「さぁてと、今日の活動はっと!」
「その前に笹森さん、あの本は返したの?」
「あの本って?」
「ほら、学校の裏山に出かけた時、笹森さんが
図書室からがめた本」
「あっ、ああ……あれね……。
まだ、ナップザックの中だったりして……」
「笹森さん! ったく、だらしないなぁ……」
「えへへっ。
じゃあ、今日は図書室で定例部会ってことにしようよ」
「禁帯出の本は、もう二度と持ち出さないように!」
というわけで、図書室前だ。
あの本を持ち出したのは俺じゃないんだけど、少し緊張してしまう。
本を片手に、何気ないふりをよそおいながら、図書室に入った。
このまま、さりげなく書棚に……。
「あれ、河野くん……どうしたの?
それって禁帯出の本?」
しまった、いきなりばれてしまった。
「お、小牧。
実は……この本なんだけど……。
悪い、勝手に持ち出しちゃってさ。
出来れば、こっそり戻しておきたいんだけど……
先生には内緒にしててくれないかな」
「うーん……禁帯出の本ですから……。
無くて困ってた人もいるかも知れないし、
持ち出した理由を、一応先生には報告し
ておいた方がいいような気も……」
こ、これはマズい。
どうしようかと思っていると、
「ご、ごめんなさい」
しおらしく、可愛らしい声が、すぐ後ろで聞こえた。
ぎょっとして振り返ると、花梨の姿をした別人が立っていた。
いや、どこかで見たことがある!
そうだ、こいつは俺をアンケート地獄にたたき込んだ、猫かぶり花梨だ。
「本当にごめんなさい。
貴明さんが……。
クラブ活動で、裏山を探検したいから、
急いで地図を持ってこいって言うものだから」
「お、俺のせいなのか!?」
「それで私が持ってきたのは見当外れだってわかると……。
私にひどくあたって……。
誰もいない森の中で、い、いきなりケダモノに……。
もう、私……私……
こんなこと恥ずかしくて先生に話せないよう!」
118 :
名無しさんだよもん:2006/08/27(日) 07:51:28 ID:dUCgc9oxO
ずいぶん気の早い埋め立て荒らしだな
「河野くん!? なんてことを……」
「ち、違う!!
いろんな想像をしてるだろうけど、全部違うから!
本当に違うから!!
ちょっと、笹森さん!
嘘泣きしてる場合じゃないだろ!
お願いだから真実を言ってくれよ!!
頼むから……」
「わ、わかりました……。
とにかく、本のことは黙ってますから、安心して」
「う、うん……ありがとう」
花梨はぐすぐすと泣きまねをしながら、図書室の奥まで歩き、
小牧からは見えない席に座った。
ちなみに、俺の方にはその間、小牧の冷たい視線がずっと突き刺さっていた。
「ふう……。これでなんとかごまかせたね」
「おい! どうしてくれるんだよ。
こんな評判が広がったら、クラス中の女子から嫌われてしまうじゃないか!
もう、もてるとかもてないとかのレベルじゃなくて、犯罪者扱いだろ!」
「うんうん、一石二鳥だったよね。
本のことで怒られずにすんだし、悪い虫はつかなくてすんだし」
「悪い虫ってなんだよ!!」
「とにかくたかちゃんは、ミステリ研に入ったその日から、
いきなり女の子を押し倒す犯罪者だったんだから問題ないでしょ。
いい!? たかちゃんはクラブ活動だけに専念してたらいいんだかんね!」
「そんな無茶な!!」
「しーっ。
図書室では静かにしてないと駄目だよ。
みんな見てるし」
「な……」
確かに、心静かに読書を楽しんでいた人々まで、こちらを冷たい目で見てる。
「もう一回くらい、ここで泣いちゃおっかな」
「お、お願いだからこれ以上は許して……」
「最初からそう言えばいいのに。素直じゃないんだから……」
黄色再プレイしたけど認識に間違いはなかったぞ。
どう見ても詐欺師です。
時間無駄にした。
ちょwww
お前アンチじゃないだろwwwwww
しかし乙。
, -‐―‐ 、
/ ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_ー(゚w゚)ノノヽハ)))-, /
Z ハl(| ┃ ┃ | < < Karin ass No.1なんよ
´Wiハヘ、''' ヮ''ノW'` \ アンチは嫉妬してるんよ
⊂}| {卵}|{○ ググッ \__________
く_/_|_j_ゝ
(__八__)
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