ToHeart2 SS専用スレ 14

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712名無しさんだよもん
>>710

序盤はよかったけど最後がgdgd
あと雄二が長瀬さんって呼ぶのはどうかと
713名無しさんだよもん:2006/06/19(月) 00:58:35 ID:/l5a8/bG0
>>710
おつ〜。う〜、何を伝えたいのかよくわからん。これは設定は由真ルートのアフターストーリーでOK?
にしても、『長瀬』由真にしてはなんだかそんなキャラじゃないように思えるし、
『十波』由真にしても、公衆面前でそんな話するほど節操無しじゃないような…。
それよりは、二人きりの場面でそうさせたほうが由真っぽいかも。
714名無しさんだよもん:2006/06/19(月) 09:47:56 ID:te7tKkUjO
勢いはあったけど、ちょっと由真のキャラが微妙だな
>>713の言うみたいに二人きりとかなら有り得るかもしれないけど
715名無しさんだよもん:2006/06/19(月) 09:57:09 ID:bSc/WSqo0
キャラ掴めてない気がするね。メイドロボ姉妹あたりは本編出ないから
えらいことになってもしょうがない面もあるけど、由真でこれはちょっと。

あと、日本語の微妙な部分がちょい目立つ。
716名無しさんだよもん:2006/06/19(月) 13:27:34 ID:YzxvI8YPO
暗い月曜日
717名無しさんだよもん:2006/06/19(月) 15:04:01 ID:cLexveZz0
>>710
次の河野家が投下される前に、由真SS乙。
CDネタじゃなかったのかw

確かに後半キャラが変わってますね^^;
あと、さすがに同じネタを連発しすぎると
ひいてしまいます。

でも、こういう話をする時は
長瀬モードで眼鏡をかけてる時の方が
萌える気がするのは漏れだけですか?^^;
別に眼鏡属性はありませんがw
718名無しさんだよもん:2006/06/19(月) 16:03:51 ID:TglS9g7X0
タマ姉の陵辱SSって無いっすか?
ニーソで足コキなのがあればグッド・・・ってこれじゃ陵辱じゃないか。難しい。
719名無しさんだよもん:2006/06/19(月) 19:00:39 ID:6ErXA1kGO
>>710
とりあえず乙。
まず句読点の使い方だな。
会話での読点が必要以上に多いから、感情が無いように感じる。
あとはやっぱり由真のキャラかな。
由真の場合、『エロイ単語を知らずに言う』もしくは『エロくない言葉なのにエロく聞こえる』って感じだと思う。
720名無しさんだよもん:2006/06/19(月) 19:26:50 ID:3ZZCzo8z0
河野家マダー?
721708の作者:2006/06/19(月) 20:25:15 ID:AJfb75ZH0
いろいろと感想どうもです。これらを次回にもちこまないよう気をつけます。
皆さん。ありがと。また作るかも知れないのでその時まで。
722名無しさんだよもん:2006/06/19(月) 20:43:18 ID:cHJgOPfB0
>>721
頑張ってください
723河野家にようこそ 第61話(1/9):2006/06/19(月) 20:50:16 ID:/0+ogevX0
 カラオケ五番手は姫百合姉妹。珊瑚ちゃん以外の人の前で歌うのは初めてだからと緊張する瑠璃
ちゃんだったけど、いざ歌ってしまえば姉の珊瑚ちゃんとピッタリ合わせ、二人組アイドルの歌を
振り付きで歌ってみせるのだった。しっかしみんな歌上手いなぁ。
 六番手は愛佳。歌うのが緒方理奈の歌ということで、待ってましたとはしゃぐ雄二だったが、肝心
のその歌は……。い、いや、由真が俺の顔に柔らかいのを押しつけてまで言うくらいなんだから、
上手かったですよ、ええ。
 七番手は郁乃なんだけど、カラオケ未経験の郁乃は歌う歌すら決められない。そこで立ち上がった
のがこのみ、姫百合姉妹、ちゃるとよっちの一年生組。みんなでヒット曲を元気よく歌い、それに
つられて郁乃も歌声を響かせる。初めてにしては上出来だよ、うん。
 八番手は優季。選曲したのは映画『時を旅する少女』の主題歌。優季の歌声に聞き惚れつつ俺は、
優季とその歌の組み合わせに奇妙な『何か』を感じたりして……
 九番手はよっち。歌ったのは池田春菜の『Hello』。そして十番手のちゃるが歌ったのは
Suaraの『トモシビ』。どちらもいい歌だなぁと感動してたら、何とこの二曲が一枚のCDで
聴けると言うではないか! これは是非CDを買いに――、って済みません、やりすぎですね。

「俺の番だな」
 そう言って立ち上がったのは雄二。
「お、雄二、何歌うんだ?」
 俺がそう尋ねるが、雄二は何も言わずにリモコン操作。感じ悪いなぁ。
 程なく前奏。――うーん、聞いたことがあるような、無いような。
「あ、『SOUND OF DESTINY』」
「知ってるのか、由真?」
 すると由真は意外そうな顔で、
「知らないのたかあき? これ、緒方理奈のヒット曲だよ」
724河野家にようこそ 第61話(2/9):2006/06/19(月) 20:50:54 ID:/0+ogevX0
「ああ、そうなんだ。俺、緒方理奈ってあまりよく知らないからなぁ」
 などと俺たちが話しているうちに雄二が歌い始め――
「〜♪」
「え、えええっ!?」
 人が歌ってる最中に大声をあげる由真だが、無理もない、俺もビックリだ。雄二の歌声は、まるで
アイドル歌手そのものって感じで――
「そ、そっくり……」
 呆然と由真が呟く。どうやらその歌声、本物にそっくりらしい。
 驚いてるのは俺と由真だけではない。他のみんなもあっけにとられ――
「……なんか、気持ち悪い」
 顔をしかめる郁乃。……ま、まぁ、歌声の主が雄二じゃなぁ。

「はっはっは! どうよ諸君、この俺様の美声に酔いしれたかな?」
 完璧なまでに歌い上げた後、ふんぞり返って高笑いする雄二。
「す、凄い……。まるで本物の緒方理奈が歌ってるみたいだったッス……」
「う、うん……」
 よっちの言葉にこのみがコクコクと肯く。しかし、
「あ、分かった! さては雄二、声を変換したでしょ!」
 雄二に指を突きつける由真。
「声を変換?」
「最近のカラオケには男声を女声に変換する機能とかがあるのよ。きっとそれを使ったんだわ!」
 由真のその指摘に、しかし雄二はフフンと鼻で笑い、
「んな機能になんか頼らねぇよ。
 大体、最近の音声変換機能には、男声を”緒方理奈の声”にする機能でもあるってのか?」
725河野家にようこそ 第61話(3/9):2006/06/19(月) 20:51:47 ID:/0+ogevX0
「ぐ……」
 言い返せない由真。確かに雄二の言うとおり、さすがにそこまで高度な機能はないだろう。
「それなら雄二、あの声は?」
「おいおい貴明忘れたのかよ? 俺様が七色の声の持ち主であることを」
 七色の声? ……ああ、そう言やこいつ、そんな特技持ってたっけ。
「だが、七色の声と言うこの天性の力を持ってしても、緒方理奈ちゃんのあの美声を再現するのは
至難の業だった……。
 来る日も来る日も修行に明け暮れ、この声を会得するまでに要した時間、およそ一年ッッッ!」
「そ、そう言えば夜な夜な雄二の部屋から歌が聞こえていたけど、あれはまさか雄二の歌声!?」
 タマ姉の顔が青ざめたのは、弟の超人的な能力を知ったためか、はたまたその気色悪さ故か。
「君たちに言いたいことがある」
 雄二はこのみたちを見回すと、
「君たちは、自らが女性であることに胡座をかき、何の苦労もせずに得た歌声でカラオケを堪能して
いるつもりだろうが、俺から言わせればそのようなもの、児戯にも劣る自己満足でしかないッッッ!
 声帯を破壊する一歩前まで己が声を磨き上げ、性別という高く厚い壁を乗り越え、緒方理奈という
名前の聖なる音域に達した時、人は、カラオケとは何なのか、いや、歌うとは何なのか、その答えを
知ることが出来るのだッッッ!!」
 ……何か力説しちゃってますけど、この人。って言うか意味分からん。
「……ゆ、雄二、あんたってヤツはそこまで……」
 あれ? 由真が圧倒されてるよ?
「か、勝てるワケなんてない……」
 うわ、愛佳も落ち込んじゃった。さっきの自分の歌と比較したのかな?
 そんな愛佳を見下ろし雄二は、
「精進せよ委員ちょ。キミの中にある緒方理奈への情熱をもっと燃やすのだッッッ!
726河野家にようこそ 第61話(4/9):2006/06/19(月) 20:52:33 ID:/0+ogevX0
 日を置かず、歌い続けなさい。キミならあるいは、俺を超えられるかも知れない……」
 そう言い残し、何故か部屋を出ていこうとする雄二。
「お、おい雄二、どこへ行くんだ?」
「トイレだッッッ!!」
 あ、そうですか。行ってらっしゃい。

「こ〜のみっ! 次はこのみの番だよ!」
 はいっ、とこのみにマイクを差し出すよっち。
「え、でもわたし、さっき郁乃ちゃんと一緒に――」
「だから、アレはあくまで郁乃ちゃんのサポートっしょ! ささ、歌って歌って」
「う、うん、でもこのみ、まだ歌を決めてないんだ……」
 そう言って楽曲表を取ろうとするこのみに、
「……なら、アレを歌って」
「え? ――あ、アレ!?」
 ちゃるに言われた途端、このみはカァーッと頬を赤らめ、
「だ、ダメだよちゃる! あ、アレは三人の時だけの……」
 ん? 三人の時だけ歌うアレって、一体なんなんだ? うーむ、何となくイケナイかほり。
「このみ、それ歌え」
「え、タカくん!? ダメ、絶対ダメ!」
 手をブンブン振るって拒否の姿勢。何か必死だな。でもそういうのを見るとますます聴きたくなる
のが人のサガってヤツで。
「ちゃるとよっちは聴かせられて、俺たちには聴かせられないのかよ。そりゃあないよ、なぁ」
 ここでチョット卑怯な手。周囲のみんなに同意を求める。
「確かに気になる。あたしたちにも是非聴かせて欲しいな」
727河野家にようこそ 第61話(5/9):2006/06/19(月) 20:53:17 ID:/0+ogevX0
 ホラ、早速由真が乗ってきた。
「うんうん、聴かせて聴かせて」
 花梨の好奇心だって黙っちゃいない。
「うーこのの特別な歌か。るーも是非聴いてみたいぞ」
 好奇心じゃ、るーこも負けていないな。
「あ、うう……」
 徐々に追いつめられるこのみ。よし、もう一押し――
「無理強いはよくないわよ。このみも困ってるじゃない」
 ちっ、やっぱタマ姉が黙ってないか。よし、それなら、
「ああー、うん。確かにタマ姉の言うとおりだよね。
 ゴメンなこのみ、無理強いするつもりは無かったんだけど、聴いてみたかったからさ」
「あ、うん」
 あっさり引き下がった俺にキョトンとするこのみ。
「ね、ねぇタカくん……」
「ん?」
「そんなに……聴いてみたい?」
「そりゃ、このみの特別な歌なら聴いてみたいよ。けど、無理しなくていいよ」
「あ、あのね……」
 よし、食いついたぞ。ホレ言え、歌うと言え!
「その、歌ってもいいけど、約束してくれる?」
「約束?」
「うん、その、わ、笑わないって」
 笑わないと約束? 笑っちまうほど恥ずかしい歌なのか?
「あ、ああ、分かった、笑わない。約束する」
728河野家にようこそ 第61話(6/9):2006/06/19(月) 20:55:17 ID:/0+ogevX0
 俺のその口約束に安心したこのみは、
「うん、じゃあ、歌うね」
 腹を決め、リモコン操作。程なく前奏が流れるのだが、――なんか、のんびりな前奏だなぁ。
 そしてこのみはマイクを口に――

「水飲みぞうさん ぱおーぱおー♪
 今日も天気だ ぱおーぱおー♪
 ママぞうさん こどもぞうさん♪
 親子で仲良く ぱおーぱおー♪」

 ……ゴメンこのみ、約束、守れないかも。
 いかん、笑いが今にも……、下唇をぐっと噛んでこらえる俺。ってか何だよその歌はよ!?

「水飲みぞうさん ぱおーぱおー♪
 雨の日だって ぱおーぱおー♪
 ママぞうさん こどもぞうさん♪
 パパはひとりで ぱおーぱおー♪」

 あ、由真が自分の脚をグーで殴って、必死に笑うのをこらえてる。
 他のみんなも笑うまい笑うまいと、各自創意工夫で何とかこらえている。そんな中平然としてる
のは、タマ姉、るーこ、珊瑚ちゃん。
「童謡ね。なんだかこのみらしいわ」
 俺たちとは違う意味で笑ってるタマ姉。
 るーこは無言で、このみの歌に聴き入ってる。るーこにはこれも貴重な”うー”の情報なのか。
729河野家にようこそ 第61話(7/9):2006/06/19(月) 20:56:09 ID:/0+ogevX0
「ぱおーぱおー♪」
 珊瑚ちゃんに至っては、一緒になって歌ってるし。
 そう言えば、この歌を最初にリクエストした二人は――おや、普通に聞き入ってるぞ?

「水飲みぞうさん ぱおーぱおー♪
 水がなくても ぱおーぱおー♪
 ママぞうさん こどもぞうさん♪
 パパとライオン がおーがおー♪」

 笑うのを必死でこらえつつ、ちゃるよっちの元へ。
「な、なぁ教えてくれないか。二人ともどうして、そんな平気で聴いていられるんだ?」
 すると二人はホワワンとした笑顔で、
「いや〜、このみのコレ聴くと、胸がホンワカするんスよねぇ〜
 イヤなこととかあっても、このみのコレ聴いたら一発で吹っ飛んじゃうんスよ〜」
「……癒し系」
 い、癒し系? 俺にはタダのマヌケな歌にしか――

「水飲みぞうさん ぱおーぱおー♪」

 ぐああっ、この歌何番まであるんだよ〜!?

 癒しだったり地獄だったりの、このみの歌がようやく終わった。つ、疲れた……。
「た、タカくん、どうだった?」
 幸いにして笑いをこらえきった俺ではあるが、このみのこの質問、何と答えたらいいのだろう。
730河野家にようこそ 第61話(8/9):2006/06/19(月) 20:57:10 ID:/0+ogevX0
と、とりあえず落ち着いて、ええと……
「よ、よかったよ、このみ」
「ホント? えへ〜」
「お、俺が頼んだら、また歌ってくれるか?」
 ホントは「俺がいいと言わない限り、決して俺の前で歌わないでくれ」と言いたいところを、出来
るだけ柔らかく遠回しにそう言い換える。
「うん!」
 嬉しそうに答えるこのみに、チョット罪悪感。
「さて、これで残るは……」
 みんなが一斉に俺を見る。――ああそうか、歌ってないのは俺だけか。
「さて、それじゃ何歌おうかな――」
 まだ決めてなかったので、楽曲表を手に取る。と、
「はーいリクエスト! ねぇねぇたかあき、修三と昭夫の『青春アディオス』歌って!」
 は? リクエストって何だよ由真のヤツ?
「あ、じゃあ貴明センパイ、あたしはKET−TONの『Real Face−off』!」
「お姉ちゃん、梅平建の『ウメケンサンバ弐』が聴きたいな」
「ほなウチ、ニンニク幼女帯の『愛のゾンビ』〜☆」
 よっち、タマ姉、珊瑚ちゃんが次々とリクエスト。ってか最後の『愛のゾンビ』って何ですか?
「ちょ、ちょっと待ってくれよ! そんないきなりいっぺんに言われても困るし、そもそも何で俺
だけリクエスト制なワケ!?」
「このみちゃんだってよっちたちのリクエストだったじゃない」
「う……、そ、それは確かに」
 由真の指摘にあっさり負ける俺である。
「なら、まずは一番最初にリクエストしたあたしからってことで」
731河野家にようこそ 第61話(9/9):2006/06/19(月) 20:58:13 ID:/0+ogevX0
「うう……。あ、でも修三と昭夫って二人組じゃないか。俺一人じゃ――」
「ああ、その曲なら俺歌えるぞ。一緒に歌ってやろうか?」
 ゆ、雄二、余計なことを……

 結局、雄二と二人で『青春アディオス』を歌った俺。うろ覚えだったけど何とかなった。
 パチパチパチパチパチ!
 みんなが拍手をしてくれるのは嬉しいんだけど……
「じゃあ次、『Real Face−off』ッスね!」
 ホラ来た。一人言うことを聞いたら他のみんなも黙っていない、いつものパターンだよ。
「『ウメケンサンバ弐』も忘れずにね」
「『愛のゾンビ』〜☆」
「じゃあタカくん、わたしはタッチー&岬の『正夢物語』!」
「うー、ジョンカーペンターズの『Tomorrow once more』を知っているか?
 あれはいい曲だぞ」
「あ、あの、貴明さん、幹原敬之さんの『もう恋なんてしないかもしれない』って曲なんですけど、
ご存じですか?」
 ぐあ! このみ、るーこ、優季までリクエストしてきやがった!
「ま、待ってくれ。それ全部歌わなきゃならないのか!? 知らない曲もあるし!」
「リクエストには応えなくちゃ。知らない曲はリクエストした子と一緒に歌えば?
 いやー、連チャンで何曲も歌えるなんて羨ましいなぁー。たかあきって得だよね」
 ゆ、由真のヤツ、他人事だと思って……
 何か言い返そうかと考える間もなく、次の曲の前奏が。……うぅ、歌えるかなぁ?

 つづく。
732河野家にようこそ の作者:2006/06/19(月) 20:59:05 ID:/0+ogevX0
どうもです。第61話です。

サッカーから目が離せず、危うく61話が書ききれなくなるところでした(^^;
普段はJリーグとか見もしないのに、国際試合は見てしまう。俺もミーハーだよなぁ。
733名無しさんだよもん:2006/06/19(月) 20:59:50 ID:poeiNdba0
乙です。
もじるのがうまいですねwww
734名無しだよもん:2006/06/19(月) 21:00:36 ID:pymOoSUQ0
リアルいただきました!このみのあの歌は一体・・・何かネタあったのかな?
735名無しさんだよもん:2006/06/19(月) 21:02:49 ID:siabvdww0
駅の街時間にw-zero3でスレチェックしたらリアルでキテター。
とりあえず雄二それはキモイよ。

736名無しさんだよもん:2006/06/19(月) 21:05:46 ID:sjfGtWA10
河野家乙
始めてリルタイムで読めました
また面白いのよろしく
自分もss書いてるがまだまだと凹み中
737名無しさんだよもん:2006/06/19(月) 21:09:11 ID:h3DV4VBj0
毎週乙
なんか雄二が大志に見えた件
738名無しさんだよもん:2006/06/19(月) 21:26:39 ID:nM3i3yim0
このみヤベェw頭が破壊されそうだ
739名無しさんだよもん:2006/06/19(月) 22:03:07 ID:bYio80eC0
河野家乙でした、このみにポケモン言えるかな歌わせたいw
来週はイルファさんが乱入して愛のメモリーを歌いそうな勢いだw
740名無しさんだよもん:2006/06/19(月) 23:18:48 ID:KIssaLQj0
乙です。
まあこのみの歌はまだマシだよ…ナンバガ歌ってドン引きされた俺にくらべればw
個人的には「はじめてのチュウ」を雄二と歌いたい。
741名無しさんだよもん:2006/06/19(月) 23:47:04 ID:30RiyAGZO
>>1

このみが歌う歌はこのみのイメージソングだと思っていたのにまんまとはめられました。
742名無しさんだよもん:2006/06/20(火) 02:00:02 ID:epqFnOL00
乙でした
久しぶりにシングル聞いてみたけど、雄二はこんな声で歌ってるのか
まあ、よっちの声真似した前歴もあるしOKw

ところで今頃CD-EXTRAだと気付いた俺ガイル
743名無しさんだよもん:2006/06/20(火) 04:55:38 ID:i2E4fMec0
なんかSS書庫を見てたら、以前に中途半端な形でうpしたSSを
今さらながらちゃんと完成させたいと思った。これは未練だろうか……。
744名無しさんだよもん:2006/06/20(火) 08:49:50 ID:rNFWXrgS0
君に書き手としての素養があるということだ。
頑張って完結させてくれたまえ。
745名無しさんだよもん:2006/06/20(火) 14:04:58 ID:C5UE9iWd0
>>732
河野家、喜多ーーー!!!
今週の雄二はアツい、アツいぜーー!!っと思ってたら
結局おいしい部分(?)は、このみにもってかれましたねw
是非ともゆりしぃにリアルで歌ってもらいたい!
この曲で語呂合わせを作って、ラジオに応募すれば
ひょっとしたら歌ってくれるのかな?w

そして、最後は結局こうなりましたか^^;
思い出してみれば、お姫様だっこのリクエストから
作中でまだ一日しか経ってないんですねw
というか、このペースだと長くて長くて長かった土曜日を
抜きそうなんですが^^;
何にしても、来週も楽しみにしてます。
746名無しさんだよもん:2006/06/20(火) 14:20:51 ID:C5UE9iWd0
今、このスレの最初の方を読み返してて気づいたんだが
そういえば「オトナになる方法」のエピローグって
upされてませんよね?
結構楽しみにしてたので、まだupする気があれば
お願いします>作者さま
747名無しさんだよもん:2006/06/20(火) 14:45:16 ID:UOOn7fjsO
さて、そろそろ黒このみの出番かと…
748名無しさんだよもん:2006/06/20(火) 20:05:57 ID:wDjnIZ/B0
いつまでカラオケネタを引っ張るつもりかと小一時間
749名無しさんだよもん:2006/06/20(火) 20:25:59 ID:SYmxsGSVO
>>748
ならお前なんかいいネタ考えろよ
750名無しさんだよもん:2006/06/20(火) 20:35:27 ID:BJL8fHsnO
ネタ
たかあきキュンが記憶喪失になる
751387:2006/06/20(火) 20:35:33 ID:HiswMBQg0
>746
えーと、すんません。郁乃に目的達成させて気が抜けたのと、
ちょっとSSじゃない作業にかまけていた(る)ので手が着いてません。。。
完結はさせるつもりですが本当になにもない予定ですし、当分忘れててくださいw
752746:2006/06/20(火) 21:18:33 ID:wdoleuOb0
>>751
わかりました。
漏れが記憶喪失にでもなっておきますw
またいつかその気になったら、完結させてあげてください。
753名無しさんだよもん:2006/06/20(火) 21:28:01 ID:NCw0a2rq0
小さな性器、皮剥け男の子!
素敵な春夏
いつも一人,ずっと一人
陽だまり官能少女
ストレンジ・ノンカウンター
ローストにされたあいつを食べよう
真夜中の姦行で
どこぞのAVタイトルみたいだ
754名無しさんだよもん:2006/06/20(火) 21:30:45 ID:dF9aIYFUO
>>751
俺が書いてるネタと奇跡的に一致(´・ω・`)
755名無しさんだよもん:2006/06/20(火) 23:36:50 ID:i2E4fMec0
>750
記憶喪失になった貴明。皆ここぞとばかりに自分に都合のいいイメージを押し付ける。

このみ「いつもこのみにお菓子やジュースをおごってくれたよ」
環「しっかりとした『いい男』だったわよ」
愛佳「えっと、書庫の整理を手伝ってくれてました」
由真「アタシにちょっかいばっかりかけてくるヤツ!」
優季「運命の人です♪」
るーこ「うーはダメダメな男だ。これを機に革命されろ」
花梨「たかちゃんはそれはもう熱心にミステリ研の活動に打ち込んでいたんよ!」
珊瑚「ウチと瑠璃ちゃんといっちゃんとラブラブやったー」
瑠璃「ウチとさんちゃんにえっちぃことするごーかんま!」
ささら「私にはなかなか手を出してくれなかったわ」

貴明「ちょ、ちょっと待ってください! みなさんの話を総合すると
   『女性が苦手でヘタレで積極性もなく、性癖にも問題があるのに、
   そのくせ複数の女性と関係を持つ度量があってさらに気前がよく、
   しかも部活動にも熱心に参加してボランティアまでこなす人格者』
   というひどくわけのわからない人格になってしまいますよ!」

全員「うっ……」

貴明「そこの君! 本当の俺はいったいどっちなんだ!? 前者? それとも後者か?」
雄二「…………こ、後者かな」
貴明「何故顔を背ける」
756名無しさんだよもん:2006/06/20(火) 23:46:38 ID:xI+03MLv0
>>750
んじゃ、俺も一つ便乗して…

由真「貴明、記憶喪失になったって…。それじゃあたしのこと覚えてないの!?」
貴明「すまん」
由真「五千円貸してたことも?」
貴明「そうだったのか」

愛佳「だめだよぉ〜、由真。可哀相な人騙しちゃ〜」
由真「ああ、一万円って言えばよかった…」

757名無しさんだよもん:2006/06/20(火) 23:52:48 ID:EQOXoS4g0
>>756
らんま1/2?
758名無しさんだよもん:2006/06/21(水) 02:50:15 ID:FvkONbve0
GS美神とらんま1/2だな
759名無しさんだよもん:2006/06/21(水) 09:49:09 ID:bnYy3ZVM0
水を被ると貴子になるんですね。







萌え
760名無しさんだよもん:2006/06/21(水) 21:13:04 ID:D7+ZZXK70
ツンデレラになるのか・・・

な ら ば よ し !
761厳島貴子:2006/06/22(木) 04:13:09 ID:f9W2Nin00
      ___
    , ´       `丶
  ./ 〃 /  ノl 人、  ヽ
  // 〃 イ  ,ィ //ヾヾ、、  ',
  l l リレ !//ノノ  ヾ=!i   l
  l .V __     __   i トー6 <お呼びかしら?
  ヾ,i `"     `"   ! !ノ〈ハ〉
  Lil    〕>        ! ! l ll 、
   .lハ          人ヽ Lll ヽ
.   L!`ゝ __  イ┬、ヽヽ  `ヽ
    l  √ ヽ   0_,l  〉リ    )
   ノィ  l   ト</ヽ__>=l     、(
   フ   `ヽcロ/゙ヽ_lっ l     ヽヽ_
  〈     ヾ7 /ー-'"!      )ヽ)
762名無しさんだよもん:2006/06/22(木) 05:25:15 ID:FpH1xGKp0
(・∀・)カエレ!
763名無しさんだよもん:2006/06/22(木) 16:05:50 ID:JKKb5cvw0
つまり貴明が女装して寺女に入学する話を書けと。
764名無しさんだよもん:2006/06/22(木) 16:43:39 ID:ioxY48FsO
ネタ
たかあきキュンと誰かの
中身が入れ代わる
765名無しさんだよもん:2006/06/22(木) 19:48:04 ID:zG57yrs50
折れは玲於奈を推薦したい
766名無しさんだよもん:2006/06/22(木) 20:04:18 ID:r39p9S0y0
尾崎?
767名無しさんだよもん:2006/06/22(木) 21:19:09 ID:nGyFI0/o0
ネタといえばこのみ×郁乃というのを考えたら既に書かれていた(『修学旅行の夜』)
たぶん同級生だし、愛佳が貴明を確保してしまう前提なら落ち着き先として良いかも
768名無しさんだよもん :2006/06/22(木) 23:08:08 ID:90aHdHTd0
貴明とこのみが入れ替わる話があったと思うが……
あれ、結局どうなったんだ?
769名無しさんだよもん:2006/06/23(金) 12:38:22 ID:yn2yHLT00
一発のネタSSじゃなかったっけ?
770名無しさんだよもん:2006/06/23(金) 18:50:27 ID:p0NUaOOR0
ていうか本編だしな。
771名無しさんだよもん:2006/06/23(金) 20:24:01 ID:+YBYDWgF0
>貴明とこのみが入れ替わる話

「もうどうにもとまらない」のことジャマイカ?
途中で止まってるようだが。
772名無しさんだよもん:2006/06/23(金) 22:50:12 ID:A/75DCW60
誰がうまいことを言えといったw
773河野家にようこそ の作者:2006/06/25(日) 10:33:04 ID:rqJak6bJ0
どうもです。

済みません、風邪をひいてしまいました。なんでこんな時期にひくかなぁ……?

なので、明日の河野家はお休みさせてください。
ホント、ご免なさい。m( __ __ )m
774名無しさんだよもん:2006/06/25(日) 10:40:21 ID:yTV8OWpXO
>>773
乙です
まあゆっくり体休めて治してくださいな
775名無しさんだよもん:2006/06/25(日) 12:08:13 ID:TYEuIRdk0
ゆっくり養生して下さい、この時季って気候が中途半端で意外と体調崩しやすいのでお気を付けて。
776名無しさんだよもん:2006/06/25(日) 13:23:45 ID:QhUn3kni0
こんな時こそ向坂家を!
777名無しさんだよもん:2006/06/26(月) 02:23:53 ID:j6Tv2+lR0
お休みは残念ですが、ゆっくり休んで英気を養ってください。
私も風邪なのか、ここ一ヶ月ほど微熱が出たりおなかの調子がおかしかったり・・・・・・。
本当に体調には気をつけてください。

河野家の作品内時間て結構たっていると思ったのですが、生活費って大丈夫なんでしょうか?
水道光熱費はまだしも食費は直に響くはずですが誰も気にはしないんでしょうか?
それと、現在貴明は机がないんですが勉強はどうしているんでしょうか?
居間とか台所のテーブルでやっているならもっと複数人でやるっていう流れになりそうな気もするし、
そもそもタマ姉がいるなら予習復習までやる勉強会とかやりそうですが。
778名無しさんだよもん:2006/06/26(月) 03:18:08 ID:yik42VTX0
サンデーのハヤテみたいに、
1年連載してても一ヶ月しか
時間進んでいない感じやもしれん。
779名無しさんだよもん:2006/06/26(月) 10:09:55 ID:9AyR1ls/0
携帯バーチャルSEX
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780名無しさんだよもん:2006/06/26(月) 19:09:42 ID:F8ZBG71F0
>>773
河野家の中の人、喜多ーーー!!!
最近、妙に蒸し暑かったり、しとしと雨は降ったりで
どうしても体調を崩しやすいですので
どうぞご自愛ください。
来週(以降)を楽しみにしてます。

>>776
同意w
781名無しさんだよもん:2006/06/26(月) 19:17:14 ID:F8ZBG71F0
>>777
前スレ終了時に、河野家のイベント一覧を作ってみましたが
それによると、最初に河野家に由真がやってきたのが火曜日で
それから連載一周年以上たっても、まだ3週間と過ぎていない
という現実があったりしますw

一応、マジメに考えてみると、水道・光熱費は
まだ一ヶ月経ってないから何ともいえませんがw
普通に貴明の親の口座から自動引き落としでしょう。
生活費は口座を分けるか、直に送ってるかのどちらかっぽい。
しかし光熱費その他は、貴明一人よりは格段にかかってるはずだから
引き落とし額を見て、親は不審に思うでしょうねw

食費は、あの女性陣だと皆で買い物に行って
その後、折半って感じかな?
一応、全員が押しかけたという自覚はあるはずだから
生活に必要な金を出し渋るキャラはいなさそうだし。

勉強は、、、してないんじゃない?w
782名無しさんだよもん:2006/06/26(月) 20:15:22 ID:plPynhpk0
なによりも風呂の順番が気になる……
貴明の後だと、奴のだし汁の中に入ってるわけだな。
783名無しさんだよもん:2006/06/26(月) 20:19:31 ID:6p87IWhX0
ただ女性陣のあとだと
そこに貴明が入ってることに・・・
784781:2006/06/26(月) 20:33:34 ID:F8ZBG71F0
>>782-783
その件は、第50話で明かされてますよ。
ttp://th2ss.hp.infoseek.co.jp/531.html
いつもありがたく使わせていただいてます>SS書庫の管理人さま
785名無しさんだよもん:2006/06/26(月) 21:07:37 ID:neY5NGlVO
食費光熱費とかはタマが出してくれるんじゃね?
786名無しさんだよもん:2006/06/26(月) 21:31:33 ID:rzLhnsZ10
あのシブチンがそんな事するわけないじゃん
出すなら珊瑚姐さんさ
787名無しさんだよもん:2006/06/27(火) 00:18:41 ID:GwgvEtiP0
女性陣の入浴時間が気になるな……
ひとり30分だとしても、三時間……
788名無しさんだよもん:2006/06/27(火) 00:28:05 ID:apfC9D1g0
あれだ、タカ坊が誰かと一緒に
入ればいいんじゃね。
789名無しさんだよもん:2006/06/27(火) 01:00:43 ID:DcTPYRQH0
余計に時間掛かっちゃうじゃん!
790名無しさんだよもん:2006/06/27(火) 01:12:21 ID:pxZ6oE6m0
女性陣は、ペアによっては2人まとめて入ってるのかもね。
同室どうしで入れば3組だから、それでも一時間半。。。
791名無しさんだよもん:2006/06/27(火) 01:14:05 ID:8d17t0550
>>788-789
ワロタ
792名無しさんだよもん:2006/06/27(火) 01:36:25 ID:i8+zmdPyO
実は地下に銭湯があるとか
793名無しさんだよもん:2006/06/27(火) 03:59:39 ID:E70BHDhU0
それなんてシャドウレディ?
794名無しさんだよもん:2006/06/27(火) 16:09:16 ID:EmOozaDRO
ネタ
かたあきキュンが
交通事故にあう
795名無しさんだよもん:2006/06/27(火) 16:14:07 ID:og7Ix/LM0
かた・・・あき?
796名無しさんだよもん:2006/06/27(火) 16:38:14 ID:1AVCx5E50
>>794
つ草壁シナリオ
797名無しさんだよもん:2006/06/27(火) 18:02:10 ID:PfDU0JLv0
>>792
いや、亜空間にあるんだろ
で、貴明・女って暖簾がかかってるんだよw
798名無しさんだよもん:2006/06/27(火) 18:08:02 ID:GXpB9kWYO
ネタ
貴明
謎の箱開ける
おじいさんに
799名無しさんだよもん:2006/06/27(火) 18:45:21 ID:i8+zmdPyO
ネタ
たかあきが
走り屋になる
800名無しさんだよもん:2006/06/27(火) 20:10:30 ID:qrqSK1op0
トゥーハアッート2
801タカくんと白雪姫 1/6:2006/06/27(火) 23:39:33 ID:kji2dGIBO
「このみー!早く起きなさーい!」

朝も早くから柚原家にはこのみを起こす春夏さんの声がこだましていた。
このみと恋人同士という関係になってから、このみは毎日俺のために朝早起きするようになった。だから前みたいにこうやってこのみが起きてこないというのは本当に久しぶりだった。
「はあ…、最近は自分で起きるようになったから安心してたのに…、やっぱり油断しちゃだめね。悪いけどタカくん、ちょっと見てきてもらってもいいかしら?」
「えっ!?」
いくら幼なじみとはいっても、普通男に寝ている年頃の娘の部屋に行って起こしてこいというだろうか?
「あら、私はタカくんを信用してるから頼んでるんじゃない。タカくんなら手を出す前に逃げちゃいそうだし。」
そんな信頼いりませんよ、春夏さん…。
802タカくんと白雪姫 2/6:2006/06/27(火) 23:41:33 ID:kji2dGIBO
仕方なくこのみを起こしに来たが、流石に部屋に入るのはマズいよな…。その…、パジャマとかがめくれてあられもない姿になってるかもしれないし…。けっ、決して妄想してるわけじゃないぞ!

コンコン。「お〜い、このみ〜。早く起きないと遅刻するぞ〜」
………無反応。やっぱり入るしかないのか…。
「このみ〜、入るからな〜」
中に入ることにする。カチャ。キイと扉が音をたてるが、やはりこのみは起きそうになかった。

「すぅすぅ…」と小さな寝息をたててこのみは幸せそうに眠っていた。
「おーい…」と声をかけるがやっぱり起きそうにない。
803タカくんと白雪姫 3/6:2006/06/27(火) 23:42:40 ID:kji2dGIBO
「んぅ…。」
寝言か?
「タ、タカくん…」
「なんだ?」
「く、くすぐったいよぉ…」
なんて夢みてるんだ…?そして夢の中の俺は何をしているんだ…。
「くぅ…」

…こうして寝顔を見ると、このみって可愛いよな…。ほっぺとか、唇とか、瑞々しいし、それでいて柔らかそうで…いかん!何考えてるんだ!


まだ起きそうにないな…。そういえば白雪姫を起こすのも王子様のキスだっけ…って!ダメだ!春夏さんに釘をさされてるんだから!でも…

何を思ったのか、俺の体は勝手に動いて、上半身がこのみに覆い被さるようになっていた。俺の理性はあっさり負けてしまったようだorz
このみの顔が近くなる。唇も段々と。後5cm。このみの息づかいを感じられる。…あと3c


その時気がついた。
このみの目が、開いている。しばしの沈黙ののち、
「うひゃあああぁ!」
「うわあああぁ!」
804タカくんと白雪姫 4/6:2006/06/27(火) 23:43:56 ID:kji2dGIBO
「タ、タタタタタカくん????!」
「このみ、お、おま、お前起きてたのか????!」
二人ともトマトになってしまった。
「このみ、起きてるならさっさと起きろよ!」
「わたしだって今起きたら、目の前に…タカくんが…」
思い出してしまったのか、またこのみの顔は上気している。
「と、とにかく!今から着替えるから出てって!」
追い出された。
805名無しさんだよもん:2006/06/27(火) 23:44:34 ID:jkIfUKSV0
C円
806タカくんと白雪姫 5/6:2006/06/27(火) 23:45:19 ID:kji2dGIBO
「むぅ〜、タカくん、寝ている女の子の部屋に入るなんて“まなーいはん”であります!」
「だって、お前が起きてこないのが悪いんだろ」
「ふーんだ。許してなんかあげないもん」

今、このみが中で着替えているため、扉を隔てて話をしている。
「だからって勝手に入る言い訳にはならないよ〜。それに寝起きにあんなこと…」
「あ〜…、とにかくこのみ、ごめんな。このみが可愛かったからつい…」
ガチャ。着替え終わったらしい。このみが部屋から出てきた。
「…ホントに可愛かった?」
「そりゃ…可愛かったよ…」
そういうとこのみは、
「えへ〜」
となって、
「もう、仕方ないなぁ。今日の帰りにアイス奢ってくれたら許してあげる♪」
とのことらしい。まぁ、悪いのは俺だし、このみの嬉しそうな顔が見れたからいっか。
807タカくんと白雪姫 6/6:2006/06/27(火) 23:48:16 ID:kji2dGIBO
そして今日の帰り…

「ア〜イス〜、アイス〜、タっカくんとアイス〜♪」
俺とこのみはいつものアイス屋にむかっていた。このみは俺の腕に抱きつきながら歌を口ずさんでいる。

そして、坂を下りきった頃、突然このみが聞いていた。
「ねぇ、今朝タカくんはなにしようとしてたの?」
「今朝って、ああ、あれか…」
「…えっちしようと思ったの?」
「違う違う!このみがなかなか起きないから…」
「キスしようと思った?」
図星。
「いや、なんか突然、白雪姫のこと思い出してな…」
「王子様のキス?」
「…」
ガラじゃねぇ…。
ひとり頭を抱えていると、急にこのみが立ち止まった。
「どうした、このみ?」
「う〜ん。じゃあさ、」
「?」

「明日は、タカ王子のちゅーで起こしてね♪」
808タカくんと白雪姫 あとがき:2006/06/27(火) 23:50:40 ID:kji2dGIBO
初SSです。さらに携帯で書いたので見にくいかもしれません。
駄文ですが、読んでくださる方がおりましたら、感想や、ご指摘をよろしくお願いします。
809名無しさんだよもん:2006/06/27(火) 23:50:42 ID:nCzsG5I90
GJ
810名無しさんだよもん:2006/06/27(火) 23:51:27 ID:jkIfUKSV0
よかった 乙
811名無しさんだよもん:2006/06/27(火) 23:58:49 ID:a9VxYeIw0
いい
812名無しさんだよもん:2006/06/28(水) 00:52:09 ID:pYdZoTT+0
GJ
813名無しさんだよもん:2006/06/28(水) 00:52:32 ID:IaVmXxMy0
なかなかよいね
814名無しさんだよもん:2006/06/28(水) 03:25:04 ID:KAKU5fNu0
GJ!
815名無しさんだよもん:2006/06/28(水) 13:17:44 ID:V+xkN0XeO
これからも頑張ってください
816名無しさんだよもん:2006/06/28(水) 19:50:10 ID:QetkXJId0
GJ!!
817名無しさんだよもん:2006/06/28(水) 20:11:38 ID:VkblcOb90
>>809-816
君ら本当にちゃんと読んで言ってる?
というかなんだこりゃ。スクリプトか。
818名無しさんだよもん:2006/06/28(水) 20:58:20 ID:AbbJP1Xj0
じゃあちゃんと読んでみたオレがここで一つ感想を・・・

会話はいいんだが、どうしても貴明の心のセリフがパッとしない・・・
だが、タイトルからどういう展開かだとかが読めてしまうのも少し残念
ネタ自体もありがちといえばありがち
批判ばっかで悪いね・・・
でも一発ネタ系でラブラブネタは難しいんだがまぁ前線した方だとは思う

テンプレの保管庫とかで他の人の作品も見てみて
少し参考にしてみてもいいんじゃないかな?
次回は頑張れ、もっと頑張れ。
819名無しさんだよもん:2006/06/28(水) 21:26:47 ID:q9XHp1CC0
確かにGJ!と言うだけならもっと具体的にどのようなところが
良いと思ったとかも書いてあげたほうがいいんでない?
820名無しさんだよもん:2006/06/28(水) 21:30:21 ID:P7D4DWtZ0
河野家の中の人
次回待ッテルゼ
821名無しさんだよもん:2006/06/28(水) 22:02:14 ID:QLkAG0OXO
どうせならキスしてるときに春夏さんが目撃して
そのまま3(ry
822名無しさんだよもん:2006/06/29(木) 11:13:43 ID:PCvpHUv+0
このみッてそんなに照れたり恥ずかしがったりするキャラだったっけ?最近落合ゆりかの性でこのみの性格がわからなくなってきている。
823名無しさんだよもん:2006/06/29(木) 11:44:45 ID:JmbtjBB00
ゆりん星の王子だしな
824名無しさんだよもん:2006/06/29(木) 13:47:30 ID:uHurGULg0
エンディングでは、親のいるところでも
タカくんべったりとか書いているから

825名無しさんだよもん:2006/06/30(金) 15:13:20 ID:16cR09wCO
河野家ばかりだから
ネタ投下
たかあきキュンがテストでアカテンを取る
826名無しさんだよもん:2006/06/30(金) 21:25:15 ID:RsG4TlMxO
俺は河野貴明。17歳、高校二年生だ。
俺の通っている学校は県内で唯一の商業高校であり、県内最悪のDQN高として悪名高い東藍鳩第二高校(通称:東鳩二高)だ。
この学校に安心できる日なんて一日もねえ。
思いやり?協調?そんなもの入学と同時に便所に流しちまった。
827名無しさんだよもん:2006/06/30(金) 21:47:07 ID:x87DcZ290
>>826
河野貴明 ◆.CzKQna1OU 氏ね。
828通りすがり:2006/07/01(土) 19:11:57 ID:k9zCWvwF0
〜ツインビルにて〜
「ビルの管理人には悪いけど・・・」

そういって俺は消火器を持ち、俺と由真の間を防ぐガラスを割りに行く。
パリリィィィィィン・・・・
見事一発でガラスは割れたが
「あ・・」
俺の目の前には血まみれの由真がいた
829名無しさんだよもん:2006/07/01(土) 21:43:06 ID:y9XpG/sG0
>>828
たしか既出
830名無しさんだよもん:2006/07/01(土) 21:47:20 ID:XA8+H9Z2O
ここも活気が無くなってくなぁ…
1日1回はSSが投稿されてた頃が懐かしいよ…
831名無しさんだよもん:2006/07/01(土) 21:57:01 ID:OucH5nX70
職人を住人が捨てた挙句新規職人が来なくなった結果がこれだわな。
SS系スレッドの末路はこんなもんだからまぁしょうがないだろう。


……寂しいな('A`)
832名無しさんだよもん:2006/07/01(土) 22:14:11 ID:eyRg0kd+0
FDさえ出れば…FDさえ出れば…
833名無しさんだよもん:2006/07/01(土) 22:49:04 ID:s7db3RfA0
葉からの燃料補給が途絶えたらいずれこうなるのは明白
だからとっととFDを
834いらない子なんかじゃない 1/6:2006/07/01(土) 23:29:07 ID:qwwzMIF1O
「たーかちゃーん! 部活だよ〜!」
 帰りのHRが終わった直後、突然我らが会長こと笹森花梨が教室に突入してきた。教室の中に居る人間全員の視線が、花梨と俺に注がれている。はぁ、相変わらずこいつは、思いついたら一直線というか、人の都合を考えないというか。
「なんだよ花梨、いきなり」
「だから、部活なんよ!」
 そう言って、花梨は俺の腕にしがみついて引っ張ろうとする。
 むっ、胸が当たっとりますよ、会長。これが噂の「当ててんのよ」ですか? 意外と大きいな……。
「たかちゃん、目がえっちぃ。……もう、昨日あんなに頑張ったのに、まだたりないの?」
 花梨は、一瞬だけ何かを発見したような顔をした後、両手を頬に添え、顔を赤らめながらそんな事を言い出した。俺と花梨は、その、恋人同士だが、まだそこまではいっていない……残念ながら。
 つまり、花梨の嘘というわけだが、もちろんクラスメイトはそんな事情は知らないので、すっかり信じてしまっている。女の子たちは眉をひそめながらヒソヒソと話しているし、雄二率いるモテないボーイズは眼球が焼き切れそうなくらいの殺気を送ってきている。
835いらない子なんかじゃない 2/6:2006/07/01(土) 23:30:54 ID:qwwzMIF1O
 なんてタチの悪い嘘を吐くんだコイツは。ほら、藁人形を持ち出してるヤツまでいるじゃないか。くそっ、この状況から逃れるには……とりあえず教室から離れよう。雄二にはあとで話せばいい。
「なんちゃって。たかちゃんビックリした? って、キャーーー!」
 俺は花梨を引っ張って教室から走り去った。

 つ、疲れた……。とりあえず、ミステリ研の部室である第二倉庫まで走ってきた。一緒に走らせた花梨も、肩で息をして座り込んでいる。
「もう、たかちゃん。いきなり、激しすぎるんよっ」
 別に変な意味は篭っていないはずだが、なんだかエロく感じる……走った疲れで赤くなった顔と、荒い呼吸のせいだろうか。乱れたスカートから覗く太ももがなんとも……。いかんいかん、そんな事より教室にまで乗り込んできた理由を聞かなくては。
「花梨があんな事を言い出すからだろ。それで、部活って言ってたけど、なんか見付けたのか? 普段なら部室で待ってるのに」
 やっと本来の目的を思い出したのか、立ち上がり満面の笑みを浮かべながら、
「裏山にツチノコが居るらしいんよ! これはミステリ研として断じて放ってはおけないんよ!」
836いらない子なんかじゃない 3/6:2006/07/01(土) 23:33:11 ID:qwwzMIF1O
 そして、手早く探索用の道具をバッグに詰めて、「出発進行ー」と右手を掲げながら部室を出ていってしまった。
 帰ったら怒られるだろうなぁ……
「こらっ、たかちゃん。何やってるの、早く来る!」
「ちょ、花梨、痛い! 耳引っ張るな!」

「ごめんね、たかちゃん」
 花梨は目に涙を浮かべながらそう言った。
 結局ツチノコは居なかった。俺は元々期待していなかったのだが、花梨には相当ショックだったようだ。
「まぁまぁ、何も見付からないのはいつものことだしさ。そんなに気を落とすなよ」
 さりげなくひどい事を言った気がするが、花梨はそれにも気付かずうつ向いたままだった。これは、相当重症だな。
「違うよ。もちろんツチノコに会えなかったのもあるけど、たかちゃんに怪我をさせちゃったから……」
 そうなのだ、俺は山の中を探索している時に、木の枝か何かで右腕を切ってしまった。これは俺の不注意のせいだから、そんなに花梨に気にされてもなんだか申し訳ない感じがする。
「何言ってるんだよ、こんなの怪我のウチに入らないよ。ほら、絆創膏も貼ってもらったし」
837いらない子なんかじゃない 4/6:2006/07/01(土) 23:35:00 ID:qwwzMIF1O
 花梨は、女の子らしく、と言っていいのかわからないが、絆創膏を常備していたのだ。俺が怪我をした時も、慌ててバッグから出したそれを貼ってくれた。
「でも、まだ痛いんだよね? 血も止まってないみたいだし」
 実はかなり痛かったりする。傷口は洗ったので化膿はしていないのだろうが、痛い事には変わり無い。あまり心配をさせたくないから、大して痛くない風に装おっていたが、バレていたようだ。
「やっぱり、たかちゃんもこんな女の子嫌だよね。街に遊びに行ったり、一緒に遊園地でデートするような、普通の女の子がいイタッ! 何するのさたかちゃん!」
「デコピン」
「そんなのわかるよ! 何でいきなりデコピンするの!?」
「花梨がバカな事を言うからだろ。俺は好きで付き合ってるんだから、さ」
「たかちゃん……大好き!」
 花梨が抱きついてきた。な、なんなんだいきなり。
「『愛してるから付き合ってるんだ』だなんて、もう。たかちゃんったら素直なんだから」
「言ってないよ! 歪曲されてるよ!」
「じゃあ、たかちゃんはわたしのこと好きじゃないの?」
 むぅ、いきなり真顔になって聞いてきやがった。顔に血液が昇ってきているのがわかる。
838いらない子なんかじゃない 5/6:2006/07/01(土) 23:36:22 ID:qwwzMIF1O
 ズルいぞ、これは。……しょうがない、真面目に答えよう。
「す、好きだよ」
 くそう、言ってしまった。たった二文字の言葉を言うのがこんなに恥ずかしいなんて。いや、世の中のカップルはこれくらい普通に言ってるんだ。恥ずかしくない、恥ずかしくない。そうやって自分を騙そうとしたが、一度昇った血液は簡単には下がらなかった。
「私もだよっ! 大好き!」
 そう言って、花梨は俺の首の後ろに手を回して、自分の方に引き寄せて、
「ちょ、花梨っ、んっ」
 キスしてきた。柔らかな感触と、かすかな甘さを唇に感じる。
「あの、花梨さん?」
「なに、たかちゃん」
「なんでいきなり?」
「駄目だった?」
「いや、嬉しかったけど……」
 もちろん嬉しくないわけがない。ただ、心の準備が出来ていなかった。こんな不意打ちは卑怯すぎる。文句のかけらも出てこない。
 いつの間にか、さっきまでのしんみりした空気は消えていた。まぁ、花梨が元気になったんだし、良しとするか。
「じゃあ、そろそろ帰ろうか」
「うん。よっし、それじゃあ、たかちゃん隊員に今のうちに命令。明日朝五時に学校に集合! ツチノコも朝早くなら油断して姿を見せるかもしれないんよ!」
839いらない子なんかじゃない 6/6:2006/07/01(土) 23:37:36 ID:qwwzMIF1O
 元気になりすぎだった。もしかしたら、墓穴を掘ったかもしれない……。でも、それでも良いかとも思う。
 どうせ明日も見付からないだろう。また落ち込んだ花梨を慰めるために、タマゴサンドを作って、持ってくるのも良いかもしれない。
840名無しさんだよもん:2006/07/01(土) 23:38:48 ID:qwwzMIF1O
以上です。お目汚し失礼しました
841名無しさんだよもん:2006/07/01(土) 23:59:12 ID:e8aHgeOnO
GJ。
また花梨ルートやろうかなぁ…
842名無しさんだよもん:2006/07/02(日) 14:11:28 ID:kMUldfZt0
俺も花梨みたいな彼女欲しい
843名無しさんだよもん:2006/07/02(日) 23:59:57 ID:W+UTqHZPO
月曜日が来ましたよ
844名無しさんだよもん:2006/07/03(月) 00:09:00 ID:HhcRcxyZO
>>840
萌えた。
花梨はやっぱり最高ですよ。
845名無しさんだよもん:2006/07/03(月) 01:34:34 ID:042HNVDz0
846名無しさんだよもん:2006/07/03(月) 10:47:00 ID:2P5NY8vP0
488 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/02/29(水) 10:19:16


竹石圭佑って名古屋の?
19くらいだろ、俺と同学年だし。
大学行ったか知らんけど…つーか話したことすら無い。あいつウザいから嫌われてたし。何か言動が気持ち悪かった。
女好きか知らんが、高校ん時、竹石が男子の後輩か何かのケツを掘ったって噂なら聞いたことならある。
噂かと思ったが、アイツかなり変な奴だったからホントかも知れないが
847名無しさんだよもん:2006/07/03(月) 12:11:26 ID:m0SP57C+0
>>844
河野貴明 ◆.CzKQna1OU 死ね。
848名無しさんだよもん:2006/07/03(月) 15:33:03 ID:8iOdL+rqO
↑THROUGH
849名無しさんだよもん:2006/07/03(月) 19:44:09 ID:gmW/7tVx0
そろそろですか。
850河野家にようこそ 第62話(1/9):2006/07/03(月) 20:54:19 ID:cYYnfB6T0
 カラオケ十一番手は雄二。緒方理奈のヒット曲を選んだ雄二だったが、そのあまりにそっくりな
歌声に俺たちは愕然とする。元々他人の声マネが上手な雄二だが、緒方理奈の歌声を得るまでには
およそ一年間の修行をつんだとのこと。そんな雄二は、自分の歌とのレベルの差に肩を落とす愛佳を
優しく励まし、トイレへと去っていった。なんかよく分からんけど格好いいなぁ。
 十二番手はこのみ。ちゃるよっちの「アレ」なるリクエスト、しかしこのみは俺たちを意識して
断ろうとする。けれどそんな風に勿体ぶられたら聴きたくなるよなぁ。俺を始め、由真や花梨たち
からも是非聴かせてくれと声が挙がり、観念したこのみは、曲を聴いても絶対に笑わないことを条件
にマイクを手に取った。そして歌が始まり――それは、もの凄くマヌケな歌詞の童謡で、俺はこのみ
との約束を守らんと、必死で笑いをこらえるのだった。
 地獄の数分が終わった後、いよいよ俺の番。さて何を歌おうかと考える間もなく、由真を筆頭に
次々リクエストが。またしても彼女たちの要望を断り切れない俺は、いつものごとくリクエスト曲を
順番に歌っていく羽目に陥るのだった。

 歌いました。全リクエスト七曲、全て歌い上げました。
 さすがに連続はチョットきつかったな。ノドが少し痛い。あれ以上リクエストが無かったのは不幸
中の幸いだな。
 しかしまぁ、この七曲を歌ってる最中も色々あったな。珊瑚ちゃんのリクエスト曲は知らない歌
だったので珊瑚ちゃんに一緒に歌ってもらったら、歌の途中で突然珊瑚ちゃんが腕を組んできて微妙
に柔らかい感触が伝わってきたかと思ったら瑠璃ちゃんに蹴られたりとか、タマ姉のウメケンサンバ
はタマ姉指導のもと、振り付きで歌わされたりとか、優季のリクエスト曲も知らない歌だったので
優季に一緒に歌ってもらったら、失恋した男の心境をやたら具体的に綴った歌詞だったせいか、感極
まった優季が歌の途中で泣き出してしまい、慰めるのに一苦労だったりとか、まぁ、これ以上は長く
なるので割愛させてもらう(十分語った気もするが)。
 満場の拍手の中、どっかりと腰を下ろす。もうこれ以上は歌わないからな。
851河野家にようこそ 第62話(2/9):2006/07/03(月) 20:55:10 ID:cYYnfB6T0
「お疲れさま、タカくん」
 このみが笑顔でそう言ってもらえるのは、悪い気はしない。
「ああ、疲れた疲れた」
 とりあえず、すっかり氷の溶けたコーラで渇いたのどを潤す。そんな俺の次にマイクを手に取った
のは、先程俺に歌を妨害された花梨。
 花梨は立ち上がって周囲を見回し、そして、
「るーこ、それに優希ちゃん、一緒に歌ってくれる?」
「るーが歌える歌なら構わないぞ、うーかり」
「わ、私ですか? 私、最近の歌ってよく知らないんですけど……」
「大丈夫だよ! なんかピーンときちゃったんよね、この三人ならバッチリ歌えるって!
 由真ちゃん、97185でお願い」
 由真がリモコン操作し、程なく前奏が流れ、
「ナゾナゾ〜みたいに 地球♪」
「だからエンディングもダメだっての!!」

「何で歌っちゃいけないんよ〜?」と、懲りもせずぶーたれる花梨。まぁ事情があるとは言うものの、
カラオケ初体験の花梨が勇気を出して歌おうとしたのを二度も邪魔してしまったワケで、このまま
だとさすがに花梨が可哀想だと思った俺は、
「じゃあ、それ関連は抜きにして、何か他の歌を俺と一緒に歌わないか?」
「たかちゃんと、一緒?」
 花梨はうーんと考え、
「……あ、あああっ!
 え、で、でも、どうしよう〜?」
 突然顔を赤らめ、イヤイヤと身体をくねらせる花梨。一体何を思いついたんだ?
852河野家にようこそ 第62話(3/9):2006/07/03(月) 20:56:53 ID:cYYnfB6T0
 とりあえず、そのまましばらく待っていると、
「……あ、あのね、たかちゃん」
 意を決したのか、上目遣いに俺を見て、花梨が口にした曲名は――
「そ、それか」
 俺も知ってるその曲名。そうきたか、と思わずにはいられない。
 またまた諸般の事情により曲名は言えないが、その歌は俺たちが生まれるよりずっと前に大ヒット
した歌で、愛し合う男女が昆虫たちに見守られながら結婚式を挙げるという何ともメルヘンチックな
歌なのだ。ちなみにこの歌、デュエット曲であるものの、実際の所カップルが歌うよりも、結婚式で
友人代表が新婚さんに送る歌としてベタと言うかメジャーな歌だったりする。
 正直、こっ恥ずかしいので断りたいのだが……、まぁ、仕方がない、か。俺がうんと肯くと、
「ホント、やったぁ!」
 飛び上がって喜ぶ花梨。俺は由真に曲名を言い、「うわ、よくそんな恥ずかしい曲歌うわね」と
でも言いたげな由真の視線には努力して無反応を装い、そして流れる曲に合わせ、花梨と二人、周囲
の何とも言えない視線を浴びつつも、きっちり最後まで歌い上げるのだった。

 その後、各々もう一曲ずつ歌って、カラオケ大会は終了となった。
 カウンターにマイクとリモコンを返却し、さて会計だが、当然のように自分の財布で支払おうと
するタマ姉に、
「チョット待ってくださいッス環さん。いつもいつもゴチになってばかりじゃ申し訳ないッスよ。
 ここは割り勘にしましょうよ」
 よっちのその提案にみんなも肯く。やや驚いた顔のタマ姉だったが、
「まぁ、それでもいいわよ」
 と、あっさりよっちの提案に賛成、かくしてこの場は割り勘となった。(ちなみにるーこの分は
俺持ちである)
853河野家にようこそ 第62話(4/9):2006/07/03(月) 20:58:10 ID:cYYnfB6T0

「うーん」
 カラオケ店を出た後、財布の中を見ながら眉をひそめる由真。
「どうした由真?」
「あ、いや、その……」
 由真は苦笑いを浮かべ、
「そろそろ、厳しくなってきたんだよね」
 厳しくなってきた? ああ、財布の中身が少なくなってきたってことか。
「お前、今いくら残ってるの?」
「の、覗くな!」
 財布の中を覗こうとしたら、慌てて財布を引っ込める由真。
「由真ちゃんもそうなの? 実は私もなんよね」
 こちらも苦笑いの花梨。
 そう言えば、この同居生活が始まって、そろそろ三週間が過ぎようとしている。
 現在河野家の家計全般は、タマ姉が一手に掌握している。タマ姉は俺の家に住み着いた直後、海外
の俺の両親に連絡し、「自分がタカ坊の面倒を見ます」と言って、なんと生活費の一切をタマ姉が
預かることにしてしまったのだ。これにはさすがに俺も驚いたが、相手がタマ姉でしかも俺の両親も
それを認めた(むしろ「よろしくお願いします」と頼まれたそうな)以上、俺には最早それを反対
することなど出来なかった。かくして、小遣いすらタマ姉からもらう羽目に陥った俺である。
 そして由真たちの生活費についてだが、実は由真たちは生活費を一切払っていない。と言うより、
タマ姉が「今は払う必要はない」と断っているのだ。優季などはお母さんからある程度のまとまった
お金をもらって来てたのだが、タマ姉はそれを受け取らなかった。
「あなたたちの生活費は、将来あなたたち自身が職に就いてから返してもらうわ。
 結婚して専業主婦になった場合は――まぁそのときは、あなたたちの旦那様に請求しましょう。
854河野家にようこそ 第62話(5/9):2006/07/03(月) 20:59:46 ID:cYYnfB6T0
 一応言っておくけど、踏み倒そうだなんて思わないでよ。必ず返してもらうからね」
 タマ姉のその言葉にやや圧倒されながら由真たちは肯き、彼女たちの生活費も現状、タマ姉(+俺
の親からの仕送り)が全て賄っている。とは言うものの、合計七人もの生活費、果たしてそれだけで
賄いきれるものなのかなぁ? とは疑問に思っているのだが……。
 と言うワケで、生活費を払っていない由真が何故財布の中身が寂しくなるのだろうってアレ? 
考え事をしてたらいつの間にか由真が消えてるぞ?
 一体どこへ――あ、いた。新しく出来たっぽい店の前で、メイドさんみたいな服を着た女の人から
何かもらってるぞ。その横では雄二がしっかりメイドさんウォッチしてるし。
 とりあえず俺も近づいてみると、
「新装開店でーす。よろしくお願いしまーす」
 あ、俺もメイドさんにもらっちゃった。チラシだなこれ。――へぇ、メイド喫茶なんだ。新装開店
のお知らせと、アルバイトスタッフ募集中と書いてある。
「ねぇねぇ、ここ、今日オープンなの!?」
 やや興奮気味に雄二がメイドさんに尋ねると、
「はい、ツンデレ妹萌えキュン@メイドカフェ、本日開店でーす。
 今ならお席も空いておりますので、よろしかったらどうぞ、ご主人様☆」
 とりあえず流行ってそうなものを煮こごりにしてみました的な店名だが、雄二は大喜びで、
「空いてるってよ貴明! 入ろうぜ入ろうぜ!
 どんなメイドさんがいるのかな〜? んじゃ、おじゃましまーすってあだだだだ!!」
 いざ入店、その直前でタマ姉のアイアンクローが雄二の顔面をとらえた。
「どこに入ろうとしてるのよ雄二。ホラ、さっさと行くわよ」
 雄二はそのままタマ姉にズルズルと引きずられ、俺たちもそれに続き、メイド喫茶を後にした。

「まだ見てるのか、それ?」
855河野家にようこそ 第62話(6/9):2006/07/03(月) 21:00:43 ID:cYYnfB6T0
 メイド喫茶から随分遠ざかったのに、未だにチラシを見ている由真である。
「バイトしようかな、あたし」
 などといきなり言い出しやがった。
「バイトって、あのメイド喫茶でか?」
「うん。そろそろ懐具合も厳しいからね」
「厳しいって、何にそんな金使ってるんだよ? 生活費払ってるワケでもないのに」
「う、うるさいわね! 女の子は何かとお金がいるのよ!」
「いるって、例えば?」
 俺の質問に由真は指折りながら、
「え、えっと……、この間主題歌CD買っちゃったし、アンソロコミックも結構面白かったから全部
読んでみたいし、今度キャラソン出るらしいからお金貯めておかないといけないし……」
 何か、由真がどんどん悪い方に染まっていってる気がする。
「私もバイトしようかなぁ。ミステリ研の活動にも何かとお金が入り用だし」
 由真のチラシを覗き込む花梨。そう言や最近ミステリ研もご無沙汰だな。
「ほう、うーゆまとうーかりは働くつもりなのか。ならばるーも働くぞ」
 るーこも話に加わろうとする、しかし、
「駄目よ」
 タマ姉がキッパリ言い放つ。
「ええ〜、どうしてですか、環さん?」
「お金の問題ならもう解決済みでしょ。アルバイトする暇があるなら勉強なさい」
「でも……、やっぱ生活以外でもお金がいるし……」
「必要なものがあるなら私に言いなさい。買ってあげるから」
「いや、それはその……」
 歯切れが悪い由真だが、言いたいことはよく分かる。
856河野家にようこそ 第62話(7/9):2006/07/03(月) 21:02:33 ID:cYYnfB6T0
「由真たちだって自分で好きに使える金が欲しいんだよタマ姉。今までは手持ちの金でやってこれた
けど、そろそろ厳しいみたいだし」
「成る程ね……」
 ふぅん、とタマ姉は腕を組んで少し考え、
「なら、由真、花梨、るーこ、優季、瑠璃ちゃんには、これからはタカ坊と同じようにお小遣いを
渡すから、それでやりくりなさい」
「えええっ!?」
 名前を呼ばれた五人が驚く。
「た、環さんからお小遣いだなんて、私、受け取れません!」
「う、ウチも!」
 優季と瑠璃ちゃんがブンブン首を横に振る。
「あら、どうして?」
「だって、ただでさえ生活費でお世話になってるのに、この上お小遣いだなんて――」
「だから、それはあくまであなたたちに貸しているだけなんだから、その分将来返す額が増えるだけ
のことよ。要らないと思うなら、そうね、貯金でもしておきなさい」
「は、はぁ……」
 納得できたかどうかはともかく、そう答えるしかない様子の優季。
「あの環さん、ちなみにお小遣いはいくらもらえるのでしょうか?」
 由真の質問にタマ姉は、
「そうね、まぁ雄二やタカ坊と同額で、月三千円ね」
「少なっ」
 由真より先にそう呟いたのはよっち。そうだよなぁ、少ないよなぁ。
「た、環さ〜ん、もう少し何とかなりませんかぁ?」
「ミ、ミステリ研の活動資金を〜」
857河野家にようこそ 第62話(8/9):2006/07/03(月) 21:04:29 ID:cYYnfB6T0
 タマ姉に取りすがる由真と花梨。そうだよなぁ、少ないよなぁ。
「三千円あれば十分でしょ。それ以上は贅沢です」
 頑と譲らないタマ姉である。ケチ。
「ほな、ウチがおごって――」
「珊瑚ちゃん」
 珊瑚ちゃんに対し、珍しく厳しい視線を向けるタマ姉。珊瑚ちゃんもハッと何かに気づいた感じで、
慌てて例のカードを引っ込めた。――なんだ?
「うう、ならあたし、やっぱバイトを――」
 言葉の途中で由真の額を軽くデコピンし、タマ姉は、
「メイド喫茶は駄目」
「ええ〜、なんでですか〜?
 あ、さては環さん、メイド喫茶を風俗とかと勘違いしてませんか?」
「この間TVで見たわよ、メイド喫茶。
 お客さんを『ご主人様』って呼んで、お金次第で色々サービスするのよね。全く、いかがわしい
ったらないわよ。あんな所で働くのを認めたなんてあなた方の親御さんに知れたら、責任者である
私の立つ瀬がないわ」
 タマ姉の言葉だけだと、ホントに風俗と大して変わらんな。サービスと言ってもじゃんけんとか
記念撮影とか、それほどいやらしいものではなかったと思うが……。
「とにかく、由真が何と言ってもメイド喫茶は絶対に駄目。
 そうね、どうしても働きたいと言うなら――」
 そこでタマ姉は何故かほくそ笑み、
「新聞配達ならいいわよ。健全だし朝のいい運動になるだろうし。
 あ、それとも内職なんてどうかしら? いっそみんなでやってみましょうか。造花作りとか袋貼り
とか。ボールペンの組み立てとかもあるらしいわね」
858河野家にようこそ 第62話(9/9):2006/07/03(月) 21:06:22 ID:cYYnfB6T0
 タマ姉も意地悪だなぁ。新聞配達なんて早起きの苦手な由真が出来るワケないし、ちまちました
連続作業の内職なんて絶対投げ出すに決まってる。それを分かってて言うんだものなぁ。
「……か、考えておきます」
 由真はそう答えるが、まぁ、やらんだろうな。
「……UFO探知機の組み立てとか、内職にないかなぁ?」
 まずないだろうね、花梨。

「そう言えば、るーこはどうするの、将来の返済?」
 確かに花梨の疑問ももっともだ。なんたってるーこは宇宙人だし。
 るーこはポケットからマッチ棒を取り出し、
「”ちー”ならば今すぐにでも返せるのだが、これではダメなのだろう?」
 その質問に無言で肯く俺。
 るーこはしばし考え、
「ならば、もしるーが”るー”に帰れたら、借りた金はいずれ必ずうータマに返そう。
 ”るー”には先人の”るー”が持ち帰った”うー”の貨幣が保管されているはずだ。
 るー本人か、それが無理なら代わりの”るー”がうータマに返しに行く。これは”るー”の誇りに
かけて誓うぞ」
 ……何となくだが、旧札かドル紙幣あたりで返済されそうな気がする。
「もしるーがこのまま帰れない場合は――」
 るーこはそこで意味深な笑みを浮かべながら俺を見て、
「そのときは、るーはうーの嫁になろう。それならるーの借りた金はうー持ちだ」
などとのたまいやがりましたとさ。 

 つづく。
859河野家にようこそ の作者:2006/07/03(月) 21:06:56 ID:cYYnfB6T0
どうもです。第62話です。

休み明けの今回は、貴明たちのお金についてのお話になりました。
皆さんから疑問にお答えしましょうって感じで、チョット露骨かなぁとも思いましたが(^^;
(しかも完全に答えてないし)
860名無しさんだよもん:2006/07/03(月) 21:59:27 ID:TBEcYvyW0
河野家お疲れ様です。
どんどん悪い方に染まっていく由真に笑わせていただきましたw
るーこの爆弾発言の後どうなるかが楽しみです。
861名無しさんだよもん:2006/07/04(火) 00:39:07 ID:1EVy/f420
しかし河野家が投下される前には予告レスがされることが多々あるな。
偶然なのか?ww
862名無しさんだよもん:2006/07/04(火) 00:48:05 ID:buH+3Px2O
このスレの常連は投下される時間帯が分かるんじゃないか?
863名無しさんだよもん:2006/07/04(火) 02:59:42 ID:9z5DDnNG0
河野家 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
いつも楽しく読まさしてもらってますm(_ _)m

864名無しさんだよもん:2006/07/04(火) 04:18:25 ID:c4PR92gH0
一話のボリュームも決して少なくないのに、長編をこれだけ続けてるのは頭が下がる
865名無しさんだよもん:2006/07/04(火) 09:32:38 ID:QBII13Ut0
>>864
つっこむのも野暮かもしれないが

今回のはテキストになおして約210行(12KB)
(電撃文庫あたりのサイズでいえば8P分)
ボリュームでいえばSSとしてみても普通か少なめ。
ある程度の時間がとれるなら1週間でこれだけ書くのは難しくないかと

毎週定時きっかりに仕上げてくる根気と熱意には脱帽ものだがね
866名無しさんだよもん:2006/07/04(火) 20:29:43 ID:3sHyfnB6O
ついに河野家まで批判するようになったか
このスレからSSがなくなったらどうするきだ
867名無しさんだよもん:2006/07/04(火) 20:51:40 ID:ObhilSMF0
ssじゃねえが喪板にこんなのが・・・

28 :('A`):2006/07/04(火) 12:52:44 O
「この戦争が終わったら、俺、エロゲ買うんすよ」

30 :('A`):2006/07/04(火) 12:55:01 0
>>28
こういう台詞言う奴は死んじゃうんだよな

43 :('A`):2006/07/04(火) 13:10:24 0
>>30
「おい!しっかりしろ!」
「すいません・・・もう・・ダメみたいです・・・」
「バカな事言ってんじゃない!帰ったらエロゲー買うんだろ!」
「そ、そうでしたね・・こんな事になるなら・・・来る前に買えば良かった・・・」
「しっかりしろ!衛生兵!衛生兵はまだかー!!」
「自分の事ぐらい・・・自分が一番わかります・・。」
「・・・」
「お願いが・・あります・・・。」
「何だ・・・?」
「無茶な願いかも・・しれませんが・・・
 俺の変わりに・・・エロゲー・・買ってくれませんか・・・?」
「何を買えばいい・・・?」
「いいんですか・・?東鳩2を・・・お願いします・・・」
「解った・・誰からクリアすればいい?」
「タマ姉を・・・グッ、お、お願いします・・・。」
「解ったタマ姉だな。必ずタマ姉からクリアしてやる。」
「あ、あり・・が・・とうございます。ぉ俺、天国から・・見てま・・・す。」
「ああたっぷり抜けよ。おい>>28>>28>>28 ーーーーーー!!!」
868オトナになる方法(エピローグ)1/10:2006/07/04(火) 23:46:09 ID:0Mbk8tmr0
「た、ただいふぁ〜………ぽてっ。」
「お帰り。お疲れだな」
「おかえんなさい…なにやってんの?」
愛佳は帰ってくるなり、靴も脱がずに玄関に突っ伏した。
バッグに顔を埋めて動かない姉に、遅れて出てきた郁乃が呆れた声を掛ける。
「あ、いくのただいまぁ。怪我ふぁどう〜?」
くぐもった声で応える愛佳。
「その状態で人の事心配しないでよ。平気だけど」
壁によりかかって郁乃。玄関は郁乃の部屋からすぐなので、松葉杖も使ってない。
「だいじょぶかぁ?」
突っ伏した愛佳の隣りにしゃがんでこれは俺。
「う、うん。へーき」
むく、ようやく愛佳が顔をあげて靴を脱ぎ出すがいかにも眠そう、いつもまん丸な瞳が、今は半分以上閉じている。
「寝てないんだろ」
「うん」
ふん、と聞こえそうな気抜けっぷりで頷く。
「昨夜もおとといも由真が寝させてくれなくてぇ〜」
なんかエロいなその言い方。
「そのくせ昼間も元気なんだよぉ〜?信じられない〜」
「相変わらず無駄に元気そうでなによりだ。後先考えんから今頃ダウンしてるだろうが」
「めちゃくちゃはしゃいでた。あたしもだけど」
ほにゃっと思い出し笑い。幸せ笑顔。
「長瀬先輩、あたしに会う度に<愛佳はどうしてる?>だったから無理もないわ。決まって続きは…」
みなまで言うな。
「「貴明と一緒じゃ苦労してるでしょ」」
ほら、やっぱり。
869オトナになる方法(エピローグ)2/10:2006/07/04(火) 23:46:49 ID:0Mbk8tmr0
「あはは、ハモったぁ〜♪」
へらへらと笑う愛佳。む、これは寝不足だけでなく、酔っぱらっいも入ってるかも。
「・・・苦労させてる自覚があるわけ?」
冷たいお言葉はハモられた郁乃から。
「あくまで由真の言動を客観的に予測したまでだ。」
しかし、どうせそんなもんだろうとは思ったが、一字一句一致しやがったか。
「ちなみにあたしにも同じ事言ってたよぉ〜…ぱたんきゅ〜。」
再びへろへろと廊下に転がる丸っこい(太いという意味では断じてない)体…なんとなく連想ゲーム、口をついて出た言葉は
「「芋虫」」
また酷い所で意見の一致を見る俺と郁乃。お互い顔をしかめる。
言われた愛佳は、全然堪えてない様子でにこにこしながら、
「貴明くんと郁乃、仲いいね〜」
「…」
いや、表情にはなにも出てない、と、思う。
「なにバカいってんの。お湯貼ってあるから、お風呂入って寝たら」
「ありがと〜、そ〜する〜」
あっさり流した郁乃の言葉に、愛佳はなんとか立ち上がると、ふらふらと風呂場に向かっていった。
「…あたしも寝る」
壁に手をついて自分の部屋に戻る郁乃。ぱたん、と扉が閉まる。
まだお昼前なんだが、などと言っても仕方のない状況。することがないので、俺も客間に戻る。

「…しかし郁乃のやつ、平然としやがって」
俺の方は落ち着かない。なんとなく部屋を見回してしまう。
勿論、昨夜のうちに昨夜の諸々の痕跡は片づけてある。

あるのだけれど。

犯罪者は現場に戻る。そんな言葉に、妙に説得力を感じたりした。
870オトナになる方法(エピローグ)3/10:2006/07/04(火) 23:47:22 ID:0Mbk8tmr0
「まんがか?」
「漫画家」
「なんだよそれ」
「将来の夢だって」
「…演歌歌手じゃなかったっけ?」
「え、演歌じゃないけど、声楽科に通ってる」
「それが何故に漫画家?」
「んーと、本人曰く、なんだか学祭で顔の良く似た同人漫画家と間違えられて」
「ほう?」
「揉めてたら漫画家本人とバッタリ会って大喧嘩になって」
「おい」
「良くわかんないけど張り合って絵描き勝負してボロ負けして」
「良くわからないがありそうだ」
「でも意外と巧かったらしく意気投合して目指せプロと」
「動機の部分がいい加減すぎ」
「うーん、昔から絵は上手かったけどねぇ」
愛佳も苦笑。
「で、ロクに学校にも行かなくってお爺さんとも大喧嘩中だって」
「確か学園時代も似たようなことしてたよな。進歩ねぇ」
呆れる俺。
「別に、人の勝手でしょ」
で、ひとこと会話に参加して淡々とトランプをめくる郁乃。
3人で遊んでいるのは神経衰弱。正直、ちょっと選択を誤ったかも知れない。
愛佳の成績の良さは当然として、実は郁乃の頭も半端ないのだ。
二人とも記憶力が抜群に良いために、一度めくられたカードをミスする事が殆どない。
かくして、常に中盤以降は愛佳か郁乃が一人でカードを取りまくる展開。俺の出番、全くねえ。
今回は郁乃が残り20枚全取り確定コースに入っていて、俺と愛佳が雑談してたのは、そのせいもある。
雑談のネタは、将来の進路。
由真の。
内容は上記のとおり。
別に、いいんだけどさ。所詮由真の人生だし。
871オトナになる方法(エピローグ)4/10:2006/07/04(火) 23:48:57 ID:0Mbk8tmr0
「ほい、終わり。これで6勝6敗ね」
「むっ、次は負けないぞっ」
カードを取りきって勝利宣言は郁乃。張り切ってるのは愛佳。俺は蚊帳の外ですねそうですね。
ちなみに時刻は夜早く。出張から戻った両親の相手を俺に任せてぐーすか寝ていた二人は共に元気そう。

「郁乃は、進路決めたのか?」
ちょっと気になっていた事を、カードをシャッフルしながら聞いてみる。
「進学。理系。」
「理系だと、体大変じゃない?」
「数学系ならそうでもない、と、思う」
また心配症の愛佳に、結構適当な郁乃。
「人相手にしてるより数字相手の方が気楽だし」
これまた消極的な理由だな。
「駄目なら教師かな」
「そっちは思いっきり人相手だろうが。」
思わずツッコミが口から飛び出した。
「うっさいわね、色々あんのよ」
色々あるのは、主としてお前の精神構造じゃないのか。
と、今度は口に出さずに心で呟く。
「目標があるのは良いことだよぉ〜」
郁乃の事には我が事以上に力の入る愛佳は、ぐっと拳を胸の前。
「今から勉強大変だろうけど、頑張って」
「別に勉強はあまり大変じゃないけど、気持ちは素直に受け取っておくわ」
姉の激励に鷹揚に頷く妹。
とはいえ、愛佳が与えたのは気持ちだけではない。
自身が進学しない事で、経済的に余裕のない小牧家に郁乃が進学する途を作った。
愛佳自身は否定するだろうが少なくとも傍目から見れば一面の真実だ。

「大変といえば、貴明くん大変だったでしょ?」
「え?」
思わずシャッフルの手が止まった。
872オトナになる方法(エピローグ)5/10:2006/07/04(火) 23:49:50 ID:0Mbk8tmr0
「郁乃が動けないからって、台所仕事に洗濯までしてもらっちゃって」
「いや…まあ…普段もそれなりに家事してるし」
「あ、あれれ?び、びみょ〜に皮肉を感じる発言かも〜」
「別に必要な時に必要な手伝いをして貰ってるだけでしょ。引け目に感じる事ない」
「正しいが、お前は少し引け目を感じろ。世話のしがいがない」
「貴明くん、郁乃のお世話もしてもらったの?」
ぼす。
俺が何か言いかける前に、枕が顔面に飛んできた。
「言うな。絶対言うな。言ったら殺す。」
「まだ何も言ってねえええええ」
危なかった。
何でもない愛佳の問いに、一瞬顔が凍りかかった。枕のお陰で誤魔化したと思うけど。
「え?なになに?なにがあったの〜?」
目を丸くして興味津々の愛佳。
「黙秘権を行使するわ」
「いいもん、貴明くんに聞くから」
「…大した事じゃないって」
枕を顔面に押し当てたまま、大嘘。
「本当に大した事じゃないわよ。言ったら殺すけど」
こっちは嘘なのか本当なのか、小牧家に来てからこっち、郁乃の心情は俺にはわからん。
「殺されるのは嫌なのでご希望には沿えそうにないぞ愛佳」
「ぶぅ〜、仲間外れ〜」
ふくれる愛佳だが、さほど深刻な様子はない。
いつか、愛佳が言っていた。
<郁乃って小さい頃から隠し事が多くてね>
<信用されてないのかなーってずいぶん悩んだりしたんだけど、最近はそうでもないんだ>
<郁乃は、私にとって必要な事は言ってくれるから>
<郁乃が言わないってことは、私には聞く必要がないんだって、そう思う>
俺も、その結論には同意できる。これまでも、そして、これからも。
これも、きっとそういう事なんだろう。それが一般的な意味で、誠実とは呼べなくとも。
873オトナになる方法(エピローグ)6/10:2006/07/04(火) 23:50:43 ID:0Mbk8tmr0
ピルルルルルル ピルルルルルル
「あ、携帯鳴ってるよ」
「うん…ちょっとごめん…あれ?雄二から?なんだろ?」
ピッ
「貴明だけど、どうした?」
「…」
「もしもし?雄二?」
「(ね、ねぇ、これどこ押せば話せるの?)」
「(そのまま喋ればいいんだよ)」
「へ?」
この声、タマ姉か?
思わず電話を耳に近づけると突然、
「あ、えーっと、タカ坊!?聞こえるー!?」
「うわっ!?」
スピーカーから流れてきたのはやっぱりタマ姉の声。しかも声量特大。
「た、タマ姉?ええっと、聞こえるからもっと声小さく」
「あ、ご、ごめんなさいっ」
声が遠ざかる。ほっとして会話を続ける。
「びっくりした。でも、久しぶり」
「…」
あれ、返答がない。
電話の向こうで、またもボソボソ会話している模様。
「(電話離しすぎだよ)」
「(だ、だってうるさいって言われたし)」
「(声がでかすぎるの。マイクの性能が良いから普通の声で喋ればいいんだって)」
「(なんか落ち着かないのよ)」
・・・そういやタマ姉って文明の利器が苦手だったっけ?
874オトナになる方法(エピローグ)7/10:2006/07/04(火) 23:51:23 ID:0Mbk8tmr0
「あ、あー、本日は晴天なり。えーっと、これくらいで大丈夫かしら?」
「うん」
苦笑しながら俺。
「声を聞くのも久しぶりだけど、元気そうね。」
「まあね。タマ姉も変わりない?」
タマ姉と雄二は共に自宅からそれぞれの大学に通っている。
「ええ、誰かさんがさっぱり連絡をよこさない事以外は、問題ないわ」
う。
「今、戻ってきてるんですって?」
ぐっ?
「…誰から聞いたの」
「このみからよ。一昨日から戻ってきてる筈だけど連絡来ないって寂しがってるわ」
「ごめん、ちょっと忙しくてさ。あれ?でもなんでこのみが…」
「ああ、あたしが言っといた」
しれっと補足したのは、横で話を聞いていた郁乃。こいつが情報源だったのか。
「まったく困った子ね。それで、いつまでこっちにいるの?一度くらいは顔を出しなさいよ」
「うん…そうだな、水曜日か木曜日なら行けると思うけど」
「そう?わたしはどっちも空いてるわ。じゃあ、このみに替わるわね」
「え?このみいるの?」
「(はい、これ、このままでいいの?」
「(うん、ありがとうタマお姉ちゃん)」
ありゃ、本当にこのみの声だ。
「もしもし、えっと、…タカくん?」
「ああ、このみか。」
「うん、このみだよ…タカくんだよね?」
「ああ、俺だ」
確認を繰り返し、なんとなく沈黙してしまう二人。
言葉に迷って視線をめぐらすと、そんな俺を見ている二人。

あー、愛佳、俺の事は拳握りしめて応援してくれなくていいから。
875オトナになる方法(エピローグ)8/10:2006/07/04(火) 23:52:28 ID:0Mbk8tmr0
「えーっと、郁乃から連絡いってたんだってな。電話しなくて悪かった」
気を取り直して言葉を掛けると、
「ふぇっ?ううんっ、タカくん忙しいから電話したら悪いかなと思ったんだけど、
このまま戻っちゃったらどうしようっと思って、たまたまタマお姉ちゃんの所に用事があったから
話してみたらユウ君が電話してくれるってことになって、でもごめんね突然、夜だし、迷惑だったよね?」
一転、堰を切ったようにしゃべり出すこのみ。
俺は、自分から連絡しなかった事を少し後悔した。
「いや、こっちこそごめんな」
「それでさ、タマ姉にもちょっと喋ったんだけど、水曜か木曜にそっちに顔だそうと思うんだけど、時間ある?」
「えっ?」
そういう流れで連絡してきたのだろうに、不意を打たれたようなこのみの声。
「…」
そして沈黙。
「あれ?用事あったか?だったら別な日にでも」
「だ、大丈夫っ!!」
っ!大音量に耳が鳴る。
「うわっ、いきなり大声出すなよ」
「ごめんなさい…」
今度は逆に聴き取りづらいくらい小さくなる声。
「…だいじょうぶ。明日でも、明後日でも大丈夫だよ。」
ぽつぽつと区切れる。
「このみはいつでもタカくんに会いたいよ…」
語尾が詰まって、涙声になってくる。
俺は少し慌てて、そして、なんでもないふりで明るく続ける。
「俺もみんなに会いたいよ」
「タマ姉も空いてるっていうし、久しぶりに雄二と4人で遊ぼうぜ」
当たり前の台詞。ただ、
このみに、でなく、みんなに、になったのは…
よりによって電話の相手にそんなのを意識したとは、思いたくないんだけど。
876オトナになる方法(エピローグ)9/10:2006/07/04(火) 23:54:05 ID:0Mbk8tmr0
「うん、ユウ君、水曜日大丈夫?」
「(あ、水曜はちょっと…木曜なら…)」
電話の向こうで雄二の声、用事があるとは雄二の癖に生意気な。
「もしもし?水曜日はユウ君がデートだから駄目だって」
既にこのみの声に涙の跡はない…なぬ?雄二がデート?
「へー、雄二彼女いるんだ」
「はい!レオナさんというすごい美人の女子大生でありますよ隊長!このみは知らなかったけど学園も一緒だったんだって」
「へえ」
「タマお姉ちゃんが言うには、タカ君も知ってる筈だって。タマお姉ちゃんを追いかけて転校してきてたとの事であります」
「ぶっっ、あの3人組の一人か」
誰が誰だか名前は忘れたが、あまり良い思い出のない相手だ。しかし雄二とくっつくような物好きが…まあ、変人ばかりではあったな。
「(おい、余計な事をべらべら喋るな。替われよ)…もしもし、俺だ」
「お前か」
「ああ、俺だ」
このループは意味ねぇ。
「横で聞いてた。木曜日な。せっかくだからウチに泊まるか?」
「ああ…いや、夜はちょっと、どっちかっつーと午前集合で街を回りたいな」
木曜の夜に、特段用事があったわけではないんだけど。
さっきのタマ姉とこのみの声、
長電話の俺をニコニコしながら見ている愛佳、
つまらなさそうにカードを弄びながら会話を聞いている郁乃、
それぞれの声と姿を心に留め置きながら、俺はまた、なんとなく心を構えてしまった。
「そうか、(泊まり駄目だってさ)」
「(えぇ〜、つまんないの)」
「(仕方ないよ、タカ君も忙しいんだよ。)」
受話器の向こうの声を聞いて、すぐに少し後悔するが、撤回する気にもなれない。
「じゃあ10時集合で、この辺も結構変わったから案内してやる」
「楽しみにしてるよ。」
「じゃあな。」
長々と続いた電話は、相手が雄二になった途端に素っ気なく切れた。
まあ、男同士はこんなもんだ。
877オトナになる方法(エピローグ)10/10:2006/07/04(火) 23:54:58 ID:0Mbk8tmr0
「お待たせ、長電話で悪かったな」
「えへへ、同窓会決定?」
ずっと話を聞いていた愛佳がにっこりと笑う。
「うーん、面子がタマ姉雄二にこのみだからなあ」
意味もなく天井を見上げてしまう。
「どっちかっていうと、近況を無理矢理報告させられる会になりそうだ」
「ふふっ、負けずに色々聞いてきたらいいよ。気になるでしょ?」
同窓会帰りの先達は、したり顔。
「そうだな。」
俺と愛佳がこの一年間で新しい生活を築いてきたように、みんなもそれぞれの人生を進んでいる。
たった1年前まで、あれだけ近くにいた雄二やタマ姉、このみの今を殆ど知らない事に、俺は改めて気づく。

「あたしも由真から色々聞いたし。色々聞かれたし」
変わらぬ友情を保つだろう愛佳と由真の進む道も、この先深く交わるとは限らない。
「このみ先輩にはあたしから大分貴明情報が流れてるけどね。ま、楽しんできたらいいわ」
そして郁乃ですら、愛佳や俺との関係を、個人と個人のそれに変えようとしつつあるのかも知れない。

学園、クラス、幼馴染み、家族。
大小はあれど共同体の中で一心同体だった俺達。
それは、誰とでも近づく事が良い事だった時代。人を無限に好きになる事が、無条件で善だった頃。
あれからほんの僅かな時間。今はもうあの頃じゃない。
近づきすぎてはいけない事もある。郁乃と過ごした二昼夜は、後悔と共にそれを教えてくれていた。
もちろん、離れていくのが良いわけもない。場合に応じて、相手との距離を決めなければ。
優先順位を守れと、郁乃は愛佳に言った。じゃあ、郁乃自身はどうなんだろう。
何を、誰を、どこまで、どう優先するのか、それにどんな順位を付けるのか。
それを上手くやるのが大人だろうか。だとしたら、本当の大人なんているんだろか?

でも俺は、たぶん愛佳も郁乃も、その距離を、そのバランスを探していく。
自分なりの、大人になる方法を。
878オトナになる方法 後書き:2006/07/05(水) 00:03:51 ID:JppyzHJw0
というわけで、エピローグです。正直、この貴明じゃ今後が不安ですね
無理矢理タイトルにこじつけましたが深い意味はありません。元々坐薬ネタだしー
他キャラの色々について、ゲーム内を確認すべき事項を怠ったかも知れません。反省
長くもない話でしたがえらい難産でした。読んでくれた方有り難うございました。
879名無しさんだよもん:2006/07/05(水) 00:11:26 ID:cHaVnkSn0
>>878
最後まで楽しませてもらいました。お疲れ様!
880名無しさんだよもん:2006/07/05(水) 00:14:11 ID:NPKCFDP2O
GJ。
こういう雰囲気、好きです。お疲れさまでした。。。
881名無しさんだよもん:2006/07/05(水) 00:18:31 ID:GDzL56Hl0
GJ。
ちょっとわが身を振り返ってみたり。
それにしても坐薬ナツカシス。
882名無しさんだよもん:2006/07/05(水) 00:47:06 ID:BLDxJ1Hm0
>>859
遅くなったけど、河野家喜多ーーー!!!

しかし、由真がメイド喫茶でバイトだなんてことになったら
ダニエルが黙ってないんだろうなあ^^;
店にやってきて、メイドとしての心得をとくとくと語り出すか
反対にメイドに落ちぶれたことをさめざめと泣くかの
どちらかですなw

それにしても、由真の堕ちっぷりは目覚しいですね^^;
このまま逝けば、夏コミでコスプレとかしそうで
楽しみですw

>>878
エピローグ、喜多ーーー!!!
どうも、せかしてしまって申し訳ありません。

エピローグは派手ではなかったけど、蔭で
このみに連絡してあげたりとか
貴明のことを思い遣ってる郁乃んが
いじらしかったです。
えぇ、元が坐薬ネタだなんて信じられませんともw
読ませていただいて、どうもありがとうございました。
883名無しさんだよもん:2006/07/05(水) 04:27:04 ID:ZV/COkjy0
次すれ…
884名無しさんだよもん:2006/07/05(水) 10:49:17 ID:XDQr9p2EO
座薬ネタでここまでの大作にした熱意に感服いたしました
885名無しさんだよもん:2006/07/05(水) 11:08:04 ID:BLDxJ1Hm0
>>883
書き込みの頻度からすると、今たてるより夜たてる方が良くないですか?
と書いた本人は、夜は用事があって書き込めないんですが^^;
886sage:2006/07/05(水) 19:30:15 ID:SGFIoWC00
>878エピローグ キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
ほんとお疲れ様でした!!
個人的に愛佳、いくのんが好きなのでこのSSも楽しく読まさしてもらいましたm(_ _)m
887名無しさんだよもん:2006/07/07(金) 06:43:28 ID:kS+ZCUKgO
本当に過疎ってるな…
888名無しさんだよもん:2006/07/07(金) 18:19:12 ID:keDLS5AH0
いろいろネタが溜まってるから、投下するも吝かではないんだが。
容量的に次スレ待ちかな?
889名無しさんだよもん:2006/07/07(金) 18:45:48 ID:kS+ZCUKgO
じゃあ建てればいいじゃない
890名無しさんだよもん:2006/07/07(金) 19:57:18 ID:cpdOm5dl0
891名無しさんだよもん:2006/07/07(金) 20:02:21 ID:XszZ3pRo0
テンプレぐらい真面目に貼れ。
892名無しさんだよもん
>>890
立て逃げ厨氏ね。