第二回 葉鍵板最萌トーナメント Round13!!
[[LK14-/Pk1edSX-MG]]
「ゼラス・ゴート!」
正体不明の呪文を解き放つさーりゃん!
その瞬間──
「お行きっ!」
晴香が力を振るう!
不可視としか表現できない力は、重い濁流と化してさーりゃんに向かって突き進む!
ごうっ!
過疎っぽい葉鍵板を、はげしい住人が叩くような音。
「まーりゃん先輩!?」
驚きの声を上げるさーりゃん。
彼女が力に飲み込まれるその寸前、あたしはさーりゃんの前に向かい合わせに
立ちふさがり、マントを広げて彼女をガードしたのだ。
「……けどさーりゃんに動物を操るなんて芸があるとはね……」
あたしは言った。
「ふっ……いつか先輩を驚かそうと思ってね……」
「で、いつ来るの?その支援は?まさか今になって、ただのハッタリだった、
なんて言わないでよ」
「ふっ。だいじょうぶよ。……ちょっと距離があるから、もうすこし時間はかかるかも
しれないけれど……来るわ。必ず」
「頼んだわよ……で、何なの?さーりゃんの操れる動物って?」
「くらげ」
「ンなもんがここまで来るかぁぁぁぁっ!」
あたしはさーりゃんを最萌スレのただ中にケリ出した。
〜〜〜〜〜〜To Heart2すぺしゃる『<<久寿川ささら>>のゆううつ』より〜〜〜〜〜〜