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長谷部悠作 ◆xxFBKR1QBE :
とくにこれが効果的に出てしまうのが音楽の利用だと僕は考えている。
もちろん音楽だけじゃなくて、文章だけでもそうなんだけどね。
というのは、ニーチェなんかもワーグナー褒めるためにぶっちゃけてるけど、音楽ってそのまっま「感情」に
直結しちゃう指標作用があるんだよ。これってわかるでしょ?
悲しいバラードとか熱いロックとか、僕らは音楽に関してある種の感情のメタファーをそのまんま感じることができちゃう。
で、さっきの理論と、感情操作をできる音楽が重なると、とんでもないトリックが生まれてしまうんだ。
それは
音楽による感情の操作を甘んじることで、感情が変化するのに気づき、だからこの作品は素晴らしい!
ってことw
これって何か変だよね?
だってこんなことしたらなんだって「素晴らしい!」なんてなるの当たり前ジャン?
でも実際にオタクはそういう風に言ってしまうんだよね。
というのも、彼らが欲しているのは、簡単な記号で描かれた、人生の真実を描き出す「シリアス」なんだから。
シリアスな気分になれば彼らには傑作なんだ。