第二回 葉鍵板最萌トーナメント Round13!!

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972 ◆Kizuato1MM
[[LK14-/Pk1edSX-MG]]

 「ゼラス・ゴート!」
 正体不明の呪文を解き放つさーりゃん!
 その瞬間──
 「お行きっ!」
 晴香が力を振るう!
 不可視としか表現できない力は、重い濁流と化してさーりゃんに向かって突き進む!
 ごうっ!
 過疎っぽい葉鍵板を、はげしい住人が叩くような音。
 「まーりゃん先輩!?」
 驚きの声を上げるさーりゃん。
 彼女が力に飲み込まれるその寸前、あたしはさーりゃんの前に向かい合わせに
 立ちふさがり、マントを広げて彼女をガードしたのだ。
 「……けどさーりゃんに動物を操るなんて芸があるとはね……」
 あたしは言った。
 「ふっ……いつか先輩を驚かそうと思ってね……」
 「で、いつ来るの?その支援は?まさか今になって、ただのハッタリだった、
  なんて言わないでよ」
 「ふっ。だいじょうぶよ。……ちょっと距離があるから、もうすこし時間はかかるかも
  しれないけれど……来るわ。必ず」
 「頼んだわよ……で、何なの?さーりゃんの操れる動物って?」
 「くらげ」
 「ンなもんがここまで来るかぁぁぁぁっ!」
 あたしはさーりゃんを最萌スレのただ中にケリ出した。

〜〜〜〜〜〜To Heart2すぺしゃる『<<久寿川ささら>>のゆううつ』より〜〜〜〜〜〜