってる。この人は、手を差し伸べてくれてるんだ、私に。計算や打算なんてなく。
「あのときと同じね……私はいつも助けられる側」
「ん?」
「強がって、意地を張って、拒絶して……それなのに笑って手を取ってくれる」
こんな私にも。
「何の事だ?」
自覚がないんだろう。それはそれでありがたいことではあるけど。
「ありがとう。もう私の悩みは解決したわ、あなたのお陰で」
「は?」
もう何度目だろうか、井ノ原真人はぽかんとした表情で私を見ていた。
「葉留佳によろしく」
そう言いながら私は教室から出て行く。
「それと……これからもよろしくね」
「いや、さっぱり状況が掴めねえんだけど」
「分からないなら分かるように努力するのね。それじゃ」
私が完全に出て行った後、教室の中から苦しむ声が聞こえてきた。
「頭を使うのは苦手なんだよっ! 頼むから教えてくれっ、ず、頭痛が、頭痛があぁぁぁーーーっ!」
吹き出しそうになるのを必死でこらえる。こういうのを、楽しくて仕方ない、と言うのだろうか。
「私でも簡単に見つけられるものなんだ……」
諦めかけていた私にそれを教えてくれたのは、彼。そしてこれからも見つけられるように努力するのは、私。
「いつか、日の目を見る日が来るかもね」
腕まくりをして、みみず腫れの残る二の腕を見る。こんな私でも好きだと言ってくれるひとが、必ずいるはずだ。
「熱いっ、頭が熱い! くそっ、目玉焼きが出来そうなくらい熱い! どうすりゃいいんだーーっ!」
今度は吹き出すのをこらえられなかった。
「というわけで、私もバトルランキングというのに参加させてもらうわ」
「どういうわけかさっぱり分からないんだが……何の風の吹き回しだ」
さらにその翌日。私は棗恭介の前で葉留佳たちが日々勤しんでいるバトルランキングとやらに参加することにした。野球はまだ委員の仕事もあるので今は取り敢えずやめておく。
今は、ね。
「楽しそうだから。それじゃ理由にならない?」
「いや……まぁ俺達の知り合いでもあるし、別に構わないんだが……いいのかよ、天下の風紀委員長様がこんなことしててよ」
「私だって、たまには遊びたい時があるのよ……」
フッ、と窓の外を見やりながら感慨深げに漏らす。半分は芝居だけれども。
「じゃあランキング最下位からになるが……それでいいな?」
「結構。底辺からのし上がっていくのも一興じゃない?」
「よし、じゃあ皆にメールで……」
そう言って、棗恭介が携帯を取り出したときだった。
「話は聞かせてもらったぜ……」
私の背後から、幽鬼のような足取りで現れた男が一人。
「二木佳奈多……早速てめぇに勝負を申し込むぜ」
「真人? どうしたんだ、妙に殺気立ってるじゃないか」
棗恭介が珍しそうな顔で尋ねる。
「訊くな、恭介……こいつだけは、今けちょんけちょんにのしてやらなきゃ気が済まねぇんだよ」
どうやら相当お冠のようだった。棗恭介はひゅう、と口笛を鳴らすと今度は私のほうへ向き直る。
「真人をここまで本気にさせるとはな……お前、一体何したんだ?」
私は肩をすくめて「さぁ?」とだけ言う。実際身に覚えがない。
「とぼけんじゃねえ、昨日のお前の言葉、忘れたとは言わせねえぞ」
「何を勘違いしてるのか知らないけど、一応聞いておくわ。どういうこと?」
「そうか、忘れたのか……なら思い出させてやろう。それはな……
昨日てめぇが『葉留佳によろしく』とか何とか言ってたから三枝に事の顛末を話したら『ぬわにーっ!? わ、私の【真人くんをうまい具合に使って佳奈多の悩みを聞きだし解決して妹としての地位を高めよう作戦】がお釈迦になったじゃんかー! どーしてくれるんだー!』
とか言って爆竹を投げられたんだぞ! 頭痛は治らねぇわ三枝にはワケ分からん攻撃されるわで踏んだり蹴ったりなんだよっ! 全部お前のせいだ!」
「爆竹とは過激だな……」
棗恭介はあくまでも冷静に井ノ原真人の話を聞いている。私はというとまた笑いをこらえるのに必死だった。訊くなと言ってるのに自分でばらしてるじゃない。
「まだ分からない鈍感なあなたが悪いのよ。どうしても聞きたいのなら私を倒すことね」
「言われなくてもそうするさ……覚悟しやがれっ二木!」
「肩慣らしには丁度いい相手ね……軽く捻ってあげる」
周囲に野次馬が集まり、次々と武器が投げ入れられる。物が飛び交う中で、私は少しずつこの輪の中に入っていくのを実感していた。
「バトル……スタート!」
終わった。長い、他のに比べて長すぐるよ
>>694 そだよ
でも偉大なんかじゃないんだ、変な電波が飛び込んできただけなんだ
>>715 GJ! いいものを見せてもらった。
俺は理樹×姉御が何よりの好物だが、このスレで恭介×小毬に目覚めた。
だがそれだにとどまらず、貴方様のお陰で真人×佳奈多にも覚醒した!!
たとえ電波が飛び込んできただけだとしても、それを受信できた貴方様の高感度アンテナを尊敬するぜ!
>>715 うおお、面白かった!!いい作品をありがとう
佳奈多がリトルバスターズに…感涙
こんな風に彼女にも幸せになっていってほしいよ
>>715 これは・・楽しみにしたかいがあるって物だね
佳奈多の悩みを解決するのは・・・本当に真人しかいないんじゃないかと思えてきた
本編にはなかった設定も違和感ないし、けど真人は・・いや話すね、きっと
オチはさすが真人だぜGJ! 最後に、はるちん最高ーー!
>>715 すばらしすぎる、そして何度か吹いたwww
やっぱ佳奈多みたいな理詰めなタイプは真人にはかなわないんだろうなぁ
でもバトルランキングでは真人が負けそうな悪寒w
そして申し訳ないけど勝手にその後をちょっとだけ補完したくなったり
佳奈多「そういえば、バトルランキングは順位の近い者同士でしか戦えないんだったわね。ということは……」
真人「ぐっ……そうだよ!お前が入る前までは俺が最下位だったんだよ!」
佳奈多「信じられない……あなたみたいな人間が下位でくすぶっているなんて(馬鹿とはいえ)」
恭介「どんな番狂わせだって起こる、それがバトルランキングの醍醐味だ。まぁぶっちゃけ6割がた運なわけだが」
真人「というわけでだ、さっそくお前を……」
恭介「言っておくが真人、でもルール上自分から最下位の選手に対戦を申し込むことはできない、このカードは不成立だ」
真人「うおぉぉぉーーっ!そういやそうだったー!」
佳奈多「いいわ、なら改めて私から挑戦を申し込むということなら問題ないわね?さぁ、始めましょ!」
そして、後にマスク・ザ・斉藤と互角の死闘を繰り広げるといわれる二木佳奈多の伝説が始まった
……かどうかは知りません。GJ!!
某所で書いてるとエロが書きたくなるのでやってきたんだが理樹×葉留佳って需要ある?
恭介×姉御も楽しそうだけど、はるちんが大好きなのでりきはるが書きたいのさ!
>>715 こいつは……真×佳(まさかな)革命だあぁぁーーーーーっ!!
>>719 勝手ながら更にその先を妄想w
真人「ぐあぁぁーーーーーっ!!」
佳奈多「流石に肉体を誇示してばかりいるだけの事はあるわね……正直、危なかったわ」
生徒達「「わあぁぁぁーーーーーーーっ!!!」」
佳奈多「ふう……」
佳奈多は手にしたハンドソープを沸き上がるギャラリーの一人に返すと、おもちゃのナイフを手にしたまま仰向けに倒れる真人を見下ろした。
何せ武器が武器なので、真人の身体に外傷らしいものは見当たらない。
ただ、やはり何度も転ばされての軽い打ち身はあったらしく、真人は立ち上がりながら苦々しげな表情を浮かべ、頭や腰を押さえた。
真人「畜生!まだ筋肉の防御力が完全じゃなかったか…!」
恭介「さあ、二木。勝者のルールに則り、こいつにイカした称号をくれてやるんだ」
佳奈多「そうね。それじゃああなたは……」
「犬」
【真人は“犬”の称号を得た!】
真人「なんだそりゃあぁぁーーーーーっ!!」
お目汚し失礼しました。
でも実際、佳奈多がバトルランキングに参加したら、みんなにどんな称号を付けるのかと妄想してしまうのですヨ。
>>720 需要あります!
書いちゃいなよ、ゆー。
>>715 こいつはハイレベルだぜ……
学ランの匂いをかぐところを誰かに見られてたら楽しそうだ。
>>720 あるに決まってるだろ!
執筆がんがってくださいm(__)m
>>715 すげぇぜ・・・なんというかキャラを完全に把握してやがる。
>>715 おぉ、あまりにも凄すぎて筋肉…いや言葉も出ないな…
俺も前見たときに真人×佳奈多も良いなと思ってたが、これを見て益々このペアが好きになっちまったですヨ。
>>720 はるちんは大好きなんだ・・けどあの脈絡がない思考のおかげで
理論を考えてしまう私にはSSが作れない、悲しいかな
やっちゃってください
>>715 あなたが神か!!?
真人×佳奈多いいですネ!
FDに期待するのはやめた方がいいぜ
誰か前スレのdatくれー
>>715 おお、これは良い真×佳w
俺は真×クド派だがこっちも素敵だなw
…ハッ、これはまさかクドと佳奈多で女の戦い勃発フラグか!?
そして二人の間で空気を読まずに筋トレする真人にアホらしくなって結局は三人で仲良くするとかいうオチなのか!(ぇ
なんとなくだが、このトリオだと
真人=父 佳奈多=母 クド=娘
な雰囲気になりそうな希ガス。
「私は将来、お父さんのお嫁さんになるのです!」
「だめよクドリャフカ、お父さんは私の物なんだから」
「ふっ、ふっ…二人とも、オレの筋肉に夢中だな」
うは、仕事中なのに妄想が止まらねぇ…
俺、理樹女体化の続きを未だに待ち望んでるんだぜ…
しかし、ここのスレでは真人がクドや佳奈多とすごくいい関係を築いているナイスガイなのに対して、
謙吾は古式さんに攻められたりマーン少年シニカル謙吾だったり……なんだこの差はw
>>736 真人:バカな振りして日常を守り続けてきたナイスガイ
謙吾:クールな態度の奥底に誰よりもみんなと遊んでいたいという願いを秘めていた愛い奴
クドと真人はツンキャラを和ませる効果があるな
そんな二人に愛されてる理樹が羨ましいぜ
そんな理樹を女にして筋肉と遊んでみる
「真人ー筋肉筋肉ー
やっぱりたくましくてかっこいいなー僕が男だったらいっぱい筋肉つけてるよー」
「へっそう言ってくれるのはお前だけだぜ」
「わふーわたしも井ノ原さんの筋肉はかっこいいと思いますー」
「ようしっ!三人で筋肉大旋風だー!」
「「筋肉いぇいいぇいー」」
大して変わってなくね?
筋肉大旋風
両腕に理樹とクドを装備して回る、しゃがむとパンツが見えるが姉御しか見る勇気がない
キョマリ
死にたくない人にお薦めの愉快なゲーム、リトルバスターズ
・鍛え上げた筋肉なら大丈夫だろうと思っていたら同じような体格の筋肉が山ほどいた
・バッターボックスから3m離れた場所で筋肉が顔にボールをめりこませて倒れていた
・足元がぐらりと揺れたので中庭を見てみるとドルジが転がっていた
・女子寮に理樹が連れ込まれた。というか連れ込まれた後から女装とかさせられた
・筋肉が旋風を起こし、女も「男も」全員いぇ〜いいぇ〜いした
・校舎から部室までの100mの間に斉藤に襲われた。
・ヒロインの6/6がトラウマ持ち。しかも恭介が暗躍しているという都市伝説から「個別ルートほど危ない」
・「そんなのに付き合ってる暇は無い」といって出て行った謙吾が5分後ちょんまげを探しに戻ってきた
・「ペッタンコならば襲われるわけがない」と出て行ったクドが姉御にイタズラされて戻ってきた
・はるちんからシフォンケーキをもらう確率は150%。はるちんに貰ってから佳奈多から貰う確率が50%の意味
・修学旅行における事故による死亡者は平均0人、死者が出たらそれは虚構世界
>>741 いつも無愛想な俺がニヤニヤしてるって職場で気味悪がられたじゃないか!!
>>735 ぱらぱらと小刻みな奴の事なら、理樹クドの合間に書いてはいるが、
誘導されたし性別反転スレのほうに落とすつもり。
>>739 ほんとだ、こいつら、変わってねぇぜ
>>743 そのURLは本スレにあるから・・・ってここにも貼ったほうがいいのかな
>>744 そうか・・パロとしては十分アリだと思ってた
妄想なんだから気にしなくても・・・と、自分が見たい為だけに書いてみる
本スレの投稿小説サイトだが投下されるネタもエロ限定ってわけじゃないし、
次スレテンプレに追加してもいいんじゃないかな?
連レスすまん、このスレに投下されるネタがエロ限定じゃないってことね。
非エロネタについてはあっちの利用も手かなーと思っただけです、すいませんでしたぁぁぁーーー
いや、なるべく皆の妄想の波紋を広げあう機会が増えるかなーと
お久しぶりです。本日はやっと新刊(笑)が出せそうです。
結局キャンパスストーリーが自分で書いててアレだったので…
同棲編〜潟潟gルバスターズ企画
の流れで書きました。
いくつか前スレ
>>711氏から設定を頂きました。この場を頂き感謝の辞を述べさせていただきます。
m(_ _)m
大部分が妄想で出来上がったのでこれは違うだろ〜とか色々あるかも知れませんがご了承ください。
えっと大空襲の前に設定公開しておきます。
本作は 鈴×理樹、小毬×恭介、クド×真人 というCPで行っています。あらかじめご了承ください。
[高卒就職・大学卒業組]
棗 恭介(25)/神北 小毬(24)
同棲生活のためにお互いの資金を出し、首都圏からすこしはなれた土地にアパートを借りた。(謙吾の住む町の近く)
恭介は出版社勤務に勤め、小毬は商学部卒業後、保険会社の販売員をやっている。
直枝 理樹/棗 鈴
大学の物理学科卒業後、理樹は自分の専門を生かせる職に就く。
一方鈴は、大学卒業の資格をとったが動物介護士を目指すといって勉強中。
二人ともまだ忙しく、同棲生活を送ってはいないが、週2回はどちらからと言わず会いにいっている。
井ノ原 真人/能見 クドリャフカ
真人は高校卒業後、高校三年からハマり始めたバイクいじりが講じて、個人経営のバイク販売店を営む。
クドは宇宙飛行士を目指し、理樹と同じ大学の航空宇宙学科で専門を学び首席で卒業。
夢を追うか真人との日々を取るか悩んだが、結局は愛に生きると言って真人の家に転がり込んで同棲している。籍は入れていない事実婚の関係。
宮沢 謙吾
実家の剣道場を次ぐため、日夜稽古に励む。志し半ばで武道の道を去ってしまった古式の為にも…と彼は剣の道を究めることにしたようだ。
月に一回は古式のお墓参りを欠かさない。
西園 美魚
大学卒業後、大好きな小説家としての生涯を送る。
また、大学時代から行っていた同人活動で一躍有名になり、売れっ子同人作家として毎年2回ある有明の聖戦の渦中に身をおく。
漫画と小説は、趣味と仕事として一応区別はしているようだ。
[大学院・その他進学]
三枝 葉留佳/二木 佳奈多
葉留佳は弁護士、佳奈多は検事を目指し、同じロースクールに通う。
大学主催の弁論大会で二人はよく鉢合わせになるが、毎回のように被告側の勝利となってしまう。
来ヶ谷 唯湖
数学科の大学院へ進学、自分の専門分野を極める。
教師の資格も持ってはいるが、自分には似合わないといって教師はやらない模様。
設定は出しましたが本作に佳奈たんはでません。ゴメンナサイ;
22時過ぎに連投に来ます。
設定こまけえええええええええええええ
期待期待
ちょーっと書き忘れが…
葉留佳と小毬は同じ大学で、葉留佳が法学部、小毬は商学部です。
もちろんイメージは『お菓子の大学』から引用(笑)
では逝きます。
[Komari side]
「よぅし…なかなかいい感じだね」
バジルとオリーブ油のいい香りがキッチンに広がる。
おいしそうにパスタができあがると、わたしは楽しそうに配膳しにいく。
「恭ちゃーん、お昼ご飯できたよー?」
【小毬×恭介同棲〜潟潟gルバスターズ起業編「Dear friends」】
〜Episode1:閉じた世界〜
今日は日曜日。
ふだん共働きなわたし達が一日中一緒にいられる幸せな日。
「おう、ありがとうな、すぐ行くぜ」
遠くから声が聞こえる。
恭ちゃんはまた書斎にこもって漫画に熱中してるみたい。
それでもわたしが配膳を終えると、ちょうどいいタイミングでテーブルに来る恭ちゃん。
『しばらくは共働きして、二人のマイホームを買いたいな』
それが恭ちゃんの言い分。
それがまだ叶わない今は、二人でアパートを借りて二人で貯金するのです。
「今日はバジルにしてみましたー…お味はどうかなっ?」
恭ちゃんはフォークで丁寧にパスタを巻き取って口に運ぶ。
「あぁ、うまい。やっぱ小毬のつくる料理は最高だな」
「そっかな?今日はあんまり凝ってないけどね?」
食事の時間って幸せ。なんか時間がゆっくり流れてる気がするから。これからもずっと続いていく、大好きな恭ちゃんとの時間。
お昼ご飯を食べると、手早く後片付けをすませて恭ちゃんとお話する。仕事のこととか、家のこととか、これからのこととか…
でも何か…何か少し悲しいことがある。
なんでかな…
[kyousuke side]
……。
目が覚める。木目の模様が俺の目の前にある。
すこしずつ…意識がはっきりしてくる。
俺は…小毬の話を聞きながらいつの間にか眠っていたようだ。
腹の皮が張ると、まぶたがたるむとはよく言ったものだが…小毬の話す声も心地よくて、つい眠ってしまったようだ。
顔を上げる。目の前には大切な恋人の顔。
「小毬…って寝てるか…」
ふと時計を確認する。まだ午後三時。
普段なら…小毬はお菓子作りしている時間だ。
休日になるとお互い、普段できない趣味も満喫するようにしている。
二人っきりでちちくりあうのは…まぁ恋人同士ならそれもいいが、俺達は所詮まだ同棲生活の身、新婚夫婦ではないのだ。
だからこうして…二人だけの時間は作っても、お互いを縛り付けるほどの干渉はしないようにしている。
「ま…こういうのもたまには悪くないか…」
俺は…無意識に…小毬を見つめていた。
安らかな寝顔。規則正しい呼吸。彼女は今、どんな夢を見ているのだろう…
―――。
「俺もそんな幸せそうなお前を見てると…また眠くなってくるな」
瞼が重くなってくる。俺は目を閉じかけた。
「……みんな…みんな会えなくなるの…いや…」
ん…?
「何か言ったか?」
なんだ寝言か…俺はそう聞き流そうとした。だが…
「…ぅぁあああん…」
小毬は声をあげて泣き出してしまった。
「…っおいおい、どうした」
俺は小毬のすわっているソファまで行き、子供をあやすように頭を撫でてやった。
「…っひく…ひく」
「大丈夫だ…俺がいる。ほら、涙ふけよ」
「ぁ…恭ちゃん…ありがと」
彼女が落ち着きを取り戻す。
「なんだ…怖い夢でも見たのか?」
「ふえっ…う、うん」
「…みんながね…離れ離れになっちゃう夢なの…」
俺によりかかって、彼女はゆっくりと話を始めた。遠くを見つめている視線…どこか寂しげな表情に胸が痛む。
「みんなね…わたし達が仲良くなると会えなくなってしまうのです…」
「みんなって…その、リトルバスターズのことか?」
「うん…」
……。
「そうか…」
そんなの所詮は夢の話だ。そう言い聞かせてなだめる気だった。
しかし……あながち間違っちゃいないんだ…今の状況が。
碧い瞳が、求めるように俺をみつめる。
「わたし達…仲良くなっちゃいけないのかな…」
「わたしじゃだめなのかな…」
「恋なんて…しちゃいけなかったのかな…」
「まぁ…ちょっとまて」
俺は彼女に右手を回し抱き寄せる。
言い様の無い…しかし杞憂とも言いがたい不安。
二人が強く結び付いて初めて感じてきた…友人との別れ。
さまざまな感情がのしかかって…その小さな肩が震えていた。
「恋は…素敵なものじゃ無かったのか?」
俺はお前から教えてもらった。恋をするすばらしさを。
なのに…恋しちゃいけないなんて…俺の知っている小毬はどこに消えてしまったんだ…?
「うん…でもね?」
「恋は切ない」
「二人っきりの世界…その世界に閉じこまっちゃう」
「周りなんてなにも見えなくなって…」
「わたし達…ふたりだけ」
…なんだそれは…俺まで混乱してくるぞ。
落ち着け…俺。
「確かに言われて見ればそうだな…最近みんなに会っていないし」
「そう思ってしまうのも無理ないか…」
小毬はうつむいていた。
俺は大好きな小毬の笑った顔が見たい。大好きな小毬を泣いていたら…俺も悲しくなってしまう。
俺はずっと彼女の隣で…『笑顔』が見ていたいんだ。
だから俺は…こう、口にしていた。
「だったら…こうしよう」
「俺達で会社を興す」
「会社名はもちろん…リトルバスターズだ」
ついにこのスレを発見してしまった
何かが降臨しかけてるじゃないか!クドはえろいこえっちなこ
〜Episode2:願い〜
[komari side]
う…ん…
ここは…どこ…?
私は空を仰いでいる。
空…というかこれはガラス越しに空を見ているといった感じ。太陽の光が眩しい。
「あ…いたいた!こーまりん♪」
遠くから誰かの呼ぶ声。聞き覚えのある声。
「ありゃりゃ…また寝てたんデスかー?のんきなこって」
「あ…はるちゃん?」
独特の語り口。その声の主は…葉留佳さん。
そして…見覚えのあるこの場所は大学のホール。私が大学で見つけた大好きな場所。
高校と違って高いビル型の校舎であるここは、屋上に出てはいけない。
そのかわりに見つけたこの場所。
このホールは校舎の天井まで吹き抜けになっている。
またホールの天井には、プリズムがたくさんあって…ホールに絶えず虹を創る。
屋上みたいに風が吹き抜けたり…ひなたぼっこができるわけじゃないけど、いつも虹がかかっているこのステキな世界。屋上とはちがう趣があるのです。
「うーん、わたし…また寝ちゃってたんだ」
「ふふん、まぁはるちんが来たときに目が覚めてよかったですねー?起きなかったら特殊メイクの刑にしちゃうトコロだったのに」
「ふぇっ…落書きはやめてぇ〜っ」
「ぷぷっ…冗談ですヨじょーだん!」
冗談といいつつほんとにやるのがはるちゃんなんだけどね。
この前にまた、ほんとに落書きされて…運よくフードつきの服だったからよかったけど、恥ずかしくてキャンパス歩けない状態になったんだから。
「じゃっ、そろそろ行きますか?」
「そだねー、早くしないと日が暮れちゃうし」
紹介が遅れたけど…私とはるちゃんは同じ大学に通う学生。
学科はちがうんだけど、二人とも午前で授業が終わっちゃう時は一緒に街へ遊びに行くの。
「そだ、こまりんはパンセの新作食べにいったー?」
「ふぇ?もう新作出てたんだ…油断してました」
「あっはは、こまりんにしてはめずらしいですネ。じゃちょっとお茶してから行きますか」
支援
―――。
「でねー?その先生がさー、どうしても自分の意見曲げないからワタシがこういってやったのですよ!」
変わらないはるちゃん。高校の時からみんなが『正しい』と思うことには反対するはるちゃん。
大学では法学部にいるんだけど…いろんな意味でその考えは役に立っているみたい。
「あのー…こまりんー…きいてますかー?」
「あっご…ごめん、…何だっけ?」
「はぁ…」
ため息をつかれてしまう。なんかほんとごめんなさいな気分。
「まぁ仕方ないですネ…最近授業忙しくて『恭ちゃん』に会ってないんでしょ?」
「恭ちゃんのことで頭いっぱいなんですネ…」
「そっ…そんなことないよ〜?」
「いーや、顔 に 書 い て あ り ま す ヨ」
人差し指で小突かれる。
「ふふっ…会ってきなヨ?ワタシのことはいいから」
「ええ?いいってばー…」
「いいっていいって♪ワタシは十分楽しんだし。じつは明日までのレポートおわってないんですヨ」
高校までだったら同じことやってたし『手伝うよ』って言えるけど…専門分野に関してはなにも言えないし…
「え…そっか…」
そう、素直に納得するしかなかった。
「じゃ、恭介さんによろしくね〜」
振り返って出口へかけて行くはるちゃん。どうしてだろ…なんで嘘つくのかな…
わたしは空になったパフェのグラスをみつめた。銀のスプーンが日の光を受けて煌いていた。
―――。
「小毬さん…どうかなされましたか?」
気が付くと…わたしはクーちゃんの家にいた。頭がぼんやりして、何が起こったかよくわからない。
「さっきからぼーっとして…もしかして熱でもあるんでしょうか…」
困った顔が目の前でわたしをみつめている。何か言わないと…
「え?…うん…ちょっと考え事」
「そーですか…深刻そうな表情でしたので心配してしまいました」
そうだ…わたしはクーちゃんの家に遊びに来てたんだ。
「お茶がすっかり冷めちゃいましたね…」
「うん…ごめんねクーちゃん」
クーちゃんにかわいらしい笑顔が戻る。
「無理もないです。ちょっと難しい相談を持ちかけてしまいましたから」
難しい質問…前後の記憶が曖昧だからよくわからないけど…たしかわたし、クーちゃんに将来のこと相談されてた気がする。
『マサトさんは優しいです…とっても好きです』
『でも私は私で…やりたいこともあります』
『何が一番いい方法なんでしょう…いい方法なんてあるのでしょうか…』
大好きな人との日々を取るか、自分の好きなことをするか。私も悩んだことがある選択…。
間を置いてクーちゃんが口を開く。さっきまでの笑顔は消えて、また困った表情を浮かべ始め、こう続けた。
「両方を取ると…みんなには会えなくなります」
クーちゃんの夢は宇宙飛行士。大学でもトップの成績らしく、体力づくり次第でなれる見込みはあるらしい。
「人生って…どうしてもなにかを犠牲にしなくてはいけないんでしょうか…」
わたしは何も答えられなくて…湯のみのなかで倒れている茶柱を見つめていた。
連投規制ってどんくらいでつくんだ?
―――。
また景色が移る。
ようやくわたしは理解しはじめる。これは夢なんだって。
でも話の内容とか、その場所とか…全部わたしの記憶のことみたい。
今度は…理樹君とりんちゃんがわたしの家に遊びに来てくれた時の事。
「で、こまりちゃんは何をしたいんだ?」
これは就職の話をしてたときの事かな…無意識に、そのときの話の繰り返しをするようにわたしは答える。
「わたしは…恭ちゃんとマイホームを建てるためにしばらくは共働きするつもり」
「それじゃ兄貴とらぶらぶ生活か…うーん、こまりちゃんは兄貴一人にはもったいなすぎるぞ」
腕組しながら真顔でその光景を頭に思い描くりんちゃん。
「ちょっと、いくら兄でもそれは失礼じゃないかな?」
理樹くんが微妙な表情でつっこみをいれる。変わらない二人。
「理樹くんとりんちゃんだってわたしに負けないくらいらぶらぶですよ〜?」
「うにゃ…らぶらぶか? らぶらぶに見えるか…」
なぜかうつむいてしまうりんちゃん。なんでだろ…こんなの…こんなの記憶にないのに…
「あたしはな…らぶらぶもいいが…みんなと離れてしまうのがこわい」
「えっ?うーん…今の時代連絡手段には困らないとおもうよ〜?」
「そうじゃないんだこまりちゃん」
「なんというか…贅沢だと思われるが、らぶらぶだけじゃだめなんだ」
「みんなが一緒にいれたらいいんだけどね…」
理樹くんのその言葉を最後に、私の夢はまた違う場面へと移り変わる…わたしの夢は…何を伝えたいんだろう…
わからない…
―――。
目覚める前の夢はすごく幻想的だった。
というより…夢って本当に起こったことじゃないから、記憶が曖昧になる。
確か内容は…わたしと恭ちゃんの結婚式?
わたしたちは赤い花道を歩いて…誓いの口付けをして…ケーキにナイフをいれる。
そうすると…教会の天井から光がさして…
眩しくて目を細めると、いつの間にかみんながいない。
私は大好きな恭ちゃんに見つめられているんだけど…どきどきしたりしなくて…
それよりも…みんな居ないのが悲しくなって…
「みんな…どこいっちゃったのかな…」
「小毬…そんな悲しい顔するなよ。せっかくの花嫁衣裳が台無しだろ?」
「でも…みんな…」
「みんな会えないなんて…いやだよ…」
「そんなの…二人だけの世界なんて…そんなのいらないよ…」
「いやだよ…やめてよ…もう起きたいよ…」
―――。
目が覚めると私は泣いていた。恭ちゃんに頭を撫でられて…すこし落ち着きを取り戻す。
二人だけの世界がここにもある…満ち足りているはずなのに…なにか悲しい世界。だからわたしは夢のことを話した。
みんな離ればなれで生きていくなんて…リトルバスターズって永遠じゃなかったの?無理なことだってわかってる。でもまた…みんなとの騒がしい日々を過ごしてみたい…
すべてが話し終わると…恭ちゃんはこう言ってくれた。
「俺達で会社を興す」
「会社名はもちろん…リトルバスターズだ」
〜Episode3:思い、支えあい、人〜
[kyousuke side]
あぁあぁぁぁああ俺はなんてバカ野郎なんだ〜!
こんな無理なことなんでポロっといってしまうんだ。小毬に見つめられるとどうしても俺は弱いらしいな…
ガクっと音がするぐらいにうなだれる。だが俺は有言実行がモットーだ…いまさらやらないなんて言えない。
とりあえず何からはじめなきゃいけないのか、俺は書斎に篭ってパソコンを前にして、起業についてのノウハウをいろいろ検索してみる。
……………。
「づぁ…何から始めればいいか検討がつかん…」
俺はそうぼやき、机に突っ伏す。正直な気持ちだが、俺でさえ今更みんなが集まるとは思えない。
「わたしのせいかな…ごめんね、恭ちゃん」
差し入れの紅茶とワッフルを持ってきた小毬はそういって気を使う。
「いや、やろうって言ったのは俺だ。気にすることは無い」
「そっか…わたしにできることがあったら遠慮なく言ってね?」
机に紅茶の香りが漂う。甘酸っぱいこの香りはどうやらレモンティーのようだ。
俺は休憩がてらワッフルにかじりつき、パソコンのメール編集画面を呼び出す。
「とりあえずみんなに会ってみてからだな…」
俺はリトルバスターズのメーリングリストを使って文面をみんなに回す。
「送信先:リトルバスターズ
送信者:棗 恭介
題名 :新しいミッション
本文 :
久しぶりだな。いきなりこのメーリングリストで送信を行った理由は他でもない、わがリトルバスターズの新たなミッションを伝えるためだ。
このミッションはかなり難解だから、会って直接話しがしたい。場所、時間は未定だが来週か再来週には会いたい。以上、メールを見たら至急連絡がほしい。」
―――。
あれから3日ぐらいたった。どうしても皆あつまれるような日程が探せない。
メンバーからは直接電話があったり、逆にメンバーに直接電話で話してみたりもするんだが…
やっぱり自分の仕事の都合とか、大学院に行ってるやつは研究やらなにやらが忙しいらしくなかなか取り合ってはくれない。
「やっぱり無謀だったかもな…ふぅ…」
「恭ちゃん、お風呂沸きましたよ〜?」
「ん?おぅ」
キッチンの方から声がした。俺はビジネス関連の書籍から目を離す。
さすがに疲れてきたので一旦風呂に漬からせてもらうことにした。
「…ふぅ〜っ、いい湯だ」
読書ってのは意外と疲れる。漫画は楽しいからまだしも…勉強となると話は別だ。
あまり活字には慣れていないから進むペースも遅い。
「しゃんぷーまだありましたー?」
小毬の声が聞こえる。扉越しなので少しくぐもっている。
「ん…もう無いみたいだなー」
「そっかー、今詰め替えもっていくねー?」
来るのかよ…ちょっとばかし恥ずかしくなって、俺はタオルをとって体を隠す。
少しすると、扉の向こうに小毬の影が。
がちゃ
「はい、詰め替えもって来たよ」
「おう、サンキューな」
…。小毬が俺の体を目線を上下しながら見る。
「な…なんだよ、じろじろみて…」
気づかれたのが気まずかったらしく、小毬は少し目線を逸らす。
「あ…え?ええっと…」
「お…お背中流しましょうか〜?」
……。
「…は?」
支援
―――。
「……」
「……」
無言の二人。ボディーソープの泡の音と、ごしごしと背中をこする音だけが浴室にこだまする。
やさしく背中をこすられる感覚は心地よいが…空気がなんだか気まずい。
いてもたっても居られず俺は口火を切って話始めた。
「なぁ…聞いていいか?」
「ええっ? えっと…どこかかゆい所がありますか〜?」
「じゃもうちょっと右上…ってちがう」
「いったいどうしたんだ? いきなり一緒にお風呂だなんて…」
背中の泡をお湯で流される。
「うーん?」
俺の話を聞き流してこんどはシャンプーをあわ立てているようだが。
「あのな…聞いてるか?」
「あっ…うん、聞いてるよ〜?」
「じゃ何だってんだよ」
「恭ちゃん…ごしごしされるの嫌?」
「嫌じゃないけど…その…恥ずかしくないか? お互い」
「私はだいじょーっぶですよー?」
俺はだいじょうーっぶじゃないんだけど。
「恭ちゃんわたしのわがまま頑張って聞いてくれたから…だからわたし、せいいっぱい恭ちゃんの役に立たなきゃ…って思って」
「ん…なんだまた気を使ってくれたのか」
「気を使っているわけじゃないよー? わたしがやりたいからやっただけ」
「ふふっ…そうかよ」
「だから…恭ちゃんこそ気をつかわないで?」
あぁ…そういうことか…俺一人じゃないんだよな…
俺一人で全部やろうとしちまった…
「一緒にお湯漬かる?」
「あ?あぁ…」
なんだか…若い男女二人でお風呂なんかヤバイ感じだが、(互いに隠すところは隠していたし)不思議とそんな気持ちにはならなかった。そんな気持ちになったら申し訳ないぐらいに思った。
そんなにも俺のこと支えてくれるんだな…小毬は。
明日も頑張らずにはいられないな、そう俺は心の中でつぶやいた。
〜Episode4:二人じゃ寂しいから〜
[kyousuke side]
「みんな、忙しい中よく集まってくれた」
ここは市内にある公民館の会議室。あれから一ヶ月ぐらいたったある日。
ドラマによく出てくる会議室のようなレイアウトに並べられた机には、リトルバスターズの面々が集まっていた。
「今日集まってもらったのは…メールでも言ったことだがみんなに相談したいことがあったからだ」
「ふむ…恭介氏は今からオメデタの報告でもするというのか」
「ぶっ…なんでそうなる」
隣では小毬が頬を赤らめて俯いている。まぁこんな形は絶対にとらないがいずれはあることなんだろうな…じゃなかった
「恭介のことだ、そんな普通のことではなく、もっと突拍子の無いことを言うだろう」
謙吾が悟ったようにそう語る。今日も着ているその青い道着はもはや普段着なのだろうか。
「それもそうだね…もしかしてアマチュア草野球チームでも編成しようって言うの?」
理樹が目を輝かせながら俺に問う。このメンツならばまぁ…おおいにアリな展開だが。
「それはまぁアリだが…わざわざ会議室借りて話し合うまでもなく賛成してくれるだろう?」
「俺がやりたいのはもっとデカいこと…そう」
「俺達で会社を興す。社名は…リトルバスターズだ」
………。
「は?」
真人と謙吾が目を点にして口をあんぐりとあけている。
「何を言い出すかと思ったら…」
「…無謀にもほどがあるな(∵)」
理樹と鈴が口を合わせてそう言う。
「おいおい…俺を見くびってもらっちゃ困るぜ? ちゃんと勉強したんだ、商いとやらをな」
「なるほど…こまりんは商学部でしたネ?」
さすが同じ大学に通っていただけのことはあるな三枝…簡単に見破られたか。
「ふっふっふ…いい妻をもったものですネー」
「ふっ…いやまだ妻じゃないがな…」
「ところで恭介さん…非営利団体ならまだしも企業なのですか? 何の事業をするのでしょう」
さっきから本に落としていた目をこちらに向けて西園がそう質問してきた。
「私は作家ですから…ある程度自由は利きますし、本業と両立でも構いません。だけど他の方々はどうなるのですか?」
「あぁ、学業との両立も厳しいものがあるぞ?」
西園に呼応して、大学院に通っている来ヶ谷も質問を浴びせる。
「あぁ…そこなんだが」
「小毬、頼む」
「うん、おっけーですよ」
小毬は席を立ち、俺の後ろにあるホワイトボードを反転させた。
俺はホワイトボードの横に立ち、解説を始める。
「わが社リトルバスターズは、すべて等しくミッションという名の思念の下、地域の皆様の悩みを一手に解決する団体である」
「街の便利屋さん、みたいな感じだねー」
「…だが大抵の便利屋はゴミ処理とか、ハウスクリーニングとかそういった小間使い程度だろう?」
「だが…俺は皆の才能の多彩さを生かしたく思う」
「たとえば…鈴、お前は何が得意だ?」
ぼーっと話を聞き流していた鈴はすこし焦った反応を返す。
「ん? あたしか…あたしは…」
「そうだな…ペットの世話なんかは得意だぞ?」
「まだ資格は取ってないけど、近いうち動物たちの介護ができるようになる、多分」
俺は頷くと、次の者に聞いてみる。
「じゃあ三枝、お前は何がやれる?」
「そうですネー、まぁ行○のできる法律相談所でしょうか?」
「お、じゃあ筋肉の相談なら俺に任せな」
「そんな相談あるかボケ!」
バキッ
「わふー…マサトは筋肉以外のことも考えて欲しいです〜…」
「私達は機械いじりだって得意なのですよ?」
クドは航空宇宙学科で機械の勉強もすこし触れた。真人は高3から興味を持ちだしたバイクいじりを今の職としている。まぁ個人経営のバイクショップだな。
ま、真人の筋肉はそれこそ引越しの手伝いとかにも使えそうだ。
「そうすると…さしずめ私達ができるのは日雇い家庭教師みたいなものかな」
「そうだね、みんなと違って手に職があるわけじゃないしなぁ」
理樹と来ヶ谷は物理学と数学に長けている。教員免許も取得してるぐらいだから先生という進路もあったわけだが…理樹も来ヶ谷も先生という職業は好まなかったようだ。
「では私も家庭教師でしょうか…? 美術と国語を少々…」
西園の本業は小説作家。また、同人誌を描くことも趣味として行っている。
「俺は…そうだな、悪を成敗する正義の味方だ」
謙吾は結局剣道場を継ぎ、近所の子供達に剣術指南をしている。まぁ用心棒じゃないが…心強い存在ではあるだろう。
各々が自己アピールし終わったところで、最後に俺が付け加えた。
「まぁ、各々自分の会社のアピールにもなると思うんだ」
「本業や学業と両立は大変だと思う。だから軌道に乗るまではシフト制とかで回して常駐は3人ぐらい。週4の営業でいく予定だ」
そんな具合に、今は形だけだが俺達の会社、リトルバスターズはスタートしたのだった。
支援
正直ここまで持ってくるのは自分でも無いと思いました。
故に今回は動機が曖昧だったり…表現が変だったり色々自信ありませんorz
同棲編ってことでCLANNADに負けないラブラブも描きたかったのですが、
潟潟gルバスターズが軌道に乗る時点小毬が身ごもることを考えるとかなり早期に起業しないとって思ったんです。
まぁ…らぶらぶは反響次第でプラスシチュエーションとか書き下ろしします。
では連投失礼しましたっ └(∵)┐≡
大作、乙!
株式会社ネタはずっと挙がってたけど、ここまで作りこんだのはお疲れ様。
インスピレーション刺激されたので投下予定のSSの続き書き始めてしまったぜ!
作者!貴様このSS書くためにわざわざ勉強したな!
何となく妄想してみた、続くなら理樹×美魚になりそう
ちなみにまだ真END見てねぇ・・・・・・orz
2レスになる予定
「西園にプレゼント?」
「うん」
「そうだな……本とかはどうだ、あいついつも本読んでるしな」
それは最初に考えたんだけど……と言おうとしたがやめた、実は最初に本を贈ろうとしたんだけど、あの蔵書だと贈った本がダブってそうで怖い……
僕は西園さんへ何かプレゼントを贈ろうと思ったんだけど、最初に思い浮かんだのは本だった、本はダブってると何か悲しいから見送りとなった、と言うわけで今いつもの
四人に何を贈ればいいのかヒントを貰おうとしていた
「本、か……」
ちなみにさっき聞いたのは恭介だったりする、意外とマトモな回答だった
「おまえの筋肉を西園にあげれば、あいつ喜ぶんじゃないのか?」
「喜ばないよ、と言うかあげられないよ」
ちなみにこの言葉は当然真人だ、真人なら何も疑問を持たずにプロテインとかあげてそうだな……
「真人、もしかしてホワイトデーのお返しにプロテインとか渡してなかった?」
「あげたが、それがどうかしたのか?」
「いや……ちょっとね……」
「こいつ馬鹿だ!」
まさかとは思ったけど……真人に聞いたのが間違いだった、最初から期待してなかったけど……
「理樹、愛の言葉などどうだ?
「いや、言わないから」
恭介曰く『ロマンティック大統領』の謙吾でもただの馬鹿となっていた、あの5月22日の事件に何があったんだろう……1説によると脳が左腕にあって左腕を強打したか
らおかしくなったとか……もしそうだったら人間じゃないけど
「それにしても西園にプレゼントねぇ……お前は勇者か?」
「いや西園さん、魔王でもなんでもないから」
「いやあいつは怖い……何せ第二次バトルランキングの時、俺に……ツインバスターライフルをぶっ放してきた……あの時これがなければ今頃墓の下だったな……」
と言いながら懐から何かが印刷された紙切れを出す、印刷面には『学園革命スクレボ最新刊8月発売予定!』と書いてあった……恭介、スクレボへの執念は死をも超えるの
か……
「まさかマップ兵器まで作り出すとはな……マッド鈴木、恐ろしい奴だ……」
恭介はその時のことを事細やかに語りだした……
『西園……それは……何だ?』
『科学部部隊作ツインバスターライフルです』
『何故だか物凄く危険な感じがするんだが……気のせいか?』
『はい、全然気のせいじゃありません』
『皆逃げろぉ!!!』
と、恭介は自分の周りから観衆を引き離したらしい
『では、さよならです』
その音と共に光が恭介を襲い、恭介はどこかへ消えてしまったらしい(真人談)、そして恭介の最後の断末魔は
『それ俺の武器だからぁぁぁぁぁ!!!』
だったらしい(謙吾談)
需要があるなら続きを書く、後評価頼む
>>777 長編投下お疲れ!
これは面白そうだわ
はやく続きたのむ
ナス駄目だな。ドル円もたれてきたし、スポットもあれだから明日は3600あるかも…
誤爆すまねえ
こっちを書き込みたかった
葉鍵版の連投規制は
timecount=12
timeclose=5
なので12レス中に五個の書き込みで連続投稿注意になるはず
>>780 ええまぁ…
「物書きするのは調べものをするのと同義」
とか涼元先生のライター指南本にはかいてありましたっ(・ω・)ゝ
まぁwebで拾ってきた知識ばっかりですよ?
当方神奈川県の某大学通いなのですが、調べものしているうちに明大キャンパスに行ってみたくなっちゃいましたよw
>>786さん
あー、あれな
『連続投稿5回』引っかかったことある(TT)
支援カキコとかしてくださった方々とってもサンクスです!
次回作の方ですが浮かびません…ですが円舞曲のような差し替えテキストならすぐ用意できそう。
>>781さん
うー…なんというぶつ切り。早く先が見たいw評価ですが偉そうだったらごめんなさい。
地書きがいまひとつかもです。ゲームと違って文章だけでは表情とか伝わりにくいし…
更には台詞が連続すると、二次創作だからまだしも結構混乱しやすいです;
自分は地書きを入れすぎてテンポが悪くなりやすいのがアレなんで、どれくらい入れるかは若干趣味なんですけどねー…
とにかく続編期待支援!
すごくどうでもいいのだけれど、見てるとSSの感想でもこのスレだと
>>788みたいに結構具体的な指摘ももらえるのね…
本スレの投稿サイトに載せたことがあったけれど、次回はこっちにしてみようかしら…
うーん、別段どっちに投下してもかまわんと思うけど、
例えば長いのをチマチマと投下するのが大変だって場合とか、
ここに投下宣言してあっちの投稿版のURL貼り付けるとかしてもいいんじゃないかと思うんだがどうだろう?
>>777 すげー壮大な展開になってきたぜ!
会社を興す設定は前のリトバス(株)からかな?
大作GJ!ぜひ続きを。
>>777さん
長編お疲れ様です。
私は長いの書いてると展開がgdgdになりやすいんですが、
そんな感じも無くあの段階まで持ってくる力量は恐れ入ります。
内容的にも小毬シナリオからの引張りがいい感じの味付けになっていて素敵でした。
>物書きするのは調べものをするのと同義
私はめんどくて受動的に入ってくるものだけで書いてるのは秘密です(ぇー
>>781さん
まー、私も人の書いたもの評価できるほどの実力ないですけど思ったことを。
テーマと掴みに関しては問題ないと思います。続きが気になる話ですw
強いて言えばちょっと改行がヘンな所にあるせいで読みずらいですね。
そして一言。声優ネタは誰かがやってくれると思ってたw
ところで、私の書いてるみらくる☆くーにゃですが。
すんません次の投稿は後編じゃなくて中編になりそうです(マテ
しかもくーにゃの出番は最後なのでまたしてもおあずけです(オイ
そして中身の半分は恭介×小毬です(コラ
てな訳でもう暫くしたら爆撃逝きますんで少々お待ちを。
風呂入ってたら、
肝試しで真人がぶっ壊してしまった校長室の怪現象は実は昔亡くなった女子生徒の幽霊の仕業で、
真人が札をはがして封印を解いてしまったために責任とって成仏させてもらうまで理樹にとりついて一緒に暮らす……という電波を受信してしまった。
他のネタで書いてる途中だから書けないってのに……。まったくこのスレに来てから恐ろしいくらい電波が来るぜ。
しかし今日は大作続きでいいものを読ませていただきました。他の職人の皆様ありがとう!
>>788 完全に引き込まれてました、次の展開はっ・・・終了
続きがっ、続きが見たい、っという衝動に駆られました
しかしゆっくり待ちます、果報は寝て待て←使い方チガウ
こまりん視点がぐっと来ました、みんなの子供っぽさが私は好き
>>781さんへの評価、書いてないけど参考になっちゃいましたよ
>>78 両方に載せてっちゃいなよ、ゆー
>>720です、どうも。
短いですがりきはる投下しときます。
これが終わったら某所のサバゲの続き書くです。うん、がんばる。
場面的にははるちんルート、キスした後くらいです。
いきなり事後から始まります。いや、シーン書くの面倒でした。
あまあまなのも書いてみたいけど、りきはるは直球スウィートよりこういうのがいいと思うんだ!
ということでりき×はる、始まります。
798 :
(1/4):2007/09/11(火) 01:14:08 ID:5aK4lcFC0
目を開けた。
暗い、何も見えない。
手を伸ばした。
虚を掻いて、身体に纏う何かに触れた。
抱きしめる。
ふと、急に感情が込み上げて来る。
怖い。
怖い。
怖い。
ひとりは、イヤ。
799 :
(2/4):2007/09/11(火) 01:14:41 ID:5aK4lcFC0
だから叫んだ。
声にならない叫びを挙げた。
涙が溢れてとまらない。
目の前にある暗闇と、不安に押しつぶされそうになりながら声を絞り出した。
「りき……くん……りき、くん……」
更に前へと手を伸ばす。
何もない、暗い、怖い。
「りきくん……っ……!」
手が、温もりに触れた。
800 :
(3/4):2007/09/11(火) 01:16:15 ID:5aK4lcFC0
「葉留佳さん、ここだよ」
居た。
顔を横に向ける。
一番会いたい人が、微笑んでいた。
傍に居てくれる人が、見つめてくれていた。
「僕は、どこにもいかない」
抱きしめられた。
ふたり、生まれたままの姿でひとつになる。
重ねる唇は震えていた。
けどふたりなら、何も怖くないから。
801 :
(4/4):2007/09/11(火) 01:16:47 ID:5aK4lcFC0
「結局、寮には帰らなかったね……」
朝の道を二人で歩いていた。
隣には葉留佳さんがいる。
「いやまあ、呼び出されて怒られるだけだから大丈夫っしょ。私は怒られ慣れてるから問題ないしネ」
「怒られ慣れてるのは問題があるから……というか、僕の方は真人が誤魔化してくれてるだろうから、怒られるのは葉留佳さんだけだと思うよ」
「理不尽だぁー! こんなことがあっていいものかー! 私は今、言葉に表しようのない怒りを感じているっ!」
両手を挙げて抗議する葉留佳さん。
幸い、道には誰も居ない。誰にも見られずにすみそうで良かった……
……まぁ、こういうところが可愛いと思うんだけど。
「大丈夫、呼び出しされたら僕もいってあげるから」
そういって、葉留佳さんの手を取った。
自分でも恥ずかしい事をしてると思う。
けど、僕は彼女を守ってあげなくちゃいけないんだ。
「……うん」
さっきと打って変わって、顔を赤らめて黙り込む葉留佳さん。
僕にだけ見せる表情。僕だけが知ってる葉留佳さん。
必ず、僕が守ってみせる。
例えどんな辛い現実が待っていても。
個人的には1-3になんかの前提が欲しかったかも。
でもいいね、飛び道具的な味わいだった。GJ!
乙乙
はるちんはこういう普段とのギャップ感がいいよね。
その後、照れ隠しするとこもイイ!
>>797 サバゲの人だったのかっ
はるちんはこういう一面もあり、脈絡のなさがあり
絶妙な配合で素晴らしいキャラに
ここまでのはるちんを受け入れられるのはきっと理樹君だけだね・・
呼び出されて怒られる・・・?何故だっ、二人は正しいこt(ry
大変長らくお待たせしました!
只今より中編の爆撃を行います!
……中編ではくーにゃ出ないけど勘弁ってことで(ぇー
(恭介side)
(恭ちゃん……)
「……小毬?」
小毬に呼ばれたような気がして、読んでいた本から顔を上げる。
俺は今、会社を立ち上げるための勉強をしていた。
社名は勿論「リトルバスターズ」だ。
何をするかは特に決めてないが、面白そうなことは何だって引き受けてやろうと思っている。
多分、あいつらも乗ってくるだろう。
まぁ、俺自身のことでちょっとした懸念があるが……そのために小毬が頑張ってくれてるんだ。
信じてやらないとな。
っと、それよりも今は謎の小毬の声が気になるな。
……ま、あの聞こえ方は念話だったが。
とりあえず、こっちからも話しかけてみるか。
「小毬、呼んだか?」
(……あっ……恭、ちゃ……)
「……小毬?」
何やら様子がおかしいな。
もう少し集中して聞いてみよう。
>>797 gj。
はるちんシナリオは読んでいて辛い部分あったからなあ。
こういうときこそ理樹ィィだ。
(ふあぁっ、恭ちゃんっ……恭ちゃんっ!)
「!?」
何やら切羽詰った様子の声が聞こえてくる。
一体何があった?
……クソッ、声の様子だけじゃわからん!
どうする……いや、何をするかなんて決まっている。
「小毬……待ってろ、助けてやるからな!」
俺は小毬の魔力の場所を大雑把に探る。
あれは……学校か。
なら、時間的に屋上が丁度いいだろう。
俺は目を閉じて学校の屋上の風景をイメージする。
そしてイメージが固まったところで、脳内のトリガーを引いた。
(―――跳躍っ!)
―――再び目を開けると、割と見慣れた屋上の風景が飛び込んでくる。
成功か。
「っと、急がないとな」
そのまま校内を詳しくサーチ。
すると、保健室前に小毬の反応があった。
保健室は1階だったな……
「うりゃっ」
俺はフェンスを乗り越え、下へと飛び降りる。
勿論、重力を制御することも忘れない。
怪我すると、小毬が心配するからな。
難なく着陸し、保健室前まで走る。
「無事で居てくれよ、小毬……!」
―――だが、現場で俺を待っていた光景は、予想の遥か斜め上を突っ走っていた。
……小毬は、廊下のど真ん中でオナニーをしていた。
変身した状態で、右手はスカートの中に突っ込み、左手で自らの胸を揉みしだいている。
瞳は閉じられ、うわ言にように俺の名を呼ぶ。
そして。
「はあっ……恭ちゃんっ、飲ませて……えっちなじゅーす、いっぱい……ッッ!!!」
最後に小毬は割ととんでもないことを口にして、絶頂を迎えたようだった。
そしてその場にへたり込むと、スカートに突っ込んでいた手を眺め……愛液を舐め取る様に指をしゃぶる。
ぼーっとした表情と相まって、中々にエロティックだ。
流石は俺の小毬。
……いや、そうじゃなくてだ。
「おいおい……念話で散々呼ばれたと思ったら、何処でナニをやってるんだ?」
「え……ほわぁあああああえええええ!?!?!?」
小毬はそこで初めて俺の存在に気付いたらしい。
真っ赤になってわたわたとしているが……なんだか見ていていぢめたくなってくるのは俺だけじゃない筈だ。
「ね、ねねねねね念話って……」
「いやーびっくりしたぜ。部屋で勉強してたら突然小毬の喘ぎ声が聞こえてな」
実際は危機が迫ってるんじゃないかと思ってた訳だが、こう言ったほうが小毬が面白い。
羞恥でガッチガチに固まってしまっている小毬に、さらに追い討ちをかける。
「どーなってんだと思って来てみたら、あろうことか廊下のど真ん中でオナニーしてるとはなぁ……小毬に露出狂の気があったとは初めて知ったぜ」
「う、うえええええええん! 恭ちゃんにおなにー見られたー……」
今度は恥ずかしさで泣き出してしまった……うむ、今なら来ヶ谷の気持ちもよく解るぜ。
この表情は……萌える。
「ははっ、それにしても何でこんな誰が通るかわからん所でやってたんだ? 寮の部屋……は、笹瀬川がいるか」
「はう〜……」
半べそで、自分の背後……保健室を指差す小毬。
俺は、少しだけ扉を開けて中の様子を伺った。
「あああっ、うあっ……理樹っ、りきぃっ!」
「はぁ、はぁ……鈴、とってもいいよ……」
………ふむ。
「なるほど、つまり理樹と鈴が保健室でしっぽりむふふとしているところを見て発情した、と」
「うええええん、そそそそんなに具体的に言わなくても〜」
「それで我慢できなくなっておっぱじめちまったって訳かい? 小毬はえっちな子だなぁ〜」
「……うっ、うぇぅ……ぐすっ」
……はっ、しまった! これはマジ泣きか!?
俺としたことが、あんまり可愛いもんだからついついいぢめ過ぎてしまったぜ……
「あー、その……スマン、今のは言いすぎだった」
「……きにん……って」
「は?」
すまん小毬、良く聞こえなかったんだが。
「えぐっ……わたしがこんな子になった責任、とって……」
「……わたし、恭ちゃんと出会うまで、おなにーも知らない子だったんだよ?」
うむ、それについては当時の俺は中々びっくりだったぞ。
ま、それをいいことに色々と俺好みに仕込んじまったんだが。
「わたしがこんな、えっちな子になっちゃった責任……とってよ、恭ちゃん?」
……小毬、お前その台詞わかってて言ってるのか?
十分そのつもりな俺からしてみれば……そいつは誘い文句だぜ?
まぁ、俺自身が小毬の痴態のお陰で収まりがつかなくなってるからどっちにしろ喰らい付くがな。
「当然だ……」
「恭ちゃ……ん」
先ほどまでの恥ずかしさからか、真っ赤な小毬に優しく口付ける。
小毬の目元に溜まった涙をキスで拭う。
そのまま頬を伝って耳へ、そして首筋へとキスの雨を降らせていく。
「はわっ、くすぐったいよぉ〜」
「何言ってんだ、気持ち良いの間違いじゃないのか?」
「あぅ……それも、あるけど……」
体を捩じらせながら恥ずかしそうにする小毬。
これだけ俺好みに染めても、初々しさが残っている辺りはポイントが高い。
俺はそんなことを考えつつ、小毬を抱き上げる。
もちろん、いわゆるお姫様抱っこだ。
「はわわわわわっ、恭ちゃん!?」
「場所を変えるぞ」
廊下で露出プレイというのも中々にオツな物だろうが、ソイツは流石にリスキーだ。
俺は少し考えて、保健室の隣の部屋……校長室に入った。
……気配を探るが、流石に無人のようだ。
俺は小毬を革張りのソファーの上に下ろす。
「こここ校長室でするの〜!?」
「おう。ここなら基本誰も来ないし、何より……隣から理樹と鈴の声も聞こえるからな」
耳を澄ますと、あいつらの励んでいる様子が聞き取れる。
そして、こっちから聞き取れるということは……
「そ、それって、わたしたちの声も聞こえちゃうんじゃ」
「いいじゃないか。存分に聞かせてやれ」
「ででででもっ、聞かれてこっち来ちゃったら……」
「そんときゃ巻き込んでやれ。そうすりゃ同じ穴の狢だろう?」
俺がそう言うと、小毬はじと目になった。
「恭ちゃん……きんしんそーかんは、めっ」
「……いや、別にそんなつもりはあまり無かったんだが」
どっちかっつーと理樹や鈴と三人で小毬をおもちゃにするとか……よし、今度あいつらに声かけてみるか。
そんな不埒なことを妄想しつつ、俺は小毬の脚を開かせる。
小毬の下着は、大変なことになっていた。
「おお、既に準備は万端ってか?」
「うぅ……そんなこと言わないでぇ」
「フッ……悪いが、無理な注文だ」
そして俺は自身を解放し……勿論こっちも準備OKだ……小毬の下着をずらし、中へと突き入れた。
その瞬間、いきなり小毬の中で強烈な締め付けを受ける。
小毬はこのシチュエーションに興奮しているのか、挿れただけで一回イってしまったようだ。
「ふぁ、あああああぅっ!」
「っし……ところで小毬」
「あはぁ、ふぅ……恭ちゃん?」
ぽーっとした表情で俺の顔を見つめる小毬。
ったく……こいつは無意識にこう、こっちを誘惑してくれるから堪ったもんじゃないぜ。
「すまんが押さえが効かん一気に逝くぞ!」
「え、恭ちゃ、ちょうひゃあえっ!?!?」
一息に俺は断って、いきなりトップギアで腰を使い始める。
勿論返事は聞かない。
まぁ、後で散々拗ねられるだろうが……ここまでやっちまったら、何にせよ今更だ。
一気に攻め立てて、何も考えられなくしてやるか。
「ふっ、くっ……おらおらおらぁっ!」
「ひゅっ、あひっ、くひゅぅっ!」
「……なにやってんだ小毬」
小毬の声の様子がおかしいのに気付いて俺は様子をみてみる。
すると、スカートの裾を咥えて声を立てないようにしているようだ……なるほど、考えたな。
それにしても、この格好だと小毬自身がスカートを捲り上げてることもあって結合部が丸見えだ。
この状態も中々にイケるが……もう一息欲しいな。
俺は軽く周囲を見渡し……グラウンドに面した窓に目をつけた。
そして小毬を抱きかかえ、挿入した姿勢のまま180度回転させた。
いわゆる背面立位というやつだ。
「んふうぅぅぅっ!」
「おっ、こういうのもいいな……」
回転の刺激に新鮮さを感じつつ、場所を移動する。
その場所とは……窓際だ。
俺は小毬との結合部が外から丸見えになるような位置に立つ。
まぁ丸見えとはいっても、校長室の方なんてそもそも目を向ける奴もいないだろう。
だが、見られる可能性があるというだけでも、それは行為には絶好のスパイスとなり得る。
俺の意図を察したのか、小毬は体を硬直させて俺を見る。
真っ赤になって、少し涙ぐんだ表情。
それは誰がどう見ても「やめてほしい」という表情に見えるだろう。
だが体のほうは正直だ……俺自身を咥え込んでいるあそこからはひくひくと期待するような締め付けを感じる。
更に、足元には染みになりそうな程愛液が垂れ落ちている。
俺は小毬に優しい笑顔で返すと、乱暴に腰を突き上げた。
支援?
「ひゅぅ!? きゅふっ、ひょうひゃっ……!?」
「おっと、喋ると咥えるものが無くなって声が丸出しだぜ?」
「……!」
俺の声に、慌てて押し黙る小毬。
小毬としては隣に声を届かせたくないらしく、裾は咥えたままだ。
と、いうことは。
相変わらず外からは小毬のアソコが丸見えな訳で。
今頃小毬の頭の中は、あっちを立てればこっちが立たずで大変なことになってるはずだ。
「んふっ、ぅう〜……」
「よーし、そのままそのまま……おらっ!」
「ふうぅぅ〜!!!」
そんな小毬を、俺は好きなように蹂躙する。
言葉で攻め、状況で攻め、愛撫して攻める。
その一つ一つに、小毬は過剰なほどの反応を見せてくれる。
……まったく、いじめ甲斐があるってもんだ。
「っと、小毬、そろそろ……っ!」
「んっ、ふぅっ、んうう〜っ!」
瞬間、小毬の締め付けが強くなる。
その刹那、俺は小毬の奥深くに自身を突きこみ……果てた。
「んふ、ふう、ふー……」
「はあっ、はぁ、結構きついな」
「ん〜〜!!!」
裾を咥えたまま抗議の声と視線を向けてくる小毬。
つか、一応終わったんだからもう裾離しても大丈夫だぞ?
ふと俺は、窓ガラスに視線を向けてみる。
そこには、俺に脚を広げた格好で貫かれている小毬の姿が映っている。
しかもスカートの裾は咥えたままであそこは全開、更に言えば膣から溢れた精液が垂れてきている。
真っ赤になって涙目でもそれを隠そうとしない様子は、中々にエロティックだ。
カメラがあれば撮影したんだがなぁ……仕方あるまい、脳内にしっかりと保存しておこう。
とりあえず俺は自身を引き抜き、小毬をソファーの上に下ろしてやる。
と、その時だった。
隣の保健室から、異常な大きさの魔力のうねりが発生したのは。
(理樹side)
「…ぁ…………ぅ」
「はぁ、はぁ……うっ!」
ドクンッ
僕はまた鈴の中に果てる。
これで何回目だろう?
5回までは数えてたけど、その後は覚えていない。
鈴は既に気を失っているのか、殆ど反応は無い。
漸く満足した僕は、鈴の肛門から分身を引き抜いた。
ゴポッという音と共に、僕の放った精があふれ出てくる。
改めて鈴の体を見てみると、ものすごいことになっていた。
顔、胸、背中、お腹、お尻、脚……どこもかしこも、僕の精液と鈴の愛液に塗れている。
……ありえない、と思った。
鈴が、というより僕の方がだ。
なんだろう。
今の僕に、出来ないことは無い気がしてきた。
「……さて、次は何をしようか」
動かない鈴をベッドに放置し、少し考える。
……そうだ。
恭介の真似をして、マスクザ斉藤になってランキングをごぼう抜きとかどうだろう。
うん、面白そうだ……
「くくく……あはは、ははははははははは」
笑いが止まらない。
何だか楽しくて仕方が無い。
瞬間、僕のポケットから眩い光があふれ出し……
「はりゃほりゃうまうー!!!」
僕は、「マスク・ザ・斉藤」になっていた。
……前は見えないけど問題は無い。
さて、まず第1のターゲットは……
「小毬さんだ」
僕は保健室を出た。
(小毬side)
「何だ、何がどうなってやがる!」
「ふ、ふええええ!?」
突然保健室から強い魔力のうねりを感じる。
……そういえばわたし、魔力のうねりを追って保健室に向かったんだっけ。
「なぁ、小毬。もしかして変身状態で保健室前でナニやってたのって……」
「え、えっと……えへへ」
「笑って誤魔化すなっての」
ぺしっ
「ひゃうぅ!」
ふえぇん、恭ちゃんが叩いたぁ……
「っと、それよりもだ。小毬、すぐにやれるか?」
「うんっ、だいじょー……ぶ?」
ふらっ……ぺたん。
わたしは立ち上がろうとして、力が入らずに床に座り込んでしまう。
「あうぅ……腰がぬけちゃったみたいぃぃ」
「小毬……」
恭ちゃんは呆れたような表情で冷や汗をかいて立っている。
「うぅ〜、わたしのせいじゃないもんっ……恭ちゃんが狼さんなせいだもん」
「ちょっとマテ、先に始めてたのは小毬の方だろ」
と、下らない言い争いを始めたその時。
ガララッ!
「はりゃほりゃうまうー!」
……扉を開けて、何だか見覚えのある仮面の人が飛び込んできました。
その人はガムテープを構えて、ジャンプしてわたしに飛び掛ってきます。
「って、わたしを狙ってるのー!?!?」
「う・ま・う〜!!!」
「おっと!」
そこに、恭ちゃんが粘着テープで割り込んできてくれました。
……とっさに割り込んできたから、下は丸出しだけど。
「恭ちゃん!」
「フッ、そう簡単には……」
「ランキングに入ってない人間が割り込まないでよ……うまうー」
仮面の人はそう言うと、勢い良く足を振り上げました。
その軌道上にあったのは……恭ちゃんのぞうさん。
……もちろん直撃しちゃってます。
「……くぁwせdrftgyふじこlp!?!?!?」
恭ちゃんは、声にならない悲鳴を上げて一撃で撃墜されちゃいました。
とっても痛そう……って、次はわたしの番だったっ!
「覚悟してね、うまうー」
「う、うええええん……」
そしてわたしは足腰に力が入らず、一歩も動けないまま……ガムテープでぐるぐる巻きにされてしまったのでした。
824 :
名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 02:28:57 ID:N1+4yj7T0
∩
( ゚∀゚)彡 藤枝保奈美誕生日おめ!ほなみん誕生日おめ!
⊂彡
(美魚side)
私はいつものように、中庭で本を読んでいました。
……いつもと違う点があるとすれば、持っている本がとても薄いところでしょうか。
漸くと○のあなの通販で届いた新作だったので、つい纏めて持ってきてしまいました。
途中でお仕事中の佳奈多さんに見つかってしまいましたが、既に読み終わった本を貸して見逃していただきました。
これで、私の読書の邪魔をする人は……
「はりゃほりゃうまうー」
……直枝さん?
「どうかいたしましたか?」
「西園さん、勝負だよ……うまうー」
なるほど。
直枝さんは嘗ての恭介さんのように、私たちに活を入れに来たのですね。
「そうですか、でしたら受けてたちましょう……科学部部隊!」
ザザザザッ!
私の一声であっという間に集合する科学部部隊のみなさん。
今日もマッド鈴木さんとその助手さんが私のNYP値を測定します……
「報告。やばいっす、とんでもないっす」
「ほう……最高値じゃないか。我々を楽しませておくれ、西園くん!」
「我々を楽しませてくれっす、西園さん!」
この勝負……決まりましたね。
如何に直枝さんがマスク・ザ・斉藤状態でも、NYPが最高値の私が負けるはずはありません。
ここはメガバズーカランチャーで一気に終わらせましょう。
さて、直枝さんの武器は何でしょうか……
「じゃ、僕はコレだ……うまうー」
「な、なにぃ! アレは……!」
「『電磁バリア』っすよ!?」
……何かの冗談でしょうか?
直枝さんが選び取った武器は、私専用のサイバー武器の一つです。
あれは、NYPが無い直枝さんには扱えないはずです。
「はりゃほー……みんな、不思議そうな顔してるね」
「当たり前です……貴方に、それは扱えません」
「それは、どうかな?」
直枝さんはそう言うと、電磁バリアの起動スイッチを押しました。
すると……
ヴォン!
「何だと!? ブースターを使わずに武器を起動したぁ!?」
「……っ!」
「ほ、報告っ! じじじ、冗談じゃないっす!」
「何事だね!?」
「かかか、彼のNYPを測定してるんっすが……」
私は鈴木さんと一緒に、直枝さんへ向けられている測定器を覗き込みました。
……数値がカンストしてます。
そして次の瞬間―――
ボンッ!
「きゃっ!」
「うひぃっ!」
「あまりの出力に、測定器が……!?」
私は、改めて直枝さんに向き直ります。
……冷や汗が、止まりません。
ですが今は、この武器と……私の力を、信じて戦うのみです。
「準備はできたのかな、うまーう?」
「ええ、勝たせていただきます……この勝負、3ターンもあれば十分でしょう」
私がNYPをチャージし終わるのが先か、直枝さんが私を仕留めるのが先か……
「始めましょう、直枝さん」
「それじゃ……バトルスタート、うまうー!」
直枝さんの声でバトルは始まりました。
私はひとまずチャージしつつ、バリアの射程外に逃れます。
……しかし、直枝さんは一歩も動きません。
「……どうかしましたか」
「いいや、ただそっちのフルチャージを待ってるだけだよ……うまうー」
……私は舐められているのでしょうか?
そうですよね、そうに違いありません。
でしたら遠慮無く……一撃で消し飛ばして差し上げましょう。
私は、フルチャージでメガバズーカランチャーを発射しました。
「……おまんら、許さんぜよ」
「その台詞は武器が違うぞ、西園くん」
「武器が違うっすよ、西園さん」
ノリで言ってるだけなので気にしないでください。
全てを薙ぎ払う光の粒子が、直枝さんを襲います。
直枝さんはそれを見て、一歩も動かずに―――
「はーりゃ、ほーりゃ……うまぁうぅぅぅぅぅっ!!!」
―――電磁バリアを全開で構えました。
すると、信じられないことが起こりました。
「メガバズーカランチャーが……効いていない!?」
「そ、それどころじゃないっす! 放出されたNYPのベクトルに、バリアが干渉し続けてるっす!」
「なんだと!? それではまさか……」
お二方が最後まで言う前に、結果は私自身に襲い掛かってきました。
メガバズーカランチャーが……電磁バリアによって、真っ直ぐに跳ね返ってきたのです。
荒れ狂う光の中、私は直枝さんの声を聞きました。
「西園さん……きみは、武器の性能に頼りすぎだよ。うまうー」
私は何も言い返せずに、意識を手放しました。
……とりあえずここまで。
理樹がとんでもないことになってますが、これをくーにゃはどう止めるのか!?
あと少し補則。
NYPについてですが「なんだかよくわからないパワー」の略なので、
なんだかよくわからない石(ジェムビーン)に侵されてれば理樹でもサイバー兵器を使える、みたいな。
あ、ちなみに私の定義で言えば魔力もNYPです(ぇー
では、後編をがりがりと書き上げてきます。
次こそはくーにゃ、大活躍ですよ!
>>829 おぎおぎしながらクソフイタwwwwww
もうそろそろ容量やばいな。
>>832 ホントはテンプレ会議とかしたかったけど…まぁおkじゃない?
「あるものは使おう」
残り20kぐらいでテンプレ作っとかない?スレ立てルールとか決めときたいし
とりあえず、参考にToHeart2 SS専用スレのテンプレを張ってみる
※SS投入は割り込み防止の為、出来るだけメモ帳等に書いてから一括投入。
※名前欄には作家名か作品名、もしくは通し番号、また投入が一旦終わるときは分かるように。
※書き込む前にはリロードを。
※割り込まれても泣かない。
※容量が480kを越えたあたりで次スレ立てを。
>>797 直球スイートよりぜんぜんいいな!まったくそーだ!
ちょっとオトナなシチュなのにえっちくなくて感動、GJ!
>>829 エロもやりすぎるとgdgd感が否めないな…4〜16の展開はすまんが付いていけなかった。(Ctrl+Shift)
17からの西園sideには燃える展開があってwktkした。だけどそろそろ主役マダー?な気分orz
…最後に、連投でごめんなさい一つのレスに感想も書きまとめればよかった
後、個人的に忘れやすい葉鍵版SETTING.TXTの書き込みに関する設定
BBS_LINE_NUMBER=16
BBS_MESSAGE_COUNT=2048
から、1レスの最大改行数は32、最大バイト数は2048
timecount=12
timeclose=5
から、最新12回の書き込みのIPを記録し、
その中の5個が同一IPからの書き込みだったら連続投稿注意画面へ
個人的に妄想スパイラルの文も残したいかな、このスレの指針みたいなもんだし
↑これも次スレのテンプレにお願いします。
残り8kbしかないぜっ
ようやくたどり着いた旨の人がいたけれど、よく考えたらけっこう見つけにくいスレなのかも…
タイトルに二次とかSSとか付いている訳でもない。
「リトルバスターズ」から検索しようにも「リトバス」になってるから引っかからないし…
本スレの誘導からなんとなくで辿り着いた人も多いだろうから、
あちらのテンプレのリンクも新しいのに変えてもらわないとね。
ちょっと埋めに小ネタを投下。
The4コマの第9回の設定を流用したものです。
学校からの帰り道。まっすぐ家に帰る道を、本屋さんの角で右に曲がると、少し先に大きな建物がある。
最近ぼくは学校でいやなことがあると、帰りにかならずここに寄るようになっていた。
建物の中にはたくさんの大きな人がいるけど、この時間ならまだ誰も出てこないことを、ぼくは知っていた。
大きな人たちが出てくる前に、ぼくはその建物の裏庭に行く。
そこには、最近なかよくなった、新しい友達たちがいるからだ。
「みんな、お魚持って来たよー」
にゃー
みゃー
ぬおー
給食の時にこっそり取っておいた魚を取り出してそう言うと、すぐに友達たちが鳴きながらやって来た。
それは、そこらのノラネコよりもなんとなく毛なみのいい、すごくたくさんのネコたちだ。
「よーしよし。みんなぎょうぎよく食べるんだぞ」
ぼくは魚の身を少しずつちぎって、それをみんなに手皿で食べさせる。
初めのころはひっかかれたりもしたけれど、今じゃもうすっかりなれて、そんなこともなくなってた。
「はぁ…。みんなはいいなぁ…。学校も行かなくていいし、自由きままにできて」
幸せそうなみんなのようすを見てると、本当にネコって生き物がうらやましくなる。
「ふむ。だが猫には猫で、君には想像もつかない苦労が色々とあるものだぞ」
「!!…だっ、だれ!?」
急に後ろからそんな声が聞こえて、ぼくはものすごくびっくりした。
あわてて後ろに振り向くと、そこにはとても髪が長くて、すごく美人な女の人がいた。
「少年。人に誰だと尋ねる時は、まずは自分から名乗るものだぞ」
それが、ぼくと唯湖さんとの──そして、正義の味方、『リトルバスターズ』との出会いだった。
「いっしょにどらやき食べませんか〜」
「どら焼き!? 食べる食べるー!」
「そんなにスイカが食べたいのかい? 球筋に出てるぜ」
「えぇっ!! な、なんでわかんだ……わかるんですか、恭介先生!」
「僕のパパの友達がおもちゃ工場の社長さんでさ、それでよくこんな物を貰えるんだ」
「そ、それは伝説のベーゴマ『U1』じゃないデスか!! いーなー、はるちんもほーしーいー!」
「待っておじ様! …せめて、せめて今夜だけでもカミュの側にいて……」
「美魚さんすごい!! 本当に童話のお姫様みたい…!」
「ほう……まさか少年にこんな特技があったとはな」
「悪いけど、射撃のウデなら唯湖さんにだって負けないよ!」
劇場版最新作、『ドラえもん のび太とリトルバスターズ』。近日公開予定!!
「この世界には、秘密が隠されている……」
すいません冗談です。
なんか電波がきたんでつい勢いで……。
ちょw何これwww意外といい感じじゃねぇかwww
そういえばリトルバスターズとドラえもんたち5人組って組み合わせは盲点だったな。
ってか電波SUGEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
>>488だけど、エロSS第二弾できたんだけど、
正直、どこに投稿すればいいのか混乱中。
あと、みんなの書いたSS作品の感想も書きたいし。
…8割方完成したんだけど、次、どこに投稿すればいいんスカ?
本当は本スレのテンプレに張ってる
■投稿小説展示場(SS投稿場所。エロ厳禁・連載ssはタイトルにシリーズ名と話数を明記)
ttp://matome.clannad-tv.com/little-busters/ss/ に投稿したいんだけど、どうもエロがダメなようで…
少しでもストーリーとしての評価や指摘を、もらいたい俺にとっては、非常に残念。
>>848 エロおkの鯖も検討中だから展示場は待ってくれ(´;ω;`)
お、SS展示場の管理人ここの住人だったのか
いつもお世話になってます
>>851 住人というか、キャラスレも含めて全スレの住人状態ですヨ。
本スレが特にあわただしい状態でもないんでのんびりニコニコで
初音ミク関連を聞きながらのんびりと眺めてる次第。
早速官能系(?)小説可の鯖探してくるノシ
>>850 >>852 お疲れ様です。
俺も、SS展示場のレビューいくつかしましたよ。
自分もシリアス作品、投稿したいけど、まだ、できてないのが悔しい。
で、浮気してエロSS、2本、勢いで書いてしまう始末。
欲を言えば、投稿小説(SS)展示場。エロ有で、
作品名 作者名 投稿日 閲覧数 返信数 得点
の項目にプラス、さらに、「ジャンル」(シリアス、ギャグ、ほのぼの、ダーク、18禁etc)を
追加してもらえると大変嬉しいです。
…無理言って悪いんですけど…
ホント、重ね重ねお疲れ様です。
埋まる寸前に言うことでもないけど、ちょっと気になったので一つ。
Dear Friendの人もくーにゃの人もやってたけど、場面転換の最初に
「〜〜side」なんていちいち誰視点か表記して書くのはリズムが悪くて正直読みづらい。
本編であったEpsode:○○に倣ってるのかもしれんが、ゲームならともかく
SSでやるのは向いてないの思うので、もう少し自然に移行するか視点を固定するかして欲しい。
>>853 了解ッスー
ジャンル追加ができるかは技術的な問題なので試行錯誤してみますネ。