ToHeart2 SS専用スレ 11

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206河野ささら2○歳
放課後、愛しいささらに会うため生徒会室に直行する貴明
意気揚々と扉を開けるとそこには・・・
イスに縛られたささらと黄色い人と自称永遠の14歳が
「あなたはだんだん眠くな〜る」
「・・ん・・・」
「さ・・・笹森さん?まーりゃん先輩?」
「しっ、たかりゃん静かに」
「・・・ナニやってるのかな?」
「いいからいいから」
「なにがいいからですか!ささらになにするつもりですか!」
「大声出さないの!」
慣れた手つきで手足を縛り猿ぐつわを噛ませてくる
「ふがー!ふがふぐわぁ」
「さっ、今の内に」
「あなたは今から10年後の自分にな〜る」
「ん・・・んぁ・・・」
「ハイッ!」
ぱん!と手をたたいてささらの目を覚ます。そして拘束していた紐を外す
「んん・・・」
「じゃっ、失礼しまーす」
素早く去って行く花梨
同時に貴明の拘束も開放するまーりゃん先輩、そしてささらの目線がハッキリしてくる
207河野ささら2○歳:2006/01/04(水) 01:04:49 ID:9O1Z29Hs0
「あら・・・ここは・・・」
恐る恐る尋ねる貴明
「さ、ささらさん?」
「あら、あなた。なんでこんなところに?」
「あなた??」
思わず困惑する
「ここって私たちの思い出の場所じゃない、しかもあなた学生服で・・・ってあら、私も?」
「あなたって、俺?」
「そう、あなた。愛しの妻の顔を忘れたとでもいうつもり?」
ちょっと拗ねた顔で言ってくるささら
「ええええええええええええぇぇぇぇぇぇ!!!!」
あまりの衝撃の事実に尻餅をついてしまう
「それにしても懐かしいわねここ」
しきりに懐かしがるささらに真っ白になった貴明は尋ねる
「な、なにかあったっけ?」
すると急にささらは顔を赤らめながらモジモジしだして
「だってここ・・・私とあなたが初めて・・・」
「わー!わー!わぁぁぁぁぁぁぁーーー!!!」
貴明は瞬時に理解した
そこで、いままで部屋の隅っこにいたまーりゃん先輩が出張ってくる
「ほっほ〜う、キミはここでさ−りゃんと・・・」
「違います!違うんですって!」
必死に誤魔化そうとする貴明
「そうねぇ、あの時は・・・ムグッ」
「ささらも何言ってんの!」
ささらの口を手で塞ぐ
「む〜む〜、ぷはっ」
程ほどで離してやる
208名無しさんだよもん:2006/01/04(水) 01:05:45 ID:I33gI7d80
あれ?このみが死んだのって貴明のせいなの?
209河野ささら2○歳:2006/01/04(水) 01:06:51 ID:9O1Z29Hs0
「さて、そろそろ仕事の時間だし。この辺でお開きにしますかぁ」
まーりゃん先輩は貴明の頭を後ろから強く押す
「あっ・・・ん」
貴明の唇がささらの唇に押し付けられる、目を見開く両人
これで目が覚めるかと思いきや・・・すぐにささらの目がトロンとしたものになる
「んむっ!ん・・・・んん」
しだいにささらが積極的になってくる、一旦体を離す
「ぷはっ、・・・・さっ、ささら?」
「あなたぁ、ねぇ・・・もっとぉ・・・・」
妙に熱っぽい視線、明らかに様子が変である
210河野ささら2○歳:2006/01/04(水) 01:07:31 ID:9O1Z29Hs0
「ありゃー、目が覚めるかと思ったんだけど精神が大人だから免疫ついてたか」
「のんきに言ってないでなんとかしてください!」
「しかも変なスイッチ入ってるみたいだし」
「先輩!!」
出口にスタスタ歩いていくまーりゃん先輩
「アタシにできる事はただ一つ、この校舎から人気を排除する事だ」
「ちょっ!なに言ってるんですか」
「タカりゃん」
「ハイ」
「Good Luck!」
ビシッと親指を立てて走り去る
「そ、そんな〜」
閉められた出入り口を呆然と見つめる
「あなた・・・」
「さ・・・ささら・・・・」
「なんだか、ここにいたら思い出しちゃって」
「いや、あのまだ夕方ですし、それにここ学校・・・」
「・・・・いじわる」
頬を膨らませて拗ねるように言う
「ねぇ、してくれないの・・・・?」
あまりのかわいいしぐさに今度はこっちが我慢できなくなる
「う、う、う」
「どうしたの?あ・な・た」
「うぉぉぉぉぉぉ!!!」
「キャー♪」


その後、数回したあと無事ささらは元通りになりましたとさ。チャンチャン