第二回 葉鍵板最萌トナメ ブロック準決勝 Round76!!
往人「なぁ観鈴。今日は何の日か知っているか?」
観鈴「えーと、始業式は終わったし、誕生日はもう2ヶ月前だし…
にはは、ラーメンセットの日だったかな?」
往人「ラーーメンッセットォーーーーー!違うっ!」
ポカッ!
観鈴「イタイ。どうしてそんなことするかなぁ…」
往人「お前のブロック決勝の日だ。」
ずず〜〜〜〜〜〜♪
横を見ると観鈴は『どろり濃厚ピーチ味』と書かれた紙パックをすすっていた。
観鈴「このジュースおいしい。」
ズルッ!俺は観鈴のマジボケっぷりに壮大にすべる…
往人「───お前は今まで頑張ってここまで来た。ここまで来たからには…
そう、勝つんだ!」
観鈴「違うよ…往人さん。」
観鈴は急に真面目な顔になって俺に言った。
観鈴「ここまで来れたのは私が頑張ったんじゃなくて、みんなが私を応援して
くれたからだよ。」
往人「・・・…そうだな、だからこそ、お前は頑張らないといけない。お前と対戦して
散っていった者たちのためにも…
観鈴「うん、でも佐祐理さんは凄い人だよ、支援も凄いし…観鈴ちん、ぴんちっ」
往人「大丈夫だ、お前にもたくさん応援してくる人たちがいる。俺の人形劇もある!」
観鈴「が、がお…凄く不安・・・でも、もう一回だけ頑張ってみる。終わった後、みんなと
お友達になれるかな?」
往人「友達になれる。お前なら対戦相手の佐祐理だって友達になれるさ。さぁ、
試合はもう始まってるぞ、早く言って来い。」
観鈴「うん、じゃあ行って行くるね。」
観鈴はトーナメント会場に向かって駆けていった。
パタパタパタ─────────ぽてっ──────こけた──────
観鈴「にはは、ぶぃっ!」
神尾観鈴 25分遅れで入場w