愛佳と付き合い始めてから数ヶ月。
俺の自由は死んだ。
いつの間にか俺は、クラスの副委員長的な存在になっていたらしく
ことあるごとに仕事を押し付けられるようになっていたのだ。(断りきれない俺も悪いのだが)
来る日も来る日も仕事仕事仕事仕事。
いいかげんノイローゼになりそうではあったが、そんな俺にも、まだ希望は残っていた。
2年B組学級委員長だ。
貴明「まったく……底無しのお人好しだな」
郁乃「ホント……他人のために、よくあそこまで出来るわね
……あまり無茶しないでよ、お姉ちゃん」
愛佳「さて、と。お仕事お仕事♪」
君臨する定番メニュー
愛佳「今日はアップルパイな気分……」
新たなる期間限定商品
愛佳「でもでも! ヤックシェイクのマンゴーも捨てがたいかも……」
10人のヒロイン
るーこ「いいだろう。るーが相手になる
地上最強のうーとしてふさわしい実力か……ためさせてもらうぞ」
おごる者
貴明「シェイクだけで1000円!? 腹壊すぞ!?」
愛佳「やだなぁ。半分はたかあきくんの分だよ?」
貴明「飲めるかっ」
凡ミスはさらなる凡ミスに埋もれ
瑠璃「次は容赦せんで、貴明ー!!」
由真「これで勝ったと思うなよー!!」
恋人ごっこは、いつの間にか『ごっこ』ではなくなっていた
雄二「敵部隊を確認。姫百合姉妹とイルファさんだ
かなりの長期戦が予想される。種切れに注意しろ」
貴明「どんなアドバイスだ。オイ」
雄二「委員ちょの分も残しておけよっ」
貴明「雄二ぃぃぃぃぃぃ!!!!」
この先生きのこるために、欺き、裏切り
玲於奈「どうやら、嗅ぎ付けられたようね……」
薫子「そろそろ引き際ということ……?」
玲於奈「敵はたった一人……ここで消してしまいましょう」
カスミ(こくこく)
雄二『た、貴明助けてくれ!! バケモn(ザザー』
昨日迄の友人にも敵意を向ける
優季「私達の存在……それが何を意味するのか、これで分かる気がします」
だが、しかし――
真の正義は砕けない! 何故なら彼女は――
雄二「無理だ、貴明! もう間に合わねぇ!!」
貴明「それでも! それでも愛佳なら、何とかしてくれる!!
何故なら、あいつは――」
――2年B組、学級委員長だからだ!!!
Metal Manaka Chaos
2006年8月3日より、連載決定!!!
君はまだ、本当の委員長を知らない――
雄二「……人って、ああも簡単に変われるものなんだな。貴明」
貴明「その責めるような目はなんだ」