984 :
ぺたんこ:
貴様にさわたしの呪いをかけてやろう。自宅をさわたしにのっとられるという
恐ろしい呪いだ!嘆き悲しむがよいわ!
貴様が修羅場で苦しんでいる所へ、突然ランドセルを背負ったさわたしが侵入してくるであろう。
へっぴり腰でよたよたと歩きながら「か、金を出すのようっ!」と包丁を突きつけられて
狼狽するがよい。
「お金? いくらいるの?」
「ごせんえん」
「いいよ。はいどうぞ」
「固いお金もいる」
「小銭のこと? 全部持てるかな」
貴様はさわたしに脅迫されてペンを放り出し、財布の中身を全てねこさんのおさいふへ
つぎ込んでやるはめになるであろう。
「何買うの?」
「もやし。いっぱい買う」
「そっか。でもお店遠いよ? 一緒に行く?」
「…いく」
「包丁は重いから置いておきなよ。後で取りに来ればいいから」
そして貴様は一分を争う状況でありながら、ついうっかり猫に連行されてしまう。
さらに疲れたろうと風呂に入れてやり、休んでいきなよと布団を
乗っ取られてしまうがよい。
いつの間にか家出さわたしは飼いさわたしと化し、貴様の部屋を占領してしまうのだ。
パソコンにいたずらされたり時間を忘れて一緒にROしたりして
さらに切羽詰った修羅場に気づき嘆き悲しむがよいわ! ふははははは!