ToHeart2 SS専用スレ 11

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582名無しさんだよもん
「貴明さん、向坂君の言うとおり、
皆一度はその…メードの姿をして……するの?」
「ちょっ、ま、急に何言ってるの!?嘘に決まってるよ!」
突拍子もないことを言われ、同様を隠せない俺。
「でも、まーりゃん先輩も貴明さんが喜んでくれるって…」
「あの二人が言う事は聞いちゃだめ!
それに、ささらもそんな格好したくないでしょ!?」
まーりゃん先輩と雄二の提供した語知恵を排除しなくては…。
「その…わ、私は…貴明さんがして欲しいなら…。
学食のときも、あの格好をすれば貴明さん、私と……してくれるって
まーりゃん先輩が言ったから…」
「ぇ゛……」
マジデすか…。
は…おちつけ、河野貴明!理性を失うな…!
「だから、あんな…その…おっぱいがよく見える服着たのに…
貴明さんなら、触ってもよかったのよ…?」
俺はそこで意識がとんだ。



気付いたら、そこは保健室。
「貴明さん、大丈夫だった?」
涙目で言うささら。
ああ、定番の夢オチか。そうだったのか。そうだよな。
ささらがあんなこと言うはずがない。
「私の…おっぱいのこと考えて倒れちゃうなんて…
貴明さん、そんなに私のおっぱいが好きだったのね…?」
リアルの出来事だったのか!
「ちょっと待った!何でそんな結論に!?」
再び俺は必死に弁解する。
583名無しさんだよもん:2006/01/17(火) 03:28:14 ID:bp0V8r7s0
「私のおっぱい…好きじゃないんだ…」
マ、マズイ…。
「ごめんなさい、ささらのおっぱい大好きです…」
俺は観念したように言う。
「ふふふふ、やはりたかりゃんはさーりゃんのメロンおっぱい大好きっ子
だったんだな!いやらしいやつめ!」
「ま、まーりゃん先輩!?」
突然の乱入者に驚く俺。
そしてとんでもないことを言ってくれた。
「あ、さっきの会話はちゃんと録音してあるから。
学校新聞のトップ記事間違いなしだね」
その言葉を聞いて青ざめる俺。
「そんなことされたら、俺もう学校これなくなります…」
しかしささらはいたって平然として言った。
「貴明さん、大丈夫よ。男の人って、みんなおっぱい好きなんでしょ…?」
「確かにそうかもしれない。だがしかし、それを知られるのは…
人として生きていくうえでは駄目なことなんだああああ」
「ふふふ、人間あるべきままが一番だぞ、たかりゃん」
「ぃゃあああああ!頼みますから本当にやめてくださああああい」
俺があまりにも言うから、ささらが泣きそうな顔になる。
「貴明さん…私のおっぱいが好きって思われるの…迷惑なの…?」
その言葉を聞き、俺はとうとう開き直った。
584名無しさんだよもん:2006/01/17(火) 03:37:54 ID:bp0V8r7s0
「もういいですよ!俺はささらのおっぱい大好きな
おっぱい星人ですよ!」
まーりゃん先輩はニヤリとして言う。
「今のもばっちり録音したぞ〜」
「え゛……」
「じゃぁ、新聞委員会まで届けてくるねー。ばいび〜」
まーりゃん先輩がその日俺達のもとへ戻ってくることはなかった。



翌日、そのことはやはりトップ記事となり、俺がささらのおっぱいが
好きだという恥ずかしい事実は公のものとなり、
以後俺はおっぱい星人と呼ばれるようになってしまった…。
不登校になってもいいですか…orz



「ありがとうございます、まーりゃん先輩」
「ちょっとやりすぎちゃったかな?」
「あれくらいでいいの…」
「ここまでやらなくても、悪い虫はつかないと思うけどね」
「いいの。貴明さんは私のものだから。
「ぉぅぉぅ、物扱いか。しかも所有物。さーりゃんもなかなかやるねぇ」
「―――」
「ぃゃ〜、まさかさーりゃんからが提案したとは思いもよらないだろうね〜
たかりゃんは」
「悪者になってもらっちゃって、ごめんなさい、先輩」
「いいのだいいのだ!あたしはいつでもさーりゃんの味方だぞ!」



【終了】