リトルバスタオル

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1名無しさんだよもん
シャワー室から小毬さんが戻ってきたみたいだ。
…バスタオル一枚でここまで来たということなんだろうか。
シャワー室からここまで誰とも会わなかったのが不幸中の幸いというところだった。
小毬さんの体を隠すものは小さなバスタオル一枚だけだ。
「ちょっと待ってて。今フレンチトースト用意するから。紅茶も淹れたんだ」
小毬さんは表情を変えずにぽつりとつぶやいた。
「…さむい」
「ごめんね。バスタオルが小さくて。僕のベッド使っていいよ」
小毬さんはこくりとうなずくと布団の中に潜り込んだ。
ベッドの端から小毬さんの体を覆っていたバスタオルがするりと抜け落ちた。
それはとても小さなバスタオルだった。
2名無しさんだよもん:2007/07/30(月) 15:41:45 ID:SQmtUhGc0
出オチ
3名無しさんだよもん:2007/07/30(月) 15:46:04 ID:S6VYcI7zO
続きを読む場合はマッスルマッスルと
4名無しさんだよもん:2007/07/30(月) 15:59:53 ID:bkTyIn+V0
カーーーーーーーーーーーッツ!!!!
5名無しさんだよもん:2007/07/30(月) 16:37:36 ID:m9X4yOjz0
「おう、理樹。そろそろ風呂行こうぜ」
腹筋を終えた真人が息を弾ませながら僕を誘う。
「うん。そうだね。一緒に入ろう」
「あ、ヤベ…」
真人がうろたえている。
「どうしたの?」
「昼の筋トレの後シャワー浴びてバスタオル乾かし忘れた。悪いが一枚貸してくれ」
「しょうがないなあ、真人は。小さいのしかないけど」
引出しから小さく畳んだバスタオルを取り出して真人に渡す。
「おう、悪いな。」
真人はバスタオルを広げてしげしげと見つめる。
「マジで小さいな。このバスタオル」
「僕にはちょうどいいけど体の大きい真人には小さいだろうね。
購買にもっと大きなバスタオル売ってたから買ったらどうかな」
「あァ? 俺の無骨な筋肉は見苦しいからデカいバスタオルで隠せってかぁ?」
ひどい言いがかりだった。
「そんなこと言ってないよ。じゃあ今日は僕の小さなバスタオルで我慢してね」
「我慢? 俺はお前のバスタオルに不満なんてないぜ。
小さいけどお前らしくていいと思うぜ」
真人は爽やかに笑って僕のバスタオルを肩にかけて風呂場へと歩き出した。
大きな背中からちょこんと覗く小さなバスタオルがなんだか可笑しかった。
6名無しさんだよもん:2007/07/30(月) 19:35:39 ID:Pxa1/gYY0
筋肉!筋肉!
7名無しさんだよもん:2007/08/02(木) 12:35:34 ID:RKjy9fpK0
>>1
8名無しさんだよもん
>>1
そのうちC○SPAより発売されるだろう。