尼で定価の約3倍の値が付いてる。
さすが俺の嫁。
未だにメイトの箱から出してさえいないのだが・・・
3倍と聞くと揺らぐものがあるな〜
なんて事を自分の嫁に思うはずも無い
コトブキのkanonフィギュアでは名雪が一番の出来の良さだと思うんだ。
紹介画像と現物の表情がかなり違って見えるよね。
現物の方が明るくアカ抜けて可愛い。
「祐一っ」
「…ああ、花子か」「…ゆーいち〜!」
「間違えた、次郎」「怒るよっ」
放課後の彼女は、体操着とランニングシューズに、リボンとポニーテール。
腕時計まで、華奢な手首に不釣合いなほどハードな、ランナーズウォッチ。
部活のときはいつもと髪形違ってるから、一瞬誰だか分からなくなったり、
いつものロングヘアじゃない見慣れない彼女に、一瞬、ドキッとしたり。
実はうちの学校の陸上部、地域じゃ結構な強豪だったりして、
職員室前の廊下に、歴代の楯やメダルやカップが並んでたり。
で、この名雪が、女子陸上部の部長さん。この目の前の、ポニーテールな女のこが。
――ポニーテールといっしょに、お尻からかわいい猫しっぽも揺れてる、女のこが。
彼女はなゆねこ、かわいいおみみとしっぽ付き。
…はっきり言って、普段からはぜんぜんまったくそう見えないのだけれど、
ポニーテールのなゆねこさんは、他校からはすごいアスリートと恐れられ、
チームメイトからは頼りにされ、後輩からは慕われるいい部長さんなのだ。
「部活の途中か、名雪」「うん。今年はね、新入部員たくさん入ったんだよー」
「そっか。頑張れよ、”センパイ”」「うんっ」
今日も、しっぽを2本揺らしながら校庭のトラックを駆け抜ける、なゆねこさん。
…校舎の窓からそんな彼女の姿を見てると、祐一は、こう思う。
『俺、実はポニーテール萌えなんだ』
「――って!! 後ろから勝手にアフレコするな香里っ」
「あら、そう? 相沢くんてっきり名雪に見とれてるのかと」
「……」
まあ間違ってはいないけど。
「なんで香里、こんな所に?」
「あたしも部活の途中。うち弱小だから、新入部員勧誘に苦労してるの」
「で、その辺歩いてる目ぼしい新入生拉致って部室に連行してると」「しないわよ」
何の部活か知らないけれど、やっぱり香里も、
部では『美坂センパイ』とか、下級生に呼ばれてたり、慕われてたりするのだろうか。
今年の1年生には、自分のことを一番慕ってくれる”後輩”が――栞が、自分の妹が、いるのだし。
ところで、その栞いわく、
『水瀬センパイってすごーく綺麗ですよねっ。オトナさんだし、憧れちゃいます』
というのが、今年の新入生女子一般の水瀬名雪『先輩像』、らしい。
――いったい全体、どこを見てそういう誤ったイメージを抱いたのかは知らないけれど。
…晩ご飯のあと、祐一が居間のソファに腰下ろしてゆっくりTVなんか観てたりすると、
わざわざその膝の上にごろんと寝っ転がって、しっぽふりふりしながら一緒にくつろぐ、
そんな、いつもの天然なゆねこさんの姿を見て――ではない、と思う。たぶん。
美人さんでスタイルいいし、後輩の面倒見いいし、責任感も強いし、
練習も熱心だと校内で評判の(…ただし、猫耳と尻尾つきの)陸上部部長さん。
7年ぶりに再会した、そんなポニーテールの彼女を祐一は知らないから、見たことないから、
ちょっと戸惑って――見たことないから、ちょっと…ドキドキする。
「じゃ、あたし部室に戻るから」「また明日な、香里」
「じゃあね。明日はポニテ萌えの相沢君のために、あたしもポニーテールにしてきてあげる」
「だーかーらー」
学校では『すてきな水瀬先輩』――でもお家では、やっぱり『なゆねこさん』。
なゆねこさんは、とてもいい女のこ。だから部活動のない日に祐一が家に帰ると、
『…おなかがすきました。シロウ、晩ごはんはまだですか?』…ということはなく、
『ごはんにする? お風呂にする?』とか、可愛いエプロン姿でお迎えしてくれたり。
「祐一〜。ね、ね、今日の晩ごはん、何がいい?」
「んー、ウニのイチゴ煮」「?!」
…とか祐一が答えると、ウニとアワビの高〜いお吸い物じゃなくて、
本当に苺で煮たレシピがあるって思っちゃう、なゆねこさんだけど。
「名雪、それ苺はぜんぜんまったく関係ないし」
「そもそも、アワビって猫が食べちゃいけないんだったな。体に毒だから」
「ひどいーひどいー」
それはともかく、なゆねこさんの作るお料理は秋子さん仕込みだし、
祐一はいつも幸せいっぱいお腹いっぱいにお料理食べてくれるので、
その分だけ、彼女の得意なレシピの数もたくさんたくさん増えたり。
…ただし朝ご飯レシピがまだあんまりないのは、まあご愛嬌。
「名雪は注文、何にする?」「わたしAランチ〜」「またぁ?」
「たまにはBランチも選んでやれよ、いっつも選ばれなくて可哀想だろ?」
「今度あたし、購買部に頼んでAランチ回数券(12枚綴り)作ってもらうわ…」
「回数券買ったら、サービスでランチ1回、無料にならない?」「ならないって」
学食のAランチ(に、ついてくるデザートのイチゴムース)好きななゆねこさんだけど、
Bランチがお魚メニューな日だった時は「どっちにしよう?」って迷って、
でもそんな時は祐一がAランチを頼んで、なゆねことデザートばくりっこ。
「祐一、お風呂沸いてるよー。わたし、先に入っちゃうね」
普通の猫はお風呂嫌いで、入れると大騒ぎ大暴れしちゃうけど、子猫のうちにきちんと
「猫もお風呂、入るのよ」「そうなんだー」…と教えてあげれば、ちゃんとお風呂好きに。
猫さんはとてもきれい好きなんだし、女のこはみんなお風呂大好きだから、なゆねこさんも。
祐一より先に入って、好みの香りの入浴剤で、お気に入りのバスオイルやバスフィズで、
お風呂上がりのわたしも祐一も、ふたりおんなじ香りに『匂いつけ』、しちゃったり。
…そもそも、わたしが一番風呂にしないと、一番最後にお風呂入ると、
お風呂でうとうと寝ちゃっても、誰も起こしてくれなかったりするし!
「名雪、起きろー」「…ふぁ? ゆーいち?」
「いいから、とっとと風呂から出ろ。俺も秋子さんも待ってるんだぞ」「うん、でる…」
ざば。
「出るなっ!」「…わ、わっ」
慌てて胸隠して浴槽に飛び込んで、真っ赤になった頬まで、お湯の中にずぶりと沈めて。
――ポロリもあったりする、それが普段のなゆねこさん。
祐一が浴室の曇りガラスドアこんこん叩いたぐらいじゃ、なゆねこ絶対起きないから、
あわあわバスバブル思いっきり泡立てて、お風呂中泡だらけにしてびっくりさせたり、
うたた寝名雪の周りにアヒル隊長浮かべてみたり、一緒に入ろうとして、怒られたり。
…やっぱり、お家での『なゆねこさん』は、
学校での『すてきな水瀬先輩(猫耳尻尾付き)』とは、似ても似つかないかも。
今夜はご飯にしようか、それともお風呂にしようか、
…それとも、名雪”に”しちゃおうか。
今なら猫みみ猫しっぽ付き、普段よりすこしお得な、なゆねこで。
ドア引っ掻いて「ねー、開けてー。お部屋入れてー」ってご主人さまに訴えるのが、
猫さんたちのよくある光景。
だから、『ドアかりかりしなくても、勝手に入ってきちゃってもいいからね』…って時は、
部屋のドアは細くちいさく開けておくのが、猫さんとご主人さま、ふたりのルール。
廊下を足音を立てず、裸足のままで歩くなゆねこ。
今夜もノックはせずに、ちいさく開いた、ドアを。
「――入る、ね」「ああ」
明かりを消した部屋の中、春月夜の淡い月光が、レースのカーテン越しに名雪を照らす。
――素肌に男物のワイシャツを羽織った、最愛の女のこの姿を。
いつも着てるシンプルな白いシャツも、
彼女がパジャマ代わりに着ちゃうだけで
裾からすらりと伸びるきれいな素足がちょっと格好よくて、
ちらちら見える柔らかな身体のラインにドキドキしちゃう、これってきっと、世紀の大発見。
しっぽを揺らしながらベッドに座って、まずはキスを、ひとつ。
「大好き、だよ…」
「俺もだ…名雪…」
7年ぶりに再会した、美しく成長したいとこの少女。
毎日ポニーテール姿で頑張ってる、陸上部の部長さん。
それに、猫みみ猫しっぽ付きで甘える、なゆねこさん。
そう――そんな名雪のすべてが、とても大好きだから。
朝、目覚まし時計で目を覚ます。
一緒のベッドで隣に眠る彼女はなゆねこ、おみみとしっぽと、甘い香りつき。
毎朝、起こしてもらう…いや、ご主人さまといっしょに起きるようになったから、
お寝坊さんの朝は、慌てて玄関を飛び出していく朝は、この頃すっかり減ったし、
今まで使ってた、たくさんの目覚まし時計も、電池も入っていないただの飾りに。
…けろぴーもベッドで抱き枕の出番がないのか、今では水瀬家の食卓が定位置に。
水瀬家の、朝の食卓。
食卓に並ぶ焼きたてトースト、湯気と香りをくゆらせている淹れたてコーヒー。
フルーツサラダにベーコンエッグ、そしてお母さん特製美味しいイチゴジャム。
…みんなで食卓を囲む、そんな穏やかで平凡な一日の始まりが、
どれほど価値あるものか、大切なものであるか、ふたりはよく知ってるから、
必ず朝ごはんは3人で、時にはいっしょに、お弁当なんか作ったりして。
鏡の前できれいな長い髪をきちんとブラッシングして、
上級生の証、制服の大きな赤リボンをきちんと結んで、
今朝の星占い、山羊座の運勢もしっかりチェックして。
「じゃ、行ってきます」「いってきまーす」「はい、2人とも気をつけてね」
彼女はなゆねこ、かわいいおみみとしっぽ付き。
なゆねこさんは、誰よりもご主人さまのことが好きで、
そしてご主人さまも、誰よりもなゆねこさんのことが好き。
だから
…今日も明日も、そのまた明日も、
そんなふたりを載せたこの世界で、
ふたりの物語は、ずっと続くのです。
<Fin>
#にゃゆきSS5話目。猫は本当にお風呂入ります、祖父母の家の猫がそうでした。もう祖父母も猫もいませんが。
GJ!
ほんわかしててイイヨー
大作ご苦労さま。
次回は漫画化してうpでヨロ。
韻をふんでてグッドだ
秋子さんがメインだったらもっと良かった
941 :
名無しさんだよもん:2007/04/14(土) 11:14:25 ID:txyGjunY0
ある人から名雪のポスター貰ったんだけど、
あまりにも可愛いかったので、つい名雪を見ながら抜いてしまった。
愛しい名雪に不純なコトをしてしまった自分に、激しく鬱。
>>941 まあ、漏れの嫁なんだからほどほどにしとけよな
ついでに現実と物語の区別もつけた方がいいぞ・・・
>>942 まあ、941も藻前にだけは言われたくないわな
しかも漏れの嫁だし・・・
だから、みんなの所に名雪は居ると何度(ry
みな、良き名雪ライフをお過ごしください。
945 :
名無しさんだよもん:2007/04/15(日) 23:14:43 ID:7r8RACyx0
なゆなゆのうんこ食べたい
>>941-943 だから俺の娘を勝手に自分のものにするなと何度言えば…
血は繋がってないけど、それでも名雪は俺の妻の連れ子だからな。
一応、俺の娘だぞ。
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現在、祐一さんの妻である名雪さんの他、少なくとも他に4名の名雪さんが確認された模様です。
更に未確認情報ではありますが、祐一さんの義母、秋子さんに関しましても、他に1名の存在がある模様で
現在確認が急ピッチで進められています。
以上、現場からお送りしました。
949 :
名無しさんだよもん:2007/04/16(月) 18:11:24 ID:7omKK2Jr0
エロとは無縁そうな名雪でいつも抜いてます。
大好きなキャラだからいつまでも清純でいて欲しいのに
自分で汚してしまっている。
おきろ、名雪さん。
名雪と出会ってから現実の女がどうでもよくなった自分ガイル。
一般人だったけど、友人の薦めで
Kanon>CLANNAD>AIRとkeyゲーやった。
でもやはり名雪が一番だ。
京アニ、ハイクオリティな名雪をありがとう。
954 :
名無しさんだよもん:2007/04/23(月) 23:25:33 ID:2fJkHUSQ0
なゆなゆのうんこ食べたい
名雪の便はスタッフがおいしくいただきました
956 :
名無しさんだよもん:2007/04/25(水) 18:02:36 ID:u/0vU8lX0
. / / , -―――‐- 、 \ ー‐‐ ニ=、
/ // \i \ \
/ / / / ヽ ヽ \ ヽ \
/ / / / / / i | | i i iヽ.ヾ、
. i / へ,_/ ///| ∧ ハ ∧ /i | | ト、|
i // | /[≧<,_ |/ |/_,|.ィ._i イ i i |
. i V| i |/ィ{i::::::}` / / {::::::}ト、| / / /
i | ト、 |/{ i:::: :} {i ::ハ}イ/ / ハ
i 乂 \|. ゝ--' 、 ゝ-ソイ / |' | いとこに恋愛感情持つなんておかしいよ!
| | トヘ ' ' ` r‐:.っ `` ,{イ | i!i 普通、いとこに恋愛感情なんて湧かないよ!
| | i>、 _, ィ{./ /| i |r‐-、 気持ち悪いよ!!
r―‐、_.| r‐ム i ∧{: :f` ーr‐ ': 、:/-/ //:∨ | |
| V:.:.:.:Vヘヽ vヘ::|: : : ::}: : : :/ / //:.:.:.:V ./
| /:.:.:.:.:.:.:Vヘヽ Vヘー -r‐‐イ-/ / /.:.:.:.:.:.:} /
\ |.:.:.:.:.:.:.:.:\ヘ\___Vヘ.: : |: :/-/ ,.--―- 、:.:.:∧/
{⌒ ∧:.:.:.:.:.:.:.:/:: ̄::::::::\ヘ: :|/__//:::::::::::::::::::::\i |⌒ヽ
| | \.:.:_/::::::::::::::::::::::::::ト-X-:/::::::::::::::::::::::::::::| | |
957 :
名無しさんだよもん:2007/04/25(水) 21:07:36 ID:cWFmv9Q30
あゆちゃんには分からないコトなんだよ。
確かに名雪は祐一に告白したけど、それは昔の話しですでに振られている。
それなのに七年もたってから告白するのは、祐一の方なんだよね。
名雪は祐一の相手が誰でも、その恋を応援してくれるし。
これもまた、愛情の一つの形。
>>956 お子様には恋愛なんてわかりません。
7年早いんじゃ。ゴルァ
なんというブラクラ
962 :
名無しさんだよもん:2007/05/01(火) 01:51:35 ID:Wa4CDkVN0
>>960 すごいな。
どんなその後なんだかちっともわからんw
>>966 出品者乙!
と、言いたいとこだがコレはイイ名雪だな (*´д`*)
頬がピンクなのがポイントだが・・・
現時点で3万ねぇ・・・
968 :
祐一:2007/05/05(土) 12:07:57 ID:+CFZIQXB0
名雪の気持ち悪さは異常!!!
969 :
祐一:2007/05/05(土) 12:11:04 ID:+CFZIQXB0
名雪の気持ち悪さは異常なんです!!!
名雪の気持ち良さは異常!!!
971 :
祐一:2007/05/05(土) 14:28:02 ID:+CFZIQXB0
名雪キモイ氏ね!!!!
972 :
祐一:2007/05/05(土) 14:29:44 ID:+CFZIQXB0
名雪キモイ氏ね!!!!
「名雪の柔らかさは異常!」
「どこのこと?」
「どこがいい?」
「おなか以外なら…」
「…」
「…ん?」
「甘いものの食べ過ぎだろ」
「う〜」
少なくとも毛は柔らかくなさそうだ。
硬くなきゃあんな髪型は不可能なはず。
975 :
名無しさんだよもん: